JPH08135358A - 穿孔工具 - Google Patents

穿孔工具

Info

Publication number
JPH08135358A
JPH08135358A JP29876094A JP29876094A JPH08135358A JP H08135358 A JPH08135358 A JP H08135358A JP 29876094 A JP29876094 A JP 29876094A JP 29876094 A JP29876094 A JP 29876094A JP H08135358 A JPH08135358 A JP H08135358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
main body
guide member
hole
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29876094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Shimoitani
良信 下井谷
Yutaka Suetomi
裕 末冨
Sumio Kotani
澄夫 小谷
Isao Funaki
功 舟木
Tatsuo Oda
達男 小田
Akihiro Kayao
章洋 柏尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ALLOY KOGYO KK
HIROSHIMA KENSETSU KOGYO KK
Original Assignee
ALLOY KOGYO KK
HIROSHIMA KENSETSU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ALLOY KOGYO KK, HIROSHIMA KENSETSU KOGYO KK filed Critical ALLOY KOGYO KK
Priority to JP29876094A priority Critical patent/JPH08135358A/ja
Publication of JPH08135358A publication Critical patent/JPH08135358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電柱等の柱を建てるための建柱穴を、騒音、
衝撃、粉塵等の発生を少なくして掘削することのできる
穿孔工具を提供する。 【構成】 背面部にロッドへの取付手段が設けられたカ
ップ状本体の開口縁部に硬質の刃体を設け、該カップ状
本体の底部中央部には、前方に向かって前記刃体よりも
外側へ突出する棒状の案内部材を設けるとともに、前記
カップ状本体の底部には、内外に通じる通孔を設けた穿
孔工具。この穿孔孔工具は、公知のア−スオ−ガ装置
等、回転と推力を付与することのできる穿孔装置のロッ
ド先端部に取り付けて使用する。使用に際しては、予め
削岩機で案内部材の径よりも若干大きな下穴を穿孔して
おき、その下穴に案内部材を挿入して、回転と推力を与
える。これにより、リング状の切り目が形成されるの
で、その切り目の内側の部分を破砕すれば、所望の口径
の建柱穴が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塀、防護ネット等の柱
や電柱を建てるために使用するに適した穿孔工具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】地盤に電柱等の建柱用穴を穿孔する方法
として従来採用されてきたのは、回転軸の回りに螺旋翼
を設けたオ−ガロッドを用いる方法であり、このオ−ガ
ロッドを走行車体に搭載した油圧式ア−スオ−ガ装置で
回転させつつ地面に押しつけて穿孔を行っていた。
【0003】ところで、地盤が岩盤である場合等には、
上記オ−ガで直接穿孔することはできないので、上記オ
−ガの先端部に取り付けられているオ−ガビットの刃先
を岩盤が切削できるようなものに改良しなければなら
ず、特別の設備や、材料が必要であり、不経済であっ
た。そこで、このような場合は、大型のコンプレッサ−
の高圧空気を動力源とする大型エアハンマ−で岩盤に衝
撃を与えて破砕することにより掘削を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような大型エアハンマ−を用いて岩盤を破砕する方法で
は、粉塵、騒音、振動の発生が激しく、市街地や人家の
近くでは施工することができないという問題があった。
また、岩盤を破砕するため、岩盤の他の部分に特殊な工
法による補強を行わねばならず、余計な作業が必要であ
るため、不経済であるという問題もあった。そこで、本
発明は、騒音や振動の発生が少なく、しかも従来のア−
スオ−ガ装置を用いて岩盤等に容易に穿孔することので
きる穿孔工具を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる穿孔工具は、背面部にロッドへの取付手段
が設けられたカップ状本体の開口縁部に硬質の刃体を設
け、該カップ状本体の底部中央部には、前方に向かって
前記刃体よりも外側へ突出する棒状の案内部材を設ける
とともに、前記カップ状本体の底部には、内外に通じる
通孔を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】この穿孔工具は、公知のア−スオ−ガ装置等、
回転と推力を付与することのできる穿孔装置のロッド先
端部に取り付けて使用される。例えば、従来のオ−ガロ
ッドの先端部に取り付けられているビットを取り外し、
代わりにこの穿孔工具を取り付けて使用する。使用に際
しては、予め削岩機で案内部材の径よりも若干大きな下
穴を穿孔しておき、その下穴に案内部材を挿入して、回
転と推力を与える。これにより、カップ状本体の環状の
先端部により、リング状の切削が行われる。案内部材が
下穴に嵌合しているので、穴曲がりが生じず、真円状の
切り目を形成することができる。カップ状本体の長さ分
のリング状の切り目が入れられたら、一旦穿孔工具を穴
から抜き取り、形成された切り目の内側の部分を油圧式
割岩機等の適当な破砕装置を用いて破砕する。これによ
り、カップ状本体の直径に相当する円形穴を穿孔するこ
とができる。
【0007】この穿孔工具は、例えばア−スオ−ガの回
転と推力を利用して口径の比較的大きな穴を容易に穿孔
することができる。専ら回転で穿孔を行うので、騒音や
振動の発生が少なくてすむ。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。図は本発明の1実施例を表すもので、この穿孔工
具1は、鋼製のカップ状本体2と、案内部材3と、さく
孔ロッドに対する取付部4を備えてなる。
【0009】カップ状本体2は、若干肉厚が大きくなっ
た環状の開口縁部7に硬質の刃体10,…が植え付けら
れている。これら刃体10,…の間隔部は、溝状の凹部
11,…となっている。硬質刃体10としては、超硬合
金、合成ダイヤモンド等が使用される。図示された実施
例では、硬質刃体10として、図4に示すように、ダイ
ヤモンド粒子dを分散させた硬質マトリクスMに燒結体
である合成ダイヤモンドのチップD,…を埋め込んだも
のが用いられており、この刃体が本体2の開口縁部7に
ろう付けされている。上記マトリクスMとしては、タン
グステン系、鉄系等の金属質マトリクスが使用される。
【0010】カップ状本体2の底部12には、内外に通
じる通孔13,…が開けられている。また、カップ状本
体の底部中央には、該底部を貫通する棒状の案内部材3
が溶接されている。案内部材3の頭部はそれよりも後方
側の軸部3bよりも若干径が大きい案内部3aとなって
おり、その先端部3cは円錐状に尖って、その部分に超
硬チップの刃体14がろう付けされている。図示例で
は、軸部3bに螺旋状の溝15が設けられており、岩屑
や土砂等がこの溝を通って後方へ送られるようになって
いるが、場合によっては、このような溝を設けず、単な
る丸棒状としてもよい。
【0011】案内部材3の後端部にはフランジ17が一
体に設けられており、このフランジが底部12の表面に
接触している。底部12の背面側に突出する案内部材の
後端部は取付部4となっており、この部分にロッドに対
する取付手段である角棒部19が一体に設けられてい
る。この角棒部中間部には、径方向に貫通するピン穴2
0が設けられている。
【0012】この穿孔工具1は、図5に示すように、ア
−スオ−ガ30のロッド31先端部に取り付けて使用さ
れる。この取付は、オ−ガのロッドの先端部に通常取り
付けられているオ−ガビットを取り外し、そのロッド先
端部の取付用の角穴32に穿孔工具1の角棒部19を嵌
合し、外側から固定用のピン33を打ち込むことにより
行われる。
【0013】使用に際しては、まず通常の削岩機で下穴
Hを穿孔する。この下穴の直径は、穿孔工具1の案内部
材3が大きな遊びなく嵌合する大きさであり、通常は5
0mm程度である。下穴の深さは、目的とする穴の深さ
よりも若干深くすればよい。
【0014】下穴を穿孔したら、次にこの穿孔工具1を
用いて径の大きな穴とする。穿孔装置としてア−スオ−
ガ装置を使用する場合には、まず、オ−ガのロッドに取
り付けた穿孔工具1の案内部材3を下穴に挿入し、ア−
スオ−ガ装置でロッドに回転と推力を与えて、カップ状
本体の刃体10,…で下穴の外周部にリング状の切り目
Sを入れる。このとき、切削によって発生する岩粉は本
体底部の通孔13を通って上方へ排出される。
【0015】カップ状本体2の深さだけ穿孔したら、一
旦穿孔工具1を引き抜き、油圧式割岩機等の破壊手段を
用いて上記穿孔した部分を破砕する。油圧式割岩機で破
砕する場合は、前記下穴に一対の加圧棒を挿入し、該加
圧棒を油圧で前進する楔で押し拡げることにより破砕が
行われる。油圧式割岩機を使用する代わりに、他の適当
な破砕手段、例えば膨張剤等を利用してもよい。
【0016】先に穿孔した部分の破砕が終わったら、破
片を除去し、その下側の部分を再度カップ状ビットで拡
径する。このようにして、順次拡径を行い、所望の口径
と深さを持った穴とするのである。
【0017】この穿孔工具1は、従来使用されているア
−スオ−ガ装置等の穿孔装置を利用してそのまま穿孔す
ることができるので、特別な装置を必要とせず、経済的
である。例えば、土砂等の地盤と岩盤が混在する場所等
に穴を掘削する場合には、オ−ガビットとこの穿孔工具
とをつけ替えるだけで両者の穿孔を行うことができるの
で、きわめて便利である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の穿孔工具は、オ−ガロッド等の回転軸に取り付けて回
転と推力を与えることにより、岩盤やコンクリ−ト等に
リング状の切り目を入れて行くことができるので、電柱
等の建柱に際し、予め小口径の下穴を穿孔しておくだけ
で、騒音、振動、粉塵等の発生を少なくして、径の大き
な穴を簡単かつ能率的に穿孔することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】穿孔工具の側面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その背面図である。
【図4】硬質刃体の断面図である。
【図5】使用法の説明図である。
【符号の説明】
1 穿孔工具 2 カップ状本体 3 案内部材 4 取付部 10 刃体 13 通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 澄夫 広島県広島市中区南千田東町二番三二号 広島建設工業株式会社内 (72)発明者 舟木 功 広島県広島市中区南千田東町二番三二号 広島建設工業株式会社内 (72)発明者 小田 達男 広島県広島市中区南千田東町二番三二号 広島建設工業株式会社内 (72)発明者 柏尾 章洋 広島県広島市中区南千田東町二番三二号 広島建設工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面部にロッドへの取付手段が設けられ
    たカップ状本体の開口縁部に硬質の刃体を設け、該カッ
    プ状本体の底部中央部には、前方に向かって前記刃体よ
    りも外側へ突出する棒状の案内部材を設けるとともに、
    前記カップ状本体の底部には、内外に通じる通孔を設け
    たことを特徴とする穿孔工具。
  2. 【請求項2】 案内部材の先端部に尖った刃体が設けら
    れている請求項1に記載の穿孔工具。
JP29876094A 1994-11-07 1994-11-07 穿孔工具 Pending JPH08135358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29876094A JPH08135358A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 穿孔工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29876094A JPH08135358A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 穿孔工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08135358A true JPH08135358A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17863878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29876094A Pending JPH08135358A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 穿孔工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08135358A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105003200A (zh) * 2015-07-03 2015-10-28 左红 钻孔设备及其钻孔方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105003200A (zh) * 2015-07-03 2015-10-28 左红 钻孔设备及其钻孔方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4280573A (en) Rock-breaking tool for percussive-action machines
JP5762877B2 (ja) 穿孔用ビット、それを用いた掘削装置及びコンクリート構築物、岩石の穿孔方法及び破砕方法
JPH08135358A (ja) 穿孔工具
WO1991016524A1 (en) Method of excavating tunnel
JP2005273293A (ja) 掘削工法
JP3115700B2 (ja) 穿孔装置
JPH08135355A (ja) 建柱穴の掘削工法
JP2960032B2 (ja) 硬質地盤の破砕装置及び破砕工法
JP2973121B2 (ja) 脆性物体の破砕方法
JP2748243B2 (ja) 岩盤掘進方法および岩盤シールド掘削機
JP3670377B2 (ja) 横断スリット掘削工法および掘削具
JP3368254B2 (ja) コンクリート杭の頭部処理方法
JPH02164996A (ja) 硬質岩盤の掘削方法
KR102566443B1 (ko) 복수의 시추공으로 이루어진 단위 할렬공을 이용한 3자유면 무진동 암파쇄 굴착공법
JP3306460B2 (ja) 杭打ち工法
JP2859816B2 (ja) さく岩用工具及びさく岩方法
KR102011791B1 (ko) 철근 콘크리트 구조물 파쇄용 에어 해머 비트
JP3045581U (ja) ボーリング用分離式ビット
JP3115446U (ja) リーダーレス土木基礎機械
CN2315287Y (zh) 在砾石层打井的钻机的钻具
JP3203966B2 (ja) 掘削工具
JP2822691B2 (ja) 掘削工法
JPH08135357A (ja) 座ぐり用工具
JPH11247573A (ja) 基礎地盤の施孔工法とその装置
JPS62248792A (ja) 岩盤等にスロツトを形成するための穿孔機のビツト