JPH08137361A - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置の制御方法

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Publication number
JPH08137361A
JPH08137361A JP6274954A JP27495494A JPH08137361A JP H08137361 A JPH08137361 A JP H08137361A JP 6274954 A JP6274954 A JP 6274954A JP 27495494 A JP27495494 A JP 27495494A JP H08137361 A JPH08137361 A JP H08137361A
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JP
Japan
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image forming
charging
photoconductor
charged
photosensitive member
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Application number
JP6274954A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Miyashita
下 義 明 宮
Masaki Tokuhashi
橋 正 樹 徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6274954A priority Critical patent/JPH08137361A/ja
Publication of JPH08137361A publication Critical patent/JPH08137361A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電ロ−ラに付着したトナ−のクリ−ニング
を容易にし、またトナ−固着による画像劣化を防止す
る。 【構成】 感光体1上の非画像形成領域を利用して、帯
電ロ−ラ2に付着したトナ−を電気的に感光体で吸引し
て除去する。非画像形成領域で帯電ロ−ラに電圧を印加
して感光体を帯電させ、現像,転写,分離,除電などを
禁止して、感光体が1回転したところで、帯電ロ−ラに
0V又はトナ−と同極性の電圧を印加して、帯電した感
光体上の非画像形成領域と帯電ロ−ラとの間の電界によ
り、帯電ロ−ラ上のトナ−を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接触帯電部材を有する
画像形成装置の制御方法に関し、例えば複写機,ファク
シミリ,プリンタなどに利用しうる。
【0002】
【従来の技術】例えば、静電複写機、光プリンタ等の画
像形成装置は、被帯電体である感光体を帯電処理する帯
電装置を備えているが、この帯電装置としては、被帯電
体面を均一に帯電することができると言う理由で、コロ
ナ帯電装置が一般に広く使われてきた。
【0003】しかしながらコロナ帯電装置の場合には、
コロナ放電に伴ってオゾンや窒素酸化物が発生するた
め、それが人体や環境に対して有害であったり、環境に
対して悪影響を与えたり、さらにはそれらのオゾンや窒
素酸化物が感光体,帯電器,光学系等の各部に付着する
ことによって画像劣化の原因になりやすいという欠点が
あった。
【0004】そこで上記のような不具合をなくするため
に、電圧を印加した帯電部材を被帯電体である感光体に
接触させた状態で帯電する接触帯電方式の帯電装置が提
案されている(例えば特開昭63−149668号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような接触帯電方
式の帯電装置では、感光体の被帯電体面に所望の帯電電
位を得るために必要とされる印加電圧の低圧化が図れる
ため、帯電効果は向上する。しかし、帯電部材が感光体
と接触する構成のため、新たな不具合が生じる。即ち、
感光体の表面に形成されたトナー像が転写紙に転写され
た後、感光体の表面はクリーニングユニットによってク
リーニングされるが、クリーニングの際に捕捉されなか
った残留トナーが、帯電部材である帯電ローラ表面に筋
状に付着して帯電不良を引き起こし、帯電ムラ,画像ボ
ケ,白筋,黒筋等の異常画像を引き起こす原因になり易
い。
【0006】そこでこのような問題を解決するため、上
記のような帯電ローラーにフェルト材からなるクリーニ
ング部材を接触させて帯電ローラの表面をクリーニング
するようにしたもの(例えば特開平2−272582号
公報)、帯電ローラに発砲ポリウレタンや発砲ポリエチ
レン等のスポンジ材からなるクリーニング部材を常時接
触させるようにしたもの(例えば特開平3−10176
8号公報参照)、あるいはその帯電ローラにクリーニン
グ部材を接離可能にしたもの等が提案されている。
【0007】しかしながらこのような従来の帯電ローラ
等の帯電部材をクリーニングする方法は、いずれのもの
においてもクリーニング部材と、帯電部材の双方の耐久
性に問題ある。
【0008】また、クリーニング部材が劣化した場合に
は、帯電ローラ表面に付着するトナー量が不均一となる
ため、トナーが筋状となったり、ムラになったりして異
常画像が発生しやすいという問題がある。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、帯電ローラ表面をクリーニング部材等によ
り物理的にクリーニングしなくとも、長期に亘って異常
画像が発生しない極めて安定した均一な帯電を、帯電装
置を大型化せずに簡単で安価に提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、像が形成される感光体,該感
光体と接触し回転して感光体を帯電させる帯電部材,前
記感光体を露光する露光手段,および前記感光体上の電
位分布に応じたトナ−の可視像を感光体上に形成する現
像手段、を備える画像形成装置の制御方法において:副
走査方向の位置に関して、前記感光体上の像形成領域を
外れる領域の少なくとも一部分に対し、該感光体をトナ
−と逆極性に帯電し、現像を禁止して該感光体を1回転
駆動し、帯電した感光体の面に前記帯電部材を接触させ
る、ように制御する。
【0011】また、請求項2の発明では、像が形成され
る感光体,該感光体と接触し回転して感光体を帯電させ
る帯電部材,前記感光体を露光する露光手段,および前
記感光体上の電位分布に応じたトナ−の可視像を感光体
上に形成する現像手段、を備える画像形成装置の制御方
法において:画像形成動作を開始する前,及び画像形成
動作を終了した後、の少なくとも一方の時期に、前記感
光体をトナ−と逆極性に帯電し、現像を禁止して該感光
体を1回転駆動し、帯電した感光体の面に前記帯電部材
を接触させる、ように制御する。
【0012】請求項3の発明では、前記帯電部材が、帯
電した前記感光体の面と接触する時に、前記帯電部材の
電極を接地するか、又は前記帯電部材の電極に0Vの電
位を印加する、ように制御する。
【0013】請求項4の発明では、前記帯電部材が、帯
電した前記感光体の面と接触する時に、前記帯電部材の
電極に、トナ−の帯電極性と同極性で、かつ感光体と帯
電部材との電位差が、感光体の帯電開始電圧以下になる
電圧を印加する、ように制御する。
【0014】
【作用】画像形成装置においては、一般に、図7に示す
ように、感光体が正の電位に帯電し、トナ−が負の電位
に帯電するので、トナ−は感光体に吸引されて、感光体
上に付着し、電位分布に応じた像を感光体上に形成す
る。転写後に感光体上に残留したトナ−のほとんどは下
流のクリ−ニングユニットで捕捉されるが、希に捕捉を
脱れたトナ−が帯電部材に到達し、それに付着する。こ
のトナ−は負の電位に帯電しているので、それの近傍に
正の電位を持つものがあれば、それに吸着される。
【0015】ところで、画像形成を実質上連続的に繰り
返す場合であっても、感光体上には画像が形成されない
領域が存在する。例えば、1枚目の画像が形成される領
域と2枚目の画像が形成される領域との間には、画像の
形成されない領域(非画像形成領域と呼ぶ)が存在す
る。この非画像形成領域については、画像形成プロセス
とは無関係に利用することが可能である。また、画像形
成を実質上連続的に繰り返す場合であっても、その一連
の画像形成動作を開始する前、あるいは、一連の画像形
成動作を完了した後では、感光体上の領域を、画像形成
プロセスとは無関係に利用することが可能である。
【0016】帯電部材は感光体の表面と接触するので、
感光体の非画像形成領域を予め正の電位に帯電させてお
けば、その領域が回転移動して帯電部材と接触する時
に、帯電部材上のトナ−は感光体に吸引されて帯電部材
から離れる。即ち、感光体によって、帯電部材が電気的
にクリ−ニングされることになる。実際には、帯電部材
を付勢して感光体の非画像形成領域を帯電させた後、感
光体を1回転させれば、帯電した感光体の非画像形成領
域が、帯電部材と接触する。この時に、帯電部材が感光
体の電位よりも低ければ、トナ−は感光体の方に移動す
る。
【0017】感光体が1回転する間に、帯電した部分が
現像器を通過するので、感光体の非画像形成領域に現像
器のトナ−が付着するのを防止する必要がある。このた
めには、現像器に感光体の帯電電位よりも高い現像バイ
アスを印加すればよい。
【0018】感光体上の帯電した非画像形成領域が帯電
部材と接触する時には、帯電部材の電極を接地するか、
又は前記帯電部材の電極に0Vの電位を印加することに
より、感光体と帯電部材との間に充分大きな電位差を持
たせることができ、それによって帯電部材のクリ−ニン
グが良好に実施される。
【0019】また、感光体上の帯電した非画像形成領域
が帯電部材と接触する時に、帯電部材の電極に、トナ−
の帯電極性と同極性の電圧を印加することにより、更に
良好なクリ−ニングが実現する。但し、感光体のそれ以
上の帯電を防止するために、感光体と帯電部材との電位
差が、感光体の帯電開始電圧以下になるように、印加電
圧を設定する必要がある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は、この発明の一実施例の画像形成
装置の機構部と制御系を示している。
【0021】図1の画像形成装置は、接触帯電方式の画
像形成装置であり、被帯電体であるドラム状の感光体1
と、該感光体1と接触してそれを帯電する帯電部材であ
る帯電ローラ2を備えている。この帯電ローラ2は、図
1の矢印A方向に所定の周速度で回転する感光体1の周
面に接触しながら連れ回りにより矢印B方向に等速で従
動回転し、画像を形成する時には、帯電ローラ2が感光
体1の表面1aを所定の電位に一様に帯電する。
【0022】この感光体1は、ドラム駆動タイミングベ
ルト,ドラム駆動プーリ,それらを駆動するモータ等か
らなる感光体駆動装置3によって駆動される。帯電ロー
ラ2は、後述する導電性加圧バネ12の付勢力により、
感光体の表面1aに常時、例えば接触圧10g/cmで
圧接している。
【0023】感光体1の周囲には、帯電ローラ2のほか
に、現像装置6と、転写分離装置7と、クリーニングユ
ニット8がそれぞれ配設されている。帯電ローラ2によ
り一様に帯電された感光体1の表面(帯電面)1aに、
露光装置9からの露光光が入射して、そこに静電潜像が
形成される。この静電潜像が現像装置6の現象スリーブ
6aにより供給されるトナーによって現像されてトナー
像となる。
【0024】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ13とそれ
に圧接回転する加圧ローラ14との間で一旦停止されて
タイミング調整された後に、感光体1上に形成されるト
ナー像と位置が一致するタイミングで、転写分離装置7
に設けられている転写部に向けて搬送される。
【0025】この転写紙Pは、図1における上面側にト
ナー像が転写された後、感光体1から分離されて、図示
しない定着装置に搬送され、そこでトナーが定着された
後に装置外部の排紙トレイ等へ排出される。
【0026】この転写終了後に、感光体1上に残った残
留トナー及び紙分等の異物は、クリーニングユニット8
に設けられているクリーニングブレード8aにより取り
除かれ、その感光体1上に残った残留電位は除電ランプ
により取り除かれて次の帯電ローラ2による帯電に備え
る。
【0027】帯電ローラ2は、鉄等からなる導電性芯金
15の外側に、例えばEPDM(エチレンプロピレンジ
ェンの3元共重合対)による導電性ゴムローラ部16を
一体に装着したものである。帯電ローラ2の導電性芯金
15の両端が導電性軸受け17でそれぞれ回転自在に支
持されていて、その各軸受け17が導電性加圧バネ12
によって感光体1方向に付勢されて、帯電ローラ2の軸
線が感光体1の軸線と平行な状態で、感光体1の表面1
aに接するようになっている。
【0028】帯電ローラ2の導電性芯金15には、直流
電源20から導電性加圧バネ12及び導電性軸受17を
介して、帯電バイアス電圧が印加されるようになってい
る。従って、帯電ローラ2と接触する感光体1aの表面
が一様に帯電される。
【0029】この画像形成装置は、マイクロコンピュー
タによって構成される制御装置30によって、各種の動
作が駆動制御される。制御装置30は、各種判断及び処
理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各種の動作
を所定のタイミングで行わせるための制御に必要な各種
プログラム及び固定データを格納したプログラムメモリ
であるROMと、入力データやCPUによる処理データ
を格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路
(I/O)からなっている。
【0030】制御装置30は、この画像形成装置の装置
本体外部に設けられているスタートキー36から、画像
形成スタート信号を入力する。スタートキー36は、画
像形成動作をスタートさせる際に押される。また、転写
紙サイズや転写濃度等の各種の画像形成条件を示す信号
が、図示しないキー群に対するオペレータの選択操作に
よって生成され、制御装置30に入力される。
【0031】ところで、画像形成プロセスの転写終了後
に、感光体1上に残った残留トナーの大部分は、クリー
ニングユニット8に設けられているクリーニングブレー
ド8aにより取り除かれるが、希に、感光体1上のトナ
−がクリーニングブレード8aで捕捉されずに帯電ロー
ラ2まで到達することがあり、このトナ−が、感光体と
接触している帯電ローラに付着して汚れとなる。
【0032】このような帯電ローラ表面に付着したトナ
ーは、記録画像品質に悪影響を及ぼすので、除去しなけ
ればならない。しかし、帯電ローラ2上のトナ−をクリ
ーニング部材等で直接かき落とすのは好ましくない。即
ち、経時的に、帯電ローラ上にトナー固着が生じ、それ
によって縦スジ等の異常画像が発生しやすい。
【0033】ところで、実質上連続的に画像形成プロセ
スを繰り返し実施する場合であっても、感光体1上の全
面に渡って画像が形成されるわけではない。たとえば、
82cpm、線速490mm/sの機械でA4横(幅2
10mmとする)の紙を連続通紙した場合には、図2に
示すように、感光体1上のn回目の画像形成領域と、n
+1回目の画像形成領域との間の非画像形成領域(紙
間)は148.5mmにもなる。また、連続通紙でない
場合には、非画像形成領域はこれよりもずっと長くな
る。
【0034】このような非画像形成領域は、画像形成プ
ロセスとは無関係であるので、画像形成とは別の目的に
利用可能である。即ち、非画像形成領域についても、感
光体1と帯電ローラ2が接触しているので、後述するよ
うに、感光体1の非画像形成領域を利用して電気的に、
帯電ローラ2に付着したトナ−のクリ−ニングを実施す
ることができる。特に、紙間の非画像形成領域を使っ
て、連続コピー中に帯電ローラ2に付着したトナーを、
付着直後に電気的に帯電ローラ2の表面から除去するこ
とにより、異常画像の発生を防止しうる。
【0035】例えば図2に示すように、82cpmのア
ナログ複写機において、プラス帯電感光体、マイナス帯
電トナー、ドラム線速490mm/s、120φドラ
ム、の条件でA4横(幅210mmとする)の紙を連続
通紙する場合、感光体1上の非画像形成領域について、
帯電ローラ2によりプラスの電圧を印加し、現像部では
現像バイアスを感光体1の帯電電位+200V程度印加
することで現像を禁止し、転写、分離、除電等のプロセ
スも一切せずに、感光体1を帯電させたままクリーニン
グ部を通過させる。
【0036】この条件の場合、感光体1が1回転する
と、この帯電した非画像形成領域が、次の非画像形成領
域と重なる(14φ帯電ローラの場合その周長44mm
以上重なれば良い)ので、このときに、帯電ローラ2の
印加電圧を0Vにするか、又はアースに落とせば、帯電
ローラ2と感光体1の間には、帯電ローラ2上の負に帯
電したトナーを感光体1側に引き寄せる向きに電界がか
かるので、帯電ローラ2表面の汚れ(トナ−)が除去さ
れる。
【0037】この電気的帯電ローラクリーニング方式を
採用することにより、連続画像形成動作時であっても、
全くスピードを変えることなく、2回の画像形成につき
1回の割合いで、帯電ローラ2のクリーニングができ
る。また、1枚ずつ間欠的に画像形成を実施する動作に
おいても、画像形成を開始する前と、画像形成が終了し
た後に、感光体上に非画像形成領域が存在するので、そ
の非画像形成領域を利用することにより、帯電ローラの
クリーニングをする事が可能である。
【0038】ただし、この帯電ローラクリーニングが、
紙間の非画像形成領域で常に成立するためには、感光体
ドラム径をX、紙の長さをY、帯電ローラ径をZとする
と、πX>Y+πZとなるので、Y=210mm(A4
横)、Z=14φのとき、ドラム直径は81φ以上必要
である。
【0039】もしも、81φより小径のドラムでこの帯
電ローラクリーニング方式を採用する場合には、図3に
示すように、ジョブ終了後に連続的に帯電ローラクリー
ニングをすれば良い。
【0040】例えば30cpmのアナログ複写機におい
て、14φ帯電ローラ、線速200mm/s、60φド
ラムの場合、感光体を1回転分トナーと逆極性に帯電さ
せ、2回転目に帯電ローラを0Vとすれば、感光体2回
転目に帯電ローラを4回クリーニングすることができ
る。このときドラム円周は188.5mmなので2回転
させるのに掛かる時間は約1.9秒であり搭載は容易で
ある。
【0041】また、帯電した非画像形成領域が帯電ロー
ラ2に接触するときに、帯電ローラ2にトナーと同極性
(負)の電圧を印加することにより、帯電ローラ2と感
光体1間のポテンシャルをより大きくすることが可能で
あり、帯電ローラのクリーニング性を高めることができ
る。ただし、帯電開始電圧(感光体が帯電し始める印加
電圧、図4参照)以上の電圧を印加すると感光体を帯電
させてしまうので、帯電ローラ2への印加電圧は、感光
体1と帯電ローラ2との電位差が帯電開始電圧以下とな
るように設定するのがよい。
【0042】実際の画像形成装置の動作タイミングを図
5に示す。この実施例においては、1枚目の画像を形成
する前の非画像形成領域と、n枚目の画像形成領域とn
+1枚目の画像形成領域との間の非画像形成領域をそれ
ぞれ利用して、帯電ローラ2のクリ−ニングを実施して
いる。
【0043】図5を参照して説明する。まず、1枚目の
画像を形成する前の非画像形成領域に帯電ローラ2が対
向している時に、帯電ローラ2に+800Vが印加され
る。これによって、感光体の非画像形成領域は約200
Vに帯電する(図4参照)。この帯電した非画像形成領
域が現像器6を通過する時には、現像器6の現像バイア
スとして、+300Vが印加される。即ち、現像バイア
スが感光体の帯電電位よりも高いので、現像器6内で負
に帯電しているトナ−が、感光体1に吸着することはな
く、現像は禁止される。
【0044】そして、転写前除電ランプ(PTL),転
写チャ−ジャ,分離チャ−ジャ,除電ランプ(QL)は
オフに制御されるので、帯電した非画像形成領域は、そ
のまま1回転して再び帯電ローラ2の位置に到達する。
この時、帯電ローラ2の位置では、1枚目の画像形成プ
ロセスが終了しているので、帯電ローラ2の位置に到達
した帯電した非画像形成領域に対して、画像形成プロセ
スとは無関係の処理を実施することができる。
【0045】そこでこの例では、1枚目の画像形成領域
と2枚目の画像形成領域との間の非画像形成領域に対し
て、帯電ローラ2に−400Vの電圧を印加している。
帯電ローラ2と対向している感光体1上の非画像形成領
域は、約+200Vに帯電しているので、感光体1と帯
電ローラ2との電位差は約600V(帯電開始電圧と同
等)になる。そして、帯電ローラ2に付着しているトナ
−は負に帯電しているので、−400Vの帯電ローラ2
から離れて+200Vの感光体1に吸着する。従って、
帯電ローラ2上のトナ−が除去される。感光体1に吸着
したトナ−は、クリ−ニングユニット8において感光体
1から除去され、また転写前除電ランプ(PTL)およ
び除電ランプ(QL)の付勢によって、非画像形成領域
の電荷が除去される。
【0046】もう1つの実施例における画像形成装置の
動作タイミングを図6に示す。この実施例においては、
連続画像形成動作が完了した後の感光体1上の非画像形
成領域を利用して、帯電ローラ2のクリ−ニングを実施
している。
【0047】図6を参照して説明する。まず、最終画像
形成が終了した直後の感光体1上の非画像形成領域に帯
電ローラ2が対向している時に、帯電ローラ2に+80
0Vが印加される。これによって、感光体の非画像形成
領域は約200Vに帯電する(図4参照)。この帯電し
た非画像形成領域が現像器6を通過する時には、現像器
6の現像バイアスとして、+300Vが印加される。即
ち、現像バイアスが感光体の帯電電位よりも高いので、
現像器6内で負に帯電しているトナ−が、感光体1に吸
着することはなく、現像は禁止される。
【0048】そして、転写前除電ランプ(PTL),転
写チャ−ジャ,分離チャ−ジャ,除電ランプ(QL)は
オフに制御されるので、帯電した非画像形成領域は、そ
のまま1回転して再び帯電ローラ2の位置に到達する。
この時、既に画像形成プロセスが完了しているので、2
周目の非画像形成領域に対して、画像形成プロセスとは
無関係の処理を実施することができる。
【0049】そこでこの例では、画像形成完了後の2周
目の非画像形成領域に対して、帯電ローラ2に−400
Vの電圧を印加し、2周目の回転が終了してから帯電ロ
ーラ2の印加電圧を0Vに切換えている。画像形成完了
後の2周目で帯電ローラ2と対向している感光体1上の
非画像形成領域は、約+200Vに帯電しているので、
この時の感光体1と帯電ローラ2との電位差は約600
V(帯電開始電圧と同等)になる。そして、帯電ローラ
2に付着しているトナ−は負に帯電しているので、該ト
ナ−は−400Vの帯電ローラ2から離れて+200V
の感光体1に吸着する。従って、帯電ローラ2上のトナ
−が除去される。感光体1に吸着したトナ−は、クリ−
ニングユニット8において感光体1から除去され、また
転写前除電ランプ(PTL)および除電ランプ(QL)
の付勢によって、非画像形成領域の電荷が除去される。
【0050】なお上記実施例においては、ドラム状の感
光体1を採用した画像形成装置について説明したが、例
えばベルト状の感光体を用いた画像形成装置の場合に
も、同様に本発明を実施しうるのは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上のとおり請求項1の発明によれば、
大量の画像形成を連続的に実施する場合であっても、帯
電ローラに付着したトナーを画像形成の2回毎の周期で
電気的に感光体に転写することができ、帯電ローラの汚
れと、それに伴う画像品質の低下、異常画像の発生を防
ぐことができる。
【0052】また請求項2の発明によれば、連続画像形
成の区切り毎に、帯電ローラに付着したトナーを電気的
に感光体に転写することができ、帯電ローラの汚れと、
それに伴う画像品質の低下、異常画像の発生を防ぐこと
ができる。
【0053】また、請求項3の発明によれば、非画像形
成領域に対して帯電ロ−ラを0Vにするという簡単な手
段により、帯電ローラに付着したトナ−を除去しうる。
【0054】また請求項4の発明によれば、帯電ローラ
にトナーと同極性のバイアスを印加することにより、帯
電ローラに付着したトナ−をより効果的に除去しうる。
更に、感光体と帯電ロ−ラの電位差が帯電開始電圧以下
になるように、バイアス電圧が定められるので、感光体
が更に帯電するのを防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 回転中の感光体上位置と潜像との位置関係を
示すマップである。
【図3】 回転中の感光体上位置と潜像との位置関係を
示すマップである。
【図4】 帯電ロ−ラの印加電圧と感光体帯電電位の相
関を示すグラフである。
【図5】 第1実施例における制御動作を示すタイムチ
ャ−トである。
【図6】 第2実施例における制御動作を示すタイムチ
ャ−トである。
【図7】 図1の装置の一部分を示す拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
1:感光体 1a:感光体表面 2:帯電ローラ 3:感光体駆動装
置 6:現像装置 6a:現像スリーブ 7:転写分離装置 8:クリーニング
ユニット 8a:クリーニングブレード 9:露光装置 12:導電性加圧バネ 13:レジストロ
ーラ 14:加圧ローラ 15:導電性芯金 16:導電性ゴムローラ部 17:導電性軸受
け 20:直流電源 30:制御装置 31:感光体ドライバ 36:スタートキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像が形成される感光体,該感光体と接触
    し回転して感光体を帯電させる帯電部材,前記感光体を
    露光する露光手段,および前記感光体上の電位分布に応
    じたトナ−の可視像を感光体上に形成する現像手段、を
    備える画像形成装置の制御方法において:副走査方向の
    位置に関して、前記感光体上の像形成領域を外れる領域
    の少なくとも一部分に対し、該感光体をトナ−と逆極性
    に帯電し、現像を禁止して該感光体を1回転駆動し、帯
    電した感光体の面に前記帯電部材を接触させる、ことを
    特徴とする、画像形成装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 像が形成される感光体,該感光体と接触
    し回転して感光体を帯電させる帯電部材,前記感光体を
    露光する露光手段,および前記感光体上の電位分布に応
    じたトナ−の可視像を感光体上に形成する現像手段、を
    備える画像形成装置の制御方法において:画像形成動作
    を開始する前,及び画像形成動作を終了した後、の少な
    くとも一方の時期に、前記感光体をトナ−と逆極性に帯
    電し、現像を禁止して該感光体を1回転駆動し、帯電し
    た感光体の面に前記帯電部材を接触させる、ことを特徴
    とする、画像形成装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材が、帯電した前記感光体の
    面と接触する時に、前記帯電部材の電極を接地するか、
    又は前記帯電部材の電極に0Vの電位を印加する、前記
    請求項1又は請求項2記載の画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記帯電部材が、帯電した前記感光体の
    面と接触する時に、前記帯電部材の電極に、トナ−の帯
    電極性と同極性で、かつ感光体と帯電部材との電位差
    が、感光体の帯電開始電圧以下になる電圧を印加する、
    前記請求項1又は請求項2記載の画像形成装置の制御方
    法。
JP6274954A 1994-11-09 1994-11-09 画像形成装置の制御方法 Pending JPH08137361A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001188454A (ja) * 1999-12-27 2001-07-10 Canon Inc 画像形成装置
US7457554B2 (en) 2004-05-20 2008-11-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus wherein an image forming region and a non-image forming region are charged with different potentials
JP2015108775A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びプログラム
US9915909B2 (en) 2015-09-15 2018-03-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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