JPH08133627A - エレベータの案内装置 - Google Patents

エレベータの案内装置

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JPH08133627A
JPH08133627A JP27331394A JP27331394A JPH08133627A JP H08133627 A JPH08133627 A JP H08133627A JP 27331394 A JP27331394 A JP 27331394A JP 27331394 A JP27331394 A JP 27331394A JP H08133627 A JPH08133627 A JP H08133627A
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guide
guide device
car
acceleration
elevator
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JP27331394A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kurosawa
俊明 黒沢
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Masahiro Konya
雅宏 紺谷
Akihiro Nokita
昭浩 軒田
Kenkichi Komiya
健▲吉▼ 籠宮
Hiromi Inaba
博美 稲葉
Masayuki Shigeta
政之 重田
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/04Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
    • B66B7/046Rollers

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ギャップセンサを使用することなく、安定で振
動抑制効果に優れ、かつ、安価な走行案内装置を提供す
る。 【構成】ガイドレール41,42に非接触又は、接触し
て案内するローラガイド71〜74と、ガイドレール4
1,42に対向し非接触で案内する磁気ガイド81〜8
4とを併設する。磁気ガイド81〜84の制御装置9
は、乗りかご1又は、かご枠2に取り付けた横振動加速
度の大きさと方向を検出する加速度センサ61,62
と、この加速度センサの出力を増幅するアンプ91及
び、電磁石を励磁する電流アンプ93で構成する。制御
装置9は、加速度センサ61,62で検出した加速度の
大きさと方向からガイドレール41,41の曲がりによ
る乗りかご振動を発生させないように走行案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの走行案内
装置に係り、特に、乗りかご水平方向振動を低減でき、
且つ安価に構成できるエレベータの案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの案内装置に関する従来の技
術として、例えば、特開平5−186162号公報に記載され
た技術がある。
【0003】この従来技術では、案内装置をガイドレー
ルに常時接触して乗りかごを案内する接触型案内装置
と、ガイドレールに非接触で対向して乗りかごを案内す
る非接触型案内装置とで構成し、非接触型案内装置であ
る磁気型案内装置は、この制御装置によってガイドレー
ルに対向して電磁石とガイドレール間の間隙(ギャップ)
変化を変位検出器で検出し、ギャップを一定にするよう
に制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、非
接触の磁気型案内装置でギャップの一定制御を行ってい
る。このため、磁気型案内装置は、乗りかごに水平方向
振動が発生していなくてもガイドレールの曲がりや継目
を変位検出器で検出し、この信号によって磁気型案内装
置から吸引力を発生するため、乗りかごに対して逆に加
振力を与え、乗りかご水平方向振動を増加させてしまう
問題を有している。このことから、従来技術では、乗り
かご水平方向振動の抑制に、乗りかごまたは、乗りかご
枠の水平方向加速度を検出し制御を行う必要があった。
【0005】また、変位検出器は、電磁石毎に必要であ
ることから変位検出器を多数必要とし、さらに、水平方
向振動抑制に加速度検出器も必要であることから制御装
置が高価なものとなっていた。
【0006】また、従来技術による案内装置であるガイ
ドレールに常時接触して乗りかごを案内する接触型案内
装置は、乗りかごの偏荷重による片寄りをローラとばね
を用いた複雑な機構で構成しているので高価なものとな
っていた。
【0007】本発明の目的は、乗りかごの水平方向振動
の制振に優れ、安価なエレベータの案内装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、エレベータの走行案内装置を、乗りかご又
は乗りかご枠に軸受部を固定して、昇降路内に立設した
ガイドレールに非接触又は接触可能に設置したローラガ
イドからなる第一の案内装置と、前記ガイドレールに対
向し非接触で設置する電磁石で構成した第二の案内装置
とを併設し、前記第二の案内装置の制御装置は、乗りか
ご又は、かご枠に取り付けた加速度検出器と水平方向加
速度の大きさと方向を検出し、その大きさと方向に応じ
て、前記第二の案内装置の力を制御する。
【0009】また、前記加速度検出器を乗りかごまた
は、かご枠の上部もしくは下部のどちらか一方に設け、
他方の第二の案内装置の制御装置は、前記加速度検出器
の検出信号を時間調整する時間調整要素を設け、前記時
間調整要素の出力信号で他方の第二の案内装置の力を制
御する。
【0010】また、前記加速度検出器に、第二の案内装
置の制御に不要な直流成分と高周波成分を除去するバン
ドパスフィルタを備える。
【0011】また、前記第一の案内装置のローラの接触
部を弾性体で構成する。
【0012】さらに、前記第一の案内装置のローラを空
気入りタイヤで構成する。
【0013】
【作用】乗りかごを案内走行する第一の案内装置は、乗
りかごに偏荷重がない場合には乗りかご又は乗りかご枠
に軸受部を固定したローラガイドがガイドレールに対し
て非接触又は僅かに接触しながら案内走行する。一方、
乗りかごに偏荷重があると乗りかご又は乗りかご枠に軸
受部を固定したローラガイドの接触部に施された弾性体
自体がガイドレールに対して接触して歪ことによって支
持する力を発生し、かご枠とガイドレールが衝突しない
ように作用する。
【0014】乗りかごまたは、かご枠に取り付けた加速
度検出器は、水平方向加速度の大きさとその方向を検出
する。
【0015】ガイドレールに対向して非接触で乗りかご
を走行案内する第二の案内装置の制御装置は、検出した
加速度の大きさ及び方向に応じて第二の案内装置の力を
制御し、乗りかごまたはかご枠の加振力を相殺する力を
発生するので乗りかごに水平方向の振動を発生させない
ように走行案内ができる。
【0016】また、第二の案内装置の制御装置は、検出
した加速度の積分値を加速度に突合せ制御するのでガイ
ドレールとかご枠との間隙をより安定に制御できる。
【0017】さらに、時間調整要素は、検出した加速度
信号を走行速度及び上下案内装置間の距離に起因する時
間調整を行い、加速度検出器が取り付けられていない側
の加速度信号として出力する。
【0018】加速度検出器に備えるバンドパスフィルタ
は、第二の案内装置の制御に不要な直流成分と高周波成
分を除去する。
【0019】第一の案内装置のローラを弾性体又は空気
入りタイヤとすることで、ガイドレールの曲がりによる
乗りかご振動伝達を抑制するように作用する。
【0020】
【実施例】以下、本発明によるエレベータの走行案内装
置の一実施例を図面により詳細に説明する。図1は本発
明を適用したエレベータの走行案内装置を示す図、図2
は本実施例による乗りかごの支持力の特性図、図3はガ
イドレールが変位した場合の案内装置の動作波形図、図
4はガイドレールが大きく蛇行している場合の案内装置
の動作を表すモデル図、図5は乗りかご内から加振力を
受けた場合の案内装置の動作を表すモデル図、図6は振
動抑制効果を示す図、図7は乗りかご内から受ける加振
力に対するギャップの応答波形図である。
【0021】図1において、1は乗りかご、2はかご
枠、31,32は防振ゴム、41,42はガイドレー
ル、51〜54は案内装置、61,62は加速度検出
器、71〜74はローラガイド、75〜78はローラ取
付用ブラケット、81〜84は電磁石で構成した磁気ガ
イド、9は磁気ガイド81〜84の制御装置、91はア
ンプ、93は電流アンプ、94は位相反転器である。
【0022】本発明を適用したエレベータの案内装置を
示す図1において、乗りかご1はかご枠2の上に防振ゴ
ム31,32により支持されている。このかご枠2に
は、昇降路内に立設したガイドレール41,42に沿っ
て乗りかごを案内する案内装置51〜54が取り付けら
れている。
【0023】案内装置51〜54は、乗りかご枠に固定
されたローラ取付用ブラケット75〜78で取り付けら
れた第一の案内装置であるローラガイド71〜74であ
り、ガイドレール41,42に非接触又は接触して走行
案内する、またガイドレール41,42に非接触で走行
案内する第二の案内装置である電磁石で構成した磁気ガ
イド81〜84とを備えている。
【0024】第一の案内装置であるローラガイド71〜
74は、図2に示すように特性1および特性2のように
使用される。特性1は、中立点で右側ローラガイド、左
側ローラガイドともガイドレール41,42に非接触の
状態である。乗りかごに偏荷重が作用した場合にはかご
枠が変位しガイドレールに接触し、ローラガイドの表面
に施されている弾性体が歪む、さらに偏荷重が増すと弾
性作用がなくなって変位を阻止し、かご枠とガイドレー
ルが衝突しないように設定してある。特性2は、中立点
で右側ローラガイド,左側ローラガイドとも僅かにガイ
ドレールに接触している状態である。乗りかごに偏荷重
が作用した場合にはローラガイドの表面に施されている
弾性体が歪む、さらに偏荷重が増すと弾性作用がなくな
って変位を阻止し、かご枠とガイドレールが衝突しない
ように設定してある。
【0025】第二の案内装置である磁気ガイド81〜8
4の制御装置9は、かご枠2に取り付けた加速検出器6
1,62の出力で、かご枠2のガイドレールの案内面が
対向しあう方向(左右方向)の加速度を検出し、帰還制
御を行う。この帰還制御において、一つの加速度検出器
でかご枠の左右に取り付けた二つの磁気ガイド81,8
2を制御する。即ち、かご枠上部に取り付けた加速度検
出器61の出力は、制御装置9aのアンプで増幅し、電
流アンプ93で磁気ガイド81の電磁石の電流に変換す
る。他方の磁気ガイド82は、アンプ91の後に設けた
位相反転器94を経て電流アンプ93で電磁石の電流に
変換する。電磁石の電流は、安定化のため電流検出器に
よって帰還制御している。
【0026】また、かご枠下部の磁気ガイドは、加速度
検出器62の出力で図示はしていないが前述の上部磁気
ガイドと同一の制御を行っている。
【0027】図3は従来技術および本実施例において、
ガイドレールが変位した場合の案内装置の動作波形を示
す。ガイドレール面がステップ状に変化した場合、即
ち、ガイドレールの継目段差などを通過した場合、従来
技術では、ギャップはローラガイドのばね力によって中
立点に移動しようとし、さらに、磁気ガイドはギャップ
を一定に制御する。この際に乗りかごに加速度が発生す
る。加速度は、ローラガイドのばね定数(N/mm)が大
きいほどガイドレールの変位によって生じる加振力が大
きくなるため、大きく発生する。
【0028】本実施例で示す第二の案内装置の制御装置
は、この加速度の方向と大きさを検出し、ガイドレール
の変位によってローラガイドが、かご枠に与える加振力
を小さくするように制御する。即ち、例えば、右側ガイ
ドレールが、かご枠に近づく変位で加速度が左方向に発
生したときは、右側の電磁石の電流を制御して電磁石の
吸引力を増加させて右側ローラガイドによる加振力を減
じるようにして、乗りかご加速度を抑制できる。
【0029】図4は、ガイドレールが大きく蛇行してい
る場合の案内装置の動作を表すモデル図である。状態1
はガイドレールが基準線(実際には存在しない)に平行
に据え付けられている所を通過する場合であり、乗りか
ごに加速度が発生していない。この場合、乗りかごの走
行案内はローラガイドに非接触又は僅かに接触すること
によって行っている。
【0030】状態2はガイドレールが基準線より左側に
偏芯して据え付けられている所を通過する場合である。
ガイドレールの偏芯量χによってローラガイドが歪み、
乗りかごに加振力frを与え、乗りかごには加速度aが
発生し始める。第二の案内装置の制御装置は、この加速
度aを検出し、右側電磁石から吸引力fmを発生する。
この吸引力fmを加振力frとほぼ同一の力で逆方向に
制御すれば、乗りかごが左右方向に移動しないので乗り
かごの左右方向加速度を抑制できる。
【0031】図5は、乗りかご内から加振力を受けた場
合の案内装置の動作を表すモデル図である。
【0032】例えば、かご内の乗客が乗りかごを揺する
ところで右方向の加振力fkが乗りかごに作用し、加速
度aが発生する場合、第二の案内装置の制御装置は、こ
の加速度aを検出し前述(図4)のように加速度aの発
生方向とき逆側の左側電磁石かに吸引力fmを発生す
る。この吸引力fmを加振力fkとほぼ同一の力で逆方
向に制御すれば、乗りかごが左右方向に移動しないので
乗りかごの左右方向加速度を抑制できる。
【0033】図6は、本実施例を構成した案内装置の振
動抑制効果を示す図である。ガイドレールの曲がりによ
って従来技術の案内装置は、大きな左右方向加速度が発
生している。一方、本実施例を構成した案内装置によれ
ば、左右方向加速度を小さく且つ、短時間に収束させる
ことができる。
【0034】図7は、本実施例を構成した案内装置の乗
りかご内から受ける加振力に対するギャップの応答波形
を示す。従来技術の案内装置は、ギャップ検出器を備
え、ギャップ一定制御を行っているのでギャップ応答が
早い。一方、本実施例を構成した案内装置は、ギャップ
検出器を使用しないが、ギャップ応答は遅いものの、制
定時間は、従来技術の案内装置とほぼ同一に制御でき
る。
【0035】図8は本発明の他の実施例によるエレベー
タの案内装置の構成を示す図であり、図8において、9
2は積分器である。図8に示す本発明の他の実施例で、
第二の案内装置である磁気ガイド81〜84の制御装置
9は、かご枠2に取り付けた加速度検出器61,62の
出力で、かご枠2のガイドレールの案内面が対向しあう
方向(左右方向)の加速度を検出し、帰還制御を行う。
この帰還制御において、一つの加速度検出器でかご枠の
左右に取り付けた二つの磁気ガイド81,82を制御す
る。即ち、かご枠上部に取り付けた加速度検出器61の
出力は、制御装置9aのアンプ91と積分器92から成
る回路で比例積分し、電流アンプ93で磁気ガイド81
の電磁石の電流に変換する。他方の磁気ガイド82は、
比例積分の後に設けた位相反転器94を経て電流アンプ
93で電磁石の電流に変換する。電磁石の電流は、安定
化のため電流検出器によって帰還制御している。また、
かご枠下部の磁気ガイド83,84は制御装置9bで制
御装置9aと同様の制御を行っている。他の実施例に示
す構成の制御装置とすれば、加速度帰還の位相補償がで
きるのでギャップをより安定に制御することが可能であ
る。
【0036】また、図9は本発明の他の実施例によるエ
レベータの案内装置の説明図であり、図9において、9
5は時間調整要素である。加速度検出器62を、かご枠
の下部に取付け、下部で検出した加速度信号により制御
装置9bで下部の第二の案内装置83,84を制御す
る。更に、下部で検出した加速度信号は時間調整要素9
5で走行速度と上下案内装置間距離から上部案内装置の
通過時間を求め検出信号の時間調整を行い、制御装置9
aで上部の第二の案内装置81,82を制御することで
加速度検出器を削減できる。
【0037】図10は本発明の他の実施例によるエレベ
ータの案内装置の説明図である。図10において、第二
の案内装置である磁気ガイド83,84及びその制御装
置9bは、かご枠下部に構成している。このように、第
二の案内装置である磁気ガイド及びその制御装置は、か
ご枠の上下どちらか一方に構成したも水平方向加速度の
制振効果が得られ、案内装置を安価に構成できる。
【0038】本発明の実施例は、2本のガイドレールの
向い合う案内面方向(左右方向)に乗りかごの支持力が
作用する走行案内装置について説明したが、図11は本
発明の他の実施例として、1本のガイドレールの他の案
内面方向(前後方向)に乗りかごの支持力が作用する走
行案内装置の説明図を示す。乗りかご2はかご枠1の上
に防振ゴム(図示はしていない)を介して乗せられてい
る。かご枠1にはガイドレール41,42の前後方向案
内面に対して非接触又は接触して走行案内するローラガ
イド75〜78と、非接触で走行案内する電磁石で構成
した磁気ガイド85〜88をそれぞれ設置している。ガ
イドレール41に対して磁気ガイド85,86を一対の
構成とし、制御装置9c及び加速度検出器63で制御
し、他方のガイドレール42に対して磁気ガイド87,
88を一対の構成とし、制御装置9d及び加速度検出器
64で制御するように一方向(前後方向)に二つの加速
度検出器を備えている。この様に案内装置を構成すれば
左右ガイドレール41,42の前後方向の同相変化に対
する制振効果はもちろんのこと、逆相変位に対しても制
振効果が得られる。
【0039】図12は本発明の他の実施例によるエレベ
ータの案内装置の説明図を示す。図12において、磁気
ガイド81〜84の制御装置90a〜90dと加速度検
出器61a,61b,62a,62bをそれぞれ磁気ガ
イド81〜84に近接して設置している。このような構
成とし、制御装置90aと加速度検出器61a及び電磁
石81間の配線を短くすれば制御装置90aがノイズの
影響を受けにくくできる。また、磁気ガイドの制御装置
を分散するので制御装置の小形化ならびに設置場所の裕
度を広くできる。
【0040】加速度検出器は、図13に示すように磁気
ガイドの制御に不用な直流成分と高周波成分を除去する
バンドパスフィルタを備えれば、乗りかごまたはかご枠
の傾きによって生じる加速度の直流成分(0.2Hz 未
満)と加速度検出器の高周波ノイズ(20Hz以上)を
除去できるので磁気ガイドの制御精度を向上できる。図
14は本発明の他の実施例による第一の案内装置のロー
ラガイドの構成の一例を示す。711は空気入りタイ
ヤ、712は空気入りタイヤを保持するリブ、713は
軸穴である。弾性体711に空気入りタイヤを用いるこ
とにより、簡単で安価な構成で乗りかご偏荷重又はガイ
ドレール曲がり等による乗りかご振動の伝達を抑制でき
る。
【0041】さらに、第二の案内装置である磁気ガイド
の制御装置をディジタル制御装置とすれば、より精度の
よい制御が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、乗りかごの水平方向加
速度を低減することができ、ギャップセンサを使用せず
に簡単なローラガイド装置でギャップを安定に制御でき
るので走行案内装置の制御装置を安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエレベータの走行案内装置を
示す説明図。
【図2】本実施例による乗りかごの支持力の特性図。
【図3】ガイドレールが変位した場合の案内装置の動作
の波形図。
【図4】ガイドレールが大きく蛇行している場合の案内
装置の動作を表す説明図。
【図5】乗りかご内から加振力を受けた場合の案内装置
の動作を表す説明図。
【図6】振動抑制効果を示す特性図。
【図7】乗りかご内から受ける加振力に対するギャップ
の応答波形図。
【図8】他の実施例を示す説明図。
【図9】他の実施例を示す説明図。
【図10】他の実施例を示す説明図。
【図11】他の実施例を示す説明図。
【図12】他の実施例を示す説明図。
【図13】加速度検出器の周波数の特性図。
【図14】他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…乗りかご、2…かご枠、9…磁気ガイドの制御装
置、31,32…防振ゴム、41,42…ガイドレー
ル、51〜54…案内装置、61,62…加速度検出
器、71〜74…ローラガイド、75〜78…ローラ取
付用ブラケット、81〜84…磁気ガイド、91…アン
プ、92…積分器、93…電流アンプ、94…位相反転
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紺谷 雅宏 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 軒田 昭浩 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 籠宮 健▲吉▼ 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 重田 政之 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの乗りかご又は乗りかご枠に軸
    受部を固定して、昇降路内に立設したガイドレールに非
    接触又は接触可能に設置したローラガイドからなる第一
    の案内装置と、前記ガイドレールに対向し非接触で設置
    する電磁石で構成した第二の案内装置と、前記第二の案
    内装置の制御装置とからなり、前記第二の案内装置の制
    御装置は、前記乗りかごまたは前記乗りかご枠に発生す
    る加速度の検出器を備え、前記検出器で検出した加速度
    信号に応じて前記第二の案内装置を制御することを特徴
    とするエレベータの案内装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第二の案内装置の
    制御装置は前記検出器で検出した加速度とその積分値で
    前記第二の案内装置を制御するエレベータの案内装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記第二の案内装置の
    加速度検出器が乗りかご振動方向に1個以上設けられる
    エレベータの案内装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記第二の案内装置と
    前記第二の案内装置の制御装置及び加速度検出器が、か
    ご枠の上下どちらか一方に構成されるエレベータの案内
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記加速度検出器を乗
    りかごまたは、かご枠の上部もしくは下部のどちらか一
    方に設け、他方の第二の案内装置の制御装置は、前記加
    速度検出器の検出信号を時間調整する時間調整要素を設
    け、前記時間調整要素の出力信号で制御するエレベータ
    の案内装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記加速度検出器と前
    記第二の案内装置の制御装置は、前記第二の案内装置の
    個々に近接して構成するエレベータの案内装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記第一の案内装置と
    第二の案内装置と前記第二の案内装置の制御装置は、ガ
    イドレールの全ての案内面に対して構成したエレベータ
    の案内装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記加速度検出器は、
    第二の案内装置の制御に不要な直流成分と高周波成分の
    加速度を除去するバンドパスフィルタを備えているエレ
    ベータの案内装置。
  9. 【請求項9】請求項1において、前記第一の案内装置の
    ローラガイドの接触部は、弾性体で構成したエレベータ
    の案内装置。
  10. 【請求項10】請求項1において、前記第一の案内装置
    のローラガイドは、空気入りタイヤで構成したエレベー
    タの案内装置。
JP27331394A 1994-11-08 1994-11-08 エレベータの案内装置 Pending JPH08133627A (ja)

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