JPH08137173A - 回転型現像装置 - Google Patents
回転型現像装置Info
- Publication number
- JPH08137173A JPH08137173A JP6273434A JP27343494A JPH08137173A JP H08137173 A JPH08137173 A JP H08137173A JP 6273434 A JP6273434 A JP 6273434A JP 27343494 A JP27343494 A JP 27343494A JP H08137173 A JPH08137173 A JP H08137173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developing device
- hopper
- toner cartridge
- regulating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ホッパからトナーカートリッジへのトナーの
流出を防ぎ、現像装置に新たなトナーカートリッジを装
着した時でも逆極性トナーが多量に発生するのを防ぎ、
ホッパにトナーカートリッジが装着されていないときに
ホッパの開口からトナーが漏出、飛散するのを防き、地
肌汚れやトナーの過剰消費を防ぐ。 【構成】 ホッパ41Yにトナーカートリッジ50Yが
装着されると補給量規制部材60の突起部がトナーカー
トリッジ50Yにあたり、弾性変形し、開口41Yを開
く。現像位置である図(A)から図(B)、図(C)さ
らに図(D)へと現像装置20が回転するにしたがって
従来の補給機構と同様にトナーカートリッジ50Yから
ホッパ40Yへとトナーが補給される。しかし、ホッパ
40Yの開口41Yが下方へと向く図(C)の状態では
補給量規制部材60によってホッパ40Y内のトナーが
トナーカートリッジ50Yへと流出することを規制して
いる。
流出を防ぎ、現像装置に新たなトナーカートリッジを装
着した時でも逆極性トナーが多量に発生するのを防ぎ、
ホッパにトナーカートリッジが装着されていないときに
ホッパの開口からトナーが漏出、飛散するのを防き、地
肌汚れやトナーの過剰消費を防ぐ。 【構成】 ホッパ41Yにトナーカートリッジ50Yが
装着されると補給量規制部材60の突起部がトナーカー
トリッジ50Yにあたり、弾性変形し、開口41Yを開
く。現像位置である図(A)から図(B)、図(C)さ
らに図(D)へと現像装置20が回転するにしたがって
従来の補給機構と同様にトナーカートリッジ50Yから
ホッパ40Yへとトナーが補給される。しかし、ホッパ
40Yの開口41Yが下方へと向く図(C)の状態では
補給量規制部材60によってホッパ40Y内のトナーが
トナーカートリッジ50Yへと流出することを規制して
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の現像器を有し、
かつ潜像担持体に対向して回転自在に支持され、各現像
器を潜像担持体に対向した現像位置に回動させて現像動
作を行う画像形成装置の回転型現像装置に関し、さらに
詳しくは回転型現像装置に粉体現像剤を補給する現像剤
補給機構に関する。
かつ潜像担持体に対向して回転自在に支持され、各現像
器を潜像担持体に対向した現像位置に回動させて現像動
作を行う画像形成装置の回転型現像装置に関し、さらに
詳しくは回転型現像装置に粉体現像剤を補給する現像剤
補給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色分解光像を潜像担持体に露光
し、形成された各潜像を各々色分解光の補色の粉体現像
剤(以下、トナーとする)で現像し、得られた複数のト
ナー像を同一転写紙上に重ね合わせて転写する方式のフ
ルカラー複写機等のフルカラー画像形成装置や、異なる
色で再現すべき画像を別々に潜像担持体上に露光し、形
成された各潜像を各々異なる色の現像剤で現像し、得ら
れた複数のトナー像を同一転写紙に重ね合わせて転写す
る多色画像形成装置等が知られている。
し、形成された各潜像を各々色分解光の補色の粉体現像
剤(以下、トナーとする)で現像し、得られた複数のト
ナー像を同一転写紙上に重ね合わせて転写する方式のフ
ルカラー複写機等のフルカラー画像形成装置や、異なる
色で再現すべき画像を別々に潜像担持体上に露光し、形
成された各潜像を各々異なる色の現像剤で現像し、得ら
れた複数のトナー像を同一転写紙に重ね合わせて転写す
る多色画像形成装置等が知られている。
【0003】これらの画像形成装置では、複数色の現像
を行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を
各々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると
装置が大型化してしまうという欠点があった。
を行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を
各々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると
装置が大型化してしまうという欠点があった。
【0004】そこで、従来より、潜像担持体に近接する
ように回転体を対設すると共に、この回転体に複数の現
像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体に
対向する現像位置に順次回動搬送することにより潜像担
持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした回転
型現像装置が開発されている。
ように回転体を対設すると共に、この回転体に複数の現
像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体に
対向する現像位置に順次回動搬送することにより潜像担
持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした回転
型現像装置が開発されている。
【0005】ここで、特開昭60−233668号公報
等によれば、このような回転型現像装置の現像器にトナ
ーを補給する機構について、トナーを排出する開口が外
周に設けられた中空のトナー供給部材を各現像器の内部
の長手方向に延在するように設け、各現像器とは別個に
設けられた補給トナー収容部と該トナー供給部材とを可
撓性の円筒体で連結し、該補給トナー収容部及び該円筒
体内に設けられたスクリュウ等の可撓性の搬送部材によ
り、補給トナー収容部から対応する現像器へトナーを搬
送するよう構成されたものが知られている。
等によれば、このような回転型現像装置の現像器にトナ
ーを補給する機構について、トナーを排出する開口が外
周に設けられた中空のトナー供給部材を各現像器の内部
の長手方向に延在するように設け、各現像器とは別個に
設けられた補給トナー収容部と該トナー供給部材とを可
撓性の円筒体で連結し、該補給トナー収容部及び該円筒
体内に設けられたスクリュウ等の可撓性の搬送部材によ
り、補給トナー収容部から対応する現像器へトナーを搬
送するよう構成されたものが知られている。
【0006】また、実開昭63−153258号公報等
によれば、各現像器内にトナーを収容させるように構成
し、該各現像器内の現像剤担持体の近傍に、現像装置の
回転動作により所定量のトナーが滞留されるトナーホッ
パを設けたものも知られている。
によれば、各現像器内にトナーを収容させるように構成
し、該各現像器内の現像剤担持体の近傍に、現像装置の
回転動作により所定量のトナーが滞留されるトナーホッ
パを設けたものも知られている。
【0007】しかし、上記特開昭60−233668号
公報に示されたような構成の回転型現像装置において
は、補給トナー収容部から現像器へトナーを搬送する搬
送部材を駆動させるための駆動手段が必要となり、装置
が複雑化して高コストとなるという欠点があった。
公報に示されたような構成の回転型現像装置において
は、補給トナー収容部から現像器へトナーを搬送する搬
送部材を駆動させるための駆動手段が必要となり、装置
が複雑化して高コストとなるという欠点があった。
【0008】また、上記実開昭63−153258号公
報に示されたような構成の回転型現像装置においては、
予め各現像器内に多量のトナーを収容させるようにする
と、現像装置全体が大型化してしまうという欠点があっ
た。また、現像器の使用に伴って現像剤端持体の軸方向
のトナー量が不均一となった場合、回転動作だけではト
ナー量を均一化できず、ホッパには十分なトナーがある
にもかかわらず、画像に濃度ムラが発生することがある
という欠点があった。
報に示されたような構成の回転型現像装置においては、
予め各現像器内に多量のトナーを収容させるようにする
と、現像装置全体が大型化してしまうという欠点があっ
た。また、現像器の使用に伴って現像剤端持体の軸方向
のトナー量が不均一となった場合、回転動作だけではト
ナー量を均一化できず、ホッパには十分なトナーがある
にもかかわらず、画像に濃度ムラが発生することがある
という欠点があった。
【0009】そこで、上記の欠点を解消するため、特開
平5−82044号公報等で現像器で使用するトナーを
収容するホッパを現像器の側端部に設け、ホッパから現
像器へ搬送スクリュウを用いてトナーを搬送する構成が
発明されている。また、特開平6−191565号公報
等で上記の構成の現像器に補給されるトナーを収容する
トナーカートリッジをホッパに着脱可能に設け、トナー
カートリッジが現像器及びホッパと一体に回転する際、
トナーに作用する重力によってトナーを現像器に補給す
る構成も発明されている。
平5−82044号公報等で現像器で使用するトナーを
収容するホッパを現像器の側端部に設け、ホッパから現
像器へ搬送スクリュウを用いてトナーを搬送する構成が
発明されている。また、特開平6−191565号公報
等で上記の構成の現像器に補給されるトナーを収容する
トナーカートリッジをホッパに着脱可能に設け、トナー
カートリッジが現像器及びホッパと一体に回転する際、
トナーに作用する重力によってトナーを現像器に補給す
る構成も発明されている。
【0010】上記構成を用いることにより軸方向のトナ
ー補給量を安定させ、現像剤担持体が担持するトナーを
維持することができ、かつ断面占有率の小さな小型現像
装置を提供することができる。また、トナーの搬送機構
についても複雑な機構を用いずに現像装置を構成するこ
とができ、コストアップを避けることができる。
ー補給量を安定させ、現像剤担持体が担持するトナーを
維持することができ、かつ断面占有率の小さな小型現像
装置を提供することができる。また、トナーの搬送機構
についても複雑な機構を用いずに現像装置を構成するこ
とができ、コストアップを避けることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成にお
いても問題点がある。現像器の使用に伴い、トナーカー
トリッジ内のトナーを全て消費すると、内部にトナーを
収容する新たなトナーカートリッジが現像器に装着され
る。この状態から画像の形成のために現像装置が回転し
てホッパの開口が下方に向くと、ホッパ内に残留してい
たトナーがトナーカートリッジ内へと流出する。そし
て、さらに現像装置が回転し現像位置へと達すると、ホ
ッパ一杯にトナーが補給されるが、このとき補給される
トナーは、ホッパ内に残留していたトナーと、トナーカ
ートリッジ内の新たなトナーが混合されたものであり、
結果的にはホッパ内に残留していたトナーに多量の新た
なトナーが混入することになる。
いても問題点がある。現像器の使用に伴い、トナーカー
トリッジ内のトナーを全て消費すると、内部にトナーを
収容する新たなトナーカートリッジが現像器に装着され
る。この状態から画像の形成のために現像装置が回転し
てホッパの開口が下方に向くと、ホッパ内に残留してい
たトナーがトナーカートリッジ内へと流出する。そし
て、さらに現像装置が回転し現像位置へと達すると、ホ
ッパ一杯にトナーが補給されるが、このとき補給される
トナーは、ホッパ内に残留していたトナーと、トナーカ
ートリッジ内の新たなトナーが混合されたものであり、
結果的にはホッパ内に残留していたトナーに多量の新た
なトナーが混入することになる。
【0012】ホッパ内に残留していた現像形成に寄与し
ていたトナーに多量の新たなトナーが混入すると、逆極
性トナーが多量に発生してしまう。この逆極性トナーが
発生すると、地肌汚れとなって画像に現れてしまうほ
か、画像形成に必要なトナー量以上のトナー量を過剰消
費してしまう。
ていたトナーに多量の新たなトナーが混入すると、逆極
性トナーが多量に発生してしまう。この逆極性トナーが
発生すると、地肌汚れとなって画像に現れてしまうほ
か、画像形成に必要なトナー量以上のトナー量を過剰消
費してしまう。
【0013】本発明は上記の欠点を鑑みなされたもの
で、ホッパからトナーカートリッジへのトナーの流出を
防ぎ、現像装置に新たなトナーカートリッジを装着した
時でも逆極性トナーが多量に発生するのを防ぎ、ホッパ
にトナーカートリッジが装着されていないときにホッパ
の開口からトナーが漏出、飛散するのを防き、地肌汚れ
やトナーの過剰消費を防ぐことを目的とする。
で、ホッパからトナーカートリッジへのトナーの流出を
防ぎ、現像装置に新たなトナーカートリッジを装着した
時でも逆極性トナーが多量に発生するのを防ぎ、ホッパ
にトナーカートリッジが装着されていないときにホッパ
の開口からトナーが漏出、飛散するのを防き、地肌汚れ
やトナーの過剰消費を防ぐことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、回転軸の周りに配設された複数の現像
器と、該現像器に対して内部が連通するように該現像器
と一体に構成され、該現像器に供給する粉体現像剤を収
容するホッパと、該ホッパに着脱可能に構成され、該ホ
ッパに補給する該粉体現像剤を収容するトナーカートリ
ッジとを有し、該複数の現像器は該回転軸を中心に回転
して任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に変
位させて現像を行い、該現像器の回転動作により該トナ
ーカートリッジの各々の開口から該ホッパの各々の開口
へ該粉体現像剤を補給する回転型現像装置において、該
ホッパの各々の開口付近に現像剤補給量規制部材を設け
るたものである。
達成するために、回転軸の周りに配設された複数の現像
器と、該現像器に対して内部が連通するように該現像器
と一体に構成され、該現像器に供給する粉体現像剤を収
容するホッパと、該ホッパに着脱可能に構成され、該ホ
ッパに補給する該粉体現像剤を収容するトナーカートリ
ッジとを有し、該複数の現像器は該回転軸を中心に回転
して任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に変
位させて現像を行い、該現像器の回転動作により該トナ
ーカートリッジの各々の開口から該ホッパの各々の開口
へ該粉体現像剤を補給する回転型現像装置において、該
ホッパの各々の開口付近に現像剤補給量規制部材を設け
るたものである。
【0015】また、ホッパの開口付近の該ホッパ内部に
該ホッパの壁面と所定の角度をなす平板状の現像剤補給
量規制部材を配置したり、現像剤補給量規制部材の一端
をホッパの内壁に固着し、該現像剤補給量規制部材の他
端を該現像剤補給量規制部材の他端と該ホッパの内壁と
の距離を5mm以下となるように配置したりするとよい。
該ホッパの壁面と所定の角度をなす平板状の現像剤補給
量規制部材を配置したり、現像剤補給量規制部材の一端
をホッパの内壁に固着し、該現像剤補給量規制部材の他
端を該現像剤補給量規制部材の他端と該ホッパの内壁と
の距離を5mm以下となるように配置したりするとよい。
【0016】更に、ホッパにトナーカートリッジが装着
していないときは、現像剤補給量規制部材が前記ホッパ
の開口を塞いだり、現像剤補給量規制部材が現像器の回
転動作に対応して移動し、該現像剤補給量規制部材がホ
ッパの開口を開閉したり、該現像剤補給量規制部材がホ
ッパ内部の現像剤の量によりトナーカートリッジからの
補給量を規制したりするとよい。
していないときは、現像剤補給量規制部材が前記ホッパ
の開口を塞いだり、現像剤補給量規制部材が現像器の回
転動作に対応して移動し、該現像剤補給量規制部材がホ
ッパの開口を開閉したり、該現像剤補給量規制部材がホ
ッパ内部の現像剤の量によりトナーカートリッジからの
補給量を規制したりするとよい。
【0017】
【作用】この発明による回転型現像装置は、ホッパの開
口に現像剤補給量規制部材を設けたため、ホッパからト
ナーカートリッジへのトナーの流出を防ぎ、かつ現像剤
補給量規制部材が現像器の回転動作に対応して移動し、
トナーカートリッジからホッパへ使用されたトナー量だ
けを補給するので、現像装置に新たなトナーカートリッ
ジを装着した時でも逆極性トナーが多量に発生するのを
防げる。
口に現像剤補給量規制部材を設けたため、ホッパからト
ナーカートリッジへのトナーの流出を防ぎ、かつ現像剤
補給量規制部材が現像器の回転動作に対応して移動し、
トナーカートリッジからホッパへ使用されたトナー量だ
けを補給するので、現像装置に新たなトナーカートリッ
ジを装着した時でも逆極性トナーが多量に発生するのを
防げる。
【0018】また、ホッパにトナーカートリッジが装着
されていないときには、現像剤補給量規制部材がホッパ
の開口を塞ぐようにしたため、ホッパにトナーカートリ
ッジが装着されていないときにホッパの開口からトナー
が漏出、飛散するのを防ぐことができる。
されていないときには、現像剤補給量規制部材がホッパ
の開口を塞ぐようにしたため、ホッパにトナーカートリ
ッジが装着されていないときにホッパの開口からトナー
が漏出、飛散するのを防ぐことができる。
【0019】
【実施例】本発明を画像形成装置であるフルカラープリ
ンタ(以下、プリンタという)に採用される回転型現像
装置に適用した一実施例について説明する。
ンタ(以下、プリンタという)に採用される回転型現像
装置に適用した一実施例について説明する。
【0020】図1は本実施例に係る回転型現像装置を採
用したプリンタ1の概略構成図である。図1のプリンタ
1において、潜像担持体としてのベルト状の感光体(以
下、感光体ベルトという)2は、帯電ローラ3により一
様に帯電された後、レーザ光学装置4により画像情報に
基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。こ
こで、露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエ
ロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単
色の画像情報である。形成された静電潜像は、後述の回
転型現像装置20により各々所定のイエロー、マゼン
タ、シアン、及び黒トナーで現像され、これにより感光
体ベルト1上に各色画像が形成される。
用したプリンタ1の概略構成図である。図1のプリンタ
1において、潜像担持体としてのベルト状の感光体(以
下、感光体ベルトという)2は、帯電ローラ3により一
様に帯電された後、レーザ光学装置4により画像情報に
基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。こ
こで、露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエ
ロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単
色の画像情報である。形成された静電潜像は、後述の回
転型現像装置20により各々所定のイエロー、マゼン
タ、シアン、及び黒トナーで現像され、これにより感光
体ベルト1上に各色画像が形成される。
【0021】図中矢印A方向に回転する感光体ベルト2
上に形成された各色画像は、感光体ベルト2と同期して
図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト5上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、及び黒の単色毎に順次重ね転
写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、給紙台8から
給紙ローラ9、レジストローラ10を経て転写部へ搬送
された転写紙11上に転写ローラ6により一括転写され
る。転写終了後、転写紙11は定着装置7により定着さ
れてフルカラー画像が完成する。
上に形成された各色画像は、感光体ベルト2と同期して
図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト5上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、及び黒の単色毎に順次重ね転
写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、給紙台8から
給紙ローラ9、レジストローラ10を経て転写部へ搬送
された転写紙11上に転写ローラ6により一括転写され
る。転写終了後、転写紙11は定着装置7により定着さ
れてフルカラー画像が完成する。
【0022】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ベルト1上のトナーは、感光体クリーナ12
により感光体ベルト1から除去される。また、転写紙1
1上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナー
は、中間転写ベルトクリーナ13により中間転写ベルト
5から除去される。
った感光体ベルト1上のトナーは、感光体クリーナ12
により感光体ベルト1から除去される。また、転写紙1
1上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナー
は、中間転写ベルトクリーナ13により中間転写ベルト
5から除去される。
【0023】次に、本実施例に係る回転型現像装置20
について説明する。図2は本実施例に係る回転型現像装
置20の断面概略構成図である。尚、図2は一つの現像
器、例えば後述するイエロー現像器が現像位置にある状
態を示している。
について説明する。図2は本実施例に係る回転型現像装
置20の断面概略構成図である。尚、図2は一つの現像
器、例えば後述するイエロー現像器が現像位置にある状
態を示している。
【0024】図2に示すように、上記感光体ベルト2の
近傍には回転型又はリボルバー型又はロータリー型と言
われる現像装置(以下、現像装置という)20が配置さ
れている。この現像装置20においては、回転体として
のケーシング21が回転中心Oを中心に回転自在に設け
られ、図示を省略した駆動機構により矢印C方向に回転
される。また、ケーシング21は、現像装置20を4分
割するよう一体形状を成し、これによりイエロー現像器
23Y、マゼンタ現像器23M、シアン現像器23C、
及び黒現像器23Kの各色現像器が形成されている。ま
た、現像装置20のうち現像に寄与しない現像器は、固
定されたカバー22により覆われている。
近傍には回転型又はリボルバー型又はロータリー型と言
われる現像装置(以下、現像装置という)20が配置さ
れている。この現像装置20においては、回転体として
のケーシング21が回転中心Oを中心に回転自在に設け
られ、図示を省略した駆動機構により矢印C方向に回転
される。また、ケーシング21は、現像装置20を4分
割するよう一体形状を成し、これによりイエロー現像器
23Y、マゼンタ現像器23M、シアン現像器23C、
及び黒現像器23Kの各色現像器が形成されている。ま
た、現像装置20のうち現像に寄与しない現像器は、固
定されたカバー22により覆われている。
【0025】本実施例の現像器23Y、23M、23
C、23Kは、非磁性一成分現像剤を用いた現像器で、
それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーを
収納する。また、各現像器23Y、23M、23C、2
3Kには現像剤担持体としての円筒状の現像ローラ24
Y、24M、24C、24Kがそれぞれ設けられてい
る。この各現像ローラ24Y、24M、24C、24K
は、上記ケーシング21に設けられた開口21aからそ
れぞれその一部が外部に露出するように配置されてい
る。
C、23Kは、非磁性一成分現像剤を用いた現像器で、
それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーを
収納する。また、各現像器23Y、23M、23C、2
3Kには現像剤担持体としての円筒状の現像ローラ24
Y、24M、24C、24Kがそれぞれ設けられてい
る。この各現像ローラ24Y、24M、24C、24K
は、上記ケーシング21に設けられた開口21aからそ
れぞれその一部が外部に露出するように配置されてい
る。
【0026】以上の構成に係る現像装置20は色情報に
同期して各現像器23Y、23M、23C、23Kを選
択的に現像位置に配置するように回動し、各現像器23
Y、23M、23C、23Kは、現像位置において現像
ローラ24Y、24M、24C、24Kを図中矢印D方
向に回転させて、順次感光体ベルト2上に形成された対
応する静電潜像を現像する。そして、各現像像は中間転
写ベルト5、及び転写紙11上に重ね合わされる事によ
り、フルカラー画像を形成する。
同期して各現像器23Y、23M、23C、23Kを選
択的に現像位置に配置するように回動し、各現像器23
Y、23M、23C、23Kは、現像位置において現像
ローラ24Y、24M、24C、24Kを図中矢印D方
向に回転させて、順次感光体ベルト2上に形成された対
応する静電潜像を現像する。そして、各現像像は中間転
写ベルト5、及び転写紙11上に重ね合わされる事によ
り、フルカラー画像を形成する。
【0027】本実施例に係る各現像器23Y、23M、
23C、23Kの詳細な構成を説明する。各色現像器2
3Y、23M、23C、23Kは同一形態及び同一動作
をとるので、イエロー現像器23Yを例に説明し、他の
現像器23M、23C、23Kについての説明は省略す
る。なお、各現像器23Y、23M、23C、23Kに
対応する同一の部材については、図中符号の末尾の英文
字のみを変えて示している。
23C、23Kの詳細な構成を説明する。各色現像器2
3Y、23M、23C、23Kは同一形態及び同一動作
をとるので、イエロー現像器23Yを例に説明し、他の
現像器23M、23C、23Kについての説明は省略す
る。なお、各現像器23Y、23M、23C、23Kに
対応する同一の部材については、図中符号の末尾の英文
字のみを変えて示している。
【0028】図3は現像装置20を構成する現像器、す
なわちこの場合はイエロー現像器23Yの概略構成図で
ある。図3においてイエロー現像器23Yは、現像を行
う際には感光体ベルト2と対向する現像位置に配置さ
れ、感光体ベルト2に形成された静電潜像に非磁性一成
分現像剤としてのイエロートナーを供給して現像する。
なわちこの場合はイエロー現像器23Yの概略構成図で
ある。図3においてイエロー現像器23Yは、現像を行
う際には感光体ベルト2と対向する現像位置に配置さ
れ、感光体ベルト2に形成された静電潜像に非磁性一成
分現像剤としてのイエロートナーを供給して現像する。
【0029】現像位置におけるイエロー現像器23Yの
ケーシング21上部には開口21aが形成されている。
開口21aには、感光体ベルト2に対向するように現像
ローラ24Yが、感光体ベルト2と所定の周速比をもっ
て、かつ感光体ベルト2との対向部において感光体ベル
ト2の移動方向と同方向に回転するように配設されてい
る。この現像ローラ24Yの感光体ベルト2との対向部
より回転方向下流側には、シール部材29Yの端部が現
像ローラ24Yと当接しており、開口21aからのトナ
ーの漏出や飛散を防止している。
ケーシング21上部には開口21aが形成されている。
開口21aには、感光体ベルト2に対向するように現像
ローラ24Yが、感光体ベルト2と所定の周速比をもっ
て、かつ感光体ベルト2との対向部において感光体ベル
ト2の移動方向と同方向に回転するように配設されてい
る。この現像ローラ24Yの感光体ベルト2との対向部
より回転方向下流側には、シール部材29Yの端部が現
像ローラ24Yと当接しており、開口21aからのトナ
ーの漏出や飛散を防止している。
【0030】また、現像ローラ24Y下方には、発泡ポ
リウレタン等の弾性体からなるトナー供給部材としての
供給ローラ25Yが現像ローラ24Yと摺擦し、かつ、
現像ローラ24Yに対し所定の周速比をもって、各々図
中矢印D及び矢印Eで示したように現像ローラ24Yと
の摺擦部30Yにおいて同方向に回転するように設けら
れている。
リウレタン等の弾性体からなるトナー供給部材としての
供給ローラ25Yが現像ローラ24Yと摺擦し、かつ、
現像ローラ24Yに対し所定の周速比をもって、各々図
中矢印D及び矢印Eで示したように現像ローラ24Yと
の摺擦部30Yにおいて同方向に回転するように設けら
れている。
【0031】また、摺接部30Yよりも現像ローラ24
Yの回転方向下流側で、開口21a近傍には、弾性体か
らなるブレード26Yが、その自由端部近傍が現像ロー
ラ24Yに接するように設けられる。
Yの回転方向下流側で、開口21a近傍には、弾性体か
らなるブレード26Yが、その自由端部近傍が現像ロー
ラ24Yに接するように設けられる。
【0032】また、図中摺擦部30Yの左側には紙面手
前側から奥側に向けてトナーを搬送するスクリュウ状の
第1のトナー搬送部材(以下、トナー搬送スクリュウと
いう)27Yが、また、供給ローラ25Yの下方には紙
面奥側から手前側に向けてトナーを搬送するスクリュウ
状の第2のトナー搬送部材(以下、トナー回収スクリュ
ウという)28Yが設けられている。なお、このトナー
搬送スクリュウ27Y及びトナー回収スクリュウ28Y
の詳細については後述する。
前側から奥側に向けてトナーを搬送するスクリュウ状の
第1のトナー搬送部材(以下、トナー搬送スクリュウと
いう)27Yが、また、供給ローラ25Yの下方には紙
面奥側から手前側に向けてトナーを搬送するスクリュウ
状の第2のトナー搬送部材(以下、トナー回収スクリュ
ウという)28Yが設けられている。なお、このトナー
搬送スクリュウ27Y及びトナー回収スクリュウ28Y
の詳細については後述する。
【0033】イエロー現像器23Yの長手方向端部に
は、第4図及び第5図に示すように、ホッパ40Yが設
けられている。上記トナー搬送スクリュウ27Yは、ホ
ッパ40Yから現像器23Yの長手方向他端部まで現像
ローラ24Y及び供給ローラ25Yと並行に配設され、
ホッパ40Yからイエロー現像器23Yの他端部に向け
てトナーを搬送する様に、現像ローラ24Y及び供給ロ
ーラ25Yと連動し、かつ、所定の周速比をもって回転
される。
は、第4図及び第5図に示すように、ホッパ40Yが設
けられている。上記トナー搬送スクリュウ27Yは、ホ
ッパ40Yから現像器23Yの長手方向他端部まで現像
ローラ24Y及び供給ローラ25Yと並行に配設され、
ホッパ40Yからイエロー現像器23Yの他端部に向け
てトナーを搬送する様に、現像ローラ24Y及び供給ロ
ーラ25Yと連動し、かつ、所定の周速比をもって回転
される。
【0034】ここで、ケーシング21は、図3に示すよ
うにその一部が供給ローラ25Yに接するように形成さ
れており、現像ローラ24Y、供給ローラ25Y及び、
ケーシング21により、トナー搬送スクリュウ27Yを
取り巻くトナー搬送スペース31Yが形成される。
うにその一部が供給ローラ25Yに接するように形成さ
れており、現像ローラ24Y、供給ローラ25Y及び、
ケーシング21により、トナー搬送スクリュウ27Yを
取り巻くトナー搬送スペース31Yが形成される。
【0035】そして、トナー搬送スクリュウ27Yは、
所定方向に回転することによりホッパ40Yからトナー
搬送スペース31Y内にトナーを搬送し、供給ローラ2
5Y上にトナーを供給する。供給ローラ25Y上に供給
されたトナーは、摺擦部30Yにおいて供給ローラ25
Yと現像ローラ24Yとで摺擦されて帯電されながら現
像ローラ24Yに供給され、現像ローラ24Y表面に担
持される。現像ローラ24Y表面に担持されたトナー
は、ブレード26Yにより均一、かつ、所定厚みのトナ
ー薄層になされ、感光体ベルト2表面に形成された静電
潜像を接触あるいは、非接触現像にて現像する。
所定方向に回転することによりホッパ40Yからトナー
搬送スペース31Y内にトナーを搬送し、供給ローラ2
5Y上にトナーを供給する。供給ローラ25Y上に供給
されたトナーは、摺擦部30Yにおいて供給ローラ25
Yと現像ローラ24Yとで摺擦されて帯電されながら現
像ローラ24Yに供給され、現像ローラ24Y表面に担
持される。現像ローラ24Y表面に担持されたトナー
は、ブレード26Yにより均一、かつ、所定厚みのトナ
ー薄層になされ、感光体ベルト2表面に形成された静電
潜像を接触あるいは、非接触現像にて現像する。
【0036】ところで、現像工程で使用されなかったト
ナーは、トナー搬送スクリュウ27Yによりホッパ40
Yと逆側の現像器端部まで搬送される。このホッパ40
Yと逆側の現像器端部における現像ローラ24Y及び供
給ローラ25Yの長手方向有効径部外側には、図4に示
すようにトナー循環部32Yが設けられている。トナー
搬送スクリュウ27Yによりトナー循環部32Yまで搬
送されたトナーは、重力によりイエロー現像器23Y下
部に落下する。
ナーは、トナー搬送スクリュウ27Yによりホッパ40
Yと逆側の現像器端部まで搬送される。このホッパ40
Yと逆側の現像器端部における現像ローラ24Y及び供
給ローラ25Yの長手方向有効径部外側には、図4に示
すようにトナー循環部32Yが設けられている。トナー
搬送スクリュウ27Yによりトナー循環部32Yまで搬
送されたトナーは、重力によりイエロー現像器23Y下
部に落下する。
【0037】イエロー現像器23Y下部には、トナー回
収スクリュウ28Yが現像ローラ24Y、供給ローラ2
5Y及びトナー搬送スクリュウ27Yと並行に配設さ
れ、トナー搬送スクリュウ27Yとは逆方向にトナーを
搬送するように回動され、上記現像工程で使用されなか
ったトナーをホッパ40Yに搬送する。
収スクリュウ28Yが現像ローラ24Y、供給ローラ2
5Y及びトナー搬送スクリュウ27Yと並行に配設さ
れ、トナー搬送スクリュウ27Yとは逆方向にトナーを
搬送するように回動され、上記現像工程で使用されなか
ったトナーをホッパ40Yに搬送する。
【0038】トナー搬送スクリュウ27Y及びトナー回
収スクリュウ28Yの搬送量を適切に設定することで、
イエロー現像器23Y内のトナー量検知や複雑な供給量
制御を行うこと無くトナーを供給ローラ25Y上に適切
な量だけ供給することができ、また、レイアウト自由度
が大きく、感光体に対する断面占有率の小さな小型現像
装置を提供できる。
収スクリュウ28Yの搬送量を適切に設定することで、
イエロー現像器23Y内のトナー量検知や複雑な供給量
制御を行うこと無くトナーを供給ローラ25Y上に適切
な量だけ供給することができ、また、レイアウト自由度
が大きく、感光体に対する断面占有率の小さな小型現像
装置を提供できる。
【0039】また、図5に示す符号50Y、50M、5
0C、50Kはそれぞれ各現像器23Y、23M、23
C、23Kのホッパ40Y、40M、40C、40Kに
着脱自在に装着されたトナーカートリッジであり、この
トナーカートリッジ50Y、50M、50C、50Kが
現像装置20の新規装着時及びトナーエンド時に装着、
交換されることで、常にトナー収容部40Y、40M、
40C、40K内に必要量のトナーが収容される。
0C、50Kはそれぞれ各現像器23Y、23M、23
C、23Kのホッパ40Y、40M、40C、40Kに
着脱自在に装着されたトナーカートリッジであり、この
トナーカートリッジ50Y、50M、50C、50Kが
現像装置20の新規装着時及びトナーエンド時に装着、
交換されることで、常にトナー収容部40Y、40M、
40C、40K内に必要量のトナーが収容される。
【0040】従来の補給機構によるトナーカートリッジ
からホッパへのトナーの補給について説明する。ここで
も現像器の説明と同様にイエローのトナーカートリッジ
50Yからイエロー現像器23Yのホッパ40Yへの補
給について説明し、他の色については省略する。
からホッパへのトナーの補給について説明する。ここで
も現像器の説明と同様にイエローのトナーカートリッジ
50Yからイエロー現像器23Yのホッパ40Yへの補
給について説明し、他の色については省略する。
【0041】図6(A)はイエロー現像器23Yが現像
位置にある状態を示している。イエロー現像器23Yに
よるイエロー画像の形成が終了すると、マゼンタ画像を
形成するためにマゼンタ現像器23Mが現像位置となる
よう現像装置20が回動し、図6(B)に示す状態とな
る。マゼンタ画像の形成に続いてシアン画像、黒画像を
形成するために現像装置20は図6(C)、図6(D)
と回動する。
位置にある状態を示している。イエロー現像器23Yに
よるイエロー画像の形成が終了すると、マゼンタ画像を
形成するためにマゼンタ現像器23Mが現像位置となる
よう現像装置20が回動し、図6(B)に示す状態とな
る。マゼンタ画像の形成に続いてシアン画像、黒画像を
形成するために現像装置20は図6(C)、図6(D)
と回動する。
【0042】現像装置20が回動するとき、イエロート
ナーカートリッジ50Y内部のトナーは自重により図6
に示したようにイエロートナーカートリッジ50Y内を
移動する。そして、現像位置の手前の図6(D)の状態
から現像位置の図6(A)の状態となるときにトナーは
イエロートナーカートリッジ50Yの開口51Yからホ
ッパ40Yの開口41Yを通じてホッパ40Y内部へと
落下する。本構成によれば、何等のトナー搬送機構を用
いずにトナーカートリッジからホッパへとトナーを供給
することができる。
ナーカートリッジ50Y内部のトナーは自重により図6
に示したようにイエロートナーカートリッジ50Y内を
移動する。そして、現像位置の手前の図6(D)の状態
から現像位置の図6(A)の状態となるときにトナーは
イエロートナーカートリッジ50Yの開口51Yからホ
ッパ40Yの開口41Yを通じてホッパ40Y内部へと
落下する。本構成によれば、何等のトナー搬送機構を用
いずにトナーカートリッジからホッパへとトナーを供給
することができる。
【0043】しかし、従来の補給機構においては、ホッ
パ40Yの開口41Yが下方に向く図6(C)に示す状
態では、図中矢印で示すようにホッパ40Y内のトナー
がトナーカートリッジ50Yへと流出してしまう。通常
時は図6(A)の状態に復帰すれば再びホッパ40Yに
トナーが流入して何の影響も発生しないが、トナーカー
トリッジ50Yが交換され、内部のトナーが新たなもの
であるときには図6(A)の状態に復帰する際、ホッパ
40Y内部に残留していたトナーに多量の新たなトナー
が混入して逆極性トナーが発生してしまう。そして、逆
極性トナーによって地肌汚れや、トナーの過剰消費が発
生してしまう。
パ40Yの開口41Yが下方に向く図6(C)に示す状
態では、図中矢印で示すようにホッパ40Y内のトナー
がトナーカートリッジ50Yへと流出してしまう。通常
時は図6(A)の状態に復帰すれば再びホッパ40Yに
トナーが流入して何の影響も発生しないが、トナーカー
トリッジ50Yが交換され、内部のトナーが新たなもの
であるときには図6(A)の状態に復帰する際、ホッパ
40Y内部に残留していたトナーに多量の新たなトナー
が混入して逆極性トナーが発生してしまう。そして、逆
極性トナーによって地肌汚れや、トナーの過剰消費が発
生してしまう。
【0044】本発明を適用した現像剤補給機構の一実施
例を説明する。補給量規制部材60は図7に示すように
弾性体の平板の両端に突起部60aが設けられている。
補給量規制部材60の一部は接着などによりホッパ40
Y内面に取り付けられ、トナーカートリッジが装着され
ていないときは図8に示すようにホッパ40Yの開口4
1Yを塞ぎ、トナーが漏出、飛散するのを防止してい
る。
例を説明する。補給量規制部材60は図7に示すように
弾性体の平板の両端に突起部60aが設けられている。
補給量規制部材60の一部は接着などによりホッパ40
Y内面に取り付けられ、トナーカートリッジが装着され
ていないときは図8に示すようにホッパ40Yの開口4
1Yを塞ぎ、トナーが漏出、飛散するのを防止してい
る。
【0045】ホッパ41Yにトナーカートリッジ50Y
が装着されると補給量規制部材60の突起部60aがト
ナーカートリッジ50Yにあたり、図9のように弾性変
形し、開口41Yを開く。現像位置である図9(A)か
ら図9(B)、図9(C)さらに図9(D)へと現像装
置20が回転するにしたがって従来の補給機構と同様に
トナーカートリッジ50Yからホッパ40Yへとトナー
が補給される。しかし従来の補給機構とは異なり、ホッ
パ40Yの開口41Yが下方へと向く図9(C)の状態
では補給量規制部材60によってホッパ40Y内のトナ
ーがトナーカートリッジ50Yへと流出することを規制
している。
が装着されると補給量規制部材60の突起部60aがト
ナーカートリッジ50Yにあたり、図9のように弾性変
形し、開口41Yを開く。現像位置である図9(A)か
ら図9(B)、図9(C)さらに図9(D)へと現像装
置20が回転するにしたがって従来の補給機構と同様に
トナーカートリッジ50Yからホッパ40Yへとトナー
が補給される。しかし従来の補給機構とは異なり、ホッ
パ40Yの開口41Yが下方へと向く図9(C)の状態
では補給量規制部材60によってホッパ40Y内のトナ
ーがトナーカートリッジ50Yへと流出することを規制
している。
【0046】このため、トナーカートリッジ50Yのト
ナーを全て消費し、新たなトナーカートリッジを装着し
たときでもホッパ40Y内に残留しているトナーの流出
は少なく、現像位置である図9(A)へと回転しても多
量の新たなトナーがホッパ40Y内へと流入することが
なく、地肌汚れやトナーの過剰消費は発生しない。
ナーを全て消費し、新たなトナーカートリッジを装着し
たときでもホッパ40Y内に残留しているトナーの流出
は少なく、現像位置である図9(A)へと回転しても多
量の新たなトナーがホッパ40Y内へと流入することが
なく、地肌汚れやトナーの過剰消費は発生しない。
【0047】また、補給量規制部材60の先端部60b
とホッパ40Yの内壁との間隔は5mm以下となるよう
に設けている。このため、ホッパ40Y内のトナーが補
給量規制部材60の先端部60bから回り込み、トナー
カートリッジ50Yへと流出することが少ない。
とホッパ40Yの内壁との間隔は5mm以下となるよう
に設けている。このため、ホッパ40Y内のトナーが補
給量規制部材60の先端部60bから回り込み、トナー
カートリッジ50Yへと流出することが少ない。
【0048】次に本発明の別の実施例を図10及び図1
1に基づき説明する。図10に示すように、ホッパ40
Yの開口41Yには補給量規制部材70が中心軸O’を
中心に揺動可能に設けられている。
1に基づき説明する。図10に示すように、ホッパ40
Yの開口41Yには補給量規制部材70が中心軸O’を
中心に揺動可能に設けられている。
【0049】現像位置である図11(A)の状態では、
補給量規制部材70の自重及びトナーの重さによりホッ
パ40Yの開口41Yを開く。しかし、現像装置20が
回転して図11(C)の状態では補給規制板70の自重
及びホッパ40Y内のトナーの重さにより補給量規制部
材70は揺動して開口41Yを塞ぐ。
補給量規制部材70の自重及びトナーの重さによりホッ
パ40Yの開口41Yを開く。しかし、現像装置20が
回転して図11(C)の状態では補給規制板70の自重
及びホッパ40Y内のトナーの重さにより補給量規制部
材70は揺動して開口41Yを塞ぐ。
【0050】このため、トナーカートリッジ50Yのト
ナーを全て消費し、新たなトナーカートリッジを装着し
たときでもホッパ40Y内に残留しているトナーの流出
がなく、現像位置である図11(A)へと回転しても多
量の新たなトナーがホッパ40Y内へと流入することが
なく、地肌汚れやトナーの過剰消費は発生しない。
ナーを全て消費し、新たなトナーカートリッジを装着し
たときでもホッパ40Y内に残留しているトナーの流出
がなく、現像位置である図11(A)へと回転しても多
量の新たなトナーがホッパ40Y内へと流入することが
なく、地肌汚れやトナーの過剰消費は発生しない。
【0051】また、本実施例ではホッパ40Y内にトナ
ーが充分補給されている状態では図10に示すF部のト
ナーにより補給量規制部材70が開口41Yを開くこと
がないため、必要以上のトナーがホッパ40Yに補給さ
れず、現像器23Yからトナーが漏出、飛散したりする
ことがない。
ーが充分補給されている状態では図10に示すF部のト
ナーにより補給量規制部材70が開口41Yを開くこと
がないため、必要以上のトナーがホッパ40Yに補給さ
れず、現像器23Yからトナーが漏出、飛散したりする
ことがない。
【0052】
【発明の効果】本発明はホッパからトナーカートリッジ
へのトナーの流出を防ぎ、現像装置に新たなトナーカー
トリッジを装着した時でも逆極性トナーが多量に発生す
るのを防ぎ、ホッパにトナーカートリッジが装着されて
いないときにホッパの開口からトナーが漏出、飛散する
のを防き、地肌汚れやトナーの過剰消費を防ぐことがで
きる。
へのトナーの流出を防ぎ、現像装置に新たなトナーカー
トリッジを装着した時でも逆極性トナーが多量に発生す
るのを防ぎ、ホッパにトナーカートリッジが装着されて
いないときにホッパの開口からトナーが漏出、飛散する
のを防き、地肌汚れやトナーの過剰消費を防ぐことがで
きる。
【図1】本発明の回転型現像装置を適用したフルカラー
プリンタの概略構成図
プリンタの概略構成図
【図2】本発明の一実施例に係る回転型現像装置の概略
構成図
構成図
【図3】本発明の一実施例に係る現像器の概略構成図
【図4】本発明の一実施例に係る現像器の長手方向の概
略構成図
略構成図
【図5】本発明の一実施例に係る回転型現像装置の概略
斜視図
斜視図
【図6】従来の補給機構によりトナー補給の動作説明図
【図7】補給量規制部材の概略斜視図
【図8】ホッパの開口を塞ぐ補給量規制部材の説明図
【図9】本発明の一実施例に係るトナー補給の動作説明
図
図
【図10】本発明の別の実施例に係わる構成図
【図11】本発明の別の実施例に係わるトナー補給の動
作説明図
作説明図
40Y:ホッパ 60:補給量規制部材 60a:突起部 60b:先端部 50Y:トナーカートリッジ 41Y:開口 70:補給量規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコ−内 (72)発明者 上野 祐一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコ−内 (72)発明者 小林 千矢子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコ−内
Claims (6)
- 【請求項1】回転軸の周りに配設された複数の現像器
と、該現像器に対して内部が連通するように該現像器と
一体に構成され、該現像器に供給する粉体現像剤を収容
するホッパと、該ホッパに着脱可能に構成され、該ホッ
パに補給する該粉体現像剤を収容するトナーカートリッ
ジとを有し、該複数の現像器は該回転軸を中心に回転し
て任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に変位
させて現像を行い、該現像器の回転動作により該トナー
カートリッジの各々の開口から該ホッパの各々の開口へ
該粉体現像剤を補給する回転型現像装置において、該ホ
ッパの各々の開口付近に現像剤補給量規制部材を設ける
ことを特徴とする回転型現像装置。 - 【請求項2】請求項1記載の回転型現像装置において、
現像剤補給量規制部材がホッパ開口付近のホッパ内部に
配置され、かつホッパの壁面と所定の角度をなす平板状
であるとこを特徴とする回転型現像装置。 - 【請求項3】請求項1乃至2のいずれかに記載の回転型
現像装置において、現像剤補給量規制部材の一端をホッ
パの内壁に固着し、該現像剤補給量規制部材の他端を該
現像剤補給量規制部材の他端と該ホッパの内壁との距離
を5mm以下となるように配置することを特徴とする回転
型現像装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3の1つに記載の回転型現像
装置において、ホッパにトナーカートリッジが装着して
いないときは、揺動可能な現像剤補給量規制部材が前記
ホッパの開口を塞ぐことを特徴とする回転型現像装置。 - 【請求項5】請求項1乃至3の1つに記載の回転型現像
装置において、現像剤補給量規制部材が現像器の回転動
作に対応して移動し、該現像剤補給量規制部材がホッパ
の開口を開閉することを特徴とする回転型現像装置。 - 【請求項6】請求項5記載の回転型現像装置において、
該現像剤補給量規制部材がホッパ内部の現像剤の量によ
りトナーカートリッジからの補給量を規制することを特
徴とする回転型現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273434A JPH08137173A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 回転型現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273434A JPH08137173A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 回転型現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08137173A true JPH08137173A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17527859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6273434A Pending JPH08137173A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 回転型現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08137173A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7433634B2 (en) * | 2003-08-29 | 2008-10-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer container including a developer movement suppression feature |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP6273434A patent/JPH08137173A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7433634B2 (en) * | 2003-08-29 | 2008-10-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer container including a developer movement suppression feature |
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