JPH08136732A - 光ファイバコイル - Google Patents

光ファイバコイル

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Publication number
JPH08136732A
JPH08136732A JP28017494A JP28017494A JPH08136732A JP H08136732 A JPH08136732 A JP H08136732A JP 28017494 A JP28017494 A JP 28017494A JP 28017494 A JP28017494 A JP 28017494A JP H08136732 A JPH08136732 A JP H08136732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber coil
coil
elastic body
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28017494A
Other languages
English (en)
Inventor
Aritaka Ono
有孝 大野
Mitsutoshi Sato
光俊 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP28017494A priority Critical patent/JPH08136732A/ja
Publication of JPH08136732A publication Critical patent/JPH08136732A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化或は振動等の環境変化に対して安定
に動作する光ファイバジャイロを構成することができる
光ファイバコイルを提供する。 【構成】 ボビン1と光ファイバコイル3との間に弾性
体4を介挿すると共に、ボビンに巻装した光ファイバコ
イルの最外層に弾性体5を巻付け、この弾性体5の巻付
力によって光ファイバコイル3に締付力を与え、更に弾
性体5又は遮蔽層6によって外気を遮蔽して、温度変化
中の光ファイバコイル3の光学的な特性変化を抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバジャイロに
用いる光ファイバコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバコイルは図3に示すよ
うにボビン1に直接光ファイバ2を巻回し、所定の巻数
を巻回して光ファイバコイル3を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバコイ
ルはボビン1に直接光ファイバ2を巻付ける構成のため
以下の問題点がある。 1.ボビン1と光ファイバ2の熱膨張差によって生ずる
熱応力が光ファイバ2に作用し、温度変化中の光ファイ
バジャイロの出力ドリフト(φST)を増大させる。
【0004】2.光ファイバコイル3の外側に外気が流
入し、温度変化により光ファイバの屈折率の変化を生じ
させ、温度変化中の光ファイバジャイロの出力ドリフト
(φ Th)を生じさせる。 3.振動下で光ファイバ2の位置がずれ、振動下で光フ
ァイバジャイロの出力ドリフトを生じさせる。
【0005】ここで φST=∫O L 2π/λ(dn/dσ+n/ES)dl(dσ/dt)τ φTh=∫O L 2π/λ(dn/dT +nα)dl(dT/dt)τ τ=(2l−L)/C L:光ファイバ長、C:光速、λ:光ファイバを通る光
の波長、σ:光ファイバに掛る応力、l:光ファイバの
微少長、n:屈折率、α:線膨張率、E:ヤング率、
S:断面積、φThについてはApplied Opti
cs vol 19(5)P654,1980により公
知となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明ではボビンに対
して弾性体を介して光ファイバコイルを巻装し、光ファ
イバコイルの最外層に弾性体を巻付けた構成を特徴とす
るものである。弾性体としてはスポンジシート或はゴム
シートを用いることができる。更に光ファイバコイルの
最外層に巻付る弾性体をスポンジシートにした場合に
は、スポンジシートの外周にゴム又はビニール等の空気
の流通を阻止するための遮蔽層を設ける。
【0007】
【作用】この発明の構成によればボビンと光ファイバコ
イルとの間に弾性体を介挿したからボビンと光ファイバ
との間に熱膨張差があっても、熱膨張差により生じる熱
応力は弾性体によって吸収され光ファイバコイルに伝達
されることがない。従って温度変化中に光ファイバコイ
ルの光学的な特性が変化する量を小さくすることができ
るから、光ファイバジャイロ出力のドリフト量を小さく
することができる。
【0008】また、この発明では光ファイバコイルの外
周に弾性体を巻付けた構成にするから、この弾性体の巻
付力によって光ファイバコイルを抑え付けることができ
る。この結果、振動等によって光ファイバコイルを構成
する光ファイバの位置が移動することを阻止することが
でき、振動中における光ファイバジャイロの出力のドリ
フトを抑制することができる。
【0009】更に、光ファイバコイルの外周に巻付けた
弾性体がゴムのように空気の流通を阻止する材質の場合
は、光ファイバコイルの外周に外気が侵入することを阻
止することができる。この結果、外気温度の変動が光フ
ァイバコイルに伝わる量を少なくできるから温度変化に
対して安定に動作する光ファイバジャイロを構成するこ
とができる。
【0010】更にこの発明では光ファイバコイルの最外
層にスポンジシートを巻付た場合には、このスポンジシ
ートの外周に更に空気の流通を阻止するための遮蔽層を
巻付る構成としたから、この場合も外気温度の変化に対
して安定に動作する光ファイバジャイロを構成すること
ができる。
【0011】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。図中1は
ボビン、2はこのボビン1に巻回した光ファイバ、3は
この光ファイバ2の巻回によって形成された光ファイバ
コイルを示す。この発明の特徴とする構成はボビン1と
光ファイバコイル3との間に弾性体4を介挿すると共
に、光ファイバコイル3の最外層に弾性体5を巻付た構
成とした点である。
【0012】図1に示す実施例ではボビン1と光ファイ
バコイル3との間に介挿した弾性体4はゴムシート又は
スポンジシートとし、光ファイバコイル3の最外層に巻
付た弾性体5は空気の流通を阻止するゴムシートとした
場合を示す。光ファイバコイル3の最外層に巻付た弾性
体5は張力を与えた状態で巻付ける。これによって光フ
ァイバコイル3に締付力を与え、光ファイバコイル3を
構成する光ファイバ2を固定する。
【0013】図2はこの発明の変形実施例を示す。この
実施例では光ファイバコイル3の最外層に巻付ける弾性
体5をスポンジシートとした場合を示す。光ファイバコ
イル3の最外層に巻付ける弾性体5をスポンジシートと
した場合には、その弾性体5の外周に更に遮蔽層6を被
せる。遮蔽層6としてはゴム又はビニールのように空気
の流通を阻止する材質の薄いシートを用いる。
【0014】
【発明の効果】上述したようにこの発明によればボビン
1と光ファイバコイル3との間に弾性体4を介挿したか
ら、ボビン1が温度変化に対応して変形しても、その変
形は弾性体4によって吸収される。この結果、光ファイ
バコイル3に伝達されるボビン1の変形に伴なう応力変
化の量は少なくすることができる。よって温度変化中に
発生するドリフトの量を少なくすることができる。
【0015】更に、この発明では光ファイバコイル3の
最外層にも弾性体5を巻付けこの弾性体5又は遮蔽体6
によって空気の流通を阻止する構造としたから、外気温
が変化しても光ファイバコイル3に外気温度が直接伝わ
らないため、光ファイバ2の屈折率が変化する量を少な
くすることができる。よって温度変化中に発生するドリ
フトの量を少なくすることができる。
【0016】更に、この発明では光ファイバコイル3の
最外層に弾性体5を巻付け、光ファイバコイル3に締付
力を与えたから、光ファイバコイル3を構成する光ファ
イバ2を固定することができる。よって振動等が与えら
れても光ファイバ2が動くことがなく、安定に動作する
光ファイバジャイロを提供することができる。ここで特
に弾性体5をスポンジシートを用いることにより、スポ
ンジシートはわずかな力で大きく弾性変形することがで
きるから、光ファイバコイル3の最外層の凹凸変形によ
く追従して変形することができる。よって光ファイバコ
イル3の最外層の光ファイバ2に対して均一に締付力を
与えることができる。よって光ファイバコイル3の内側
の光ファイバ2に対しても均一な締付力を与えることが
できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図。
【図2】この発明の変形実施例を示す断面図。
【図3】従来の技術を説明するための断面図。
【符号の説明】
1 ボビン 2 光ファイバ 3 光ファイバコイル 4,5 弾性体 6 遮蔽層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバジャイロ用の光ファイバコイ
    ルにおいて、ボビンに対して弾性体を介して光ファイバ
    コイルを巻装し、光ファイバコイルの最外層に弾性体を
    巻付けて構成したことを特徴とする光ファイバコイル。
  2. 【請求項2】 前記弾性体がスポンジシート又はゴムシ
    ートであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
    コイル。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバコイルの最外層の弾性体
    がスポンジシートであり、この弾性体の外周に外気の流
    入を防止する遮蔽層を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の光ファイバコイル。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽層はゴム、ビニール等から成る
    請求項3記載の光ファイバコイル。
JP28017494A 1994-11-15 1994-11-15 光ファイバコイル Pending JPH08136732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28017494A JPH08136732A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 光ファイバコイル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28017494A JPH08136732A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 光ファイバコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08136732A true JPH08136732A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17621339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28017494A Pending JPH08136732A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 光ファイバコイル

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JP (1) JPH08136732A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000040928A3 (en) * 1998-12-28 2001-04-12 Honeywell Inc Adhesive system for a fiber optic gyroscope sensing coil
KR100530912B1 (ko) * 1996-12-24 2006-03-16 리톤 시스템즈 인코포레이티드 버퍼지대를 포함하는 광섬유 센서 코일

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100530912B1 (ko) * 1996-12-24 2006-03-16 리톤 시스템즈 인코포레이티드 버퍼지대를 포함하는 광섬유 센서 코일
WO2000040928A3 (en) * 1998-12-28 2001-04-12 Honeywell Inc Adhesive system for a fiber optic gyroscope sensing coil
US6349166B1 (en) 1998-12-28 2002-02-19 Honeywell International Inc. Adhesive system for a fiber optic gyroscope sensing coil

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990420