JPH08135986A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH08135986A
JPH08135986A JP27499594A JP27499594A JPH08135986A JP H08135986 A JPH08135986 A JP H08135986A JP 27499594 A JP27499594 A JP 27499594A JP 27499594 A JP27499594 A JP 27499594A JP H08135986 A JPH08135986 A JP H08135986A
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heating
copper foil
heating zone
top plate
face
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Kazuo Fujishita
和男 藤下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フラット式トッププレートを加熱
面とした加熱調理器において、材料と構成に関するもの
で異種材料または異質ガラス材料を銅箔とハンダにてト
ッププレートのフラット性をそこなわずに接合すること
を目的としたものである。 【構成】 加熱ゾーン域29と非加熱ゾーン域30を異
種材料とし接合によりワンピース化するもので、両ゾー
ン域の材料29a、30aの接合端面部29b、30b
に銅箔31、32を貼るとともに、前記端面部近傍の上
方部29c、30cにも銅箔を貼り当接しハンダにて溶
着し一体化したフラット式トッププレート加熱面28を
構成した加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱調理器において、異
種材料および異質ガラスのツーピース材料を銅箔とハン
ダにて接合しワンピース化した構成のフラット式トップ
プレート加熱面に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフラット式トッププレートを加熱
面とした加熱調理器1としては図28から図29に示す
ものがある。すなわち、フラット式トッププレート加熱
面2は加熱ゾーン域3と非加熱ゾーン域4を有するとも
に、加熱ゾーン域3の下部に熱源部5を設け、前記熱源
部5を備えた本体ケース6を覆うように設けた構成とし
ている。そして、前記加熱ゾーン域3と非加熱ゾーン域
4を有するフラット式トッププレート加熱面2はワンピ
ースの結晶化ガラス2aにて形成したものである。
【0003】前記熱源部5はヒータユニット7内部の床
面に断熱材A8を側面に断熱材B9を備え、その内部に
ヒータ10を複数本(例えば四本)並行に配設するとと
もに、下方を本体ケース6に対してスプリングバネ11
にて当接し上方をフラット式トッププレート加熱面2に
当接している。
【0004】前記ヒータ10はハロゲンランプなど石英
管を通じて光を発しつつ高熱を発するものである。さら
に、前記フラット式トッププレート加熱面2の外周部に
ガラスの端面12を隠すために枠13を設けるととも
に、前記枠13の下方に設けた取り付け部分14と前記
本体ケース6とを随所にビス15にて固定した構成とし
ている。この例として、実開昭62−25496号公報
がある。
【0005】そして、操作部16は前記本体ケース6に
設けたもので、運転入切SW17と左側熱源部入切SW
18および右側熱源部入切SW19を備えている。
【0006】さらに、前記フラット式トッププレートを
加熱面2とした加熱調理器1は運転入切SW17と左側
熱源部入切SW18をONし通電を開始すると左側熱源
部5内部の複数本のヒータ10が発熱し直上部のフラッ
ト式トッププレート加熱面2の結晶化ガラス2aを透過
し鍋などの被加熱物(図示せず)を輻射と伝導により加
熱する。この時、フラット式トッププレート加熱面2に
おける加熱ゾーン域3の結晶化ガラス2aは直下の左側
熱源部5の加熱により高温となるが、熱伝導率が金属に
比べて低いので非加熱ゾーン域4は限り無く低温のまま
である。
【0007】また、異種材料および異質ガラス材料のツ
ーピースをワンピースにする方法として一般的には接合
部分に接着剤を塗布し乾燥させて接合する例がある(図
示せず)。
【0008】次に、接合端面に銅箔を貼り当接しハンダ
にて溶着一体化する従来例について図30から図32に
て説明する。従来、ステンドグラスの工法としてこの方
法がある。すなわち、図30のように数多くのガラスA
20、ガラスB21、ガラスC22などが接合されワン
ピース化されているものである。接合部の断面は図31
に示すように、ガラスA20は外周端面部20aと上面
部20bおよび下面部20cに銅箔23を貼っている。
ガラスB21も同様に外周端面部21aと上面部21b
および下面部21cに銅箔24を貼り、図32に示すよ
うにこれら銅箔23、24を接合し上面部25と外周端
面部26および下面部27にハンダ28を溶着し一体化
したものである。これにより、数多くのピースのガラス
を接合しワンピース化したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図28
から図29で示した上記従来のフラット式トッププレー
トを加熱面2とした加熱調理器1の材料としては、加熱
ゾーン域3は直下の熱源部5の加熱により高温に耐える
ために結晶化ガラス2aが用いられている。そして、フ
ラット式トッププレート加熱面2としては、非加熱ゾー
ン域4を含めて全体をワンピースの結晶化ガラス2aに
て形成したものである。従って、フラットであり煮こぼ
れしても掃除がし易くクリーンであるなど良いところが
あるものの、フラット式トッププレート加熱面2として
は、ひとつのタイプに限られることと、コストが高いな
どの課題があった。
【0010】また、接着材にて接合する場合は塗料の扱
いと塗布条件の管理に工数がかかることと、乾燥に長時
間かかることより生産性に課題がある。
【0011】さらに、図30から図32で示した上記従
来例では上面部25と端面部26および下面部27にハ
ンダ28を溶着し一体化する際に、上面部25と下面部
27は盛り沢山のハンダ28を溶着し接合している。従
って、ステンドグラスの工法としては成立するものの、
フラット式トッププレート加熱面の場合はフラット性が
大前提となり上面部25にハンダ28を盛り付け溶着し
接合する方法は成立しないという課題があった。さら
に、この工法はガラスとガラスの接合に用いられている
ものである。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、図1
から図7において非加熱ゾーン域の材料と加熱ゾーン域
の材料を異種材料にて形成したフラット式トッププレー
ト加熱面として、両材料の接合端面部と端面部近傍の上
方部に銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化するこ
とにより、(1)加熱ゾーン域の材料と非加熱ゾーン域の
材料を各種選択することが可能となる。(2)上面部にて
ハンダを盛り付けしないのでフラット式トッププレート
加熱面はフラット面が維持できるなどの実現を第1目的
としたものである。
【0013】また、図8から図11において非加熱ゾー
ン域の材料と加熱ゾーン域の材料を異種材料にて形成し
たフラット式トッププレート加熱面として、両材料の接
合端面部と端面部近傍の上方部と下面部に銅箔を貼り当
接しハンダにて溶着し一体化することにより、(1)加熱
ゾーン域の材料と非加熱ゾーン域の材料を各種選択する
ことが可能となる。(2)上面部にてハンダを盛り付けし
ないのでフラット式トッププレート加熱面はフラット面
が維持できる。(3)接合長が十分あり確実な接合ができ
るなどの実現を第2目的としたものである。
【0014】また、図12から図17において非加熱ゾ
ーン域の材料と加熱ゾーン域の材料を異種材料にて形成
したフラット式トッププレート加熱面として、両材料の
接合端面部と下面部に銅箔を貼り当接しハンダにて溶着
し一体化することにより、(1)加熱ゾーン域の材料と非
加熱ゾーン域の材料を各種選択することが可能となる。
(2)接合部分が高温体に触れない。(3)接合部分がヘラな
どにて損傷を受けない。上面部にてハンダを盛り付けし
ないのでフラット式トッププレート加熱面はフラット面
が維持できるなどの実現を第3目的としたものである。
【0015】また、図18から図20において非加熱ゾ
ーン域の材料と加熱ゾーン域の材料を異質ガラス材料に
て形成したフラット式トッププレート加熱面として、両
材料の接合端面部と端面部近傍の上方部に銅箔を貼り当
接しハンダにて溶着し一体化することにより、(1)非加
熱ゾーン域にLOWコストガラス材料が選択でき安価と
なる。(2)上面部にてハンダを盛り付けしないのでフラ
ット式トッププレート加熱面はフラット面が維持できる
などの実現を第4目的としたものである。
【0016】また、図21から図24において非加熱ゾ
ーン域の材料と加熱ゾーン域の材料を異質ガラス材料に
て形成したフラット式トッププレート加熱面として、両
材料の接合端面部と端面部近傍の上方部および下面部に
銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化することによ
り、(1)非加熱ゾーン域にLOWコストガラス材料が選
択でき安価となる。(2)接合長が十分あり確実な接合が
できる。(3)上面部にてハンダを盛り付けしないのでフ
ラット式トッププレート加熱面はフラット面が維持でき
るなどの実現を第5目的としたものである。
【0017】また、図25から図27において非加熱ゾ
ーン域の材料と加熱ゾーン域の材料を異質ガラス材料に
て形成したフラット式トッププレート加熱面として、両
材料の端面部を傾斜形状の断面とするとともに、両材料
の接合端面部と下面部に銅箔を貼り当接しハンダにて溶
着し一体化することにより、(1)非加熱ゾーン域にLO
Wコストガラス材料が選択でき安価となる。(2)接合部
分が高温体に触れない。(3)接合部分がヘラなどにて損
傷を受けない。(4)上面部にてハンダを盛り付けしない
のでフラット式トッププレート加熱面はフラット面が維
持できるなどの実現を第6目的としたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するためにくり抜き部の内周端面部に銅箔を貼っ
た非加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成
する加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前
記両ゾーン域を異種材料にするとともに、前記内外周端
面部近傍の上方部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着
し一体化したフラット式トッププレート加熱面構成とし
た。
【0019】また、第2の目的を達成するためにくり抜
き部の内周端面部に銅箔を貼った非加熱ゾーン域の材料
と前記くり抜き部に挿入し形成する加熱ゾーン域の材料
の外周端面部に銅箔を貼り、前記両ゾーン域を異種材料
にするとともに、前記内外周端面部近傍の上方部と下面
部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化したフ
ラット式トッププレート加熱面構成とした。
【0020】また、第3の目的を達成するためにくり抜
き部の内周端面部に銅箔を貼った非加熱ゾーン域の材料
と前記くり抜き部に挿入し形成する加熱ゾーン域の材料
の外周端面部に銅箔を貼り、前記両ゾーン域を異種材料
にするとともに、前記内外周端面部と下面部にも銅箔を
貼り当接しハンダにて溶着し一体化したフラット式トッ
ププレート加熱面構成とした。
【0021】また、第4の目的を達成するためにくり抜
き部の内周端面部に銅箔を貼った非加熱ゾーン域の材料
と前記くり抜き部に挿入し形成する加熱ゾーン域の材料
の外周端面部に銅箔を貼り、前記両ゾーン域を異質ガラ
ス材料にするとともに、前記内外周端面部近傍の上方部
にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化したフラ
ット式トッププレート加熱面構成とした。
【0022】また、第5の目的を達成するためにくり抜
き部の内周端面部に銅箔を貼った非加熱ゾーン域の材料
と前記くり抜き部に挿入し形成する加熱ゾーン域の材料
の外周端面部に銅箔を貼り、前記両ゾーン域を異質ガラ
ス材料にするとともに、前記内外周端面部近傍の上方部
と下面部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化
したフラット式トッププレート加熱面構成とした。
【0023】また、第6の目的を達成するためにくり抜
き部の内周端面部に銅箔を貼った非加熱ゾーン域の材料
と前記くり抜き部に挿入し形成する加熱ゾーン域の材料
の外周端面部に銅箔を貼り、前記両ゾーン域を異質ガラ
ス材料にするとともに、前記内外周端面部と下面部にも
銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化したフラット
式トッププレート加熱面構成とした。
【0024】
【作用】本発明は上記構成によって第1の手段のもの
は、フラット式トッププレートの加熱面は加熱ゾーン域
と非加熱ゾーン域をツーピースの異種材料にて形成し、
両材料の端面部と端面部近傍の上方部に銅箔を貼り当接
し銅箔にハンダを溶着しワンピース化したものである。
【0025】また、第2の手段のものは、フラット式ト
ッププレートの加熱面は加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域
をツーピースの異種材料にて形成し、両材料の端面部と
端面部近傍の上方部および下面部に銅箔を貼り当接し銅
箔にハンダを溶着しワンピース化したものである。
【0026】また、第3の手段のものは、フラット式ト
ッププレートの加熱面は加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域
をツーピースの異種材料にて形成し、両材料の端面部と
下面部に銅箔を貼り当接し銅箔にハンダを溶着しワンピ
ース化したものである。
【0027】また、第4の手段のものは、フラット式ト
ッププレートの加熱面は加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域
をツーピースの異質ガラス材料にて形成し、両材料の端
面部と端面部近傍の上方部に銅箔を貼り当接し銅箔にハ
ンダを溶着しワンピース化したものである。
【0028】また、第5の手段のものは、フラット式ト
ッププレートの加熱面は加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域
をツーピースの異質ガラス材料にて形成し、両材料の端
面部と端面部近傍の上方部および下面部に銅箔を貼り当
接し銅箔にハンダを溶着しワンピース化したものであ
る。
【0029】また、第6の手段のものは、フラット式ト
ッププレートの加熱面は加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域
をツーピースの異質ガラス材料にて形成し、両材料の端
面部を傾斜形状の断面とするとともに、両材料の端面部
と下面部に銅箔を貼り当接し銅箔にハンダを溶着しワン
ピース化したものである。
【0030】
【実施例】以下本発明の実施例を図1から図24を参照
して説明する。
【0031】(実施例1)本実施例は図1から図3に示
すように、フラット式トッププレート加熱面28は加熱
ゾーン域29と非加熱ゾーン域30を有するとともに、
加熱ゾーン域29の直下部に熱源部5を設け、前記熱源
部5を備えた本体ケース6を覆うように設けた構成の加
熱調理器1である。
【0032】前記熱源部5はヒータユニット7内部の床
面に断熱材A8を側面に断熱材B9を備え、その内部に
ヒータ10を複数本(例えば四本)並行に配設するとと
もに、下方を前記本体ケース6に対してスプリングバネ
11にて当接し上方をフラット式トッププレート加熱面
28に当接している。
【0033】前記ヒータ10はハロゲンランプなど石英
管を通じて光を発しつつ高熱を発するものである。さら
に、フラット式トッププレート加熱面28の外周部端面
12を隠すために枠13を設けるとともに、前記枠13
の下方に設けた取り付け部分14と前記本体ケース6を
随所にビス15にて固定した構成としている。また、操
作部16は本体ケース6に設けたもので、運転入切SW
17と左側熱源部入切SW18および右側熱源部入切S
W19を備えている。
【0034】そして、フラット式トッププレート加熱面
28は加熱ゾーン域29に結晶化ガラス29aと非加熱
ゾーン域30にくり抜き穴を有する金属材料30aにて
形成している。前記金属材料30aはプレス機械などに
て成形したもので、ステンレス材、鉄板にホーロ処理し
た材料、ステンレスにフッ素コート処理した材料などに
て構成されている。また、前記くり抜き部の内周端面部
30bおよび端面部近傍上方部に面取り部30cを設け
るとともに図3に示すように銅箔31を貼っている。ま
た、加熱ゾーン域29の結晶化ガラス29aは外周端面
部29bと端面部近傍上方部にも面取り部29cを設け
図3に示すように銅箔32を貼っている。
【0035】前記内外周端面部の銅箔31、32を当接
して上方部29c、30cと端面部29b、30bにハ
ンダを溶着し結晶化ガラス29aと金属材料30aをワ
ンピース化したものである。さらに、前記くり抜き部の
内周端面部30bは折り返し部30dを設け、両ガラス
の接合時はこの上に前記結晶化ガラス29aを載置して
いるものである。
【0036】尚、結晶化ガラス29aと金属材料30a
の接合端面部の形状としては両方の材料に面取り部29
c、30cを設ける構成にて説明してきたが、他の実施
例としては図4の(1)に示すように片方の材料端面部の
みに面取り部29e、30eを設ける例がある。さら
に、接合端面部として段付き形状29f、30fがあ
る。
【0037】通常、この種の加熱調理器は据え置き型と
システムキッチンに組み込むビルトイン型があるととも
に、熱源部5としてはひとつ、2つ、3つ、4つタイプ
のものがある。ここでは、ビルトイン型と2つタイプの
ものを例として示す。
【0038】次に、上記図1から図4の構成において動
作を説明する。フラット式トッププレートを加熱面28
とした加熱調理器1は運転入切SW17と左側熱源部入
切SW18をONし通電を開始すると左側熱源部5内部
の複数本のヒータ10が発熱し直上部のトッププレート
加熱面28の結晶化ガラス29aを透過し鍋などの被加
熱物(図示せず)を輻射と伝導により加熱する。
【0039】この時、トッププレート加熱面28におけ
る加熱ゾーン域29の結晶化ガラス29aは直下の左側
熱源部5の加熱エリアは高温となるが、熱伝導率が金属
に比べて低いので加熱エリアより少し離れた位置にある
接合部分のハンダは限り無く低温のままであり融けるこ
とがない。
【0040】以上のように、本実施例によれば、フラッ
ト式トッププレート加熱面28の加熱ゾーン域29と非
加熱ゾーン域30をツーピース材料にて構成し両材料の
接合端面部と端面部近傍の上方部に銅箔を貼り当接しハ
ンダにて溶着し一体化することにより、(1)両ゾーンと
もに結晶化ガラスを用いるものに対して面積の大きい非
加熱ゾーン域を金属材料にすることによりLOWコスト
化が図れる。(2)上面部にてハンダを盛り付けしないの
でフラット式トッププレート加熱面28はフラット面が
維持できる。(3)金属材料30aのくり抜き穴部の内周
部の折り返し部30dに結晶化ガラス29aが載置され
た構成であり、下面部にて接合の必要がない。(4)金属
材料30aとしてはステンレス材、ホーロー材、鉄板+
フッ素コート処理材などを用い結晶化ガラス29aと接
合してフラット式トッププレート加熱面28を構成する
ものであり、各種のフラット式トッププレート加熱面2
8を企画することができる。従って、ユーザーチョイス
のできる商品システムが導入できるものとなるなどの効
果がある。
【0041】(実施例2)本実施例は図5から図7に示
すようにフラット式トッププレート加熱面28は加熱ゾ
ーン域に結晶化ガラス33aと非加熱ゾーン域34に左
右にくり抜き穴を有する非金属体34aにて形成してい
る。前記非金属体34aは人造大理石、セラミック材料
などにて構成されている。前記くり抜き穴の内周端面部
34bと端面部近傍上方部に面取り部34cを設けると
ともに、面取り部34cに銅箔35を貼っている。ま
た、加熱ゾーン域33の結晶化ガラス33aは外周端面
部33bと端面部近傍上方部に面取り部33cを設ける
とともに、面取り部33cにも銅箔36を貼っている。
そして、前記端面の銅箔35、36を当接して上方部3
3c、34cおよび端面部33b、34bにハンダを溶
着し結晶化ガラス33aと非金属体34aをワンピース
化したものである。
【0042】また、非金属材料34aのくり抜き穴部の
内周部に折り返し部34dを設け結晶化ガラス33aが
載置される構成としている。
【0043】以上のように、実施例2によれば、フラッ
ト式トッププレート加熱面28の加熱ゾーン域33と非
加熱ゾーン域34をツーピース材料にて構成し両材料の
接合端面部と端面部近傍の上方部に銅箔を貼り当接しハ
ンダにて溶着し一体化することにより、(1)加熱ゾーン
域の材料に対して非加熱ゾーン域の材料を各種選択する
ことが可能となる。例えば、人造大理石を選択すれば金
属材料とは異なる素材感が表現でき高級感、ゴージャス
感のあるフラット式トッププレート加熱面28が実現で
きる。(2)非金属タイプのフラット式トッププレート加
熱面28であり耐蝕性が良い。(3)上面部にてハンダを
盛りつけないのでフラット式トッププレート加熱面28
でありフラット面が維持できる。(4)非金属体34aの
くり抜き穴部の内周部の段付き部34dに結晶化ガラス
33aが載置された構成であり、下面部にて接合の必要
がなく工法が簡単となるなどの効果がある。
【0044】(実施例3)実施例を図8から図11にて
説明する。フラット式トップレート加熱面28としては
加熱ゾーン域37と非加熱ゾーン域38を有するとも
に、加熱ゾーン域37の直下部に熱源部5を設け、前記
熱源部5を備えた本体ケース6を覆うように設けた構成
の加熱調理器1である。
【0045】前記熱源部5はヒータユニット7内部の床
面に断熱材A8を側面に断熱材B9を備え、その内部に
ヒータ10を複数本(例えば四本)並行に配設するとと
もに、下方を本体ケース6に対してスプリングバネ11
にて当接し上方をフラット式トッププレート加熱面28
に当接している。
【0046】前記ヒータ10はハロゲンランプなど石英
管を通じて光を発しつつ高熱を発するものである。さら
に、フラット式トッププレート加熱面28の外周部12
を包むように枠13を設けるとともに、前記枠13の下
方に設けた取り付け部分14と前記本体ケース6を随所
にビス15にて固定した構成としている。また、操作部
16は前記本体ケース6に設けたもので、運転入切SW
17と左側熱源部入切SW18および右側熱源部入切S
W19を備えている。
【0047】そして、フラット式トッププレート加熱面
28として面積の大きい前記非加熱ゾーン域38は金属
材料38aをプレス機械などにて成形してもので、左右
に加熱ゾーン域37をくり抜いたステンレス材、鉄板に
ホーロ処理した材料、鉄板にフッ素コート処理した材料
などにて構成している。また、前記くり抜き部の内周端
面部38bと端面部近傍上方部に面取り部38cを設け
るとともに、面取り部38cおよび下面部38dに銅箔
39を貼っている。一方、加熱ゾーン域37は結晶化ガ
ラス37aにて形成し、外周端面部37bと端面部近傍
上方部に面取り部37cを設けるとともに、面取り部3
7cおよび下面部37dに銅箔40を貼っている。前記
端面の銅箔39、40を当接して上方部37c、38c
と端面部37b、38bおよび下面部37d、38dに
ハンダを溶着し結晶化ガラス37aと金属材料38aを
ワンピース化したものである。
【0048】また、前記結晶化ガラス37aと金属材料
38aの接合端面部の形状については他の実施例として
図11の(1)に示すように片方の端面にのみ面取り部を
設けるものと、(2)にて示す結晶化ガラス37aの上下
に面取り部を設けるものが考えられる。
【0049】上記図8から図11の構成において動作を
説明する。フラット式トッププレートを加熱面28とし
た加熱調理器1は運転入切SW17と左側熱源部入切S
W18をONし通電を開始すると左側熱源部5内部の複
数本のヒータ10が発熱し直上部のトッププレート加熱
面28の結晶化ガラス37aを透過し鍋などの被加熱物
(図示せず)を輻射と伝導により加熱する。
【0050】この時、トッププレート加熱面28におけ
る加熱ゾーン域37の結晶化ガラス37aは直下の左側
熱源部5の加熱により高温となるが、非加熱ゾーン域3
8は熱伝導率が金属に比べて低いので限り無く低温のま
まである。
【0051】以上のように本実施例によれば、フラット
式トッププレート加熱面28の加熱ゾーン域37に結晶
化ガラス37aを、非加熱ゾーン域38に金属材料38
aにて構成し両材料の接合端面部と端面部近傍の上方部
および下面部に銅箔を貼りハンダにて溶着一体化するこ
とにより、(1)高価な結晶化ガラスの最適使用化が図
れ、使い勝手および商品機能は変わらずに安価なトップ
プレート加熱面が提供できる。(2)接合長が十分あり確
実な接合ができる。(3)上面部にてハンダを盛り付けな
いのでフラットなトッププレート加熱面28が維持でき
る。(4)金属材料38aを用いることは実施例1と同様
にユーザーチョイスのできる商品システムが導入できる
などの効果がある。
【0052】(実施例4)本実施例を図12から図14
にて説明する。フラット式トッププレートを加熱面28
としては加熱ゾーン域41と非加熱ゾーン域42を有す
るともに、加熱ゾーン域41の直下部に熱源部5を設
け、前記熱源部5を備えた本体ケース6を覆うように設
けた構成の加熱調理器1である。
【0053】前記熱源部5の構成とヒータ10の構成お
よび、操作部16の構成は本実施例1と同様であり説明
を省略する。
【0054】そして、フラット式トッププレート加熱面
28として面積の大きい前記非加熱ゾーン域42は金属
材料42aをプレス機械などにて成形してもので、左右
に加熱ゾーン域41をくり抜いたステンレス材、鉄板に
ホーロ処理した材料、鉄板にフッ素コート処理した材料
などにて構成している。また、前記くり抜き部の内周端
面部42bと下面部42cに銅箔43を貼っている。一
方、加熱ゾーン域41は結晶化ガラス41aにて形成
し、外周端面部41bと下面部41cに銅箔44を貼っ
ている。前記端面の銅箔43、44を当接して端面部4
1b、42bと下面部41c、42cにハンダを溶着し
結晶化ガラス41aと金属材料42aをワンピース化し
たものである。
【0055】上記図12から図14の構成における動作
としては本実施例1と同様であり説明を省略する。
【0056】本実施例によれば、フラット式トッププレ
ート加熱面28の加熱ゾーン域41に結晶化ガラス41
aを、非加熱ゾーン域42に金属材料42aにて構成し
両材料の接合端面部と下面部に銅箔を貼りハンダにて溶
着一体化することにより、(1)高価な結晶化ガラスの最
適使用化が図れ、使い勝手および商品機能は変わらずに
安価なトッププレート加熱面が提供できる。(2)上面部
にてハンダの部分がないので接合部分が被加熱体の鍋底
などの高温体に触れることがない(3)同様に、接合部分
がヘラなどにより損傷を受けることがない。(4)金属材
料42aを用いることは実施例1と同様にユーザーチョ
イスのできる商品システムが導入できるなどの効果があ
る。
【0057】(実施例5)本実施例は、図15から図1
7に示すように、非加熱ゾーン域46に人造大理石、セ
ラミックなどを用いる構成がある。これは、実施例2の
図5から図7に示すものと同様な加熱ゾーン域45と非
加熱ゾーン域46の構成である。
【0058】違いは、端面部近傍上方部の面取り部を無
くしたことと、上方部では接合しないことである。つま
り、結晶化ガラス45aと非金属体46aの端面部45
b、46bと下面部45c、46cに銅箔47、48を
貼った構成である。そして、前記銅箔を当接して端面部
45b、46bおよび下面部45c、46cにハンダを
溶着し結晶化ガラス45aと非金属体46aをワンピー
ス化したものである。
【0059】本実施例によれば、実施例2と同様な効果
が得られるとともに、違いは(1)加熱ゾーン域の材料と
非加熱ゾーン域の材料を接合する端面部近傍上方部の面
取り加工がなくなるので加工工数が少なくコストの安い
ものが実現できる。(2)上面部にはハンダの部分がない
ので接合部分が被加熱体の鍋底などの高温体に触れるこ
とがない。(3)同様に、接合部分がヘラなどにより損傷
を受けることがないなどの効果がある。
【0060】(実施例6)本実施例を図18から図20
にて説明する。フラット式トッププレート加熱面28は
加熱ゾーン域49と非加熱ゾーン域50を有するととも
に、加熱ゾーン域49の直下部に熱源部5を設け前記熱
源部5を備えた本体ケース6を覆うように設けた構成の
加熱調理器1である。
【0061】前記熱源部5の構成とヒータ10の構成お
よび、操作部16の構成は実施例1と同様でありここで
は説明を省略する。
【0062】そして、フラット式トッププレート加熱面
28として面積の大きい非加熱ゾーン域50はNON結
晶化ガラス50aを用い、中央左右断面がV字形状のく
り抜き穴部を備えている。前記くり抜き穴の内周端面部
50bと端面部上方部50cに銅箔51を貼っている。
また、加熱ゾーン域49の結晶化ガラス49aは外周端
面部49bと端面部近傍上方部に面取り部49cを設け
るとともに、面取り部49cにも銅箔52を貼ってい
る。前記端面部の銅箔51、52を当接して上方部49
c、50cと端面部49b、50bにハンダを溶着し結
晶化ガラス49aとNON結晶化ガラス50aをワンピ
ース化したものである。
【0063】尚、断面をV字形状にて述べてきたがV字
とは逆のハの字形状でも成り立つものである。
【0064】上記図18から図20の構成における動作
としては実施例2と同様であり説明を省略する。
【0065】以上のように、本実施例によれば、フラッ
ト式トッププレート加熱面28として面積の大きい非加
熱ゾーン域50はNON結晶化ガラス50aを用い、左
右に加熱ゾーン域49の結晶化ガラス49aを備えてい
るとともに、両材料のV字形状接合端面部と端面部近傍
の上方部に銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化す
ることにより、(1)高価な結晶化ガラスの最適化が図
れ、使い勝手および商品機能は変わらずに安価なフラッ
ト式トッププレート加熱面が提供できる。(2)非金属タ
イプのフラット式トッププレート加熱面であり耐蝕性が
良い。(3)上面部にてハンダを盛りつけないのでフラッ
ト式トッププレート加熱面が維持できる。(4)内周部断
面に段付き部がないので本実施例2および本実施例5に
比べて加工工法が簡単になるなどの効果がある。
【0066】(実施例7)本実施例を図21から図24
にて説明する。フラット式トッププレートを加熱面28
としては加熱ゾーン域53と非加熱ゾーン域54を有す
るともに、加熱ゾーン域53の直下部に熱源部5を設
け、前記熱源部5を備えた本体ケース6を覆うように設
けた構成の加熱調理器1である。
【0067】前記熱源部5の構成とヒータ10の構成お
よび、操作部16の構成は実施例1と同様であり説明を
省略する。そして、フラット式トッププレート加熱面2
8として面積の大きい非加熱ゾーン域54はNON結晶
化ガラス54aを用い、中央左右にくり抜き穴部を備え
ている。前記くり抜き穴の内周端面部54bと端面部近
傍上方部に面取り部54cを設けるとともに、面取り部
54cおよび下面部54dに銅箔55を貼っている。
【0068】また、加熱ゾーン域53の結晶化ガラス5
3aは外周端面部53bと端面部近傍上方部に面取り部
53cを設けるとともに、面取り部53cおよび下面部
53dにも銅箔56を貼っている。前記端面の銅箔5
5、56を当接して上方部53c、54cと端面部53
b、54bおよび下面部53d、54dにハンダを溶着
し結晶化ガラス53aとNON結晶化ガラス54aをワ
ンピース化したものである。
【0069】また、接合部の他の実施例としては、図2
4の(1)に片方の端面にのみ面取り部を設けるもの。(2)
に上下に面取り部を設けるもの。(3)に片方の端面にの
み段付き部を設けるもの。(4)に上下に段付き部を設け
るものなどが考えられる。
【0070】上記図21から図24の構成における動作
としては実施例2と同様であり説明を省略する。
【0071】以上のように、本実施例によれば、フラッ
ト式トッププレート加熱面28として面積の大きい非加
熱ゾーン域54はNON結晶化ガラス54aを用い、左
右に加熱ゾーン域53を備えるためのくり抜き穴を有す
る構成している。前記くり抜き穴の内周端面部54bと
端面部近傍上方部の面取り部54cおよび下面部54d
に銅箔を貼りハンダにて溶着し一体化することにより、
(1)高価な結晶化ガラスの最適使用化が図れ、使い勝手
および商品機能は変わらずに安価なトップレート加熱面
が提供できる。(2)接合長が十分あり確実な接合ができ
る。(3)上面部にてハンダを盛り付けないのでフラット
なトッププレート加熱面28が維持できる。(4)結晶化
ガラス53aを接合するために設けた内周部の段付き部
をなくしたものであり、加工が簡単になるとともに板厚
も薄くて済み安価となるなどの効果がある。
【0072】(実施例8)本実施例を図25から図27
にて説明する。フラット式トッププレートを加熱面28
としては加熱ゾーン域57と非加熱ゾーン域58を有す
るともに、加熱ゾーン域57の直下部に熱源部5を設
け、前記熱源部5を備えた本体ケース6を覆うように設
けた構成の加熱調理器1である。
【0073】前記熱源部5の構成とヒータ10の構成お
よび、操作部16の構成は実施例1と同様であり説明を
省略する。
【0074】そして、フラット式トッププレート加熱面
28として面積の大きい非加熱ゾーン域58はNON結
晶化ガラス58aを用い、中央左右に断面がV字形状の
くり抜き穴部を備えている。前記くり抜き穴の内周端面
部58bと下面部58cに銅箔59を貼っている。ま
た、加熱ゾーン域57の結晶化ガラス57aは外周端面
部57bの断面をV字形状としている。そして、前記外
周端面部57bと端面部近下面部57cに銅箔60を貼
っている。前記NON結晶化ガラス58aのくり抜き穴
部に結晶化ガラス57aを挿入しV字形状の端面部の銅
箔59、60を当接して端面部57b、58bおよび下
面部57c、58cにハンダを溶着し結晶化ガラス57
aとNON結晶化ガラス58aをワンピース化したもの
である。
【0075】尚、断面をV字形状の接合端面部として述
べてきたが、V字の逆でハの字型形状でも良い。
【0076】上記図25から図27の構成における動作
としては実施例2と同様であり説明を省略する。
【0077】本実施例によれば、フラット式トッププレ
ート加熱面28として面積の大きい非加熱ゾーン域58
はNON結晶化ガラス58aを用い、左右に加熱ゾーン
域57を備えるためのくり抜き穴を有する構成してい
る。前記両V字状端面部57b、58bと下面部57
c、58cの銅箔をハンダにて溶着し一体化することに
より、(1)高価な結晶化ガラスの最適使用化が図れ、使
い勝手および商品機能は変わらずに安価なトッププレー
ト加熱面が提供できる。(2)実施例6に比べて端面部近
傍上方部の面取り加工がなくなるので加工工数が少なく
コストの安いものが実現できる。(3)上面部にはハンダ
の部分がないので接合部分が被加熱体の鍋底などの高温
体に触れることがない。(4)同様に、接合部分がヘラな
どにより損傷を受けることがない。(5)内周端面部に段
付き部が無いので実施例2および実施例5に比べて加工
が簡単になるなどの効果がある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加熱調理
器によれば、次の効果が得られる。
【0079】(1)トッププレートを加熱面として加熱
ゾーン域と非加熱ゾーン域に異種材料を設け両材料を接
合する端面部と端面部近傍上方部に銅箔を貼りハンダに
て溶着一体化することにより、(イ)加熱ゾーン域と非加
熱ゾーン域の材料を各種選択でき数種類の前記加熱面を
有する商品がラインアップできる。(ロ)上面部にてハン
ダを盛り付けないのでフラットなトッププレート加熱面
が維持できるなどの効果がある。
【0080】(2)フラット式トッププレートを加熱面
として加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域に異種材料を設け
両材料を接合する端面部と端面部近傍上方部および下面
部に銅箔を貼りハンダにて溶着一体化することにより、
(イ)加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域の材料を各種選択で
き数種類の前記加熱面を有する商品がラインアップでき
る。(ロ)上面部にてハンダを盛りつけないのでフラット
なトッププレート加熱面が維持できる。(ハ)接合長が十
分あり確実な接合ができるなどの効果がある。
【0081】(3)フラット式トッププレートを加熱面
として加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域に異種材料を設け
両材料を接合する端面部と下面部に銅箔を貼りハンダに
て溶着一体化することにより、(イ)加熱ゾーン域と非加
熱ゾーン域の材料を各種選択でき数種類の前記加熱面を
有する商品がラインアップできる。(ロ)上面部にてハン
ダの部分がないので接合部分が被加熱体の鍋底などの高
温体に触れることがない。(ハ)同様に、接合部分がヘラ
などにより損傷を受けることがないなどの効果がある。
【0082】(4)フラット式トッププレートを加熱面
として加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域に異質ガラス材料
を設け両材料を接合する端面部と端面部近傍上方部に銅
箔を貼りハンダにて溶着一体化することにより、(イ)非
加熱ゾーン域の材料に高価な結晶化ガラスではないガラ
スが選択できLOWコスト化が図れる。(ロ)上面部にて
ハンダを盛り付けないのでフラットなトッププレート加
熱面が維持できるなどの効果がある。
【0083】(5)フラット式トッププレートを加熱面
として加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域に異質ガラス材料
を設け両材料を接合する端面部と端面部近傍上方部およ
び下面部に銅箔を貼りハンダにて溶着一体化することに
より、(イ)非加熱ゾーン域の材料に高価な結晶化ガラス
ではないガラスが選択できLOWコスト化が図れる。
(ロ)上面部にてハンダを盛りつけないのでフラットなト
ッププレート加熱面が維持できる。(ハ)接合長が十分あ
り確実な接合ができるなどの効果がある。
【0084】(6)フラット式トッププレートを加熱面
として加熱ゾーン域と非加熱ゾーン域に異質ガラス材料
を設け両材料を接合する端面部と下面部に銅箔を貼りハ
ンダにて溶着一体化することにより、(イ)非加熱ゾーン
域の材料に高価な結晶化ガラスではないガラスが選択で
きLOWコスト化が図れる。(ロ)上面部にてハンダの部
分がないので接合部分が被加熱体の鍋底などの高温体に
触れることがない。(ハ)同様に、接合部分がヘラなどに
より損傷を受けることがないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における加熱調理器の外観見
取図
【図2】同加熱調理器の断面図
【図3】加熱調理器の要部断面図
【図4】(1)同加熱調理器の他の実施例の要部断面図 (2)同加熱調理器の他の実施例の要部断面図
【図5】本発明の他の実施例における加熱調理器の外観
見取図
【図6】同加熱調理器の断面図
【図7】同加熱調理器の要部断面図
【図8】本発明の他の実施例における加熱調理器の外観
見取図
【図9】同加熱調理器の断面図
【図10】同加熱調理器の要部断面図
【図11】(1)同加熱調理器の他の実施例の要部断面
図 (2)同加熱調理器の他の実施例の要部断面図
【図12】本発明の他の実施例における加熱調理器の外
観見取図
【図13】同加熱調理器の断面図
【図14】同加熱調理器の要部断面図
【図15】本発明の他の実施例における加熱調理器の外
観見取図
【図16】同加熱調理器の断面図
【図17】同加熱調理器の要部断面図
【図18】本発明の他の実施例における加熱調理器の外
観見取図
【図19】同加熱調理器の断面図
【図20】同加熱調理器の要部断面図
【図21】本発明の他の実施例における加熱調理器の外
観見取図
【図22】同加熱調理器の断面図
【図23】同加熱調理器の要部断面図
【図24】(1)同加熱調理器の他の実施例の要部断面
図 (2)同加熱調理器の他の実施例の要部断面図 (3)同加熱調理器の他の実施例の要部断面図 (4)同加熱調理器の他の実施例の要部断面図
【図25】本発明の他の実施例における加熱調理器の外
観見取図
【図26】同加熱調理器の断面図
【図27】同加熱調理器の要部断面図
【図28】従来の加熱調理器の外観見取図
【図29】同加熱調理器の断面図
【図30】従来の加熱調理器のトッププレートの接合例
を示す外観図
【図31】同接合前の断面図
【図32】同接合後の断面図
【符号の説明】
5 熱源部 28 フラット式トッププレート加熱面 29a 加熱ゾーン域の材料 29b 外周端面部 30a 非加熱ゾーン域の材料 30b 内周端面部 31、32 銅箔 29c、30c 上方部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】くり抜き部の内周端面部に銅箔を貼った非
    加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成する
    加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前記両
    ゾーン域を異種材料にするとともに、前記内外周端面部
    近傍の上方部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一
    体化したフラット式トッププレート加熱面構成の加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】くり抜き部の内周端面部に銅箔を貼った非
    加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成する
    加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前記両
    ゾーン域を異種材料にするとともに、前記内外周端面部
    近傍の上方部および下面部にも銅箔を貼り当接しハンダ
    にて溶着し一体化したフラット式トッププレート加熱面
    構成の加熱調理器。
  3. 【請求項3】くり抜き部の内周端面部に銅箔を貼った非
    加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成する
    加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前記両
    ゾーン域を異種材料にするとともに、前記両材料の下面
    部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化したフ
    ラット式トッププレート加熱面構成の加熱調理器。
  4. 【請求項4】くり抜き部の内周端面部に銅箔を貼った非
    加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成する
    加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前記両
    ゾーン域を異質ガラス材料にするとともに、前記内外周
    端面部の上方部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し
    一体化したフラット式トッププレート加熱面構成の加熱
    調理器。
  5. 【請求項5】くり抜き部の内周端面部に銅箔を貼った非
    加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成する
    加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前記両
    ゾーン域を異質ガラス材料にするとともに、前記内外周
    端面部の上方部と下面部にも銅箔を貼り当接しハンダに
    て溶着し一体化したフラット式トッププレート加熱面構
    成の加熱調理器。
  6. 【請求項6】くり抜き部の内周端面部に銅箔を貼った非
    加熱ゾーン域の材料と前記くり抜き部に挿入し形成する
    加熱ゾーン域の材料の外周端面部に銅箔を貼り、前記両
    ゾーン域を異質ガラス材料にするとともに、前記内外周
    端面部の断面を傾斜形状にするとともに、前記両材料の
    下面部にも銅箔を貼り当接しハンダにて溶着し一体化し
    たフラット式トププレート加熱面構成の加熱調理器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1947390A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-23 Electrolux Home Products Corporation N.V. Unit comprising a cooking or grilling plate and a controlling field
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