JPH08136084A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JPH08136084A
JPH08136084A JP27234794A JP27234794A JPH08136084A JP H08136084 A JPH08136084 A JP H08136084A JP 27234794 A JP27234794 A JP 27234794A JP 27234794 A JP27234794 A JP 27234794A JP H08136084 A JPH08136084 A JP H08136084A
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heat pump
water
heat
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snow melting
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JP27234794A
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Toshihiro Yamano
寿広 山野
Tetsuo Furukawa
哲郎 古川
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下水の熱を有効に利用し、新規に設備する
ことが容易であり、しかも、ランニングコストの安くて
すむ融雪装置を提供する。 【構成】 地下水源21とヒートポンプ45の低温側入口を
接続する。ヒートポンプ45の高温側出口と無散水ゾーン
14に設けられた放熱管27の入口を接続する。放熱管27の
出口とヒートポンプ45の高温側入口を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路や屋根等の融雪
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の融雪装置としては、図2に示す
ように、揚水ゾーン101 および散水ゾーン102 を備えて
おり、揚水ゾーン101 に井戸111 が設けられ、井戸111
に揚水ポンプ112 が設けられ、散水ゾーン102 に複数の
散水ノズル121 が設けられ、散水ノズル121 には仕切弁
122 が設けられ、揚水ポンプ112 と散水ノズル121 が給
水管131 によって接続され、給水管131 には、チェッキ
弁132 、仕切弁133 、ストレーナ134 および流量計135
が設けられ、給水管131 が、散水ゾーン102 内におい
て、電動弁136 を介してドレンタンク137 に開放されて
いる散水方式のものが知られている。
【0003】別の融雪装置としては、図示しないが、融
雪ゾーンに電熱線を埋設し、電熱線に通電する電熱方式
のものが知られている。
【0004】さらなる別の融雪装置としては、図示しな
いが、融雪ゾーンに伝熱管が埋設され、伝熱管にボイラ
で温めた温水を通水する温水方式のものが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記散水方式のもので
は、地下水を利用することを前提としている。昨今で
は、地盤沈下等の問題があるため、新たに地下水をくみ
あげるための井戸の掘削が各地で規制されているため、
新規に散水方式の融雪装置を設備することが困難であ
る。
【0006】また、電熱方式および温水方式のものは、
ランニングコストが高いという問題点がある。
【0007】この発明の目的は、新規に設備することが
容易であり、しかも、ランニングコストの安い融雪装置
を提供することにある。また、この発明は、既設地下水
汲み上げ量を増やさずに、無散水融雪と散水融雪を容易
に設備することを目的としてもよい。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による融雪装置
は、地下水源とヒートポンプの低温側入口が接続され、
ヒートポンプの高温側出口と無散水ゾーンに設けられた
放熱管の入口が接続され、放熱管の出口とヒートポンプ
の高温側入口が接続されているものである。
【0009】また、ヒートポンプの低温側出口と貯水槽
が接続されていることが好ましい。また、貯水槽と散水
ゾーンに設けられた散水ノズルが接続されていることが
好ましい。
【0010】
【作用】この発明による融雪装置は、地下水源とヒート
ポンプの低温側入口が接続され、ヒートポンプの高温側
出口と無散水ゾーンに設けられた放熱管の入口が接続さ
れ、放熱管の出口とヒートポンプの高温側入口が接続さ
れているから、地下水の吸収熱によって放熱管を流れる
水が加熱昇温される。ヒートポンプでは、地下水の吸収
熱に加えて、駆動用熱源の熱が利用される。
【0011】また、ヒートポンプの低温側出口と貯水槽
が接続されているため、ヒートポンプに使用された水が
貯水槽に溜められる。
【0012】また、貯水槽と散水ゾーンに設けられた散
水ノズルが接続されているので、貯水槽に溜められた水
がノズルから散水される。
【0013】
【実施例】この発明を、既設の融雪装置を拡張増設する
場合に適用する実施例について、図面を参照してつぎに
説明する。
【0014】融雪装置は、既設揚水設備11、既設散水消
雪ゾーン12および新設無散水融雪ゾーン14を備えてい
る。
【0015】既設揚水設備11には、揚水井戸21およびこ
れの地下水に水没させられている揚水ポンプ22が備えら
れている。
【0016】既設散水消雪ゾーン12には複数の散水ノズ
ル23および仕切弁24が備えられている。これは、先に、
従来技術の項で説明したものと同じものである。
【0017】新設無散水融雪ゾーン14には、道路に埋設
された複数の放熱管27と、これの入口側端部および出口
側端部にそれぞれ設けられた入口ヘッダ28および出口ヘ
ッダ29とを備えている。入口ヘッダ28および出口ヘッダ
29の出入口には仕切弁31がそれぞれ設けられている。
【0018】井戸21と並んで混合貯水槽32が設けられて
いる。貯水槽32には、水温低下を防止するために天井34
が設けられている。貯水槽32は、熱源槽35、散水槽36お
よび越流槽37に分かれている。熱源槽35には熱源水ポン
プ38が、散水槽36には散水ポンプ42が備えられている。
越流槽37よって貯水槽32への外気の流入が防止される。
【0019】そして、融雪装置には、吸収式ヒートポン
プ45が備えられている。ヒートポンプ45は、作動媒体に
水、吸収剤に臭化リチウムを用いるもので、第1種の温
水製造用のものである。ヒートポンプ45には、都市ガ
ス、LPGまたは石油の熱源管48が接続されている。熱
源管48には仕切弁49が設けられている。
【0020】揚水ポンプ22と熱源槽35が地下水管51によ
って接続されている。地下水管51には、チェッキ弁52、
仕切弁53、ストレーナ54および流量計55が設けられてい
る。熱源水ポンプ38とヒートポンプ45の低温側入口が送
り用地下水循環管56によって接続されている。送り用地
下水循環管56には、チェッキ弁57および仕切弁58が設け
られている。ヒートポンプ45の低温側出口と散水槽36が
戻し用地下水循環管61によって接続されている。戻し用
第1地下水循環管61には仕切弁62が設けられている。
【0021】ヒートポンプ45の高温側出口と入口ヘッダ
28が送り用温水循環管71によって接続されている。送り
用温水循環管71には温水循環ポンプ72が設けられるとと
もに、これを挟んでその両側に仕切弁73,74が設けられ
ている。出口ヘッダ29とヒートポンプ45の高温側入口が
戻り用温水循環管75によって接続されている。戻り用温
水循環管75には膨脹タンク76および仕切弁77が設けられ
ている。
【0022】散水ポンプ42と既設散水ノズル24が給水管
84によって接続されている。給水管84には、チェッキ弁
85、仕切弁86および流量計87が設けられている。散水停
止時の給水管84の水は、管内凍結防止のために、既設散
水消雪ゾーン12内において、電動弁88を介してドレーン
タンク89に放水される。
【0023】井戸21の中の地下水の温度は、真冬でも一
般に、10〜18℃である。揚水ポンプ22によって汲み
上げられた地下水は、熱源槽35に送られる。地下水の汲
み上げ量は、既設散水消雪ゾーン12で使用されていた量
と同じである。
【0024】熱源槽35内の地下水は、熱源水ポンプ38に
よってヒートポンプ45の低温側に送られる。ヒートポン
プ45に送られる地下水の量は、揚水ポンプ22の汲み上げ
量以下とする。余剰の地下水は、オーバーフローして散
水槽36に流入する。ヒートポンプ45は、地下水の温度を
5℃程度吸収するとともに、熱源を利用し、高温側の温
水を30〜45℃に昇温させる。ヒートポンプ45によっ
て熱を吸収された地下水は、散水槽36に戻されるが、こ
のときの温度は、地下水温度から5℃程度下がる。
【0025】温水循環ポンプ72を作動させると、ヒート
ポンプ45の高温側の温水が放熱管27を循環されられる。
これにより、道路上の雪が融かされる。放熱管27を循環
されられる水溶液は、運転停止時の放熱管内凍結を防止
するために、不凍液が使用される。
【0026】散水ポンプ42によって散水槽36の水は、既
設散水ノズル23に送られ、道路上に散水される。これに
より、道路上の雪が消雪される。
【0027】上記において、吸収式ヒートポンプが用い
られているが、これに代えて、圧縮式ヒートポンプを用
いてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、地下水の
熱によって放熱管を流れる水が加熱昇温されるから、地
下水の吸収熱によって放熱管を流れる水を有効に加熱す
ることができる。したがって、新規に無散水設備を設け
ることが容易であり、しかも、ランニングコストが安く
てすむ。既存設備を利用する場合、地下水の汲み上げ量
を増やさなくてもよい。
【0029】請求項2記載の発明によれば、ヒートポン
プに使用された水が貯水槽に溜められるから、使用済み
の水を再利用することができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、貯水槽に溜
められた水がノズルから散水されるから、使用済みの水
を利用して消雪することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による融雪装置の配置構成図である。
【図2】従来例を示す融雪装置の配置構成図である。
【符号の説明】
12 既設散水ゾーン 14 無散水ゾーン 21 井戸 23 散水ノズル 32 貯水槽 45 ヒートポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下水源21とヒートポンプ45の低温側入
    口が接続され、ヒートポンプ45の高温側出口と無散水ゾ
    ーン14に設けられた放熱管27の入口が接続され、放熱管
    27の出口とヒートポンプ45の高温側入口が接続されてい
    る融雪装置。
  2. 【請求項2】 ヒートポンプ45の低温側出口と貯水槽32
    が接続されている請求項1記載の融雪装置。
  3. 【請求項3】 貯水槽32と散水ゾーン12に設けられた散
    水ノズル23が接続されている請求項2記載の融雪装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102809187A (zh) * 2012-08-14 2012-12-05 天津热建机电工程有限公司 地热自驱动热回收系统
CN103292518A (zh) * 2013-04-27 2013-09-11 杨家华 新型汽水过冷取热装置

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CN102809187A (zh) * 2012-08-14 2012-12-05 天津热建机电工程有限公司 地热自驱动热回收系统
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