JPH08140416A - バイオプラスチックによる種子の直播き用テープ - Google Patents

バイオプラスチックによる種子の直播き用テープ

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JPH08140416A
JPH08140416A JP31900994A JP31900994A JPH08140416A JP H08140416 A JPH08140416 A JP H08140416A JP 31900994 A JP31900994 A JP 31900994A JP 31900994 A JP31900994 A JP 31900994A JP H08140416 A JPH08140416 A JP H08140416A
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JP
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seeds
tape
seed
bioplastic
direct sowing
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JP31900994A
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English (en)
Inventor
Akira Kawazoe
昭 川添
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】農作業において種子を、直線的に、あるいは整
然と、規則正しく直播きし、草取り作業が能率的にな
り、除草剤の使用が押さえられることになり、また種の
直播き作業が、能率的、省力的にできる。 【構成】時間の経過によって、微生物によって分解する
バイオプラスチックを素材としたテープ1に、種子2
を、細かい穴4が多数開いたカバー3で包んだものを、
等間隔に付着させる。テープの代わりに、同じ素材の筋
糸と、種子を入れた網の袋を組み合わせたものでもよ
い。また、これらのテープや筋糸を、複数本、並列的に
ならべて、それを横糸でつなぎ、網状の帯にして、一度
に大量の種播きができるようにすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]この発明は、バイオ
プラスチックの水溶性、または微生物による分解性に着
目して、田や畑に、種子を規則正しく、整然とまくこと
により、除草や施肥作業をやり易くするとともに、人手
を省力化することを目的として考えられた、バイオプラ
スチック製の、種子が付着したテープまたは筋糸に関す
るものである。そのためにまず、工場において、澱粉原
料のバイオプラスチックや、微生物分解性のバイオプラ
スチックを素材として、種子の大きさに合わせた幅の細
いテープ状のもの、あるいは筋糸状のものを作り、これ
に種子を、等間隔に付着差せる。これらのテープまたは
筋糸を、田や畑の長さに応じて切り、両端を持って、ぴ
んと張り、田や畑に置き並べる。その上に土を被せた
り、水を張るなどして、そのままにする。種子が発芽
し、根を下ろす頃に、これらのテープまたは筋糸は、水
に溶けたり、あるいは微生物によって分解されるので、
後でこれらを取り除く必要はない。
【0002】[従来の技術]従来の農法では、種子を一
定方向に直線的に播く場合にも、手作業で播くために、
歪んだり、播くタネの量にバラつきがでて、多すぎる部
分はあとで間引きをしたりしなければならない。また、
稲作農業においては、苗代で苗を育てて、それを田に移
し替える田植え作業を必要とするので、大変な人手を要
するか、田植え機という機械を購入しなければならな
い。また、外国などで行われるように、ヘリコプターか
らの直播きでは、タネがバラバラに播種されるので、除
草のために農薬を使わざるを得ないという欠点を持つ。
【0003】[発明が解決しようとする課題] (イ) 一度に相当量の種の直播きができること。 (ロ) タテ方向、ヨコ方向とも、碁盤の目のように整
然と、種を配列できることによる除草作業の効率化。 (ハ) 人出を省力化できること (ニ) ヘリコプターや田植え機を必要としないこと。 (ホ) 工場で大量生産ができること。 (ヘ) 肥料を効果的に施すことができる。 (ト) 収穫量が計算しやすい。
【0004】[課題を解決するための手段]いま、その
構成を説明すると、 (イ) あらかじめ工場において、水溶性または微生物
分解性の、バイオプラスチックを素材とするテープ1
に、種子2を等間隔に置く。 (1図) (ロ) 種子が離脱しないように、2図のようにカバー
3をかける。 (ハ) 種子が十分に水分を吸収し、発芽し、根を伸ば
しやすいように、テープとカバーの種子が当る部分に、
細かい穴4を多数開ける。 (3図) (ニ) このテープを、4図のように、田や畑に並べ
て、土を被せたり水を張ったりする。 (ホ) 種子が発芽し、根を伸ばし、土の中に定着する
頃に、テープは水に溶けるか微生物によって分解するも
のとする。 (ヘ) テープとして使う素材を節約するために、代わ
りに5図のように、同じ素材で作った筋糸5を使用して
もよい。この場合は、種子を同じ素材の網の袋6などに
入れて、6図のようにこの筋糸に固定すればよい。 (ト) これらのテープまたは筋糸を、7図のように、
並列的に横につないで、網状の帯にしたもの7を使え
ば、もっと能率的に一度に大量の種播きができることに
なる。
【0005】[作用]タテ、ヨコと碁盤の目のように並
べられて、播種された種子は、その位置に固定されたま
ま、テープとカバーに開けられた穴から水分を吸収し、
発芽する。芽と幼根は、同じ穴を通って外に伸びてい
く。テープやカバーは、根が十分に伸びて、土の中に定
着した頃に、その役目をおえて、水や微生物によって分
解され、自然に還っていく。テープの代わりに、筋糸と
網の袋の組み合わせたものも、同じ過程をたどる。
【0006】[実施例]種子が水分を吸収し、芽や幼根
を伸ばすことができるために、3図のように細かい穴を
開けたり、6図のように、網の袋を使ったりする方式の
他に、8図と9図で示すように、例えば稲作における種
モミ9のような比較的大きな種子は、それより幅の狭い
テープ10で両側から、2,3粒ずつ挟み込んでいく方
式などが考えられる。
【0007】[発明の効果] (イ) タテ方向、ヨコ方向とも整然と配列された種子
の直播きが、あまり人出をかけずに可能となる。 (ロ) 稲作の場合は、田植え作業が不要となるので、
田植え機も不必要となる。 (ハ) 草取り器を、タテ、ヨコと自在に正確に動かせ
るようになる。従って将来、草取りロボットを導入し易
くなる。 (ニ) 種子の成長に従って必要な肥料を、あらかじ
め、分解時間の異なる袋に入れて、これらのテープや筋
糸にセットしておけば、タイミングよく効果的に、肥料
を施すことが可能となる。 (ホ) 農作物の収穫量を正確に計算できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープに種子を、等間隔に置いたところを上か
ら見た平面図。
【図2】テープに種子を等間隔に付着させ、カバーを掛
けたところを示す断面図。
【図3】種子を包むテープとカバーの部分に、細かい穴
を多数開けたところを示す断面図。
【図4】種子の付着したテープを、複数列並べたところ
を、上から見た平面図。
【図5】筋糸に、網の袋に入った種子を、等間隔に付着
させたところを示す断面図。
【図6】筋糸に、種子の入った網の袋を、接着固定した
ところを横から見た断面図。
【図7】複数列の、種子付着テープを、並列的に横につ
ないで、網状の帯にしたところを示す平面図。
【図8】種モミを、それより幅の狭いテープに付着させ
たところを上から見た平面図。
【図9】種モミを、幅の狭いテープで挟み込んだところ
を横から見た断面図。
【符号の説明】
1 テープ 2 種子 3 カバー 4 穴 5 筋糸 6 網の袋 7 横糸 8 網状の帯 9 種モミ 10 幅の狭いテープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 微生物によって分解されるバイ
    オプラスチックによって作られたテープ(1)に、種子
    (2)を等間隔に付着させる。 (ロ) 種子が容易に離脱しないように、種子の部分
    に、同じ材質で作られたカバー(3)を掛ける。 (ハ) テープとカバーに、種子が水分を吸収し、芽
    を出し、根を下し易いように、細かい穴(4)を、多数
    開ける。
  2. 【請求項2】[請求項1]のテープの代わりに、同じ材
    質で作られた筋糸(5)を用い、それに種子を入れた網
    の袋(6)を、接着して固定する。
  3. 【請求項3】[請求項1]と[請求項2]のテープや筋
    糸を、複数本並べて、それを横糸(7)でつなぎ、網状
    の帯(8)にする。
JP31900994A 1994-11-16 1994-11-16 バイオプラスチックによる種子の直播き用テープ Pending JPH08140416A (ja)

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JP31900994A JPH08140416A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 バイオプラスチックによる種子の直播き用テープ

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JPH08140416A true JPH08140416A (ja) 1996-06-04

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ID=18105488

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JP31900994A Pending JPH08140416A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 バイオプラスチックによる種子の直播き用テープ

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JP (1) JPH08140416A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016146810A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 泰彦 新城 網敷き種もみ植え付け法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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