JPH0745131Y2 - 雑草防止用播種シート - Google Patents

雑草防止用播種シート

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Publication number
JPH0745131Y2
JPH0745131Y2 JP1991109116U JP10911691U JPH0745131Y2 JP H0745131 Y2 JPH0745131 Y2 JP H0745131Y2 JP 1991109116 U JP1991109116 U JP 1991109116U JP 10911691 U JP10911691 U JP 10911691U JP H0745131 Y2 JPH0745131 Y2 JP H0745131Y2
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JP
Japan
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sheet
seeding
soil
laid
seeds
Prior art date
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Application number
JP1991109116U
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JPH0548609U (ja
Inventor
洋司 小村
Original Assignee
山陰建設工業株式会社
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Publication date
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Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、雑草が生えるのを防止
し、作物、植物等の無農薬栽培を可能とする種付きシー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】農作物に対する農薬の弊害が問題にな
り、無農薬栽培の必要が説かれている今日、病気に強い
品種の開発等無農薬栽培への種々の試みがされている。
例えば、農薬を使用しない場合、雑草が発生、成長する
ために作物等の成育が悪く、病気や害虫の被害も受け易
くなり、このため雑草が生ずるのを防止する必要があ
る。その一つの方法として、塩化ビニール又はポリウレ
タン製のシート材に種を植え付けるための孔を穿設し、
該シート材を土に被せて上記シート材の孔から苗を植え
付けて行う方法がある。従来ではレタス、サラダ菜等に
この方法が採られている。このように苗以外の箇所をシ
ート材で被服しておけば、雑草が生える心配はない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法では、孔を穿設したシート材を土に被せた後に、上
記孔より作物の苗を一つ一つ植え付けていく作業が必要
であり、この移植作業が非常に面倒となる。そこで、本
考案は、雑草の発生を防止することができ、かつ、苗の
植付け作業を不要にできるシートを提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に基づく雑草防止
用播種シートは、圃場面に敷設され敷設部分の雑草の発
生を抑制するシート材1に所定間隔を介して播種株の大
きさに対応した径の播種孔2を穿設し、土壌に対して分
解性を有し、種子4を固定保持する固定シート3を上記
播種孔2を閉塞するようにシート材1に固着したものに
おいて、上記固定シート3を少なくとも圃場への敷設後
水分を含む性質を有するものとし且つ種子4を介挿せし
めて少なくとも2枚の固定シート3を貼着することによ
り種子を固定したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本考案に基づく雑草防止用播種シートを育成土
上に被せる。固定シート3に固着された種は発芽する
が、この播種シートには播種孔2が設けられているの
で、種が発芽し成長する際の妨げにはならない。播種孔
2以外の育成土はシート材1で被されるので、雑草の
発生、成長が妨げられる。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図面を使用して説明する。
図1に示すように雑草防止用播種シートAは、帯状のシ
ート材1に播種孔2を多数穿設し、この各播種孔2内に
種籾4を配設し、図2に示すように、上下より固定シー
トとしての略正方形状の固定シート3をシート材1に接
着せしめることにより、上記播種孔2を被させたもの
である。播種孔2は三列に平行に設けられ、各播種孔は
近接する他の播種孔と等距離にあるように穿設されてい
る。
【0007】ここで、シート材1は塩化ビニール又はポ
リウレタンフィルム等で形成され、これらには通気性、
通水性、透光性がないことから、地表面を覆ってシート
材1を被せた圃場から雑草が生えるのを防止することが
できる。次に、固定シート3は、土壌中で分解する樹
脂、繊維等で形成され、含水性を備えていることが望ま
しい。また、シール材でなくとも、種籾4が播種孔2内
に固定されていれば、テープ状部材であってもよいが、
固定シート3は種籾4の発芽や成育を促すように含水
性、通気性等を備えている方が好ましく、さらには適度
な肥料成分を含ませ、あるいはそれ自体が土中で分解さ
れて肥料又は殺菌,防虫効果を発揮するものを使用する
ことができる。
【0008】この雑草防止用播種シートAの使用状態を
説明すると、上記播種シートAを育成土上に敷設する。
播種シートAの固定シート3は土壌中で分解する樹脂等
で形成され、しかも含水性を備えているので、種籾4が
発芽する。したがって、従来のような植付け作業が必要
でなくなる。育成土の播種孔以外の部分はシート材1で
覆われているので、雑草が生える心配がない。なお、種
に予めコーティング剤を塗布しておき、水をかけるとO
が出るようにすると、発芽を促進することができる。
【0009】また、図3、図4に示すように、上記播種
シートAをロール状に形成したシート巻ロール13を覆
土装置9に取り付けて播種シートAの敷設を行うと、シ
ートの敷設を容易に行うことができる。つまり、覆土装
置9では、トラクタ10の後部に耕うんロータリー11
が設けられ、その後部には尾輪12とこれに連設される
シート巻ロール13が取り付られている。トラクタ10
を前進させると、耕うんロータリー11で耕された育成
土20上にシート巻ロール13から播種シートAが巻き
取られて敷設され、円板プラウ15で土寄せを行いシー
トの両脇端を押えることにより自動的に播種シートAの
敷設が行われるようにするものである。ここで、シート
巻ロール13の後部に押えローラ14が設けられ、押え
ローラ14の直後に円板プラウ15が設けられているの
で、シートを押えながら土寄せが行われ、育成土20上
に確実にシートを固定することができる。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されるので、
次のような効果を得ることができる。 (1)播種シートの播種孔内に種が固定シートにより固
定されているので、播種シートを敷設すれば、いちいち
植付け作業又は播種作業を行う必要がない。 (2)播種シートを敷設後には、播種孔以外の部分はシ
ート材で覆われるので、雑草を防止することができる。
したがって、作物の無農薬栽培を容易にすることができ
る。(3)また播種孔部分も固定シートにより塞がれて圃場
面が覆われているので、播種された種子に比して雑草の
種子の発芽を遅らせることが可能であり、この部分の雑
草の影響も抑制できる。 (4)2枚の固定シートを種子を介挿させて貼着固定す
るため、固定が極めて簡単であるとともに、種子自体が
固定シートに被覆されて固定されているので、播種シー
ト取り扱い中の種子の脱落や損傷がない等の利点があ
る。 (5) 本考案に係る播種シートをロール状に形成し、
土装置に取り付けて、育成土上に敷設するようにする
と、シートの設置を非常に容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種シートの要部斜視図である。
【図2】播種シートの要部断面図である。
【図3】播種シートを服土装置に取り付けた場合の正面
図である。
【図4】播種シートを服土装置に取り付けた場合の要部
平面図である。
【符号の説明】
1 シート材 2 播種孔 3 シール材 4 種籾 10 トラクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場面に敷設され敷設部分の雑草の発生
    を抑制するシート材(1)に所定間隔を介して播種株の
    大きさに対応した径の播種孔(2)を穿設し、土壌に対
    して分解性を有し、種子(4)を固定保持する固定シー
    ト(3)を上記播種孔(2)を閉塞するようにシート材
    (1)に固着したものにおいて、上記固定シート(3)
    を少なくとも圃場への敷設後水分を含む性質を有するも
    のとし且つ種子(4)を介挿せしめて少なくとも2枚の
    固定シート(3)を貼着することにより種子を固定して
    なる雑草防止用播種シート。
JP1991109116U 1991-12-10 1991-12-10 雑草防止用播種シート Expired - Lifetime JPH0745131Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0548609U JPH0548609U (ja) 1993-06-29
JPH0745131Y2 true JPH0745131Y2 (ja) 1995-10-18

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425504Y2 (ja) * 1974-08-20 1979-08-25
JPH02100604A (ja) * 1988-10-08 1990-04-12 Takeyuki Katou 植物種子播種方法及び播種シート

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Publication number Publication date
JPH0548609U (ja) 1993-06-29

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