JPH08132691A - プリンタシステムの文字イメージ印字方法およびプリンタシステム - Google Patents

プリンタシステムの文字イメージ印字方法およびプリンタシステム

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JPH08132691A
JPH08132691A JP6273705A JP27370594A JPH08132691A JP H08132691 A JPH08132691 A JP H08132691A JP 6273705 A JP6273705 A JP 6273705A JP 27370594 A JP27370594 A JP 27370594A JP H08132691 A JPH08132691 A JP H08132691A
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character
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image
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JP6273705A
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English (en)
Inventor
Koji Nakagiri
孝治 中桐
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字速度を向上させながら効率よく印字でき
る。 【構成】 注目している文字のイメージデータが既に獲
得されイメージデータバッファに保管してある獲得済み
状態かそれとも未獲得状態であるか判定し(2)、既に
獲得済みの場合は、前記イメージデータバッファからそ
のイメージデータを取得し(3)、未獲得状態の場合
は、前記ラスタライザから作成された文字のイメージデ
ータを取得し(4)、注目している文字と同一の文字が
未処理の文字列中に含まれるかを判定し(10)、同一
の文字が未処理の文字列中に含まれる場合には、イメー
ジデータバッファにイメージデータを保管し(11)、
取得した文字イメージデータをプリンタコマンドへ変換
して(5)、該変換されたプリンタコマンドをプリンタ
へ出力する(6)構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲線等で定義された文
字デザインのアウトライン(輪郭線)データに基づいて
イメージ(ビットマップ)データを作成するラスタライ
ズを行いながら文字イメージを生成して印字するプリン
タシステムの文字イメージ印字方式およびプリンタシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホスト装置に接続されたディスプ
レイとプリンタ間で、表示および印字される文字のデザ
インを一致させるWYSIWYG(What You See Is Wh
at YouGet)を実現するために、ホスト上のフォントを
イメージデータでプリンタへ転送する方法がとられてい
る。
【0003】この場合、ホスト装置上にはラスタライザ
が存在し、曲線等で定義された文字デザインのアウトラ
イン(輪郭線)データに基づいてイメージ(ビットマッ
プ)データを作成するラスタライズが行われる。このラ
スタライズ処理は一般に時間のかかる処理であり、ラス
タライザは一旦イメージに展開したデータをキャッシン
グすることが従来行われている。
【0004】また、ラスタライザからプリンタドライバ
と呼ばれるプリンタコマンドを生成する装置(あるいは
プログラム)へ文字ごとにイメージデータを転送し、プ
リンタドライバは一文字ごとにプリンタへイメージデー
タを転送している。
【0005】図12は従来の文字イメージ印字方法を説
明するフローチャートである。なお、(1)〜(6)は
各ステップを示す。
【0006】オペレーティングシステムから出力する文
字列が文字コードでプリンタコマンド生成装置へ渡され
る(1)。今、n個の文字が渡されて、それをChar
〔1〕,Char〔2〕…Char〔n〕という配列に
セットしたとする。従来の方法では配列Char〔1〕
から配列Char〔n〕まで1文字ずつラスタライザか
ら文字のイメージデータを取得し(2)、プリンタコマ
ンドへ変換し(3)、プリンタコマンドをプリンタに出
力する(4)。これをn文字についてn回繰り返すこと
で文字列出力を行う(5),(6)。
【0007】すなわち、ラスタライザからプリンタコマ
ンド生成装置へのイメージデータの転送回数はn回、プ
リンタコマンド生成装置からプリンタへの転送回数もn
回である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法では、
文字列の印刷中に、その文字列中に以前に出てきた文字
のイメージデータが既にキャッシュから消失されてお
り、文字列出力中に同一文字のイメージを複数回ラスタ
ライズする場合もある。
【0009】また、ラスタライザからプリンタドライバ
へのイメージデータの転送、プリンタドライバからプリ
ンタへのイメージデータの転送においても、文字列出力
中に同一文字のイメージを複数回転送する場合があり、
印字速度が低下するという問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第11の発
明の目的は、ラスタライザからプリンタコマンド生成装
置へのイメージデータの転送回数、およびプリンタコマ
ンド生成装置とプリンタの間のイメージデータの転送回
数、ラスタライザにおけるラスタライズの回数を減らす
ことにより、印字速度を向上させながら効率よく印字で
きる文字イメージ印字方法及びプリンタシステムを提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、オペレーティングシステムからプリンタコマンド生
成装置に出力されるアウトラインフォントデータに基づ
いて文字のイメージデータを作成するラスタライザおよ
び該作成された文字のイメージデータを蓄えるイメージ
データバッファを備えるホスト装置と、このホスト装置
とプリンタとが通信して文字イメージを印字するプリン
タシステムの文字イメージ印字方法であって、前記オペ
レーティングシステムからプリンタコマンド生成装置に
出力文字列の文字コードを転送する転送工程と、注目し
ている文字のイメージデータが既に獲得され前記イメー
ジデータバッファに保管してある獲得済み状態かそれと
も未獲得状態であるか判定する第1の判定工程と、既に
獲得済みであると判定された場合には、前記イメージデ
ータバッファからそのイメージデータを取得する第1の
取得工程と、未獲得状態であると判定された場合には、
前記ラスタライザから作成された文字のイメージデータ
を取得する第2の取得工程と、注目している文字と同一
の文字が未処理の文字列中に含まれるかを判定する第2
の判定工程と、同一の文字が未処理の文字列中に含まれ
る場合には、イメージデータバッファにイメージデータ
を保管する保管工程と、取得した文字イメージデータを
プリンタコマンドへ変換する変換工程と、該変換された
プリンタコマンドを前記プリンタへ出力する出力工程と
を備えるものである。
【0012】本発明に係る第2の発明は、同じ文字コー
ドが連続しているかどうかを判定する第3の判定工程
と、該判定により同じ文字コードが連続していると判定
された場合に、変換された同一のプリンタコマンドを前
記プリンタへ連続して出力するものである。
【0013】本発明に係る第3の発明は、保管工程は、
イメージデータサイズとイメージデータバッファの空き
領域サイズを比較する比較工程と、各文字をイメージデ
ータバッファに格納する優先度を導出する導出工程と、
該導出された優先度に基づいて前記イメージデータバッ
ファから取り除くイメージデータを特定する特定工程
と、該特定されたイメージデータをイメージデータバッ
ファから削除する削除工程とを備え、該削除後にイメー
ジデータバッファにイメージデータを保管するように構
成したものである。
【0014】本発明に係る第4の発明は、導出工程は、
未出力文字列中に含まれる注目する文字の数を求める文
字数導出工程と、前記文字列中に同じ文字が連続してい
るかどうかを判定する判定工程と、該同じ文字を読み飛
ばすスキップ工程とを備え、前記文字数導出工程により
導出された文字数とイメージデータサイズの積とから優
先度を導出するものである。
【0015】本発明に係る第5の発明は、特定工程は、
優先度の低い順に文字データのリストを作成するリスト
作成工程と、注目する文字よりも優先度の低いデータの
イメージデータサイズを注目するイメージデータのサイ
ズを越えるまでイメージデータバッファの空き領域サイ
ズに加算する加算工程とを備え、該加算されたイメージ
データを削除対象に特定するように構成したものであ
る。
【0016】本発明に係る第6の発明は、オペレーティ
ングシステムからプリンタコマンド生成装置に出力され
るアウトラインフォントデータに基づいて文字のイメー
ジデータを作成するラスタライザおよび作成された文字
のイメージデータを蓄えるイメージデータバッファを備
えるホスト装置と、このホスト装置と前記文字のイメー
ジデータを蓄えるイメージデータ登録バッファを備える
プリンタとが通信して文字イメージを印字するプリンタ
システムの文字イメージ印字方法であって、前記オペレ
ーティングシステムからプリンタコマンド生成装置に出
力文字列の文字コードを転送する転送工程と、注目して
いる文字のイメージデータが既に獲得され前記イメージ
データバッファに保管してある獲得済み状態かそれとも
未獲得状態であるか判定する第1の判定工程と、未獲得
状態であると判定された場合には、取得した文字イメー
ジデータをプリンタコマンドに変換しプリンタへ出力す
る出力工程と、注目している文字と同一の文字が未処理
の文字列中に含まれるかどうかを判定する第2の判定工
程と、該判定により同一の文字が未処理の文字列中に含
まれると判定された場合に、前記プリンタのイメージデ
ータ登録バッファにイメージデータを登録する登録工程
と、前記第1の判定工程により既に登録済みと判定され
た場合に、該登録されたイメージを印字する命令をプリ
ンタへ出力する命令出力工程とを備えるものである。
【0017】本発明に係る第7の発明は、登録工程は、
イメージデータサイズとイメージデータ登録バッファの
空き領域サイズを比較する比較工程と、各文字をイメー
ジデータ登録バッファに格納する優先度を導出する導出
工程と、該導出された優先度に基づいてイメージデータ
登録バッファから取り除くイメージデータを特定する特
定工程と、該特定されたイメージデータをイメージデー
タ登録バッファから削除する削除工程とを備え、該削除
後にイメージデータをイメージデータ登録バッファに新
規登録するように構成したものである。
【0018】本発明に係る第8の発明は、導出工程は、
未出力文字列中に含まれる文字の数を導出する文字数導
出工程を備え、該導出された文字数とイメージデータサ
イズとの積とから優先度を導出するように構成したもの
である。
【0019】本発明に係る第9の発明は、特定工程は、
優先度の低い順に文字イメージデータのリストを作成す
る作成工程と、注目する文字よりも優先度の低いデータ
のイメージデータサイズを注目するイメージデータのサ
イズを越えるまでイメージデータ登録バッファサイズに
加算する加算工程とを備え、該加算されたイメージデー
タを削除対象に特定するように構成したものである。
【0020】本発明に係る第10の発明は、オペレーテ
ィングシステムからプリンタドライバに出力されるアウ
トラインフォントデータに基づいて文字のイメージデー
タを作成するラスタライザおよび該作成された文字のイ
メージデータを蓄えるイメージデータバッファを備える
ホスト装置とプリンタとが通信して文字イメージを印字
するプリンタシステムにおいて、プリンタドライバは、
前記オペレーティングシステムから出力文字列の文字コ
ードを取得する文字コード取得手段と、注目している文
字のイメージデータが既に獲得され前記イメージデータ
バッファに保管してある獲得済み状態かそれとも未獲得
状態であるか判定する第1の判定手段と、既に獲得済み
であると判定された場合には、前記イメージデータバッ
ファからそのイメージデータを取得する第1の取得手段
と、未獲得状態であると判定された場合には、前記ラス
タライザから作成された文字のイメージデータを取得す
る第2の取得手段と、注目している文字と同一の文字が
未処理の文字列中に含まれるかを判定する第2の判定手
段と、同一の文字が未処理の文字列中に含まれる場合に
は、イメージデータバッファにイメージデータを保管す
る保管手段と、取得した文字イメージデータをプリンタ
コマンドへ変換する変換手段と、該変換されたプリンタ
コマンドを前記プリンタへ出力する出力手段とを備える
ものである。
【0021】本発明に係る第11の発明は、オペレーテ
ィングシステムからプリンタドライバに出力されるアウ
トラインフォントデータに基づいて文字のイメージデー
タを作成するラスタライザおよび作成された文字のイメ
ージデータを蓄えるイメージデータバッファを備えるホ
スト装置と、このホスト装置と前記文字のイメージデー
タを蓄えるイメージデータ登録バッファを備えるプリン
タとが通信して文字イメージを印字するプリンタシステ
ムにおいて、プリンタドライバは、前記オペレーティン
グシステムから出力文字列の文字コードを取得する文字
コード取得手段と、注目している文字のイメージデータ
が既に獲得され前記イメージデータバッファに保管して
ある獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか判定す
る第1の判定手段と、未獲得状態であると判定された場
合には、取得した文字イメージデータをプリンタコマン
ドに変換しプリンタへ出力する出力手段と、注目してい
る文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれるかど
うかを判定する第2の判定手段と、該判定により同一の
文字が未処理の文字列中に含まれると判定された場合
に、前記プリンタのイメージデータ登録バッファにイメ
ージデータを登録する登録手段と、前記第1の判定手段
により既に登録済みと判定された場合に、該登録された
イメージを印字する命令をプリンタへ出力する命令出力
手段とを備えるものである。
【0022】
【作用】第1の発明において、オペレーティングシステ
ムからプリンタコマンド生成装置に出力文字列の文字コ
ードを転送した際に、注目している文字のイメージデー
タが既に獲得され前記イメージデータバッファに保管し
てある獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか判定
し、既に獲得済みであると判定された場合には、前記イ
メージデータバッファからそのイメージデータを取得
し、未獲得状態であると判定された場合には、前記ラス
タライザから作成された文字のイメージデータを取得
し、注目している文字と同一の文字が未処理の文字列中
に含まれるかを判定し、同一の文字が未処理の文字列中
に含まれる場合には、イメージデータバッファにイメー
ジデータを保管し、取得した文字イメージデータをプリ
ンタコマンドへ変換して、該変換されたプリンタコマン
ドを前記プリンタへ出力して、文字列中に存在する同一
文字のイメージデータを、ラスタライザ,プリンタコマ
ンド生成装置(プリンタドライバ),プリンタ間で転送
する回数を抑えることを可能とする。
【0023】第2の発明において、同じ文字コードが連
続しているかどうかを判定し、該判定により同じ文字コ
ードが連続していると判定された場合に、変換された同
一のプリンタコマンドを前記プリンタへ連続して出力
し、同一の文字コードに対するラスタライザからプリン
タコマンド生成装置へのイメージデータの転送回数を1
回にすることを可能とする。
【0024】第3の発明において、保管工程は、イメー
ジデータサイズとイメージデータバッファの空き領域サ
イズを比較し、イメージデータバッファの空き領域サイ
ズが制限される場合に、各文字をイメージデータバッフ
ァに格納する優先度を導出し、該導出された優先度に基
づいて前記イメージデータバッファから取り除くイメー
ジデータを特定し、該特定されたイメージデータをイメ
ージデータバッファから削除してからイメージデータバ
ッファにイメージデータを保管して、イメージデータバ
ッファサイズが制限される場合でも、優先度の高いイメ
ージデータが削除されることなく、新たなイメージデー
タをイメージデータバッファに効率よく保管することを
可能とする。
【0025】第4の発明において、導出工程は、前記文
字列中に同じ文字が連続しているかどうかを判定し、か
つ同じ文字を読み飛ばしながら未出力文字列中に含まれ
る注目する文字の数を求め、文字数とイメージデータサ
イズの積とから優先度を導出して、未出力文字列を客観
的に評価して不要なイメージデータをイメージデータバ
ッファに保管してしまうことを確実に回避することを可
能とする。
【0026】第5の発明において、特定工程は、優先度
の低い順に文字データのリストを作成し、注目する文字
よりも優先度の低いデータのイメージデータサイズを注
目するイメージデータのサイズを越えるまでイメージデ
ータバッファの空き領域サイズに加算し、該加算された
イメージデータを削除対象に特定して、文字のイメージ
データを保持するイメージデータバッファサイズに制限
がある場合に、既に登録されたイメージデータ中から導
出された優先度よりも低い優先度の文字データを削除候
補とすることを可能とする。
【0027】第6の発明において、オペレーティングシ
ステムからプリンタコマンド生成装置に出力文字列の文
字コードを転送する際に、注目している文字のイメージ
データが既に獲得され前記イメージデータバッファに保
管してある獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか
判定し、未獲得状態であると判定された場合には、取得
した文字イメージデータをプリンタコマンドに変換しプ
リンタへ出力し、注目している文字と同一の文字が未処
理の文字列中に含まれるかどうかを判定し、該判定によ
り同一の文字が未処理の文字列中に含まれると判定され
た場合に、前記プリンタのイメージデータ登録バッファ
にイメージデータを登録し、既に登録済みと判定された
場合に、該登録されたイメージを印字する命令をプリン
タへ出力して、注目している文字と同一の文字が未処理
の文字列中に含まれる場合に、プリンタのイメージデー
タ登録バッファに1回先行して転送しておき、以後同一
の文字出力時に、登録されたイメージデータをコマンド
出力のみで印字することを可能とする。
【0028】第7の発明において、登録工程は、イメー
ジデータサイズとイメージデータ登録バッファの空き領
域サイズを比較し、プリンタ側のイメージデータ登録バ
ッファの空き領域サイズが制限される場合に、各文字を
イメージデータ登録バッファに格納する優先度を導出
し、該導出された優先度に基づいてイメージデータ登録
バッファから取り除くイメージデータを特定し、該特定
されたイメージデータをイメージデータ登録バッファか
ら削除し、該削除後にイメージデータをイメージデータ
登録バッファに新規登録して、イメージデータ登録バッ
ファサイズが制限される場合でも、優先度の高いイメー
ジデータが削除されることなく、新たなイメージデータ
をイメージデータ登録バッファに効率よく保管すること
を可能とする。
【0029】第8の発明において、導出工程は、未出力
文字列中に含まれる文字の数を導出し、該導出された文
字数とイメージデータサイズとの積とから優先度を導出
し、未出力文字列を客観的に評価して不要なイメージデ
ータをイメージデータ登録バッファに保管してしまうこ
とを確実に回避することを可能とする。
【0030】第9の発明において、特定工程は、優先度
の低い順に文字イメージデータのリストを作成し、注目
する文字よりも優先度の低いデータのイメージデータサ
イズを注目するイメージデータのサイズを越えるまでイ
メージデータ登録バッファサイズに加算し、該加算され
たイメージデータを削除対象に特定して、文字のイメー
ジデータを保持するイメージデータ登録バッファサイズ
に制限がある場合に、既に登録されたイメージデータ中
から導出された優先度よりも低い優先度の文字データを
削除候補とすることを可能とする。
【0031】第10の発明において、オペレーティング
システムからプリントドライバの文字コード取得手段が
出力文字列の文字コードを取得した際に、第1の判定手
段が注目している文字のイメージデータが既に獲得され
前記イメージデータバッファに保管してある獲得済み状
態かそれとも未獲得状態であるか判定し、既に獲得済み
であると判定された場合には、第1の取得手段が前記イ
メージデータバッファからそのイメージデータを取得
し、未獲得状態であると判定された場合には、前記ラス
タライザから作成された文字のイメージデータを取得
し、第2の判定手段が注目している文字と同一の文字が
未処理の文字列中に含まれるかを判定し、同一の文字が
未処理の文字列中に含まれる場合には、保管手段がイメ
ージデータバッファにイメージデータを保管し、変換手
段が取得した文字イメージデータをプリンタコマンドへ
変換して、出力手段が該変換されたプリンタコマンドを
前記プリンタへ出力して、文字列中に存在する同一文字
のイメージデータを、ラスタライザ,プリンタコマンド
生成装置(プリンタドライバ),プリンタ間で転送する
回数を抑えることを可能とする。
【0032】第11の発明において、オペレーティング
システムからプリントドライバの文字コード取得手段が
出力文字列の文字コードを取得した際に、第1の判定手
段が注目している文字のイメージデータが既に獲得され
前記イメージデータバッファに保管してある獲得済み状
態かそれとも未獲得状態であるか判定し、未獲得状態で
あると判定された場合には、出力手段が取得した文字イ
メージデータをプリンタコマンドに変換しプリンタへ出
力し、第2の判定手段が注目している文字と同一の文字
が未処理の文字列中に含まれるかどうかを判定し、該判
定により同一の文字が未処理の文字列中に含まれると判
定された場合に、登録手段が前記プリンタのイメージデ
ータ登録バッファにイメージデータを登録し、命令出力
手段が既に登録済みと判定された場合に、該登録された
イメージを印字する命令をプリンタへ出力して、注目し
ている文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれる
場合に、プリンタのイメージデータ登録バッファに1回
先行して転送しておき、以後同一の文字出力時に、登録
されたイメージデータをコマンド出力のみで印字するこ
とを可能とする。
【0033】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。 〔第1実施例〕図1は本発明を適用可能な情報処理シス
テムの一例を示すブロック図である。
【0034】本実施例では、ホスト装置には、プリンタ
5およびディスプレイ6が接続されており、ディスプレ
イ6上に表示される文字は、イメージデータとしてプリ
ンタ5へも出力され、WYSIWYGが実現される。
【0035】ホスト装置内のオペレーティングシステム
1は、プリンタコマンド生成装置(プリンタドライバ)
2に対して印字命令を発行する。この際、オペレーティ
ングシステム1は、プリンタコマンド生成装置2が文字
のイメージをラスタライザ3から得るために必要な、出
力する文字列の文字コードやフォントの属性等をプリン
タコマンド生成装置2へ転送する。
【0036】プリンタコマンド生成装置2は、ラスタラ
イザ3と直接、あるいはオペレーティングシステム1を
介して間接的に接続されており、文字コード等、オペレ
ーティングシステム1から得た情報を用いて、ラスタラ
イザ3から文字列に含まれる各文字のイメージデータを
得ることができる。
【0037】イメージデータバッファ4は、プリンタコ
マンド生成装置(プリンタドライバ)2がラスタライザ
3から得た文字イメージデータを保管するメモリ装置と
して機能する。プリンタコマンド生成装置2はプリンタ
5が解釈できるようにイメージデータをプリンタコマン
ドに変換し、プリンタ5へ出力する。
【0038】なお、本実施例において、上記1〜4から
コントローラ部CONTが構成され、図示しないプロセ
ッサが図示しないROMに記憶されたシステムプログラ
ム,文字処理プログラム,プリンタ制御プログラムに基
づいてホスト装置,プリンタ5,ディスプレイ6等を制
御している。
【0039】また、プリンタ5には、図示しないがホス
ト装置から入力されるデータ,コマンド等を記憶するR
AM,ROMに記憶される所定のプログラムに基づき、
データ,コマンドを処理してイメージデータへの展開や
各種処理を行うCPU,該展開されたイメージデータを
出力するエンジンを備え、また、メモリ容量を拡張可能
なメモリ媒体で構成される登録バッファ7を備えてお
り、ラスタライズされた文字イメージを所定文字数分蓄
えることができるように構成されている。
【0040】以下、本実施例と第10,第11の発明の
各手段との対応及びその作用について図1を参照して説
明する。
【0041】第10の発明は、オペレーティングシステ
ム1からプリンタドライバ2に出力されるアウトライン
フォントデータに基づいて文字のイメージデータを作成
するラスタライザ3および該作成された文字のイメージ
データを蓄えるイメージデータバッファ4を備えるホス
ト装置とプリンタ5とが通信して文字イメージを印字す
るプリンタシステムにおいて、プリンタドライバ2は、
前記オペレーティングシステムからプリンタドライバに
出力文字列の文字コードを取得する文字コード取得手段
と、注目している文字のイメージデータが既に獲得され
前記イメージデータバッファに保管してある獲得済み状
態かそれとも未獲得状態であるか判定する第1の判定手
段と、既に獲得済みであると判定された場合には、前記
イメージデータバッファからそのイメージデータを取得
する第1の取得手段と、未獲得状態であると判定された
場合には、前記ラスタライザから作成された文字のイメ
ージデータを取得する第2の取得手段と、注目している
文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれるかを判
定する第2の判定手段と、同一の文字が未処理の文字列
中に含まれる場合には、イメージデータバッファにイメ
ージデータを保管する保管手段と、取得した文字イメー
ジデータをプリンタコマンドへ変換する変換手段と、該
変換されたプリンタコマンドを前記プリンタ5へ出力す
る出力手段と(本実施例では、上記各手段は特に図示し
ないがプリンタドライバ2を構成するプリント制御プロ
グラム(後述する各種のフローチャートに示す)として
構成され、これを図示しないCPUが実行する手段とし
て実現する)を備え、オペレーティングシステムからプ
リントドライバの文字コード取得手段が出力文字列の文
字コードを取得した際に、第1の判定手段が注目してい
る文字のイメージデータが既に獲得され前記イメージデ
ータバッファに保管してある獲得済み状態かそれとも未
獲得状態であるか判定し、既に獲得済みであると判定さ
れた場合には、第1の取得手段が前記イメージデータバ
ッファからそのイメージデータを取得し、未獲得状態で
あると判定された場合には、前記ラスタライザから作成
された文字のイメージデータを取得し、第2の判定手段
が注目している文字と同一の文字が未処理の文字列中に
含まれるかを判定し、同一の文字が未処理の文字列中に
含まれる場合には、保管手段がイメージデータバッファ
にイメージデータを保管し、変換手段が取得した文字イ
メージデータをプリンタコマンドへ変換して、出力手段
が該変換されたプリンタコマンドを前記プリンタへ出力
して、文字列中に存在する同一文字のイメージデータ
を、ラスタライザ3,プリンタドライバ2,プリンタ5
間で転送する回数を抑えることを可能とする。
【0042】第11の発明は、オペレーティングシステ
ム1からプリンタドライバ2に出力されるアウトライン
フォントデータに基づいて文字のイメージデータを作成
するラスタライザ3および作成された文字のイメージデ
ータを蓄えるイメージデータバッファ4を備えるホスト
装置と、このホスト装置と前記文字のイメージデータを
蓄えるイメージデータ登録バッファ7を備えるプリンタ
5とが通信して文字イメージを印字するプリンタシステ
ムにおいて、プリンタドライバ2は、前記オペレーティ
ングシステム1から出力文字列の文字コードを取得する
文字コード取得手段と、注目している文字のイメージデ
ータが既に獲得され前記イメージデータバッファに保管
してある獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか判
定する第1の判定手段と、未獲得状態であると判定され
た場合には、取得した文字イメージデータをプリンタコ
マンドに変換しプリンタ5へ出力する出力手段と、注目
している文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれ
るかどうかを判定する第2の判定手段と、該判定により
同一の文字が未処理の文字列中に含まれると判定された
場合に、前記プリンタのイメージデータ登録バッファに
イメージデータを登録する登録手段と、前記第1の判定
手段により既に登録済みと判定された場合に、該登録さ
れたイメージを印字する命令をプリンタへ出力する命令
出力手段(本実施例では、上記各手段は特に図示しない
がプリンタドライバ2を構成するプリント制御プログラ
ム(後述する各種のフローチャートに示す)として構成
され、これを図示しないCPUが実行する手段として実
現する))とを備え、オペレーティングシステム1から
プリントドライバの文字コード取得手段が出力文字列の
文字コードを取得した際に、第1の判定手段が注目して
いる文字のイメージデータが既に獲得され前記イメージ
データバッファに保管してある獲得済み状態かそれとも
未獲得状態であるか判定し、未獲得状態であると判定さ
れた場合には、出力手段が取得した文字イメージデータ
をプリンタコマンドに変換しプリンタ5へ出力し、第2
の判定手段が注目している文字と同一の文字が未処理の
文字列中に含まれるかどうかを判定し、該判定により同
一の文字が未処理の文字列中に含まれると判定された場
合に、登録手段が前記プリンタのイメージデータ登録バ
ッファ7にイメージデータを登録し、命令出力手段が既
に登録済みと判定された場合に、該登録されたイメージ
を印字する命令をプリンタへ出力して、注目している文
字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれる場合に、
プリンタのイメージデータ登録バッファに1回先行して
転送しておき、以後同一の文字出力時に、登録されたイ
メージデータをコマンド出力のみで印字することを可能
とする。
【0043】図2は、図1に示したプリンタコマンド生
成装置2によるイメージデータバッファへの第1のイメ
ージデータ保管処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(15)は各ステップを示す。
【0044】オペレーティングシステム1から出力する
文字列を文字コードでプリンタコマンド生成装置2へ取
り込み、配列Char〔1〕,Char〔2〕…Cha
r〔n〕にセットする(1)。そして、一文字ずつイメ
ージデータを入手するが、文字列中で複数回出てくる文
字については、最初にラスタライザ3から得たイメージ
データをイメージデータバッファ4に保管しておき、2
回目以降にはイメージデータバッファ4からイメージデ
ータを入手する。
【0045】よって、処理はまず、出力しようとしてい
る文字のイメージデータがすでにラスタライザ3から得
られ、イメージデータバッファ4に保管されている場合
には(2)、イメージデータバッファ4からイメージデ
ータを入手する(3)。
【0046】一方、ステップ(2)でイメージデータバ
ッファ4に保管されていないと判定された場合には、ラ
スタライザ3からイメージデータを入手する(4)。
【0047】次いで、ステップ(3),(4)で得られ
た文字イメージデータをプリンタコマンドへ変換し
(5)、プリンタ5へ出力する(6)。
【0048】次いで、文字が文字列の最後の文字(k=
n)であるかどうかを判定し(7)、YESならば処理
を終了し、NOならば(文字列の途中であれば)、現在
の文字コードと次の文字コードが一致するか調べ
(8)、一致する場合には同じ文字コードが続く限り
(12)、繰り返しプリンタコマンドをプリンタ5に出
力する。
【0049】一方、ステップ(8)で次の文字が現在の
文字と異なると判定された場合は、現在のイメージデー
タをラスタライザ3から入手したかどうかを判定し
(9)、YESならば以後にそのイメージデータを使う
かどうかを調べ(10)、使うならばイメージデータバ
ッファ4に保管する(11)。
【0050】一方、ステップ(9)でイメージデータを
イメージデータバッファ4から得たと判定された場合に
は、そのイメージデータを利用するのが最後であるか調
べ(14)、最後であればそのイメージデータをイメー
ジデータバッファ4から削除する(15)。
【0051】これらの手順を最後の文字(k=n)とな
るまでkをインクリメントしながら繰り返し(13)、
文字列出力処理を行う。
【0052】ここまで示してきた手順により、以下に示
す2通りの部分で、ラスタライザ3とプリンタコマンド
生成装置2との間のイメージデータの転送回数を減らす
ことが実現できる。
【0053】すなわち、文字列中に複数回出てくる文字
に対しては(10)、1回目にラスタライザ3から得た
イメージデータをイメージデータバッファ4へ保管して
おき(11)、2回目以降はこのイメージデータをイメ
ージデータバッファ4から獲得し(3)、出力を行う。
ただし、連続して同じ文字コードを含む場合には、イメ
ージデータバッファ4へは保管しない。
【0054】これにより、ラスタライザ3からプリンタ
コマンド生成装置2へのイメージデータの転送回数は、
文字列中の同じ文字コードに対して1回となる。
【0055】また、ラスタライザ3においても、ラスタ
ライズが複数回行われることはなくなる。
【0056】また、上記ステップ(8)で同じ文字コー
ドが連続していると判定された場合には、ラスタライザ
3から得たイメージデータを連続して出力する。そのた
め、ラスタライザ3からプリンタコマンド生成装置2へ
のイメージデータの転送回数は連続した同じ文字コード
に対して1回であり、イメージデータバッファ4への書
き込み,読み出しによるイメージデータの転送も不要と
なる。
【0057】以下、本実施例と第1〜第5の発明の各手
段との対応及びその作用について図2〜図7を参照して
説明する。
【0058】第1の発明は、オペレーティングシステム
1からプリンタコマンド生成装置2に出力されるアウト
ラインフォントデータに基づいて文字のイメージデータ
を作成するラスタライザ3および該作成された文字のイ
メージデータを蓄えるイメージデータバッファ4を備え
るホスト装置と、このホスト装置とプリンタ5とが通信
して文字イメージを印字するプリンタシステムの文字イ
メージ印字方法であって、前記オペレーティングシステ
ム1からプリンタコマンド生成装置2に出力文字列の文
字コードを転送する転送工程(図2のステップ(1))
と、注目している文字のイメージデータが既に獲得され
前記イメージデータバッファに保管してある獲得済み状
態かそれとも未獲得状態であるか判定する第1の判定工
程(図2のステップ(2))と、既に獲得済みであると
判定された場合には、前記イメージデータバッファ4か
らそのイメージデータを取得する第1の取得工程(図2
のステップ(3))と、未獲得状態であると判定された
場合には、前記ラスタライザ3から作成された文字のイ
メージデータを取得する第2の取得工程(図2のステッ
プ(4))と、注目している文字と同一の文字が未処理
の文字列中に含まれるかを判定する第2の判定工程(図
2のステップ(10))と、同一の文字が未処理の文字
列中に含まれる場合には、イメージデータバッファにイ
メージデータを保管する保管工程(図2のステップ(1
1))と、取得した文字イメージデータをプリンタコマ
ンドへ変換する変換工程(図2のステップ(5))と、
該変換されたプリンタコマンドを前記プリンタへ出力す
る出力工程(図2のステップ(6))とを実行して、文
字列中に存在する同一文字のイメージデータを、ラスタ
ライザ,プリンタコマンド生成装置(プリンタドライ
バ),プリンタ間で転送する回数を抑えることを可能と
する。
【0059】第2の発明は、同じ文字コードが連続して
いるかどうかを判定する第3の判定工程(図2のステッ
プ(14))を実行して、該判定により同じ文字コード
が連続していると判定された場合に、変換された同一の
プリンタコマンドを前記プリンタへ連続して出力して、
同一の文字コードに対するラスタライザからプリンタコ
マンド生成装置へのイメージデータの転送回数を1回に
することを可能とする。
【0060】第3の発明は、保管工程は、イメージデー
タサイズとイメージデータバッファの空き領域サイズを
比較する比較工程(図4のステップ(4−1))と、各
文字をイメージデータバッファに格納する優先度を導出
する導出工程(図4のステップ(4−2))と、該導出
された優先度に基づいて前記イメージデータバッファか
ら取り除くイメージデータを特定する特定工程(図4の
ステップ(4−3))と、該特定されたイメージデータ
をイメージデータバッファから削除する削除工程(図4
のステップ(4−5))とを実行して、該削除後にイメ
ージデータバッファにイメージデータを保管して、イメ
ージデータバッファサイズが制限される場合でも、優先
度の高いイメージデータが削除されることなく、新たな
イメージデータをイメージデータバッファに効率よく保
管することを可能とする。
【0061】第4の発明は、導出工程は、未出力文字列
中に含まれる注目する文字の数を求める文字数導出工程
(図5のステップ(5))と、前記文字列中に同じ文字
が連続しているかどうかを判定する判定工程(図5のス
テップ(4)のフラグContFlagがONの場合は
同じ文字が連続すると判定する)と、該同じ文字を読み
飛ばすスキップ工程(図5のステップ(4)からステッ
プ(6)へのジャンプ)とを実行して、前記文字数導出
工程により導出された文字数とイメージデータサイズの
積とから優先度を導出し、未出力文字列を客観的に評価
して不要なイメージデータをイメージデータバッファに
保管してしまうことを確実に回避することを可能とす
る。
【0062】第5の発明は、特定工程は、優先度の低い
順に文字データのリストを作成するリスト作成工程(図
6のステップ(1),(2))と、注目する文字よりも
優先度の低いデータのイメージデータサイズを注目する
イメージデータのサイズを越えるまでイメージデータバ
ッファの空き領域サイズに加算する加算工程(図6のス
テップ(3)〜(6))とを実行して、該加算されたイ
メージデータを削除対象に特定して、文字のイメージデ
ータを保持するイメージデータバッファサイズに制限が
ある場合に、既に登録されたイメージデータ中から導出
された優先度よりも低い優先度の文字データを削除候補
とすることを可能とする。
【0063】以上のようにして、本発明によれば、ラス
タライザ3からプリンタコマンド生成装置2へのイメー
ジデータの転送回数、およびプリンタコマンド生成装置
2とイメージデータバッファ4の間のイメージデータの
転送回数、ラスタライザ3におけるラスタライズの回数
を減らすことにより、印字速度を向上させるという効果
がある。
【0064】次に、上記の例においてイメージデータバ
ッファ4のサイズに制限がある場合の処理について図3
を参照して説明する。
【0065】図3は、図1に示したプリンタコマンド生
成装置2によるイメージデータバッファへの第2のイメ
ージデータ保管処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(15),(3−1)〜(3−3)
は各ステップを示し、図2と同一のステップには同一の
ステップ番号を付してある。また、図2と共通するステ
ップは省略している場合がある。
【0066】先ず、ステップ(1)でイメージデータバ
ッファ4のサイズと、各文字のイメージデータのサイズ
を読み込む。次いで、図2と同様のステップ(2)〜
(9)を実行する。
【0067】次いで、ステップ(10)からステップ
(11)に至る過程でイメージデータバッファ4に書き
込める領域が存在するかを確認し(3−1)、書き込め
る場合にはステップ(11)でイメージデータを保管し
た後、イメージデータバッファ4サイズの空き領域のサ
イズを更新する(3−2)。
【0068】一方、ステップ(3−1)で書き込めない
と判定された場合には、ステップ(13)以降の処理を
行う。同様に、ステップ(15)でイメージデータを削
除した後、イメージデータバッファ4の空き領域のサイ
ズを更新する(3−3)。
【0069】このような処理によって、イメージデータ
バッファ4のサイズに制限がある場合にも処理を行うこ
とができる。
【0070】以下、イメージデータバッファ4のサイズ
に制限がある場合に、どの文字を優先して保管するか決
定可能な処理を図4を参照して説明する。
【0071】図4は、図1に示したプリンタコマンド生
成装置2によるイメージデータバッファへの第3のイメ
ージデータ保管処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(15),(4−1)〜(4−8)
は各ステップを示し、図2と同一のステップには同一の
ステップ番号を付してある。また、図2と共通するステ
ップは省略している場合がある。なお、本処理は、図2
のステップ(10),(11),(13),(15)の
部分に処理を加えたものである。
【0072】先ず、図2と同様のステップ(1)〜(1
0)を実行し、ステップ(10)でYESと判定された
場合に、今保管しようとしているChar〔k〕のイメ
ージデータがイメージデータバッファ4の空き領域に入
れることができるかを調べ(4−1)、入らないと判定
された場合は、(4−2)で現在イメージデータバッフ
ァ4に保管されているすべての文字とChar〔k〕に
ついてScoreを求める。
【0073】次いで、得られたScoreを用いて、現
在保管されているイメージデータの中から削除すべきイ
メージデータを選択する(4−3)。次いで、Char
〔k〕をイメージデータバッファ4に保管するかどうか
を判定して(4−4)、YESの場合は、選択されたイ
メージデータを削除し(4−5)、その分BufSiz
eを更新し(4−6)、Char〔k〕のイメージデー
タをイメージデータバッファ4へ保管する(11)。
【0074】一方、ステップ(4−3)で削除するイメ
ージデータが1つも選択されなかった場合は、Char
〔k〕をイメージデータバッファ4に保管せず、ステッ
プ(13)以降の処理を行う。
【0075】以下、、図5を参照しながら図4に示した
各文字の得点Score計算方法について説明する。
【0076】図5は、図4に示した各文字の得点Sco
reの計算処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0077】今、計算処理用のパラメータを初期化
(1)、最後の文字(k+1=n)となるまでkをイン
クリメントしながら(3)〜(8)を繰り返して文字コ
ードがChar〔m〕の得点Score〔m〕を計算す
る場合、Char〔k+1〕からChar〔n〕までの
未出力の文字列を出力するためにChar〔m〕をイメ
ージデータバッファ4から何回読み出す必要があるかを
countに求める(5)。同じ文字コードが連続して
存在する場合にはイメージデータをイメージデータバッ
ッファ4へ保管したり、読み出したりする必要はないの
で、連続した文字コードに対してはcountを加算し
ない(4)。なお、図中のContFlagは、同じ文
字コードが連続しているかどうかを示すフラグである。
また、ステップ(3)の判定でNOの場合は、フラグC
ontFlagはオフされる(8)。
【0078】本実施例では、こうして得られたcoun
tと、Char〔m〕のイメージデータサイズを表すS
ize〔m〕を用いて、下記第(1)式からChar
〔m〕の得点Score〔m〕を求める(10)。
【0079】 Score〔m〕=Size〔m〕×count ……(1) このScore〔m〕は、イメージデータバッファ4に
Char〔m〕のイメージデータを保管していない場合
に、この時点から文字列の終了までにラスタライザ3か
ら転送されるイメージデータの総量を意味する。よって
Score〔m〕によって、Char〔m〕のイメージ
データをイメージデータバッファ4に保管する優先度を
表現できる。
【0080】ただし、文字イメージサイズがイメージデ
ータバッファ4全体のサイズより大きい場合にはイメー
ジデータを保管できないので、上記のScore〔m〕
の計算を行わず、得点を0点とする。
【0081】以下、図6を参照して図4に示したステッ
プ(4−5)の削除するイメージデータの決定処理動作
について説明する。
【0082】図6は、図4に示した削除するイメージデ
ータの決定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。ここで
は、図4のステップ(4−2)で求められたイメージデ
ータバッファ4に保管されているすべての文字のSco
reとChar〔k〕のScoreに基づいてChar
〔k〕のイメージデータと置き換えるイメージデータを
選択する。
【0083】Char〔k〕のイメージデータをイメー
ジデータバッファ4に保管するために取り除く対象とす
るのは、Char〔k〕のScore(Score_
k)よりもScoreの小さな文字のイメージデータの
みとする(3)。
【0084】この範囲でScoreの小さなものから順
に削除の対象としていき、Char〔k〕のイメージデ
ータサイズ(Size_k)の入る空き領域ができるま
でのイメージデータを削除対象とする(4)〜(7)。
【0085】ただし、Score_kよりも小さなSc
oreのイメージデータをすべて削除の対象としてもS
ize_kの入る空き領域ができない場合には(3)、
削除対象をなしとする(8)。
【0086】以上のようにして、イメージデータバッフ
ァ4のサイズに制限がある場合に、優先度を考え、効率
的にイメージデータの保管が行える。
【0087】次に、図7を参照して図1に示したプリン
タコマンド生成装置2におけるイメージデータ登録バッ
ファ7へのイメージデータ登録処理方法について説明す
る。図7は、図1に示したプリンタ5のイメージデータ
登録バッファにイメージデータを登録する第1のイメー
ジデータ登録処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(13)は各ステップを示す。
【0088】オペレーティングシステム1から出力する
文字列を文字コードでプリンタコマンド生成装置2へ取
り込み、Char〔1〕,Char〔2〕…Char
〔n〕にセットする(1)。そして、一文字ずつイメー
ジデータを入手するが、文字列中で複数回出てくる文字
については、最初にラスタライザ3から得たイメージデ
ータをプリンタに登録しておき、2回目以降にはイメー
ジデータをプリンタへ転送せず、登録されているイメー
ジを印刷するコマンドをプリンタ5へ出力する。
【0089】よって、処理はまず、出力しようとしてい
る文字のイメージデータがプリンタに登録されているか
調べ(2)、されていない場合には、ラスタライザ3か
らイメージデータを入手する(6)。そして、以後にそ
のイメージデータを使うかどうかを調べ(7)、NOな
らばイメージデータをプリンタコマンドへ変換し(1
0)、プリンタ5へコマンドを出力する(11)。次い
で、現在の文字が文字列の最後の文字であるかどうかを
判定し(12)、NOならばパラメータkを「1」イン
クリメントし(13)、ステップ(2)に戻り、YES
ならば処理を終了する。
【0090】一方、ステップ(7)の判定でYESなら
ば、プリンタ5にイメージデータを登録するコマンドを
出力する(8)。次いで、登録されているイメージを印
字するコマンドを出力し(9)、現在の文字が文字列の
最後の文字であれば(12)、処理を終了する。
【0091】一方、ステップ(2)でYESと判定され
た場合、登録されているイメージを印字するコマンドを
出力し(3)、プリンタへ登録したイメージを印字した
場合には、そのイメージデータを利用するのが最後であ
るか調べ(4)、最後であればそのイメージデータの登
録をプリンタから削除するコマンドプリンタへ出力して
(5)、ステップ(12)に移行する。これらの手順を
繰り返し、文字列出力処理を行う。
【0092】ここまで示してきた手順により、以下に示
す2通りの部分で、イメージデータの転送回数を減らす
ことが実現できる。
【0093】先ず、ラスタライザ3からプリンタコマン
ド生成装置2へのイメージデータの転送回数は、文字列
中の同じ文字コードに対して1回となる。また、ラスタ
ライザ3においても、ラスタライザ3が複数回行われる
ことはなくなる。
【0094】また、ステップ(7)で文字列中に複数回
出てくる文字に対しては、ステップ(8)で1回目にラ
スタライザ3から得たイメージデータをプリンタへ登録
しておき、そのイメージデータを印字するコマンドをプ
リンタへ出力して(9)、印字を行う。
【0095】これにより、プリンタコマンド生成装置2
からプリンタへのイメージデータの転送あるいは登録
は、文字列中の同じ文字コードに対して1回となる。
【0096】以上のようにして、本実施例によれば、ラ
スタライザ3からプリンタコマンド生成装置2へのイメ
ージデータの転送回数、およびプリンタコマンド生成装
置2とプリンタ間のイメージデータの転送回数、ラスタ
ライザ3におけるラスタライズの回数を減らすことによ
り、印字速度を向上させるという効果がある。
【0097】次に、プリンタ5でイメージデータを登録
しておくバッファ(以後、登録バッファ)のサイズに制
限がある場合の処理について述べる。
【0098】ただし、プリンタコマンド生成装置2にお
いて、プリンタ上に存在する登録バッファのサイズを何
等かの方法で入手可能であるとする。 〔第2実施例〕以下、図8を参照してイメージデータ登
録バッファ7のサイズに制限がある場合に、プリンタ5
のイメージデータ登録バッファ7にイメージデータを登
録する処理について説明する。
【0099】図8は、図1に示したプリンタ5のイメー
ジデータ登録バッファ7にイメージデータを登録する第
2のイメージデータ登録処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(13),(8−1)〜
(8−4)は各ステップを示し、図7と同一のステップ
には同一のステップ番号を付してある。また、図7と共
通するステップは省略している場合がある。
【0100】先ず、ステップ(8−1)で登録バッファ
のサイズと、各文字のイメージデータのサイズを読み込
む。次いで、ステップ(7)からステップ(8)に至る
過程で登録バッファに書き込める領域が存在するかを確
認し(8−3)、書き込める場合にはステップ(8)で
イメージデータを登録した後、登録バッファサイズの空
き領域のサイズを更新する(8−4)。
【0101】一方、ステップ(7)で書き込めないと判
定された場合には、ステップ(10)以降の処理を行
う。
【0102】また、ステップ(5)でイメージデータを
削除した後、登録バッファの空き領域のサイズを更新す
る(8−2)。
【0103】以下、本実施例と第6〜第9の発明の各手
段との対応及びその作用について図7〜図11等を参照
して説明する。
【0104】第6の発明は、オペレーティングシステム
1からプリンタコマンド生成装置2に出力されるアウト
ラインフォントデータに基づいて文字のイメージデータ
を作成するラスタライザ3および作成された文字のイメ
ージデータを蓄えるイメージデータバッファ4を備える
ホスト装置と、このホスト装置と前記文字のイメージデ
ータを蓄えるイメージデータ登録バッファ7を備えるプ
リンタ5とが通信して文字イメージを印字するプリンタ
システムの文字イメージ印字方法であって、前記オペレ
ーティングシステム1からプリンタコマンド生成装置2
に出力文字列の文字コードを転送する工程(図7のステ
ップ(1))と、注目している文字のイメージデータが
既に獲得され前記イメージデータバッファに保管してあ
る獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか判定する
第1の判定工程(図7のステップ(2))と、未獲得状
態であると判定された場合には、取得した文字イメージ
データをプリンタコマンドに変換しプリンタへ出力する
出力工程(図7のステップ(10),(11))と、注
目している文字と同一の文字が未処理の文字列中に含ま
れるかどうかを判定する第2の判定工程(図7のステッ
プ(7))と、該判定により同一の文字が未処理の文字
列中に含まれると判定された場合に、前記プリンタのイ
メージデータ登録バッファ7にイメージデータを登録す
る登録工程(図7のステップ(8))と、前記第1の判
定工程により既に登録済みと判定された場合に、該登録
されたイメージを印字する命令をプリンタへ出力する命
令出力工程(図7のステップ(9))とを実行して、注
目している文字と同一の文字が未処理の文字列中に含ま
れる場合に、プリンタのイメージデータ登録バッファに
1回先行して転送しておき、以後同一の文字出力時に、
登録されたイメージデータをコマンド出力のみで印字す
ることを可能とする。
【0105】第7の発明は、登録工程は、イメージデー
タサイズとイメージデータ登録バッファの空き領域サイ
ズを比較する比較工程(図9のステップ(9−2))
と、各文字をイメージデータ登録バッファに格納する優
先度を導出する導出工程(図9のステップ(9−3))
と、該導出された優先度に基づいてイメージデータ登録
バッファから取り除くイメージデータを特定する特定工
程(図9のステップ(9−4))と、該特定されたイメ
ージデータをイメージデータ登録バッファから削除する
削除工程(図9のステップ(9−6))とを実行し、該
削除後にイメージデータをイメージデータ登録バッファ
に新規登録して、イメージデータ登録バッファサイズが
制限される場合でも、優先度の高いイメージデータが削
除されることなく、新たなイメージデータをイメージデ
ータ登録バッファに効率よく保管することを可能とす
る。
【0106】第8の発明は、導出工程は、未出力文字列
中に含まれる文字の数を導出する文字数導出工程(図1
0のステップ(4))を実行し、該導出された文字数と
イメージデータサイズとの積とから優先度を導出して、
未出力文字列を客観的に評価して不要なイメージデータ
をイメージデータ登録バッファに保管してしまうことを
確実に回避することを可能とする。
【0107】第9の発明は、特定工程は、優先度の低い
順に文字イメージデータのリストを作成する作成工程
(図11のステップ(1),(2))と、注目する文字
よりも優先度の低いデータのイメージデータサイズを注
目するイメージデータのサイズを越えるまでイメージデ
ータ登録バッファサイズに加算する加算工程(図11の
ステップ(3)〜(6))とを実行して、該加算された
イメージデータを削除対象に特定して、文字のイメージ
データを保持するイメージデータ登録バッファサイズに
制限がある場合に、既に登録されたイメージデータ中か
ら導出された優先度よりも低い優先度の文字データを削
除候補とすることを可能とする。
【0108】このような処理によって、プリンタ5の登
録バッファのサイズに制限がある場合にも上記同様の処
理を行うことができる。以下、登録バッファのサイズに
制限がある場合に、どの文字をプリンタ5の登録バッフ
ァに優先して保管するかの例について説明する。
【0109】図9は、図1に示したプリンタ5のイメー
ジデータ登録バッファにイメージデータを登録する第3
のイメージデータ登録処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(13),(9−1)〜
(9−9)は各ステップを示し、図7と同一のステップ
には同一のステップ番号を付してある。また、図7と共
通するステップは省略している場合がある。当該処理
は、図7のステップ(5),(7),(9)の部分に処
理を加えたものである。
【0110】先ず、ステップ(9−1)で各パラメータ
を初期化し、ステップ(2)〜(7)を実行する。
【0111】次いで、ステップ(9−2)で、今保管し
ようとしているChar〔k〕のイメージデータが登録
バッファの空き領域に入れることができるかを調べ、入
らないと判定された場合は、ステップ(9−3)で現在
登録バッファに保管されているすべての文字とChar
〔k〕についてScoreを求める。
【0112】ここで、得られたScoreを用いて、ス
テップ(9−4)では、現在保管されているイメージデ
ータの中から削除すべきイメージデータを選択する。次
いでステップ(9−5)ではステップ(9−3)で選択
されたイメージデータを削除し、Char〔k〕のイメ
ージデータを登録バッファへ保管する(8)。
【0113】一方、ステップ(9−4)で削除するイメ
ージデータが1つも選択されなかった場合は、Char
〔k〕をつ登録バッファに保管せず、ステップ(10)
以降の処理を行う。
【0114】一方、ステップ(5)でイメージデータを
削除した後、登録バッファの空き領域のサイズを更新す
る(9−9)。
【0115】以下、図10を参照して図9に示した各文
字の得点Scoreの計算処理動作について説明する。
【0116】図10は、図9に示した各文字の得点Sc
oreの計算処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0117】先ず、各パラメータを初期化し(1)、最
後の文字(k+1=n)となるまでkをインクリメント
しながら(2)〜(7)を繰り返して、文字コードがC
har〔m〕の得点Score〔m〕を計算する場合、
Char〔k+1〕からChar〔n〕までの未出力の
文字列を出力するためにChar〔m〕を登録バッファ
から何回読み出す必要があるかをcountに求める
(4)。
【0118】こうして得られたcountと、Char
〔m〕のイメージデータサイズを表すSize〔m〕を
用いて、上記第(1)式に基づいて得点Score
〔m〕を算出する(6)。
【0119】このScore〔m〕は、登録バッファに
Char〔m〕のイメージデータを保管していない場合
に、この時点から文字列の終了までにプリンタコマンド
生成装置2からプリンタへ転送されるイメージデータの
総量を意味する。
【0120】よって、得点Score〔m〕によって、
Char〔m〕のイメージデータを登録バッファに保管
する優先度を表現できる。
【0121】ただし、文字イメージサイズが登録データ
バッファ全体のサイズより大きい場合にはイメージデー
タを保管できないので、上記のScore〔m〕の計算
を行わず、得点を0点とする。
【0122】以下、図11を参照して図9に示したステ
ップ(9−6)の詳細動作について説明する。
【0123】図11は、図9に示した削除するイメージ
データの決定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0124】ここでは、図9に示したステップ(9−
3)で求められた登録バッファに保管されているすべて
の文字の得点ScoreとChar〔k〕の得点Sco
reに基づいてChar〔k〕のイメージデータと置き
換えるイメージデータを選択する。
【0125】Char〔k〕のイメージデータを登録バ
ッファに保管するために取り除く対象とするのは、Ch
ar〔k〕のScore(Score_k)よりもSc
oreの小さな文字のイメージデータのみとする
(3)。この範囲でScoreの小さなものから順に削
除の対象としていき、Char〔k〕のイメージデータ
サイズ(Size_k)の入る空き領域ができるところ
までのイメージデータを削除対象とする(3)〜
(7)。
【0126】ただし、Score_kよりも小さなSc
oreのイメージデータをすべて削除の対象としてもS
ize_kの入る空き領域ができない場合(ステップ
(3)での場合)には、削除対象をなしとする(8)。
【0127】以上のようにして、登録バッファのサイズ
に制限がある場合に、優先度を考え、効率的にイメージ
データの保管が行える。
【0128】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、オペレーティングシステムからプリン
タコマンド生成装置に出力文字列の文字コードを転送し
た際に、注目している文字のイメージデータが既に獲得
され前記イメージデータバッファに保管してある獲得済
み状態かそれとも未獲得状態であるか判定し、既に獲得
済みであると判定された場合には、前記イメージデータ
バッファからそのイメージデータを取得し、未獲得状態
であると判定された場合には、前記ラスタライザから作
成された文字のイメージデータを取得し、注目している
文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれるかを判
定し、同一の文字が未処理の文字列中に含まれる場合に
は、イメージデータバッファにイメージデータを保管
し、取得した文字イメージデータをプリンタコマンドへ
変換して、該変換されたプリンタコマンドを前記プリン
タへ出力して、文字列中に存在する同一文字のイメージ
データを、ラスタライザ,プリンタコマンド生成装置
(プリンタドライバ),プリンタ間で転送する回数を抑
えることができる。
【0130】第2の発明によれば、同じ文字コードが連
続しているかどうかを判定し、該判定により同じ文字コ
ードが連続していると判定された場合に、変換された同
一のプリンタコマンドを前記プリンタへ連続して出力
し、同一の文字コードに対するラスタライザからプリン
タコマンド生成装置へのイメージデータの転送回数を1
回にすることができる。
【0131】第3の発明によれば、保管工程は、イメー
ジデータサイズとイメージデータバッファの空き領域サ
イズを比較し、イメージデータバッファの空き領域サイ
ズが制限される場合に、各文字をイメージデータバッフ
ァに格納する優先度を導出し、該導出された優先度に基
づいて前記イメージデータバッファから取り除くイメー
ジデータを特定し、該特定されたイメージデータをイメ
ージデータバッファから削除してからイメージデータバ
ッファにイメージデータを保管して、イメージデータバ
ッファサイズが制限される場合でも、優先度の高いイメ
ージデータが削除されることなく、新たなイメージデー
タをイメージデータバッファに効率よく保管することが
できる。
【0132】第4の発明によれば、導出工程は、前記文
字列中に同じ文字が連続しているかどうかを判定し、か
つ同じ文字を読み飛ばしながら未出力文字列中に含まれ
る注目する文字の数を求め、文字数とイメージデータサ
イズの積とから優先度を導出して、未出力文字列を客観
的に評価して不要なイメージデータをイメージデータバ
ッファに保管してしまうことを確実に回避することがで
きる。
【0133】第5の発明によれば、特定工程は、優先度
の低い順に文字データのリストを作成し、注目する文字
よりも優先度の低いデータのイメージデータサイズを注
目するイメージデータのサイズを越えるまでイメージデ
ータバッファの空き領域サイズに加算し、該加算された
イメージデータを削除対象に特定して、文字のイメージ
データを保持するイメージデータバッファサイズに制限
がある場合に、既に登録されたイメージデータ中から導
出された優先度よりも低い優先度の文字データを削除候
補とすることができる。
【0134】第6の発明によれば、オペレーティングシ
ステムからプリンタコマンド生成装置に出力文字列の文
字コードを転送する際に、注目している文字のイメージ
データが既に獲得され前記イメージデータバッファに保
管してある獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか
判定し、未獲得状態であると判定された場合には、取得
した文字イメージデータをプリンタコマンドに変換しプ
リンタへ出力し、注目している文字と同一の文字が未処
理の文字列中に含まれるかどうかを判定し、該判定によ
り同一の文字が未処理の文字列中に含まれると判定され
た場合に、前記プリンタのイメージデータ登録バッファ
にイメージデータを登録し、既に登録済みと判定された
場合に、該登録されたイメージを印字する命令をプリン
タへ出力して、注目している文字と同一の文字が未処理
の文字列中に含まれる場合に、プリンタのイメージデー
タ登録バッファに1回先行して転送しておき、以後同一
の文字出力時に、登録されたイメージデータをコマンド
出力のみで印字することができる。
【0135】第7の発明によれば、登録工程は、イメー
ジデータサイズとイメージデータ登録バッファの空き領
域サイズを比較し、プリンタ側のイメージデータ登録バ
ッファの空き領域サイズが制限される場合に、各文字を
イメージデータ登録バッファに格納する優先度を導出
し、該導出された優先度に基づいてイメージデータ登録
バッファから取り除くイメージデータを特定し、該特定
されたイメージデータをイメージデータ登録バッファか
ら削除し、該削除後にイメージデータをイメージデータ
登録バッファに新規登録して、イメージデータ登録バッ
ファサイズが制限される場合でも、優先度の高いイメー
ジデータが削除されることなく、新たなイメージデータ
をイメージデータ登録バッファに効率よく保管すること
ができる。
【0136】第8の発明によれば、導出工程は、未出力
文字列中に含まれる文字の数を導出し、該導出された文
字数とイメージデータサイズとの積とから優先度を導出
し、未出力文字列を客観的に評価して不要なイメージデ
ータをイメージデータ登録バッファに保管してしまうこ
とを確実に回避することができる。
【0137】第9の発明によれば、特定工程は、優先度
の低い順に文字イメージデータのリストを作成し、注目
する文字よりも優先度の低いデータのイメージデータサ
イズを注目するイメージデータのサイズを越えるまでイ
メージデータ登録バッファサイズに加算し、該加算され
たイメージデータを削除対象に特定して、文字のイメー
ジデータを保持するイメージデータ登録バッファサイズ
に制限がある場合に、既に登録されたイメージデータ中
から導出された優先度よりも低い優先度の文字データを
削除候補とすることができる。
【0138】第10の発明によれば、オペレーティング
システムからプリントドライバの文字コード取得手段が
出力文字列の文字コードを取得した際に、第1の判定手
段が注目している文字のイメージデータが既に獲得され
前記イメージデータバッファに保管してある獲得済み状
態かそれとも未獲得状態であるか判定し、既に獲得済み
であると判定された場合には、第1の取得手段が前記イ
メージデータバッファからそのイメージデータを取得
し、未獲得状態であると判定された場合には、前記ラス
タライザから作成された文字のイメージデータを取得
し、第2の判定手段が注目している文字と同一の文字が
未処理の文字列中に含まれるかを判定し、同一の文字が
未処理の文字列中に含まれる場合には、保管手段がイメ
ージデータバッファにイメージデータを保管し、変換手
段が取得した文字イメージデータをプリンタコマンドへ
変換して、出力手段が該変換されたプリンタコマンドを
前記プリンタへ出力するので、文字列中に存在する同一
文字のイメージデータを、ラスタライザ,プリンタドラ
イバ,プリンタ間で転送する回数を抑えることができ
る。
【0139】第11の発明によれば、オペレーティング
システムからプリントドライバの文字コード取得手段が
出力文字列の文字コードを取得した際に、第1の判定手
段が注目している文字のイメージデータが既に獲得され
前記イメージデータバッファに保管してある獲得済み状
態かそれとも未獲得状態であるか判定し、未獲得状態で
あると判定された場合には、出力手段が取得した文字イ
メージデータをプリンタコマンドに変換しプリンタへ出
力し、第2の判定手段が注目している文字と同一の文字
が未処理の文字列中に含まれるかどうかを判定し、該判
定により同一の文字が未処理の文字列中に含まれると判
定された場合に、登録手段が前記プリンタのイメージデ
ータ登録バッファにイメージデータを登録し、命令出力
手段が既に登録済みと判定された場合に、該登録された
イメージを印字する命令をプリンタへ出力するので、注
目している文字と同一の文字が未処理の文字列中に含ま
れる場合に、プリンタのイメージデータ登録バッファに
1回先行して転送しておき、以後同一の文字出力時に、
登録されたイメージデータをコマンド出力のみで印字す
ることができる。
【0140】従って、印字資源を拡張することなく、印
字速度を向上させながら効率よく印字できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な情報処理システムの一例を
示すブロック図である。
【図2】図1に示したプリンタコマンド生成装置による
イメージデータバッファへの第1のイメージデータ保管
処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したプリンタコマンド生成装置による
イメージデータバッファへの第2のイメージデータ保管
処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したプリンタコマンド生成装置による
イメージデータバッファへの第3のイメージデータ保管
処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示した各文字の得点Scoreの計算処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図4に示した削除するイメージデータの決定処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示したプリンタのイメージデータ登録バ
ッファにイメージデータを登録する第1のイメージデー
タ登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図1に示したプリンタのイメージデータ登録バ
ッファにイメージデータを登録する第2のイメージデー
タ登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図1に示したプリンタのイメージデータ登録バ
ッファにイメージデータを登録する第3のイメージデー
タ登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図9に示した各文字の得点Scoreの計算
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】図9に示した削除するイメージデータの決定
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】従来の文字イメージ印字方法を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 オペレーティングシステム(OS) 2 プリンタコマンド生成装置 3 ラスタライザ 4 イメージデータバッファ 5 プリンタ 6 ディスプレイ 7 イメージデータ登録バッファ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムからプリンタ
    コマンド生成装置に出力されるアウトラインフォントデ
    ータに基づいて文字のイメージデータを作成するラスタ
    ライザおよび該作成された文字のイメージデータを蓄え
    るイメージデータバッファを備えるホスト装置とプリン
    タとが通信して文字イメージを印字するプリンタシステ
    ムの文字イメージ印字方法であって、前記オペレーティ
    ングシステムからプリンタコマンド生成装置に出力文字
    列の文字コードを転送する転送工程と、注目している文
    字のイメージデータが既に獲得され前記イメージデータ
    バッファに保管してある獲得済み状態かそれとも未獲得
    状態であるか判定する第1の判定工程と、既に獲得済み
    であると判定された場合には、前記イメージデータバッ
    ファからそのイメージデータを取得する第1の取得工程
    と、未獲得状態であると判定された場合には、前記ラス
    タライザから作成された文字のイメージデータを取得す
    る第2の取得工程と、注目している文字と同一の文字が
    未処理の文字列中に含まれるかを判定する第2の判定工
    程と、同一の文字が未処理の文字列中に含まれる場合に
    は、イメージデータバッファにイメージデータを保管す
    る保管工程と、取得した文字イメージデータをプリンタ
    コマンドへ変換する変換工程と、該変換されたプリンタ
    コマンドを前記プリンタへ出力する出力工程とを備える
    ことを特徴とするプリンタシステムの文字イメージ印字
    方法。
  2. 【請求項2】 同じ文字コードが連続しているかどうか
    を判定する第3の判定工程と、該判定により同じ文字コ
    ードが連続していると判定された場合に、変換された同
    一のプリンタコマンドを前記プリンタへ連続して出力す
    ることを特徴とする請求項1記載のプリンタシステムの
    文字イメージ印字方法。
  3. 【請求項3】 保管工程は、イメージデータサイズとイ
    メージデータバッファの空き領域サイズを比較する比較
    工程と、各文字をイメージデータバッファに格納する優
    先度を導出する導出工程と、該導出された優先度に基づ
    いて前記イメージデータバッファから取り除くイメージ
    データを特定する特定工程と、該特定されたイメージデ
    ータをイメージデータバッファから削除する削除工程と
    を備え、該削除後にイメージデータバッファにイメージ
    データを保管することを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタシステムの文字イメージ印字方法。
  4. 【請求項4】 導出工程は、未出力文字列中に含まれる
    注目する文字の数を求める文字数導出工程と、前記文字
    列中に同じ文字が連続しているかどうかを判定する判定
    工程と、該同じ文字を読み飛ばすスキップ工程とを備
    え、前記文字数導出工程により導出された文字数とイメ
    ージデータサイズの積とから優先度を導出することを特
    徴とする請求項3記載のプリンタシステムの文字イメー
    ジ印字方法。
  5. 【請求項5】 特定工程は、優先度の低い順に文字デー
    タのリストを作成するリスト作成工程と、注目する文字
    よりも優先度の低いデータのイメージデータサイズを注
    目するイメージデータのサイズを越えるまでイメージデ
    ータバッファの空き領域サイズに加算する加算工程とを
    備え、該加算されたイメージデータを削除対象に特定す
    ることを特徴とする請求項3記載のプリンタシステムの
    文字イメージ印字方法。
  6. 【請求項6】 オペレーティングシステムからプリンタ
    コマンド生成装置に出力されるアウトラインフォントデ
    ータに基づいて文字のイメージデータを作成するラスタ
    ライザおよび作成された文字のイメージデータを蓄える
    イメージデータバッファを備えるホスト装置と、このホ
    スト装置と前記文字のイメージデータを蓄えるイメージ
    データ登録バッファを備えるプリンタとが通信して文字
    イメージを印字するプリンタシステムの文字イメージ印
    字方法であって、前記オペレーティングシステムからプ
    リンタコマンド生成装置に出力文字列の文字コードを転
    送する転送工程と、注目している文字のイメージデータ
    が既に獲得され前記イメージデータバッファに保管して
    ある獲得済み状態かそれとも未獲得状態であるか判定す
    る第1の判定工程と、未獲得状態であると判定された場
    合には、取得した文字イメージデータをプリンタコマン
    ドに変換しプリンタへ出力する出力工程と、注目してい
    る文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれるかど
    うかを判定する第2の判定工程と、該判定により同一の
    文字が未処理の文字列中に含まれると判定された場合
    に、前記プリンタのイメージデータ登録バッファにイメ
    ージデータを登録する登録工程と、前記第1の判定工程
    により既に登録済みと判定された場合に、該登録された
    イメージを印字する命令をプリンタへ出力する命令出力
    工程とを備えることを特徴とするプリンタシステムの文
    字イメージ印字方法。
  7. 【請求項7】 登録工程は、イメージデータサイズとイ
    メージデータ登録バッファの空き領域サイズを比較する
    比較工程と、各文字をイメージデータ登録バッファに格
    納する優先度を導出する導出工程と、該導出された優先
    度に基づいてイメージデータ登録バッファから取り除く
    イメージデータを特定する特定工程と、該特定されたイ
    メージデータをイメージデータ登録バッファから削除す
    る削除工程とを備え、該削除後にイメージデータをイメ
    ージデータ登録バッファに新規登録することを特徴とす
    る請求項6記載のプリンタシステムの文字イメージ印字
    方法。
  8. 【請求項8】 導出工程は、未出力文字列中に含まれる
    文字の数を導出する文字数導出工程を備え、該導出され
    た文字数とイメージデータサイズとの積とから優先度を
    導出することを特徴とする請求項6記載のプリンタシス
    テムの文字イメージ印字方法。
  9. 【請求項9】 特定工程は、優先度の低い順に文字イメ
    ージデータのリストを作成する作成工程と、注目する文
    字よりも優先度の低いデータのイメージデータサイズを
    注目するイメージデータのサイズを越えるまでイメージ
    データ登録バッファサイズに加算する加算工程とを備
    え、該加算されたイメージデータを削除対象に特定する
    ことを特徴とする請求項6記載のプリンタシステムの文
    字イメージ印字方法。
  10. 【請求項10】 オペレーティングシステムからプリン
    タドライバに出力されるアウトラインフォントデータに
    基づいて文字のイメージデータを作成するラスタライザ
    および該作成された文字のイメージデータを蓄えるイメ
    ージデータバッファを備えるホスト装置とプリンタとが
    通信して文字イメージを印字するプリンタシステムにお
    いて、プリンタドライバは、前記オペレーティングシス
    テムから出力文字列の文字コードを取得する文字コード
    取得手段と、注目している文字のイメージデータが既に
    獲得され前記イメージデータバッファに保管してある獲
    得済み状態かそれとも未獲得状態であるか判定する第1
    の判定手段と、既に獲得済みであると判定された場合に
    は、前記イメージデータバッファからそのイメージデー
    タを取得する第1の取得手段と、未獲得状態であると判
    定された場合には、前記ラスタライザから作成された文
    字のイメージデータを取得する第2の取得手段と、注目
    している文字と同一の文字が未処理の文字列中に含まれ
    るかを判定する第2の判定手段と、同一の文字が未処理
    の文字列中に含まれる場合には、イメージデータバッフ
    ァにイメージデータを保管する保管手段と、取得した文
    字イメージデータをプリンタコマンドへ変換する変換手
    段と、該変換されたプリンタコマンドを前記プリンタへ
    出力する出力手段とを備えることを特徴とするプリンタ
    システム。
  11. 【請求項11】 オペレーティングシステムからプリン
    タドライバに出力されるアウトラインフォントデータに
    基づいて文字のイメージデータを作成するラスタライザ
    および作成された文字のイメージデータを蓄えるイメー
    ジデータバッファを備えるホスト装置と、このホスト装
    置と前記文字のイメージデータを蓄えるイメージデータ
    登録バッファを備えるプリンタとが通信して文字イメー
    ジを印字するプリンタシステムにおいて、プリンタドラ
    イバは、前記オペレーティングシステムから出力文字列
    の文字コードを取得する文字コード取得手段と、注目し
    ている文字のイメージデータが既に獲得され前記イメー
    ジデータバッファに保管してある獲得済み状態かそれと
    も未獲得状態であるか判定する第1の判定手段と、未獲
    得状態であると判定された場合には、取得した文字イメ
    ージデータをプリンタコマンドに変換しプリンタへ出力
    する出力手段と、注目している文字と同一の文字が未処
    理の文字列中に含まれるかどうかを判定する第2の判定
    手段と、該判定により同一の文字が未処理の文字列中に
    含まれると判定された場合に、前記プリンタのイメージ
    データ登録バッファにイメージデータを登録する登録手
    段と、前記第1の判定手段により既に登録済みと判定さ
    れた場合に、該登録されたイメージを印字する命令をプ
    リンタへ出力する命令出力手段とを備えることを特徴と
    するプリンタシステム。
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