JPH08143067A - 収容皿および梱包装置 - Google Patents

収容皿および梱包装置

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JPH08143067A
JPH08143067A JP28561594A JP28561594A JPH08143067A JP H08143067 A JPH08143067 A JP H08143067A JP 28561594 A JP28561594 A JP 28561594A JP 28561594 A JP28561594 A JP 28561594A JP H08143067 A JPH08143067 A JP H08143067A
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JP
Japan
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tray
bottom plate
controlled object
storage tray
tubular
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JP28561594A
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Inventor
Mitsuru Akigawa
満 秋川
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AKIKAWA SUISAN KK
TAMATETSUKU KK
Original Assignee
AKIKAWA SUISAN KK
TAMATETSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 たらこ22を底板部12上に重ねず平に載置し梱
包空間23内に収容した収容皿3を、外容器2のケース体
4内に収容する。たらこ22を収容した別の収容皿3を先
にケース体4内に収容した収容皿3上に次々積層し収容
する。積層する収容皿3の第1または第2の内側段部3
1,32および第1または第2の外側段部33,34を、先に
収容した収容皿3の内側脚部17および外側脚部24の上端
部に係合させる。収容皿3の載置面18,25上に別の収容
皿3の底板部12を載置し積層する。 【効果】 たらこ22同士が積層せず損傷を防止できる。
積層した収容皿3の筒部16の内側に手を引っ掛けて外容
器2から取り出して梱包状態を確認するため、梱包内容
の確認作業が容易にできる。内側脚部17および外側脚部
24を別の収容皿3の係合凹部19,26に係合させて積み重
ねるため、積層容積を縮小できる。保冷部材38とたらこ
22とを筒部16にて区画するので結露によるたらこ22の損
傷を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保温物を梱包する収容
皿および梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばたらこなどの被保温物を梱
包する場合には、発泡スチロールなどの外容器の略中央
に袋詰めした氷などを収容し、この氷を囲むようにたら
こを積み重ねて梱包している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、たらこを積み重ねて梱包した場合、最下段に敷
き詰められたたらこが重さにより潰れるおそれがある。
また、氷を詰めた袋が結露し、結露した水滴がたらこに
付着して品質を劣化させるおそれもある。さらに、最下
段のたらこの状態を確認するためには、たらこを外容器
からすべて取り出さなければならず、最下段のたらこの
状態を確認することが困難である問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、被保温物の損傷を防止し、また、被保温物の
梱包状態の確認が容易な収容皿および梱包装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の収容皿
は、略中央に開口を有し上面に被保温物が載置される環
状の底板部と、この底板部の内周縁に前記底板部の一側
に折曲形成され内周側に保温部材が挿入される筒状の筒
部と、前記底板部の外周縁に前記筒部と同方向に折曲形
成され前記筒部とにて梱包空間を形成する筒状の壁部
と、前記壁部および前記筒部に軸方向に沿って前記梱包
空間に向けて壁状に膨出し上端面に載置面を有した脚部
とを具備したものである。
【0006】請求項2記載の収容皿は、請求項1記載の
収容皿において、底板部の下面の周縁に底面より上方に
向けて窪んだ段部を有するものである。
【0007】請求項3記載の収容皿は、請求項1または
2記載の収容皿において、壁部および筒部の梱包空間と
反対側の周面に脚部に対応する位置に軸方向に沿って溝
状に形成された係合凹部を有するものである。
【0008】請求項4記載の梱包装置は、複数枚の請求
項1ないし3いずれか記載の収容皿と、これら収容皿の
上下方向に隣り合う収容皿の脚部の載置面上に前記収容
皿を積層して複数収容する外容器とを具備したものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の収容皿は、被保温物を載置する
環状の底板部の内周縁に内周側に保温部材を挿入する筒
状に形成した筒部、および、底板部の外周縁に筒部と同
方向に筒状に形成され筒部とにて梱包空間を形成する壁
部に、軸方向に沿って梱包空間に向けて壁状に膨出し上
端面に載置面を有した脚部を設け、被保温物を底板部に
一段積みして梱包空間内に収容するため、保温部材と被
保温物とが筒部にて区画されるので保温部材に被保温物
が接触せず被保温物の損傷を防止するとともに、被保温
物を一段積みした収容皿の脚部の載置面上に別の収容皿
を載置しても被保温物に荷重が掛からず被保温物が損傷
することを防止する。
【0010】請求項2記載の収容皿は、請求項1記載の
収容皿において、底板部の下面の周縁に底面より上方に
向けて窪んだ段部を設けたため、被保温物を一段積みし
た収容皿上に別の収容皿を載置して積層する際に、一方
の収容皿の脚部の載置面に他方の段部を載置させること
により、収容皿の積層高さを調整可能で、被保温物を収
容する収容皿の梱包性が向上する。
【0011】請求項3記載の収容皿は、請求項1または
2記載の収容皿において、壁部および筒部の梱包空間と
反対側の周面に脚部に対応する位置に軸方向に沿って溝
状に形成された係合凹部を設けたため、一方の収容皿の
係合凹部に他方の収容皿の脚部を係合させることにより
重ね合わせることが可能となり、かさばらずに搬送効率
が向上する。
【0012】請求項4記載の梱包装置は、請求項1ない
し3いずれか記載の収容皿を別の収容皿の脚部の載置面
上に積層し複数収容する外容器を設けたため、被保温物
を収容した収容皿を外容器内に収容し、被保温物を収容
した別の収容皿を外容器内に収容した収容皿の脚部の載
置面に載置して積層し、積層する収容皿の筒部の内側に
保温部材を挿入して梱包するため、被保温物に荷重が掛
からず被保温物が損傷することを防止するとともに、保
冷部材と被保温物とが筒部にて区画されるために保温部
材の接触による被保温物の損傷を防止する。また、最下
段の被保温物の梱包状態を確認する場合には、筒部の内
周側から積層する収容皿を持ち上げて確認するため、外
容器の底部に位置する被保温物の梱包状態が容易に確認
可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の収容皿および梱包装置の一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0014】図1において、1は梱包装置本体で、この
梱包装置本体1は、箱状の外容器2とこの外容器2内に
複数積層されて収容される収容皿3,3とからなり、外
容器2は、発泡スチロールなどの断熱部材にて上面を開
口する有底円筒状に形成されたケース体4と、上面の開
口を閉塞する蓋体5とから構成されている。
【0015】そして、ケース体4には、上面の開口縁近
傍の内周面に、内側に向けて周方向に沿って突出するリ
ブ部6が設けられている。
【0016】また、蓋体5には、下面に下方に向けて円
周方向に沿って壁状に突出する嵌合リブ部7が設けら
れ、この嵌合リブ部7の外周側にはケース体4のリブ部
6が係脱自在に係合する溝状の嵌合溝部8が設けられて
いる。
【0017】なお、外容器2は、コストおよび搬送性な
どを考慮して内径は一定で、内側高さ寸法が数通りに限
定されて形成されている。
【0018】一方、収容皿3は、図1ないし図3に示す
ように、無色透明の合成樹脂にて、略中央に略円形の通
孔11を設けた環状の底板部12を設けている。
【0019】そして、底板部12には、上方に向けて壁状
に突出する補強リブ部13が放射状に複数膨出形成されて
いる。また、底板部12の外周縁近傍には、略円形のドレ
ン孔14が穿設されている。そして、この底板部12の内周
縁には、補強リブ部13が膨出する方向に円筒状の筒部16
が形成されている。なお、この筒部16は、収容皿3の成
形の際の脱型のために若干内周方向に傾斜して抜きテー
パが形成されている。
【0020】また、筒部16には、外周方向に向けて凸状
で筒部16の軸方向に沿って壁状に膨出形成された脚部と
しての内側脚部17が、筒部16の外周を略三等分する位置
に3か所形成されている。そして、この内側脚部17の上
端には、筒部16の上端縁に連続した平面状の載置面18が
形成されている。また、この内側脚部17の筒部16の内周
側である内面側には、図5に示すように、別の収容皿3
の内側脚部17が係合するように凹状に係合凹部19が形成
されている。
【0021】さらに、底板部12の外周縁には、筒部16が
形成された側である上方に向けて円筒状の壁部21が形成
され、この壁部21と筒部16との間に被保温物としてのた
らこ22を収容する梱包空間23を形成している。なお、こ
の壁部21も、収容皿3の成形の際の脱型のために若干外
周方向に傾斜して抜きテーパが形成されている。
【0022】また、壁部21には、筒部16に設けられた内
側脚部17と同形状に内周方向に向けて凸状で壁部21の軸
方向に沿って壁状に膨出形成された脚部としての外側脚
部24が、壁部21の内周を略六等分する位置に6か所形成
されている。さらに、この外側脚部24の上端には、壁部
21の上端縁に連続した平面状の載置面25が形成されてい
る。また、この外側脚部24の壁部21の外周側である内面
側には、別の収容皿3の外側脚部24が係合するように凹
状に係合凹部26が形成されている。さらに、1つおきの
外側脚部24の載置面25には、上方に向けて膨出する膨出
突部27が形成されている。
【0023】そして、底板部12には、筒部16の内側脚部
17の一側に位置して補強リブ部13が膨出する方向の上方
に膨出し底面側が凹状に形成され、図4に示すように、
別の収容皿3の内側脚部17の上端が係合する段部として
の第1の内側段部31が形成されている。さらに、底板部
12には、内側脚部17の他側に位置して上方に膨出し底面
側が凹状に形成され、別の収容皿3の内側脚部17の上端
が係合する段部としての第2の内側段部32が形成されて
いる。
【0024】また、底板部12の壁部21の基端には、第1
の内側段部31および第2の内側段部32と同形状で、図4
に示すように、別の収容皿3の外側脚部24の上端が係合
する段部としての第1の外側段部33および第2の外側段
部34が形成されている。そして、第1の外側段部33は、
収容皿3の中心から第1の内側段部31と内側脚部17との
なす角と略同角度となるように、外側脚部24の一側に位
置して上方に向けて膨出されて底面側が凹状に形成され
ている。さらに、第2の外側段部34も同様に、収容皿3
の中心から第2の内側段部32と内側脚部17とのなす角と
略同角度となるように、外側脚部24の他側に位置して上
方に向けて膨出されて底面側が凹状に形成されている。
【0025】なお、第2の内側段部32および第2の外側
段部34は、第1の内側段部31および第1の外側段部33の
段寸法より浅い寸法に形成されている。さらに、収容皿
3は、別の収容皿3の内側脚部17および外側脚部24を適
宜選択して第1の内側段部31、第1の外側段部33、第2
の内側段部32および第2の外側段部34に係合させた際
に、所定の形状の外容器2内にほぼ隙間なく収容される
ように形成されている。
【0026】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0027】例えば被保温物としてたらこ22を梱包する
場合、まず収容皿3の梱包空間23内に、たらこ22を底板
部12上に補強リブ部13の長手方向に沿って放射状に重な
らないように平に載置して収容する。
【0028】そして、たらこ22を収容した収容皿3を外
容器2のケース体4内に収容する。さらに、図4に示す
ように、別のたらこ22を収容した収容皿3を先にケース
体4内に収容した収容皿3上に次々に積層して収容す
る。
【0029】なお、この収容皿3,3の積層は、外容器
2の形状および梱包するたらこ22の総重量が例えば1kg
となるようにたらこ22の大きさに合わせて所定段数積層
する。
【0030】すなわち、例えば3段積みにより梱包する
たらこ22の総重量が略1kgとなる場合には、小さめの外
容器2を用いてたらこ22を収容した収容皿3をケース体
4内に収容する。そして、たらこ22を収容した別の収容
皿3の第1の内側段部31および第1の外側段部33に、先
にケース体4内に収容した収容皿3の内側脚部17および
外側脚部24の上端部を係合させ、収容皿3の載置面18,
25上に別の収容皿3の底板部12を載置し積層する。この
ようにして、さらに別の収容皿3を積層する。
【0031】そして、所定段数積層し、梱包するたらこ
22の総重量が略1kgとなった場合には、各積層する収容
皿3,3の筒部16,16の内周側に保温部材、例えばあら
かじめ袋内に氷が収容された保冷部材38を挿入し、蓋体
5をケース体4に取り付けて外容器2内に梱包する。
【0032】また、例えば5段積みの場合には、大きめ
の外容器2を用いてたらこ22を収容した収容皿3をケー
ス体4内に収容する。そして、たらこ22を収容した別の
収容皿3の第2の内側段部32および第2の外側段部34
に、先にケース体4内に収容した収容皿3の内側脚部17
および外側脚部24の上端部を係合させ、収容皿3の載置
面18,25上に別の収容皿3の底板部12を載置し積層す
る。このようにして、さらに別の3つ目、4つ目および
5つ目の収容皿3,3を積層し、保冷部材38を筒部16,
16の内周側に挿入し、蓋体5をケース体4に取り付けて
梱包する。
【0033】さらに、例えば4段積みとなる場合には、
小さめの外容器2を用いる際には、別のたらこ22を収容
した収容皿3の第2の内側段部32および第2の外側段部
34を、先にケース体4内に収容した収容皿3の内側脚部
17および外側脚部24の上端部を係合させ、収容皿3の載
置面18,25上に別の収容皿3の底板部12を載置し積層す
る。また、大きめの外容器2を用いる場合には、たらこ
22を収容した別の収容皿3の第1の内側段部31および第
1の外側段部33を、先にケース体4内に収容した収容皿
3の内側脚部17および外側脚部24の上端部を係合させ、
収容皿3の載置面18,25上に別の収容皿3の底板部12を
載置し積層する。
【0034】このように、たらこ22同士が積層されるこ
とがなく、下層のたらこ22が潰れるなどの損傷を防止で
きる。
【0035】また、外容器2の所定の形状に合わせて収
容皿3,3の積層方法を適宜選択して積層収容したらこ
を梱包するため、複数の形状の収容皿3を形成する必要
がなく、コストを低減できる。
【0036】そして、出荷前にたらこ22の梱包状態や品
質を確認する際には、積層した収容皿3,3の筒部16,
16の内側に手を引っ掛けて外容器2から取り出す。そし
て、確認後は、再び収容皿3を梱包動作と同様に外容器
2内に積層収容する。このため、下段に積層された収容
皿3に収容したたらこ22を容易に確認でき、梱包内容の
確認作業が容易でたらこ22を損傷することなく短時間に
できる。
【0037】また、梱包した後にたらこ22から染み出し
た水分やエキス分などの液体は、収容皿3のドレン孔14
を介して収容皿3から排出され、外容器2内の底部に溜
まる。一方、保冷部材38の表面に結露した水滴は、保冷
部材38の表面を伝って外容器2内の底部に溜まる。そし
て、たらこ22は収容皿3の壁部21および筒部16にて形成
された梱包空間23に収容されているため、外容器2の底
部に溜まった液体に浸ることがなく、また、筒部16にて
たらこ22が保冷部材38に直接接触することがなく、たら
こ22の変質などの損傷を防止できる。
【0038】一方、外側脚部24の載置面25に膨出突部27
を設けたため、搬送中に振動などが掛かり、収容皿3,
3に相対して回転する力が働いた場合、膨出突部27が第
1の外側段部33または第2の外側段部34の縁に引っ掛か
り、外側脚部24が第1の外側段部33または第2の外側段
部34から外れることを防止でき、確実に梱包できる。
【0039】また、たらこ22の梱包前の使用前や出荷後
に収容皿3を回収する場合などには、図5に示すよう
に、内側脚部17および外側脚部24を係合凹部19,26にそ
れぞれ係合させて積み重ねるため、積層容積が縮小し、
保管空間を効率よく使用でき、搬送効率も向上できる。
【0040】なお、上記実施例において、収容皿3を無
色透明の合成樹脂にて形成して説明したが、金属やガラ
ス、パルプ製などいずれのものでもできる。
【0041】次に、本発明の収容皿および梱包装置の他
の実施例の構成を図6ないし図10を参照して説明す
る。
【0042】図6および図10に示す実施例の梱包装置
本体40は、図1ないし図5に示す実施例の円形の収容皿
3を角型に形成したものである。
【0043】すなわち、図6ないし図10に示す収容皿
41は、無色透明の合成樹脂にて、略中央に正方形状の通
孔42を設けた正方形の環状の底板部43の内周縁に角筒状
の筒部44を設け、外周縁に角筒状の壁部45を設けて角型
に形成されている。
【0044】また、筒部44には、外周方向に向けて凸状
で筒部44の軸方向に沿って壁状に膨出形成された脚部と
しての内側脚部47が各面に形成されている。なお、内側
脚部47は、一対の面の略中央から若干一側に偏位した位
置にそれぞれ膨出形成され、他の一対の面の略中央から
若干他側に偏位した位置にそれぞれ膨出形成されてい
る。そして、これら内側脚部47の上端には、筒部44の上
端縁に連続した平面状の載置面48が形成されている。ま
た、内側脚部47の筒部44の内周側である内面側には、図
10に示すように、別の収容皿41の内側脚部47が係合す
るように凹状に係合凹部49が形成されている。
【0045】さらに、壁部45には、内側脚部47と同形状
に内周方向に向けて凸状で壁部の軸方向に沿って壁状に
膨出形成された脚部としての外側脚部51が形成されてい
る。そして、外側脚部51は、一部が壁部45の角部分で、
一対の面の対向方向に4か所膨出形成されているととも
に、その他は一対の面の略中央から若干一側に偏位した
位置にそれぞれ膨出形成され、他の一対の面の略中央か
ら若干他側に偏位した位置にそれぞれ膨出形成されてい
る。さらに、これら外側脚部51の上端には、壁部45の上
端縁に連続した平面状の載置面52が形成されている。ま
た、外側脚部51の壁部45の外周側である内面側には、別
の収容皿3の外側脚部51が係合するように凹状に係合凹
部53が形成されている。
【0046】そして、底板部43には、筒部44の内側脚部
47の係合凹部49に連続して補強リブ部13が膨出する方向
の上方に膨出し底面側が凹状に形成され、別の収容皿41
の内側脚部47の上端が係合する段部としての内側段部55
が複数形成されている。なお、この内側段部55は、筒部
44の各面の中央から内側脚部47が偏位した方向と反対側
に位置して膨出形成されている。
【0047】また、底板部43の壁部45の基端には、別の
収容皿41の外側脚部51の上端が係合する段部としての外
側段部56が複数形成されている。そして、外側段部56
は、一部が各面の中間に設けられた外側脚部51の係合凹
部53に連続し、壁部45の各面の中央から外側脚部51が偏
位した方向と反対側に位置して膨出形成され、その他
は、壁部の角部分に設けられた外側脚部51の係合凹部53
に連続し、これら外側脚部51の対向方向側に膨出形成さ
れている。なお、この外側段部56は、外側脚部51の載置
面52の長手方向の寸法と壁部45から外側段部56の内面ま
での距離と略同寸法で、別の梱包装置本体の外側脚部51
の上端の一部が係合するように、外側脚部51の対向方向
側への膨出形成されている。
【0048】そして、収容皿41は、図10に示すよう
に、一方の収容皿41の内側脚部47および外側脚部51が他
方の収容皿41の係合凹部49,53にそれぞれ係合して積み
重ね可能に形成されている。さらに、相対して90度回
転させた場合には、図9に示すように、一方の収容皿41
の内側段部55および外側段部56に、他方の収容皿41の内
側脚部47および外側脚部51の上端部が係合して、他方の
収容皿41の載置面48,52上に一方の収容皿41の底板部43
を載置し積層するように形成され、角型の外容器58内に
収容可能に形成されている。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の収容皿によれば、保温部
材と被保温物とが筒部にて区画されるので保温部材によ
る被保温物の損傷を防止できるとともに、収容皿の脚部
の載置面上に別の収容皿を載置しても被保温物に荷重が
掛からず被保温物の損傷を防止できる。
【0050】請求項2記載の収容皿によれば、請求項1
記載の収容皿に加え、段部を設けたため、収容皿上に別
の収容皿を載置して積層する際に、一方の収容皿の脚部
の載置面に他方の段部を載置させることにより、収容皿
の積層高さを調整でき、被保温物を収容する収容皿の梱
包性を向上できる。
【0051】請求項3記載の収容皿によれば、請求項1
または2記載の収容皿に加え、係合凹部を設けたため、
一方の収容皿の係合凹部に他方の収容皿の脚部を係合さ
せることにより重ね合わせでき、かさばらずに搬送効率
を向上できる。
【0052】請求項4記載の梱包装置によれば、請求項
1ないし3いずれか記載の収容皿を別の収容皿の脚部の
載置面上に積層し複数収容する外容器を設け、積層する
収容皿の筒部の内側に保温部材を挿入して梱包するた
め、被保温物に荷重が掛からず、保温部材と被保温物と
を筒部にて区画できるので保温部材による被保温物の損
傷を防止できるとともに、最下段の被保温物の梱包状態
を確認する場合には、筒部の内周側から積層する収容皿
を持ち上げて確認できるため、外容器の底部に位置する
被保温物の梱包状態を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収容皿および梱包装置の一実施例の梱
包状況を示す一部を切り欠いた分解斜視図である。
【図2】同上梱包装置本体の平面図である。
【図3】同上図2のA−A断面図である。
【図4】同上梱包状況を示す部分断面図である。
【図5】同上積み重ね状況を示す部分断面図である。
【図6】本発明の収容皿および梱包装置の他の実施例の
梱包状況を示す一部を切り欠いた分解斜視図である。
【図7】同上梱包装置本体の平面図である。
【図8】同上図7のB−B断面図である。
【図9】同上梱包状況を示す部分断面図である。
【図10】同上積み重ね状況を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,40 梱包装置本体 2,58 外容器 3,41 収容皿 12,43 底板部 16,44 筒部 17,47 脚部としての内側脚部 18,25,48,52 載置面 19,26,49,53 係合凹部 21,45 壁部 22 被保温物としてのたらこ 23 梱包空間 24,51 脚部としての外側脚部 31 段部としての第1の内側段部 32 段部としての第2の内側段部 33 段部としての第1の外側段部 34 段部としての第2の外側段部 38 保温部材としての保冷部材 55 段部としての内側段部 56 段部としての外側段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央に開口を有し上面に被保温物が載
    置される環状の底板部と、 この底板部の内周縁に前記底板部の一側に折曲形成され
    内周側に保温部材が挿入される筒状の筒部と、 前記底板部の外周縁に前記筒部と同方向に折曲形成され
    前記筒部とにて梱包空間を形成する筒状の壁部と、 前記壁部および前記筒部に軸方向に沿って前記梱包空間
    に向けて壁状に膨出し上端面に載置面を有した脚部とを
    具備したことを特徴とする収容皿。
  2. 【請求項2】 底板部の下面の周縁に底面より上方に向
    けて窪んだ段部を有することを特徴とした請求項1記載
    の収容皿。
  3. 【請求項3】 壁部および筒部の梱包空間と反対側の周
    面に脚部に対応する位置に軸方向に沿って溝状に形成さ
    れた係合凹部を有することを特徴とした請求項1または
    2記載の収容皿。
  4. 【請求項4】 複数枚の請求項1ないし3いずれか記載
    の収容皿と、 これら収容皿の上下方向に隣り合う収容皿の脚部の載置
    面上に前記収容皿を積層して複数収容する外容器とを具
    備したことを特徴とする梱包装置。
JP28561594A 1994-11-18 1994-11-18 収容皿および梱包装置 Pending JPH08143067A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9950835B2 (en) 2004-07-20 2018-04-24 Foodcap International Limited Product distribution methods and apparatus

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