JPH08132797A - 図柄入りプレート - Google Patents

図柄入りプレート

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JPH08132797A
JPH08132797A JP29887194A JP29887194A JPH08132797A JP H08132797 A JPH08132797 A JP H08132797A JP 29887194 A JP29887194 A JP 29887194A JP 29887194 A JP29887194 A JP 29887194A JP H08132797 A JPH08132797 A JP H08132797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
diamond particles
particles
plating
plate substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29887194A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitomo Iwamura
明知 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIA PUREETEINGU KENKYUSHO KK
Original Assignee
DIA PUREETEINGU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装飾性に優れた図柄入りプレートを提供す
る。 【構成】 プレート基板1と、プレート基板1の表面上
に形成されたメッキ層3と、メッキ層3によって保持さ
れてプレート基板1の表面上に固着された、0.01〜
1mmの範囲内の粒径を有する複数のダイヤモンド粒子
2とからなる。ダイヤモンド粒子2によってプレート基
板1の表面上に所定の図柄が描かれている。 【効果】 ダイヤモンド粒子は、メッキ層によってプレ
ート基板上に強固に固着され脱落しない。ダイヤモンド
粒子による図柄は装飾性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイヤモンド、ルビ
ーおよびサファイヤ等の宝石類の粒子が、プレート基板
の表面上に、文字、図形、文様および絵等の図柄に図案
化されて描かれている装飾性に優れた図柄入りプレート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属板、プラスチック板等のプレート上
に、名前を描いたネームプレート、図形、文様および絵
等を描いた図柄入りプレート等が商品化されている。
【0003】例えば、従来のネーププレートとしては、
プラスチック板に所定の機械で名前を刻印しそこに着色
したもの、金属板に彫金により名前を刻印したもの等が
知られている。また、金属板またはプラスチック板等の
板体をプレートの表面上に貼り着けて名前を表現したよ
うなネーププレートもある。更には、名前以外の文字、
図形、文様および絵等を描いた図柄入りプレートもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネームプレート等の図柄入りプレートは、装飾的にあま
り魅力がない。また、プレートに貼り着けた板体は脱落
しやすい。
【0005】従って、この発明の目的は、装飾性に優
れ、描いた図柄がプレートから脱落することのない図柄
入りプレートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者は、従来からダイ
ヤモンド・CBN工具等の製造に用いられている電着法
を応用し、プレート基板上にメッキにより複数のダイヤ
モンド粒子を所定の図柄に図案化して固着すれば、装飾
性に優れ、また、固着したダイヤモンド粒子が脱落する
ことのない図柄入りプレートが得られることを知見し
た。この発明は、上述の知見に基づいてなされたもので
ある。
【0007】この発明の図柄入りプレートは、プレート
基板と、前記プレート基板の表面上に形成されたメッキ
層と、前記メッキ層によって保持されて前記プレート基
板の表面上に固着された複数のダイヤモンド粒子とから
なり、前記ダイヤモンド粒子によって前記プレート基板
の表面上に所定の図柄が描かれていることに特徴を有す
るものである。また、前記ダイヤモンド粒子の代わり
に、ルビー粒子またはサファイヤ粒子を用いてもよい。
【0008】
【作用】プレート基板の表面上にメッキ層により固着さ
れているのが複数のダイヤモンド粒子であるため、どち
らの方向から見てもそれがキラキラと輝いて大変綺麗で
ある。また、ダイヤモンド粒子の他にもルビー粒子、サ
ファイヤ粒子等を使用することにより、色彩などそれぞ
れの宝石が持つ独特の個性が楽しめる。ダイヤモンド等
粒子の粒径は0.01〜1mmの範囲内とすることが好
ましい。粒径が0.01mm未満では、ダイヤモンド等
宝石粒子の反射が肉眼で観察できない程度となり装飾上
不利である。一方、粒径が1mmを超えると、該粒子を
保持するためのメッキ層の厚みが大となり、また、ダイ
ヤモンド等の宝石の価格が高くなり、コスト上不利であ
る。ただし、1mmを超えても装飾的には有利となるの
で、1mm超としてもよい。
【0009】ダイヤモンド粒子を電着法によって台金上
に固着する技術そのものは、従来からダイヤモンド・C
BN工具等の製造に使用されるものである。ダイヤモン
ド粒子は、プレート基板上に形成されたメッキ層によっ
て保持されて強固に固着されているため、このダイヤモ
ンド粒子がプレート基板上から脱落することがない。ま
た、メッキ方法として、電気メッキの他にも化学メッキ
(無電解メッキ)を使用可能である。
【0010】固着されたダイヤモンド等の粒子に対する
手指肌による接触の感触として、独特のザラザラ感が味
わえる。
【0011】電気メッキによる場合にプレート基板とし
て使用される素材としてはメッキ可能な金属を使用す
る。化学メッキ(無電解メッキ)の場合は、金属をはじ
め、プラスチックおよびセラミックス等の非金属でも、
銀鏡反応および真空蒸着等によって導電性を持たせるこ
とによりメッキ可能となり、材料選択の幅が大変大き
い。
【0012】
【実施例】次に、この発明を図面を参照しながら説明す
る。
【0013】図1〜図3は、この発明の図柄入りプレー
トの製造工程を説明する斜視図である。本実施例におい
ては、電気メッキによる製造工程を示す。
【0014】 電気メッキの台金として、真鍮(黄
銅)板からなるプレート基板1を使用した。本実施例は
図1に示すように、プレート基板1に「1」という文字
の図柄に複数のダイヤモンド粒子2を図案化して固着す
る実施例である。まず、プレート基板1の表面上の、ダ
イヤモンド粒子2を固着させる部位(「1」を描く場
所)以外をシール部材7によってシールして絶縁する。
このとき、プレート基板1の1箇所に導線4を接続して
おく。なお、図1において、シール部材7はハッチング
部分によって示されている。
【0015】 次いで、図2に示すように、シールし
たプレート基板1をメッキ槽5内のメッキ液6中に浸漬
する。次いで、前記部位の全体が覆われるようにダイヤ
モンド粒子2をまぶす。
【0016】 次いで、導線4を陰極として所定時間
電流を流して電気メッキを施こし、ダイヤモンド粒子2
を仮固着する。この状態ではダイヤモンド粒子2は強固
に固着されていない。メッキ金属はニッケルメッキを使
用した。メッキ金属としては、前記ニッケルあるいは銅
等のように硬度の高いものが好ましい。
【0017】 次いで、プレート基板1をメッキ液6
中から取り出し、次いで、水洗し、次いで、「1」の文
字が綺麗に出るように余分なダイヤモンド粒子2を取り
除く。
【0018】 次いで、もう一度、プレート基板1を
メッキ液6中に浸漬し、所定時間電流を流してダイヤモ
ンド粒子2を強固に固着する。
【0019】 次いで、シール部材7を剥がす。これ
により、図3に示すようにプレート基板1の表面上に、
メッキ層3とともにダイヤモンド粒子2が「1」の文字
に図案化されて形成される。また、この後、必要に応じ
て装飾用のメッキ、例えば、金メッキ、白金族(ロジウ
ム等)メッキまたは銀メッキ等を実施してもよい。
【0020】図4はダイヤモンド粒子の固着状況を説明
する断面図である。本発明は、電着法によるメッキ技術
の応用であり、プレート基板(台金)1をメッキ液6中
に浸漬して陰極とし、図4に示すようにダイヤモンド粒
子2を配して電気メッキを行うと、メッキ金属は絶縁体
であるダイヤモンド粒子2を避けてもっぱらプレート基
板1上に析出し、ダイヤモンド粒子2の隙間を埋めて堆
積して行く。堆積厚さがダイヤモンド粒子2の粒径の1
/2を超せばメッキ層3が該粒子2をしっかりと不動に
確保する形となる。この時点でメッキを中止すれば、強
固に保持されたダイヤモンド粒子2が先端をメッキ層3
から十分に露出した理想的な状態となる。即ち、電着に
より、ダイヤモンド粒子2がプレート基板1上に1層に
並んだ構造である。製造にあたっては、ダイヤモンド粒
子2を固着部位に盛り上げて覆っておけばよく、電着さ
れるのはプレート基板1に接する1層のダイヤモンド粒
子2だけで、図4中に点線によって示す上層のダイヤモ
ンド粒子2aは、電着後容易に取り除ける。
【0021】ダイヤモンド粒子の代わりに、ルビー粒子
またはサファイヤ粒子を使用する場合も製造方法は同一
である。また、水晶等この他の宝石の粒子を使用するこ
ともできる。
【0022】プレート基板として使用する金属板として
は、上記の真鍮板の他にも、鋼板等一般的なものが種々
使用可能である。
【0023】また、実施例では示さないが、本発明の図
柄入りプレートは化学メッキ(無電解メッキ)によって
製造することもできる。これによれば、プレート基板と
して、プラスチックおよびセラミックス等の非金属板を
使用することもできる。この場合には、化学メッキ(無
電解メッキ)を使用し、銀鏡反応および真空蒸着等によ
って導電性を持たせることによりメッキ可能である。
【0024】化学メッキ(無電解メッキ)によって製造
する場合は、電流を流さないため、メッキ液中において
ダイヤモンド粒子を固着するときに、浸漬時間を所望の
時間に調節するだけで、ダイヤモンド粒子を強固にプレ
ート基板に固着できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下に示す工業上有用な効果がもたらされる。 見た目が美しく装飾性に優れている。 本発明に使用される程度の粒径のダイヤモンド等は
価格が安く安価に製造することができる。 ダイヤモンド粒子等が、メッキによってプレート基
板上に強固に固着されているので、該粒子が脱落しな
い。 ダイヤモンド粒子等は非常に硬度が高いので摩耗し
ない。また、手指肌による接触の感触として、独特のザ
ラザラ感が味わえる。 使用される宝石およびプレート基板として種々の材
料を選択でき、また、装飾用のメッキを施すことがで
き、ネームプレートをはじめとして種々多彩な図柄入り
プレートの製品化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の図柄入りプレートの製造工程を説明
する斜視図である。
【図2】この発明の図柄入りプレートの製造工程を説明
する斜視図である。
【図3】この発明の図柄入りプレートの製造工程を説明
する斜視図である。
【図4】ダイヤモンド粒子の固着状況を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1:プレート基板 2、2a:ダイヤモンド粒子 3:メッキ層 4:導線 5:メッキ槽 6:メッキ液 7:シール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート基板と、前記プレート基板の表
    面上に形成されたメッキ層と、前記メッキ層によって保
    持されて前記プレート基板の表面上に固着された複数の
    ダイヤモンド粒子とからなり、前記ダイヤモンド粒子に
    よって前記プレート基板の表面上に所定の図柄が描かれ
    ていることを特徴とする図柄入りプレート。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤモンド粒子の代わりに、ルビ
    ー粒子またはサファイヤ粒子を用いる請求項1記載の図
    柄入りプレート。
JP29887194A 1994-11-08 1994-11-08 図柄入りプレート Pending JPH08132797A (ja)

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JP29887194A JPH08132797A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 図柄入りプレート

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JP29887194A JPH08132797A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 図柄入りプレート

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JP29887194A Pending JPH08132797A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 図柄入りプレート

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04333599A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Tokyo Daiyamondo Kogu Seisakusho:Kk 超微粒子ダイヤモンド共析被膜を施した機器
JP3082012B2 (ja) * 1992-09-21 2000-08-28 武藤工業株式会社 自動製図機における作画方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04333599A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Tokyo Daiyamondo Kogu Seisakusho:Kk 超微粒子ダイヤモンド共析被膜を施した機器
JP3082012B2 (ja) * 1992-09-21 2000-08-28 武藤工業株式会社 自動製図機における作画方法

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