JPH08134786A - ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤInfo
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- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 46
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 title claims abstract 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 18
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims abstract description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
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-
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- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
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- Tyre Moulding (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム物品内において補強コードに応力が生じ
ても、破断またはバラケが従来コードに比し大幅に抑え
られた複撚り構造のスチールコード、および該スチール
コードをベルト層の補強材として使用することにより耐
久性の改善された空気入りタイヤを提供する。 【構成】 2本以上のスチールフィラメントを撚り合わ
せたストランドを更に2本以上撚り合わせた複撚り構造
のゴム物品補強用スチールコードにおいて、上記ストラ
ンド同士を束ねるために用いるスパイラルフィラメント
の直径RP が式、0.24≦RP /d(式中、dは、ス
トランド同士が最も近付いた点からコード外接円までの
距離を示す)で表される関係を満足する。
ても、破断またはバラケが従来コードに比し大幅に抑え
られた複撚り構造のスチールコード、および該スチール
コードをベルト層の補強材として使用することにより耐
久性の改善された空気入りタイヤを提供する。 【構成】 2本以上のスチールフィラメントを撚り合わ
せたストランドを更に2本以上撚り合わせた複撚り構造
のゴム物品補強用スチールコードにおいて、上記ストラ
ンド同士を束ねるために用いるスパイラルフィラメント
の直径RP が式、0.24≦RP /d(式中、dは、ス
トランド同士が最も近付いた点からコード外接円までの
距離を示す)で表される関係を満足する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム物品補強用スチール
コード、詳しくは、2本以上のスチールフィラメントを
撚り合わせたストランドを更に2本以上撚り合わせた複
撚り構造のゴム物品補強用スチールコードおよび当該ス
チールコードをベルト層の補強材として用いた空気入り
ラジアルタイヤに関するものである。
コード、詳しくは、2本以上のスチールフィラメントを
撚り合わせたストランドを更に2本以上撚り合わせた複
撚り構造のゴム物品補強用スチールコードおよび当該ス
チールコードをベルト層の補強材として用いた空気入り
ラジアルタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤやコンベアベルト
の補強に使用されるスチールコードを束ねるためにスパ
イラル用のフィラメントが用いられているが、かかるフ
ィラメントはゴム物品の補強材としてはコードの長手方
向の応力に対して殆ど張力をもたないため、0.12〜
0.15mm程度のなるべく細いものが用いられてき
た。
の補強に使用されるスチールコードを束ねるためにスパ
イラル用のフィラメントが用いられているが、かかるフ
ィラメントはゴム物品の補強材としてはコードの長手方
向の応力に対して殆ど張力をもたないため、0.12〜
0.15mm程度のなるべく細いものが用いられてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建設車両や大型ダンプ
等のタイヤの補強材としてスチールコードを使用する場
合、より大きなコード強力が必要となり、そのため複数
本のスチールフィラメントを撚り合わせたストランドを
更に撚り合わせた複撚り構造が広く採用されている。
等のタイヤの補強材としてスチールコードを使用する場
合、より大きなコード強力が必要となり、そのため複数
本のスチールフィラメントを撚り合わせたストランドを
更に撚り合わせた複撚り構造が広く採用されている。
【0004】かかる複撚り構造のスチールコードは、そ
のコードに引張りまたは圧縮の応力が生じた場合、スト
ランドが大きく回転を伴いながら動くため、従来の細い
スパイラル用のフィラメントは、当該フィラメントがタ
イヤ中で切れてしまい、そのために発熱が大きくなり、
いわゆるヒートセパレーションの原因となったり、コー
ドがまとまっていないために石等の突起を踏んだ際にば
らばらに破断して、パンクし易くなる等の問題があっ
た。しかし、これまでは複撚り構造のスチールコードに
おけるスパイラルフィラメントの太さと、その破断との
関係が明らかではなかったために、スパイラルフィラメ
ントとしては上述の如く細いものが用いられていた。
のコードに引張りまたは圧縮の応力が生じた場合、スト
ランドが大きく回転を伴いながら動くため、従来の細い
スパイラル用のフィラメントは、当該フィラメントがタ
イヤ中で切れてしまい、そのために発熱が大きくなり、
いわゆるヒートセパレーションの原因となったり、コー
ドがまとまっていないために石等の突起を踏んだ際にば
らばらに破断して、パンクし易くなる等の問題があっ
た。しかし、これまでは複撚り構造のスチールコードに
おけるスパイラルフィラメントの太さと、その破断との
関係が明らかではなかったために、スパイラルフィラメ
ントとしては上述の如く細いものが用いられていた。
【0005】そこで本発明の目的は、ゴム物品内におい
て補強コードに応力が生じても、破断またはバラケが従
来コードに比し大幅に抑えられた複撚り構造のスチール
コード、および該スチールコードをベルト層の補強材と
して使用することにより耐久性の改善された空気入りラ
ジアルタイヤを提供することにある。
て補強コードに応力が生じても、破断またはバラケが従
来コードに比し大幅に抑えられた複撚り構造のスチール
コード、および該スチールコードをベルト層の補強材と
して使用することにより耐久性の改善された空気入りラ
ジアルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、複撚り構造のスチールコ
ードのスパイラルフィラメントの太さを、ストランド同
士が最も近付いた点からコード外接円までの距離との関
係で所定以上に太くすることにより、上記目的を達成し
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
解決すべく鋭意検討した結果、複撚り構造のスチールコ
ードのスパイラルフィラメントの太さを、ストランド同
士が最も近付いた点からコード外接円までの距離との関
係で所定以上に太くすることにより、上記目的を達成し
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、2本以上のスチール
フィラメントを撚り合わせたストランドを更に2本以上
撚り合わせた複撚り構造のゴム物品補強用スチールコー
ドにおいて、上記ストランド同士を束ねるために用いる
スパイラルフィラメントの直径RPが次式、 0.24≦RP /d (式中、dは、ストランド同士が最も近付いた点からコ
ード外接円までの距離を示す)で表される関係を満足す
ることを特徴とするゴム物品補強用スチールコードに関
するものである。
フィラメントを撚り合わせたストランドを更に2本以上
撚り合わせた複撚り構造のゴム物品補強用スチールコー
ドにおいて、上記ストランド同士を束ねるために用いる
スパイラルフィラメントの直径RPが次式、 0.24≦RP /d (式中、dは、ストランド同士が最も近付いた点からコ
ード外接円までの距離を示す)で表される関係を満足す
ることを特徴とするゴム物品補強用スチールコードに関
するものである。
【0008】好ましくは、上記スパイラルフィラメント
の直径RP が次式、 0.24≦RP /d≦0.51 (式中、dは前記のものと同じものを示す)で表される
関係を満足する。
の直径RP が次式、 0.24≦RP /d≦0.51 (式中、dは前記のものと同じものを示す)で表される
関係を満足する。
【0009】更に好ましくは、上記スパイラルフィラメ
ントの直径RP が次式、 0.80≦RP /df (式中、dfは、ストランド内の最も外側の層をなすフ
ィラメント同士が最も近付いた点から、そのストランド
の外接円までの距離を示す)で表される関係を満足す
る。
ントの直径RP が次式、 0.80≦RP /df (式中、dfは、ストランド内の最も外側の層をなすフ
ィラメント同士が最も近付いた点から、そのストランド
の外接円までの距離を示す)で表される関係を満足す
る。
【0010】また、本発明は上記ゴム物品補強用スチー
ルコードをベルト層の補強材として用いた空気入りラジ
アルタイヤに関するものである。
ルコードをベルト層の補強材として用いた空気入りラジ
アルタイヤに関するものである。
【0011】
【作用】本発明においては、複数本のスチールフィラメ
ントを撚り合わせストランドを更に撚り合わせた複撚り
構造のゴム物品補強用スチールコードにおいて、スパイ
ラルフィラメントの直径RP を、ストランド同士が最も
近付いた点からコード外接円までの距離dとの関係で、
式0.24≦RP /dを満足するように太くすることに
より、ゴム物品中でコードに応力が生じた際のストラン
ドの動きが抑えられ、かつスパイラルフィラメントの強
力が向上することによりそれ自身切れにくくなる。
ントを撚り合わせストランドを更に撚り合わせた複撚り
構造のゴム物品補強用スチールコードにおいて、スパイ
ラルフィラメントの直径RP を、ストランド同士が最も
近付いた点からコード外接円までの距離dとの関係で、
式0.24≦RP /dを満足するように太くすることに
より、ゴム物品中でコードに応力が生じた際のストラン
ドの動きが抑えられ、かつスパイラルフィラメントの強
力が向上することによりそれ自身切れにくくなる。
【0012】本発明は、特定の複撚り構造に限定される
ものではなく、これまで知られている種々の複撚り構造
に適用することができる。すなわち、これまでゴム物品
補強用スチールコードに用いられていたスパイラルフィ
ラメントは、ゴム物品の補強材としてのコードが長手方
向の応力に対して殆ど張力をもたないとの見地から、
0.12〜0.15mm程度のできるだけ細いものが用
いられてきたが、本発明においては、ゴム物品中での複
撚り構造のコードの挙動等の研究から、かかる複撚り構
造のスチールコードにおいては、その構造にかかわらず
スパイラルフィラメントの太さを、上記式の関係を満足
するようにすることにより、補強すべきゴム物品の耐久
性を大幅に向上させることができることを明らかにした
ものである。
ものではなく、これまで知られている種々の複撚り構造
に適用することができる。すなわち、これまでゴム物品
補強用スチールコードに用いられていたスパイラルフィ
ラメントは、ゴム物品の補強材としてのコードが長手方
向の応力に対して殆ど張力をもたないとの見地から、
0.12〜0.15mm程度のできるだけ細いものが用
いられてきたが、本発明においては、ゴム物品中での複
撚り構造のコードの挙動等の研究から、かかる複撚り構
造のスチールコードにおいては、その構造にかかわらず
スパイラルフィラメントの太さを、上記式の関係を満足
するようにすることにより、補強すべきゴム物品の耐久
性を大幅に向上させることができることを明らかにした
ものである。
【0013】スパイラルフィラメントの太さをあまり太
くし過ぎると、該スパイラルフィラメントの周囲のゴム
との剛性段差が大きくなり、セパレーションを起こし易
くなるため、好ましくはRP /dを0.51以下とす
る。
くし過ぎると、該スパイラルフィラメントの周囲のゴム
との剛性段差が大きくなり、セパレーションを起こし易
くなるため、好ましくはRP /dを0.51以下とす
る。
【0014】特に凹凸の大きなストランド形状の場合に
は、ゴム物品内において補強コードに応力が生じた際に
スパイラルフィラメントに加わる入力はより一層大きく
なるため、スパイラルフィラメントの直径RP が、スト
ランド内の最も外側の層をなすフィラメント同士が最も
近付いた点からそのストランドの外接円までの距離d f
との関係で、式0.80≦RP /df を満足するように
することが好ましい。
は、ゴム物品内において補強コードに応力が生じた際に
スパイラルフィラメントに加わる入力はより一層大きく
なるため、スパイラルフィラメントの直径RP が、スト
ランド内の最も外側の層をなすフィラメント同士が最も
近付いた点からそのストランドの外接円までの距離d f
との関係で、式0.80≦RP /df を満足するように
することが好ましい。
【0015】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により具体
的に説明する。下記の表1および表2に示す複撚り構
造、スパイラルフィラメント直径Rp 、ストランド同士
が最も近付いた点からコード外接円までの距離d、Rp
/dの比、ストランド内の最も外側の層をなすフィラメ
ント同士が最も近付いた点からそのストランドの外接円
までの距離df およびRP /df の比に従うスチールコ
ードを各種試作した。なお、表1および表2に示す実施
例のコード構造うち、7×(3+9)×0.36mm+
1構造を図1に、7×(1×12)×0.36mm+1
構造を図2に、また4×(1×3)×0.36mm+1
構造を図3に夫々示す。
的に説明する。下記の表1および表2に示す複撚り構
造、スパイラルフィラメント直径Rp 、ストランド同士
が最も近付いた点からコード外接円までの距離d、Rp
/dの比、ストランド内の最も外側の層をなすフィラメ
ント同士が最も近付いた点からそのストランドの外接円
までの距離df およびRP /df の比に従うスチールコ
ードを各種試作した。なお、表1および表2に示す実施
例のコード構造うち、7×(3+9)×0.36mm+
1構造を図1に、7×(1×12)×0.36mm+1
構造を図2に、また4×(1×3)×0.36mm+1
構造を図3に夫々示す。
【0016】試作したスチールコードのうち、比較例1
〜3および実施例1〜8のスチールコードについては、
それぞれサイズ37.00R57のオフロード用大型ラ
ジアルタイヤの第3および第4ベルト層に打込み数8.
0本/5cmにて適用した。7×(3+9)
×0.36mm+1構造のスチールコードに関しては比
較例1を100として、また7×(1×12)
×0.36mm+1構造のスチールコードについては比
較例3を100として、それぞれタイヤ故障までの耐久
性(走行時間)を指数にて表示した。数値が大きいほど
結果が良好である。
〜3および実施例1〜8のスチールコードについては、
それぞれサイズ37.00R57のオフロード用大型ラ
ジアルタイヤの第3および第4ベルト層に打込み数8.
0本/5cmにて適用した。7×(3+9)
×0.36mm+1構造のスチールコードに関しては比
較例1を100として、また7×(1×12)
×0.36mm+1構造のスチールコードについては比
較例3を100として、それぞれタイヤ故障までの耐久
性(走行時間)を指数にて表示した。数値が大きいほど
結果が良好である。
【0017】また、比較例4および実施例9〜10のス
チールコードについては、それぞれサイズ14.00R
22.5のオフロード用大型ラジアルタイヤの第2およ
び第3ベルト層に打込み数7.2本/5cmにて適用し
た。これらタイヤについて、比較例4を100として、
それぞれタイヤ故障までの耐久性(走行距離)を指数に
て表示した。数値が大きいほど結果が良好である。得ら
れた結果を表1および表2に併記する。
チールコードについては、それぞれサイズ14.00R
22.5のオフロード用大型ラジアルタイヤの第2およ
び第3ベルト層に打込み数7.2本/5cmにて適用し
た。これらタイヤについて、比較例4を100として、
それぞれタイヤ故障までの耐久性(走行距離)を指数に
て表示した。数値が大きいほど結果が良好である。得ら
れた結果を表1および表2に併記する。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のゴム
物品補強用スチールコードにおいては、複撚り構造のス
チールコードのスパイラルフィラメントの太さを、スト
ランド同士が最も近付いた点からコード外接円までの距
離との関係で所定以上に太くしたことにより、ゴム物品
内において当該補強コードに応力が生じても、破断また
はバラケが従来コードに比し大幅に抑えられ、よってこ
のスチールコードをベルト層の補強材として使用するこ
とにより空気入りタイヤの耐久性を大幅に向上させるこ
とができる。
物品補強用スチールコードにおいては、複撚り構造のス
チールコードのスパイラルフィラメントの太さを、スト
ランド同士が最も近付いた点からコード外接円までの距
離との関係で所定以上に太くしたことにより、ゴム物品
内において当該補強コードに応力が生じても、破断また
はバラケが従来コードに比し大幅に抑えられ、よってこ
のスチールコードをベルト層の補強材として使用するこ
とにより空気入りタイヤの耐久性を大幅に向上させるこ
とができる。
【図1】(a)7×(3+9)×0.36mm+1構造
のスチールコードの断面図である。(b)は上記スチー
ルコードの一つのストランドを拡大して示す部分断面図
である。
のスチールコードの断面図である。(b)は上記スチー
ルコードの一つのストランドを拡大して示す部分断面図
である。
【図2】(a)7×(1×12)×0.36mm+1構
造のスチールコードの断面図である。(b)は上記スチ
ールコードの一つのストランドを拡大して示す部分断面
図である。
造のスチールコードの断面図である。(b)は上記スチ
ールコードの一つのストランドを拡大して示す部分断面
図である。
【図3】(a)4×(1×3)×0.36mm+1構造
のスチールコードの断面図である。(b)は上記スチー
ルコードの一つのストランドを拡大して示す部分断面図
である。
のスチールコードの断面図である。(b)は上記スチー
ルコードの一つのストランドを拡大して示す部分断面図
である。
RP スパイラルフィラメントの直径 d ストランド同士が最も近付いた点からコード外接円
までの距離 df ストランド内の最も外側の層をなすフィラメント同
士が最も近付いた点からそのストランドの外接円までの
距離
までの距離 df ストランド内の最も外側の層をなすフィラメント同
士が最も近付いた点からそのストランドの外接円までの
距離
Claims (4)
- 【請求項1】 2本以上のスチールフィラメントを撚り
合わせたストランドを更に2本以上撚り合わせた複撚り
構造のゴム物品補強用スチールコードにおいて、 上記ストランド同士を束ねるために用いるスパイラルフ
ィラメントの直径RPが次式、 0.24≦RP /d (式中、dは、ストランド同士が最も近付いた点からコ
ード外接円までの距離を示す)で表される関係を満足す
ることを特徴とするゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項2】 上記スパイラルフィラメントの直径RP
が次式、 0.24≦RP /d≦0.51 (式中、dは前記のものと同じものを示す)で表される
関係を満足する請求項1記載のゴム物品補強用スチール
コード。 - 【請求項3】 上記スパイラルフィラメントの直径RP
が次式、 0.80≦RP /df (式中、df は、ストランド内の最も外側の層をなすフ
ィラメント同士が最も近付いた点から、そのストランド
の外接円までの距離を示す)で表される関係を満足する
請求項1または請求項2記載のゴム物品補強用スチール
コード。 - 【請求項4】 請求項1記載のゴム物品補強用スチール
コードをベルト層の補強材として用いた空気入りラジア
ルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299018A JPH08134786A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299018A JPH08134786A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08134786A true JPH08134786A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17867169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6299018A Pending JPH08134786A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08134786A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007094222A1 (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Bridgestone Corporation | スチールコード、ゴム-スチールコード複合体およびタイヤ |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP6299018A patent/JPH08134786A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007094222A1 (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Bridgestone Corporation | スチールコード、ゴム-スチールコード複合体およびタイヤ |
JP2007217807A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Bridgestone Corp | スチールコード、ゴム−スチールコード複合体およびタイヤ |
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