JPH08141633A - 偏平多穴管押出用ダイス - Google Patents
偏平多穴管押出用ダイスInfo
- Publication number
- JPH08141633A JPH08141633A JP28792194A JP28792194A JPH08141633A JP H08141633 A JPH08141633 A JP H08141633A JP 28792194 A JP28792194 A JP 28792194A JP 28792194 A JP28792194 A JP 28792194A JP H08141633 A JPH08141633 A JP H08141633A
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- JP
- Japan
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- die
- mandrel
- case
- fitted
- mandrel body
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ダイ本体5、マンドレル本体2、及びその内側
に前記ダイ本体5、マンドレル本体2が嵌合されている
ケース(マンドレルケース3及びダイケース6)よりな
り、マンドレル本体2の先端部は、ダイ本体5のベアリ
ング部10内に所定長突出しているくし歯状の成形凸部
11と、その外側に配置された平坦部7より構成されて
おり、ダイ本体5、マンドレル本体2の材質は超硬合金
またはセラミックスであり、マンドレル本体2は、前記
ダイケース6に嵌合しており、該マンドレル本体先端の
平坦部7は、ダイ本体5の端面8と直接接触し、ダイ本
体5からの荷重を直接受ける様に配置されている偏平多
穴管押出用ダイス。 【効果】マンドレル本体が破損しにくく、該マンドレル
本体の交換頻度を少なくすることが可能であり、又得ら
れる偏平多穴管の寸法精度が向上する。
に前記ダイ本体5、マンドレル本体2が嵌合されている
ケース(マンドレルケース3及びダイケース6)よりな
り、マンドレル本体2の先端部は、ダイ本体5のベアリ
ング部10内に所定長突出しているくし歯状の成形凸部
11と、その外側に配置された平坦部7より構成されて
おり、ダイ本体5、マンドレル本体2の材質は超硬合金
またはセラミックスであり、マンドレル本体2は、前記
ダイケース6に嵌合しており、該マンドレル本体先端の
平坦部7は、ダイ本体5の端面8と直接接触し、ダイ本
体5からの荷重を直接受ける様に配置されている偏平多
穴管押出用ダイス。 【効果】マンドレル本体が破損しにくく、該マンドレル
本体の交換頻度を少なくすることが可能であり、又得ら
れる偏平多穴管の寸法精度が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カークーラー用コンデ
ンサやラジエ−タ−等の熱交換器における冷媒流通管と
して使用される偏平多穴管を押出成形する際に用いられ
るダイスに関する。
ンサやラジエ−タ−等の熱交換器における冷媒流通管と
して使用される偏平多穴管を押出成形する際に用いられ
るダイスに関する。
【0002】
【従来の技術】図5にその横断面を示すような熱交換器
用偏平多穴管の製造において、押出法は耐圧性能に優れ
た偏平多穴管を提供し得る等の利点を有している。この
押出法では一般に、偏平多穴管内の中空部を形成するマ
ンドレルと、該偏平多穴管の外周部を形成するダイとの
組み合わせからなるポ−トホ−ルダイスが用いられてい
る。従来、上記マンドレル及びダイとしては、ダイス鋼
製のものが使用されていたが、最近熱交換器用偏平多穴
管は小型化、多孔化する傾向にあり、押出圧力が高くな
って、マンドレル及びダイの磨耗が激しく、数百kgの
押出に耐えられない場合もあるという問題を生じてい
る。その為耐磨耗性の高い材料を使用する必要が生じて
おり、図6に示すように、マンドレル1をマンドレル本
体2とマンドレルケース3とに分割し、又ダイ4をダイ
本体5とダイケース6とに分割し、材料(アルミニウム
材)に直接接触するマンドレル本体2及びダイ本体5に
は超硬合金を使用し、マンドレルケース3及びダイケー
ス6にはダイス鋼を使用したものが提案されている。
用偏平多穴管の製造において、押出法は耐圧性能に優れ
た偏平多穴管を提供し得る等の利点を有している。この
押出法では一般に、偏平多穴管内の中空部を形成するマ
ンドレルと、該偏平多穴管の外周部を形成するダイとの
組み合わせからなるポ−トホ−ルダイスが用いられてい
る。従来、上記マンドレル及びダイとしては、ダイス鋼
製のものが使用されていたが、最近熱交換器用偏平多穴
管は小型化、多孔化する傾向にあり、押出圧力が高くな
って、マンドレル及びダイの磨耗が激しく、数百kgの
押出に耐えられない場合もあるという問題を生じてい
る。その為耐磨耗性の高い材料を使用する必要が生じて
おり、図6に示すように、マンドレル1をマンドレル本
体2とマンドレルケース3とに分割し、又ダイ4をダイ
本体5とダイケース6とに分割し、材料(アルミニウム
材)に直接接触するマンドレル本体2及びダイ本体5に
は超硬合金を使用し、マンドレルケース3及びダイケー
ス6にはダイス鋼を使用したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示した形状の超硬合金製のマンドレル本体を使用し
た場合、耐磨耗性は向上するものの、押出中にマンドレ
ル本体が破損して、マンドレル本体を交換する為押出を
中止しなければならない場合があり、生産性の低下をき
たしていた。
6に示した形状の超硬合金製のマンドレル本体を使用し
た場合、耐磨耗性は向上するものの、押出中にマンドレ
ル本体が破損して、マンドレル本体を交換する為押出を
中止しなければならない場合があり、生産性の低下をき
たしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点に鑑み
種々検討の結果、マンドレル本体が破損しにくく、該マ
ンドレル本体の交換頻度を少なくすることが可能な偏平
多穴管押出用ダイスを開発したものである。
種々検討の結果、マンドレル本体が破損しにくく、該マ
ンドレル本体の交換頻度を少なくすることが可能な偏平
多穴管押出用ダイスを開発したものである。
【0005】即ち、本願請求項1の発明は、ダイ本体、
マンドレル本体、及びその内側に前記ダイ本体、マンド
レル本体が嵌合されているケースよりなり、マンドレル
本体の先端部は、ダイ本体のベアリング部内に所定長突
出しているくし歯状の成形凸部と、その外側に配置され
た平坦部より構成されており、ダイ本体、マンドレル本
体の材質は超硬合金またはセラミックスであり、マンド
レル本体先端の平坦部は、ダイ本体の端面、或いはケー
スの内ダイ本体が嵌合されている部分(ダイケース)の
端面と直接接触し、ダイ本体からの荷重を直接受ける様
に配置されていることを特徴とする偏平多穴管押出用ダ
イスである。又本願請求項2の発明は、マンドレル本体
は、前記ダイケースに嵌合していることを特徴とする請
求項1記載の偏平多穴管押出用ダイスである。上記請求
項2の発明において、前記ケースは、その内側にダイ本
体が嵌合されている部分(ダイケース)と、その内側に
マンドレル本体が嵌合されている部分(マンドレルケー
ス)とに分割して形成し、前記ダイケースとマンドレル
ケースとを互いに嵌合させてもよく、或いは前記ダイケ
ースとマンドレルケースとに分割しないで、一体物で形
成しても差し支えない。後者のケースを一体物で形成し
た場合には、前記ケースをダイ本体よりも前方に突出さ
せ、前記突出部の内側に、ダイ本体の先端面にその後端
面が接触し、その外側寸法がダイ本体の外側寸法よりも
大きいバックアップ用金型(バッカー)を嵌合させるこ
とが望ましい。尚、マンドレル本体の横断面形状は、図
3に示すように長方形であることが望ましい。
マンドレル本体、及びその内側に前記ダイ本体、マンド
レル本体が嵌合されているケースよりなり、マンドレル
本体の先端部は、ダイ本体のベアリング部内に所定長突
出しているくし歯状の成形凸部と、その外側に配置され
た平坦部より構成されており、ダイ本体、マンドレル本
体の材質は超硬合金またはセラミックスであり、マンド
レル本体先端の平坦部は、ダイ本体の端面、或いはケー
スの内ダイ本体が嵌合されている部分(ダイケース)の
端面と直接接触し、ダイ本体からの荷重を直接受ける様
に配置されていることを特徴とする偏平多穴管押出用ダ
イスである。又本願請求項2の発明は、マンドレル本体
は、前記ダイケースに嵌合していることを特徴とする請
求項1記載の偏平多穴管押出用ダイスである。上記請求
項2の発明において、前記ケースは、その内側にダイ本
体が嵌合されている部分(ダイケース)と、その内側に
マンドレル本体が嵌合されている部分(マンドレルケー
ス)とに分割して形成し、前記ダイケースとマンドレル
ケースとを互いに嵌合させてもよく、或いは前記ダイケ
ースとマンドレルケースとに分割しないで、一体物で形
成しても差し支えない。後者のケースを一体物で形成し
た場合には、前記ケースをダイ本体よりも前方に突出さ
せ、前記突出部の内側に、ダイ本体の先端面にその後端
面が接触し、その外側寸法がダイ本体の外側寸法よりも
大きいバックアップ用金型(バッカー)を嵌合させるこ
とが望ましい。尚、マンドレル本体の横断面形状は、図
3に示すように長方形であることが望ましい。
【0006】
【作用】本願発明者は、図6に示した形状の超硬合金製
のマンドレル本体を使用した場合に、マンドレル本体が
破損し易い原因について鋭意検討の結果、マンドレル本
体2は、押出時に供給される材料の流入により荷重Pが
後方からかかり、マンドレルケース3からの荷重受け面
において反力Fが作用し、荷重面と反力面との間の距離
Lが小さいため、前記P及びFによる曲げ応力により破
損しやすいものであることを見いだした。この問題を解
決するために、本願発明は図1に示すように、マンドレ
ル本体2の先端の平坦部7を、ダイ本体5の端面8、或
いはダイケース6の端面9と直接接触させ、ダイ本体5
からの荷重を直接受けるようにしたものである。即ち本
願発明においては、荷重面と反力面との間の距離Lを大
きくしたので、前記曲げ応力にたいする強度が大きくな
り、破損しにくい。
のマンドレル本体を使用した場合に、マンドレル本体が
破損し易い原因について鋭意検討の結果、マンドレル本
体2は、押出時に供給される材料の流入により荷重Pが
後方からかかり、マンドレルケース3からの荷重受け面
において反力Fが作用し、荷重面と反力面との間の距離
Lが小さいため、前記P及びFによる曲げ応力により破
損しやすいものであることを見いだした。この問題を解
決するために、本願発明は図1に示すように、マンドレ
ル本体2の先端の平坦部7を、ダイ本体5の端面8、或
いはダイケース6の端面9と直接接触させ、ダイ本体5
からの荷重を直接受けるようにしたものである。即ち本
願発明においては、荷重面と反力面との間の距離Lを大
きくしたので、前記曲げ応力にたいする強度が大きくな
り、破損しにくい。
【0007】請求項2の発明においては、例えば図2お
よび図2のA−A矢視図である図3に示すように、マン
ドレル本体2がダイケース6に嵌合しているので、ダイ
本体5に対する前記マンドレル本体2の先端部7の位置
決め精度が向上する。即ち、ダイ本体のベアリング部1
0内に所定長突出しているくし歯状の成形凸部11の前
記ベアリング部10に対する位置決め精度が向上し、寸
法精度に優れた偏平多穴管を得ることが出来る。請求項
4の発明は、前記請求項2の発明において、ケースを一
体物で形成しているので、マンドレル本体を交換する際
の作業性が良好である。特に、請求項5の発明は例えば
図4に示すように、ケース12をダイ本体5よりも前方
に突出させ、前記突出部の内側に、ダイ本体5の先端面
にその後端面が接触し、その外側寸法がダイ本体5の外
側寸法よりも大きいバックアップ用金型(バッカー1
3)を嵌合させているので、ケース本体12からマンド
レル本体2及びダイ本体5を取り出してダイスを解体す
る際の作業性が良好である。
よび図2のA−A矢視図である図3に示すように、マン
ドレル本体2がダイケース6に嵌合しているので、ダイ
本体5に対する前記マンドレル本体2の先端部7の位置
決め精度が向上する。即ち、ダイ本体のベアリング部1
0内に所定長突出しているくし歯状の成形凸部11の前
記ベアリング部10に対する位置決め精度が向上し、寸
法精度に優れた偏平多穴管を得ることが出来る。請求項
4の発明は、前記請求項2の発明において、ケースを一
体物で形成しているので、マンドレル本体を交換する際
の作業性が良好である。特に、請求項5の発明は例えば
図4に示すように、ケース12をダイ本体5よりも前方
に突出させ、前記突出部の内側に、ダイ本体5の先端面
にその後端面が接触し、その外側寸法がダイ本体5の外
側寸法よりも大きいバックアップ用金型(バッカー1
3)を嵌合させているので、ケース本体12からマンド
レル本体2及びダイ本体5を取り出してダイスを解体す
る際の作業性が良好である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】先ず本願発明によるダイスの実施態様を図
面を用いて説明する。図1は、本願請求項1の発明に相
当するダイスの縦断面図であって、マンドレル1は、マ
ンドレル本体2及びその内側に前記マンドレル本体2が
嵌合されているマンドレルケース3より構成されてお
り、ダイ4は、ダイ本体5及びその内側に前記ダイ本体
5が嵌合されているダイケース6より構成されている。
而して、前記マンドレル本体2の先端部は、ダイ本体5
のベアリング部10内に所定長突出しているくし歯状の
成形凸部11と、その外側に配置された平坦部7より構
成されている。前記平坦部7は、ダイ本体5の端面8及
びダイケース6の端面9と直接接触しており、ダイ本体
5からの荷重を直接受ける様に配置されている。図2
は、本願請求項2及び請求項3の発明に相当するダイス
の縦断面図であって、ケースは、その内側にダイ本体5
が嵌合されている部分(ダイケース6)と、その内側に
マンドレル本体2が嵌合されている部分(マンドレルケ
ース3)とに分割されており、前記ダイケース6とマン
ドレルケース3とは互いに嵌合しており、マンドレル本
体2は、図3に示したA−A矢視図から明らかなよう
に、前記ダイケース6に嵌合している。図4は、本願請
求項4及び請求項5の発明に相当するダイスの縦断面図
であって、その内側にダイ本体5及びマンドレル本体2
が嵌合されているケース12は一体物で構成されてい
る。又前記ケース12はダイ本体5よりも前方に突出し
ており、前記突出部の内側には、バックアップ用金型
(バッカー13)が嵌合している。
面を用いて説明する。図1は、本願請求項1の発明に相
当するダイスの縦断面図であって、マンドレル1は、マ
ンドレル本体2及びその内側に前記マンドレル本体2が
嵌合されているマンドレルケース3より構成されてお
り、ダイ4は、ダイ本体5及びその内側に前記ダイ本体
5が嵌合されているダイケース6より構成されている。
而して、前記マンドレル本体2の先端部は、ダイ本体5
のベアリング部10内に所定長突出しているくし歯状の
成形凸部11と、その外側に配置された平坦部7より構
成されている。前記平坦部7は、ダイ本体5の端面8及
びダイケース6の端面9と直接接触しており、ダイ本体
5からの荷重を直接受ける様に配置されている。図2
は、本願請求項2及び請求項3の発明に相当するダイス
の縦断面図であって、ケースは、その内側にダイ本体5
が嵌合されている部分(ダイケース6)と、その内側に
マンドレル本体2が嵌合されている部分(マンドレルケ
ース3)とに分割されており、前記ダイケース6とマン
ドレルケース3とは互いに嵌合しており、マンドレル本
体2は、図3に示したA−A矢視図から明らかなよう
に、前記ダイケース6に嵌合している。図4は、本願請
求項4及び請求項5の発明に相当するダイスの縦断面図
であって、その内側にダイ本体5及びマンドレル本体2
が嵌合されているケース12は一体物で構成されてい
る。又前記ケース12はダイ本体5よりも前方に突出し
ており、前記突出部の内側には、バックアップ用金型
(バッカー13)が嵌合している。
【0009】
【実施例2】マンドレルケース及びダイケースの材質は
熱間工具鋼とし、マンドレル本体及びダイ本体の材質は
超硬合金として、図1、2、4並びに図6に示す構成に
組立てたダイスにより、アルミニウム(JIS110
0)を図4に示す形状の偏平多穴管(厚さ:2.6m
m、幅:19mm)に押出し、3ton押出した際のマ
ンドレル本体の破損回数を表1に示した。又押出開始直
後並びにマンドレル本体を交換し(破損した時点、或い
は3ton押出した時点で交換)、再び押出を開始した
直後に偏平多穴管の寸法精度を評価し、その結果を表1
に併記した。尚、前記偏平多穴管の寸法精度は、図4に
おいて偏平多穴管両端部における管厚t1、t2を測定
し、管厚の差(t1−t2)の大小により評価した。
た。
熱間工具鋼とし、マンドレル本体及びダイ本体の材質は
超硬合金として、図1、2、4並びに図6に示す構成に
組立てたダイスにより、アルミニウム(JIS110
0)を図4に示す形状の偏平多穴管(厚さ:2.6m
m、幅:19mm)に押出し、3ton押出した際のマ
ンドレル本体の破損回数を表1に示した。又押出開始直
後並びにマンドレル本体を交換し(破損した時点、或い
は3ton押出した時点で交換)、再び押出を開始した
直後に偏平多穴管の寸法精度を評価し、その結果を表1
に併記した。尚、前記偏平多穴管の寸法精度は、図4に
おいて偏平多穴管両端部における管厚t1、t2を測定
し、管厚の差(t1−t2)の大小により評価した。
た。
【0010】
【表1】
【0011】表1から明らかなように、本発明例No.
1〜3はいずれも従来例No.4に比べて、マンドレル
本体の寿命が大幅に延び、3ton押出しても破損しな
かった。又本発明例No.1〜3はいずれも従来例N
o.1に比べて、偏平多穴管の両端部における管厚の差
が小さく、寸法精度が良好であり、特にマンドレル本体
がダイケースに嵌合している本発明例No.2、3にお
いて、寸法精度が良好であった。
1〜3はいずれも従来例No.4に比べて、マンドレル
本体の寿命が大幅に延び、3ton押出しても破損しな
かった。又本発明例No.1〜3はいずれも従来例N
o.1に比べて、偏平多穴管の両端部における管厚の差
が小さく、寸法精度が良好であり、特にマンドレル本体
がダイケースに嵌合している本発明例No.2、3にお
いて、寸法精度が良好であった。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように、本願請求項1の発
明によれば、マンドレル本体が破損しにくく、該マンド
レル本体の交換頻度を少なくすることが可能である。又
請求項2の発明によれば、得られる偏平多穴管の寸法精
度が向上し、更に請求項5の発明によれば、マンドレル
本体交換時の作業性が良好になる等、工業上顕著な効果
を奏する。
明によれば、マンドレル本体が破損しにくく、該マンド
レル本体の交換頻度を少なくすることが可能である。又
請求項2の発明によれば、得られる偏平多穴管の寸法精
度が向上し、更に請求項5の発明によれば、マンドレル
本体交換時の作業性が良好になる等、工業上顕著な効果
を奏する。
【図1】本発明ダイスの実施態様を示す断面図である。
【図2】本発明ダイスの他の実施態様を示す断面図であ
る。
る。
【図3】図2に示すダイスのA−A矢視図である。
【図4】本発明ダイスの更に他の実施態様を示す断面図
である。
である。
【図5】偏平多穴管の横断面図である。
【図6】従来ダイスの実施態様を示す断面図である。
1 マンドレル 2 マンドレル本体 3 マンドレルケース 4 ダイ 5 ダイ本体 6 ダイケース 7 平坦部 8、9 端面 10 ベアリング部 11 成形凸部 12 ケース 13 バッカー
Claims (6)
- 【請求項1】 ダイ本体、マンドレル本体、及びその内
側に前記ダイ本体、マンドレル本体が嵌合されているケ
ースよりなり、マンドレル本体の先端部は、ダイ本体の
ベアリング部内に所定長突出しているくし歯状の成形凸
部と、その外側に配置された平坦部より構成されてお
り、ダイ本体、マンドレル本体の材質は超硬合金または
セラミックスであり、マンドレル本体先端の平坦部は、
ダイ本体の端面、或いはケースの内ダイ本体が嵌合され
ている部分(ダイケース)の端面と直接接触し、ダイ本
体からの荷重を直接受ける様に配置されていることを特
徴とする偏平多穴管押出用ダイス。 - 【請求項2】 マンドレル本体は、前記ダイケースに嵌
合していることを特徴とする請求項1記載の偏平多穴管
押出用ダイス。 - 【請求項3】 ケースは、その内側にダイ本体が嵌合さ
れている部分(ダイケース)と、その内側にマンドレル
本体が嵌合されている部分(マンドレルケース)とに分
割されており、前記ダイケースとマンドレルケースとは
互いに嵌合していることを特徴とする請求項2記載の偏
平多穴管押出用ダイス。 - 【請求項4】 ケースは一体物であることを特徴とする
請求項2記載の偏平多穴管押出用ダイス。 - 【請求項5】 ケースはダイ本体よりも前方に突出して
おり、前記突出部の内側には、ダイ本体の先端面にその
後端面が接触し、その外側寸法がダイ本体の外側寸法よ
りも大きいバックアップ用金型(バッカー)が嵌合して
いることを特徴とする請求項4記載の偏平多穴管押出用
ダイス。 - 【請求項6】 マンドレル本体の横断面形状が長方形で
あることを特徴とする請求項1〜5記載の偏平多穴管押
出用ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28792194A JPH08141633A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 偏平多穴管押出用ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28792194A JPH08141633A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 偏平多穴管押出用ダイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141633A true JPH08141633A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17723458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28792194A Pending JPH08141633A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 偏平多穴管押出用ダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08141633A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100344399C (zh) * | 2005-09-13 | 2007-10-24 | 隆都铝业科技(常熟)有限公司 | 铝挤型模具的加工方法 |
CN105268757A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-01-27 | 重庆盛镁镁业有限公司 | 分体导流式铝合金散热型材模具 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP28792194A patent/JPH08141633A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100344399C (zh) * | 2005-09-13 | 2007-10-24 | 隆都铝业科技(常熟)有限公司 | 铝挤型模具的加工方法 |
CN105268757A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-01-27 | 重庆盛镁镁业有限公司 | 分体导流式铝合金散热型材模具 |
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