JPH08142861A - 輸送方法及び輸送設備 - Google Patents

輸送方法及び輸送設備

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JPH08142861A
JPH08142861A JP29166694A JP29166694A JPH08142861A JP H08142861 A JPH08142861 A JP H08142861A JP 29166694 A JP29166694 A JP 29166694A JP 29166694 A JP29166694 A JP 29166694A JP H08142861 A JPH08142861 A JP H08142861A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旅客等を効率的かつ安全に輸送できるうえ
に、観光地等の地域における交通渋滞や環境汚染を未然
に防止できる輸送方法及び輸送設備を提供する。 【構成】 JR等の一般鉄道5により第1の輸送系を構
成し、第1の輸送系を走行する台車43上にモノレール
9等の第2の輸送系を走行する車両A1,Aを積載して
例えば観光地の駅まで輸送した後、台車43上に積載し
た車両A1,Aを台車43上から第2の輸送系にそのま
ま転車し、キャンプ場、旅館、スキー場等の最終目的地
まで輸送する輸送方法及び輸送設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旅客や貨物をJR等の
一般の鉄道を利用して目的地の近傍まで輸送し、次に一
般の鉄道とは異なった規格のレール、即ち線路を利用し
てキャンプ場や旅館等の最終目的地まで乗り換え無しに
効率的かつ安全に輸送する輸送方法及び輸送設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道を利用して旅行する場合は、
最寄りの駅から目的地向けの鉄道に乗車し、目的地の駅
で下りてからバス、タクシーを利用するか或いは徒歩で
旅館等に向かっていた。旅行が短期滞在で荷物が少ない
場合は身軽に移動できるが、旅行目的がスキーであった
り、年配者や子供連れの観光旅行の場合は荷物が多く、
また旅行シーズンに集中する傾向があるので混雑がひど
く、帰宅時には疲れ果ててしまうのが実情である。ま
た、近年は自動車旅行が一般的になっているが、スキー
場や観光地での駐車場難、冬季においてはスリップ事故
の多発、チェーンの脱着など面倒なことが多く、また排
気ガスによる環境破壊も問題になっている。特にオート
キャンプ場のように自然環境の中に自動車を乗り入れる
ことが多いと、排気ガスによる自然への悪影響が大き
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、旅行客を受け入
れる側であるスキー場を例に述べると、鉄道利用者につ
いてはガイドや送迎バス等が必要であり、多数のマイカ
ー客については駐車場を設ける必要がある。しかし、ス
キー客は冬季間に集中する客であり、言わば一時的に集
中する客に対し広大な駐車場等の設備投資を行い、夏期
に遊休設備としておくことはできない。そこで観光地で
は、通年で観光客を誘致する対策を採るようになってい
る。
【0004】このような観光開発が行われたとしても、
従来の輸送体系を利用するのであれば、観光客及び観光
地のいずれについても従来同様の問題点が発生する。特
にマイカー客が増えた場合、地域の交通量が増大して交
通渋滞になり、地域住民の生活にも悪影響が生じるし、
環境破壊の問題が増大する。また、各旅館やゲレンデの
近くに駐車場を増設するのが困難であることから、これ
らから離れた場所に駐車場を設けることが考えられる
が、遠方の駐車場から旅館やゲレンデに徒歩で向かうよ
うな輸送体系では非常に不便であり、観光客の不評を買
ってしまう。しかし、前記問題を一挙に解消する輸送方
法は開発されておらず、新規な輸送方法及び輸送設備の
開発が望まれていた。本発明の目的は、旅客等を効率的
かつ安全に輸送できるうえに、観光地等の地域における
交通渋滞や環境汚染を未然に防止できる輸送方法及び輸
送設備を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に関する前記目的
は、下記(1)(2)に記載する輸送方法及び該輸送方
法を実施する輸送設備により達成することができる。 (1)第1の線路上を走行する台車上に、前記第1の線
路とは異なった規格の第2の線路上を走行する車両を積
載して輸送した後、前記車両を第2の線路上に転車して
目的地まで輸送することを特徴とする輸送方法。 (2)第1の駅から所望駅まで台車を走行させる第1の
輸送系と、前記台車上に載せて輸送した車両を前記第1
の輸送系の線路規格とは異なった線路規格の第2の線路
上を最終目的地まで輸送する第2の輸送系とを連接した
ことを特徴とする輸送設備。
【0006】
【作用】本発明に係る輸送方法及び輸送設備によれば、
例えばJR等の一般鉄道により第1の輸送系を構成し、
この第1の輸送系を走行する台車上にモノレール式等の
第2の輸送系を走行する車両を積載して所望駅、例えば
観光地の駅まで輸送する。前記台車上に前記第1の輸送
系を構成する線路とは異なった規格の線路、例えばモノ
レール等の第2の輸送系を構成する線路が設けられ、こ
の線路上を走行するようにして車両が積載されている。
そして、所望駅である観光地の駅等まで車両を輸送した
後、台車上の線路と第2の輸送系を構成する線路とを連
接し、前記台車上に積載した車両を前記台車上から前記
第2の輸送系にそのまま転車し、キャンプ場、旅館、ス
キー場等の最終目的地まで輸送するものである。従っ
て、車両内に乗っている旅客は、所望駅において第2の
輸送系を走行する車両に乗り換える必要はなく、そのま
ま最終目的地であるキャンプ場、旅館、スキー場まで輸
送されるので、安全かつ効率的に旅客輸送が行われる。
また、マイカーによる観光地への乗り入れを削減するこ
とができ、交通渋滞や環境破壊を防止することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図14を参照して本発明を適用
した輸送方法及び輸送設備の一実施例を説明する。な
お、図1は輸送方法及び輸送設備の一体系を示す体系
図、図2は他の輸送体系図であり、図3以下の各図は輸
送設備の構成例を示すものである。実施例の説明にあた
っては、先ず輸送体系と輸送方法について説明し、次に
輸送設備について説明する。輸送体系1は、JR等の鉄
道駅3や一般の規格で作られた線路5、更に或る観光圏
に作られたターミナルステーション7や前記線路5とは
異なった規格、例えばモノレールで作られた線路9等に
より構成されている。鉄道駅3としては東京駅や上野
駅、或いは新宿駅等のいずれであってもよく、関西の例
えば大阪駅であってもよい。また、ターミナルステーシ
ョン7は、或る観光地の近傍や温泉郷の近傍等に設けら
れる。なお、鉄道駅3からターミナルステーション7に
至る輸送系が本発明でいう第1の輸送系に相当し、ター
ミナルステーション7から目的地までの経路が第2の輸
送系に相当する。
【0008】図1に示す輸送体系1にあっては、ターミ
ナルステーション7から例えばスキーロッジ11、温泉
宿13、登山用の山小屋15、主として夏期に使用され
るテニスコート場17、湖畔に設けたリゾート村19等
に向けて線路9が敷設されている。なお、テニスコート
場17の近傍において線路9が多数に分岐された状態で
図示されているが、分岐線路9aは後述する客車Aを宿
泊設備として利用するための駐車場となるものであり、
必要に応じてスキーロッジ11や山小屋15等の近傍に
敷設することができる。なお、客車Aや後述する駆動客
車A1が、本発明でいう車両に相当する。
【0009】図1に示す輸送体系1は、線路9がオープ
ンループに構成されているが、図2に示す輸送体系21
のようにクローズドループに構成してもよい。即ち、線
路9はスキー場を接続するように敷設され、各リフト2
3a,23b,23cの乗り場でスキー客が昇降し得る
ように駅25a,25b,25cが設けられる。更に、
線路9は例えば登山用ゴンドラの昇降客を運ぶための駅
27、例えば温泉プールの昇降客を運ぶための駅29、
例えば役場や公会堂等に用のある客を昇降させるための
駅31、観光バス等で来た客を昇降させるためバスター
ミナル33に隣接して設けられた駅35、マイカー用の
駐車場37a,37bに隣接して設けられた駅39a,
39bを接続するように敷設されている。なお、線路5
は客車Aの操車場41に接続されるようになっている。
【0010】前記輸送体系1,21においては、鉄道駅
3からの旅客を乗り換え無しでスキーロッジ11等に輸
送することができる。また、第1の輸送体系1にあって
は、ターミナルステーシヨン7に隣接して駐車場を設け
ることにより、観光地内へのマイカー乗り入れを規制す
ることができ、第2の輸送体系21にあってはバスター
ミナル33や駐車場37a,37bが設けられているの
で、環状に敷設された線路9内へのマイカー乗り入れを
規制することができる。従って、交通渋滞や環境破壊を
低減することができるのであるが、このような輸送を実
施する輸送設備を以下に説明する。
【0011】次に、図3以下の各図を参照して輸送設備
の構成について説明する。前記輸送体系1,21にあっ
ては、旅客が乗車した客車Aを一般鉄道を利用してター
ミナルステーション7や操車場41に輸送した後、モノ
レールである線路9を利用して客車A単位で目的地に輸
送するものである。このため、一般鉄道の線路5を利用
する区間にあっては客車Aをそのまま走行させることは
できず、図3に示すような台車43を利用してターミナ
ルステーション7や操車場41まで輸送し、次に現地の
線路9上に転車するようになっている。即ち、客車Aは
一般鉄道の客車等に比較して小型に構成され、一般鉄道
の線路5上を走行可能な台車43上に固定される。台車
43としては、例えばコンテナ用台車を改造して利用す
ることができる。台車43は所望台数が連結された状態
で駆動車両により駆動され、ターミナルステーション7
や操車場41まで運ばれる。台車43上には線路9と同
一規格の線路9bが固定され、この線路9bを跨がるよ
うにして例えば2台の客車Aが固定される。なお、図3
は台車43の基本的構成を図示したものであり、実際に
は固定具や客車Aへの昇降客の安全を図るためのガイド
手段等が設けられる。
【0012】ターミナルステーション7や操車場41に
は、線路5の終端に台車43とほぼ同一高さのプラット
フォーム45が構築され、その上部に図3の左方に示す
ように台車41上に設けた線路9bに連接するように線
路9が敷設されている。従って、図3に示す状態から台
車43が更に左方に駆動され、プラットフォーム45に
接触するようになった段階では、線路9,9bが実質的
に連接状態になり、一本のレールと見なし得るようにな
る。この段階で客車Aを駆動すると、線路9b上から、
言い換えれば台車43上からプラットフォーム45上の
線路9に転車する。線路9は輸送体系1,21で説明し
たように目的地別、或いは環状に敷設されているのであ
るから、一般鉄道の駅3からの旅客を乗せたまま、目的
地まで輸送することができる。この際、客車Aは図4に
示すように多数が連結されることもあれば、目的地に向
かう旅客の数によって1台の客車Aが目的地まで輸送さ
れることもある。
【0013】次に、図5〜図9を参照して線路9の構成
について説明する。本実施例における線路9は、各図に
示すように高架式に構成されているので、一般道路に交
通渋滞の一因となる踏切を設ける必要がない。即ち、地
形等を勘案して所望間隔で柱47が建てられ、各柱47
に懸けるようにして台部49が設けられ、その上部に線
路9が敷設される。そして、線路9に跨がるようにして
客車Aが走行するのであるが、線路9が平坦である場合
や或る目的地に複数の客車Aを同時に輸送する場合は、
図4に示すように1台の駆動客車A1で複数の客車Aを
牽引する。また、勾配のある場合や途中で目的地別に分
離する場合は、図5に示すように駆動客車A1と客車A
とを交互に連結する。図5の連結状態と輸送体系1とを
関連させて説明すれば、最初の駆動客車A1と次の客車
Aとが線路9の途中でスキーロッジ11に分離され、次
の駆動客車A1と客車Aとが温泉宿13に分離される。
このように、駆動客車A1と客車Aとの連結は、目的地
に向かう旅客数等により適宜に決定されるものである。
【0014】なお、前記輸送体系1,21は平坦地だけ
でなく山間部にも設けられる。図5及び図6に示すよう
な平坦地においても、図7に示すように傾斜地において
も、地中にパイル50等を打ち込み、その上部に設けた
基台51に前記柱47を固定する等、倒壊を防止し得る
頑丈な構造になっている。線路9の敷設は単線に限定さ
れず、図8及び図9に示すように複線に構成してもよ
い。例えば図1に示した輸送体系にあっては、ターミナ
ルステーション7に2本の線路9が接続されているが、
このような位置は1の高架の上に複数の線路9が敷設さ
れる。また、往路用と復路用に線路9を複線で設けても
よい。線路9を単線にするか複線にするかは、客車Aの
輸送量や地形を勘案して適宜決定されるものである。
【0015】次に、図4及び図10〜図13を参照して
客車Aの構造及び駆動原理を説明する。客車Aは符号A
1を付した駆動客車と駆動機構を設けていないものとが
ある。駆動客車A1は、磁石ベルト駆動方式と呼ばれる
駆動方式を採用している。線路9は磁性体である鉄箱桁
(角形鋼管)により構成され、その下部の両側に剛体ト
ロリー61が設けられている。駆動客車A1の下部に
は、線路9の両側面に接触するように磁石ベルト63が
設けられ、その下部に案内ローラ65が設けられてい
る。また、駆動客車A1の下部には、線路9の上部に形
成された平坦面上を回転する支持タイヤ67が設けら
れ、駆動客車A1を支えながら線路9上を走行できるよ
うになっている。
【0016】駆動客車A1の駆動について説明すると、
図12に模式的に図示したように磁石ベルト63はエン
ドレスに構成され、撓み変形可能なベルト材に板状の永
久磁石63aを連続的に固定した構造である。磁石ベル
ト63は、駆動輪69と支持輪71とに掛けまわされ、
駆動輪69を回転駆動することにより、例えば矢印X方
向に回転するようになっている。磁石ベルト63を矢印
X方向に回転させると、磁石63aが線路9に磁気的に
吸着し次いで離間するので、駆動輪69の回転駆動に伴
って駆動客車A1全体を矢印Y方向に走行させる力が発
生する。駆動客車A1は回転自在な支持タイヤ67によ
り支持されているので、駆動輪69の回転駆動により矢
印Y方向に走行する。なお、駆動輪69は、駆動客車A
1の下部に設けた支持枠73に固定した一対のモータ7
5により回転駆動される。
【0017】以上の駆動客車A1の駆動原理について説
明したが、この種の輸送システムは当業者間に磁石ベル
ト輸送システム(BTM)として知られているものであ
り、次のような特徴を有している。車両の駆動は磁石6
3aの磁気摩擦力により行われるので、磁気が強ければ
大きな牽引力、即ち駆動力が得られ、急勾配でも容易に
上ることができ、本実施例のような山間地の多い観光地
の交通手段として好適である。例えば、鉄車輪方式の鉄
道における最大勾配は、信越本線の碓氷峠の67/10
00であるが、本実施例のようにBTMを利用した場合
は、200/1000でも300/1000でも上るこ
とができ、一般に山間地に多い温泉地等の旅客輸送に好
適である。
【0018】また、駆動輪69と支持輪71との間隔は
例えば1m程度でよいので、実用最小曲線半径を10m
程度にすることができ、例えば谷間や山裾を縫うように
線路9を敷設することができる。従って、線路9を敷設
する際の設計自由度が向上し、車窓の風景を楽しむよう
な路線を設定することができる。更に、線路9の表面に
水や油が付着しても磁気摩擦力が大幅に減衰することは
なく、山間部などの気候変化の激しい地域においても安
全な輸送体系を構築することができる。
【0019】なお、駆動客車A1及び付随車とも言える
客車Aの内部構造は、図13に示すように椅子席でもよ
いが、駐車して宿泊設備として利用することもあるの
で、ベッドや炊事設備を設けてもよい。要は、快適な旅
行ができるように、旅行目的に合わせた設備が設けられ
る。
【0020】ところで、輸送体系1において分岐線路9
aが宿泊設備として利用されることを説明したが、以下
に図14を参照して宿泊設備の一例を説明する。分岐線
路9aの先端に対応する位置に、木製等のプラットフォ
ーム101が設けられ、駆動客車A1は旅客がプラット
フォーム101に昇降し得る位置に停車する。この後、
危険防止のため線路9と分岐線路9aとの分岐位置にお
いて、剛体トロリー61への通電を遮断する。
【0021】駆動客車A1は宿泊設備として利用される
のであるから、快適な生活を行うために電源や上下水が
必要になる。そこで、駆動客車A1の側面に電線接続端
子103や上水道を供給するための給水口105、更に
下水用の排水口107等を設けておき、駆動客車A1が
停止した後に電線接続端子103に給電線109を接続
し、給水口105には給水パイプ111を、排水口10
7には排水パイプ113を接続する。この結果、駆動客
車A1は日常生活可能な宿泊設備になり、旅客は環境を
破壊することなくプライベートを守りながらリゾート生
活を楽しむことができる。
【0022】滞在が終わりリゾート地を離れる場合は、
給電線109や給水パイプ111、更に排水パイプ11
3は取り外され、剛性トロリー61に通電して、図14
の場合は右方の分岐点に向けて駆動され、往路とは逆の
コースを辿って帰路につく。従って、リゾート地での生
活は、一般の旅館のように宴会の騒音に悩まされる等の
ことがまったく無く、個性に徹した快適なものになる。
なお、給水に関しては、別の車両を水タンク車として定
期的に巡回させ、給水するように構成してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る輸
送方法及び輸送設備は、一般鉄道により第1の輸送系を
構成し、この第1の輸送系を走行する台車上にモノレー
ル等の第2の輸送系を走行する車両を積載して所望駅、
例えば観光地の駅まで輸送した後、前記台車上に設けた
モノレール等の第2の輸送系を構成する線路と第2の輸
送系を構成する線路とを連接し、前記台車上に積載した
車両を前記台車上から前記第2の輸送系にそのまま転車
し、キャンプ場、旅館、スキー場等の最終目的地まで輸
送するものである。従って、台車に積載された車両に乗
っている旅客は、車両に乗ったまま乗り換え無しに目的
地であるキャンプ場、旅館、スキー場等、直接に、かつ
安全に到着する。また、第2の輸送系に連絡するように
駐車場やバスターミナルを設けることにより、第2の輸
送系内に自動車を乗り入れる必要がなく、交通渋滞や自
然破壊を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である輸送体系の一例を示す体
系図である。
【図2】輸送体系の他の例を示す体系図である。
【図3】第1の輸送系と第2の輸送系の接続を示す斜視
図である。
【図4】車両の連結と内部構造の一部を示す斜視図であ
る。
【図5】第2の輸送体系の一例を示す側面図である。
【図6】平坦地における第2の輸送体系の構成を示す説
明図である。
【図7】山間地における第2の輸送体系の構成を示す説
明図である。
【図8】平坦地における他の構成例を示す説明図であ
る。
【図9】山間地における他の構成例を示す説明図であ
る。
【図10】車両の構成を示す正面図である。
【図11】車両の駆動原理を示す模式的構成図である。
【図12】車両の構成を示す要部の平面図である。
【図13】車両の構成を示す要部の側面図である。
【図14】宿泊設備の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、21 輸送体系 3 駅 5、9 線路 7 ターミナルステーション 11 スキーロッジ 33 バスターミナル 37a、37b 駐車場 41 操車場 45 プラットフォーム 63 磁気ベルト 63a 永久磁石 65 案内ローラ 67 支持タイヤ 69 駆動輪 71 支持輪 73 支持枠 75 モータ A1、A 車両 X 磁気ベルトの走行方向 Y 車両の走行方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石合 嘉紀 東京都中央区日本橋3−12−2 神鋼電機 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の線路上を走行する台車上に、前記
    第1の線路とは異なった規格の第2の線路上を走行する
    車両を積載して輸送した後、前記車両を第2の線路上に
    転車して目的地まで輸送することを特徴とする輸送方
    法。
  2. 【請求項2】 第1の駅から所望駅まで台車を走行させ
    る第1の輸送系と、前記台車上に載せて輸送した車両を
    前記第1の輸送系の線路規格とは異なった線路規格の第
    2の線路上を最終目的地まで輸送する第2の輸送系とを
    連接したことを特徴とする輸送設備。
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