JPH0813390B2 - 板材の結合構造 - Google Patents

板材の結合構造

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JPH0813390B2
JPH0813390B2 JP3733693A JP3733693A JPH0813390B2 JP H0813390 B2 JPH0813390 B2 JP H0813390B2 JP 3733693 A JP3733693 A JP 3733693A JP 3733693 A JP3733693 A JP 3733693A JP H0813390 B2 JPH0813390 B2 JP H0813390B2
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JP
Japan
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plate
cut
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芳次 落合
寿一 佐藤
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の板材を簡単か
つ強固に結合する板材の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の板材の結合構造の一例を示
すもので、一方の板材(1)に螺孔(2)を穿設するととも
に、他方の板材(3)に通孔(4)を穿設し、両板材(1)
(3)を重合して、通孔(4)を挿通する止めねじ(5)を螺
孔(2)に螺締していた。
【0003】図12と図13は従来の板材の結合構造の他の
例を示すもので、一方の板材(6)に方形の取付孔(7)を
穿設するとともに、他方の板材(8)に、取付孔(7)に嵌
挿しうる1対の切起片(9)を切設し、図13に示すよう
に、両板材(6)(8)を重合して、取付孔(7)を挿通する
切起片(9)を折り曲げて、取付孔(7)の端縁を挾持して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者の構造によ
ると、両板材(1)(3)の結合作業の際、止めねじ(5)を
用意する必要があり、一方の板材(1)は螺孔(2)を穿設
するため、板厚をあまり薄くすることができず、また螺
孔(2)の穿設作業と、止めねじ(5)の螺締作業に手間が
かかる。
【0005】後者の構造によると、他方の板材(8)の切
起片(9)を、予め直角に曲げておく必要があって手間が
かかり、この切起片(9)により、結合作業の際他物を損
傷したり作業員が負傷することがある。
【0006】また結合には、取付片(7)の縁端を挾むよ
うに折り曲げる必要があるので、機器の形状によって
は、結合作業が困難なことがある。本発明は従来の技術
が有する上記のような問題点に鑑み、複数枚の板材を簡
単かつ強固に結合しうるようにした板材の結合構造を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の板材
に、中央に向かって互いに拡開又は集束する少なくとも
2対の内側縁を有する取付孔を穿設するとともに、他方
の板材に、両側辺が先端に向かって互いに拡開する逆台
形状の少なくとも1対の切起片を、他方の板材の面に対
してほぼ直角に切起し、各切起片の両側辺を、前記取付
孔の互いに対向する内側縁にそれぞれ係合させることに
より、両板材を結合して、上述の課題の解決を図った。
【0008】
【作用】両板材を重合して、他方の板材の切起片をほぼ
直角に折り曲げ、その両側辺とそれに対応する一方の板
材の取付孔の互いに対向する内側縁とを、互いに係合さ
せると、両板材が離れようとすればするほど、各切起片
が取付孔の対向する両内側縁間により強く食い込むよう
に楔入し、両板材は簡単かつ強固に結合される。
【0009】従って結合作業は、他方の板材側のみで行
うことができるので、機器の形状に制約されずしかも容
易である。また切起片は予め曲げておく必要がないの
で、その分本発明の構造を使用すれば、機器の製作工程
が減るとともに、切起片により他物を損傷したり、作業
員が負傷したりすることがない。
【0010】
【実施例】図1〜図5は本発明を適用したファイル用引
出しを示すもので、(11)は引出し本体、(12)は前板で、
前板(12)は、本体(11)の前端に固着した裏板(13)とその
前面に嵌設した表板(14)とよりなり、裏板(13)と表板(1
4)の間にはロック装置等(図示省略)の部材が取付けられ
ている。
【0011】裏板(13)は前面開口する偏平な箱状をなし
て、上面には全長にわたって段部(13a)が形成され、下
面後部には、本体(11)の底板(11a)の前端が重合し、表
板(14)は後面開口する偏平な箱状をなして、下面後部に
は全長にわたって後向片(14a)が連設されている。
【0012】表板(14)は、図4に示すように後上方に傾
斜させて、上後端を裏板(13)の段部(13a)に係合した
後、矢印方向に回動させて裏板(13)に外嵌し、図5に示
すように、後向片(14a)の上面に重合する本体(11)の底
板(11a)の前端部と裏板(13)の下片(13b)との4個所を、
本発明の結合構造(A)をもって結合することより、裏板
(13)に装着されている。
【0013】図6〜図9は本発明を適用した上記結合部
を示すもので、図6に示すように、裏板(13)の下片(板
材)(13b)の要所には、菱形の4角部を切欠いた八角形の
取付孔(15)が穿設され、そのうちの互いに対向する2対
の内側縁(15a)は、中央に向かって拡開するような傾斜
辺となっている。
【0014】引出し(11)の底板(11a)における取付孔(1
5)の直下には、取付孔(15)より大形の方形の窓孔(16)が
切設され、表板(14)の後向片(板材)(14a)における窓孔
(16)の直下には、両側辺(17a)が先端に向かって互いに
拡開する横向きの逆台形状をなす1対の切起片(17)が切
設され、両切起片(17)は取付孔(15)より若干小形となっ
ている。
【0015】図7に示すように重合した、上層の裏板(1
3)の下片(13b)と、中層の本体(11)の底板(11a)と、下層
の表板(14)の後向片(14a)は、表板(14)の切起片(17)を
適宜の手段により押上げて、ほぼ直角に折り曲げ、裏板
(13)の取付孔(15)の互いに対向する内側縁(15a)と、切
起片(17)の両側辺(17a)とを互いに係合させれば、下片
(13b)と後向片(14a)とが離れようとすればするほど、各
切起片(17)が取付孔(15)の対向する内側縁(15a)間によ
り強く食い込むように楔入し、下片(13b)と後向片(14a)
とは、その間に底板(11a)を挾んだ状態で、水平垂直両
方向に離脱不能に強固に結合される。
【0016】本実施例の結合構造(A)によれば、結合部
の下方からの操作のみで、表板(14)を簡単に装着しうる
ので、前板(12)のように結合部の上方が閉塞されて、工
具の使用が不可能な場合甚だ便利である。
【0017】なお本発明の結合構造(A)により結合しう
る板材は、上述の引出しの板材とは限らず、他の機器の
板材も簡単に結合することができ、また中間の板材を省
略して2枚の板材を直接結合し、あるいは中間に2枚以
上の板材を挾んで、一挙に結合することもできる。
【0018】また、上記実施例においては、一方の板材
(下片(13b))に穿設した取付孔(15)を、中央に向かって
互いに拡開する2対の内側縁(15a)を有するほぼ菱形と
したが、図10に示すように、一方の板材(21)に、中央に
向かって互いに集束する少なくとも2対の内側縁(22a)
を有するほぼ鼓形の取付孔(22)を穿設し、この互いに対
向する各内側縁(22a)に、上記実施例の切起片(17)と逆
向きとして他方の板材(23)よりほぼ直角に切起した逆台
形状の1対の切起片(24)の両側辺(24a)をそれぞれ係合
させて実施しても、同様の効果を奏することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の装置は、上述のように複数枚の
板材の結合作業が甚だ簡単であり、しかも結合部の一方
からの操作のみで結合させうるので、結合部の他方から
の結合操作が不可能な場合甚だ便利である。
【0020】しかも本発明の結合構造は構成が簡単で加
工工程数が少なく、容易かつ安価に製作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファイル用引出しの側面図で
ある。
【図2】同じく正面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】ファイル用引出しの前板へ表板装着中の状況を
示す側面図である。
【図5】図1のY部の拡大縦断面図である。
【図6】本発明により結合させる板材の分解平面図であ
る。
【図7】本発明による結合途中の板材の平面図である。
【図8】本発明により結合させた板材の平面図である。
【図9】図8のZ−Z線端面図である。
【図10】本発明の結合構造の他の実施例を示す分解斜視
図である。
【図11】従来の板材結合手段の一例を示す縦断面図であ
る。
【図12】従来の板材結合手段の他の例を示す結合前の板
材の斜視図である。
【図13】従来の板材結合手段の他の例により結合させた
板材の縦断端面図である。
【符号の説明】
(A)結合構造 (1)板材 (2)螺孔 (3)板材 (4)通孔 (5)止めね
じ (6)板材 (7)取付孔 (8)板材 (9)切起片 (11)本体 (11a)底板 (12)前板 (13)裏板 (13a)段部 (13b)下片
(板材) (14)表板 (14a)後向
片(板材) (15)取付孔 (15a)内側
縁 (16)窓孔 (17)切起片 (17a)側辺 (21)板材 (22)取付孔 (22a)内側
縁 (23)板材 (24)切起片 (24a)側辺

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の板材に、中央に向かって互いに拡
    開又は集束する少なくとも2対の内側縁を有する取付孔
    を穿設するとともに、他方の板材に、両側辺が先端に向
    かって互いに拡開する逆台形状の少なくとも1対の切起
    片を、他方の板材の面に対してほぼ直角に切起し、各切
    起片の両側辺を、前記取付孔の互いに対向する内側縁に
    それぞれ係合させることにより、両板材を結合したこと
    を特徴とする板材の結合構造。
JP3733693A 1993-02-03 1993-02-03 板材の結合構造 Expired - Lifetime JPH0813390B2 (ja)

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JP3733693A JPH0813390B2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 板材の結合構造

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JP3733693A JPH0813390B2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 板材の結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06226377A JPH06226377A (ja) 1994-08-16
JPH0813390B2 true JPH0813390B2 (ja) 1996-02-14

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JP3733693A Expired - Lifetime JPH0813390B2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 板材の結合構造

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JP5112114B2 (ja) * 2008-03-06 2013-01-09 Ntn株式会社 クラッチユニット

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