JPH0813802A - パイプサポートの支持金具 - Google Patents
パイプサポートの支持金具Info
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- JPH0813802A JPH0813802A JP14453894A JP14453894A JPH0813802A JP H0813802 A JPH0813802 A JP H0813802A JP 14453894 A JP14453894 A JP 14453894A JP 14453894 A JP14453894 A JP 14453894A JP H0813802 A JPH0813802 A JP H0813802A
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- JP
- Japan
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- pipe
- support
- pipe support
- straddle
- metal fitting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 締付螺による締付力によって、本体部分が1
回使う毎に屈撓変形する不具合を略確実に解消出来る様
にしたパイプサポートの支持金具を提供する。 【構成】 壅壁51等の頂面に跨座させる跨座部材1
の、左右両端から夫々内側に所定距離隔たった箇所に設
けた連結ピン2,2の夫々に、左右に揺動可能な揺動部
材4,5を垂支させ、締付螺7の締結力によってこの揺
動部材が垂直向きの状態から更に左右両外側向きに回動
されるのを阻止する回動規制手段aを設け、他方の揺動
部材5の螺孔6に螺合した締付螺7の先端と、一方の揺
動部材4の挟持面4aとの間で壅壁を挟み付ける構成と
した。跨座部材1の上面には、パイプサポートのパイプ
下端を外嵌させるパイプ固定筒9を倒・立自在に組付
け、跨座部材1には屈撓防止用リブ1aを設ける。
回使う毎に屈撓変形する不具合を略確実に解消出来る様
にしたパイプサポートの支持金具を提供する。 【構成】 壅壁51等の頂面に跨座させる跨座部材1
の、左右両端から夫々内側に所定距離隔たった箇所に設
けた連結ピン2,2の夫々に、左右に揺動可能な揺動部
材4,5を垂支させ、締付螺7の締結力によってこの揺
動部材が垂直向きの状態から更に左右両外側向きに回動
されるのを阻止する回動規制手段aを設け、他方の揺動
部材5の螺孔6に螺合した締付螺7の先端と、一方の揺
動部材4の挟持面4aとの間で壅壁を挟み付ける構成と
した。跨座部材1の上面には、パイプサポートのパイプ
下端を外嵌させるパイプ固定筒9を倒・立自在に組付
け、跨座部材1には屈撓防止用リブ1aを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、マンションの
上層階のベランダの前側壅壁を打設する際に、その打設
型枠を受支えるパイプサポートを、下層階のベランダ壅
壁上に安定して据置く等の支保工を行う時に用いるパイ
プサポートの支持金具に関する。
上層階のベランダの前側壅壁を打設する際に、その打設
型枠を受支えるパイプサポートを、下層階のベランダ壅
壁上に安定して据置く等の支保工を行う時に用いるパイ
プサポートの支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来の上記支保工法の概略を示
した。51は、打設済みの下層階のベランダの前面壅壁
であり、52は、これから打設する上層階のベランダ及
び壅壁の型枠である。型枠52を受支えるパイプサポー
ト100は、下層階の壅壁51の頂面上に据え置くが、
この据置状態を安定させる為に、図示の据置金具を60
を使っていた。この据置金具60は、壅壁51の上面に
跨座させる、金属帯板を下向コ字形に折曲した本体61
を備えており、その一方の垂下脚部61aの螺孔に螺杆
62を螺じ込むことによって、その先端の座板63と、
本体61の他方の垂下脚部61bとの間で壅壁51を挟
持する様になっている。そして、パイプサポート100
は、そのパイプ下端を、本体61上に立設した短い支柱
64に外嵌させることによりズレ止される。又、より単
純な工法として、図6に示した様に、壅壁51の上面に
釘打固定した角材53等の上に、パイプサポート100
を載せ、その下端側フランジ101を、角材53に釘打
固定する方法も行われて来た。
した。51は、打設済みの下層階のベランダの前面壅壁
であり、52は、これから打設する上層階のベランダ及
び壅壁の型枠である。型枠52を受支えるパイプサポー
ト100は、下層階の壅壁51の頂面上に据え置くが、
この据置状態を安定させる為に、図示の据置金具を60
を使っていた。この据置金具60は、壅壁51の上面に
跨座させる、金属帯板を下向コ字形に折曲した本体61
を備えており、その一方の垂下脚部61aの螺孔に螺杆
62を螺じ込むことによって、その先端の座板63と、
本体61の他方の垂下脚部61bとの間で壅壁51を挟
持する様になっている。そして、パイプサポート100
は、そのパイプ下端を、本体61上に立設した短い支柱
64に外嵌させることによりズレ止される。又、より単
純な工法として、図6に示した様に、壅壁51の上面に
釘打固定した角材53等の上に、パイプサポート100
を載せ、その下端側フランジ101を、角材53に釘打
固定する方法も行われて来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の据
置金具60の本体61は剛性が不十分なので、螺杆62
を強く締付けると、本体61が上方に弓なりに変形し、
支柱64も傾いてしまう不具合が生ずる。この傾きは、
パイプサポート100をこじる等して、応急的には修正
出来る。然し、次回にこの据置金具60を使う時には、
本体61の変形を手直しする厄介な手間が掛かるうえ
に、多数回の使用に耐えなくなる。又、壅壁51の上に
釘止固定した角材53を、パイプサポート100の据置
足場とする方法は、据置金具60を使う方法以上に支保
工の手間が掛かり、余分な木材を調達する必要もある。
そこで、本発明の目的は、締付螺の締結力によって、そ
の本体部分が変形する恐れを略確実に無くせる様にした
パイプサポートの支持金具を提供するにある。
置金具60の本体61は剛性が不十分なので、螺杆62
を強く締付けると、本体61が上方に弓なりに変形し、
支柱64も傾いてしまう不具合が生ずる。この傾きは、
パイプサポート100をこじる等して、応急的には修正
出来る。然し、次回にこの据置金具60を使う時には、
本体61の変形を手直しする厄介な手間が掛かるうえ
に、多数回の使用に耐えなくなる。又、壅壁51の上に
釘止固定した角材53を、パイプサポート100の据置
足場とする方法は、据置金具60を使う方法以上に支保
工の手間が掛かり、余分な木材を調達する必要もある。
そこで、本発明の目的は、締付螺の締結力によって、そ
の本体部分が変形する恐れを略確実に無くせる様にした
パイプサポートの支持金具を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明によるパイプサポートの支持金具は、下層階
のベランダ壅壁の頂面に、上層階壅壁の打設用型枠を支
持するパイプサポートを確実に据置固定させる、等の為
に用いるものであって、壅壁51等の頂面に跨座させる
跨座部材1と、該跨座部材1の左右両端から夫々内側に
所定距離隔たった箇所に設けた連結ピン2,2と、該連
結ピン2,2の夫々に、左右に揺動可能に垂設されて前
記壅壁51を挟持する役割を果す一組の揺動部材4,5
と、該1組の揺動部材4,5が左右両外側向きに回動さ
れた時に、揺動部材4,5の挟持面4a,5aが、略垂
直状態から更に外向きに回動されるのを阻止する回動規
制手段と、他方の揺動部材5に設けた螺孔6に螺合され
て、一方の揺動部材4の挟持面4aに向けて前後動する
締付螺7と、前記跨座部材1の上面に立設されて、パイ
プサポート100のパイプ下端を外嵌させるパイプ固定
筒9とを備える構成とした。回動規制手段として、揺動
部材4,5の一部に形成されて、挟持面4a,5aが略
垂直状態を越えて外向きに回動すると、跨座部材1に当
接してこの回動を停止させる当接部aを、揺動部材4,
5に設けるとよい。そして、跨座部材1には、その左右
方向に屈撓防止用リブ1aを設けるとよい。又、パイプ
固定筒9は、その下端部を前記跨座部材1に設けた支軸
3にピン連結して、倒・立可能に組付けるとよい。
の、本発明によるパイプサポートの支持金具は、下層階
のベランダ壅壁の頂面に、上層階壅壁の打設用型枠を支
持するパイプサポートを確実に据置固定させる、等の為
に用いるものであって、壅壁51等の頂面に跨座させる
跨座部材1と、該跨座部材1の左右両端から夫々内側に
所定距離隔たった箇所に設けた連結ピン2,2と、該連
結ピン2,2の夫々に、左右に揺動可能に垂設されて前
記壅壁51を挟持する役割を果す一組の揺動部材4,5
と、該1組の揺動部材4,5が左右両外側向きに回動さ
れた時に、揺動部材4,5の挟持面4a,5aが、略垂
直状態から更に外向きに回動されるのを阻止する回動規
制手段と、他方の揺動部材5に設けた螺孔6に螺合され
て、一方の揺動部材4の挟持面4aに向けて前後動する
締付螺7と、前記跨座部材1の上面に立設されて、パイ
プサポート100のパイプ下端を外嵌させるパイプ固定
筒9とを備える構成とした。回動規制手段として、揺動
部材4,5の一部に形成されて、挟持面4a,5aが略
垂直状態を越えて外向きに回動すると、跨座部材1に当
接してこの回動を停止させる当接部aを、揺動部材4,
5に設けるとよい。そして、跨座部材1には、その左右
方向に屈撓防止用リブ1aを設けるとよい。又、パイプ
固定筒9は、その下端部を前記跨座部材1に設けた支軸
3にピン連結して、倒・立可能に組付けるとよい。
【0005】
【作用】本発明の支持金具を使って、壅壁等の頂面にパ
イプサポートを確実に据置固定させるには、壅壁51の
厚さに応じて、締結螺7を一旦螺脱後退させたうえ、跨
座部材1を壅壁等の頂面に跨座させて、他方の揺動部材
5に螺合された締結螺7を螺じ込んでゆくと、その先端
面と、これに対向する一方の揺動部材4の挟持面4aと
の間で、壅壁51を挟持した状態になる。そして、締結
螺7を更に締め増すと、左右の揺動部材4,5の挟持面
4a,5aは、略垂直向きの状態を越えて更に左右両外
側向きに回動されようとするが、この時、回動規制手段
aが跨座部材1に当たってこの回動が阻止される。この
回動力は、跨座部材1を上向きに湾曲させる屈撓力とし
て作用するが、その支点は連結ピン2の位置に、その力
点は規制手段aの位置にあるので、両連結ピン2,2間
には殆ど屈撓防止力が及ばない。そして、跨座部材1に
は屈撓防止用リブ1aを設けてあるので、跨座部材1が
屈撓変形する恐れは略完全に無くなる。従って、支持金
具を1回使い終わる都度、屈撓変形の補修を余儀なくさ
れていた従来技術の難点は略解消し、支持金具は長持ち
する。
イプサポートを確実に据置固定させるには、壅壁51の
厚さに応じて、締結螺7を一旦螺脱後退させたうえ、跨
座部材1を壅壁等の頂面に跨座させて、他方の揺動部材
5に螺合された締結螺7を螺じ込んでゆくと、その先端
面と、これに対向する一方の揺動部材4の挟持面4aと
の間で、壅壁51を挟持した状態になる。そして、締結
螺7を更に締め増すと、左右の揺動部材4,5の挟持面
4a,5aは、略垂直向きの状態を越えて更に左右両外
側向きに回動されようとするが、この時、回動規制手段
aが跨座部材1に当たってこの回動が阻止される。この
回動力は、跨座部材1を上向きに湾曲させる屈撓力とし
て作用するが、その支点は連結ピン2の位置に、その力
点は規制手段aの位置にあるので、両連結ピン2,2間
には殆ど屈撓防止力が及ばない。そして、跨座部材1に
は屈撓防止用リブ1aを設けてあるので、跨座部材1が
屈撓変形する恐れは略完全に無くなる。従って、支持金
具を1回使い終わる都度、屈撓変形の補修を余儀なくさ
れていた従来技術の難点は略解消し、支持金具は長持ち
する。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を、図1〜図4を
参照しながら説明する。図1,図2に示したこの実施例
の支持金具Aは、図3,図4に示した様に下層階のベラ
ンダ壅壁51の頂面に、上層階壅壁及びベランダの打設
用型枠52を支持するパイプサポート100を、確実に
据置固定させる為に使われる。
参照しながら説明する。図1,図2に示したこの実施例
の支持金具Aは、図3,図4に示した様に下層階のベラ
ンダ壅壁51の頂面に、上層階壅壁及びベランダの打設
用型枠52を支持するパイプサポート100を、確実に
据置固定させる為に使われる。
【0007】支持金具Aの本体部分となる跨座部材1
は、 壅壁51の頂面に壁厚方向と平行状に跨座させる
もので、その全体形状は上向きにした溝形鋼に類する形
態を備えている。跨座部材1の長さは、壅壁51の厚さ
より所定長さだけ長く、長手方向に両縁には、偏平な5
角形をした縁端リブ1a,1aを折曲形成させている。
跨座部材1の左右(図中で)両端から夫々内側に所定距
離隔たった箇所には、両縁端リブ1a,1a間に跨がら
せて、連結ピン2,2を夫々架設している。又、両縁端
リブ1a,1a間には、夫々の頂端近い箇所にも、別の
支軸3を架設している。
は、 壅壁51の頂面に壁厚方向と平行状に跨座させる
もので、その全体形状は上向きにした溝形鋼に類する形
態を備えている。跨座部材1の長さは、壅壁51の厚さ
より所定長さだけ長く、長手方向に両縁には、偏平な5
角形をした縁端リブ1a,1aを折曲形成させている。
跨座部材1の左右(図中で)両端から夫々内側に所定距
離隔たった箇所には、両縁端リブ1a,1a間に跨がら
せて、連結ピン2,2を夫々架設している。又、両縁端
リブ1a,1a間には、夫々の頂端近い箇所にも、別の
支軸3を架設している。
【0008】各連結ピン2,2には、壅壁51を挟持す
る役割を果す一組の揺動部材4,5を夫々垂下支持させ
ている。揺動部材4及び5は、略左右対称の形状を備え
ている。一方の揺動部材4は、横断面コ字形の短い縦樋
形をして、壅壁51の側面に当接される挟持面4aと、
この挟持面4aの頂端aの前後(図中で)両側から連結
ピン2の両端に向けて夫々延びる1組の横向アーム4
b,4bとで構成されている。横向アーム4bの先端に
は、連結ピン2の端部に遊嵌させるピン孔を設けてい
る。
る役割を果す一組の揺動部材4,5を夫々垂下支持させ
ている。揺動部材4及び5は、略左右対称の形状を備え
ている。一方の揺動部材4は、横断面コ字形の短い縦樋
形をして、壅壁51の側面に当接される挟持面4aと、
この挟持面4aの頂端aの前後(図中で)両側から連結
ピン2の両端に向けて夫々延びる1組の横向アーム4
b,4bとで構成されている。横向アーム4bの先端に
は、連結ピン2の端部に遊嵌させるピン孔を設けてい
る。
【0009】他方の揺動部材5が、揺動部材4と異なる
点は、挟持面5aの真ん中に、螺孔6を設け、この螺孔
6に締付螺7を螺合させている点である。5bは横向ア
ームである。締付螺7が螺孔6の外側に突出している部
分はL字形に折曲してハンドルとしている。締付螺7の
内側端には、円形の座板8を回動自在に取着している。
従って、揺動部材5の挟持面5aの機能は、実際には、
座板8に受け持たせている。これによって、1つの支持
金具Aを異なった厚さの壅壁51に共用出来る。
点は、挟持面5aの真ん中に、螺孔6を設け、この螺孔
6に締付螺7を螺合させている点である。5bは横向ア
ームである。締付螺7が螺孔6の外側に突出している部
分はL字形に折曲してハンドルとしている。締付螺7の
内側端には、円形の座板8を回動自在に取着している。
従って、揺動部材5の挟持面5aの機能は、実際には、
座板8に受け持たせている。これによって、1つの支持
金具Aを異なった厚さの壅壁51に共用出来る。
【0010】一方、跨座部材1の上面に、パイプサポー
ト100をズレ止め状態でしっかり据え置く為に、跨座
部材1の上部には、短いパイプ固定筒9を倒・立可能に
組付けている。パイプ固定筒9の下端部には、筒軸方向
に延びる長孔9aを設けてあり、この長孔9aに跨座部
材の支軸3を挿通させている。又、跨座部材1には、支
軸3直下位置位置にパイプ固定筒9の下端を挿嵌させる
挿嵌孔10を設けている。11は、支軸3に嵌めた止め
輪である。
ト100をズレ止め状態でしっかり据え置く為に、跨座
部材1の上部には、短いパイプ固定筒9を倒・立可能に
組付けている。パイプ固定筒9の下端部には、筒軸方向
に延びる長孔9aを設けてあり、この長孔9aに跨座部
材の支軸3を挿通させている。又、跨座部材1には、支
軸3直下位置位置にパイプ固定筒9の下端を挿嵌させる
挿嵌孔10を設けている。11は、支軸3に嵌めた止め
輪である。
【0011】次に、上記構成の作用を説明する。図4に
示した様に、パイプサポート100を、支持金具Aを使
って壅壁51の上面にしっかり据え置くには、先ず、締
付螺7を螺脱させて、座板8と揺動部材4の挟持面4a
との間隔を、壅壁51の厚さ以上に広げる。この時、パ
イプ固定筒9は、図2に仮想線で示した様に支軸3の周
りに横倒しにして、支持金具Aが嵩張らない状態にされ
ている。この状態で、跨座部材1を壅壁51の頂面の所
定位置に跨座させたうえ、締付螺7を締付ければ、支持
金具Aは所定位置に強固に固定される。
示した様に、パイプサポート100を、支持金具Aを使
って壅壁51の上面にしっかり据え置くには、先ず、締
付螺7を螺脱させて、座板8と揺動部材4の挟持面4a
との間隔を、壅壁51の厚さ以上に広げる。この時、パ
イプ固定筒9は、図2に仮想線で示した様に支軸3の周
りに横倒しにして、支持金具Aが嵩張らない状態にされ
ている。この状態で、跨座部材1を壅壁51の頂面の所
定位置に跨座させたうえ、締付螺7を締付ければ、支持
金具Aは所定位置に強固に固定される。
【0012】この締付けの際に、跨座部材1の長手方向
に強い屈撓作用力が及ぼされることになる。この作用力
は、図5に示した従来技術のものであれば、本体61の
両端間に及ぼされるので、既述の如く、本体61は比較
的簡単に湾曲変形されてしまう。然し、支持金具Aの場
合には、図2,3から理解される様に、屈撓作用力は、
跨座部材1の2つの連結ピン2,2間には殆ど及ぼされ
ず、主として連結ピン2,2の両外側部分に限って屈撓
力が作用する。その理由は、連結ピン2部分が屈撓力の
支点となり、挟持面4a,5aの頂端aが押付けられ
る、跨座部材1の底面両端が力点となるからである。
に強い屈撓作用力が及ぼされることになる。この作用力
は、図5に示した従来技術のものであれば、本体61の
両端間に及ぼされるので、既述の如く、本体61は比較
的簡単に湾曲変形されてしまう。然し、支持金具Aの場
合には、図2,3から理解される様に、屈撓作用力は、
跨座部材1の2つの連結ピン2,2間には殆ど及ぼされ
ず、主として連結ピン2,2の両外側部分に限って屈撓
力が作用する。その理由は、連結ピン2部分が屈撓力の
支点となり、挟持面4a,5aの頂端aが押付けられ
る、跨座部材1の底面両端が力点となるからである。
【0013】従って、跨座部材1は、締付螺7の締付け
に伴って及ぼされる屈撓作用力に余裕を以て耐えること
が出来る。然も、跨座部材1は縁端リブ1aによって十
分に補強されており、挟持面4a,5aも同様に十分な
補強構造を備えている。
に伴って及ぼされる屈撓作用力に余裕を以て耐えること
が出来る。然も、跨座部材1は縁端リブ1aによって十
分に補強されており、挟持面4a,5aも同様に十分な
補強構造を備えている。
【0014】跨座部材1が壅壁51上にしっかり据置強
固されたら、次に、パイプ固定筒9を引っ張りながら起
立させたうえ、その下端を跨座部材1の挿嵌孔10内に
落とし込めば、パイプ固定筒9もその起立状態をしっか
り固定される。そこで、最後にパイプサポート100の
パイプ下端を、パイプ固定筒9に外嵌させれば、パイプ
サポートの立設作業は、極めて簡単・確実に完了する。
固されたら、次に、パイプ固定筒9を引っ張りながら起
立させたうえ、その下端を跨座部材1の挿嵌孔10内に
落とし込めば、パイプ固定筒9もその起立状態をしっか
り固定される。そこで、最後にパイプサポート100の
パイプ下端を、パイプ固定筒9に外嵌させれば、パイプ
サポートの立設作業は、極めて簡単・確実に完了する。
【0015】尚、上記構成に於いて、細部の構造は適宜
に設計変更しても本発明の目的は達成される。例えば、
跨座部材1や揺動部材4,5の形状は勿論図示に限られ
ず、要は、締付螺7の締結力に十分耐えられる補強構造
を備えていればよい。そして、支持金具Aの使途は、勿
論、上記実施例に限られない。
に設計変更しても本発明の目的は達成される。例えば、
跨座部材1や揺動部材4,5の形状は勿論図示に限られ
ず、要は、締付螺7の締結力に十分耐えられる補強構造
を備えていればよい。そして、支持金具Aの使途は、勿
論、上記実施例に限られない。
【0016】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明によるパイプサポートの支持金具は、以下に列挙した
如き優れた効果を奏する。 (a) 従来技術のものとは異なって、締付螺を強く締
付けても、本体部分が屈撓変形する恐れは殆ど皆無であ
る。 (b) その為、1回使い終える都度、変形した本体部
分を補修するという極めて厄介な余分な作業が不要にな
る。 (c) 従って、従来技術のものに比べて、寿命が大幅
に長くなる。 (d) 又、跨座部材の長さが長い厚壁用のものを、薄
壁の支保工に使っても屈撓変形する恐れがなく、汎用性
に富む。
明によるパイプサポートの支持金具は、以下に列挙した
如き優れた効果を奏する。 (a) 従来技術のものとは異なって、締付螺を強く締
付けても、本体部分が屈撓変形する恐れは殆ど皆無であ
る。 (b) その為、1回使い終える都度、変形した本体部
分を補修するという極めて厄介な余分な作業が不要にな
る。 (c) 従って、従来技術のものに比べて、寿命が大幅
に長くなる。 (d) 又、跨座部材の長さが長い厚壁用のものを、薄
壁の支保工に使っても屈撓変形する恐れがなく、汎用性
に富む。
【図1】本発明の一実施例を示す、支持金具の斜視図で
ある。
ある。
【図2】同上、支持金具の縦断面図である。
【図3】同上、支持金具を壅壁の上面に据置固定させた
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図4】同上、高層住宅のベランダの施工に適用した状
態を示す見取図である。
態を示す見取図である。
【図5】従来例を示す、図4相当図である。
【図6】他の従来例を示す、斜視図である。
A 支持金具 1 跨座部材 1a 縁端リブ(屈撓防止用リブ) 2 連結ピン 3 支軸 4,5 揺動部材 4a,5a 挟持面 4b,5b 横向アーム 6 螺孔 7 締付螺 8 座板 9 パイプ固定筒 9a 長孔 10 挿嵌孔 11 止め輪 a 頂面 (当接部) 51 壅壁 52 型枠 53 角材 60 据置金具 61 本体 61a,61b 垂下脚部 62 螺杆 63 座板 64 支柱 100 パイプサポート 101 フランジ
Claims (4)
- 【請求項1】 下層階のベランダ壅壁の頂面に、上層階
壅壁の打設用型枠を支持するパイプサポートを確実に据
置固定させる、等の為に用いるものであって、 壅壁51等の頂面に跨座させる跨座部材1と、 該跨座部材1の左右両端から夫々内側に所定距離隔たっ
た箇所に設けた連結ピン2,2と、 該連結ピン2,2の夫々に、左右に揺動可能に垂設され
て前記壅壁51を挟持する役割を果す一組の揺動部材
4,5と、 該1組の揺動部材4,5が左右両外側向きに回動された
時に、揺動部材4,5の挟持面4a,5aが、略垂直状
態から更に外向きに回動されるのを阻止する回動規制手
段と、 他方の揺動部材5に設けた螺孔6に螺合されて、一方の
揺動部材4の挟持面4aに向けて前後動する締付螺7
と、 前記跨座部材1の上面に立設されて、パイプサポート1
00のパイプ下端を外嵌させるパイプ固定筒9とを備え
ることを特徴とするパイプサポートの支持金具。 - 【請求項2】 前記回動規制手段は、前記揺動部材4,
5の一部に形成されて、前記挟持面4a,5aが略垂直
状態を越えて外向きに回動すると、前記跨座部材1に当
接してこの回動を停止させる当接部aであることを特徴
とする請求項1記載のパイプサポートの支持金具。 - 【請求項3】 前記跨座部材1の左右方向に屈撓防止用
リブ1aを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
のパイプサポートの支持金具。 - 【請求項4】 前記パイプ固定筒9は、その下端部を前
記跨座部材1に設けた支軸3にピン連結して、倒・立可
能にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載のパイプサポートの支持金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14453894A JPH0813802A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | パイプサポートの支持金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14453894A JPH0813802A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | パイプサポートの支持金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813802A true JPH0813802A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15364643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14453894A Pending JPH0813802A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | パイプサポートの支持金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813802A (ja) |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14453894A patent/JPH0813802A/ja active Pending
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