JPH08140886A - 医療用清拭布 - Google Patents

医療用清拭布

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JPH08140886A
JPH08140886A JP28976894A JP28976894A JPH08140886A JP H08140886 A JPH08140886 A JP H08140886A JP 28976894 A JP28976894 A JP 28976894A JP 28976894 A JP28976894 A JP 28976894A JP H08140886 A JPH08140886 A JP H08140886A
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JP
Japan
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cleaning cloth
towel
medical cleaning
medical
cloth
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JP28976894A
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English (en)
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Shoji Yuyama
正二 湯山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療用清拭タオルと同じ目的、用途に使用し
かつ院内感染の危険を防止し、保温性、肌触りのよい清
拭布を提供する。 【構成】 医療用清拭布AXは、不織布1を所定幅で所
定間隔ごとにミシン目3を入れて切離し自在である。厚
さは、清拭タオルと同等程度の強度を持つような厚さと
し、ロール状体5として巻いた状態で提供される。ミシ
ン目3で切離して使用後は使い捨てされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に医療分野などで
患者の身体を清拭するのにタオルと同様の目的で使用す
る医療用清拭布に関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野で患者の身体を清拭するのに使
用される医療用清拭タオルは一般に布製であり、木綿や
合成繊維などを混紡したパイル布地が一般に使用され
る。パイル布地は布表面にループ糸を有する布地であ
り、保水性、吸水性が高く、丈夫であり、ある程度の厚
さがある。清拭タオルは、使用後は洗濯殺菌して繰り返
し使用される。
【0003】清拭タオルと同様の目的で患者の身体や患
部を清拭したりするのに用いられる清拭布として医療用
ガーゼがある。ガーゼはタオル程の厚みがなく、木綿を
主体とした目の粗い繊維織物が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の清拭タオルは、使用後は洗濯殺菌して繰り返し使用
されるため、消毒、殺菌が不十分な場合は近年問題とな
っている院内感染の感染源となる可能性があり、特にB
型やC型の肝炎、血友病、エイズ等の特殊ウイルスによ
る二次感染では消毒、殺菌程度で繰り返し使用するのは
危険である。
【0005】又、従来の清拭タオルは、使用の際は清拭
し易い大きさに折り畳んで使用するため、特に冬季で加
温して使用しようとしても直ぐにタオルが冷めてしまい
患者に不快感を与えることになる。
【0006】清拭用ガーゼとしては、実開平1−155
893号により開示された「医療用ガーゼ状体」の考案
が知られている。この考案のガーゼ状体は、不織布の片
面にプラスチックのコーティング又はフィルムを積層し
たものであり、看護者と患者間での接触を避ける目的で
考案されたものである。
【0007】しかしながら、この考案のガーゼ状体は、
あくまでガーゼを目的としたものであり、従って厚さが
薄いため保温性が低く、使用の際は適宜大きさにハサミ
で切断して使用するか、あるいは予め一般的なガーゼと
同様な大きさに切断されているものである。従って、タ
オルと同様の機能を持つものとして使用することはでき
ない。
【0008】この発明は、上述した従来の医療用清拭タ
オルのの問題点に留意して、目的、用途としては清拭タ
オルと同様に使用でき、丈夫でかつ使い捨てすることに
より院内感染の危険を避けることができ、しかも保温性
又は保冷性を保持し使用の際に患者に肌触りのよい清拭
布を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、清拭タオルと同等程度の引張強さ
を有する厚みの不織布から成り、所定幅に形成した帯状
の不織布の幅方向に所定間隔にミシン目を形成して成る
医療用清拭布としたのである。
【0010】又、上記医療用清拭布よりもさらに保温性
能を向上させたものとして、一方向通水性プラスチック
フィルム又はシートで薄い袋状体を形成し、その間に保
温物質又は保冷物質を封入し、袋状体の外側両面を全体
の引張強さが清拭タオルと同等程度となる厚さの不織布
で囲み、これを所定幅の帯状に形成すると共に、その幅
方向に所定間隔にミシン目を形成して成る医療用清拭布
を採用してもよい。この清拭布では、前記保温物質又は
保冷物質として高分子系の水分吸収剤であるゼリー状の
シリコーン樹脂、おがくずチップ、海綿状物質のいずれ
か又はこれらの混合物を袋状体内に封止したものとする
のが好ましい。さらに、前記保温物質又は保冷物質に添
加剤を混入封止したものとするのがよい。
【0011】
【作用】上記の構成とした第一の発明の医療用清拭布
は、従来医療用清拭タオルとして使用されているものと
同様の目的、用途で使用され、厚みを厚くすることによ
り十分丈夫であり、タオルとしての使用に十分耐えるこ
とができる。使用の際はロール状に帯状の不織布を巻い
ておき、これを繰り出してミシン目に沿って引き破り、
タオルと同等程度の所定大きさの清拭布としてこれを必
要に応じて折り畳んで使用する。使い捨てとすることが
できるから、院内感染を防止できる。
【0012】厚さは、タオルとして使用し得るものとす
るためタオルよりも厚く、従って保温性又は保冷性があ
る。このため、不織布としての柔らかい感触とが重なっ
て使用の際の肌触りが良く、快適性を与える。
【0013】第二の発明の医療用清拭布は、袋状体の間
に保温物質又は保冷物質を封入し、その外側を不織布で
囲み、これを帯状体に形成して所定間隔にミシン目を入
れている。袋状体は、一方向通気性のプラスチックフィ
ルム又はシートで形成されているから、外部から高温の
又は冷たい水、あるいは水蒸気を吸収すると、反対に外
部へ漏れ出すことがなく保温又は保冷が確実に保持され
る。
【0014】厚さは第一の発明のものよりさらに厚く、
従って丈夫であり、所定間隔にはミシン目が入れてある
から、第一の発明と同様に使い捨てでき、かつ肌触りが
よい。なお、第四の発明の添加剤としては芳香添加剤、
あるいは消毒剤、さらには洗剤を用いることができ、こ
れらを添加することによって応用範囲が広がることにな
る。
【0015】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第一実施例の医療用清拭布の外観斜
視図である。この実施例の清拭布AXは、所定以上の厚
さの不織布1を所定幅の帯状体2として形成し、この帯
状体2の幅方向に所定の間隔でミシン目3を形成してい
る。4は切目であり、帯状体2の幅方向の一部に設ける
ことによってミシン目3から一定長さ毎の清拭布Aを切
り離し容易としている。
【0016】上記不織布1の所定以上の厚さとは、清拭
布Aを従来の医療用清拭タオルと同等程度の引張強さを
有する厚みであり、少なくとも数mm以上の厚さであ
る。
【0017】大きさは、ミシン目3で切離したものが一
般のタオルの大きさとなるように帯状体2の幅及びミシ
ン目3の間隔を設定する。
【0018】使用する際には実施例の清拭布AXは、図
1に示すように連続状の帯状体2をロール体5として巻
いておき、その自由端を繰り出してミシン目3から切り
離して、図2に示すように、一枚のタオルと同様に折り
畳んで使用する。折り畳みは図1の折線L(仮想線)に
沿って行なう。
【0019】この実施例の清拭布Aは、布地は一般的な
タオルのようなパイル織物ではないが、医療用清拭タオ
ルと同じ目的、用途に使用される。ロール体5に巻かれ
たものを清拭布Aとして一枚ずつ切離して使用されるか
ら、使用後は使い捨てされる。このため、同じ清拭タオ
ルを繰り返して使用することに起因する院内感染の危険
を避けることができる。
【0020】又、清拭布Aは、清拭タオルと同程度の強
さとするために、厚みは清拭タオルより厚くなり、従っ
て不織布の繊維間の空隙体積が大きく、保湿、保温性が
よくなる。このため加湿器などで一旦加湿、加温すると
冷め難くなり、肌触りが良くなる。
【0021】図3は第二実施例の医療用清拭布BXの外
観斜視図及び断面図である。この実施例の清拭布Bは、
(b)の断面図に示すように、一方向通水性のプラスチ
ックフィルム(又はシート)6、例えばポリエステルの
吸水基布にウッドパルプのフィルムをラミネート加工し
たもの(ドライメッシュシート)のような薄いフィルム
(又はシート)の上に不織布1を積層し、その幅方向中
央で不織布1が外側となるように2つに折り曲げ両端を
揃えて重ね、重ね端1aを加熱圧着又は接着して袋状体
として形成する。
【0022】形成された袋状体は、所定の幅で長さ方向
に連続状の帯状体とし、かつ所定の間隔で上記幅方向端
と同様に圧着又は接着し、その圧着又は接着幅の中央付
近にミシン目3を設ける。
【0023】上記袋状体の中には保温物質7が封止され
ている。保温物質7は、例えば高分子系の水分吸収剤で
あるゼリー状のシリコーン樹脂や、おがくずチップ、あ
るいは海綿状物質のいずれか、又はこれらを混合したも
のとする。なお、保温物質7には芳香添加剤あるいは消
毒剤、又洗剤を添加剤として混入封止するようにしても
よい。
【0024】以上の構成としたこの実施例の清拭布BX
もミシン目3で切り離して一枚の清拭布Bとして使用さ
れ、使い捨てされる。その目的、用途は第一実施例と同
じである。この実施例の清拭布Bは、第一実施例のもの
よりさらに保温性がよい清拭布を得るためのものであ
る。清拭布Bの幅、長さなどの大きさは、第一実施例と
同程度であるが、厚さについては第一実施例よりさらに
大きい。
【0025】ミシン目3で切離された清拭布Bは、使い
捨てであるから、第一実施例と同様に院内感染の危険は
避けることができる。
【0026】さらに、清拭布Bの内側の一方向通水性の
プラスチックフィルム(又はシート)6は、外側からの
水分、水蒸気などは内側へ通すが、内側から外へは通過
できない性質のものである。従って、加湿器などで加
温、加湿すると暖かい水蒸気が袋状体内側の保温物質に
吸収され暖かい状態が保持される。このため、保温性が
よく患者にとって肌触りがよい快適性を与える。
【0027】図4は第三実施例の清拭布BX’の外観斜
視図及び断面図である。この実施例では、一方向通水性
のプリントフィルム(又はシート)6と不織布1を積層
したものを2枚重ね、その両端を重ね端1a、1aとし
て圧着接合又は接着したものであり、それ以外は基本的
には第二実施例のものと同じである。
【0028】なお、上記第二、第三実施例ではプラスチ
ックフィルム(又はシート)6と不織布1とを積層した
ものとしたが、両者は必ずしも積層する必要はなく、プ
ラスチックフィルム(又はシート)6で袋状体を作り、
その外側を不織布1で囲むようにしてもよい。
【0029】又、第二、第三実施例のものは第一実施例
のものよりやや厚手の清拭布となるから、ロール状に巻
くことが適当でない場合は、適当長さの位置で帯状体を
折り畳んで供給するようにしてもよい。
【0030】
【効果】以上詳細に説明したように、第一の発明の医療
用清拭布は、タオルとしての使用に耐え得る厚さとし、
ミシン目を適宜間隔で帯状の不織布に入れることにより
その位置で切離し自在としてから、使い捨てができるこ
とにより院内感染の危険を防止でき、かつ不織布の材料
の柔らかさと保温性又は保冷性のため、使用の際に肌触
りがよく快適性が得られる。
【0031】第二の発明の医療用清拭布は、袋状体の間
に保温物質又は保冷物質を封入し、その外側を不織布で
囲み、これを帯状体として形成して適宜間隔でミシン目
を入れるようにしたから、清拭タオルとして使用でき、
院内感染の危険を防止でき、かつ保温性又は保冷性を有
しているため使用の際の肌触りがよく患者に対し快適性
を与えることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の医療用清拭布の外観斜視図
【図2】同上の帯状体から切離された清拭布の使用状態
での外観斜視図
【図3】第二実施例の医療用清拭布の外観斜視図及び断
面図
【図4】第三実施例の医療用清拭布の外観斜視図及び断
面図
【符号の説明】
1 不織布 2 帯状体 3 ミシン目 4 切目 5 ロール状体 A、AX 清拭布 B、BX 清拭布 B’、BX’ 清拭布

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清拭タオルと同等程度の引張強さを有す
    る厚みの不織布から成り、所定幅に形成した帯状の不織
    布の幅方向に所定間隔にミシン目を形成して成る医療用
    清拭布。
  2. 【請求項2】 一方向通水性プラスチックフィルム又は
    シートで薄い袋状体を形成し、その間に保温物質又は保
    冷物質を封入し、袋状体の外側両面を全体の引張強さが
    清拭タオルと同等程度となる厚さの不織布で囲み、これ
    を所定幅の帯状に形成すると共に、その幅方向に所定間
    隔にミシン目を形成して成る医療用清拭布。
  3. 【請求項3】 前記保温物質又は保冷物質として高分子
    系の水分吸収剤であるゼリー状のシリコーン樹脂、おが
    くずチップ、海綿状物質のいずれか又はこれらの混合物
    を袋状体内に封止したことを特徴とする請求項2に記載
    の医療用清拭布。
  4. 【請求項4】 前記保温物質又は保冷物質に添加剤を混
    入封止したことを特徴とする請求項2又は3に記載の医
    療用清拭布。
JP28976894A 1994-11-24 1994-11-24 医療用清拭布 Pending JPH08140886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175634A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 アイシン精機株式会社

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018175634A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 アイシン精機株式会社

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Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040712