JPH08143057A - 密封袋におけるチャック端部のシ−ル構造 - Google Patents

密封袋におけるチャック端部のシ−ル構造

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JPH08143057A
JPH08143057A JP31263094A JP31263094A JPH08143057A JP H08143057 A JPH08143057 A JP H08143057A JP 31263094 A JP31263094 A JP 31263094A JP 31263094 A JP31263094 A JP 31263094A JP H08143057 A JPH08143057 A JP H08143057A
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JP
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fastener
bag
chuck
welded
pair
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JP31263094A
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Akio Yokoi
明男 横井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封袋のチャック端部から袋体内へのエアの
侵入を無くす。 【構成】 密封袋Fの両溶着部8には、両ファスナテ−
プ4のファスナベ−ス5の端部が1対のファスナ突条間
に注入された接着剤7を挟んで接合され、2対のファス
ナ突条の端部が不完全に押し潰されて溶着した両不完全
溶融部9の内側の空隙10内に接着剤7が充填されてなる
シ−ル部12をそれぞれ形成してチャック3の端部から袋
体1内へのエアの侵入をシ−ル部12によって阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はふとん等の収容物が気
密状態で封入されるプラスチック製の密封袋において、
袋体の開口部を開放および密閉するチャック端部のシ−
ル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】袋体とチャックとからなるふとん袋等の
プラスチック製の密封袋はテ−プ挿入製袋機によって製
造され、2枚の方形状のフィルムの3つの端縁を熱溶着
し、袋体の両開口縁とチャックの両ファスナテ−プとを
それぞれ熱溶着し、両ファスナテ−プの両端部をそれぞ
れ袋体とともに熱溶着して作製される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の密封袋ではチャ
ックの両ファスナテ−プの両端部を両ファスナテ−プの
2対のファスナ突条の各端部を押し潰した状態で熱溶着
するので、ファスナ突条が充分に押し潰されない場合に
は図6に示すように、チャック50の両ファスナテ−プ51
の2対のファスナ突条の溶着部52の両側にそれぞれ空隙
53が生じ、チャック50の端部に袋体54外から袋体54内へ
のエア洩れ流路が形出されてエアが袋体54内に侵入し、
袋体54内のエア圧が外気圧となって袋体54が膨れ上がる
問題点がある。本発明は上記問題点を解消して密封袋の
チャック端部のシ−ル性を高めることを課題とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、収容
物が出し入れされる開口部を有する袋体の両開口縁に
は、テ−プ状のファスナベ−スと、1対のファスナ突条
とをそれぞれ有し、両端部が前記袋体とともに熱溶着さ
れた1対のファスナテ−プからなるチャックが連接され
たプラスチック製の密封袋において、前記袋体の開口部
側の両隅部と前記チャックの端部とが熱溶着した1対の
溶着部には前記両ファスナテ−プの端部が両ファスナテ
−プ間に注入された接着剤を挟んで接合されたシ−ル部
をそれぞれ形成した構成を有する。
【0005】請求項2の発明は、前記両溶着部の一部に
は、両ファスナテ−プのファスナベ−スの端部の幅方向
中央部付近が1対のファスナ突条間に注入された接着剤
を挟んで接合され、かつ、2対のファスナ突条の端部が
不完全に押し潰されて溶着した両不完全溶融部の内側に
それぞれ形出された両空隙内に接着剤がそれぞれ充填さ
れてなるシ−ル部を形成した構成を有する。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、チャックの両ファスナテ
−プの端部の一部が両ファスナテ−プ間に注入された接
着剤を挟んで熱溶着されたシ−ル部が両溶着部にそれぞ
れ形成され、チャックの端部の一部が熱溶着と接着剤と
によってシ−ルされ、チャックの端部から袋体内へのエ
アの侵入がシ−ル部によって阻止される。
【0007】請求項2の発明では、チャックの両端部の
熱溶着時に、2対のファスナ突条の端部が不完全に押し
潰されて溶着した不完全溶融部が形出されても、その内
側にそれぞれ形出された空隙が両ファスナ突条間に注入
されて前記空隙内に充填された接着剤によってそれぞれ
閉塞され、チャックの端部に形出されるエア洩れ流路が
シ−ル部によって遮断される。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、密封袋のチャックの
両端部を接着剤を挟んで接合されたシ−ル部でそれぞれ
密閉してチャック端部から袋体内へのエアの侵入を的確
に阻止することができ、圧縮状態の密封袋がエアの侵入
によって膨れ上がる不具合を解消することができる。
【0009】請求項2によれば、2対のファスナ突条が
不完全に押し潰されて不完全溶融部が形出された状態で
両ファスナテ−プの端部が熱溶着されていても、不完全
溶融部の内側の空隙を接着剤によって的確に閉塞して袋
体外から袋体内へのエア洩れ流路をその中間部で遮断す
ることができ、チャックの端部の気密性を確保してチャ
ックの端部から袋体内へのエアの侵入を無くすことがで
きる。
【0010】
【実施例】次に、本発明がふとん用の密封袋について具
体化された1実施例を図面にしたがって説明する。ふと
んが内部に圧縮状態で封入されるプラスチック製の密封
袋Fはふとんが出し入れされる開口部1aが一端に開口さ
れた袋体1と、分離および結合して袋体1の開口部1aを
開放および密閉する1対のファスナテ−プ4を有するチ
ャック3とによって形成されている。
【0011】袋体1は低密度のポリエチレンフィルムと
ナイロンフィルムとをラミネ−トした2枚の方形状のラ
ミネ−トフィルム2,2を、ポリエチレンフィルムを内
層にし、ナイロンフィルムをそれぞれ外層にして重ね合
わせた状態で、この両ラミネ−トフィルム2の3つの端
縁を熱溶着して形成され、袋体1には3つの溶着縁1bが
形成されている。
【0012】チャック3の両ファスナテ−プ4は袋体1
と同様なラミネ−ト構造を有するテ−プ状のファスナベ
−ス5と、このファスナベ−ス5の内側面に長手方向に
沿って平行に凸設された1対の雌雄形状のファスナ突条
6とによってそれぞれ形成され、一方のファスナテ−プ
4の雄形状のファスナ突条6と他方のファスナテ−プ4
の雌形状のファスナ突条6とが互いに嵌め合わされて分
離可能に結合される。
【0013】チャック3の両ファスナテ−プ4はファス
ナベ−ス5の外側縁が袋体1の両ラミネ−トフィルム2
の開口縁2aにそれぞれ熱溶着した状態でそれぞれ袋体1
に連接されている。
【0014】密封袋Fの一方側の両隅部には袋体1の開
口部1a側の隅部とチャック3の端部とがブロンソンによ
って加熱加圧されて一体状に熱溶着した溶着部8がそれ
ぞれ形成されている。
【0015】両溶着部8において、チャック3の両端部
は接着剤7が下側ファスナテ−プ4の両ファスナ突条6
間で両ファスナテ−プ4間に注入された状態で加熱加圧
されて袋体1に熱溶着されている。
【0016】両溶着部8の外端付近では互に嵌め合わさ
れた2対のファスナ突条6がそれぞれ押し潰されて消滅
した状態で両ファスナテ−プ4が熱溶着されている。
【0017】両溶着部8の外端付近の内方の部位では2
対のファスナ突条6が不完全に押し潰されて溶着した1
対の不完全溶融部9が形成された状態で両ファスナテ−
プ4の両端部が熱溶着されている。
【0018】両不完全溶融部9の両側にはそれぞれ微細
な空隙10が形成され、この2対の空隙10のうち両不完全
溶融部9の内側の両空隙10内にはそれぞれ接着剤7が流
れ込んで充填され、両溶着部8の一部には両ファスナテ
−プ4のファスナベ−ス5端部の幅方向中央部付近が接
着剤7を挟んで接合されかつ内側の空隙10内に接着剤7
が充填されてなる1対のシ−ル部12がそれぞれ形成され
ている。
【0019】接着剤7としてはファスナベ−ス5の内層
を構成する低密度のポリエチレンの材質に近い材質の接
着剤が適用される。
【0020】続いて、上記した構成を有する実施例の作
用と効果を説明する。本例ではふとんが出し入れされる
開口部1aを有する袋体1の両開口縁2aには、テ−プ状の
ファスナベ−ス5と、1対のファスナ突条6とをそれぞ
れ有し、両端部が袋体1とともに熱溶着された1対のフ
ァスナテ−プ4からなるチャック3が連接されたプラス
チック製の密封袋Fにおいて、袋体1の開口部1a側の両
隅部とチャック3の端部とが熱溶着した1対の溶着部8
の一部には両ファスナテ−プ4のファスナベ−ス5の端
部の幅方向中央部付近が1対のファスナ突条6間に注入
された接着剤を挟んで接合され、かつ、2対のファスナ
突条6の端部が不完全に押し潰されて溶着した両不完全
溶融部9の内側にそれぞれ形出された両空隙10内に接着
剤7がそれぞれ充填されてなるシ−ル部12をそれぞれ形
成してある。
【0021】このため、密封袋Fのチャック3の両端部
を接着剤7を挟んで接合されたシ−ル部12でそれぞれ密
閉してチャック3端部から袋体F内へのエアの侵入を的
確に阻止することができ、圧縮状態の密封袋Fがエアの
侵入によって膨れ上がる不具合を解消することができ
る。
【0022】とくに、2対のファスナ突条6が不完全に
押し潰されて不完全溶融部9が形出された状態で両ファ
スナテ−プ4の端部が熱溶着されていても、不完全溶融
部9の内側の空隙10を接着剤7によって的確に閉塞して
袋体1外から袋体1内へのエア洩れ流路をその中間部で
遮断することができ、チャック3の端部の気密性を確保
してチャック3の端部から袋体1内へのエアの侵入を無
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す密封袋の平面図であ
る。
【図2】チャックの一部破断拡大平面図である。
【図3】図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図4】図1のX2−X2線拡大断面図である。
【図5】図4のX3−X3線断面図である。
【図6】従来の密封袋のチャック端部の溶着部の拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 袋体 1a 開口部 3 チャック 4 ファスナテ−プ 5 ファスナベ−ス 6 ファスナ突条 7 接着剤 8 溶着部 9 不完全溶融部 10 空隙 12 シ−ル部 F 密封袋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容物が出し入れされる開口部を有する
    袋体の両開口縁には、テ−プ状のファスナベ−スと、1
    対のファスナ突条とをそれぞれ有し、両端部が前記袋体
    とともに熱溶着された1対のファスナテ−プからなるチ
    ャックが連接されたプラスチック製の密封袋において、
    前記袋体の開口部側の両隅部と前記チャックの端部とが
    熱溶着した1対の溶着部には前記両ファスナテ−プの端
    部が両ファスナテ−プ間に注入された接着剤を挟んで接
    合されたシ−ル部をそれぞれ形成したことを特徴とする
    チャック端部のシ−ル構造。
  2. 【請求項2】 前記両溶着部の一部には、両ファスナテ
    −プのファスナベ−スの端部の幅方向中央部付近が1対
    のファスナ突条間に注入された接着剤を挟んで接合さ
    れ、かつ、2対のファスナ突条の端部が不完全に押し潰
    されて溶着した両不完全溶融部の内側にそれぞれ形出さ
    れた両空隙内に接着剤がそれぞれ充填されてなるシ−ル
    部をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1記載の
    密封袋におけるチャック端部のシ−ル構造。
JP31263094A 1994-11-21 1994-11-21 密封袋におけるチャック端部のシ−ル構造 Pending JPH08143057A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115092523A (zh) * 2022-05-17 2022-09-23 立兆股份有限公司 带有封端组件的夹链条与夹链袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115092523A (zh) * 2022-05-17 2022-09-23 立兆股份有限公司 带有封端组件的夹链条与夹链袋
CN115092523B (zh) * 2022-05-17 2023-08-15 立兆股份有限公司 带有封端组件的夹链条与夹链袋

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