JPH08135227A - 片持型二段式駐車装置 - Google Patents

片持型二段式駐車装置

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JPH08135227A
JPH08135227A JP31008594A JP31008594A JPH08135227A JP H08135227 A JPH08135227 A JP H08135227A JP 31008594 A JP31008594 A JP 31008594A JP 31008594 A JP31008594 A JP 31008594A JP H08135227 A JPH08135227 A JP H08135227A
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pallet
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drive
transmission rope
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督 相馬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】よりシンプルな機構にて、低価格にて入手可能
なる二段式の駐車装置を提供する。 【構成】板状体の両側面近傍にプーリーを軸着したパレ
ットを設け、基台後部に立設された支持枠上面にパレッ
ト後端を回動可能に軸支し、基台前部両側に駆動側支柱
と従動側支柱を対向させて立設し、従動側の支柱上部に
伝達ロープの一端を固定し、駆動側支柱下部近傍に伝達
ロープ他端を固定するとともに、上部固定側の伝達ロー
プをその下方に位置するプーリー下面に当接させ、下部
固定側の伝達ロープをその上方に位置するプーリー上面
に当接させ、駆動側支柱の上部に設けた駆動源により、
パレット適所に固定された駆動ロープを昇降させること
によって、パレット後端の軸支部分を回動中心としてパ
レット前部を上下に昇降させるよう構成されたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車を載せるパレット
の一端を軸支した構成による、簡易型の二段式駐車装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、二段式の駐車装置は種々の形
式が採用されているが、その大半はパレットを水平を保
ちつつ昇降させるものであって、本発明にて示すよう
な、パレットの端部を軸支した構成のものは見当たらな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の二段式駐車装置
は、昇降パレット上に車を載せ、このパレットを上昇さ
せて上方に位置させ、その下方に他の車を位置させるも
のである。このパレットは水平を保ったまま昇降させる
ものであるため、油圧などを用いてパレットの周囲に複
数個所の昇降部分を設けて目的を達するものなどがあ
る。しかし、この方法では装置自体が複雑で大掛かりな
ものとなるため、低価格では入手できない。この発明
は、従来のパレット移動方式を変更し、図8にて示すよ
うに、傾斜状態での駐車を可能とするものであり、従来
品よりシンプルな機構での駐車装置および低価格での装
置を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て本発明は、パレットの一端を軸支させ、パレットの他
端をプーリーとロープを用いた伝達機構によって左右の
平衡を保ちつつ、駆動源によってパレット前部を昇降可
能に構成した。すなわち、板状体の両側面近傍にプーリ
ーを軸着したパレットを設け、基台後部に立設された支
持枠上面にパレット後端を回動可能に軸支し、基台前部
両側に駆動側支柱と従動側支柱を対向させて立設し、従
動側の支柱上部に伝達ロープの一端を固定し、駆動側支
柱下部近傍に伝達ロープ他端を固定するとともに、上部
固定側の伝達ロープをその下方に位置するプーリー下面
に当接させ、下部固定側の伝達ロープをその上方に位置
するプーリー上面に当接させ、駆動側支柱の上部に設け
た駆動源により、パレット適所に固定された駆動ロープ
を昇降させることによって、パレット後端の軸支部分を
回動中心としてパレット前部を上下に昇降させるよう構
成する。本発明は以上の構成よりなる片持型二段式駐車
装置である。
【0005】
【作用】本発明を使用するには、まずパレット前部を最
下位置に設定する。次に、搭載しようとする車をパレッ
ト前方よりパレット上に移動させる。そして、駆動源を
ONにすると、ドラムが回転してこのドラムに巻回され
ている駆動ロープは上方に移動し始めるが、駆動ロープ
端はパレットに固定されているので、パレットは後部の
軸支部分を回動中心として回動を始め、パレット前部は
上方に移動する。このとき、プーリーは伝達ロープに接
して互いに逆方向に回転しながらパレットとともに上昇
する。所定位置までパレットが上昇したとき、駆動源を
止めてパレット位置を固定する。そして次に、パレット
下方のスペースに他の車を移動させて搭載が完了する。
車を出すときは、上記の逆の手順にて行なえばよい。以
上のように、本発明は1本の駆動ロープにてパレットを
回動させつつその前部を昇降させることが可能である。
これは、パレットに軸支された一対のプーリーと、支柱
に固定された伝達ロープとの関係によって成立する。つ
まり、図6を用いて説明すれば、パレット左方の荷重は
駆動ロープにて支えられる。またパレット右方の荷重は
伝達ロープとパレット右方のプーリーにて支えられる。
いま、駆動源を作動させて駆動ロープを上昇させようと
すると、駆動ロープ端が固定されているパレット左方も
上昇しようとするが、伝達ロープの一端は支柱下方に固
定され、かつプーリー上面に当接しているために、この
プーリーは回動し、同時に、対向するプーリーも回動す
るが、この伝達ロープの他端は支柱上部に固定されてい
るので、パレット右方も同時に上昇することとなる。従
って、パレットは前方から見て左右に傾くことなく、平
衡を保ちながらその前部が昇降する。以上のように本装
置は、一つの駆動源にてパレットの左右の平衡を保ちつ
つ、その回動と昇降が可能となるため、従来品に比べて
よりシンプルな機構にて目的を達することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
において、1は基台で、長方形状の枠体にて形成され、
その前端には傾斜面が設けられている。2は駆動側支柱
で、断面略コ字形の板体であり、その下部は基台の前端
近傍側面に固着される。3は従動側支柱で、支柱2と同
形のものが基台をはさんで対向して設けられる。4はパ
レットで、略長方形状の板体であり、その両側端を少し
立ち上げ、またパレット後部を鈍角に少し上方に折曲し
た形状を有している。このパレットの両側面近傍下面に
はプーリー5およびプーリー6が軸支され、またパレッ
ト側面適所には一対のガイドローラー7および8が軸支
される。9は箱形のモーターケースで、支柱2の上端に
固着される。このモーターケース内には、減速機構付き
モーター(ギヤードモーター)10が取付けられ、モー
ターの出力軸にはドラム11が取付けられる。12はパ
レット側面に固着された板状の中間ステー、13は支柱
3の内側上方に固着される上部ステー、14は支柱2の
近傍の基台上に設けられる下部ステーである。15はド
ラムと中間ステー間に張設される駆動ロープ、16は各
ステーおよびプーリー間に張設される伝達ロープ、17
は基台後部に立設されるコ字形の支持枠、18は支持枠
上に固定される支持ブロック、19はパレット後端下面
に設けられる突片である。本発明の使用および作用につ
いては前項にて記したが、本例ではガイドローラーをパ
レットの両端に設けて、パレット昇降時の安定を図って
いる。支柱2と3は、断面略コ字形であるが凹部分が向
き合って立設されており、ガイドローラー端はこの支柱
の凹部面と接して回動する仕組である。なお、支持ブロ
ックに突片が軸支され、この軸を中心としてパレットが
回動する構成である。
【0007】図5は本発明の他の実施例を示すものであ
る。図において、20はL形板による保持ブロック、2
1はアーム、22はコイルスプリングである。そして保
持ブロックとアーム間にはリミットスイッチ(図示略)
が設けられる。上記構成は、パレット移動中に荷重に変
動が発生した場合、例えばパレット先端が地面上の障害
物に当たったときには、荷重の一部がこの当接個所にて
支えられ、伝達ロープに加わる荷重が減少し、スプリン
グコイルの作用でアームは上方へ少し移動してリミット
スイッチが作動し、モーターの電源をOFFとして、装
置の破損を未然に防止することができる。以上のよう
に、本発明によってシンプルな構成の二段式駐車装置を
得ることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、1個の駆動源と、プー
リーおよびロープの組み合わせ機構によって、パレット
の後端を回動中心としてパレットの前部を昇降差せるこ
とができ、従来より簡易な機構による二段式の駐車装置
を提供することができる。また、パレット荷重の一部
は、パレット後部の軸支部分に負担させることができ、
より小さな駆動力にて本装置を作動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の左側面図
【図2】本発明の正面図
【図3】本発明のパレット昇降機能の説明図
【図4】本発明のパレット軸支機構の説明図
【図5】本発明の他の実施例におけるリミット機構説明
【図6】本発明の作動原理説明図
【図7】本発明の使用状態図
【図8】本発明の使用状態図(車搭載状態)
【符号の説明】
1 基台 2 駆動側支柱 3 従動側支柱 4 パレット 5 プーリー 6 プーリー 7 ガイドローラー 8 ガイドローラー 9 モーターケース 10 ギヤードモーター 11 ドラム 12 中間ステー 13 上部ステー 14 下部ステー 15 駆動ロープ 16 伝達ロープ 17 支持枠 18 支持ブロック 19 突片 20 保持ブロック 21 アーム 22 コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体の両側面近傍にプーリーを軸着した
    パレットを設け、基台後部に立設された支持枠上面にパ
    レット後端を回動可能に軸支し、基台前部両側に駆動側
    支柱と従動側支柱を対向させて立設し、従動側の支柱上
    部に伝達ロープの一端を固定し、駆動側支柱下部近傍に
    伝達ロープ他端を固定するとともに、上部固定側の伝達
    ロープをその下方に位置するプーリー下面に当接させ、
    下部固定側の伝達ロープをその上方に位置するプーリー
    上面に当接させ、駆動側支柱の上部に設けた駆動源によ
    り、パレット適所に固定された駆動ロープを昇降させる
    ことによって、パレット後端の軸支部分を回動中心とし
    てパレット前部を上下に昇降させるよう構成されたこと
    を特徴とする片持型二段式駐車装置。
JP6310085A 1994-11-07 1994-11-07 片持型二段式駐車装置 Expired - Fee Related JP3016115B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105839957A (zh) * 2016-06-12 2016-08-10 山东建筑大学 一种简易立体车库
CN106639415A (zh) * 2016-11-11 2017-05-10 北京化工大学 一种新型立体停车装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105839957A (zh) * 2016-06-12 2016-08-10 山东建筑大学 一种简易立体车库
CN105839957B (zh) * 2016-06-12 2017-12-08 山东建筑大学 一种简易立体车库
CN106639415A (zh) * 2016-11-11 2017-05-10 北京化工大学 一种新型立体停车装置

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