JPH08140244A - 合成樹脂製埋め込み配線ボックス - Google Patents
合成樹脂製埋め込み配線ボックスInfo
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Abstract
壁21A、21Bにそれぞれ外側に向けて、電線43が挿通可
能な雄ねじ筒15A、15Bを突設し、一方の雄ねじ筒15A
に波付き可とう電線管39の留め具17をねじ結合し、他方
の雄ねじ筒15Bに穴塞ぎ用のキャップ19をねじ結合した
もの。 【効果】 電線管留め具17とキャップ19がコンクリート
41内に食い込んで抜け止めとなる。吊り下げ荷重がかか
っても配線ボックス11がコンクリート41から抜け出さな
い。配線ボックスを小型化できる。
Description
るコンクリートに、下面を開口させて埋め込まれる合成
樹脂製の配線ボックスに関するものである。
井である場合には、照明器具を吊り下げる位置に、八角
ボックス(JIS C8435)等の比較的大型の配線
ボックスが、波付き可とう電線管を接続した状態で埋め
込まれている。この配線ボックスの中では、波付き可と
う電線管の中に通した電線と、照明器具の電線あるいは
他の電気機器につながる電線との接続が行われる。従来
は配線ボックスの中で接続される電線の数が比較的多い
ため、比較的大型の配線ボックスが用いられていた。
の電気設備が多様化してきたことから、これに対応して
安全で高品質な施工技術と電気工事の省力化が必要とな
ってきた。このような要請から最近では、ユニットケー
ブルが用いられるようになってきている。ユニットケー
ブルは工事現場での電線の接続を少なくするため、予め
工場で現場の配線パターンに合わせて電線を接続し、ユ
ニット化したものである。このユニットケーブルを用い
ると、工事現場の配線ボックス内では基本的にはユニッ
トケーブルのうちの1本の電線(通常は2心または3
心)と、照明器具などの電気器具の電線との接続を行え
ばよいので、従来の八角ボックスのような配線ボックス
では大きすぎることになる。
コンクリートに埋め込むことは、そのコンクリートの強
度を低下させる要因にもなる。さらに配線ボックスは、
コンクリートを打設する前に、鉄筋を配筋した状態で所
定の位置に取り付けられるため、大きいと取り付け作業
が面倒であり、場合によっては設置スペースを確保する
ため鉄筋を曲げなければならないという問題もある。
線ボックスの小型化を検討したが、小型の合成樹脂製埋
め込み配線ボックスには次のような問題のあることが判
明した。すなわち、合成樹脂製の配線ボックスは、合成
樹脂とコンクリートとの接着性が余りよくないため、配
線ボックスの大きさを小さくしていくと、照明器具等の
吊り下げ荷重によりコンクリートから抜け出しやすくな
るということである。
線ボックスでは、コンクリートとの接触面積が大きいた
め、コンクリートからの抜け出しという問題は起こりに
くい。しかし配線ボックスが小型化されると、コンクリ
ートとの接触面積が小さくなるため、配線ボックスとコ
ンクリートとの全体の接着力が小さくなる。このため配
線ボックスに吊り下げ荷重がかかると、配線ボックスが
コンクリートから抜け出すおそれがある。天井に埋め込
まれる配線ボックスは照明器具などの吊り下げ荷重を受
け止める必要があるため、コンクリートからの抜け出し
が起こらないようにしなければならない。
み、コンクリートから抜け出すおそれのない小型の合成
樹脂製埋め込み配線ボックスを提供することにある。
本発明の合成樹脂製埋め込み配線ボックスは、下面が開
口するボックス本体の相対する側壁にそれぞれ外側に向
けて電線が挿通可能な雄ねじ筒を突設し、これら雄ねじ
筒に電線管留め具または穴塞ぎ用のキャップをねじ結合
したことを特徴とするものである。この合成樹脂製埋め
込み配線ボックスは主に、一方の雄ねじ筒に電線管留め
具をねじ結合し、他方の雄ねじ筒に穴塞ぎ用のキャップ
をねじ結合して用いる。
ず鉄筋およびコンクリート型枠が設置された後で、コン
クリート型枠の所定の位置にこの配線ボックスを固定す
る。次に、一方の雄ねじ筒にねじ結合されている電線管
留め具に、波付き可とう電線管の端部を挿入して固定す
る。電線管留め具は波付き可とう電線管を挿入すると、
その電線管を引き抜けないように把持するワンタッチ式
のものである。その後、型枠内にコンクリートを流し込
み、配線ボックスを埋め込む。このとき一方の雄ねじ筒
は電線管によって開口を塞がれ、他方の雄ねじ筒はキャ
ップによって開口を塞がれているので、内部にコンクリ
ートが浸入することはない。
じ筒に電線管留め具をねじ結合した部分と、他方の雄ね
じ筒にキャップをねじ結合した部分が、ボックス本体の
側壁から突出する突出部となってコンクリート内に食い
込んだ状態となる。この突出部はボックス本体の相対す
る側壁から互いに反対側に突出するバランスのよい抜け
止めとなるので、配線ボックスはコンクリートに強固に
固定される。このため配線ボックスに吊り下げ荷重がか
かっても、配線ボックスがコンクリートから抜け出すこ
とはない。
は、その中に引き込まれる電線は原則として1本である
から、配線ボックスに接続される電線管も1本である。
したがってキャップをねじ結合する雄ねじ筒は本来不要
のものであるが、これがないと大きな吊り下げ荷重がか
かった場合に、電線管留め具と反対側の部分がコンクリ
ートから抜け出して配線ボックスが傾いてしまうという
問題が生じる。本発明の配線ボックスは、電線管留め具
と反対側にも雄ねじ筒を突設して、そこに穴塞ぎ用キャ
ップをねじ結合したということが重要なポイントであ
る。これによって本発明の配線ボックスはバランスのよ
い抜け止めを備えることになり、コンクリートに強固に
固定されることになる。
設して、そこに穴塞ぎ用キャップをねじ結合しておけ
ば、必要に応じ、穴塞ぎ用キャップを取り外して、そこ
に電線管留め具をねじ結合し、波付き可とう電線管を接
続することも可能である。このようにすると配線ボック
スの両側に波付き可とう電線管が接続された状態とな
り、電線を配線ボックスの中を通過させて配線すること
が可能となり、配線の自由度が向上する。
う電線管のコネクタを使用せずに、ボックス本体に雄ね
じ筒を突設して、そこに電線管留め具をねじ結合した点
も重要なポイントである。従来の配線ボックスは、ボッ
クス本体に形成した穴に波付き可とう電線管用のコネク
タ(JIS C8412)を取り付け、そのコネクタに
電線管の端部を接続する構造である。このような構造で
は、コネクタを取り付けるねじ部とロックナットがボッ
クス本体の内部に突出して、ボックス本体の内部空間を
狭くするため、ボックス本体の小型化すると、電線の引
き込み作業が困難になる。本発明のようにボックス本体
に雄ねじ筒を突設して、そこに電線管留め具をねじ結合
する構造であれば、ボックス本体の内部空間が狭くなら
ないので、ボックス本体を十分小型化することが可能で
ある。
て、11は合成樹脂製埋め込み配線ボックス、13はボ
ックス本体、15A、15Bは雄ねじ筒、17は電線管
留め具、19は穴塞ぎ用のキャップである。図2ないし
図4はそれぞれ図1の合成樹脂製埋め込み配線ボックス
11から電線管留め具17と穴塞ぎ用キャップ19を取
り外した状態の断面図、平面図、側面図である。
のものである。ボックス本体13の相対する側壁21
A、21Bにはそれぞれ外側に向けて電線が挿通可能な
雄ねじ筒15A、15Bが突設されている。この実施例
では第一の雄ねじ筒15Aはボックス本体13と一体成
形されており、第二の雄ねじ筒15Bはボックス本体1
3とは別部品として成形されている。第二の雄ねじ筒1
5Bは内端にフランジ部23を有しており、このフラン
ジ部23が側壁21Bの内面に当接するように、側壁2
1Bの穴に嵌め込まれている(図2参照)。フランジ部
23は側壁21Bに接合(接着または融着)されている
ことが好ましいが、接合されていなくても差し支えな
い。このように第二の雄ねじ筒15Bをボックス本体1
3と別部品として成形し、後からボックス本体13に組
み付けるようにしたのは、両方の雄ねじ筒15A、15
Bをボックス本体13と一体成形する場合より、射出成
形が容易になるからである。
線管留め具17がねじ結合されている。電線管留め具1
7は雌ねじ筒の形態で、その外端から内側に折り返すよ
うに多数の弾性爪片25が形成されているものである。
この電線管留め具17に波付き可とう電線管を挿入する
と、その電線管の外周面の溝に弾性爪片25の先端爪部
が落ち込むので、電線管は引き抜けなくなる。この電線
管留め具17は波付き可とう電線管のコネクタ(JIS
C8412)の1部品として公知のものである。
のキャップ19がねじ結合されている。このキャップ1
9は第二の雄ねじ筒15Bの穴を塞いで、ボックス本体
13内にコンクリートが浸入しないようにするものであ
る。なおキャップ19を被せても、第二の雄ねじ筒15
Bと側壁21Bの穴との隙間からコンクリートのトロ
(泥状のもの)が浸入する場合がある。これを防止する
には、キャップ19の内端面aが側壁21Bの外面に当
接する構造とし、キャップ19を締めつけることによ
り、キャップ19の内端面aと第二の雄ねじ筒15Bの
フランジ部23とで側壁21Bを挟み付けて水密性を保
つようにするとよい。
5Bが突設されていない方の相対する側壁21C、21
Dの下部外面には、固定ブロック27が一体に突設され
ている(図2ないし図4参照)。この固定ブロック27
には、下面に開口するねじ穴29と、上下に貫通する釘
穴31とが設けられている。ねじ穴29は固定ブロック
27内に金属製の雌ねじ筒を埋め込み固定することによ
り設けられる。このねじ穴29は後述する引っ掛けシー
リングをねじ止めするためのものであり、釘穴31はこ
の配線ボックス11をコンクリート型枠に釘で固定する
ためのものである。
A、15Bが突設されていない方の相対する側壁21
C、21Dの外面には、突起33が形成されている。こ
の突起33はコンクリートの中に食い込んで、この配線
ボックス11の抜け止めをより確実にするためのもので
ある。
面には図3のように位置決め用の十字マーク37が付さ
れている。この十字マーク37は、この埋め込み配線ボ
ックス11をコンクリート型枠に固定するときに、コン
クリート型枠に付された位置決め線と合致させることに
より、容易に所定の位置に固定できるようにするための
ものである。
クス11の構成は以上のとおりである。次にこの埋め込
み配線ボックス11の使用方法を図5を参照して説明す
る。まず第一の雄ねじ筒15Aに電線管留め具17を、
第二の雄ねじ筒15Bにキャップ19をねじ結合した状
態の埋め込み配線ボックス11をコンクリート型枠(図
示せず)の所定の位置に固定する。この固定は、十字マ
ーク37(図3参照)をコンクリート型枠に付された位
置決め線に合わせた後、釘穴31に釘を挿入してコンク
リート型枠に打ちつけることにより行う。
管39の端部を接続する。電線管39の端部は止め具1
7に挿入するだけでワンタッチ式で接続できる。その
後、型枠内にコンクリート41を流し込み、配線ボック
ス11を埋め込む。コンクリート41が固化した後、型
枠を外し、電線管39内に電線43を引き込むと、図5
の状態となる。なお電線43は電線管39を配管する前
に、電線管39の中に予め引き込んでおくこともでき
る。
ーリングの引っ掛け金具45を固定する。この固定は、
配線ボックス11の固定ブロック27のねじ穴29に、
引っ掛け金具45に挿通したビスをねじ込むことにより
行う。次に電線43の先端をコネクタ47に差し込み接
続する。コネクタ47は引っ掛けシーリングのカバー部
材49に予め固定されている。次にカバー部材49を引
っ掛け金具45にねじ止めする。以上で、照明器具を吊
り下げ接続できる状態が得られる。
ような状態で天井を構成するコンクリート41内に埋め
込まれる。すなわち、第一の雄ねじ筒15Aに電線管留
め具17をねじ結合した部分と、第二の雄ねじ筒15B
にキャップ19をねじ結合した部分が、ボックス本体1
3の側壁21A、21Bから突出する突出部となってコ
ンクリート41内に食い込む状態となる。この突出部は
ボックス本体13の相対する側壁21A、21Bから互
いに反対側に突出するので、バランスのよい抜け止め機
能を発揮する。さらにこの埋め込み配線ボックス11
は、図3および図4に示すように側壁21C、21Dの
外面にも突起33が形成され、この突起33がコンクリ
ート41内に食い込むため、さらに抜け止め機能が確実
なものとなる。
器具などの吊り下げ荷重がかかってもコンクリート41
から抜け出すおそれがなく、小型でも高い信頼性が得ら
れる。
配線ボックス11の他の使用形態を説明する。この使用
形態は、図1におけるキャップ19を取り外して、第二
の雄ねじ筒15Bに電線管留め具17Bをねじ結合し、
その止め具17Bに他の波付き可とう電線管39Bを接
続した状態で、コンクリート41内に埋め込んだもので
ある。それ以外は図5の場合と同じであるので、同一部
分には同一符号を付してある。図6の使用形態は、もう
1本の電線43Bを配線ボックス11内を通過させる必
要のある場合に利用される。このような使用形態でも、
コンクリート41からの抜け止め機能は図5の場合と同
じである。
示す。この埋め込み配線ボックス11は、第一の雄ねじ
筒15Aを、第二の雄ねじ筒15Bと同様に、ボックス
本体13と別部品として成形し、後からボックス本体1
3に組み付けたものである。このようにすると、第一お
よび第二の雄ねじ筒15A、15Bを同じ金型で成形で
き、ボックス本体13は雄ねじ筒のない簡単な金型で成
形できるので、製造コストが安価になる。第一および第
二の雄ねじ筒15A、15Bにはそれぞれ図1のように
電線管留め具17および穴塞ぎ用のキャップ19がねじ
結合されるが、図示を省略してある。それ以外の構造お
よび使用方法は実施例1の配線ボックスと同じである。
施例を示す。この埋め込み配線ボックス11は、第一お
よび第二の雄ねじ筒15A、15Bをボックス本体13
と一体成形したものである。この形態は、成形金型が複
雑になり、コスト高になるが、実施可能である。この場
合も、第一および第二の雄ねじ筒15A、15Bにはそ
れぞれ図1のように電線管留め具17および穴塞ぎ用キ
ャップ19がねじ結合されるが、図示を省略してある。
それ以外の構造および使用方法は実施例1の配線ボック
スと同じである。
施例を示す。この埋め込み配線ボックス11は、第二の
雄ねじ筒15Bをボックス本体13とは別部品として成
形し、ボックス本体13に組み付ける構造であるが、コ
ンクリートのトロの浸入防止をより確実にし、かつ機械
的強度を向上するために改良を加えたものである。
の、側壁21Bの穴に嵌合する部分を三角山形の突条5
1にすると共に、側壁21Bの穴の内面をボックス本体
13の外に向かって拡径するテーパー面53としたこと
である。これにより雄ねじ筒15Bと側壁21Bの穴と
は三角山形突条51を乗り越えてきつく嵌合することに
なり、トロの浸入防止に有効である。第二の改良点は、
側壁21Bの外面にリング状の凸縁55を形成し、キャ
ップ19を締めつけたときに、キャップ19の内端部が
その凸縁55の内側にきつく嵌合するようにしたことで
ある。これもトロの浸入防止に有効である。
設けたフランジ部23を厚さを上方より下方で厚くした
ことである。コンクリート内に埋め込まれた配線ボック
ス11に吊り下げ荷重がかかると、ボックス本体13を
引き下げ、キャップ19を押し上げるような応力が発生
する。フランジ部23の厚さを上方より下方で厚くして
おくことは、その応力に対する機械的強度を向上させる
のに有効である。
Bの上下が規制されるので、雄ねじ筒15Bの取り付け
状態が一定になるようにする必要がある。このためこの
実施例では、フランジ部23の上部外面に凸部57を形
成し、側壁21Bの内面に凹部59を形成して、凸部5
7と凹部59を嵌合させることにより、雄ねじ筒15B
の上下が一定の状態で取り付けられるようにしてある。
上記以外の構成は図示してないが、第一の実施例と同様
である。
本発明の埋め込み配線ボックスの試作試験結果を説明す
る。
射出成形により、図2ないし図4に示すボックス本体1
3と第一の雄ねじ筒15Aを一体成形した。ただしボッ
クス本体13は突起33のないものである。ボックス本
体13の大きさは、底面が70mm四方、高さが60m
mで、厚さは2.5mmである(ちなみに従来の八角ボ
ックスは底面が100mm四方、高さが75mmであ
る)。一方、硬質ポリ塩化ビニルを用いて射出成形によ
り、図1に示す第二の雄ねじ筒15Bと、電線管留め具
17と、キャップ19を製造した。これらは波付き可と
う電線管CD16mmに合うサイズとした。これらの部
品を組み立てて、図1の埋め込み配線ボックス11を製
作した。
り付け、電線管留め具にCD16mmの波付き可とう電
線管を接続した後、コンクリートを打設した。コンクリ
ート固化後、配線ボックスに30kgの荷重を吊るした
ところ、配線ボックスがコンクリートから抜け出すこと
はなく、良好な結果が得られた。
射出成形により、図7に示すボックス本体13と、第一
および第二の雄ねじ筒15A、15Bを製作した。ただ
しボックス本体13は突起33(図3参照)のないもの
である。これらを図7のように組み合わせ、図1と同様
に、第一の雄ねじ筒15Aには電線管留め具17を、第
二の雄ねじ筒15Bにはキャップ19をねじ結合した。
この配線ボックスについて、試作例1と同じ試験をした
ところ、同じ結果が得られた。
管留め具を接続し、そこに波付き可とう電線管を接続し
たこと以外は試作例3と同じにし、同じ試験をしたとこ
ろ、同じ結果が得られた。
ボックス本体13の側壁21C、21Dに、幅15m
m、突出長さ10mm、厚さ4mmの突起33を形成し
たこと以外は試作例1と同じにし、同じ試験をしたとこ
ろ、同じ結果が得られた。
ポリカーボネートを用いたこと以外は試作例1と同じに
し、同じ試験をしたところ、同じ結果が得られた。
て、側壁21Bに第二の雄ねじ筒15Bを挿入する穴を
形成せず、第二の雄ねじ筒15Bとキャップ19を省略
したこと以外は試作例1と同じにし、同じ試験をした。
その結果、側壁21B側がコンクリートから抜け出すよ
うに配線ボックスが傾いてしまい、問題であった。
らかなように本発明の合成樹脂製埋め込み配線ボックス
は次のような実施態様をとることができる(これらの組
み合わせでもよい)。 (1)少なくとも一方の雄ねじ筒が、内端にフランジ部
を有するボックス本体とは別に成形された部品からな
り、そのフランジ部が側壁の内面に当接するようにボッ
クス本体に組み付けられているもの。 (2)少なくとも一方の雄ねじ筒が、内端にフランジ部
を有するボックス本体とは別に成形された部品からな
り、そのフランジ部が側壁の内面に当接するようにボッ
クス本体に組み付けられ、そのフランジ部と電線管留め
具または穴塞ぎ用キャップとで側壁を締めつけるように
したもの。
にフランジ部を有するボックス本体とは別に成形された
部品からなり、そのフランジ部が側壁の内面に接合され
ているもの。 (4)雄ねじ筒が突設されていない方の相対する側壁に
それぞれ外側に向けて突起が形成されているもの。 (5)ボックス本体の上面に位置決め用の十字マークが
付いているもの。
重がかかってもコンクリートから抜け出すことのないコ
ンパクトな合成樹脂製埋め込み配線ボックスを得ること
ができる。
スの第一の実施例を示す断面図。
ップを取り外した状態を示す断面図。
図。
面図。
ャップを取り外した状態で示す断面図。
ャップを取り外した状態で示す断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】下面が開口するボックス本体(13)の相
対する側壁(21A、21B)にそれぞれ外側に向け
て、電線が挿通可能な雄ねじ筒(15A、15B)を突
設し、これら雄ねじ筒(15A、15B)に電線管留め
具(17)または穴塞ぎ用のキャップ(19)をねじ結
合したことを特徴とする合成樹脂製埋め込み配線ボック
ス。 - 【請求項2】一方の雄ねじ筒(15A)に電線管留め具
(17)をねじ結合し、他方の雄ねじ筒(15B)に穴
塞ぎ用のキャップ(19)をねじ結合したことを特徴と
する請求項1記載の合成樹脂製埋め込み配線ボックス。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29909494A JP3418263B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 合成樹脂製埋め込み配線ボックス |
KR1019950040420A KR100270749B1 (ko) | 1994-11-09 | 1995-11-09 | 합성수지제매립배선박스 |
Applications Claiming Priority (1)
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