JPH08134365A - フタロシアニンモノアゾ化合物 - Google Patents

フタロシアニンモノアゾ化合物

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JPH08134365A
JPH08134365A JP6271318A JP27131894A JPH08134365A JP H08134365 A JPH08134365 A JP H08134365A JP 6271318 A JP6271318 A JP 6271318A JP 27131894 A JP27131894 A JP 27131894A JP H08134365 A JPH08134365 A JP H08134365A
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JP
Japan
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lower alkyl
atom
compound
optionally substituted
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JP6271318A
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English (en)
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Satoyuki Araki
聰之 荒木
Takemi Tokieda
武美 時枝
Shinichi Yabushita
伸一 藪下
Yasuyoshi Ueda
泰嘉 植田
Bunji Tsukise
文治 槻瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】遊離酸の形または塩の形で下記一般式(I) 具体的には、例えば で示されるフタロシアニンモノアゾ化合物、またはその
混合物、およびそれを用いるヒドロキシ基若しくは窒素
含有有機基材の染色または捺染方法。 【効果】これらの化合物は、ヒドロキシ基または窒素含
有有機基材の緑色染料として、染色における良好な均染
性および再現性を有し、また、良好なビルドアップ性、
温度感性、塩感性、アルカリ感性、浴比依存性等の染色
性、さらに、諸堅牢度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維反応性フタロシアニ
ンモノアゾ化合物およびそれらの製造方法に関する。こ
れらの化合物は通常の染色および捺染プロセスにおいて
繊維反応性の緑色染料として用いるのに適する。
【0002】
【従来の技術】緑色染色を可能にするフタロシアニンモ
ノアゾ化合物は、特開平1−221460号公報、特開
平2−115276号公報、または、特開平4−261
470号公報などに記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これ迄、緑色染色用の
種々の反応染料は繊維材料の染色および捺染の分野に広
く使用されている。しかし、現在の技術水準は、特定の
染色法に対する適性に関する高い要求水準並びに染色物
の堅牢性に関する要求の高度化の点から満足すべきもの
とは言えない。前記した公知の反応染料は、温度感性、
塩感性、アルカリ感性、浴比依存性、ビルドアップ性等
の染色性能面において不十分であり、更に改良された染
料の提供が強く望まれている。なかでも、ビルドアップ
性に優れることの重要性は、染色方法の経済性に対する
要求レベルがますます高くなってきている今日、極めて
重要な要素である。また、従来、フタロシアニン系青色
染料、例えば、Reactive Blue 21などと、鮮明黄色染料
を配合して緑色に染色を行なう場合においては、青色染
料と黄色染料の親和性、拡散性などが異なるため、均一
な染色を再現性よく行なうことが困難である。実際に、
従来の配合染色時の問題点である不均染などの染色性能
の改善が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、親和性、
拡散性の差などの問題点を改善し、均染性、染色の再現
性、ビルドアップ性、堅牢度など、その他さらに染料に
対して要求される要件を広く満足できる新規な緑色染色
を可能にする化合物を見い出すべく鋭意検討した結果、
ある種のフタロシアニンモノアゾ化合物が優れた性能を
有することを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち、本発明は、遊離酸の形または塩の形で下記一般式
(I)
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、Pcはフタロシアニン基を表わ
し、Meはニッケル、コバルトまたは銅を表わし、R1
は水素原子、または置換されていてもよい低級アルキル
基を表わし、R2 、R3 は、同一または相異なり、水素
原子、置換されていてもよい低級アルキル基、低級アル
コキシ基またはスルホ基を表わし、R4 、R5 、R
7 は、同一または相異なり、水素原子、または置換され
ていてもよい低級アルキル基を表わし、R6 は塩素原
子、弗素原子、臭素原子、低級アルコキシ基、置換され
ていてもよい低級アルキルアミノ基、脂環式アミノ基、
または、1〜3個の、置換されていてもよい低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、塩素原子、弗素原子、臭素原
子、 -COOH、 -SO3 H若しくは -SO2 2 の基
によって置換されていてもよいフェニルアミノ基を表わ
し、このフェニルアミノ基はさらに、アミノ基の窒素原
子が、置換されていてもよい低級アルキル基で置換され
たものを含み、R8 、R9 は、同一または相異なり、水
素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基またはスルホ基を表わし、R10は置換されて
いてもよい低級アルキル基を表わし、R11、R12は、同
一または相異なり、水素原子、置換されていてもよい低
級アルキル基、低級アルコキシ基、フェノキシ基、アセ
チルアミノ基、プロピオニルアミノ基、マレイニルアミ
ノ基、サクシニルアミノ基または -SO2 3 を表わ
し、X1 、X2 およびX3 は、同一または相異なり、 -
CH=CH2 、 -CH2 CH2 Yを表わし、Yはアルカ
リの作用で脱離する基を表わし、pは0〜2の数を表わ
し、qは1〜3の数を表わし、rは1〜2の数を表わ
し、p+q+rは4以下を表わし、pが0の場合にはR
6 は塩素原子、弗素原子、臭素原子または少なくとも1
つのSO2 2 によって置換されたフェニルアミノ基で
ある。〕で示されるフタロシアニンモノアゾ化合物〔以
下、本発明化合物と記す〕またはそれらの混合物、およ
びその化合物あるいはそれらの混合物を用いるヒドロキ
シ基若しくは窒素含有有機基材の染色または捺染方法を
提供する。
【0007】本発明において、低級とは炭素数1〜4を
意味する。また、アルキル基は特記しない限り直鎖また
は分枝鎖を意味し、置換されていてもよい低級アルキル
基において、置換されていてもよい基としては、ヒドロ
キシ基、シアノ基、アルコキシ基、ハロゲン原子、カル
ボキシ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、
アルキルカルボニルオキシ基、スルホ基、スルファモイ
ル基が望ましく、置換されていてもよい低級アルキル基
としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、sec−ブチル基、2−ヒドロキシエチル基、2
−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、
2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4
−ヒドロキシブチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル
基、3,4−ジヒドロキシブチル基、シアノメチル基、
2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、メトキシ
メチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエチル基、
2−エトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、3−
エトキシプロピル基、2−ヒドロキシ−3−メトキシプ
ロピル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、2−クロ
ロエチル基、2−ブロモメチル基、3−クロロプロピル
基、3−ブロモプロピル基、4−クロロブチル基、4−
ブロモブチル基、カルボキシメチル基、2−カルボキシ
エチル基、3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシ
ブチル基、1,2−ジカルボキシエチル基、カルバモイ
ルメチル基、2−カルバモイルエチル基、3−カルバモ
イルプロピル基、4−カルバモイルブチル基、メトキシ
カルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、2
−メトキシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニ
ルエチル基、3−メトキシカルボニルプロピル基、3−
エトキシカルボニルプロピル基、4−メトキシカルボニ
ルブチル基、4−エトキシカルボニルブチル基、メチル
カルボニルオキシメチル基、エチルカルボニルオキシメ
チル基、2−メチルカルボニルオキシエチル基、2−エ
チルカルボニルオキシエチル基、3−メチルカルボニル
オキシプロピル基、3−エチルカルボニルオキシプロピ
ル基、4−メチルカルボニルオキシブチル基、4−エチ
ルカルボニルオキシブチル基、スルホメチル基、2−ス
ルホエチル基、3−スルホプロピル基、4−スルホブチ
ル基、スルファモイルメチル基、2−スルファモイルエ
チル基、3−スルファモイルプロピル基、4−スルファ
モイルブチル基等をあげることができる。
【0008】本発明において、置換されていてもよい低
級アルキルアミノ基としては、例えば、低級アルコキシ
基、カルボキシ基、スルホ基若しくは低級アルコキシカ
ルボニル基で置換されていてもよいメチルアミノ基、エ
チルアミノ基、iso−プロピルアミノ基、n−プロピ
ルアミノ基、n−ブチルアミノ基、sec−ブチルアミ
ノ基またはiso−ブチルアミノ基等があげられる。
【0009】本発明において、脂環式アミノ基として
は、モルホリノ基、ピペリジノ基、ピペラジノ基等があ
げられる。
【0010】本発明において、Yで表されるアルカリの
作用で脱離する基としては、例えば、スルファート基、
チオスルファート基、ホスファート基、クロロ基、フル
オロ基、ブロモ基等があげられ、中でも、スルファート
基およびクロロ基が好ましい。
【0011】本発明において、Meはニッケルおよび銅
が好ましく、R1 は水素原子、メチル基およびエチル基
が好ましい。
【0012】本発明において、R2 、R3 としては、水
素原子およびスルホ基が好ましく、また、R2 、R3
より置換されたフェニレンまたはナフチレンとしては、
例えば、
【0013】
【化3】
【0014】〔式中、X1 は前記と同じ意味を表わ
す。〕等をあげることができる。
【0015】本発明において、R4 、R5 、R7 は、水
素原子、メチル基およびエチル基が好ましい。
【0016】本発明においてR6 の置換されたフェニル
アミノ基としては、例えば、
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、X2 は前記と同じ意味を表わ
す。〕等をあげることができる。
【0020】本発明において、R8 、R9 としてのいか
なる低級アルキル基も好ましくはメチル基およびエチル
基であり、また、R8 、R9 としては、メトキシ基およ
びスルホ基が好ましく、R8 、R9 により置換されたフ
ェニレン基におけるアセト酢酸アニリド系モノアゾ残基
の置換位置は、好ましくは3または4位、さらに好まし
くは4位である。(化6参照)
【0021】
【化6】
【0022】本発明において、R10としてはメチル基お
よびエチル基が好ましく、さらに好ましくはメチル基で
ある。
【0023】本発明において、R11、R12としてのいか
なる低級アルキル基も好ましくはメチル基およびエチル
基であり、また、R11、R12としては、水素原子が好ま
しい。
【0024】本発明において、R11、R12で置換された
フェニレンまたはナフチレンとしては、例えば、
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】〔式中、X3 は前記と同じ意味を表わ
す。〕等をあげることができる。
【0030】本発明において一般式(I)が塩の形であ
る場合、スルホ基および存在するカルボキシル基に付随
するカチオンは重要ではなく、相当する塩が水溶性であ
る限りにおいて、繊維反応性染料の分野に通常の非発色
性カチオンのいかなるものであっても良い。その様なカ
チオンの例はアルカリ金属カチオンおよび未置換又は置
換アンモニウムカチオン、例えば、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−お
よびテトラ−メチルアンモニウム、トリエチルアンモニ
ウム、モノ−、ジ−、およびトリ−エタノールアンモニ
ウムがあげられ、好ましいカチオンとしては、アルカリ
金属カチオンおよびアンモニウムがあげられ、また、ス
ルホ基および存在するカルボキシ基のカチオンは同一で
あっても相異なっていてもよく、例えば、これらは上記
のカチオンの混合物でもよく、このことは一般式(I)
の化合物が混合塩の形になっていてもよいということを
意味する。
【0031】本発明化合物は、例えば、次の方法で製造
することができる。この方法は遊離酸形または塩の形
の、下記一般式(II)
【0032】
【化11】
【0033】〔式中、Pc、Me、R1 、R2 、R3
4 、R5 、X1 、p、qおよびrは前記と同じ意味を
表わす。〕で示されるフタロシアニン化合物と、下記一
般式(III)
【0034】
【化12】
【0035】〔式中、R7 、R8 、R9 、R10、R11
よびR12は前記と同じ意味を表わす。〕で示されるモノ
アゾ化合物、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンおよび、必要に応じて、一般式(IV) R6 ’H (IV) 〔式中、R6 ’は置換されていてもよい低級アルキルア
ミノ基、脂環式アミノ基、置換されていてもよいフェニ
ルアミノ基、または低級アルコキシ基を表わす。〕で示
される化合物とを任意の順序で縮合させることを含む。
【0036】一般式(IV)において、R6 ’の置換さ
れた低級アルキルアミノ基としては、例えば、低級アル
コキシ基、カルボキシ基、スルホ基若しくは低級アルコ
キシカルボニル基で置換されていてもよいメチルアミノ
基、エチルアミノ基、iso−プロピルアミノ基、n−
プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、sec−ブチ
ルアミノ基またはiso−ブチルアミノ基等があげられ
る。
【0037】一般式(IV)において、R6 ’の置換さ
れたフェニルアミノ基としては、前述のR6 の置換され
たフェニルアミノ基と同様のもの、すなわち、化4およ
び化5で例示したものがあげられる。
【0038】一般式(IV)において、R6 ’の低級ア
ルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、iso
−プロポキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基、
sec−ブトキシ基、iso−ブトキシ基等があげられ
る。
【0039】2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンとの縮合反応の順序としては、特に制限されるもので
はなく、また、反応条件も特に制限されないが、一次的
には反応温度の範囲は−10℃ないし40℃でpHの範
囲は2ないし9、二次的には反応温度の範囲は0℃ない
し70℃でpHの範囲は2ないし9、さらに三次的には
反応温度の範囲は10℃ないし100℃でpHの範囲は
2ないし7に調整しながら縮合させて本発明化合物を得
ることができる。
【0040】フタロシアニン化合物(II)の出発化合
物は公知であるかまたは公知の出発化合物を用いて公知
の方法に従って製造することができるものである。フタ
ロシアニン化合物(II)は、例えば、フタロシアニン
染料の分野に通常のフタロシアニン化合物のスルホ塩素
化を行い、引き続いて下記一般式(V)および(VI)
で示されるジアミンおよびアミンと反応させることによ
り製造することができる。この縮合順序は特に制限され
るものではない。
【0041】
【化13】
【0042】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
よびX1 は前記と同じ意味を表わす。〕
【0043】また、モノアゾ化合物(III)の出発化
合物も公知の方法により、例えば、下記一般式(VII)
で示される化合物をジアゾ化して下記一般式(VIII)で
示す化合物とカップリングさせることで容易に得られ
る。
【0044】
【化14】
【0045】〔式中、R7 、R8 、R9 、R10、R11
よびR12は前記と同じ意味表わす。〕
【0046】本発明における -SO2 X(ここで、Xは
1 、X2 およびX3 を意味する)が -CH2 CH2
で示される場合、Yで示されるアルカリの作用で脱離す
る基がスルファート基やホスファート基などのエステル
類である時、当該エステル基の形成は、縮合反応、ある
いはカップリング反応の後に行っても良い。
【0047】
【化15】
【0048】〔式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同
じ意味を表わし、R13は水素原子、または置換されてい
てもよい低級アルキル基を表わし、AおよびBは、同一
または相異なり、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
塩素原子、弗素原子、臭素原子、 -COOH、 -SO3
Hまたは -SO2 2 を表わす。〕 すなわち、上記一般式(IX)の化合物と、上記モノア
ゾ化合物(III)が反応基を有する場合にはその反応
基の加水分解体、またR6 ’が繊維反応性基、すなわ
ち、少なくとも1つのSO2 2 (X2 は前記と同じ意
味を表わす)で示される基、を有する場合には、その加
水分解体である上記一般式(X)の化合物を用いて前記
の方法に準じて合成を行いエステル化物の前駆体を得、
その後、常法に従ってエステル化を行い本発明化合物を
得ることができる。また、各成分全てが加水分解体であ
る必要はなく、これらのうちのいくつかはエステル体で
あってもよい。
【0049】原料の2,4,6−トリハロゲノ−s−ト
リアジンとしては、特に塩化シアヌルおよびフッ化シア
ヌルが望ましい。
【0050】反応および単離の条件によって、本発明化
合物は遊離酸形または好ましくは塩形でまたは、例え
ば、上記カチオンの1種またはそれ以上を含む混合塩形
で得られる。これは遊離酸形から塩形にまたは塩形の混
合物に、またはその逆に、または1つの塩形から他の塩
形に通常の手段によって変換することができる。
【0051】本発明化合物およびそれらの混合物はヒド
ロキシ基または窒素含有有機基材の染色または捺染のた
めの繊維反応性染料として有用である。好ましい基材は
皮革、および天然または合成ポリアミド、特に天然セル
ロース、例えば、木綿、ビスコースおよび銅アンモニア
レーヨンを含むか、またはこれらからなる繊維材料であ
る。最も好ましい基材は木綿を含むかまたは木綿からな
る繊維基材である。染色または捺染は繊維反応性染料に
通常の公知の方法に従って、上述の繊維材料の物理的化
学的性状に応じて行われる。
【0052】本発明化合物およびそれらの混合物は、従
来より木綿を含有する基材に対しフタロシアニンブルー
とイエローとの配合により鮮明緑色染色を行う場合に問
題となっている色割れを生じない。また、本発明化合物
は他の繊維反応性染料と十分な相容性を有し、類似の染
色特性、例えば、一般の堅牢度特性、染浴から繊維上へ
の吸尽可能な程度などを有する黄色、青色等の他の適当
な繊維反応性染料との組み合わせで適用することもでき
る。
【0053】本発明化合物およびそれらの混合物は、良
好なビルドアップ性を有し、高い吸尽および固着率を与
える。未固着染料部分は容易に基材から洗浄除去するこ
とができる。さらに良好な溶解性を有し、塩やアルカリ
剤などの染色助剤の量や浴比の変動による影響を受けに
くく安定した染色物が得られる。得られる染色物および
捺染物は極めて良好な乾燥および湿潤日光堅牢度特性を
示す。また、これらは湿潤堅牢度特性、例えば、洗濯、
水、海水および汗堅牢度に優れ、また、塩素堅牢度およ
び酸化性の物質、例えば、塩素処理水、次亜塩素酸塩漂
白剤および過酸化物洗濯堅牢度も良好である。さらに、
得られた染色物のフィックス処理時や樹脂加工時におけ
る変色が少ない。
【0054】
【実施例】下記の例は本発明をさらに説明するためのも
のである。例中、部および%は重量部および重量%を表
わす。
【0055】実施例1 Blue縮合液 クロルスルホン酸240部の中に銅フタロシアニンブル
ー57.6部をかき混ぜながら仕込んで、120〜13
0℃として、3〜4時間撹拌した。70℃に冷却した
後、塩化チオニル50部を70℃で3〜5時間で仕込
み、ゆっくりと110〜120℃に昇温して、同温度で
1〜2時間保温した。得られた反応マスを氷水中に0〜
5℃で排出し、濾過水洗して得られたウエットケーキを
氷水でペースト化して銅フタロシアニンスルホクロライ
ドスラリー液約450部を得た。上記スルホクロライド
スラリー液中に、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸
16部を水60部に苛性アルカリを用いて溶解したもの
と、1−アミノベンゼン−3−β−スルファートエチル
スルホン39部を水70部に炭酸ソーダを用いて溶解し
たもの及び、ピリジン1.5部を加え、約20℃で10
〜15時間撹拌した。この間pHを6.0〜6.5に保
つために15%炭酸ソーダ水溶液約200部を使用し
た。Blue縮合反応液約900部を得た。
【0056】Yellowベース 2−アミノナフタレン−3,6,8−トリスルホン酸3
3部を水70部と、苛性ソーダ液を用いてpH7.0〜
8.0に溶解し、その中に亜硝酸ソーダ6.0部を加え
た。この液を35%塩酸20部、水70部、氷70部の
中に10℃以下で滴下してジアゾ化した。過剰の亜硝酸
ソーダをスルファミン酸で消去した後、このジアゾ液
を、2−アミノ−4−メトキシ−5−(3’−オキソブ
チリルアミノ)ベンゼンスルホン酸25.7部の約10
%水溶液に滴下した。この間pHを6.0〜6.5に保
つために15%炭酸ソーダ水溶液約45部を使用した。Ye
llowベース反応液約700部を得た。
【0057】染料化 水80部、氷80部の中に2,4,6−トリクロロ−s
−トリアジン16.2部を仕込み、撹拌し十分に分散さ
せた。これに、上記のYellowベース反応液を加
え、10〜15℃で1〜2時間撹拌した。次いで上記
のBlue縮合液を加え、40〜45℃で3〜4時間撹
拌した。またこの間のpHをそれぞれ、4.0〜4.
5、5.0〜5.5に保つために15%炭酸ソーダ水溶
液をそれぞれ約35部加えた。これにより遊離酸の形で
化16に示される化合物を得た。 λmax;398,670nm
【0058】
【化16】
【0059】〔式中、Pcはフタロシアニン基を表わ
す。〕 得られたモノアゾ化合物0.3部を200部の水に溶解
し芒硝10部を加え、木綿10部を加えて60℃に昇温
する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ4部を加え同温
度で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピングを
行って、諸堅牢度の優れた緑色の染色物が得られた。ま
た、この化合物は染色の再現性が良好であった。
【0060】実施例2〜23 実施例1のBlue縮合液の製造の際に使用した1−ア
ミノベンゼン−3−β−スルファートエチルスルホンの
代わりに下記表1〜4第1欄に示すアミノベンゼンまた
はアミノナフタレン誘導体を用いて、また2,4−ジア
ミノベンゼンスルホン酸の代わりに下記表1〜4第2欄
に示すジアミノベンゼン誘導体を用いて実施例1と同様
に操作すると、対応するフタロシアニンモノアゾ化合物
が得られ、また、それらを用いて染色すると、下記表1
〜4第3欄に示す色調の染色物が得られる。
【0061】
【表1】 ───────────────────────────────── No. 第1欄 第2欄 第3欄 ─────────────────────────────────
【0062】
【表2】 ───────────────────────────────── No. 第1欄 第2欄 第3欄 ─────────────────────────────────
【0063】
【表3】 ───────────────────────────────── No. 第1欄 第2欄 第3欄 ─────────────────────────────────
【0064】
【表4】 ───────────────────────────────── No. 第1欄 第2欄 第3欄 ─────────────────────────────────
【0065】実施例24〜89 実施例1のYellowベース製造の際に使用した2−
アミノナフタレン−3,6,8−トリスルホン酸の代わ
りに下記化17〜19に記載の番号24〜89で示すア
ミノベンゼンまたはアミノナフタレン誘導体を用いて実
施例1と同様に操作すると、対応するフタロシアニンモ
ノアゾ化合物が得られ、またそれらを用いて染色すると
緑色の染色物が得られる。
【0066】
【化17】
【0067】
【化18】
【0068】
【化19】
【0069】実施例90〜110 実施例1のYellowベース製造の際に使用した2−
アミノ−4−メトキシ−5−(3’−オキソブチリルア
ミノ)ベンゼンスルホン酸の代わりに下記表5〜6に示
す化合物を用いて実施例1と同様に操作すると対応する
フタロシアニンモノアゾ化合物が得られ、またそれらを
用いて染色すると下記表5〜6に示す色相の染色物が得
られる。なお、下記表5に示す置換位置とは、化20に
記載のR 10COCHCONH−のベンゼン環に対する置
換位置を示す。
【0070】
【化20】
【0071】
【表5】 ──────────────────────────────────── No. R7 8 9 10 置換位置 色相 ──────────────────────────────────── 90 H 2-SO3H 5-OCH3 CH3 4 緑 91 C2H5 2-SO3H 5-OCH3 C2H5 4 緑 92 H 2-SO3H 5-OC2H5 CH3 4 緑 93 C2H5 2-SO3H 5-OC2H5 CH3 4 緑 94 H 2-SO3H 5-OC2H5 C2H5 4 緑 95 CH3 2-SO3H 5-OCH3 CH3 4 緑 96 C2H5 2-SO3H 5-OCH3 CH3 4 緑 97 H 2-SO3H 5-CH3 CH3 4 緑 98 H 2-SO3H 5-C2H5 CH3 4 緑 99 H 2-C3H7 5-OCH3 CH3 4 緑 100 H 2-C2H5 5-C2H5 CH3 4 緑 101 H 2-OCH3 5-OCH3 CH3 4 緑 102 C2H5 H 5-OCH3 CH3 4 緑 103 H 2-SO3H H CH3 4 緑 104 H H 5-CH3 CH3 4 緑 105 H 2-CH3 H CH3 4 緑
【0072】
【表6】 ──────────────────────────────────── No. R7 8 9 10 置換位置 色相 ──────────────────────────────────── 106 H 2-OC2H5 H CH3 4 緑 107 H H H CH3 5 緑 108 H H H C2H5 4 緑 109 H 2-CH3 6-CH3 CH3 5 緑 110 H 3-OCH3 5-OCH3 C2H5 4 緑
【0073】実施例111 実施例1の染料化の際に用いたトリクロロ−s−トリア
ジンの代わりに、トリフルオロ−s−トリアジンまたは
トリブロモ−s−トリアジンを使用して実施例1と同様
に操作すると、相当するフタロシアニンモノアゾ化合物
が得られる。
【0074】実施例112 実施例1で得られた最終反応液に、1−アミノベンゼン
−3−β−スルファートエチルスルホン28.1部を水
60部に炭酸ソーダを用いて溶解したものを加えて65
〜70℃で8〜10時間反応させた。またこの間のpH
を2.5〜3.0に保つために、15%炭酸ソーダ水溶
液を約35部加えた。これにより遊離酸の形で下式化2
1においてp=1.4、q=1.8、r=0.8である
化合物を得た。 λmax;398,670nm
【0075】
【化21】
【0076】〔式中、Pcはフタロシアニン基を表わ
す。〕 得られたモノアゾ化合物0.3部を200部の水に溶解
し芒硝10部を加え、木綿10部を加えて60℃に昇温
した。次いで30分経過後、炭酸ソーダ4部を加え同温
度で1時間染色した。染色終了後、水洗、ソーピングを
行って、諸堅牢度の優れた、実施例1記載の化合物より
も更にビルドアップ性のよい緑色の染色物が得られた。
【0077】実施例113 実施例1のBlue縮合液の合成において、2,4−
ジアミノベンゼンスルホン酸の量をそれぞれ18.8
部、22.5部、28.2部と増加させ、1−アミノベ
ンゼン−3−β−スルファートエチルスルホンをそれぞ
れ22.5部、14.1部、0部と減少させたものを用
い、の染料化においては、それに対応して、塩化シア
ヌルの量をそれぞれ19部、23部、28部と増加さ
せ、Yellowベースの量も実施例1に対して1.0
6倍、1.18倍、1.29倍使用した。得られた反応
マスに1−アミノベンゼン−3−β−スルファートエチ
ルスルホンをそれぞれ33部、42部、53部使用し、
実施例112と同様に反応させることで、実施例112
に示される一般式(化21)においてpが0.8、0.
5、0、qが2.3、2.55、3.0、rが0.9、
0.95、1.0をそれぞれ表わす化合物を得た。得ら
れた各々のモノアゾ化合物0.3部を200部の水に溶
解し芒硝10部を加え、木綿10部を加えて60℃に昇
温した。次いで30分経過後、炭酸ソーダ4部を加え同
温度で1時間染色した。染色終了後、水洗、ソーピング
を行って、諸堅牢度の優れた、ビルドアップ性のよい次
第に黄味を帯びた緑色の染色物が得られた。
【0078】実施例114〜163 実施例112で使用した1−アミノベンゼン−3−β−
スルファートエチルスルホンの代わりに表7〜9に示す
化合物RNHR”を使用して実施例112と同様に操作
すると、相当するフタロシアニンモノアゾ化合物が得ら
れ、また、それらを用いて染色すると緑色の染色物が得
られる。
【0079】
【表7】 ────────────────────────────────── No. R R” ────────────────────────────────── 114 C6H5 H 115 C6H4SO3H-2 H 116 C6H4SO3H-3 H 117 C6H4SO3H-4 H 118 C6H4CH3-4 H 119 C6H4C2H5-2 H 120 C6H4C3H7-3 H 121 C6H4OCH3-4 H 122 C6H4OCH3-2 H 123 C6H4OC2H5-3 H 124 C6H3(SO3H-2)CH3-4 H 125 C6H3(SO3H-2)C2H5-5 H
【0080】
【表8】 ────────────────────────────────── No. R R” ────────────────────────────────── 126 C6H3(SO3H-2)OCH3-4 H 127 C6H3(SO3H-2)OC2H5-5 H 128 C6H3(SO3H-5)CH3-2 H 129 C6H3(SO3H-5)C2H5-2 H 130 C6H3(SO3H-5)OCH3-2 H 131 C6H3(SO3H-5)OC2H5-2 H 132 C6H3(SO3H-4)OCH3-2 H 133 C6H3(SO3H-4)OC2H5-2 H 134 C6H4COOH-2 H 135 C6H4COOH-3 H 136 C6H4COOH-4 H 137 C6H4Cl-4 H 138 C6H4Cl-3 H 139 C6H4Br-2 H 140 C6H2(SO3H-4)(OCH3-2)CH3-5 H 141 C6H2(SO3H-4)(OC2H5-2)CH3-5 H 142 C6H3(CH3)2-2,5 H 143 C6H2(SO3H-4)(CH3)2-2,5 H 144 C6H3(OCH3)2-2,5 H 145 C6H2(SO3H-4)(OCH3)2-2,5 H 146 C6H3(OCH3-2)CH3-4 H 147 C6H4SO2CH=CH2-3 H 148 C6H3(SO2C2H4OSO3H-3)OCH3-4 H 149 C6H3(SO2C2H4OSO3H-3)SO3H-2 H
【0081】
【表9】 ────────────────────────────────── No. R R” ────────────────────────────────── 150 C6H4SO2C2H4OSO3H-4 H 151 C6H4SO2C2H4OCOCH3-4 H 152 C6H3(SO2C2H4OSO3H-4)SO3H-2 H 153 C6H3(SO2C2H4OSO3H-4)OCH3-2 H 154 C6H2(SO2C2H4OSO3H-4)(OCH3-2)CH3-5 H 155 C6H2(SO2C2H4OSO3H-4)(CH3)2-2,5 H 156 C6H2(SO2C2H4OSO3H-4)(OCH3)2-2,5 H 157 C6H4SO2C2H4OSO3H-3 C2H5 158 C6H4SO2C2H4Cl CH3 159 C6H4SO2C2H4OSO3H-4 C2H5 160 HOOCCH2 H 161 CH3 H 162 C2H5 H 163 C4H9 H
【0082】実施例164 実施例1、112で得られたモノアゾ化合物の各々0.
3部を200部の水に溶解し芒硝10部を加え、木綿10
部を加えて70〜90℃に昇温した。次いで30分経過
後、炭酸ソーダ4部を加え同温度で1時間染色した。染
色終了後、水洗、ソーピングを行って、諸堅牢度の優れ
たビルドアップ性のよい緑色の染色物が得られた。
【0083】実施例165 実施例1〜112、114〜163の銅フタロシアニン
ブルーの代わりにニッケルフタロシアニンブルーを使用
し実施例1、また必要に応じて実施例112と同様に操
作すると、各実施例のニッケルフタロシアニン誘導体が
得られる。
【0084】
【発明の効果】本発明化合物は、ヒドロキシ基または窒
素含有有機基材の緑色染料として、染色における良好な
均染性および再現性を有し、また、良好なビルドアップ
性、温度感性、塩感性、アルカリ感性、浴比依存性等の
染色性、さらに、諸堅牢度を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 泰嘉 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内 (72)発明者 槻瀬 文治 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形または塩の形で下記一般式
    (I) 【化1】 〔式中、Pcはフタロシアニン基を表わし、Meはニッ
    ケル、コバルトまたは銅を表わし、R1 は水素原子、ま
    たは置換されていてもよい低級アルキル基を表わし、R
    2 、R3 は、同一または相異なり、水素原子、置換され
    ていてもよい低級アルキル基、低級アルコキシ基または
    スルホ基を表わし、R4 、R5 、R7 は、同一または相
    異なり、水素原子、または置換されていてもよい低級ア
    ルキル基を表わし、R6 は塩素原子、弗素原子、臭素原
    子、低級アルコキシ基、置換されていてもよい低級アル
    キルアミノ基、脂環式アミノ基、または、1〜3個の、
    置換されていてもよい低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、塩素原子、弗素原子、臭素原子、 -COOH、 -S
    3 H若しくは -SO2 2 の基によって置換されてい
    てもよいフェニルアミノ基を表わし、このフェニルアミ
    ノ基はさらに、アミノ基の窒素原子が、置換されていて
    もよい低級アルキル基で置換されたものを含み、R8
    9 は、同一または相異なり、水素原子、置換されてい
    てもよい低級アルキル基、低級アルコキシ基またはスル
    ホ基を表わし、R10は置換されていてもよい低級アルキ
    ル基を表わし、R11、R12は、同一または相異なり、水
    素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、低級ア
    ルコキシ基、フェノキシ基、アセチルアミノ基、プロピ
    オニルアミノ基、マレイニルアミノ基、サクシニルアミ
    ノ基または -SO2 3 を表わし、X1 、X2 およびX
    3 は、同一または相異なり、 -CH=CH2 、 -CH2
    CH2 Yを表わし、Yはアルカリの作用で脱離する基を
    表わし、pは0〜2の数を表わし、qは1〜3の数を表
    わし、rは1〜2の数を表わし、p+q+rは4以下を
    表わし、pが0の場合にはR6 は塩素原子、弗素原子、
    臭素原子または少なくとも1つのSO2 2 によって置
    換されたフェニルアミノ基である。〕で示されるフタロ
    シアニンモノアゾ化合物、またはそれらの混合物。
  2. 【請求項2】Meが銅またはニッケルである請求項第1
    項記載の化合物。
  3. 【請求項3】R6 が -SO2 2 で置換されたフェニル
    アミノ基である請求項第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】pが0ではない請求項第1項記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の化合物あるいはそれらの混
    合物を用いることを特徴とするヒドロキシ基若しくは窒
    素含有有機基材の染色または捺染方法。
  6. 【請求項6】基材が、皮革または天然若しくは再生セル
    ロースを含むか、あるいはこれからなる繊維材料であ
    る、請求項第5項記載の方法。
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