JPH08131708A - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JPH08131708A
JPH08131708A JP30417094A JP30417094A JPH08131708A JP H08131708 A JPH08131708 A JP H08131708A JP 30417094 A JP30417094 A JP 30417094A JP 30417094 A JP30417094 A JP 30417094A JP H08131708 A JPH08131708 A JP H08131708A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置構造及びメンテナンスの簡略化並びに膜
寿命の延長を図る。 【構成】 前段に浮上油回収手段と、後段に膜利用型油
水分離手段3とを組み合わせた油水分離装置において、
前記浮上油回収手段は、静置槽1、2であり、該静置槽
1、2における被処理液が槽1、2内を下降する際の下
降線速度を前記静置槽1、2から不安定な油滴が流出し
ていかない程度の処理速度としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油水分離装置に関す
る。特に、膜利用型油水分離手段と浮上油回収手段とを
組み合わせたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、油水分離装置が使用される場
合の1つとして次のような場合がある。
【0003】金属機械部品の洗浄(部品に付着した切削
油、プレス油、研削油等を除去すること)や、電子部品
の洗浄(基板等に付着している異物・微粒子等を除去す
ること)においては、一番多く用いられてきた洗浄方法
がフロン、トリクロルエタンを用いる洗浄であった。
【0004】しかし、フロン等の使用について法的規制
を受けてからは、代替の洗浄方法の1つとして水系洗浄
が採用される傾向にある。これには、水あるいは洗浄剤
を含んだ水溶液をウォータージェットとして部品にぶっ
つけて油分を除去する方法、液中に部品を浸漬した状態
で超音波を発振させる方法等がある。
【0005】いずれの方法にしても、常に新しい洗浄液
を用いるということは、その分だけ廃液が発生すること
になるため、同じ洗浄液でより多くの部品を洗浄するこ
とが要求される。
【0006】洗浄液の寿命とは、部品より脱離した油分
濃度が大きくなり、逆に部品を汚染してしまうような状
態や洗浄剤(界面活性剤、アルカリ成分等)の劣化した
状態=油分との化学反応により洗浄剤としての濃度が低
下した状態であるが、液中から油分のみを除去すること
及び洗浄剤を補給することで洗浄液の再生がなされる。
【0007】そして、油水分離装置に関しては、加圧浮
上式油水分離、コアレッサーフィルタータイプ(極細繊
維構造体に液を透過させることによって油滴径を大きく
し比重差分離を促進させる。)、種々の粗粒化エレメン
トを使用したタイプ(コアレッサーフィルタータイプと
同原理)、電位差分離・荷電凝集分離方式(液中に分散
している微粒子,液滴に電荷を与え凝集させた上で、ろ
過あるいは比重差分離を行う。)等があるが、いずれ
も、水中に分散している油分が不安定な存在であり、油
分が凝集し比重の小さい油分が浮上しやすいという特性
を利用したもので、この浮上した油を回収する浮上油回
収手段となっている。
【0008】ところが、超音波洗浄(超音波分散)等に
より、水の中に油分が高度に分散された油水混合液で
は、その油滴径は、0. 1 〜1μmと非常に小さく、
安定なエマルジョンを形成しており、静置しておいた場
合には、数週間〜数カ月経たないと油分が浮上してこな
いような液が形成されている。このような液に関して
は、上記浮上油回収手段による油水分離は不可となり、
そのような微細な油滴径より小さな孔径を有するろ過膜
(精密ろ過膜、限外ろ過膜)を利用したろ過方法の採用
が必要となる。
【0009】しかし、そのようなろ過膜を利用した膜利
用型油水分離法の欠点としては、通常、用いられるろ過
膜の材質としてはポリスルホン等の高分子系の材質や、
セラミック系の材質があるが、いずれの材質にしても、
安定なエマルジョンを形成していない、いわゆる浮上油
になるような油分がろ過膜面に接触すると、その油分は
ろ過膜面にくっついて離れなくなり、油膜を形成してし
まい、ろ過膜の孔を塞いでしまうから、ろ過能力、即ち
透過流速が著しく低下してしまうことである。
【0010】従って、(ろ過)膜処理により油水分離を
行う場合で、少しでも浮上油になるような油分が存在す
る可能性のある場合には、あらかじめ膜利用型油水分離
手段の前処理として浮上油を除去する必要があり、従来
技術である上記浮上油回収手段と膜利用型油水分離手段
とを効率よく複合化したシステムが、最近になって提案
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
複合化したシステムでも、浮上油回収手段を高級レベル
なものとし、より浮上油除去率を高くしようとした場合
には、膜利用型油水分離手段の前処理であるこの浮上油
回収手段自体の構造が複雑となり、かつ高価となってし
まう問題点があった。
【0012】そこで、ある程度の浮上油が膜処理部に流
入しても極端な膜利用型油水分離手段の処理流量の低下
をきたさないように、定期的にろ過膜を洗浄する手段が
取り入れられている。
【0013】このろ過膜の洗浄手段としては、よく用い
られるのに、逆洗がある。この逆洗の原理は、図8に示
すものであって、図8(a)のように、ろ過膜を中空糸
膜100とした場合に、原液を中空糸膜100の内部を
通過する際、原液の一部は中空糸膜100の内側から膜
壁を通ってろ過され外側に透過液が流出される。このと
き、中空糸膜100の内側の膜面に堆積物が付着するこ
とになり、目詰りを起こす。だから、図8(b)のよう
に、逆に透過液に圧力を掛けて外から内側へ逆流させれ
ば、内側の膜面の堆積物は容易に剥がれて、目詰まりが
解消するというものである。
【0014】しかし、この逆洗のための機構としては、
図9に示すように、ろ過膜としての中空糸膜100をモ
ジュール化した中空糸膜モジュール101により、原液
循環ライン102からの原液を透過させ、この膜透過液
をいったんタンク103に蓄積して流出するようにし、
図9(a)に示すように、タンク103内の膜透過液を
中空糸膜モジュール101に流すために逆洗専用のポン
プ104、あるいは図9(b)に示すようにエア105
の圧力が必要となり、配管の取り回しが複雑になってし
まうという問題があった。
【0015】従って、装置が大型になる場合が多く、複
合化が困難な場合があるという欠点もあった。
【0016】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、装
置構造及びメンテナンスの簡略化並びに膜寿命の延長を
図り得る油水分離装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、第1の発明として、前段に浮上
油回収手段と、後段に膜利用型油水分離手段とを組み合
わせた油水分離装置において、前記浮上油回収手段は、
静置槽であり、該静置槽における被処理液が槽内を下降
する際の下降線速度を前記静置槽から不安定な油滴が流
出していかない程度の処理速度としたことを特徴とす
る。
【0018】また、第2の発明として、前段に浮上油回
収手段と、後段に膜利用型油水分離手段とを組み合わせ
た油水分離装置において、前記膜利用型油水分離手段か
らの透過液を流出する透過液配管に、該透過液配管を開
閉する透過液バルブを設けたことを特徴とする。上記透
過液バルブは定期的に開閉可能であることが好適であ
る。
【0019】そして、上記第2の発明に係る透過液バル
ブを第1の発明の油水分離装置に適用しても良い。
【0020】
【作用】上記第1の発明の油水分離装置にあっては、浮
上油回収手段を静置槽としていることから、装置構造が
簡略となる。また、静置槽における被処理液の槽内を下
降する下降線速度を前記静置槽から不安定な油滴が流出
していかない程度の処理速度とすることで、不安定な分
散油(1μm〜10μm以上の油滴)と水との相対速度
を有することになり、後段の膜利用型油水分離手段の膜
面に付着し得る前記分散油は膜側に流れなくなるため、
目詰りが起こしにくくなり膜の寿命を延ばすことができ
る。
【0021】この理由は、上記不安定な油滴の上昇する
浮力よりも水の下降する線速度の方が速いと不安定な油
滴が静置槽から流出し、逆に油滴の上昇速度よりも水の
下降する線速度が遅いと油滴が静置槽内に残るためと考
えられる。この最適な速度は、実験により2cm/se
cであることがわかった。ただ、10cm/sec以下
に設定しておけば、上記不安定な油滴が流出しにくくな
り、実用上問題ない。
【0022】一方、非常に微細化した油滴は、水ととも
に運動し膜利用型油水分離手段側へと流れても、膜壁に
よって分離される。この分離により膜面には堆積物が付
着することになる。
【0023】そこで、第2の発明の油水分離装置にあっ
ては、膜利用型油水分離手段からの透過液を流出する透
過液配管に、その透過液配管を開閉する透過液バルブを
設けている。この透過液バルブにより透過液配管を閉じ
ると、透過液は外部に流れなくなるため、膜壁を通るろ
過圧が弱くなる。そのため、被処理液が膜壁の内側を通
る量が多くなるので、その内側膜面に付着した堆積物は
容易に剥され、その剥された堆積物は被処理液の流れに
沿って外部に排出される。
【0024】このようにして行なわれる膜利用型油水分
離手段の膜の洗浄は、透過液配管に透過液バルブを設け
るだけで達成できるので、従来技術で示したように洗浄
専用のポンプやエア等を必要とせず、また複雑な配管の
取り回しをすることがない。従って、装置構造が簡単
で、かつメンテナンスが容易となる。また洗浄により膜
の寿命を延長することができる。
【0025】さらに、上記透過液バルブを定期的に開閉
可能とすることで、定期的に洗浄が可能となるため、膜
の寿命をより延長することができる。
【0026】
【実施例】
(第1実施例)本発明の第1の発明に係る第1実施例の
油水分離装置を図1を用いて説明する。
【0027】図1において、1と2が油水分離処理の前
段に用いた浮上油回収手段を成す浮上油分離槽としての
静置槽であって、2槽を直列に接続して配置した。3が
油水分離処理の後段に用いた膜利用型油水分離手段とし
ての中空糸膜モジュールである。4は、被処理液として
の油で汚れた洗浄液である油水混合液(ここではエマル
ジョン液)が貯蔵されているタンクである。タンク4か
らの静置槽1に対する供給量は、中空糸膜モジュール3
で透過していく液量とほぼバランスする。また、静置槽
1には、中空糸膜モジュール3を通過して(透過せず
に)、配管5を経て戻ってくる油水混合液も合流する。
これらの液は静置槽1の底部から液の静圧により、次の
静置槽2の上部に流れていく。この静置槽1の上部から
入って、底部から次行程に流れていく間に、第1回目の
油水分離が行われる。
【0028】静置槽2においても、上部から入った油水
混合液は、底部から加圧ポンプ6により吸い込まれ、フ
ィルタ7、加圧ポンプ6、流量調整器8を経て、中空糸
膜モジュール3へ送られていく。この静置槽2の上部か
ら入って、底部から出ていく間に、第2回目の油水分離
が行われる。
【0029】フィルタ7はごみ、異物等を取り除くため
のものである。流量調整器8は、加圧ポンプ6により中
空糸膜モジュール3へ送られる量を、所定流量に調整す
る。
【0030】中空糸膜モジュール3は、中空糸膜3Aを
束ねたものをろ過膜として用い、中空糸膜3Aの内部に
液を通過させる際に、液の一部が中空糸膜3Aの内側か
ら膜壁を通ってろ過するよう、いわゆるクロスフローろ
過タイプある(図8(a)参照)。
【0031】9は手動の絞り弁であって、これを調整す
ることにより、中空糸膜モジュール3を通過する液の圧
力を、所定のろ過圧力(中空糸膜3A内側と外側の膜間
差圧)になるように調整する。10、11は、液の圧力
を見るために、中空糸膜モジュール3の前後の管路に設
けられた圧力計である。
【0032】そして、中空糸膜モジュール3の中空糸膜
3Aの内部を通過することで、第3回目の油水分離が行
われ、油分の濃くなった濃縮液は、配管5を経て、再
び、静置槽1の上部に送られていく。また、中空糸膜モ
ジュール3を透過して、油分が除去された膜透過液は、
透過液配管12を経て外部に流され、排水されるか、洗
浄液としてリサイクルされる。
【0033】上記第3回目の油水分離処理をする中空糸
膜モジュール3に静置槽1、2から不安定な分散油が流
出すると、中空糸膜3Aの内側の膜面に付着し、油膜を
形成してしまい、目詰りを起こし透過流速が著しく低下
してしまう。従って、不安定な分散油を中空糸膜モジュ
ール3側に流さないようにしなければならない。
【0034】そこで、本実施例では、静置槽1、2にお
ける被処理液である油水混合液が上部から底部へと下降
する下降線速度(処理流量/槽の断面積)を所定の処理
速度として、不安定な分散油が中空糸膜モジュール3側
へと流れないようにした。
【0035】上記所定の処理速度としては、下記の実験
データにより10cm/sec以下、好ましくは2cm
/sec以下とする。このような下降線速度とすること
で、不安定な分散油(油滴径1〜10μm以上)と水と
の相対速度を有するため、中空糸膜モジュール3側へは
混入しない。その結果、中空糸膜3Aの寿命を延ばすこ
とができる。
【0036】この理由は、上記不安定な油滴の上昇する
浮力よりも水の下降する線速度の方が速いと不安定な油
滴が静置槽2から流出し、逆に油滴の上昇速度よりも水
の下降する線速度が遅いと油滴が静置槽2内に残るため
と考えられる。
【0037】次に、静置槽1、2の下降線速度を上記と
したこととした実験データを図2に示すグラフに基づい
て説明する。
【0038】実験条件は、使用油がユシロンカットUB
ー75の被処理液であり、中空糸膜モジュール3の平均
ろ過圧力が2kgf/cm2 である。図2に示すグラフ
は、横軸に、油水分離の後段である中空糸膜モジュール
3のろ過膜面積1m2 当たりのトータルの処理流量L/
2 (中空糸膜モジュール3を透過した透過液のろ過膜
面積1m2 当たりの総量)を、縦軸に、中空糸膜モジュ
ール3の透過流速L/m2・hr(中空糸膜モジュール3
のろ過能力を示すもので、ろ過膜面積1m2 当たり、1
時間当たりの透過量)としている。
【0039】線Aは、油水分離の前段である静置槽1、
2の被処理液の下降線速度vdown=20cm/secの
時のものである。即ち、下降線速度が大きすぎるため
に、油滴径の大きい不安定な分散油が水と共に運動し、
中空糸膜モジュール3側に流出されて、中空糸膜3Aの
膜面に付着して目詰まりを起こし、中空糸膜モジュール
3の透過流速が急激に落ちて、0に近づくことを示して
いる。
【0040】これに対して、線Bは、下降線速度vdown
=2cm/secの時のものである。即ち、不安定な分
散油(油滴径1〜10μm以上)と水との相対速度を有
することから、中空糸膜モジュール3側へは混入しない
ために、中空糸膜モジュール3の透過流速が最初は低下
するが、60L/m2・hrの近くで安定して、それ以上
はなかなか低下しないことを示す。
【0041】以上、線A、Bの結果より、仮に透過流速
が60L/m2・hr以下に達した時を中空糸膜3Aの寿
命であるとすると、下降線速度vdown=2cm/sec
の条件では、寿命は25000L/m2 以上であり、下
降線速度vdown=20cm/secの条件では、寿命は
5000L/m2 である。このように下降線速度を2c
m/secとすることで、中空糸膜3Aの寿命がかなり
延びることとなる。
【0042】そして、この膜寿命と下降線速度の関係
を、縦軸を膜寿命、横軸を下降線速度としてグラフに表
すと、図3に示すようになる。
【0043】上記のように、下降線速度2cm/sec
以下が、分散油の中空糸膜モジュール3側への混入防止
として望ましいのであるが、限りなく0に近づけた場合
には、静置槽1、2が非常に大きいものが必要となる。
【0044】例えば、中空糸膜モジュール3を、寸法φ
40mm×L1000mm、ろ過膜面積1m2 、膜透過
液流量1L/minとした場合、被処理液である油水混
合液の循環流量は通常10〜15L/minで運転され
る。従って、静置槽1、2の処理流量は、エマルジョン
液が貯蔵されているタンク4からの供給量を1L/mi
nとすると、1L/min+10〜15L/minとな
る。
【0045】そして、下降線速度は、上記したように処
理流量/槽の断面積であるので、仮に処理流量を14L
/minとすると2cm/secを達成するには、11
7cm2 ≡φ12.2cmの静置槽1、2が必要とな
る。また10cm/secを達成するには、23.3c
2 ≡φ5.4cmの静置槽1、2が必要となる。
【0046】理想的には、上記中空糸膜モジュール3の
寸法と同レベル以下の大きさの静置槽1、2が好ましい
ため、φ5.4cmが限界となる。そこで、図3に示す
膜寿命と下降線速度の関係のグラフと併せて考えると実
用上下降線速度は10cm/minとなる。あとは、下
限はどれだけ大きな静置槽1、2を設けられるかによっ
て下降線速度の下限となります。
【0047】上記した実験データより、静置槽1、2の
下降線速度の最適な値は2cm/secであり、実用上
から10cm/sec以下が好ましい。
【0048】このように、静置槽1、2の下降線速度を
所定の処理速度とすることにより、不安定な分散油は中
空糸膜モジュール3側に流れずに、しばらくすると静置
槽1、2の上部において浮上油となる。この浮上油を回
収すればよい。
【0049】一方、非常に微細化した(エマルジョン化
した)油滴は、水とともに運動して中空糸膜モジュール
3側に流れ、中空糸膜3Aの膜壁により分離される。し
かし、長時間静置することによってエマルジョン化した
油滴どうしが合一化し浮上油となりやすくなる。従っ
て、静置槽1、2での滞留時間を充分とってやれば、回
収が可能となる。
【0050】そこで、静置槽1、2の形状の一例を示
す。
【0051】槽の深さは、700〜2000mm、好ま
しくは800〜1500mmとする。あまり槽が浅い
と、浮上油が中空糸膜モジュール3側に流出しやすくな
る。また、槽が深すぎる場合には、取り扱いが困難とな
る。すなわち、槽の深さは、不安定な分散油が浮上油と
なるまでの時間を確保する意味で、一定数値以上が必要
であり、上限値はあくまでも取り扱い易さによって決ま
る。
【0052】槽の断面積は、処理する液量によるのであ
るが、実験データから、被処理液である油水混合液の下
降線速度(処理流量/槽の断面積)が、10cm/se
c以下、好ましくは2cm/secとする必要がある。
ただし、槽の構造に関しては特に制約はなく所定の上記
深さがあれば断面構造は、円でも四角でもどのような形
でも良い。
【0053】次に、計算例をあげると、内径50mmの
パイプ状容器(断面円形)を使った場合には、時間当た
りの流量Qの限度は、下降線速度10cm/secで、
10cm/sec=Q/2.52 cm・π(断面積1
9.6cm2 )→Q=196cm3 /sec→Q≒70
0L/hr、好ましい方の2cm/secで、Q=3
9.2cm3 /sec→Q≒140L/hrが可能とな
る。
【0054】また、底辺の縦100mm,横50mmの
直方体の容器(断面四角形)を使った場合には、断面積
は50cm2 であるから、時間当たりの流量Qの限度
は、下降線速度2cm/sec〜10cm/sec以下
で360L/hr〜1800L/hrとなる。
【0055】この静置槽1、2は、多連直列配置にした
方が効果が大きい。通常は1〜3段、好ましくは、2か
ら3段が採用される。
【0056】なお、本実施例における、静置槽1、2で
は定期的に排水する必要はないが、必要に応じて(上層
部の浮上油の溜り具合に応じて)、オイルスキマーなど
で自動的に浮上油を排出させるか、手動で浮上油をすく
い取ることによって連続的な運転が可能となる。
【0057】上記構成の油水分離装置にあっては、浮上
油回収手段として静置槽1、2を用いていることから、
安価でかつ構造が簡単である。そのため、メンテナンス
が容易であるとともに装置の小型化を図ることができ
る。
【0058】また、静置槽1、2の下降線速度を上記所
定の処理速度とすることで、不安定な分散油(油滴)が
流出していかないようにしているので、中空糸膜モジュ
ール3の中空糸膜3Aが目詰りを起こしにくくなり、寿
命が延びることになる。
【0059】(第2実施例)次に、本発明の第2の発明
に係る第2実施例の油水分離装置を図4を用いて説明す
る。
【0060】図4の油水分離装置は、図1の第1実施例
の油水分離装置に、電動の透過液バルブ13を、中空糸
膜モジュール3を透過した後の透過液が流れる透過液配
管12と透過液を貯蔵する透過液タンク14の途中に付
け加えただけのものである。
【0061】中空糸膜3Aは、上記したように、クロス
フローろ過するもので、このクロスフローろ過では、原
液ここでは油水混合液を中空糸膜3Aの内側膜面に対し
水平に高速で流すことにより、静置槽1、2から流出さ
れた油水混合液における堆積物を掻き取り、膜面を洗浄
しながらろ過(分離)を行なうのである(図8(a)参
照)。
【0062】従って、膜面洗浄効果とろ過圧により堆積
物を拘束する効果とのバランスにより、中空糸膜3Aの
目詰りが進行していくわけである。つまり、上記第1実
施例により不安定な分散油が静置槽1、2から流出して
来ず、非常に微細化した(エマルジョン化した)油滴が
水とともに流出されて来るのであるが、長期間運転の場
合には、やがて目詰りし、処理流量が低下してしまう。
そこで、本実施例により透過液バルブ13を設けること
で、中空糸膜3Aの洗浄を可能としたのである。
【0063】以下、透過液バルブ13の開閉における作
用について説明する。
【0064】透過液バルブ13の開時は、通常のろ過
(分離)が行なわれる。つまり、油水混合液が中空糸膜
3Aの内部を通過し、その際膜壁の孔より小さい液が内
側から膜壁を通ってろ過され、この透過液が透過液配管
12を通って透過液タンク14側に流出される。
【0065】透過液バルブ13の閉時は、このバルブ1
3によって透過液配管12が閉ざされているため、透過
液タンク14側に流れることがない。そのため、堆積物
を拘束するろ過圧が弱まるために、クロスフローによる
膜面の洗浄効果が発揮される。これによって、中空糸膜
3Aの内側膜面に付着していた堆積物が剥され、その剥
された堆積物が油水混合液の流れに沿って配管5側に流
出され、静置槽1の上部に流出される。このようにして
中空糸膜3Aの洗浄が行なわれるのである。
【0066】このように、透過液配管12に透過液バル
ブ13を設けるだけで、従来技術で示した洗浄専用のポ
ンプ104やエア105等を必要とせず、また複雑な配
管の取り回しをすることなしに中空糸膜3Aの洗浄が可
能となり、その結果中空糸膜3Aの寿命を延長すること
ができる。
【0067】そして、透過液バルブ13は電動であるた
め、図示しない制御回路にて開閉を定期的に制御可能と
することで、定期的に中空糸膜3Aの洗浄を行なうこと
ができ、これにより寿命をより延ばすことができる。
【0068】さらに、透過液バルブ13を閉じた後に加
圧ポンプ6を停止(オフ)すれば、瞬間的に中空糸膜3
Aの内側よりも外側の方が圧力が高くなり、さらに堆積
物を剥す効果が得られる。このように、透過液バルブ1
3の開閉操作と連動させて加圧ポンプ6のオン−オフ操
作を行なわせることによって中空糸膜3Aの洗浄効果が
上り、さらに寿命を延ばすことができる。
【0069】ここで、図4の第2実施例に係る油水分離
装置を用い、膜面積40cm2 のポリスルホンUF中空
糸膜モジュールでの油水分離試験を行った場合の処理流
量L/m2 と透過流速L/m2 ・hrに関する結果を図
5に示す。また、この際の電動の透過液バルブ13及び
加圧ポンプ6作動状態(運転モード)は図5に付記して
いる通り、15分ろ過→透過液バルブ13閉→15se
c後に加圧ポンプ6停止→1分後に透過液バルブ13開
と共に加圧ポンプ6再起動の繰り返しとなっている。
【0070】図5に示す結果より透過流速が60L/m
2・hr以上で安定した運転が可能であることがわかる。
【0071】比較例として、電動の透過液バルブ13を
常時開とし、加圧ポンプ6は連続運転した場合(なお、
この全循環実験の場合は透過液を静置槽1に戻し、タン
ク4からエマルジョン液を補給していない:図4中点線
矢印参照)には、中空糸膜モジュールの処理量3000
L/m2 の時点で、透過流速は15L/m2・hr以下と
なり、さらに、低下していく挙動が確認された。
【0072】(第3実施例)次に、本発明の第2の発明
に係る第3実施例の油水分離装置を図6を用いて説明す
る。
【0073】図6の第3実施例の油水分離装置は、油水
分離処理の前段として、荷電凝集ろ過タイプの浮上油回
収手段20を用いて、後段に、膜利用型油水分離手段と
しての中空糸膜モジュール21、22を2連並列に設置
したもので、上記第2実施例同様中空糸膜21A、22
Aの洗浄を可能としたものである。
【0074】浮上油回収手段20は、ストレーナ23,
加圧ポンプ24を備えており、被処理液が貯蔵されてい
るタンク25から配管26を介して供給される被処理液
中に分散している微粒子,油滴に電荷を与え凝集させた
上で、比重差分離を行なわせ、これにより浮上した油を
回収するものである。
【0075】そして、中空糸膜モジュール21、22の
被処理液の循環回路の部分について説明すると、27
が、中空糸膜モジュール21、22の被処理液を循環さ
せる加圧ポンプであって、配管28を介して中空糸膜モ
ジュール21、22に被処理液を送り、中空糸膜モジュ
ール21、22で油水分離を行って、油分の濃くなった
濃縮液を配管29を介して回収する。この循環を繰り返
している。30は、配管29の途中に設けられた絞り弁
であって、この弁の調整で、被処理液に所定のろ過圧力
を与えている。
【0076】この循環回路の中で、被処理液の出入りが
行われている。まず出る方では、1つが、中空糸膜モジ
ュール21、22の所で、中空糸膜3Aにより透過し、
油分を最終的に分離された透過液が、透過液配管31を
介してタンク25に送られていく。途中に、第1絞り弁
32、第1流量調整器33があって、圧力、流量が調整
されている。出る方の2つ目が、第2絞り弁34、第2
流量調整器35を介して、一部の所定液量が配管36を
通ってストレーナ23,加圧ポンプ24を介して浮上油
回収手段20に戻っていく。その出た液量分に相当する
分を、配管37を介して、浮上油回収手段20から油水
分離処理を受けた被処理液を補充される。
【0077】また、浮上油回収手段20から油水分離処
理を受けた一部の被処理液は配管38を介してタンク2
5に送られていく。
【0078】そして、電動の透過液バルブ40を、中空
糸膜モジュール21、22を透過した後の、透過液の流
れる透過液配管31の途中でかつ第1絞り弁32の前に
付け加えて、上記第2実施例と同様に透過液バルブ40
を開閉制御することで、中空糸膜モジュール21、22
の中空糸膜21A、22Aの洗浄を可能としたものであ
る。この作用効果については上記第2実施例で示した通
りなので、その説明は省略する。
【0079】また、第2絞り弁34、第2流量調整器3
5を介して、一部の所定液量を浮上油回収手段20に戻
す配管36に並列に加圧ポンプ27により加圧された濃
縮液を浮上油回収手段20に開放する電動の濃縮液排出
用バルブ41を設けている。
【0080】そこで、透過液バルブ40及び濃縮液排出
用バルブ41を備えた本実施例の油水分離装置と、図7
に示した透過バルブ40及び濃縮液排出用バルブ41を
備えていない、いわゆる洗浄機構を有していない改良前
の油水分離装置と比較実験を行なったので、その結果に
ついて説明する。なお、図7に示した油水分離装置は透
過液バルブ40、濃縮液排出用バルブ41を備えていな
い以外は図6の油水分離装置の構成と同一なので、同一
の構成部分については同一の符号を付して、その説明は
省略する。なお、いずれの油水分離装置の中空糸膜モジ
ュール21、22の膜面積は2m2 、処理流量1.5L
/minとなっている。
【0081】そして、図6、図7の油水分離装置に対し
て、被処理液として防錆油を含有した廃液処理を行った
ところ、図7の油水分離装置では、約2週間で、膜透過
液量は1L/minを下回ってしまった。これに対し、
図6に示す透過液バルブ40、濃縮液排出用バルブ41
を追加した本実施例の油水分離装置において、透過液バ
ルブ40、濃縮液排出用バルブ41の開閉、加圧ポンプ
27のオン・オフ操作を連動させたところ、中空糸膜の
寿命が3カ月以上となった。
【0082】このように、中空糸膜モジュール21、2
2からの濃縮液を排出するための濃縮液排出用バルブ4
1を設け、その濃縮液排出用バルブ41を透過液バルブ
40の開閉と連動させて開閉制御することで、中空糸膜
の寿命の延長を図ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上、説明した通り、第1の発明の油水
分離装置にあっては、浮上油回収手段を静置槽としてい
るので、安価で装置構造を簡略化することができ、メン
テナンスも簡略化することができる。また、静置槽にお
ける被処理液の槽内を下降する下降線速度を前記静置槽
から不安定な油滴が流出していかない程度の処理速度と
したので、不安定な分散油(1μm〜10μm以上の油
滴)と水との相対速度を有することになり、後段の膜利
用型油水分離手段の膜面に付着し得る前記分散油は膜側
に流れなくなるため、目詰りが起こしにくくなり膜の寿
命を延ばすことができる。
【0084】一方、非常に微細化した油滴は、水ととも
に運動し膜利用型油水分離手段側へと流れても、膜壁に
よって分離される。しかし、長期使用していくと膜面に
は堆積物が付着することがある。
【0085】そこで、第2の発明の油水分離装置にあっ
ては、膜利用型油水分離手段からの透過液を流出する透
過液配管に、その透過液配管を開閉する透過液バルブを
設けている。この透過液バルブにより透過液配管を閉じ
ると、透過液は外部に流れなくなるため、膜壁を通るろ
過圧が弱くなる。そのため、被処理液が膜壁の内側を通
る量が多くなるので、その内側膜面に付着した堆積物は
容易に剥され、その剥された堆積物は被処理液の流れに
沿って外部に排出される。
【0086】このようにして行なわれる膜利用型油水分
離手段の膜の洗浄は、透過液配管に透過液バルブを設け
るだけで達成できるので、従来技術で示したように洗浄
専用のポンプやエア等を必要とせず、また複雑な配管の
取り回しをすることがない。従って、装置構造が簡単
で、かつメンテナンスが容易となる。また洗浄により膜
の寿命を延長することができる。
【0087】さらに、上記透過液バルブを定期的に開閉
可能とすることで、定期的に洗浄が可能となるため、膜
の寿命をより延長することができる。
【0088】もちろん、浮上油回収手段が所定の下降線
速度を有する静置槽でない場合であっても、膜利用型油
水分離手段に上記した透過液バルブを設けることで、膜
の洗浄を可能としているので、洗浄により膜の寿命の延
長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の発明に係る第1実施例の
油水分離装置の概略構成図である。
【図2】図2は図1の油水分離装置についての実験デー
タのグラフである。
【図3】図3は下降線速度と膜寿命の関係を示すグラフ
である。
【図4】図4は本発明の第2の発明に係る第2実施例の
油水分離装置の概略構成図である。
【図5】図5は図4の油水分離装置についての実験デー
タのグラフである。
【図6】図6は本発明の第2の発明に係る第3実施例の
油水分離装置の概略構成図である。
【図7】図7は図6の油水分離装置において、改良前の
油水分離装置の概略構成図である。
【図8】図8は中空糸膜断面モデル図であり、同図
(a)はろ過を示すモデル図で、同図(b)は逆圧洗浄
を示すモデル図である。
【図9】図9は従来の洗浄機構を示す概略構成図であ
り、同図(a)は逆洗用ポンプを使用したもので、同図
(b)はエアを利用したものである。
【符号の説明】
1、2 静置槽(浮上油回収手段) 3、21、22 中空糸膜モジュール(膜利用型油水分
離手段) 3A、21A、22A 中空糸膜 4、25 タンク 5、26、28、29、36、、37、38 配管 6、24、27 加圧ポンプ 7 フィルタ 8 流量調整器 9、30 絞り弁 10、11 圧力計 12、31 透過液配管 13、40 透過液バルブ 14 透過液タンク 20 浮上油回収手段 23 ストレーナ 32 第1絞り弁 33 第1流量調整器 34 第2絞り弁 35 第2流量調整器 41 濃縮液排出用バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段に浮上油回収手段と、後段に膜利用
    型油水分離手段とを組み合わせた油水分離装置におい
    て、 前記浮上油回収手段は、静置槽であり、該静置槽におけ
    る被処理液が槽内を下降する際の下降線速度を前記静置
    槽から不安定な油滴が流出していかない程度の処理速度
    としたことを特徴とする油水分離装置。
  2. 【請求項2】 前段に浮上油回収手段と、後段に膜利用
    型油水分離手段とを組み合わせた油水分離装置におい
    て、 前記膜利用型油水分離手段からの透過液を流出する透過
    液配管に、該透過液配管を開閉する透過液バルブを設け
    たことを特徴とする油水分離装置。
  3. 【請求項3】 透過液バルブは定期的に開閉可能である
    ことを特徴とする請求項2記載の油水分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の透過液バルブを用
    いることを特徴とする請求項1記載の油水分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004195364A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Sasakura Engineering Co Ltd エマルジョン化した油を含む被処理水の油水分離方法及びその装置
KR101929842B1 (ko) * 2018-11-14 2019-03-14 (주)와이투지 유수분리장치

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JP2004195364A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Sasakura Engineering Co Ltd エマルジョン化した油を含む被処理水の油水分離方法及びその装置
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