JPH08137112A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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Publication number
JPH08137112A
JPH08137112A JP6300200A JP30020094A JPH08137112A JP H08137112 A JPH08137112 A JP H08137112A JP 6300200 A JP6300200 A JP 6300200A JP 30020094 A JP30020094 A JP 30020094A JP H08137112 A JPH08137112 A JP H08137112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
chuck
plate
hand
static electricity
Prior art date
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Pending
Application number
JP6300200A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Suwa
久男 諏訪
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶ディスプレー用ガラスプレートを製造す
る際の歩留りの向上を図る。 【構成】 ガラスプレート3を固定するためのチャック
1と、該チャックに載置されたガラスプレートを該チャ
ックから搬送分離するためのハンド4と、該ガラスプレ
ートを除電するためのイオナイザ7を備えた露光装置に
おいて、該ガラスプレートの静電気を測定するための静
電気測定器6を設け、その静電気測定器で該ガラスプレ
ートの帯電位を監視しながら該ガラスプレートの搬送速
度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TFTカラー液晶ディ
スプレー等の液晶ディスプレーを製造する際、液晶ディ
スプレーを構成するガラスプレート上に薄膜トランジス
タを形成する露光工程で使われる露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレーを製造する際の
ガラスプレートの露光工程において、該ガラスプレート
の搬送中、該ガラスプレートに帯電する静電気によって
TFT素子が破壊したり、帯電した電荷の放電によって
露光装置が誤動作する事態を招いていた。すなわち、ガ
ラスプレートをプレートチャックから吸着解除し分離す
るときガラスプレートは静電気を帯電する。これがプレ
ート周辺の露光装置金属部に放電し、プレート上に形成
されたTFT素子の破壊や、露光装置内のエレクトロニ
クス機器の誤動作を招いていた。これを防ぐためにイオ
ナイザ等で除電対策を行なっていたが、十分に対策され
ているとは言えず、歩留まりが低下し生産性が良くなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者に知見による
と、これはガラスプレートの帯電位が監視されておら
ず、帯電位の応じた搬送速度調整も行われていなかった
ためである。すなわち、従来例ではガラスプレートの大
きさや成膜工程によらずイオナイザとガラスプレートと
の距離およびガラスプレートチャックとの剥離速度を同
一条件で処理しており、このため、ある程度、処理時間
に余裕を持たせていた。そのために処理量の低下、つま
りスループットの低下を招くとともに、帯電位から見て
十分余裕のある成膜工程と十分余裕の確保できない成膜
工程が生じ、それによる歩留まりの低下を招いていた。
【0004】本発明は、上述の従来例における問題点に
鑑みてなされたもので、液晶ディスプレー用ガラスプレ
ートの製造に用いて製品歩留りの高い露光装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の露光装置は、帯電したガラスプレートを除
電するイオナイザと、ガラスプレートの帯電位を測定す
る静電気測定器と、その静電気測定器によってガラスプ
レートの帯電位を監視しながら搬送を制御するコントロ
ーラとを持つことを特徴とする。
【0006】
【作用】TFTカラー液晶ディスプレーはガラスプレー
ト上にTFT素子を形成している。ガラスプレートは絶
縁物質であり、真空吸着で密着固定した後に固定具(プ
レートチャック)と剥離させて分離する際には剥離帯電
が生じることが知られている。この剥離帯電は固定具と
の距離によって帯電位が上がり、また剥離速度によって
ガラスプレートに帯電した電荷が放電しTFT素子の破
壊および露光装置の誤動作を招いていた。ガラスプレー
トをイオナイザで除電しつつ固定具から剥離分離する際
のガラスプレートの帯電位Vは、tを剥離分離開始後の
経過時間、aをイオナイザの除電能力、bをガラスプレ
ートの固定具からの分離速度、ε0を雰囲気(大気)の
誘電率、Q0 を成膜工程の条件などにより定まる初期帯
電量として
【0007】
【数1】 で表わされる。図2は上記式で表わされる帯電位Vと時
間tの関係を示した図である。この図からガラスガラス
プレートの帯電位はピーク値を持つことが分かる。
【0008】本発明では、このピーク値をあらかじめ各
工程毎に実験値として求め、静電気測定器によってガラ
スプレートの帯電位を監視しながらこの値を超えないよ
うに剥離速度を最適に制御し、無駄な時間を排除する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る露光装置の要
部の構成を示す。同図において、3はTFT素子を形成
され液晶ディスプレーとなるガラスプレート、1はガラ
スプレート3の位置合わせおよび露光を行なうためにガ
ラスプレート3を真空吸着固定するためのプレートチャ
ック、2はプレートチャック1上にガラスプレート3を
固定するための真空吸着口、4はガラスプレート3をプ
レートチャック1と他の搬送装置(図示せず)間で受け
渡しを行なうためのハンド、5はハンド4上にガラスプ
レート3を真空吸着固定するための吸盤である。この吸
盤5はガラスプレート3の金属汚染を防止するために、
通常、樹脂あるいはゴム製である。6はハンド上に吸着
保持されたガラスプレート3の帯電位をモニタするため
の静電気測定器であり、7はハンド4上に保持されたガ
ラスプレート3の静電気帯電を除電するイオナイザ、8
はハンド4上に吸着固定されたガラスプレート3をプレ
ートチャック1との間で受け渡しするハンドを上下駆動
するモータ、9はCPUを搭載しハンド4の上下駆動お
よび真空吸着のオン/オフを制御し、静電気測定器6か
らの入力部分を持ち、他の搬送装置とのインターフェー
スを行なうコントローラである。
【0010】コントローラ9は他の搬送装置からハンド
4を介してガラスプレート3をプレートチャック1へ搬
送し真空吸着させる。ここでガラスプレート3は転写さ
れるマスク(図示せず)との位置合わせが行なわれ露光
処理される。露光装置は次のガラスプレート(図示せ
ず)を露光処理するためにプレートチャック1上のガラ
スプレート3を排出しなければならない。そのためにコ
ントローラ9はハンド4の吸盤5をプレートチャック1
上のガラスプレート3の下面に同時吸着させる。ここで
吸盤5の吸着確認が取れ次第プレートチャック1の真空
吸着口2を大気圧状態にし、モータ8を動作させ露光済
みガラスプレート3を上昇させプレートチャック1から
分離する。この時既にイオナイザ7は機能しており、コ
ントローラ9はハンド4があらかじめ決められた所定の
位置に達した時点でモータ8を停止させる。コントロー
ラ9はモータ8によってハンド4を上昇させる直前から
静電気測定器6によってハンド4上のガラスプレート3
の帯電位を監視する。そしてあらかじめ実験的に求めた
各成膜工程によって異なるTFT素子の破壊電圧または
放電電位をコントローラ9に登録しておき、静電気測定
器6によって得られたガラスプレート3の帯電位と比較
しながらこれを超えないようにハンド4の上昇速度を制
御する。通常このようなプレートチャック1とガラスプ
レート3の剥離帯電ではその距離が離れるほど帯電位が
上がるが、イオナイザによって除電しながらの上昇(剥
離)なのでイオナイザの除電能力によりガラスプレート
3の帯電位は下がっていく。
【0011】ハンド4が所定の位置に達したならばコン
トローラ9は他の搬送装置とインターフェースをとり露
光済みガラスプレート3を次の装置に搬送する。
【0012】このようにすれば、搬送中(固定具との分
離剥離)のガラスプレートの静電気による帯電位を制御
できる。そして、ガラスプレート上に形成されたTFT
素子の破壊を防ぐことが可能になる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、搬送途
中のガラスプレートの帯電位を監視しその帯電位が所定
値を越えないようにガラスプレートの搬送速度を制御す
ることによって、ガラスプレート搬送途中(固定具との
分離剥離)の静電気による異常帯電およびその放電が防
止され、TFT素子の破壊が無くなり歩留まりが上がり
生産性が良くなる。また、帯電した電荷が露光装置に放
電することが無くなり露光装置の安定稼働に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に関わる露光装置の動作説
明のための図である。
【図2】 ガラスプレートの搬送(固定具との分離剥
離)中の帯電位と時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
1:プレートチャック、2:真空吸着口、3:ガラスプ
レート、4:搬送ハンド、5:吸盤、6:静電気測定
器、7:イオナイザ、8:モータ、9:コントローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスプレートを固定するためのチャッ
    クと、該チャックに載置されたガラスプレートを該チャ
    ックから搬送分離するためのハンドと、該ガラスプレー
    トを除電するためのイオナイザと、該ガラスプレートの
    静電気を測定するための静電気測定器と、その静電気測
    定器で該ガラスプレートの帯電位を監視しながら該ガラ
    スプレートの搬送速度を制御するコントローラとを具備
    することを特徴とする露光装置。
JP6300200A 1994-11-10 1994-11-10 露光装置 Pending JPH08137112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6300200A JPH08137112A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 露光装置

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JP6300200A JPH08137112A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 露光装置

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Publication Number Publication Date
JPH08137112A true JPH08137112A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17881942

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JP6300200A Pending JPH08137112A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 露光装置

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JP (1) JPH08137112A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086338A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Juki Corp 電子部品実装装置
CN106019655A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 武汉华星光电技术有限公司 机台

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JP4499517B2 (ja) * 2004-09-16 2010-07-07 Juki株式会社 電子部品実装装置
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