JPH08139939A - 圧縮伸長装置 - Google Patents

圧縮伸長装置

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JPH08139939A
JPH08139939A JP6273579A JP27357994A JPH08139939A JP H08139939 A JPH08139939 A JP H08139939A JP 6273579 A JP6273579 A JP 6273579A JP 27357994 A JP27357994 A JP 27357994A JP H08139939 A JPH08139939 A JP H08139939A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MH/MR/MMR符号化と算術符号化の双
方の圧縮伸長処理を回路規模の増大を極力抑えながら実
現し、しかも高速のスキャナ、プリンタに対する処理の
リアルタイム性を実現できる画像処理装置における圧縮
伸張装置を提供することを目的とする。 【構成】 MH、MR、MMR符号化または復号化を実
行するためのMH/MR/MMR復号器1300及びM
H/MR/MMR符号器1500と、これらの専用処理
回路1300、1500の符号化または復号化を実行さ
せるとともにマルコフモデル算術符号化処理を実行する
マイクロプログラム制御部1600とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データまたはその
符号データを扱う圧縮伸長装置に係わり、特にファクシ
ミリ装置などで必要な文書画像やハーフトーン画像デー
タの圧縮、画像符号データの伸長、画像データの変換
(拡大縮小)、画像符号データの他の符号への変換など
を複合した圧縮伸長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮伸長装置は、ファクシミリ
装置その他の画像通信装置、画像ファイルシステムなど
において必要となる。
【0003】図23に、従来の圧縮伸長装置の構成を示
す。この圧縮伸長装置は符号化方式としてMH、MR、
MMRを実装し、主に文書画像の圧縮伸長に適してい
る。
【0004】最近のファクシミリ装置では、文書画像だ
けでなく誤差拡散処理などによるハーフトーン画像も圧
縮して伝送することが増えている。ハーフトーン画像の
圧縮には、従来実施例に見られるようなMH、MR、M
MR方式でなく、算術符号の方が圧縮性能が高いことが
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ画像など
2値画像の圧縮伸長装置としては、既に広く使われてい
るMH、MR、MMR方式と、ハーフトーン画像の圧縮
にも適した算術符号化を合わせ持った圧縮伸長装置が理
想的である。しかし、これを実現するためにMH、M
R、MMRの圧縮伸長装置と、専用の算術符号器を単に
合わせたのでは、回路規模が増大しコストアップになる
という問題を生じる。また、一度にはどちらか一方のハ
ードウェアしか必要としないため、むだが多く、コスト
パフォーマンスが低いという問題もある。
【0006】本発明は上記課題に鑑みて為されたもので
あり、MH/MR/MMR符号化と算術符号化の双方の
圧縮伸長処理を回路規模の増大を極力抑えながら実現
し、しかも高速のスキャナ、プリンタに対する処理のリ
アルタイム性を実現できる画像処理装置における圧縮伸
張装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、MH、MR、MMR符号化または復号化を
実行するための専用処理回路と、該専用処理回路の符号
化または復号化を実行させるとともにマルコフモデル算
術符号化処理を実行するマイクロプログラム制御部とを
備えたものである。
【0008】また、マルコフモデル算術符号化処理の速
度を向上させるために、本発明はMH、MR、MMR符
号化または復号化を実行するための専用処理回路と、該
専用処理回路の符号化または復号化を実行させるととも
にマルコフモデル算術符号化処理を実行するマイクロプ
ログラム制御部とを備え、前記マイクロプログラム制御
部は画像データを所定数ライン分格納する第1のメモリ
と、該第1のメモリのワード幅の少なくとも2倍+所定
数ビット以上の容量を有し、前記第1のメモリより画像
データをワード単位で入力する第2のメモリと、該第2
のメモリに内の画像データを左右にビット単位にシフト
処理することにより、符号化処理のための状態分離信号
を生成する手段と、前記状態分離信号に応じて符号化時
における確率推定データを出力する手段と、前記確率推
定データを用いて符号データを出力する手段とを少なく
とも有したようにしたものである。
【0009】また、本発明はさらなる上記算術符号化処
理の速度向上のために、画像データを入力し、該画像デ
ータにマルコフモデル算術符号化処理を実行する制御手
段を備え、該制御手段は前記符号化処理におけるコンテ
クスト生成処理を専用ハード回路で実行し、その後の符
号データを算出して出力する処理をマイクロプログラム
で実行するものである。本発明は、かかる構成のみに限
定されるものではない。特許請求の範囲の記載並びに本
明細書全体の記載から理解されるように、本発明は様々
な態様を包含し、それぞれの態様に特徴的な構成を備え
るものである。
【0010】
【作用】本発明の画像処理装置は、上述の構成によっ
て、符号化処理または画像変換と符号化の組み合わせ処
理を実行する圧縮装置としての動作、復号化処理または
復号化と画像変換の組み合わせ処理を実行する伸長装置
としての動作、復号化と符号化の組み合わせ処理または
復号化、画像変換及び符号化の組み合わせ処理を実行す
る符号変換装置としての動作のいづれも可能である。M
H、MR、MMR符号化と算術符号の符号化、復号化機
能によって、文書画像からハーフトーン画像に渡る各種
の画像に対して効率のよい処理が可能である。
【0011】さらに、算術符号化処理を実行するにおい
て、ソフト処理では多大の時間を有するコンテクスト生
成処理を専用のハード回路で実行するようにしたため
に、さらなる速度の向上を得ることができる。
【0012】
【実施例】
圧縮伸長装置の全体構成 図1は本発明による圧縮伸長装置の一例の概略構成を示
すブロック図である。この圧縮伸長装置は圧縮装置、伸
長装置、画像変換(拡大縮小)装置及び符号変換装置、
DMA転送装置を複合した画像処理装置である。まず、
図1の主な構成要素を説明する。
【0013】図1において、100はイメージバス部と
のインタフェース機能を実現するイメージバス制御部で
ある。200はRAMであり、内部処理のためのライン
メモリ及びパラメータレジスタとして使用される。この
RAM200は、プロセッサブロックのMPU6(図2
0)からもアクセスできる。300は内部データバス4
(BEデータバス)1700によるRAM200に対す
るDMA転送を制御する内部バスDMA制御部、400
はMPUとインタフェースするためのシステムバス制御
部である。
【0014】500は種々のレジスタとして利用される
レジスタバンクであり、実際的にはRAMが用いられ
る。600〜800は16ビット幅データの変化画素ア
ドレス情報の一時記憶のためのFIFOバッファ、12
00は内部処理の実行に関連して利用される算術論理演
算部、1300はMH/MR/MMR復号器、1400
は画像の主走査方向の画像変換(拡大縮小)を行なう画
像変換部、1500はMH/MR/MMRの符号器、1
600は装置動作の制御のためのマイクロプログラム制
御部である。
【0015】1700はDMA制御バスであり、各部か
らのDMA転送要求信号や各部へのDMA転送許可信号
線から成る。内部データバス(BEデータバス)180
0は、主に画像データの転送のために使われる16ビッ
トのバスである。1900も16ビットの内部データバ
ス(BCデータバス)であり、これは主に符号化データ
の転送に利用される。
【0016】図1には示されていないが、マイクロプロ
グラム制御部1600と装置内各部との間にマイクロプ
ログラム制御バスが存在する。
【0017】MH/MR/MMR符号器の構成 図2はMH/MR/MMR符号器1500のブロック図
である。図2において、変化画素アドレス制御部150
2は、FIFOバッファ900より参照ラインの変化画
素アドレスを、FIFOバッファ1100より符号化ラ
インの変化画素アドレスをそれぞれ取り込み、符号化モ
ード判定部1504に入力する。
【0018】この符号化モード判定部1504は、入力
した変化画素アドレス情報より符号化モード(パス、垂
直、水平)の判定を行なう。符号テーブル検索部150
6は、符号化モードの判定結果に基づいて内部の符号テ
ーブルを検索し符号割当を行なう。
【0019】パッキング処理部1508は、符号テーブ
ル検索部1506より出力された可変長の16ビット/
ワードの符号データへの変換(ワードパッキング)を行
ない、ワード単位で内部データバス1900または18
00へ出力する。1510は符号器1500の全体制御
のためのメインシーケンサである。内部RAM200と
のDMA転送の要求は、このメインシーケンサ1510
より出される。1512〜1518はメインシーケンサ
1510の制御下で対応する機能ブロック1502〜1
508を制御するサブシーケンサである。マイクロプロ
グラム制御部1600は、マイクロプログラム制御バス
1602を介し、符号器1500に対する符号化モー
ド、1ライン幅(1ラインの画像データのワード数)の
指定や起動などの制御を行なうことができ、また符号器
1500の状態を取得できる。符号器1500はライン
単位のMH、MR、MMR符号化を実行する専用ユニッ
トである。
【0020】MH/MR/MMR復号器の構成 図3は復号器1300のブロック図である。図3におい
て、符号シフト部1302は、内部データバス(BCデ
ータバス)1900より取り込んだ符号データの解読を
終了した符号長分だけシフトし、符号解析部1304に
常に未解読の符号データを与える。符号解析部1304
は、符号データによって内部の復号ROMの検索を行な
い、復号符号を描画部1308へ送る。a0アドレス演
算部1306は、FIFOバッファ900より入力した
参照ラインの変化画素アドレス情報と符号解析部130
4から入力した復号符号とから、参照ラインの基準変化
画素アドレスであるa0アドレス(ITU−T勧告T。
4参照)を計算する。描画部はa0アドレスと色(白/
黒)情報から画像データを生成し、生成した画像データ
をワード(16ビット)単位で内部データバス(BEデ
ータバス)1800へ出力する。
【0021】1310は復号器1300の全体的制御を
行なうメインシーケンサ、1312〜1318はメイン
シーケンサ1310の制御下で対応する機能ブロック1
302〜1318を制御するサブシーケンサである。D
MA転送要求はメインシーケンサ1310より出る。マ
イクロプログラム制御部1600は、マイクロプログラ
ム制御バス1602を介し、復号器1300に対する復
号化モード、1ラインの復元幅幅の指定や起動などの制
御を行なうことができ、また復号器1300の状態を取
得できる。
【0022】復号器1300はライン単位のMH、M
R、MMR復号化を実行する専用ユニットである。この
復号化処理動作は前記文献1に説明した通りである。
【0023】画像変換部の構成 図4は画像変換部1400のブロック図である。図4に
おいて、レジスタ1402はFIFOバッファ1000
より入力する変化画素アドレスと色情報(B/W)を保
持するもので、レジスタ1404は内部データバス(B
Eデータバス)1800を通じて拡大縮小率をセットさ
れるものである。乗算器1406は、その変化画素アド
レスと拡大縮小率を乗算することによって、拡大縮小後
の変化画素アドレスを求め描画部1408に与える。
【0024】描画部1408は、与えられた変化画素ア
ドレスとレジスタ1402より与えられる色情報に基づ
き拡大縮小後の画像データを生成する。この画像データ
はレジスタ1410を介しワード単位で内部データバス
(BEデータバス)1800へ出力される。1412は
内部データバス1800を介し変換前の1ライン幅(ワ
ード数)をカウントするためのレジスタである。141
6は画像変換部1400内各部を制御するシーケンサで
あり、DMA転送要求も出す。
【0025】画像変換部1400の処理動作は前記文献
1に説明した通りである。 算術論理演算部、レジスタバンクなどの構成 図5は算術論理演算部1200及びレジスタバンク50
0とその周辺の構成を示している。図5において、12
02、1204は40ビットのALUとシフタである。
【0026】図から明らかなように、レジスタバンク5
00などからのデータをALU/シフタ部1200にロ
ードして必要な演算を行ない、演算結果をレジスタバン
ク500内のレジスタやバスI/F 1206を介して
BEデータバスに接続される機能ユニット、例えばデー
タRAM200などに書き込むことができる。算術論理
演算部1200の演算機能は加算、減算、ビットシフ
ト、論理AND/ORなどの論理演算である。これらの
処理に必要な制御信号はマイクロプログラム制御部16
00から出力される。
【0027】図6はレジスタバンク500内部の一つの
レジスタ502の構成とバスI/F1206を示したも
のである。レジスタ502は3つの部分、即ちビット0
〜ビット15(下位ワード)、ビット16〜ビット31
(上位ワード)、ビット32〜ビット39(拡張バイ
ト)に分けられている。BEデータバス1800に対し
て、下位ワード、上位ワード独立してリード/ライトで
きる構成である。セレクタ504、506とバスI/F
1206内のセレクタはそのためのものである。レジス
タ各部のリード/ライト信号508、510、512と
レジスタの選択信号514は図5のアドレス制御部から
出力される。
【0028】マイクロプログラム制御部1600、シス
テムバス制御部400、イメージバス制御部100は前
記文献1に説明したものと同一である。
【0029】ラインメモリ関連の構成 図7は内部バスDMA制御部300の内部構成、レジス
タバンク500上に定義されるアドレスレジスタ、デー
タRAM200上に定義されるメモリ領域と、それらの
対応関係を説明するための図である。
【0030】データRAM200は、n個のメモリ領域
(MEM#0〜MEM#(n−1))に分割されて使わ
れる。各メモリ領域に対応して、内部バスDMA制御部
300には、n個のアドレスポインタ(ADP0〜AD
P(n−1))があり、レジスタバンク500には、n
個のアドレスレジスタ(ADREG0〜ADREG(n
−1))がある。このn個のアドレスレジスタはレジス
タ502(図6)の下位ワードまたは上位ワードに定義
されるが、図では、これらを16ビットレジスタの連続
した集合体として示している。
【0031】i番目のアドレスレジスタADREGi
は、メモリ領域の先頭アドレスを格納するアドレス部分
と、そのメモリ領域に付随したフラグ情報、例えばライ
ンメモリに有効データが有るか否か、などを格納するフ
ラグ部分に分かれている。アドレス部分には、初期値と
してi番目のメモリ領域MEM#iの先頭アドレスがマ
イクロプログラム制御部1600によって、圧縮伸長装
置の初期化時に書き込まれる。MEM#iをアクセスす
るアドレスポインタはADPiである。ADPiの初期
値は、ADREGiの値がBEデータバス1800を通
して書き込まれる。各アドレスポインタはアップダウン
カウンタとして構成され、初期値設定後は、1ワードR
/Wする毎にメモリアドレスがインクリメントまたはデ
クリメントされる。
【0032】算術符号の概説 本発明の圧縮伸長装置による算術符号の実施例を説明す
る前に、マルコフモデル算術符号化の概要を説明する。
本実施例の算術符号化は、ITU−T勧告T.82記載
の方式に準拠する。
【0033】図8はマルコフモデルを構築するための参
照画素の配置を示したものである。Yラインを符号化ラ
インとし、その前ライン、前々ラインをそれぞれ(Y−
1)ライン、(Y−2)ラインとする。Yライン上の”
?”が符号化の対象となる符号化シンボル(画素)であ
り、A〜Iの10画素が参照画素である。
【0034】これらの参照画素を適当な順序に並べて、
例えばABC順に並べて
【0035】 とする。Snは各画素が2通りの値をとるので、全部で
210通り存在する。以下では、Sn、n=0、・・・、
(210−1)を状態識別信号またはコンテクストと呼
ぶ。
【0036】マルコフモデル算術符号化では、各コンテ
クスト毎に算術符号化処理を行なう。算術符号は、符号
化シンボル系列の発生確率に対応する2進小数点を符号
とする。
【0037】図9はマルコフモデル算術符号器の概念図
を示したものである。符号器全体はコンテクスト生成
部、コンテクストテーブル、確率推定部、及び算術符号
器から構成され、それらの相互関係を示している。コン
テクスト生成部は、上述したように参照画素の値による
状態分離を行ない、その状態を示すコンテクスト識別番
号Snを出力する。
【0038】コンテクストテーブルはRAMで構成さ
れ、各コンテクスト毎に発生しやすいシンボル(優勢シ
ンボル:MPS)の値(MPS値)と、後述する確率推
定器(またはQeテーブル)の状態番号が書かれてい
る。MPS値は符号化シンボル”?”の予測値として使
われる。確率推定器は、113状態から成るステートマ
シンであり、ROMまたはRAMで構成される。各状態
(ST)は優勢シンボルの逆にあたる劣勢シンボル(以
下LPS)の生起確率の推定値Qe(ST)と、符号化
後の状態遷移先などが書かれている。算術符号器は、符
号化シンボル”?”、MPS値、Qe(ST)を入力情
報として、符号化シンボル”?”のMPS値による予測
結果に応じて、数直線の再帰的分割に相当する処理を実
行し符号を出力する。符号はビットシフト操作によって
生成され、それ以前の符号ビット系列に次々に連結され
る。ここでは、これを
【0039】
【数2】 Ci=Ci-1+f{MPS予測値、Qe(ST)} =Ci-1+f{*Sn、*[*Sn]} と表わす。ここで+は連結処理、*XはXが示すメモリ
の内容を示す。fは算術符号化処理を表わし、加算、減
算、ビットシフト、論理演算の組み合わせである。ま
た、復号化も符号化の逆演算として同様にして実行でき
る。
【0040】マルコフモデル算術符号器の第1の実施例 図10は、本発明の圧縮伸長装置における算術符号化処
理時のデータRAM200の使用方法を示したものであ
る。メモリ領域は、ラインメモリ領域、コンテクストテ
ーブル、確率推定テーブル、符号データバッファに分か
れている。
【0041】前記文献1に示したように、MEM#0、
MEM#1は、それぞれ入力ラインメモリと変換前ライ
ンメモリとして使用する。主走査変換後の画像データが
順にMEM#1〜MEM#4に格納される。MEM#4
を符号化ラインとすると、MEM#1〜MEM#3が参
照ラインであり、この領域から参照画素が選ばれる。
【0042】コンテクストテーブルの各コンテクストは
1ワードで表わされる。例えば、コンテクストSは、2
04のように下位12ビットがQeテーブルのアドレ
ス、上位1ビットが、そのコンテクストでのMPS値が
書かれている。この領域は、符号化の初期状態で全て”
0”が書かれる。確率推定テーブルは、1つの状態を3
ワードで記述する構成である。206に示すように、第
1ワードがLPSの生起確率の推定値Qe、第2ワー
ド、第3ワードはそれぞれ符号化シンボルをMPS、L
PSとして符号化した場合の次の遷移先を示すアドレス
である。SWは符号化シンボルをLPSとして符号化し
た場合、次のMPS値を変更するか否かを示すフラグで
ある。これらの情報は、ITU−T勧告T. 82に規定
されている。
【0043】符号データバッファは、符号を外部に出力
する前に一時的に符号データを格納する領域である。図
11は復号化時におけるメモリ領域を示す。MEM#0
〜MEM#2に復元ラインを格納する。MEM#3はM
EM#2の復元ラインを変換したライン(変換後ライ
ン)を格納する。MEM#4は外部に出力するラインを
格納する。変換後ラインや出力ラインの生成方法は、参
考文献1記載の実施例と同様にして実現できる。その他
の領域は符号化時と共通である。
【0044】次に、算術符号化処理を説明する。図12
はコンテクスト生成処理を示す。R1、R2、R3はレ
ジスタバンク500内に定義されたレジスタである。符
号化ラインの画像データはR3に、データRAM200
のMEM#4のデータがロードされる。参照ラインは、
(Y−1)ラインがR2に、(Y−2)ラインがR1に
ロードされる。図中、IMG(Y、i)は、Yラインの
第iワード目の画像データを表わす。
【0045】IMG(Y、i)をR3の下位ワードにロ
ードし、符号化シンボルをビット15の位置に合わせ
る。参照ラインデータIMG(Y−1、i)、IMG
(Y−2、i)をR2、R1の上位ワードにロードする
と、参照画素A〜Jの配置は図示したようになる(図8
参照)。
【0046】図13は1ラインの算術符号化処理のフロ
ーを示す。処理2001でR1、R2、R3をクリアす
る。処理2002で画像データIMG(Y、0)をR3
の下位ワードに、IMG(Y−1、0)、IMG(Y−
1、1)をR2の上位、下位ワードに、IMG(Y−
2、0)、IMG(Y−2、1)をR1の上位、下位ワ
ードにロードする。以上の処理は、各ラインの算術符号
化の初期化処理である。この2つの処理を実行すると、
符号化ラインの第1ワードが、R3の下位ワードに、前
ラインの第1ワードがR2の上位ワードに、前々ライン
の第1ワードがR1の上位ワードに入り、その他のビッ
トは”0”になる。
【0047】処理2003〜処理2010が1ワード画
像データの符号化処理である。処理2003はコンテク
スト生成処理であり、後に詳しく説明する。処理200
4で符号化シンボル”?”と予測値MPS(S)の一致
を調べる。このとき、コンテクストはSとする。予測が
一致すれば、符号化シンボルは処理2005でMPSと
して符号化され、そうでなければ処理2006でLPS
として符号化される。
【0048】処理2007〜処理2009でレジスタR
1〜R3を左に1ビットシフトする。そうすることで、
図12から分かるように、符号化シンボルと参照画素が
更新される。
【0049】処理2010で、16シンボルの符号化が
終了したかどうか判断する。これは初期値を16とする
カウンタを減算し、それがゼロになることを調べる。1
6シンボルの符号化が終了するまで、処理2003〜処
理2010を繰り返す。
【0050】16シンボルの符号化が終了すると、処理
2007〜処理2009によって、16ビットシフトさ
れるので、レジスタR1〜R3の下位ワードのデータが
全て上位ワードに移動する。処理2011〜処理201
3でR1〜R3の下位ワードに次の画像データをロード
する。R1LはレジスタR1の下位ワードを表わす。処
理2014で1ライン分の符号化処理の終了を判断し、
終了していなければ処理2003〜処理2013を繰り
返す。
【0051】図14は処理2003(図13)の詳細を
示すフローである。この図ではコンテクスト識別信号
は、レジスタR0に生成するものとしている。R0は、
R1〜R3と同様にレジスタバンク500内に設けられ
たレジスタである。処理2020は、レジスタR1を右
に17ビットシフトする。その結果、R0は図15の2
100に示すようになる。処理2021は、R2を右に
13ビットシフトし、それをR0の上位ワードにライト
する。R0HはR0の上位ワードを表わす。その結果、
R0は図15の2111になる。処理2022は、R0
を右に5ビットシフトし、R0は図15の2112にな
る。処理2023は、R3の上位ワードをR0の上位ワ
ードにライトする。その結果、R0は図15の2113
になる。処理2024でR0を左に22ビットシフト
し、参照画素Jをビット39の位置に合わせる。処理2
025で、R0を右に30ビットシフトし、参照画素A
をビット0の位置に移動する。このとき、シフタ120
4の上位ビットからは”0”が入るように構成すると、
処理2025の結果、R0は図15の2115になり、
下位ワードにコンテクストが生成される。処理2026
でアドレスポインタADP(n−3)に、このデータを
書き込み、MPS符号化、LPS符号化処理でコンテク
ストテーブルをアクセスすることができる。
【0052】このコンテクストをSとすると、図10に
示すコンテクストテーブルの先頭アドレスからSだけオ
フセットしたアドレスを、アドレスポインタADP(n
−3)にいれて、そのアドレスを読み出すことにより符
号化処理に必要なMPS(S)とQeテーブルのアドレ
ス204が得られる。次に、このQeテーブルのアドレ
スをアドレスポインタADP(n−2)に入れて、その
アドレスを読み出すと図10の206に示すように、Q
e値(Qe(ST))と1シンボルの符号化終了後のQ
eテーブルの状態遷移先(ここではQeテーブルのアド
レス)がMPS、LPSそれぞれの場合について得られ
る。
【0053】図16は、図13の処理2005のMPS
符号化処理フローである。文献3、4に示されるよう
に、算術符号化の実行には、Aレジスタ、Cレジスタの
2つのレジスタが使われる。本圧縮伸長装置では、A、
Cレジスタは、レジスタバンク500内部に定義されて
いる。
【0054】処理2120でAレジスタ値とQe(S
T)との減算を行なう。処理2121で、その値と、A
レジスタの初期値の1/2にあたるX’8000’(X
はヘキサ表示)を比較し、X’8000’よりも大きけ
れば符号化が終了する。Aレジスタ値がX’8000’
よりも小さければ処理2122で、Aレジスタ値とQe
(ST)の比較を行なう。処理2123では、Cレジス
タへの加算、Aレジスタ値のQe(ST)による置き換
え処理を行なう。
【0055】処理2124では、コンテクストSのQe
テーブルアドレス204を領域206の”次のQeテー
ブルアドレス(MPS)”で置き換える。処理2125
では、Aレジスタ値がX’8000’より大きくなるま
で、A、Cレジスタを左にシフトする。この処理でCレ
ジスタから、吐き出されるビット系列が算術符号にな
る。この符号化データは、16ビット貯まる毎に、デー
タRAMのメモリ領域MEM#(n−1)に書き込ま
れ、この領域からシステムバス制御部400を通して圧
縮伸長装置の外部に出力される。
【0056】図17は、図13の処理2006のLPS
符号化処理フローである。処理2126でAレジスタ値
とQe(ST)との減算を行なう。処理2127で、A
レジスタ値とQe(ST)の比較を行なう。処理212
8では、Cレジスタへの加算、Aレジスタ値のQe(S
T)による置き換え処理を行なう。処理2129では、
コンテクストSのQeテーブルアドレス204を領域2
06の”次のQeテーブルアドレス(LPS)”で置き
換える。処理2130は処理2125と同じである。
【0057】次に、1ラインの算術復号化処理を説明す
る。復号化処理は、図8に示す画素配置において既に復
号化済みの画素A〜Jを用いてコンテクストを生成し、
その各コンテクスト毎に、シンボル”?”を復号する。
復号化処理においても、図9のコンテクスト生成部、コ
ンテクストテーブル、確率推定部は符号化処理と共通で
ある。シンボル復元の手順は符号化と逆になるが、そこ
で必要となる演算は符号化と同じく加算、減算、ビット
シフトである。
【0058】図16は復号化時のレジスタR1〜R3の
使用方法を示す。R1とR2は符号化と同じである。R
3の下位ワードのビット15の位置にシンボル”?”を
復号する。コンテクストがSの時、復元シンボルがMP
Sと判定されると、?にはコンテクストテーブルのMP
S(S)が書き込まれる。逆にLPSと判定されると、
MPS(S)を反転したシンボルが書き込まれる。1シ
ンボルの復号が終了すると、レジスタR1〜R3を左に
1ビットシフトし、参照画素配置を更新し、そこで定義
されるコンテクストで次のシンボルを復号する。これを
16回繰り返すと、R3の上位ワードに復元画像データ
が生成される。
【0059】図19は1ラインの算術復号化処理のフロ
ーである。処理3001は、レジスタR1〜R3をクリ
アする。処理3002で、R1、R2のそれぞれの上
位、下位ワードに参照ラインの先頭の画像データIMG
(Y−2、0)、IMG(Y−2、1)とIMG(Y−
1、0)、IMG(Y−1、1)をロードする。これら
の画像データは、既に復号化済みのデータとして、デー
タRAM200(図11)に格納されている。以上の処
理は復号化の初期化処理である。また、復号化対象にな
る符号化データは、圧縮伸長装置の外部からシステムバ
ス制御部400(図1)を通して、データRAMのメモ
リ領域MEM#(n−1)に所定バイト数分が書き込ま
れている。
【0060】処理3003はコンテクスト生成処理であ
り、図14に説明された内容と同一である。処理300
4で、1シンボルの復号化を行なう。復号化シンボル”
0”または”1”は、R3のビット15の位置に書き込
まれる。1シンボルの復号化が終了すると、処理300
5〜3007によってR1、R2、R3を左に1ビット
シフトする。処理3008によって、16シンボルの復
号化が終了するまで、処理3003〜処理3008を繰
り返す。16シンボルの復号化が終了すると、R1、R
2の下位ワードが空くので、処理3009と処理301
0によって、そこに新しい参照画像データを入力する。
復号化された画像データがR3の上位ワードにできるの
で、それをデータRAMのメモリ領域MEM#2(図1
1の202)に書き込む。それを1ライン分の画像デー
タが復元されるまで繰り返す。処理3012は、そのた
めの判定である。
【0061】図20は、1シンボルの復号化処理の概略
フローであり、図19の処理3004に対応する。処理
3020は、コンテクストテーブルを読み出すために、
アドレスポインタにコンテクストデータSをライトす
る。処理3021は、そのコンテクストに対応する確率
推定テーブルを読み出すために、Qeテーブルアドレス
204(図11)をアドレスポインタADP(n−2)
にライトする。
【0062】処理3022は、MPS(S)、Qe値、
A、Cレジスタを使って復号化演算を行なう。MPS、
LPS判定の詳細は省略するが、加算、減算、ビットシ
フトによって符号化の逆演算として実行できる。
【0063】その結果、復号すべきシンボルがMPSで
あるかLPSであるかの判定が行なわれる。MPSと判
断された場合は、処理3023に示すように、コンテク
ストテーブル204に書かれているMPS(S)の値を
復元シンボルとする。LPSと判定された場合は、処理
3024によって、MPS(S)の反転値(!MPS
(S))を復元シンボルとする。MPS(S)は”0”
または”1”であるから、これらの処理は、R3の下位
ワードにX’0000’またはX’FFFF’を書き込
むことによって実現できる。
【0064】MH、MR、MMR符号と算術符号間の符
号変換 算術符号化データを1ライン復元し(Yライン、図11
の202)、それをMH、MR、MMRの符号器150
0によって符号化することは、容易に実現できる。M
R、MMRの参照ラインとしては、その前ラインであ
る、(Y−1)ラインを使用する。文献1には、MH、
MR、MMR符号間の符号変換の実施例が詳細に示され
ている。それと同様にして、1ライン毎に、算術復号化
とMH、MR、MMR符号化を繰り返すことによって、
1ページ分の算術符号化データを他の符号に変換でき
る。
【0065】本実施例の算術符号化、算術復号化処理は
マイクロプログラム処理のため、専用のハードウェアに
よる実現方法に比べて処理速度は遅い。しかし、MH、
MR、MMR符号器1500やMH、MR、MMR復号
器1300が高速であれば、算術符号化、算術復号化の
処理は遅くても、上記の符号変換機能によって高速の入
出力装置に対するリアルタイム処理を実現することがで
きる。
【0066】マルコフモデル算術符号器の第2の実施例 上述した第1の実施例では、マルコフモデル算術符号化
のための回路を、他の目的のための回路と共有化するの
で、回路規模の増大を抑えることができる。その反面、
すべてがプログラム処理のため処理速度が遅いという問
題がある。図21、図22に示すのは、マルコフモデル
構築のための専用回路のみを有し、処理効率の向上を図
った構成例である。
【0067】図21は圧縮伸長装置の第2の実施例を示
すブロック図である。状態分離処理部2000が、コン
テクストを生成するための専用回路である。その他のブ
ロックは、参考文献1の相当ブロックと同じである。算
術符号化のアルゴリズムは、ALU/シフタ部1200
とマイクロプログラム制御部1600によって実行す
る。
【0068】図22は、状態分離処理部2000のブロ
ック図である。図12と対比して説明すると、シフトレ
ジスタ2001〜2003が図12のR1に相当し、こ
のうちシフトレジスタ2001はR1の下位ワードに相
当する。同様にシフトレジスタ2004〜2006がR
2に、シフトレジスタ2007〜2009がR3に相当
する。コンテクストレジスタ2010は、16ビットレ
ジスタで、その下位10ビットが参照画素A〜J、上位
6ビットは”0”に固定されている。参照画素A〜J
は、コンテクストレジスタ2010の対応するビット位
置に、それぞれ接続している。例えば、参照画素Aはシ
フトレジスタ2002の上位2ビット目(ビット位置3
0)から、コンテクストレジスタの最下位ビットに接続
されている。
【0069】符号化時は、シフトレジスタ2007の最
上位ビットにある符号化シンボル2011とコンテクス
ト識別信号2012を参照して符号化処理を実行する。
コンテクストの更新は、全てのシフトレジスタを1ビッ
ト左にシフトすることで実行される。図14相当の処理
が1サイクルで実行できる。シフト信号など必要な制御
信号は、命令デコーダ2013から出力される。
【0070】復号化時は、シフトレジスタ2007に復
号化シンボルを書き込む。この時、復号化シンボルが”
0”であればX’0000’を、復号化シンボルが”
1”であればX’FFFF’をシフトレジスタ2007
に書き込む。復元画像データは、シフトレジスタ200
8に得られる。それをデータRAM200の所定アドレ
スに書き込むことによって、1ラインの画像データが得
られる。図22の構成自体は特徴的なものではない。
【0071】本発明は、以上説明した実施例に限定され
るものではない。本発明によればMH、MR、MMR符
号化を実行する圧縮伸長装置に、回路の増加を抑えて算
術符号化処理を実装することができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像処理装置は、MH、MR、MMR符号化または復
号化を実行するための専用処理回路と、該専用処理回路
の符号化または復号化を実行させるとともにマルコフモ
デル算術符号化処理を実行するマイクロプログラム制御
部とを備えたことにより、回路規模の増加をおさえて、
MH、MR、MMR符号器と算術符号器(マイクロプロ
グラム制御部)を統合することができる。さらに、算術
符号化処理を実行するにおいて、ソフト処理では多大の
時間を有するコンテクスト生成処理を専用のハード回路
で実行するようにしたために、さらなる速度の向上を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮伸長装置の第1の実施例を示すブ
ロック図
【図2】MH、MR、MMR符号器のブロック図
【図3】MH、MR、MMR復号器のブロック図
【図4】画像変換器のブロック図
【図5】ALU周辺のブロック図
【図6】レジスタの構成図
【図7】内部バスDMA制御部とデータRAMとレジス
タバンクの関連を示すブロック図
【図8】参照画素の配置図
【図9】マルコフモデル算術符号器の概略図
【図10】算術符号化時のデータRAM内部のメモリ領
域構成図
【図11】算術復号化時のデータRAM内部のメモリ領
域構成図
【図12】レジスタ内の画像データの配置図
【図13】1ライン算術符号化処理フロー図
【図14】コンテクスト生成処理フロー図
【図15】コンテクスト生成処理時のレジスタ内容を示
す図
【図16】MPS符号化フロー図
【図17】LPS符号化フロー図
【図18】レジスタ内の画像データの配置図
【図19】1ライン算術復号化処理フロー図
【図20】シンボル復号化フロー図
【図21】第2の実施例を示すブロック図
【図22】状態分離処理部のブロック図
【図23】従来の画像処理装置を示すブロック図
【符号の説明】
100 イメージバス制御部 200 RAM 300 DMA制御部 400 システムバス制御部 1300 MH/MR/MMR復号器 1400 画像変換部 1500 MH/MR/MMR符号器 1600 マイクロプログラム制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MH、MR、MMR符号化または復号化
    を実行するための専用処理回路と、該専用処理回路の符
    号化または復号化を実行させるとともにマルコフモデル
    算術符号化処理を実行するマイクロプログラム制御部と
    を具備した圧縮伸長装置。
  2. 【請求項2】 MH、MR、MMR符号化または復号化
    を実行するための専用処理回路と、該専用処理回路の符
    号化または復号化を実行させるとともにマルコフモデル
    算術符号化処理を実行するマイクロプログラム制御部と
    を備え、前記マイクロプログラム制御部は画像データを
    所定数ライン分格納する第1のメモリと、該第1のメモ
    リのワード幅の少なくとも2倍+所定数ビット以上の容
    量を有し、前記第1のメモリより画像データをワード単
    位で入力する第2のメモリと、該第2のメモリに内の画
    像データを左右にビット単位にシフト処理することによ
    り、符号化処理のための状態分離信号を生成する手段
    と、前記状態分離信号に応じて符号化時における確率推
    定データを出力する手段と、前記確率推定データを用い
    て符号データを出力する手段とを少なくとも有したこと
    を特徴とする圧縮伸張装置。
  3. 【請求項3】 画像データを入力し、該画像データにマ
    ルコフモデル算術符号化処理を実行する制御手段を備
    え、該制御手段は前記符号化処理におけるコンテクスト
    生成処理を専用ハード回路で実行し、その後の符号デー
    タを算出して出力する処理をマイクロプログラムで実行
    することを特徴とする圧縮伸張装置。
  4. 【請求項4】 MH、MR、MMR符号化または復号化
    を実行するための専用処理回路と、該専用処理回路の符
    号化または復号化を実行させるとともにマルコフモデル
    算術符号化処理を実行する制御部とを備え、該制御部は
    前記マルコフモデル算術符号化処理におけるコンテクス
    ト生成処理を専用ハード回路で実行し、前記専用処理回
    路の制御及びコンテクスト生成後におけるマルコフモデ
    ル算術符号化処理をマイクロプログラムで実行すること
    を特徴とする圧縮伸長装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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