JPH08140313A - ブラシ - Google Patents

ブラシ

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Publication number
JPH08140313A
JPH08140313A JP29877394A JP29877394A JPH08140313A JP H08140313 A JPH08140313 A JP H08140313A JP 29877394 A JP29877394 A JP 29877394A JP 29877394 A JP29877394 A JP 29877394A JP H08140313 A JPH08140313 A JP H08140313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
commutator
wear
worn
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP29877394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Natsume
洋祐 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP29877394A priority Critical patent/JPH08140313A/ja
Publication of JPH08140313A publication Critical patent/JPH08140313A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の低騒音化に関し、整流子12の寿命
を損なわずして摺動音の低減を図ったブラシ11を提供
することにある。 【構成】 ブラシ11の先端部に早期摩耗ブラシ11a
を配し、好ましくは先端部形状をテーパ状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機に使用される給電
ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機は人々の生活に密着して使
用されるようになってきており、例えば、電動機を車両
に用いる場合、車室内の快適性を得るために、電動機の
低騒音が求められる。ここで、電動機の低騒音化を行う
にあたり、ブラシと整流子との接触部分が特に大きく関
わっている。
【0003】即ち、ブラシは、その後方に設置されたス
プリング等により、整流子に付勢されながら接触する。
そこで、整流子が回転すると、整流子片とスリットとの
間の段差などによりブラシが振動し、更に、この振動に
よりブラシがブラシホルダと接触して発生する摺動音が
電動機の騒音となる。
【0004】また一方では、電動機の高寿命化、小型化
等も要求されている。その対策案の一つとして、ブラシ
の大きさを変えずに寿命を長くする方法があり、摩耗し
難い材質を使用することにより、ブラシの剛性を高くし
て、ブラシの寿命を延ばしていた。ところが、整流子と
の接触部分で、このブラシは剛性が高いために、整流子
への座乗性が悪く、反発し合う。その結果、ブラシの振
動が大きくなり、これに伴い摺動音も大きくなった。
【0005】そこで、この摺動音の低減のための公知技
術を、図3に基づいて下記に説明する。
【0006】この公知技術は、整流子31、ブラシ3
2、スプリング33等で構成され、ブラシ32の先端を
傾斜させることにより、テーパ形状としている。従っ
て、ブラシ32の初期摩耗時、その先端を部分的に整流
子31に接触させることにより、ブラシ32の接触面積
を小さくさせて、この結果単位接触面積当たりの加圧力
を増加させ、振動を抑えることができる。その後、ブラ
シ32は徐々に摩耗し始め、ブラシ32の接触面と整流
子31の接触面との馴染みがよくなり、振動を抑えよう
とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブラシ32
に剛性の高い材質のものを使用して、その先端部をテー
パ形状とすれば、ブラシ32の先端部のテーパ部分が全
て摩耗してブラシ32の接触面の全面が前記整流子31
に接触するには、相当の時間を要す。すると、図4のよ
うに、相対する整流子31の面が、深く抉り削られ偏摩
耗形状となり、この偏摩耗形状により座乗性が悪くな
り、ブラシ32が振動して摺動音が発生するばかりか、
整流子31の接触面が偏摩耗形状となるために、整流子
31の寿命が短くなるという新たな問題が発生する。そ
こで、本発明はこれらの問題を解決すべくなされたもの
で、その目的は、整流子の寿命を損なわずして摺動音の
低減を図ったブラシの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のブラシ
は、電動機において整流子接触側のブラシ先端部が、早
期摩耗ブラシにより構成されたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載のブラシは、請求項1記載の
ブラシにおいて、整流子に付勢するブラシ先端部の接触
面が、磨耗経過につれ徐々に大きくなる部分を有するこ
とを特徴としている。
【0010】請求項3記載のブラシは、請求項2記載の
ブラシにおいて、整流子接触側のブラシ先端部が、テー
パ状に傾斜した部分を有することことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】本発明に係るブラシを用いることにより、前記
ブラシの初期摩耗状態においては、その先端部に配され
た早期摩耗ブラシと整流子とが接触するため座乗性がよ
く、反発し難くなって前記ブラシの振動が抑えられる。
その後、前記早期摩耗ブラシの部分が摩耗し終える頃に
は、前記ブラシが前記整流子に馴染み、前記ブラシの振
動が抑えられる。
【0012】また、本発明では、整流子に付勢するブラ
シ先端部の接触面が磨耗経過につれ徐々に大きくなる部
分を有するブラシを用いることで、最初に前記整流子と
接触する前記ブラシの部分は接触面積が少なく、単位面
積当たりの加圧力が増加することから、より前記ブラシ
の振動が抑えられ好ましく、そのブラシ先端部の一部を
複雑な形状とせずテーパ状にすることは、ブラシの加工
がより容易となる。この時、前述したように、前記ブラ
シ先端部には早期に摩耗する材質のものを配しているの
で、初期磨耗時には前記整流子が偏摩耗することはな
く、前記ブラシ先端部のほうが主に摩耗する。
【0013】
【実施例】まず、本発明に係るブラシ11の構成を図1
に基づいて説明する。
【0014】図1の如く電動機に組付けられたブラシ1
1は、従来ブラシ11b及び早期摩耗ブラシ11aで構
成される。ここで、従来ブラシ11bとは、剛性が高く
摩耗し難い材質のブラシ若しくは、公知技術である多層
ブラシを意味し、早期摩耗ブラシ11aとは、従来ブラ
シ11bより軟質で早期に摩耗し、導電性のある材質の
ものであればよく、例えば、軟質な黒鉛等、若しくは、
従来ブラシ11bと同質の材料でその密度が粗であるも
のを意味する。
【0015】また、ブラシ11の製造方法は、図1のよ
うに接着等により明らかに材質の異なるブラシを構成し
てもよいし、他の実施例として、図2のように焼結等に
より整流子12に近いブラシ21の先端側ほど、空孔2
2の数を多くしてブラシの密度を粗にし、その硬度を異
ならせながらブラシを構成してもよい。このようにすれ
ば、図1のように早期摩耗ブラシ11aと従来ブラシ1
1bとを接着する工程を省略できる。また図2の変形例
として、空孔22の数を多くするのではなく、空孔22
を大きくしてもよい。
【0016】次に、ブラシ11の摩耗経緯を図1に基づ
いて説明する。
【0017】電動機が電気的に接続されるとロータ14
が回転し、ロータ14の回転により整流子12とブラシ
11とは接触しながら摺動して、この結果これらに摩耗
が生じる。
【0018】ここで、最初に早期摩耗ブラシ11aと整
流子12とが接触して摩耗し、早期摩耗ブラシ11aの
テーパ部分が摩耗し終えて、早期摩耗ブラシ11aと整
流子12とに座乗性のよい摺動接触面が形成された後
に、従来ブラシ11bと整流子12とが接触して摩耗す
ることとなる。
【0019】また図2の、他の実施例についても、ブラ
シ21の摩耗経緯は、図1の場合とほぼ同様の経過をた
どる。即ち、ブラシ21はその先端ほど空孔22の数が
多く、摩耗し易い。従って、ブラシ21は、初期摩耗の
時に座乗性のよい摺動接触面が形成され、やがて従来ブ
ラシ11bと同硬度となって摩耗し難くなる。
【0020】
【発明の効果】従って、早期摩耗ブラシと整流子とが摩
耗するときには、早期摩耗ブラシが整流子に馴染み易
く、座乗性のよい摺動接触面を形成し、ブラシの摺動音
を抑えることができる。この時、早期摩耗ブラシを整流
子に付勢するブラシ先端部の接触面が、磨耗経過につれ
徐々に大きくなる部分を有するよう構成すれば、作用で
も述べたように、前記接触面に対する加圧力の増大から
初期摩耗時には、より一層ブラシの摺動音を抑えること
ができる。更に、ブラシ先端部の一部をテーパ状とすれ
ば、複雑な加工を必要とせず、安価なブラシを製造する
ことができる。そして、早期摩耗ブラシの後に配された
従来ブラシと整流子とが摩耗するときには、座乗性のよ
い摺動接触面が形成された後なので、従来ブラシも整流
子に馴染み易くその摺動が滑らかで、初期摩耗時と同様
ブラシの摺動音を抑えられる。また、整流子について
は、早期摩耗ブラシがまず接触することで偏摩耗を防止
することができ、寿命を長くすることができる。従っ
て、ブラシの摺動音を常に低減しながら、整流子の寿命
を損なわない電動機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動機の一部を表す図であり、本発明における
早期摩耗ブラシ及び整流子が摩耗する前の図である。
【図2】電動機の一部を表す図であり、本発明における
他の実施例のブラシ及び整流子が摩耗する前の図であ
る。
【図3】電動機の一部を表す図であり、従来のブラシ及
び整流子が摩耗する前の図である。
【図4】電動機の一部を表す図であり、従来のブラシ及
び整流子が摩耗している時の図である。
【符号の説明】
11 ブラシ 11a 早期摩耗ブラシ(ブラシ先端部) 11b 従来ブラシ 12 整流子 21 ブラシ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機において、 整流子接触側のブラシ先端部が、早期摩耗ブラシにより
    構成されたことを特徴とする、ブラシ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラシにおいて、 整流子に付勢するブラシ先端部の接触面が、磨耗経過に
    つれ徐々に大きくなる部分を有することを特徴とする、
    ブラシ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のブラシにおいて、 整流子接触側のブラシ先端部が、テーパ状に傾斜した部
    分を有することを特徴とする、ブラシ。
JP29877394A 1994-11-07 1994-11-07 ブラシ Pending JPH08140313A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29877394A JPH08140313A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

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JP29877394A JPH08140313A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 ブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08140313A true JPH08140313A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17864034

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JP29877394A Pending JPH08140313A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 ブラシ

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JP (1) JPH08140313A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6397582B1 (en) 1996-06-10 2002-06-04 Hitachi, Ltd. Exhaust gas purification apparatus of internal combustion engine and catalyst for purifying exhaust gas of internal combustion engine
JP2008199892A (ja) * 2008-05-07 2008-08-28 Mitsuba Corp ブラシ装置
JP2011223771A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Nsk Ltd ブラシモータ及び電動パワーステアリング装置、並びにブラシの配置方法
JP2013048550A (ja) * 2011-08-10 2013-03-07 Johnson Electric Sa ギアモータ組立体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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