JP3626842B2 - スプリンクラーヘッドの固定装置 - Google Patents

スプリンクラーヘッドの固定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅等の天井裏などに設置するスプリンクラー消火設備に使用されるスプリンクラーヘッドの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスプリンクラーヘッドの固定装置として、たとえば、図8に示すように天井部(階上スラブ)1の下側に配置された配水管2に継手(エルボ)4を介してスプリンクラーヘッド3がこれの軸線Pが天井部1に対し垂直になるように接続され、前記継手4が天井部1に取付具5で取り付けられるというものがある(特開平8−24360号公報)。これによれば、天井部1と天井ボード18間の天井裏高さHが低い場合も、スプリンクラーヘッド3からの消火用水の放出開始や放出終了などの際水圧変動をうけたとき継手4などが振動しないように、取付具5で強固に固定できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記配水管2は金属製の可撓管からなり、可撓性を有しているものの、可撓自在性はそれ程大きくはないため、この配水管2の端末に継手4をユニオン25を介して接続する時、配水管2の多少の長短や向きの違いにより継手4と接続しにくいことがあり、しかも比較的重いため施工し難い。また金属製の配水管2はコスト高である。
【0004】
そこで本発明は、軽量で可撓性に優れて施工容易で、かつ低コストの合成樹脂製の配水管を採用するとともに、継手の構造を改善することにより、そのような配水管もスプリンクラーヘッドと共に天井部に簡単かつ強固に取り付けることのできるスプリンクラーヘッドの固定装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、天井部の下側に配置された合成樹脂製可撓管からなる配水管の端末に継手を介してスプリンクラーヘッドが接続され、前記継手が天井部に取付具で取り付けられているスプリンクラーヘッドの固定装置であって、前記継手は、合成樹脂製の曲管状もしくは直管状の継手本体と、この継手本体の一端にインサート成形されて多角形の鍔を有する金属製のユニオンナットとからなって、前記継手本体の他端に前記配水管の端末が熱融着により接続され、前記ユニオンナットの雌ねじにスプリンクラーヘッドの雄ねじ部がねじ込み結合されており、前記取付具に対し前記継手が前記鍔の外周面に設けた1個もしくは2個以上の盲状のねじ穴にねじ込まれたねじで止着されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
合成樹脂製可撓管からなる配水管は、可撓自在性に優れるため、継手と無理なく接続し易くなる。
継手の継手本体は配水管と同様に合成樹脂で形成しているため、両者を熱融着により一体的に強固に接続することができる。
継手と取付具とをねじで結合するにあたり、継手本体にインサート成形された金属製のユニオンナットに設けたねじ穴を使用するため、合成樹脂製の継手本体にねじ込むに比較して強固にねじ結合でき、水圧変動をうけたときも継手が振動しないように強固に固定できる。
ねじ穴は、ユニオンナットの外周に多角形状に張出形成された鍔を利用し、この鍔の外周面に設けるため、比較的深いねじ込み深さを保有し且つユニオンナット内部に貫通させることのない盲穴に容易に加工することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1ないし図4に基づき説明する。図1は本発明のスプリンクラーヘッドの固定装置の正面図、図2は継手の断面図、図3は継手の底面図、図4は取付具の斜視図を示す。
図1において、1は階上スラブなど天井部、2は天井部1の下側に図外の給水主管より分岐して配置されたポリエチレンなど合成樹脂製の可撓管からなる配水管、3は配水管2の端末に継手4を介して接続されたスプリンクラーヘッド、5は継手4を天井部1に取り付ける取付具である。
【0008】
継手4は、図2及び図3に示すように、ポリエチレンなど合成樹脂で曲管状に成形された継手本体6と、この継手本体6の一端にインサート成形された金属製のユニオンナット7とからなり、継手本体6の他端には配水管2の端末が挿入される嵌合溝4aを形成するとともに、この嵌合溝4aの外周に対応する箇所に1対のターミナル8と電熱線9を組み込んである。ユニオンナット7はこれの断面円形外周7aから四角形あるいは六角形等多角形の鍔70を径方向外方へ張出して形成し、この鍔70の外周の隣接する両辺70a,70bの互いに離反する各一端寄りに、取付具結合用のねじ穴10を互いに直交する方向に盲穴状に設けている。その際、各ねじ穴10は多角形の鍔70の出っ張りコーナに設ける。これにより鍔70の外径が小さい場合もねじ穴10をできる限り深い盲穴に形成することができる。施工時にはユニオンナット7の雌ねじ71にスプリンクラーヘッド3の上端の雄ねじ部3aがねじ込まれて接続される。また継手本体6の他端の嵌合溝4aには配水管2の端末を挿入したのち1対のターミナル8から電熱線9に通電し、この電熱線9の加熱作用で継手本体6と配水管2の端末とが熱融着されて接続される。
【0009】
取付具5は、図4に示すように、厚手の金属板を曲げ加工することにより継手4に取り付けられる取付部11と、天井部1に固定される固定部12とを有する。取付部11は縦長の第1取付部11aと、この第1取付部11aの下半部の一側端を直角に折り曲げた第2取付部11bとを有する。この第1,2取付部11a,11bは、前記ユニオンナット7の鍔70のねじ穴10を有する二辺70a,70bに当てがわれたときねじ穴10と合致する取付孔13を縦長に形成している。
かくして、取付具5は、第1,2取付部11a,11bを継手4の鍔70のねじ穴10を有する二辺70a,70bに当てがい、蝶形頭部を有するねじ14を取付孔13に通してねじ穴10にねじ込むことにより、継手4に対し取付具5が強固に取り付けられる。その際、取付孔13は縦長に形成されているので、継手4の取り付け高さを任意に調整できる。
【0010】
固定部12は第1取付部11aの上側端を、第2取付部11bの折り曲げ方向と同じ方向に直角に折り曲げて成り、この固定部12は、上記のように取付部11に継手4を取り付けたとき継手4にねじ込まれたスプリンクラーヘッド3の軸線Pの上方延長線と交差することになる。そして、固定部12には1個の位置合わせ孔15を前記軸線Pの上方延長線上に一致するよう設けるとともに、その位置合わせ孔15の近傍位置に2個の固定孔16を設ける。
【0011】
このように構成した固定部12をもつ取付具5は、上記のように取付部11に継手4のユニオンナット7をねじ14で取り付け、ユニオンナット7の雌ねじ71にスプリンクラーヘッド3を接続し、しかる後、位置合わせ孔15から覗くことにより、天井部1に予め設計図面通りに印されたスプリンクラーヘッド位置マークに位置合わせ孔15を合致させて、固定孔16にねじ等固定具17を通して天井部1に固定すれば、自ずとスプリンクラーヘッド3が前記位置マークに一致する状態が得られる。したがって、スプリンクラーヘッド3をスプリンクラーヘッド位置マークに位置合わせしながら取付具5を天井部1に固定するという煩わしさは無くなり、簡易迅速に作業を終える。固定孔16を2個設けることにより、取付具5を天井部1に対し強固に固定できるが、必ずしもその必要はなく、後述する他の実施例のように1個だけ設けてもよい。
なお、スプリンクラーヘッド3を取り付けた後は、継手4の継手本体6に配水管2の端末を前述したごとく熱融着して接続し、この後天井ボード18を取り付ける。天井ボード18は取り付けないこともある。また天井部1としては階上スラブ以外に、階上スラブの下側に架設される天井横架材なども含まれる。
【0012】
図5は他の実施例を示しており、この実施例では取付具5の一つの位置合わせ孔15を固定孔に兼備する以外は、上記実施例の場合と同様に構成する。これによれば、位置合わせ兼固定孔15に固定具17を通して天井部1に対し完全に固定する前の緩み状態下で、固定具17を中心にして取付具5を継手4及びスプリンクラーヘッド3ごと回転させることができる。この取付具5の回転操作により継手4を配水管2の端末位置に対応させ易くなるため、継手4を配水管2に無理なく、安定した状態に接続することできる。
また、この実施例によれば、天井部1に予め印されるスプリンクラーヘッド位置マーク部分に、固定具17として使用するねじやリベットなどを捕捉固定するためのアンカー19を予め埋め込んでおくこともできるため、ねじやコンクリート釘を天井部1に直接打ち込む以外の固定法を採用することができる。
【0013】
図6は更に他の実施例を示しており、この実施例では天井裏の高さHが高い場合に好適に使用できるように、図7に示すごときアダプタ20を取付具5と併用するものである。アダプタ20は断面L形に形成されて両片20a,20bにねじ孔21と取付孔22を上下に配して設けている。そしてアダプタ20は取付具5の取付部11の内側に上下スライド自在に重ね合わし、取付部11の縦長の取付孔13とねじ孔21を合致させて、連結ねじ23を取付孔13からねじ孔21にねじ込むことにより、取付具5の下方にアダプタ20が高さ調整可能に連結される。アダプタ20の取付孔22は継手4のねじ穴10(図3参照)に合致させ、これにねじ14をねじ込むことにより継手4のユニオンナット7に取り付けられる。
このようにアダプタ20を併用することにより、天井裏の高さHが高い場合もこの高さに対応して取付具5の取付部11の縦方向長さを任意に可変調整できて便利である。その他の構成は図1の実施例の場合と同様である。
【0014】
上記取付具5において、取付部11に対し固定部12を折り曲げるにあたり、固定部12がスプリンクラーヘッド3の軸線Pの上方延長線と交差するよう折り曲げられると、既述のようにスプリンクラーヘッド3を天井部1の所定位置に簡単に取り付け施工できて有利であるが、本発明は必ずしもこれに限られず、図8に示す従来例のものと同様にスプリンクラーヘッド3の軸線Pの上方延長線から外れる方向へ折り曲げるものであってもよい。
また継手4の継手本体6としては曲管状に形成されたもの以外に、直管状に形成されたものが使用される場合もある。
【0015】
【発明の効果】
本発明のスプリンクラーヘッドの固定装置によれば、軽量で可撓性に優れて施工容易であり、しかも低コストの合成樹脂製の配水管もスプリンクラーヘッドと共に天井部に簡単かつ強固に取り付けることのできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスプリンクラーヘッドの固定装置の正面図である。
【図2】図1の固定装置に使用する継手の断面図である。
【図3】図1の固定装置に使用する継手の底面図である。
【図4】図1の固定装置に使用する取付具の斜視図である。
【図5】他の実施例を示すスプリンクラーヘッドの固定装置の正面図である。
【図6】更に他の実施例を示すスプリンクラーヘッドの固定装置の正面図である。
【図7】図6の固定装置に使用するアダプターの斜視図である。
【図8】従来例のスプリンクラーヘッドの固定装置の正面図である。
【符号の説明】
1 天井部
2 配水管
3 スプリンクラーヘッド
4 継手
5 取付具
6 継手本体
7 ユニオンナット
70 鍔
71 雌ねじ
10 ねじ穴
14 ねじ

Claims (2)

  1. 天井部の下側に配置された合成樹脂製可撓管からなる配水管の端末に継手を介してスプリンクラーヘッドが接続され、前記継手が天井部に取付具で取り付けられているスプリンクラーヘッドの固定装置であって、
    前記継手は、合成樹脂製の曲管状もしくは直管状の継手本体と、この継手本体の一端にインサート成形されて多角形の鍔を有する金属製のユニオンナットとからなって、前記継手本体の他端に前記配水管の端末が熱融着により接続され、前記ユニオンナットの雌ねじにスプリンクラーヘッドの雄ねじ部がねじ込み結合されており、
    前記取付具に対し前記継手が前記鍔の外周面に設けた1個もしくは2個以上の盲状のねじ穴にねじ込まれたねじで止着されていることを特徴とするスプリンクラーヘッドの固定装置。
  2. 前記ねじ穴が多角形の鍔の出っ張りコーナに設けられている請求項1記載のスプリンクラーヘッドの固定装置。
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