JPH08135318A - 連 窓 - Google Patents

連 窓

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JPH08135318A
JPH08135318A JP6280211A JP28021194A JPH08135318A JP H08135318 A JPH08135318 A JP H08135318A JP 6280211 A JP6280211 A JP 6280211A JP 28021194 A JP28021194 A JP 28021194A JP H08135318 A JPH08135318 A JP H08135318A
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shoji
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door
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JP6280211A
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Akira Okaya
晃 岡谷
Kenji Fujii
賢治 藤井
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YKK AP Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各障子の室外側面を簡単に清掃できるし、大
きな窓開口であっても障子を簡単に開閉できるようにす
る。 【構成】 窓枠Aの第1縦部枠3に第1側部障子Bの吊
元框25を面外方向室外側に回転自在に連結して第1外
開き窓とし、前記窓枠Aの第2縦部枠4に第2側部障子
Dの吊元框30を面外方向室外側に回転自在に連結して
第2外開き窓とし、前記窓枠Aの上部枠1、下部枠2の
長手方向中央部に中間部障子Cの上部框33、下部框3
4を縦軸により面外方向に回転自在に連結して中間部縦
軸回転窓とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの窓枠に外開き窓
と縦軸回転窓を取付けた連窓に関する。
【0002】
【従来の技術】外開き窓としては窓枠に障子の吊元框を
ヒンジ等で面外方向室外側に回転自在に取付けたものが
知られている。
【0003】縦軸回転窓としては窓枠に障子の上框、下
框の面内方向中間部を縦軸によって面外方向に回転自在
に取付けたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記外開き窓は障子を
回転した時に障子が室外側に突出するから、その障子の
室外側面の清掃が困難となる。
【0005】縦軸回転窓は障子の面内方向一側部が室外
側に突出し、面内方他側部が室内側に突出するから、障
子の室外側面における面内方向一側部を清掃することが
困難となる。
【0006】また、外開き窓、縦軸回転窓においては大
きな窓開口を形成するために窓枠を大きくすると障子も
大きくなり、その障子が大重量となるので回転して開閉
する操作がやりずらくなる。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした連窓を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上部枠1と下部枠2と第
1縦部枠3と第2縦部枠4を方形状に枠組みした窓枠A
と、上框23と下框24と吊元框25と戸先框26を方
形状に枠組みし、その内部にガラス27を装着した第1
側部障子Bと、上部框33と下部框34と第1縦部框3
5と第2縦部框36を方形状に枠組みし、その内部にガ
ラス37を装着した中間部障子Cと、上框28と下框2
9と吊元框30と戸先框31を方形状に枠組みし、その
内部にガラス32を装着した第2側部障子Dを備え、前
記第1側部障子Bの吊り元框25を窓枠Aの第1縦部枠
3に面外方向室外側に回転自在に連結して一側外開き窓
とし、前記第2側部障子Dの吊元框30を窓枠Aの第2
縦部枠4に面外方向室外側に回転自在に連結して他側外
開き窓とし、前記中間部障子Cの上部框33の長手方向
中間部を窓枠Aの上部枠1における長手方向中間部に、
下部框34の長手方向中間部を下部枠2における長手方
向中間部に縦軸によって面外方向に回転自在にそれぞれ
連結して中間部縦軸回転窓とした連窓。
【0009】
【作 用】第1側部障子Bを開放することで中間部障
子Cの面内方向一側部の室外側面を清掃でき、中間部障
子Cを開放することで中間部障子Cの面内方向他側部の
室外側面及び第1・第2側部障子B,Dの室外側面を清
掃できる。また、窓枠Aの大きさに比べて各障子を小さ
くできるので、大きな窓開口の連窓としても各障子を簡
単に回転して開閉できる。
【0010】
【実 施 例】図1に示すように、窓枠Aと第1側部障
子Bと中間部障子Cと第2側部障子Dを備え、第1側部
障子Bが窓枠Aの一側部に面外方向室外側に回動自在に
取付けられ、中間部障子Cが窓枠Aの中間部に縦軸を中
心として面外方向に回転自在に取付けられ、第2側部障
子Dが窓枠Aの他側部に面外方向室外側に回動自在に取
付けられて第1側部外開窓と中間部縦軸回転窓と第2側
部外開窓を有する連窓を構成し、第1側部障子B、第2
側部障子Dの面内方向寸法は中間部障子Cの面内方向寸
法よりも小さくなっている。
【0011】前記窓枠Aは図2に示すように、上部枠1
と下部枠2と第1縦部枠3と第2縦部枠4により方形枠
状となり、上部枠1は上枠5の内面における室内寄り一
側部に第1上枠アタッチメント6を取付けると共に、上
枠5の内面における室内寄り他側部に第2上枠アタッチ
メント7を取付けて成り、その第1上枠アタッチメント
6は第1縦部枠3から上枠5の長手方向略中央部までの
長さとなって一側戸当り部8となり、第2上枠アタッチ
メント7は第2側部障子Dの面内方向長さと略同一長さ
となって他側戸当り部9となり、前記第1上枠アタッチ
メント6と第2上枠アタッチメント7は面内方向に所定
の距離だけ離隔して両者間に中間部上障子通過凹部10
を形成している。
【0012】前記下部枠2は下枠11の内面における室
内寄り一側部に第1下枠アタッチメント12を取付ける
と共に、下枠11の内面における室内寄り他側部に第2
下枠アタッチメント13を取付けて成り、その第1下枠
アタッチメント12は第1縦部枠3から下枠8の長手方
向略中央部までの長さとなって一側戸当り部14とな
り、第2下枠アタッチメント13は第2側部障子Dの面
内方向長さと略同一長さとなって他側戸当り部15とな
り、前記第1下枠アタッチメント12と第2下枠アタッ
チメント13は面内方向に所定の距離だけ離隔して両者
間に中間部下障子通過凹部16を形成している。
【0013】前記第1縦部枠3は第1縦枠17の内面に
おける室内寄りに第1縦枠アタッチメント18を取付け
て戸当り部19としてあり、第2縦部枠4は第2縦枠2
0の内面における室内寄りに第2縦枠アタッチメント2
1を取付けて戸当り部22としてある。
【0014】前記第1側部障子Bは上框23と下框24
と吊元框25と戸先框26を方形状に枠組みし、その内
部にガラス27を装着してあり、第2側部障子Dは上框
28と下框29と吊元框30と戸先框31を方形状に枠
組みし、その内部にガラス32を装着してある。
【0015】前記中間部障子Cは上部框33と下部框3
4と第1縦部框35と第2縦部框36を方形状に枠組み
し、その内部にガラス37を装着してあり、その上部框
33は上框38の室内寄り長手方向他側部に上框アタッ
チ39を取付けて戸当り部40としてあり、下部框34
は下框41の室内寄り長手方向他側部に下框アタッチメ
ント42を取付けて戸当り部43としてあり、第1縦部
框35は第1縦框44の室内寄りに第1縦框アタッチメ
ント45を取付けて戸当り部46としてあり、第2縦部
框36は第2縦框47の室内寄りに第2縦框アタッチメ
ント48を取付けて戸当り部49としてある。
【0016】次に各部の詳細を図3ないし図7を参照し
て説明する。前記上枠5は図3、図4、図5に示すよう
に面外方向に向う横板50に室外側垂下板51と中間垂
下板52とL字状の室内側支持片53を長手方向に亘っ
て一体的に設けてあり、その中間垂下板52には支持片
54が一体的に設けられて下向凹部55を形成し、その
下向凹部55に上横枠気密材56が長手方向に亘って装
着してある。
【0017】前記第1上枠アタッチメント6は図3と図
4に示すように横板57と室内側内向板58と室外側内
向板59で断面下向コ字状の長尺材となり、前記室内側
支持片53と支持片54に固着されて室外側内向板59
が上横枠気密材56に圧着していると共に、室内側内向
板58と室外側内向板59は上枠5の内面よりも内方に
突出して一側戸当り部8となっている。なお、第2上枠
アタッチメント7も第1上枠アタッチメント6と同一断
面形状となっており、それによって他側戸当り部9とな
っている。
【0018】前記下枠11は図3、図4、図5に示すよ
うに面外方向に向う横板60に室外側立上り板61と中
間立上り板62とL字状の室内側支持片63を長手方向
に亘って一体的に設けてあり、その中間立上り板62に
は支持片64が一体的に設けられて上向凹部65を形成
し、その上向凹部65に下横枠気密材66が長手方向に
亘って装着してある。
【0019】前記第1下枠アタッチメント12は図3と
図4に示すように横板67と室内側内向板68と室外側
内向板69で断面上向コ字状の長尺材となり、前記室内
側支持片63と支持片64に固着されて室外側内向板6
9が下横枠気密材66に圧着していると共に、室内側内
向板68と室外側内向板69は下枠11の内面よりも内
方に突出して一側戸当り部14となっている。なお、第
2下枠アタッチメント13も第1下枠アタッチメント1
2と同一断面形状となっており、それにより他側戸当り
部15となっている。
【0020】前記第1縦枠17は図6に示すように面外
方向に向う縦板70に室外側内向板71と中間内向板7
2とL字状の室内側支持片73を長手方向に亘って一体
的に設けてあり、その中間内向板72には支持片74が
一体的に設けられて内向凹部75を形成し、その内向凹
部55に縦枠気密材76が長手方向に亘って装着してあ
る。
【0021】前記第1縦枠アタッチメント18は図6に
示すように縦板77と室内側内向板78と室外側内向板
79で断面内向コ字状の長尺材となり、前記室内側支持
片73と支持片74に固着されて室外側内向板79が縦
枠気密材76に圧着していると共に、室内側内向板78
と室外側内向板79は第1縦枠17の内面よりも内方に
突出して戸当り部19となっている。なお、第2縦枠2
0及び第2縦枠アタッチメント21も第1縦枠17、第
2縦枠アタッチメント18と図7に示すように同一断面
形状となって、第2縦枠アタッチメント21が戸当り部
22としてある。
【0022】前記第1側部障子Bの上框23、下框2
4、吊元框25、戸先框26は図3と図6に示すよう
に、ほぼL字状の室外側ガラス支持部80と中空状の室
内側部81との間に凹条溝82を有する同一断面形状と
なり、その各凹条溝82には上横框気密材83、下横框
気密材84、吊元縦気密材85、戸先縦気密材86が四
周連続して装着されており、前記吊元框25の室外側ガ
ラス支持部80がヒンジ87で第1縦枠17の室外寄り
に連結されて第1側部障子Bを閉じると上横框気密材8
3が第1上枠アタッチメント6の室外側内向板59に圧
接し、下横框気密材84が第1下枠アタッチメント12
の室外側内向板69に圧接し、吊元縦気密材85が第1
縦枠アタッチメント18の室外側内向板79に圧接する
ようにしてある。
【0023】なお、第2側部障子Dの上框28、下框2
9、吊元框30、戸先框31も図7に示すように同様な
断面形状となっている。
【0024】前記中間部障子Cの上框38、下框41、
第1縦框44、第2縦框47は図4、図5と図6、図7
に示すように、室外側ガラス支持部90と室内側中空部
91を備え、その室内側中空部91の外面に凹条溝92
と内向凹部93を有する同一断面形状となり、その各框
の内向凹部93には上横障子気密材94、下横障子気密
材95、縦障子気密材96が四周連続して装着してあ
る。
【0025】前記上框アタッチメント39、下框アタッ
チメント42、第1縦框アタッチメント45、第2縦框
アタッチメント48は図5と図6、図7に示すように、
室内側内向板100と室外側内向板101を内連結板1
02と外連結板103で連結した中空部104と外向凹
部105を有する同一断面形状となり、その外連結板1
03の外面には凹条溝106が長手方向に亘って形成し
てある。
【0026】そして、これら框アタッチメントは各框の
室内側中空部91の外面に固着されて室外側内向板10
1が各気密材に圧着していると共に、框アタッチメント
の凹条溝92と中空部104が相対向し、各框アタッチ
メントの室内側内向板100、室外側内向板101は各
框の外面よりも外方に突出して戸当り部40,43,4
6,49となっている。
【0027】前記中間部障子Cの上框38、下框41の
長手方向中央部が図1に示すように上枠5と下枠11に
縦軸105で面外方向に回転自在に連結されて縦軸回転
窓を構成し、中間部障子Cを閉じると上横障子気密材9
4の長手方向一側部が戸当り部8となる第1上枠アタッ
チメント6の室外側内向板59に圧接し、上框アタッチ
メント39の室外側内向板101が上横枠気密材56の
長手方向他端部に圧接して中間部障子Cの上横部と窓枠
Aの上部枠1との間を気密する。
【0028】同様に中間部障子Cを閉じると下横障子気
密材95の長手方向一側部が戸当り部14となる第1下
枠アタッチメント12の室外側内向板69に圧接し、下
框アタッチメント42の室外側内向板101が下横枠気
密材66の長手方向他側部に圧接して中間部障子Cの下
横部と窓枠Aの下部枠2との間を気密する。
【0029】また、中間部障子Cを閉じると図6と図7
に示すように、第1縦框アタッチメント45の室外側内
向板101が第1側部障子Bの戸先縦気密材86に圧接
して気密すると共に、室内側内向板100が戸先框26
よりも室内寄りに位置して戸先框26を覆うので戸先框
26が室内から目視されない。
【0030】しかも、吊元框25の室内側は第1縦枠ア
タッチメント18の室内側内向板78で覆われて室内か
ら吊元框25が目視されず、しかも第1縦枠アタッチメ
ント18の見付け寸法と第1縦框アタッチメント45の
見付け寸法が同一であるから、室内からの見栄えが良
い。
【0031】また、中間部障子Cを閉じると図6と図7
に示すように、第2縦框アタッチメント48の室外側内
向板101が第2側部障子Dの戸先気密材86に圧接し
て気密すると共に、室内側内向板100が戸先框31よ
りも室内寄りに位置して戸先框31を覆うので戸先框3
1が室内から目視されない。
【0032】しかも、吊元框30の室内側は第2縦枠ア
タッチメント21の室内側内向板78で覆われて室内か
ら吊元框30が目視されず、しかも第2縦枠アタッチメ
ント21の見付け寸法と第2縦框アタッチメント48の
見付け寸法が同一であるから、室内からの見栄えが良
い。
【0033】なお、中間部障子Cを面外方向に回動する
際には第1・第2側部障子B,Dを室外側に回動して開
放した状態とする。
【0034】次に中間部障子Cを窓枠Aにロックする装
置について説明する。図1に示すように、上部枠1と上
部框33の長手方向一側部及び下部枠2と下部框34の
長手方向一側部に亘って第1ロック機構aがそれぞれ取
付けてあり、上部枠1と上部框33の長手方向他側部及
び下部枠2と下部框34の長手方向他側部に亘って第2
ロック機構bがそれぞれ取付けてあり、この各第1ロッ
ク機構aと各第2ロック機構bは下部框34に着脱自在
に取付けたハンドルcによって操作され、前記第1ロッ
ク機構aと隣接した位置にガイド機構dが取付けてあ
る。
【0035】前記第1ロック機構aは図8と図9に示す
ように、上框38、下框41の凹条溝92に沿って摺動
自在に嵌挿された摺動杆110と、この摺動杆110に
取付けた引寄具111と、第1上枠アタッチメント6、
第1下枠アタッチメント12の横板67に取付けた引寄
受け具112を備え、前記摺動杆110は第1・第2縦
框44,47の凹条溝92に摺動自在に嵌挿した摺動杆
とコーナー連結具により連結されてハンドルcを回転す
ることで同期して摺動するようにしてある。
【0036】前記引寄具111は円柱状、又は摺動杆1
10に設けたピンの回りに回転自在なるローラとなり、
前記引寄受け具112は裏板113、スペーサ114を
介して横板67に取付けた取付ベース115に取付けら
れ、その引寄受け具112の室内側が引寄具当接部11
2aとなり、かつ面内方向に平行に対して斜めとなっ
て、引寄具111が引寄具当接部112aに接すると上
框38、下框41の長手方向一側部を室内側に引寄せる
ようにしてある。
【0037】前記ガイド機構dは図8と図10に示すよ
うに、第1下枠アタッチメント12の横板67にビス止
めしたガイドローラ受け116と、下框41の室内側中
空部91の下面に裏板117を介して取付けた取付体1
18に支承したガイドローラ119を備え、このガイド
ローラ119がガイドローラ受け116の上面116a
に接するようにしてある。なお、この取付体118は摺
動杆110と干渉するので、摺動杆110に長穴110
aを形成し、この長穴110aより取付体118が突出
するようにしてある。
【0038】前記第2ロック機構bは図11と図12に
示すように、上框38、下框41の凹条溝92に沿って
摺動自在に嵌挿された前記摺動杆110と、この摺動杆
110に取付けた引寄具120と、上枠5、下枠11の
横板50,60に取付けられた引寄受け具121を備
え、引寄具120は摺動杆110にビス止めした取付ベ
ース122にビス止めされ、この引寄具120の室内側
に向いた引寄具当接部123は面内方向と平行に対して
ほぼ台形状となって引寄せ面123aと乗り上げ用の両
側斜面123bを有し、前記引寄受け具121は横板5
0,60にビス止めした取付ベース124にビス止めさ
れ、この引寄受け具121の室外側に向いた引寄せ受け
部125は面内方向と平行に対してほぼ台形状となって
引寄せ受け面125aと乗り上げ用の両側斜面125b
を有し、その引寄せ面123aが引寄せ受け面125a
に接して上框38、下框41を室外側に引寄せするよう
にしてある。
【0039】なお、取付ベース122、引寄具120は
上框アタッチメント39、下框アタッチメント42より
も上枠5、下枠11側に突出しているから、上下框アタ
ッチメント39,42の内連結板102、外連結板10
3には長穴102a,103aが形成してある。
【0040】前記摺動杆110は図1に示すように駆動
機構eによって摺動される。この駆動機構eは図13、
図14に示すように下框41の室内側中空部91内に摺
動自在に嵌挿した第1駆動ブロック130と、この第1
駆動ブロック130にビス止めした第2駆動ブロック1
31と、前記第1駆動ブロック130を摺動する摺動機
構132を備え、その第2駆動ブロック131が摺動杆
110の開口部110bに嵌まり込んでいる。
【0041】前記摺動機構132はケース133に回転
軸134と一対の摺動片135を設け、その回転軸13
4と摺動片135をピニオンとラック等の回転動を往復
動に変換する機構を介して連結してあり、そのケース1
33を下框41の室内側中空部91の上面にビス止めし
て一対の摺動片35を第1駆動ブロック130の摺動方
向両側面に接してあり、前記ハンドルcは回転軸134
に着脱自在となっている。
【0042】このようであるから、ハンドルcを回転軸
134に嵌合して取付けることでハンドルcで回転軸1
34を回転すると一対の摺動子135が摺動して第1駆
動ブロック130を摺動し、それによって第2駆動ブロ
ック131を介して摺動杆110が摺動するようにして
ある。
【0043】次に第1側部障子Bをロックする装置につ
いて説明する。図1に示すように第1側部障子Bの戸先
框26と中間部障子Cの第1縦部框35に亘ってロック
機構fが複数設けられ、そのロック機構fを作動する操
作機構gが戸先框26に取付けてある。
【0044】前記ロック機構fは図15と図16に示す
ように、戸先框26の室内側中空部81に取付けたロッ
ク受け部材140と第1縦框アタッチメント45に取付
けたロック部材141を備え、そのロック受け部材14
0は係止凹部142を有する中間部143の上下に取付
片144を設けたもので、戸先框26の室内側中空部8
1の中空部内に中間部143が嵌まり込むように取付片
144をビス止めされて係止凹部142は第1縦部框3
5側に開口していると共に、その係止凹部142の室内
側縦面142aの下部は垂直に対して斜めとなって引寄
せカム面を構成している。
【0045】前記第1縦框アタッチメント45の中空部
104内には取付ベース145がビス止めされ、この取
付ベース145にロック部材141が横ピン146によ
り略水平姿勢と下向姿勢に上下揺動自在に支持され、か
つスプリング147で上方に揺動付勢されている。
【0046】前記第1縦框アタッチメント45の凹条溝
106にはロック用摺動杆148が摺動自在に嵌挿さ
れ、このロック用摺動杆148にガイド板149がビス
止めしてあり、このガイド板149の開口穴150とロ
ック用摺動杆148の開口穴151より前記ロック部材
141が突出して前記ロック受け部材140の係止凹部
142と相対向している。図15と図16において、第
1縦框44の凹条溝92には連結用摺動杆152が摺動
自在に嵌挿され、この連結用摺動杆152は前述した上
下框38,41に設けた上下の摺動杆110,110を
連動するものである。
【0047】前記操作機構gは図15と図17に示すよ
うに、戸先框26の室内側中空部81の中空部に摺動自
在に嵌挿した駆動ブロック153と、前記ロック用摺動
杆148に取付けた受け部材154を備え、その駆動ブ
ロック153に室内側に向けて設けた突起155が受け
部材154に係合して摺動ブロック153によりロック
用摺動杆148が摺動されるようにしてある。
【0048】前記駆動ブロック153は摺動機構156
により摺動される。この摺動機構156はケース157
に回転軸158と摺動片159を設け、その回転軸15
8と摺動片159をピニオンとラック等の回転動を往復
動に変換する機構を介して連結してあり、そのケース1
57を戸先框26の室内側中空部81の外面にビス止め
して摺動片159を駆動ブロック153に連結してあ
り、前記回転軸158はハンドル160により回転され
る。
【0049】前記受け部材154は図17に示すように
戸先框26より室内側に位置して第1側部障子Bを室外
側に回動する時には突起155が受け部材154の係合
凹部154aより離脱し、室内側に回動すると突起15
5が係合凹部154aに係合するようにしてあり、第1
縦框アタッチメント44の室内側内向板100には受け
部材154が嵌まり込む切欠部が形成してあると共に、
カバー体161でその切欠部を覆っている。
【0050】このようであるから、第1側部障子Bを閉
じた状態でハンドル160を操作するとロック用摺動杆
148が摺動しロック部材141を水平姿勢と下向姿勢
に上下揺動できるから、ロック部材141をロック受け
部材140の係合凹部142に係合して第1側部障子B
を室内側に引き寄せてロックしたり、ロック部材141
をロック受け部材140の係合凹部142より離脱して
第1側部障子Bのロックを解除できる。
【0051】図1に示すように、第2側部障子Dの戸先
框31と中間部障子Cの第2縦部框36に亘って前述と
同様なロック機構fと操作機構gが取付けてあり、第2
側部障子Dを第1側部障子Bと同様にロック、ロック解
除できる。
【0052】次に窓枠Aと各障子の気密機構について説
明する。図18に示すように、窓枠Aには上横枠気密材
56、下横枠気密材66、縦枠気密材76が4周連続し
て装着され、その上下横枠気密材56,66における一
部分が中間部上下障子通過凹部10,16において室内
側に露出し、その部分が中間部障子Cの上下の戸当り部
40,43(上下框アタッチメント39,42)に圧接
する。
【0053】第1側部障子Bには上横障子気密材83、
下横障子気密材84、吊元縦気密材85、戸先縦気密材
86が4周連続して装着され、その上横障子気密材83
が一側戸当り部8(第1上枠アタッチメント6)に圧接
し、下横障子気密材84が一側戸当り部14(第1下枠
アタッチメント12)に圧接し、吊元縦気密材85が戸
当り部19(第1縦枠アタッチメント18)に圧接し、
戸先縦気密材86が中間部障子Cの第1縦框部35の戸
当り部46(第1縦框アタッチメント45)に圧接す
る。なお、第2側部障子Dも同様である。
【0054】中間部障子Cには上横障子気密材94、下
横障子気密材95、縦障子気密材96が4周連続して装
着され、その上横障子気密材94の一側部が一側戸当り
部8(第1上枠アタッチメント6)に圧接し、下横障子
気密材95の一側部が一側戸当り部14(第1下枠アタ
ッチメント12)に圧接する。
【0055】このようであるから、窓枠Aと各障子との
間及び第1側部障子Bと中間部障子Cの突き合せ部、第
2側部障子Dと中間部障子Cの突き合せ部をそれぞれ気
密できるし、枠アタッチメント、框アタッチメントの
枠、框への取付部を気密できるが、第1側部障子Bと中
間部障子Cの突き合せ部の上下と上部枠1、下部枠2と
の間及び第2側部障子Dと中間部障子Cの突き合せ部の
上下と上部枠1、下部枠2との間を気密が不十分とな
る。
【0056】次に第1側部障子Bと中間部障子Cの突き
合せ部の下と下部枠2との間の気密構造を図19と図2
0と図21により説明する。第1側部障子Bの戸先框2
6側は室外側に回動するから、戸先縦気密材86の室内
側面が中間部障子Cの第1縦部框35における第1縦框
アタッチメント45の室外側内向板101に圧着する。
【0057】他方、中間部障子Cの第1縦部框35側は
室外側に回動するから、その第1縦框アタッチメント4
5の下端面は第1下枠アタッチメント12よりも上方位
置となる。
【0058】しかも、戸先框26と第1縦部框35はと
もに室外側に回動するから両者間には面内方向の隙間が
あり、戸先縦気密材86の先端面を第1縦部框35に圧
着できない。
【0059】このために、第1縦框アタッチメント45
の室内側内向板101の下端面101aと第1下枠アタ
ッチメント12の室外側内向板69の上端面69aとの
間に隙間が生じて気密できないし、第1縦部框35の縦
障子気密材96の前記隙間と対向する部分を受ける部材
がなく、しかも戸先縦気密材86の前記隙間と対向する
部分を受ける部材がないから第1側部障子Bと中間部障
子Cの突き合せ部の下と下部枠2との間の気密が不十分
となる。
【0060】そこで、第1下枠アタッチメント12にお
ける第1側部障子Bと中間部障子Cの突き合せ部と対向
した位置に気密ブロック160を装着してある。この気
密ブロック160は第1下枠アタッチメント12の横板
67、室内側内向板68、室外側内向板69より成る凹
部に嵌着する取付部161と、この取付部161の上部
室内寄りに一体的に設けた突起部162を有し、その突
起部162が室外側内向板69の上端面69aに接して
室外側面162aが室外側内向板69と面一となり、気
密ブロック160の上面160aは第1縦框アタッチメ
ント45の室外側板101の下端面101aよりも上方
位置となり、気密ブロック160の一側面160bは前
記室外側内向板101よりも戸先框26寄りとなり、他
側面160cは縦障子気密材69の背面側に位置してい
る。
【0061】このようであるから、第1縦框アタッチメ
ント45の室内側内向板101の下端面101aと第1
下枠アタッチメント12の室外側内向板69の上端面6
9aとの間の隙間を気密ブロック160で閉塞して気密
できるし、第1縦部框35の縦障子気密材96の前記隙
間と対向する部分が気密ブロック160に圧着し、しか
も戸先縦気密材86の前記隙間と対向する部分が気密ブ
ロック160に圧着するから第1側部障子Bと中間部障
子Cの突き合せ部の下と下部枠2との間の気密が十分と
なる。
【0062】なお、第1側部障子Bと中間部障子Cの突
き合せ部の上と上部枠1との間も前述と同様に気密ブロ
ック160を図18に示すように取付けることで十分に
気密できる。
【0063】次に第2側部障子Dと中間部障子Cの突き
合せ部の下と下部枠2との間の気密構造を図22ないし
図25に基づいて説明する。第2側部障子Dの戸先框3
1側は室外側に回動するから、その下横障子気密材84
は図23のように第2下縦枠アタッチメント13の室外
側内向板69に圧着し、戸先縦気密材86は第2縦框ア
タッチメント48の室外側内向板101に圧着する。中
間部障子Cの第2縦部框36側は室内側に回動するか
ら、その部分には下枠アタッチメント13がなく、下框
アタッチメント42の室外側内向板101が下横枠気密
材66に圧着する。
【0064】他方、第2側部障子Dは室外側に回動する
から、その下框29の下面、つまり下横障子気密材84
は下横枠気密材66と干渉しないように上方位置となっ
て両者間に隙間があり、しかも戸先縦気密材86は第2
縦框アタッチメント48の室内側内向板100面内方向
の端面よりも中間部障子寄りとなり、かつ中間部障子C
の第2縦部框36側は室内側に回動するために、第2下
枠アタッチメント13は第2縦框アタッチメント48の
室内側内向板100の面内方向の端面までの長さとなっ
ているから第2下枠アタッチメント13の室外側内向板
69と戸先縦気密材86は面内方向に離隔している。
【0065】このために、下横枠気密材66と第2側部
障子Dの下部(下横障子気密材84)と第2下枠アタッ
チメント13の室外側内向板69と第2縦框アタッチメ
ント48の室外側内向板101との間に空間部が生じて
気密性が十分でない。
【0066】そこで、下横枠気密材66における前記空
間部と対向した位置に気密部材170を一体的に設けて
ある。この気密部材170は下枠11の中間縦板62の
上端面62aと第2下枠アタッチメント13の室外側内
向板69の室外側面に接していると共に、第2縦框アタ
ッチメント48の室外側内向板101まで突出して下横
枠気密材66の一部分を第2縦框アタッチメント48の
室外側板101まで突出させており、これにより前記空
間部が閉塞されて第2側部障子Dと中間部障子Cとの突
き合せ部の下と下部枠2との間を十分に気密している。
【0067】なお、第2側部障子Dと中間部障子Cの突
き合せ部の上と上部枠1との間の気密構造は、図18に
示すように前述同様に上横枠気密材56に気密部材17
0を一体的に設けてある。
【0068】
【発明の効果】第1側部障子Bを開放することで中間部
障子Cの面内方向一側部の室外側面を清掃でき、中間部
障子Cを開放することで中間部障子Cの面内方向他側部
の室外側面及び第1・第2側部障子B,Dの室外側面を
清掃できるから、各障子の室外側面を簡単に清掃でき
る。また、1つの窓枠Aに3つの障子を取付けるので、
窓枠Aの大きさに比べて各障子を小さくできるので、大
きな窓開口の連窓としても各障子を簡単に回転できる。
請求項2によれば第1・第2側部障子B,Dを開放する
ことで換気できると共に、その開放を簡単にでき、中間
部障子Cによって大きな非常用出入口を得ることができ
る。つまり、火災等の非常時には中間部障子Cのガラス
を割って非常用脱出入口とする。請求項3によれば、第
1側部障子B、中間部障子C、第2側部障子Dと窓枠A
を気密できるし、第1側部障子Bと中間部障子Cの突き
合せ及び中間部障子Cと第2側部障子Dの突き合せ部を
気密でき、縦中骨が不要となるから見栄えの良い連窓と
なる。請求項4によれば中間部障子Cは窓枠Aの上部枠
1、下部枠2にロック、ロック解除され、第1側部障子
B及び第2側部障子Dは中間部障子Cにロック、ロック
解除されるから、窓枠Aに縦中骨を設けなくとも中間部
障子C、第1側部障子B、第2側部障子Dを強固にロッ
クできる。したがって、連窓の見栄えを向上できるし、
中間部障子C、第1側部障子B、第2側部障子Dが強風
等によって窓枠Aに対してがたつくこととがない。請求
項5によれば、中間部障子Cの面内方向一側部を室内側
に引寄せできるし、面内方向他側部を室外側に引寄せで
きるから、中間部障子Cを窓枠Aに十分に気密できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連窓の正面図である。
【図2】連窓を構成する窓枠、第1側部障子、中間部障
子、第2側部障子を分解した概略説明図である。
【図3】第1側部障子部分の縦断面図である。
【図4】中間部障子部分の面内方向一側寄りの縦断面図
である。
【図5】中間部障子部分の面内方向他端寄りの縦断面図
である。
【図6】面内方向一側部の横断面図である。
【図7】面内方向他側部の横断面図である。
【図8】第1ロック機構とガイド機構の拡大正面図であ
る。
【図9】図8の断面側面図である。
【図10】ガイド機構の断面側面図である。
【図11】第2ロック機構の拡大正面図である。
【図12】図11の断面側面図である。
【図13】駆動機構の拡大正面図である。
【図14】図13の断面側面図である。
【図15】ロック機構と操作機構の拡大正面図である。
【図16】ロック機構の横断面図である。
【図17】操作機構の横断面図である。
【図18】気密材の配列を示す説明図である。
【図19】気密ブロック取付部の斜視図である。
【図20】第1側部障子と中間部障子の突き合せ部の横
断面図である。
【図21】図20のE−E断面図である。
【図22】第2側部障子と中間部障子の下部気密部の斜
視図である。
【図23】気密部材取付部の斜視図である。
【図24】第2側部障子と中間部障子の突き合せ部の横
断面図である。
【図25】図24のF−F断面図である。
【符号の説明】
A…窓枠、B…第1側部障子、C…中間部障子、D…第
2側部障子、1…上部枠、2…下部枠、3…第1縦部
枠、4…第2縦部枠、5…上枠、6…第1上枠アタッチ
メント、7…第2上枠アタッチメント、8…一側戸当り
部、9…他側戸当り部、10…中間部上障子通過凹部、
11…下枠、12…第1下枠アタッチメント、13…第
2下枠アタッチメント、14…一側戸当り部、15…他
側戸当り部、16…中間部下障子通過凹部、17…第1
縦枠、18…第1縦枠アタッチメント、19…戸当り
部、20…第2縦枠、21…第2縦枠アタッチメント、
22…戸当り部、23…上框、24…下框、25…吊元
框、26…戸先框、27…ガラス、28…上框、29…
下框、30…吊元框、31…戸先框、32…ガラス、3
3…上部框、34…下部框、35…第1縦部框、36…
第2縦部框、37…ガラス、38…上框、39…上框ア
タッチメント、40…戸当り部、41…下框、42…下
框アタッチメント、43…戸当り部、44…第1縦框、
45…第1縦框アタッチメント、46…戸当り、47…
第2縦框、48…第2縦框アタッチメント、49…戸当
り部、56…上横枠気密材、66…下横枠気密材、76
…縦枠気密材、83…上横障子気密材、84…下横障子
気密材、85…吊元縦気密材、86…戸先縦気密材、9
4…上横障子気密材、95…下横障子気密材、96…縦
障子気密材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部枠1と下部枠2と第1縦部枠3と第
    2縦部枠4を方形状に枠組みした窓枠Aと、 上框23と下框24と吊元框25と戸先框26を方形状
    に枠組みし、その内部にガラス27を装着した第1側部
    障子Bと、 上部框33と下部框34と第1縦部框35と第2縦部框
    36を方形状に枠組みし、その内部にガラス37を装着
    した中間部障子Cと、 上框28と下框29と吊元框30と戸先框31を方形状
    に枠組みし、その内部にガラス32を装着した第2側部
    障子Dを備え、 前記第1側部障子Bの吊元框25を窓枠Aの第1縦部枠
    3に面外方向室外側に回転自在に連結して一側外開き窓
    とし、 前記第2側部障子Dの吊元框30を窓枠Aの第2縦部枠
    4に面外方向室外側に回転自在に連結して他側外開き窓
    とし、 前記中間部障子Cの上部框33の長手方向中間部を窓枠
    Aの上部枠1における長手方向中間部に、下部框34の
    長手方向中間部を下部枠2における長手方向中間部に縦
    軸によって面外方向に回転自在にそれぞれ連結して中間
    部縦軸回転窓としたことを特徴とする連窓。
  2. 【請求項2】 第1側部障子Bと第2側部障子Dの面内
    方向寸法を小さく、中間部障子Cの面内方向寸法を大き
    くした請求項1記載の連窓。
  3. 【請求項3】 前記上部枠1を、上枠5と、その上枠5
    の長手方向一側部に設けた一側戸当り部8と、上枠5の
    長手方向他側部に設けた他側戸当り部9より成り、その
    一側戸当り部8と他側戸当り部9との間に中間部上障子
    通過凹部10を有するものとし、 前記下部枠2を、下枠11と、その下枠11の長手方向
    一側部に設けた一側戸当り部14と、下枠11の長手方
    向他側部に設けた他側戸当り部15より成り、その一側
    戸当り部14と他側戸当り部15との間に中間部下障子
    通過凹部16を有するものとし、 前記第1・第2縦部枠3,4を、第1・第2縦枠17,
    20に戸当り部19,22を設けたものとし、 前記第1側部障子Bの各框と第2側部障子Dの各框には
    上横障子気密材83、下横障子気密材84、吊元縦気密
    材85、戸先縦気密材86を4周連続してそれぞれ装着
    し、その上下横障子気密材83,84と吊元縦気密材8
    5を前記窓枠の各戸当り部に圧接するようにし、 前記上部框33を上框38の長手方向他側部に前記中間
    部上障子通過凹部10と対向した戸当り部40を設け、
    その上框38他側部に上横障子気密材94を装着したも
    のとし、前記下部框34を下框41の長手方向他側部に
    前記中間部下障子通過凹部16と対向した戸当り部43
    を設け、その下框41の他側部に下横気密材95を装着
    したものとし、第1・第2縦部框35,36を第1・第
    2縦框44,48に戸当り部46,48を設けたものと
    し、 前記上下横障子気密材94,95を窓枠Aの一側部に設
    けた一側戸当り部8,14に圧接すると共に、第1・第
    2縦部框35,36の戸当り部46,49に第1・第2
    側部障子B,Dの戸先縦気密材86をそれぞれ圧接した
    請求項1又は2記載の連窓。
  4. 【請求項4】 上部枠1と下部枠2と第1縦部枠3と第
    2縦部枠4を方形状に枠組みした窓枠Aと、 上框23と下框24と吊元框25と戸先框26を方形状
    に枠組みし、その内部にガラス27を装着した第1側部
    障子Bと、 上部框33と下部框34と第1縦部框35と第2縦部框
    36を方形状に枠組みし、その内部にガラス37を装着
    した中間部障子Cと、 上框28と下框29と吊元框30と戸先框31を方形状
    に枠組みし、その内部にガラス32を装着した第2側部
    障子Dを備え、 前記第1側部障子Bの吊元框25を窓枠Aの第1縦部枠
    3に面外方向室外側に回転自在に連結して一側外開き窓
    とし、 前記第2側部障子Dの吊元框30を窓枠Aの第2縦部枠
    4に面外方向室外側に回転自在に連結して他側外開き窓
    とし、 前記中間部障子Cの上部框33の長手方向中間部を窓枠
    Aの上部枠1における長手方向中間部に、下部框34の
    長手方向中間部を下部枠2における長手方向中間部に縦
    軸によって面外方向に回転自在にそれぞれ連結して中間
    部縦軸回転窓とし、 前記第1側部障子Bの戸先框26と中間部障子Cの第1
    縦部框35を突き合せると共に、第2側部障子Dの戸先
    框31と中間部障子Cの第2縦部框35を突き合せ、 前記上部枠1と上部框33及び下部枠2と下部框34に
    亘って中間部障子Cを窓枠Aにロック、ロック解除する
    ロック機構をそれぞれ取付け、このロック機構を上部框
    33、下部框34に沿って摺動自在に設けた摺動杆11
    0に取付けた引寄具111,120と前記上部枠1、下
    部枠2に取付けられて引寄具111,120と面外方向
    に係合する引寄受け具112,121より構成し、 前記摺動杆110を摺動する駆動機構eを中間部障子C
    の框に取付け、 前記第1・第2側部障子B,Dの戸先框26,31にロ
    ック受け部材140をそれぞれ取付け、中間部障子Cの
    第1・第2縦部框35,36に前記ロック受け部材14
    0に係脱自在なるロック部材141をそれぞれ取付け、 前記各戸先框26,31には摺動ブロック153と、そ
    の摺動ブロック153を摺動する摺動機構156を設
    け、前記第1・第2縦部框35,36にはロック部材1
    41を作動するロック用摺動杆148を設け、このロッ
    ク用摺動杆148と前記摺動ブロック153を面外方向
    に係脱自在に連結したことを特徴とする連窓。
  5. 【請求項5】 前記ロック機構を中間部障子Cの面内方
    向一側寄りに設けた第1ロック機構aと面内方向他側寄
    りに設けた第2ロック機構bより構成し、 その第1ロック機構aを構成する引寄具111が引寄受
    け具112の面外方向室内側の引寄せ受面112aに接
    し、第2ロック機構bを構成する引寄具120が引寄受
    け具121の面外方向室外側の引寄せ受け面125aに
    接するようにした請求項4記載の連窓。
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