JPH08141029A - 孫の手 - Google Patents

孫の手

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JPH08141029A
JPH08141029A JP29078294A JP29078294A JPH08141029A JP H08141029 A JPH08141029 A JP H08141029A JP 29078294 A JP29078294 A JP 29078294A JP 29078294 A JP29078294 A JP 29078294A JP H08141029 A JPH08141029 A JP H08141029A
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JP
Japan
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hand
bottle
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gripping
main body
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JP29078294A
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Yoshiaki Furuyama
善章 古山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】瓶に入った消炎鎮痛剤等を一人で背中に簡単に
塗布することができる上、温灸具も簡単に所定の部位に
貼着させることができる孫の手を提供することを目的と
している。 【構成】所望長さの孫の手本体の一端に背中等を掻く時
に使用される鉤部が形成されるとともに、孫の手本体の
一部に少なくとも消炎鎮痛剤等の瓶のボディを把持自在
な物品把持部が設けられている孫の手であって、セラミ
ック製円盤上に略円柱状に成形された藻草部を立設させ
た温灸具の前記藻草部を把持自在な第2の把持部をも備
えている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品把持部付きの孫の
手(アイノボー)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日本においては、出生率が低下す
る一方、医学の進歩による平均寿命の延びや、ホームオ
ートメーション化による家事の簡易化によって一人暮ら
しの老人や肢体不自由者の数も年々増えている。これら
一人暮らしの老人や肢体不自由者にとって困ることが、
たとえば、瓶に入った消炎鎮痛剤などを背中や肩に塗布
する場合である。
【0003】すなわち、体の柔らかい若年者であれば、
手に持った瓶を背中に回して塗布することができるので
あるが、体が固くなった老人や肢体不自由者の場合、上
手く一人で塗布することができず、患部に塗れずに、患
部以外の場所に塗布してしまったりしてしまう。そこ
で、本発明の発明者は、既に、所望長さの孫の手本体の
一端に背中等を掻く時に使用される鉤部が形成されると
ともに、孫の手本体の一部に少なくとも消炎鎮痛剤等の
瓶のボディを把持自在な物品把持部が設けられている孫
の手を提案している(実開平6−26852号公報)。
【0004】すなわち、この孫の手は、物品把持部に瓶
に入った消炎鎮痛剤を把持させ、孫の手本体を持って背
中に回せば、従来手の届かなかった場所にでも一人で簡
単に消炎鎮痛剤を塗布することができる。また、タオル
等を把持部に把持させれば、背中も簡単に拭くことがで
きると言う画期的なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一側面に粘
着剤が塗布され、他側面に円柱状の藻草を一体に設けた
円盤状のセラミック基板からなる温灸具が、近年普及し
だしている。この温灸具は、藻草部分に火を着け、セラ
ミック基板を粘着剤を介して患部に貼着することで、家
庭でも簡単にかつ所定の部分に温灸を施すことができる
ようになっているが、温灸具が非常に小さいため、上記
先に提案した孫の手でも、温灸具までは把持できない。
したがって、やはり一人で背中など手の届かない場所に
温灸具を取り付けることができない。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、瓶に
入った消炎鎮痛剤等を一人で背中に簡単に塗布すること
ができる上、温灸具も簡単に所定の部位に貼着させるこ
とができる孫の手を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる孫の手
は、このような目的を達成するために、所望長さの孫の
手本体の一端に背中等を掻く時に使用される鉤部が形成
されるとともに、孫の手本体の一部に少なくとも消炎鎮
痛剤等の瓶のボディを把持自在な物品把持部が設けられ
ている孫の手であって、セラミック製円盤上に略円柱状
に成形された藻草部を立設させた温灸具の前記藻草部を
把持自在な第2の把持部をも備えている構成とした。上
記構成において、孫の手本体は、特に限定されないが、
折り畳み自在にしておくことが好ましい。また、使用す
る人の腕に巻き付けて腕の所望位置に孫の手本体を固定
することができるベルト状の固定具を孫の手本体と一体
に設けておくことが好ましい。
【0008】物品把持部は、孫の手本体に完全に一体化
していても構わないが、たとえば、螺子固定等の方式で
孫の手本体に着脱自在になっていることが好ましい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、消炎鎮痛剤等の瓶を物品把
持部に把持させたのち、孫の手本体を持って瓶を背中側
に回すことで、体の固い老人や肢体不自由者であっても
背中のどの部分にも簡単に瓶内の薬剤等を塗布すること
ができる。また、温灸具の藻草部分に火を着け、第2の
把持部に藻草部を把持させる。そして、孫の手本体を持
って温灸具を背中等の手の届かない部分に持って行き、
粘着剤部を押し当てて温灸具をセットできる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかかる
孫の手の1実施例を斜め上から見てあらわしている。図
に示すように、この孫の手1は、棒状の孫の手本体(以
下、「本体」とのみ記す)2の一端に固定部31と可動
部32とからなる第1の作用部3が設けられ、本体2の
他端に尖頭状の第2の作用部4が設けられている。固定
部31は、本体2と一体に設けられていて、先端に背中
を掻いたりする時に使用する鉤状部31aが設けられて
いるとともに、中間が弓形に湾曲した湾曲部31bにな
っている。
【0011】可動部32は、一端にハンドル32aを有
し、固定部31の基端部に設けられた回動軸33を介し
て固定部31に回動自在支持されているとともに、先端
部32cが常に固定部31の先端部31cと圧接される
ように、板バネ(図示せず)によって付勢されている。
また、可動部32は、固定部31の湾曲部31bに対応
する部分が湾曲部31bと反対側へ弓形に湾曲する湾曲
部32bとなっている。
【0012】すなわち、湾曲部31bと湾曲部32bと
の間に図2に示すように消炎鎮痛剤等の瓶4を把持でき
るようになっている。なお、両湾曲部31b,32bの
内側面には、図1に示すようにスポンジゴム等の弾性滑
り止め材(図1では湾曲部32b側しかあらわれていな
い)34,34が配設されている。
【0013】さらに、固定部31および可動部32の先
端部には半円形の溝31d,32dが形成されている。
溝31d,32dは、その内壁面がそれぞれ耐熱性部材
で形成されていて、合わさると、図5に示すように、温
灸具5の藻草部51の外径と略同じか少し小さめの孔5
aを形成するようになっている。
【0014】また、湾曲部31bの外側面には、半球状
の突起31eが設けられている。この孫の手1は、上記
のようになっており、ハンドル32aを掴んで本体2側
に回動させた湾曲部31bと湾曲部32bとの間を開
き、その間に消炎鎮痛剤の瓶6を臨ませてハンドル32
aを放すと、板バネの付勢力で湾曲部32bが湾曲部3
1b側に回動し、図2に示すように、湾曲部31bと湾
曲部32bとの間に瓶6を把持することができる。しか
も、両湾曲部31b,32bの内側面に弾性滑り止め材
34,34が設けられているので、瓶6が滑り落ちたり
することが決してない。
【0015】そして、このように瓶6を湾曲部31bと
湾曲部32bとの間に把持させた状態で図3に示すよう
に本体2を手で持てば、この孫の手1を用いて背中等の
従来手の届かなかった部位へも一人で消炎鎮痛剤等を塗
布できるようになる。また、図4および図5に示すよう
に、温灸具5の藻草部51に火を着けたのち、セラミッ
ク基板52を外側に向けて藻草部51を溝31d,32
dによって形成される第2の把持部としての孔5a内に
嵌め込んだ状態にする。そして、セラミック基板32の
粘着面53に設けられ離型シートを外したのち、本体2
を手で持ってセラミック基板32の粘着面を所定の部位
に当たるようにしたのち、ハンドル32aを掴んで本体
2側に回動させれば、藻草部51への把持が解除され、
背中など従来一人では温灸具5を取り付けることができ
ない部位へも取り付けることができるようになる。
【0016】さらに、この孫の手1は、従来の孫の手と
同様に鉤部31aによって背中などを自由に掻くことが
できるとともに、湾曲部31bの外側面で肩等を叩くこ
ともできる。しかも、湾曲部31bの外側面には、突起
31eが設けられているので、この突起31eでつぼを
効率よく刺激することができる。
【0017】また、図6に示すように本体2を手で持っ
て作用部4を足の裏等に押し当てれば、足の裏等のつぼ
も刺激できる。なお、この孫の手1は、図7および図8
に示すような補助具7を用いれば、背中など手の届かな
い部位に膏薬8なども一人で自由に貼ることができる。
【0018】すなわち、この補助具7は、板材本体71
aと板材本体71aの一側面に貼着されたクッション材
71bとからなる板材71と、保形棒72とから構成さ
れていて、膏薬8をその貼着面を上側に向けてクッショ
ン材71bの上に載せ、保形棒72を膏薬8の一側端縁
に沿わせて、膏薬8が巻いて粘着面同士が引っついたり
することがないように保形したのち、保形棒72が一方
の溝31d(32d)に臨むように、固定部31と可動
部32との間に、板材71および保形棒72を挟み込
む。そして、本体2を持って膏薬8側を所定の部位に持
って行き、所定の部位へ押しつけたのち、ハンドル32
aを掴んで本体2側に回動させれば、把持が解除され、
背中など従来一人では膏薬8を貼り付けることができな
い部位へも貼り付けることができる。
【0019】また、この孫の手1は、鉤部31aを足の
指の股の所に挟み込むとともに、股の所を押圧すれば、
指の股の部分のつぼも刺激することができる。
【0020】本発明にかかる孫の手は、上記の実施例に
限定されない。たとえば、上記の実施例では、ハンドル
32aが本体2の作用部3の近傍に設けられていたが、
作用部4側で操作できるようにハンドルを設けるように
しても構わない。また、上記の実施例では、固定部31
側の湾曲部31bの外側に突起31eが1つだけ設けら
れていたが、複数個設けるようにしても構わないし、可
動部31側の湾曲部32bの外側に設けるようにしても
構わない。
【0021】さらに、上記の実施例では、消炎鎮痛剤の
瓶6を把持する把持部である湾曲部31b,32bと温
灸具5の把持部である溝31d,32dとが本体2の一
側に纏まって設けられていたが、本体2の他端に別々に
設けるようにしても構わない。また、上記の実施例で
は、溝31d,32dの内壁面が耐熱性部材で形成され
ていたが、予め耐熱性部材が溝31d,32dの内壁面
に一体に設けられていなくても構わない。たとえば、使
用前にアミミニウム箔などを溝31d,32dの内壁面
に貼り付けるようにしても構わない。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかる孫の手は、以上のように
構成されているので、誰にでも瓶に入った消炎鎮痛剤等
を一人で背中に簡単に塗布することができるだけでな
く、温灸具も簡単に所定の部位に貼着させることができ
る。したがって、介護者等の作業も軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる孫の手の1実施例をあらわす一
部省略の斜視図である。
【図2】図1の孫の手の物品把持部に消炎鎮痛剤の瓶を
把持させた状態をあらわす斜視図である。
【図3】図2の状態の使用例をあらわす斜視図である。
【図4】温灸具を第2の把持部へ把持させた状態の平面
図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本体の一端に設けられた第2の作用部で足の裏
のつぼを刺激している状態をあらわす斜視図である。
【図7】膏薬をセットした補助具を膏薬とともに、把持
した状態をあらわす斜視図である。
【図8】図7の把持部の断面図である。
【符号の説明】
1 孫の手 2 孫の手本体 5 温灸具 51 藻草部 52 円盤 5a 孔(第2の把持部) 31a 鉤部 31b 湾曲部(物品把持部) 32b 湾曲部(物品把持部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望長さの孫の手本体の一端に背中等を掻
    く時に使用される鉤部が形成されるとともに、孫の手本
    体の一部に少なくとも消炎鎮痛剤等の瓶のボディを把持
    自在な物品把持部が設けられている孫の手であって、セ
    ラミック製円盤上に略円柱状に成形された藻草部を立設
    させた温灸具の前記藻草部を把持自在な第2の把持部を
    も備えていることを特徴とする孫の手。
JP29078294A 1994-11-25 1994-11-25 孫の手 Pending JPH08141029A (ja)

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JP29078294A JPH08141029A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 孫の手

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ID=17760446

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JP (1) JPH08141029A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005233A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Junichi Yamanaga 薬剤処置具
KR200449421Y1 (ko) * 2008-10-17 2010-07-08 권태화 쑥뜸기
JP2015047410A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 石丸合成樹脂株式会社 薬剤塗布補助具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010005233A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Junichi Yamanaga 薬剤処置具
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Effective date: 20050802

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