JPH0813993B2 - 高嵩密度粒状漂白洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状漂白洗剤組成物

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JPH0813993B2 JP16195187A JP16195187A JPH0813993B2 JP H0813993 B2 JPH0813993 B2 JP H0813993B2 JP 16195187 A JP16195187 A JP 16195187A JP 16195187 A JP16195187 A JP 16195187A JP H0813993 B2 JPH0813993 B2 JP H0813993B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、漂白活性成分として配合される過炭酸ナト
リウムあるいは過硼酸ナトリウムの保存安定性に優れた
漂白洗剤組成物に関する。
従来技術 従来、洗剤組成物に、酸素系漂白剤として過炭酸ナト
リウムや過硼酸ナトリウムを配合することは、よく知ら
れている(例えば、特開昭49−128887号公報など)。過
炭酸ナトリウム等は、洗剤組成物に用いたられ場合に、
次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系漂白剤に比べて漂白
力は劣るものの、染色衣料に対する脱褪色が少ないとい
う利点がある。
しかし、過炭酸ナトリウムあるいは過硼酸ナトリウム
は、洗剤組成物中に添加して保存すると、安定性に劣る
という欠点があった。
一方、飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸
塩は、α−スルホ脂肪酸エステル塩とも呼ばれ、洗浄
力、特に耐硬水性に優れた界面活性剤であり、これを配
合した高嵩密度洗剤組成物も報告されている(特開昭62
−599号公報)。
発明の目的 本発明は、飽和脂肪酸低級エステルのスルホン酸塩を
主活性成分とし、過炭酸ナトリウムまたは過硼酸ナトリ
ウムの保存安定性が改良された高嵩密度の漂白粒状洗剤
組成物を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明の高嵩密度粒状漂白洗剤組成物は、以下の
(a)および(b)成分を含有し、嵩密度0.5〜1.2g/cc
の粒状洗剤と、(c)成分とが粉体混合され、(a)成
分を2〜30重量%、(b)成分を2〜15重量%、(c)
成分を0.5〜15重量%含み、(a),(b)成分の合計
量(a)+(b)が8〜45重量%であり、水分含量が15
重量%以下であることを特徴とする。
(a)脂肪酸残基の炭素数8〜22の飽和脂肪酸低級アル
キルエステルのスルホン酸塩。
(b)炭素鎖長8〜22、エチレンオキシドの平均付加モ
ル数10〜30のアルコールエトキシレート。
(c)平均粒径250〜2000μmの過炭酸ナトリウムまた
は過硼酸ナトリウム。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(a)成分の飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスル
ホン酸塩は、典型的に下記一般式(I)で表わされる。
(R1:C6〜20のアルキル基 R2:C1〜3程度の低級アルキル基 M:対イオン) この中でも、脂肪酸残基の炭素数が12〜22(R1:C
10〜20)のものが好適であり、また、対イオンとしては
アルカリ金属、とりわけナトリウム塩が好ましい。
(a)成分の飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスル
ホン酸塩は、炭素数8〜22の脂肪酸を低級アルキルエス
テル化したのち、通常のスルホン化装置を用いて無水硫
酸と反応させ、必要に応じて熟成、漂白を行なったの
ち、中和することにより得られる。また、飽和脂肪酸の
スルホン化物を低級アルキルエステル化することによっ
ても得られる。
原料脂肪酸としては、牛脂、ヤシ油、パーム油などか
ら誘導される動植物起源の所定炭素数の脂肪酸や、合成
脂肪酸が用いられる。
(a)成分は、本発明組成物における主活性成分とし
て働くものであり、組成物中に2〜30重量%、より好ま
しくは8〜20重量%配合することが適当である。配合量
が2重量%未満では、この活性剤のもっている界面活性
能を十二分に活用することができない。
(a)成分の飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスル
ホン酸塩は、加水分解によりエステル結合が切断されて
下記一般式(II)で示されるジ塩化合物となる傾向があ
る。このジ塩化合物は本発明の洗剤組成物に、飽和脂肪
酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩に対し30重量%
以下、好ましくは10重量%含まれていてもよい。
(R1:アルキル基 M:対イオン) (b)成分のアルコールエトキシレートは、炭素数8
〜22の1級または2級アルコールに、エチレンオキシド
を平均10〜30モル、好ましくは15〜25モル付加したもの
である。
(b)成分のアルコールエトキシレートを配合するこ
とにより、水分の存在下における過炭酸ナトリウムおよ
び過硼酸ナトリウムの分解を抑制することができる。ま
た、このアルコールエトキシレートは、溶解性改善効果
を有し、飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸
塩(α−SF)を主活性成分とする洗剤組成物を0.5〜1.2
g/ccと高嵩密度化した場合にも、その溶解性を改善し、
α−SFの具えている界面活性能を十二分に引き出すこと
ができる。
(b)成分のアルコールエトキシレートは、組成物中
に2〜15重量%配合される。この量が2重量%未満では
(c)成分の漂白剤の分解を防止できず、一方、15重量
%を超えると製造が困難となる。
(a)成分と(b)成分とは、必要に応じて用いられ
る他の洗剤成分とともに嵩密度0.5〜1.2g/ccの粒状洗剤
として造粒され、この造粒洗剤と(c)成分とが粉体混
合される。また、この造粒混合物には、必要に応じて漂
白活性化剤を配合することができる。漂白活性化剤とし
ては、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、テト
ラアセチルグリコールウリル(TAGU)、ペンタアセチル
グルコース(PAG)、コバルト石鹸などがある。
(c)成分の過炭酸ナトリウムまたは過硼酸ナトリウ
ムは、漂白活性成分として働くものであり、平均粒径が
250〜2000μm、好ましくは500〜1200μmのものが用い
られる。これら過炭酸ナトリウム等は必要に応じて造粒
することができる。造粒は、バインダーとしてノニオン
界面活性剤やポリマーを用い、押出し造粒あるいは転動
造粒することにより行なうことができる。平均粒径が25
0μmでは安定性が劣化し、一方、2000μmを超える
と、溶解性が劣化し、被洗物へ漂白活性粒子が付着す
る。
本発明の漂白粒状洗剤組成物は、(a)成分および
(b)成分を合計量で8〜45重量%、好ましくは10〜30
重量%含み、かつ、(c)成分を0.5〜15重量%、好ま
しくは2〜15重量%含有する。(a)成分と(b)成分
との合計量が8重量%未満では洗浄力が不十分となる。
また、(c)成分が0.5重量%未満では、十分な漂白効
果が得られない。
また、水分含有量が15重量%以下、好ましくは13重量
%以下とすることが必要である。この量が15重量%を超
えると、本発明の他の条件を満たしても、もはや過炭酸
ナトリウムあるいは過硼酸ナトリウムの安定性を十分に
満足することができない。
本発明の組成物では、嵩密度を0.5〜1.2g/ccまで高嵩
密度化することが必要である。これにより、洗剤粒子と
過炭酸ナトリウム等の接触機会が減少し、過炭酸ナトリ
ウム等が洗剤組成物中の水分の影響を受けにくくなるも
のと考えられる。
本発明の高嵩密度粒状漂白洗剤組成物は、上記必須成
分の外に、必要に応じて他の界面活性剤やビルダー等の
任意成分の含有することができる。このビルダーとして
は、以下の一般式(III)で表わされるゼオライトが好
適であい、その粒径は5μm以下が好ましい。
(M2O)x・(Al2O3)・(SiO2)y・(H2O)z …(II
I) (M:NaまたはK x:0.7〜1.5 y:0.8〜6 z:任意の数) このようなゼオライトは、そのイオン交換能により洗
液中の硬度成分であるカルシウムイオンがマグネシウム
イオンを捕捉し、洗浄力向上に寄与するとともに、粉体
物性や保存時のケーキング防止に効果を発揮する。
さらに、水溶性ビルダーとして、トリポリリン酸ナト
リウム、ピロリン酸ナトリウムなどのリン酸塩、ニトリ
ロトリ酢酸三ナトリウム(NTA)、クエン酸三ナトリウ
ム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナトリウムなどの有機
キレートビルダー、ポリアセタールカルボキシレート、
アクリル酸(ヒドロキシアクリル酸)重合物、アクリル
−メタクチル酸共重合物、無水マレイン酸−オレイン酸
共重合物などの高分子ビルダー、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム
のようなアルカリビルダーなどを使用することが好まし
い。これらのビルダーはカルシウムイオンやマグネシウ
ムイオンの捕捉能力、あるいはアルカリ緩衝能力を有し
ており、粒状ヘビー洗剤を配合することが望ましい。
また、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、アルコールサルフェート、アルコ
ールエトキシサルフェート、等のアニオン界面活性剤、
アルキルフェノールエトキシレート、脂肪酸アルカノー
ルアミド等のノニオン界面活性剤、ポリエチレングリコ
ール、カルボキシメチルセルロース等の再汚染防止剤、
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等の還元剤、
アルカリプロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパ
ーゼ等の酵素、蛍光増白剤、芒硝、香料などを配合する
ことができる。
本発明の粒状洗剤は、上記各成分を造粒して嵩密度0.
5〜1.2g/ccの高嵩密度組成物とする。この造粒方法とし
ては、前述の特開昭62−597号公報に記載されたよう
に、α−スルホ脂肪酸エステル塩等の各洗剤原料をニー
ダで捏和、混合し、カッターミルタイプ等の解砕機で解
砕、造粒し、さらに水不溶性微粉体で混合することによ
り得られる。また、洗剤成分を予め噴霧乾燥し、この噴
霧乾燥品とノニオン界面活性剤あるいはさらに他の洗剤
成分とを捏和、混合して高嵩密度粒状洗剤を製造するこ
ともできる。
発明の効果 本発明によれば、飽和脂肪酸低級アルキルエステルの
スルホン酸塩と特定のアルコールエトキシレートを含む
嵩密度0.5〜1.2g/ccの粒状洗剤を造粒し、これに特定粒
径の過炭酸ナトリウムまたは過硼酸ナトリウムを漂白剤
として配合することにより、漂白剤の保存安定性に優れ
た高嵩密度粒状漂白洗剤組成物が得られる。
実施例 後記表−1に示した組成のうち、水分の一部とノニオ
ン界面活性剤および漂白成分を除いた各成分を含む噴霧
乾燥品を製造した。
この噴霧乾燥品とノニオン界面活性剤および水とを連
続ニーダーに導入し、緻密で均一な捏和物を得た。この
捏和物を押出し機により円柱状ペレットとした後、破砕
造粒し、平均粒径550μm、嵩密度0.75g/ccの高嵩密度
粒状洗剤を得た。
この粒状洗剤に、表−1に示したように、平均粒径を
調整した過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウムの粒子ま
たは造粒品、あるいはさらにテトラアセチルエチレンジ
アミン(TAED)を添加し、高嵩密度粒状漂白洗剤組成物
を得た。造粒品は、高分子水溶液をバインダーとして押
出し造粒で製造した。
この組成物について、次のようにして過炭酸ナトリウ
ムまたは過硼酸ナトリウムの分解率を測定し、その結果
を表−1に示した。
〈分解率の測定方法〉 試料をカートンに充填し、35℃、85%RHの条件下に保
存し、保存20日後の洗剤中の漂白剤の分解率をヨードメ
トリーにより定量する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)脂肪酸残基の炭素数8〜22の飽和脂
    肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩、および (b)炭素鎖長8〜22、エチレンオキシドの平均付加モ
    ル数10〜30のアルコールエトキシレート を含み、嵩密度0.5〜1.2g/ccの粒状洗剤と (c)平均粒径250〜2000μmの過炭酸ナトリウムまた
    は過硼酸ナトリウム とが粉体混合され、(a)成分を2〜30重量%、(b)
    成分を2〜15重量%、(c)成分を0.5〜15重量%含
    み、(a)成分と(b)成分との合計量(a)+(b)
    が8〜45重量%であり、かつ、含有水分が15重量%以下
    であることを特徴とする高嵩密度粒状漂白洗剤組成物。
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