JPH11165173A - 油水分離方法及び装置 - Google Patents

油水分離方法及び装置

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JPH11165173A
JPH11165173A JP35229597A JP35229597A JPH11165173A JP H11165173 A JPH11165173 A JP H11165173A JP 35229597 A JP35229597 A JP 35229597A JP 35229597 A JP35229597 A JP 35229597A JP H11165173 A JPH11165173 A JP H11165173A
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JP
Japan
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oil
water
emulsion
membrane filter
separated
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JP35229597A
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Inventor
Hideki Hashimoto
英樹 橋本
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SHINWA JITSUGYO KK
Original Assignee
SHINWA JITSUGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水と油が乳化してできたエマルジョンを水と
油とに分離でき,効率良く排油を回収できる,エマルジ
ョンの油水分離方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 孔径0.45〜0.80μmの円形又は
楕円形の孔30を多数有するメンブレンフィルター3,
メンブレンフィルターの周囲のバッファプレート2,及
びバッファプレートの周囲の濾過タンク8とよりなり,
バッファプレートの上端21はメンブレンフィルターの
上端31よりも高い位置にある。また,メンブレンフィ
ルターの下端部32には1〜4kg/cm2 の加圧を行
ってエマルジョン72を送入するための送入パイプ52
を,バッファプレートの外周と濾過タンクの内壁との間
の外室80には分離水71排出用の分離水パイプ51
を,濾過タンクの上部には排油73排出用の排油パイプ
53を接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,鋼材の油焼入に用いた油を含有
する廃洗浄液,廃クーラント液等の廃液のエマルジョン
を,水分と油分に分離し,効率良く排油を除去すること
ができる油水分離方法とその装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来,水分と油分とが混合している液体か
ら,油分を廃棄する場合には,一般的に,水と油との比
重の差を利用する方法がある。この場合,一般的には,
両者が自然に分離するまで放置し,分離浮上した油分を
回収,廃棄する方法が知られている。
【0003】上記の方法による浮上油回収装置として
は,例えば,フロート式(図8)とベルトスキマー式
(図9)とがある。両者とも,まず,図8,図9に示す
ごとく,油混入液79をタンク98中に入れて,これが
排油73の層と分離水71の層とに分離するまで自然放
置する。
【0004】そして,フロート式においては,図8に示
すごとく,吸引ノズル91を上記排油73の層に浮かせ
て,上記吸引ノズル91から浮上している排油73を吸
引して回収する。また,ベルトスキマー式においては,
図9に示すごとく,環状のベルト92を排油73の層に
浮かせて,上記ベルト92に浮上している排油73を吸
着させる。そして,ローラ93によりベルト92を回転
させ,かき取り板94により上記ベルト92から上記排
油73をしごき落として回収する。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の浮
上油回収装置は,フロート式とベルトスキマー式のどち
らも,上記油混入液79を排油73と分離水71とに分
離する方法が自然放置方式である。そのため,分離に時
間がかかる。また,上記フロート式では,上記浮上した
排油73だけでなく,時には誤って分離水71まで吸引
してしまうことがある。また,上記ベルトスキマー式で
は,上記ベルト92に吸着させることができる排油73
の量が少ないため,回収に非常に長い時間が必要とな
る。
【0006】また,図8,図9に示すごとく,油と水と
が乳化してエマルジョン72(図4参照)の状態ができ
ている場合には,上記エマルジョン72は,排油73ほ
ど比重が小さくないので,上記分離水71中に分散した
ままの状態となる。上記エマルジョン72は,自然放置
では容易に排油73と分離水71とに分離することはな
い。そのため,上記浮上油回収装置では,分離して浮上
した排油73は回収することができるが,エマルジョン
72に含まれる排油(図4参照)は回収することができ
ない。
【0007】また,鋼材の油焼入の終了後には,鋼材の
表面を洗浄するために洗浄液を用いる(実施形態例2参
照)。このとき,鋼材の表面に付着していた焼入油等が
上記洗浄液中に混入し,エマルジョン状態の廃洗浄液と
なる。また,切削工程において,工具刃先を冷却するた
めのクーラントは,切削油と水と界面活性剤とからなる
エマルジョンである。そのため,廃クーラント液もエマ
ルジョン状態にある。また,上記エマルジョンは,これ
を長期放置しておくと,空気中等の細菌が混入して腐敗
を生じ,強い異臭を放つ。そのため,エマルジョンの効
果的な油水分離が切望されている。
【0008】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,水と油が乳化状態で存在しているエマル
ジョンを,水と油とに分離することができ,効率良く高
純度の排油を回収できる,エマルジョンにおける油水分
離方法及び装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,水と油が乳化状
態で存在しているエマルジョンを,メンブレンフィルタ
ーを透過させることにより,分離水と排油とに分離する
方法において,上記メンブレンフィルターは孔径0.4
5〜0.80μmの円形又は楕円形の孔を多数有し,ま
た上記メンブレンフィルターを透過させるにあたって
は,その上流側より上記エマルジョンに1〜4kg/c
2 の加圧を行うことを特徴とするエマルジョンの油水
分離方法にある。
【0010】本発明において最も注目すべきことは,エ
マルジョンを上記特定孔径のメンブレンフィルターと特
定の圧力とを用いて,分離水と排油とに分離することで
ある。
【0011】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明のエマルジョンの油水分離方法によれば,水を油で包
み込んだ構造の上記エマルジョンは,上記メンブレンフ
ィルターを透過する際に,エマルジョン粒子よりも小さ
な上記孔に捕捉される。このとき,上記エマルジョン
は,上記加圧により,上記メンブレンフィルターに対し
て押圧されている。
【0012】そのため,上記エマルジョンの外皮を形成
している油の膜が破られて,上記エマルジョンの状態が
破壊される。それ故,上記圧力をかけて上記メンブレン
フィルターを透過させることにより,上記エマルジョン
を分離水と排油とに分離することができる。
【0013】また,上記メンブレンフィルターは,エマ
ルジョン状態を破壊する作用を有すると共に有機物や細
菌をも捕捉することができる。そのため,上記廃洗浄
液,廃クーラント液等の廃液の腐敗を防止することもで
きる。
【0014】次に,上記メンブレンフィルターの孔径が
0.45μm未満の場合には,上記エマルジョン以外の
物質,例えば上記クーラントが,上記メンブレンフィル
ターの孔に詰まりやすくなるため,分離の効率が低下す
る。一方,上記メンブレンフィルターの孔径が0.80
μmを超える場合には,上記エマルジョンが上記メンブ
レンフィルターの孔を素通りしてしまうため,分離の効
率が低下する。また,上記メンブレンフィルターとして
は,例えばアセテートメンブランを用いたカートリッジ
フィルター等がある。
【0015】また,上記加圧が1kg/cm2 未満の場
合には,上記エマルジョンの油の膜を破ることができな
い。一方,上記加圧が4kg/cm2 以上の場合には,
上記メンブレンフィルターの耐圧を超えてしまい,過負
荷となる。
【0016】次に,請求項2の発明のように,上記分離
水には,エマルジョン中に含有されている界面活性剤を
含有させることができる。この場合には,上記分離水中
に界面活性剤を混入させた状態で,再び分離水を再利用
でき,コスト低減を図ることができる。
【0017】次に,請求項3の発明のように,上記分離
水は,洗浄液,クーラント液等の工業用液体を構成する
水分として再利用することができる。この場合には,上
記洗浄液,クーラント液等の工業用液体に用いる水分量
の減少を防止することができる。
【0018】次に,請求項4の発明は,濾過タンクと,
該濾過タンク内に立設した筒状のメンブレンフィルター
及び該メンブレンフィルターの周囲に配置した環状のバ
ッファプレートとよりなり,また,該バッファプレート
の上端はメンブレンフィルターの上端よりも高い位置に
あり,また,上記メンブレンフィルターにはその下端部
にエマルジョンを送入するための送入パイプが接続して
あり,また,上記バッファプレートの外周と濾過タンク
の内壁との間の外室には水と油が乳化状態で存在するエ
マルジョンから分離された分離水を排出するための分離
水パイプを接続してあり,更に上記濾過タンクの上部に
は上記エマルジョンから分離された排油を排出するため
の排油パイプを接続してなり,かつ,上記メンブレンフ
ィルターは,孔径0.45〜0.80μmの円形又は楕
円形の孔を多数有することを特徴とするエマルジョンの
油水分離装置にある。
【0019】本発明において最も注目すべきことは,エ
マルジョンを分離水と排油とに分離するための上記特定
孔径のメンブレンフィルターと,分離した分離水と排油
とを効率良く導き,回収するためのバッファプレートと
を設けたことである。
【0020】次に,本発明における装置の作用につき説
明する。本発明のエマルジョンの油水分離装置において
は,メンブレンフィルターの下端部に接続されている送
入パイプから,上記メンブレンフィルターの内部に上記
エマルジョンを送入する。なお,このときの送入圧力は
1〜4kg/cm2 とすることが好ましい。
【0021】上記メンブレンフィルターは,上述の油水
分離方法で説明したごとく,上記廃洗浄液,廃クーラン
ト液等の廃液のエマルジョンを分離水と排油に分離す
る。そして,両者は,上記メンブレンフィルターの外
部,即ち,メンブレンフィルターとバッファプレートと
の間に押し出される。
【0022】そして,上記分離した排油は,分離水より
比重が小さいので,上記濾過タンク内における上記分離
水よりも上方に浮上する。そこで,上記排油は排油パイ
プを通じて油水分離装置の外へ排出される。一方,上記
分離水は,上記浮上した排油によりも下方にあるため,
上記バッファプレートを乗り越えて上記外室に入る。そ
して,上記分離水は,上記外室から分離水パイプを通じ
て油水分離装置の外へ排出される。
【0023】本発明のエマルジョンの油水分離装置に
は,上記メンブレンフィルターを設けているため,上記
の油水分離方法と同様にして,上記エマルジョンを分離
水と排油とに,効率的かつ確実に分離することができ
る。また,上記油水分離装置においては,上記バッファ
プレートを設けていると共に,上記バッファプレートの
上端は,上記メンブレンフィルターの上端よりも高い位
置にある。そのため,上記メンブレンフィルターは常時
分離水の中に位置しており,分離した排油を濾過タンク
の上部まで効率良く導き,回収することができる。
【0024】次に,請求項5の発明のように,上記外室
には上記分離水中の残存油の油粒子を凝集させて,浮上
させるためのコアレッサーを有することが好ましい。こ
の場合には,上記コアレッサーは,上記分離水中の残存
油の油粒子を凝集させて,濾過タンクの上部へ浮上させ
る。そのため,上記外室から分離水パイプを通じて排出
される分離水中に,排油が混入することを,確実に防止
することができる。また,上記コアレッサーとしては,
例えば多層状の網構造体,ウレタンフォーム,セラミッ
クフォーム等の目の粗いフィルター材等を用いる。
【0025】次に,請求項6の発明のように,上記濾過
タンクの上部には,浮上した上記排油の油面を検出する
油面検出センサを配置することが好ましい。この場合に
は,上記油面検出センサが,上記濾過タンクの上部に所
定量の上記排油が溜まったことを検出する。そこで,例
えばこの検出信号により,排油バルブ等を開いて排油を
排出する。そのため,上記濾過タンクの上部から排出さ
れる上記排油に,上記分離水が混入することを防止する
ことができる。
【0026】次に,請求項7の発明のように,上記分離
水パイプにはメンブレンフィルターを逆洗するための逆
洗水パイプを,一方上記送入パイプには逆洗水排出パイ
プを接続してなることが好ましい。この場合には,上記
逆洗水パイプから上記分離水パイプを通じて上記メンブ
レンフィルターに,油水分離時とは逆向きに逆洗水を送
入することができる。そのため,上記メンブレンフィル
ターの孔における目詰まりを解消することができる。な
お,逆洗後の逆洗水は,上記送入パイプを通じて逆洗水
排出パイプから排出される。
【0027】次に,請求項8の発明のように,上記外室
における上記分離水パイプを接続した部分の上部には,
逆洗水の吹き上がりを防止するための邪魔板を配設する
ことが好ましい。この場合には,上記邪魔板は,上記逆
洗時の逆洗水が上記濾過タンクの上部にまで吹き上がる
ことを,防止する。そのため,上記逆洗水の吹き上がり
が,上記濾過タンクの上部に浮上している排油を攪乱す
ることはない。それ故,逆洗時において,分離水中に,
上記排油が混入することを,防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるエマルジョンの油水分離装
置,及び方法について,図1〜図4を用いて説明する。
本例の油水分離装置1は,図1に示すごとく,濾過タン
ク8と,該濾過タンク8内に立設した筒状のメンブレン
フィルター3と,該メンブレンフィルター3の周囲に配
置した環状のバッファプレート2とよりなる。また,該
バッファプレート2の上端21はメンブレンフィルター
3の上端31よりも高い位置にある。上記メンブレンフ
ィルター3は,図3に示すごとく,孔径0.45〜0.
80μmの円形又は楕円形を有する孔30を多数有す
る。
【0029】また,図1に示すごとく,上記メンブレン
フィルター3には,その下端部32にエマルジョン72
を送入するための送入パイプ52を接続している。ま
た,上記バッファプレート2の外周と濾過タンク8の内
壁との間の外室80には,分離水71を排出するための
分離水パイプ51を接続している。更に,上記濾過タン
ク8の上部81には,上記エマルジョン72から分離さ
れた排油73を排出するための排油パイプ53を接続し
ている。なお,上記バッファプレート2の内周における
上記濾過タンク8の底面にはドレンを抜くためのドレン
パイプ54を接続している。
【0030】上記外室80は環状の部屋を形成してお
り,その上部には,図1に示すごとく,上記分離水71
中の残存油の油粒子を凝集させて,浮上させるためのコ
アレッサー62を有する。また,上記濾過タンク8の上
部81には,浮上した排油73の油面を検出する油面検
出センサ63を配置している。また,上記外室80にお
ける上記分離水パイプ51を接続した部分の上部801
には,図5に示すごとく,逆洗水77の吹き上がりを防
止するための邪魔板67を配設している。
【0031】以下,上記油水分離装置1を詳説する。図
1に示すごとく,上記濾過タンク8はステンレス製であ
り,環状の本体82と円錐状の上部81とからなる。上
記本体82と上部81とは,ナット831,ボルト83
2によって固定されている。また,上記本体82と上部
81とは溶接により密着している。
【0032】次に,上記メンブレンフィルター3は,中
空の円筒形状である。上記メンブレンフィルター3の円
周部分が,上記孔30を有するフィルター部分である。
上記メンブレンフィルター3の上端31は蓋をされてい
る。上記メンブレンフィルター3としては,例えばアセ
テートメンブランを用いたカートリッジフィルターを用
いる。次に,上記バッファプレート2は,上記濾過タン
ク8の本体82より小さな筒体である。上記バッファプ
レート2の下端は上記本体82の底面に接続されてお
り,上端21は開放されている。
【0033】また,図1に示すごとく,上記コアレッサ
ー62は,ウレタンフォーム樹脂製の連続気孔の三次元
網状骨格構造を持つ多孔体を利用したフィルタ材であ
る。上記コアレッサー62は環状であり,上記外室80
の上部,即ち上記バッファプレート2の上端21と上記
濾過タンク8の本体82との間に,両者に密着した状態
で配設されている。なお,上記コアレッサー62は,上
記外室80の上部半分位に位置する。
【0034】次に,上記油面検出センサ63は,上記濾
過タンク8の上部81からセンサ部633を挿入させた
状態で配設されている。該油面検出センサ63は,後述
する図7に示すごとく,電磁弁593に電気的に接続さ
れている。次に,邪魔板67は,図5に示すごとく,円
弧状の板であり,邪魔板67の内周側を上記バッファプ
レート2の上端21に,外周側を上記濾過タンク8の本
体82の内壁に接続されている。上記邪魔板67は,外
室80の上部の略33%を覆っている。
【0035】以下,上記油水分離装置1を用いた油水分
離方法について,図1〜図4を用いて説明する。まず,
上記油水分離方法の原理は,図2に示すごとく,水と油
が乳化状態で存在しているエマルジョン72(図4)を
上記メンブレンフィルター3(図1,図3)に透過させ
ることにより行うものである。
【0036】上記メンブレンフィルター3は,図3に示
すごとく,孔径0.45〜0.80μmの円形又は楕円
形の孔30を多数有する層を,複数重ねあわせた構造を
している。同図中に実線で示した孔30と,点線で示し
た孔30は,異なった層に存在している。
【0037】本例の油水分離方法によれば,図1に示す
ごとく,上記メンブレンフィルター3の下端部32に接
続されている上記送入パイプ52から,上記メンブレン
フィルター3の中空部分に上記エマルジョン72を送入
する。そして,上記メンブレンフィルター3を透過させ
るにあたっては,その上流側,即ち上記メンブレンフィ
ルター3内側に接続した送入パイプ52内の上記エマル
ジョン72に,1〜4kg/cm2 の加圧を行う。
【0038】図4に示すごとく,水721を油723で
包み込んだ構造のエマルジョン72は,上記メンブレン
フィルター3を透過する際に,上記エマルジョン72の
粒子よりも小さな孔30に捕捉される。このとき,上記
エマルジョン72は,上記加圧により,上記メンブレン
フィルター3に対して押圧されている。そのため,エマ
ルジョン72の油723の膜が破られて,エマルジョン
72の状態が破壊される。それ故,エマルジョン72を
油723と水721とに容易に分離することができる。
【0039】そして,上記分離した油723と水721
とは,図1に示すごとく,上記メンブレンフィルター3
の外部,即ち,メンブレンフィルター3とバッファプレ
ート2との間に押し出され,それぞれ排油73(点線矢
印)と分離水71(実線矢印)とに分離される。上記排
油73は,分離水71より比重が小さいので,上記濾過
タンク8内における上記分離水71よりも上方に浮上す
る。そして,上記排油73の量が増えて油面が実線Bま
で下がると,上記油面検出センサ63がオンの状態にな
る。即ち,上記油面検出センサ63のセンサ部633
が,上記濾過タンク8の上部81に所定量の上記排油7
3が溜まったことを検出する。そこで,この検出信号に
より電磁弁593(図7参照)を開の状態にする。これ
により,上記排油73は上記排油パイプ53を通じて油
水分離装置1の外へ排出される。
【0040】一方,上記分離水71は,上記浮上した排
油73によりも下方にあるため,上記バッファプレート
2を乗り越えて,上記コアレッサー62を通じて上記外
室80に入る。そして,上記分離水71は,上記外室8
0から上記分離水パイプ51を通じて油水分離装置1の
外へ排出される。
【0041】また,本例の油水分離装置1においては,
バッファプレート2を設けていると共に,バッファプレ
ート2の上端21は,メンブレンフィルター3の上端3
1よりも高い位置にある。そのため,上記メンブレンフ
ィルター3は常時分離水71の中に位置しており,分離
した排油73を濾過タンク8の上部81まで効率良く導
き,回収することができる。
【0042】また,コアレッサー62は,分離水71中
の残存油の油粒子を凝集させて,濾過タンク8の上部8
1へ浮上させる。そのため,上記外室80から分離水パ
イプ51を通じて排出される分離水71中に,排油73
が混入することを,確実に防止することができる。
【0043】また,邪魔板67は,逆洗時の逆洗水77
が濾過タンク8の上部81にまで吹き上がることを,防
止する。そのため,逆洗水77(二点鎖線)の吹き上が
りが,濾過タンク8の上部81に浮上している排油73
を攪乱することはない。それ故,分離水71中に排油7
3が混入することを,防止することができる。
【0044】また,油面検出センサ63が,濾過タンク
8の上部81に所定量の排油73が溜まったことを検出
して,上記のごとく排油73を排出する。そのため,濾
過タンク8の上部81から排出される排油73に,上記
分離水71が混入することを防止することができる。
【0045】実施形態例2 本例は,図6,図7に示すごとく,上記油水分離装置1
を自動車部品製造工程の洗浄工程において使用したもの
である。上記自動車部品製造工程について説明する。鋼
材から自動車部品を製造する工程においては,まず,鋼
材を切断,焼鈍,プレス加工した後,脱脂する。次い
で,脱脂された鋼材に浸炭,油焼入をした後,洗浄液を
用いて鋼材を洗浄する。次いで,洗浄された鋼材を焼戻
した後,防錆加工して出荷する。なお,油焼入後に鋼材
を洗浄する理由は,鋼材の表面から焼入油を脱脂すると
共に,焼戻用の炉へ油を極力持ち込まないようにするた
めである。
【0046】一般的に,洗浄後の廃洗浄液は循環,再利
用される。再利用にあたっては,エマルジョン状態であ
る廃洗浄液中の油分を除去する必要がある。なぜなら
ば,油分を除去することなく廃洗浄液を清浄な洗浄液中
に循環させた場合には,上記エマルジョンの腐敗に伴っ
て上記洗浄液が腐敗したり,洗浄能力が低下するからで
ある。特に,アルカリ系洗剤を用いた洗浄液を使用した
場合には,石鹸が生じるため,上記の問題は大きい。
【0047】次に,上記洗浄工程の流れを簡単に説明す
る。図6に示すごとく,洗浄機17から排出されたエマ
ルジョン状態の廃洗浄液7は,同図の一点鎖線に示すご
とく,洗浄液槽18の分離前水槽182に一時貯留され
た後,上記油水分離装置1によって排油73と分離水7
1に分離される。そして,上記分離水71は,同図の実
線に示すごとく,洗浄液槽18の分離後水槽181に一
時貯留された後,上記洗浄機17に戻され,再利用され
る。一方,上記排油73は,同図の点線に示すごとく,
排油槽19へ除去(廃棄)される。
【0048】本例においては,図7に示すごとく,上記
油水分離装置1と上記洗浄液槽18との間に,電磁弁5
91〜596,圧力計58,メンブレンフィルター3の
目詰まり検出用スイッチ57,及びインペラ式のポンプ
56を配設している。なお,上記ポンプ56はダイヤフ
ラム式でもよい。なお,図7中の符号597は,上記ド
レンパイプ54からドレンを抜く際に開く電磁弁であ
る。その他は,実施形態例1と同様である。
【0049】まず,本例の油水分離時における動作につ
いて,説明する。図7に示すごとく,上記洗浄機17
(図6)から排出されたエマルジョン状態の廃洗浄液7
は,一点鎖線の矢印aに示すごとく,洗浄液槽18の分
離前水槽182に一時貯留される。そして,一点鎖線の
矢印bに示すごとく,上記廃洗浄液7は,上記洗浄液槽
18の分離前水槽182から,上記ポンプ56により上
記電磁弁591,目詰まり検出用スイッチ57,圧力計
58を介して,上記油水分離装置1の送入パイプ52へ
送入される。そして,実施形態例1に示すごとく,上記
メンブレンフィルター3を透過させて,上記廃洗浄液7
を分離水71と排油73とに分離する。
【0050】分離された分離水71は,実線の矢印c,
dに示すごとく,上記油水分離装置1の分離水パイプ5
1から,電磁弁592を介して上記洗浄液槽18の分離
後水槽181へ送入される。そして,上記分離水71に
含まれている極少量の油分は,上記分離後水槽181に
おいて貯留されている間に,浮上して上記分離前水槽1
82へオーバーフローする。
【0051】そして,上記分離水71は,実線の矢印e
に示すごとく,上記洗浄機17(図6)へ戻され,洗浄
液の水分として再利用される。また,上記油水分離時に
おいては,上記目詰まり検出用スイッチ57,油面検出
センサ63はオフの状態である。
【0052】一方,上記油面検出センサ63がオンの状
態になってから所定時間は,上記分離された排油73
は,点線の矢印gに示すごとく,上記油水分離装置1の
排油パイプ53から,電磁弁593を介して排油槽19
へ回収される。また,上記排油時においては,電磁弁5
91は開,電磁弁592は閉の状態である。なお,上記
油面検出センサ63がオンの状態になってからの所定時
間は,分離され浮上した排油73の量と,排油パイプ5
3の排出速度から設定されており,タイマーにより設定
時間だけ,上記電磁弁593を開の状態とする。
【0053】次に,上記油水分離装置1のメンブレンフ
ィルター3に目詰まりを生じた場合に行う,逆洗時の動
作について説明する。なお,本例においては,逆洗水7
7(図1参照)として廃洗浄液7を使用している。
【0054】上記目詰まり検出用スイッチ57がオンの
状態になってから所定時間は,図7に示すごとく,上記
逆洗水77は,二点鎖線の矢印i,jに示すごとく,上
記洗浄液槽18の分離前水槽182から,上記ポンプ5
6により電磁弁594を有する上記逆洗水パイプ571
を介して,上記油水分離装置1の分離水パイプ51へ送
入される。次いで,上記油水分離装置1の外室80,コ
アレッサー62,メンブレンフィルター3(図1)に送
入される。
【0055】そして,メンブレンフィルター3を逆洗し
た後の上記逆洗水77は,二点鎖線の矢印k,lに示す
ごとく,上記油水分離装置1の送入パイプ52から,電
磁弁595を有する上記逆洗水排出パイプ572を介し
て,上記洗浄液槽18の分離前水槽182へ排出され
る。
【0056】また,逆洗後に油水分離を行う場合には,
油水分離開始から所定時間が経過するまで,分離水71
中に上記逆洗水77として用いた廃洗浄液7が含まれて
いる。そのため,油水分離を始めてから所定時間は,上
記廃洗浄液7を含む分離水71は,実線の矢印c,nに
示すごとく,上記油水分離装置1の分離水パイプ51か
ら,電磁弁596を介して上記洗浄液槽18の分離前水
槽182へ送入される。なお,上記油水分離を始めてか
らの所定時間は,予め設定されており,上記電磁弁59
6は,タイマーにより設定時間だけ開の状態となる。そ
の他は実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0057】本例によれば,上記分離水パイプ51に逆
洗水パイプ571を,上記送入パイプ52に逆洗水排出
パイプ572を接続している。そのため,上記逆洗水パ
イプ571から上記分離水パイプ51,外室80を通じ
て上記メンブレンフィルター3に,油水分離時とは逆向
きに逆洗水77を送入することができる。それ故,上記
メンブレンフィルター3の孔30における目詰まりを解
消することができる。
【0058】次に,上記分離水71には,界面活性剤を
含有させることができる。そのため,上記分離水71中
に界面活性剤を混入させた状態で,上記分離水71を洗
浄液の構成水分として再利用できる。それ故,コスト低
減を図ると共に,上記洗浄液,クーラント液等の工業用
液体に用いる水分量の減少を防止することができる。ま
た,上記分離水71を再利用した洗浄液には上記界面活
性剤も含まれているため,上記洗浄液の洗浄能力が低下
することはない。
【0059】また,上記メンブレンフィルター3は,上
記廃洗浄液7のエマルジョン状態を破壊する作用を有す
ると共に有機物や細菌をも捕捉することができる。その
ため,洗浄液の腐敗を防止することもできる。
【0060】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,水と油
が乳化状態で存在しているエマルジョンを,水と油とに
分離することができ,効率良く高純度の排油を回収でき
る,エマルジョンにおける油水分離方法及び装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,油水分離装置の説明
図。
【図2】実施形態例1にかかる,油水分離方法の原理を
説明する図。
【図3】実施形態例1にかかる,油水分離装置のメンブ
レンフィルターの模式図。
【図4】実施形態例1にかかる,エマルジョンの状態を
説明する図。
【図5】実施形態例1にかかる,油水分離装置の邪魔板
の平面図。
【図6】実施形態例2にかかる,油水分離装置を自動車
部品製造工程に用いた例の説明図。
【図7】実施形態例2にかかる,油水分離装置の動作を
説明する図。
【図8】従来例にかかる,フロート式の浮上油回収装置
の説明図。
【図9】従来例にかかる,ベルトスキマー式の浮上油回
収装置の説明図。
【符号の説明】
1...油水分離装置, 17...洗浄機, 18...洗浄液槽, 2...バッファプレート, 3...メンブレンフィルター, 51...分離水パイプ, 52...送入パイプ, 53...排油パイプ, 571...逆洗水パイプ, 572...逆洗水排出パイプ, 62...コアレッサー, 63...油面検出センサ, 67...邪魔板, 7...廃洗浄液, 71...分離水, 72...エマルジョン, 73...排油, 77...逆洗水, 8...濾過タンク, 80...外室,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/24 C02F 1/24 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と油が乳化状態で存在しているエマル
    ジョンを,メンブレンフィルターを透過させることによ
    り,分離水と排油とに分離する方法において,上記メン
    ブレンフィルターは孔径0.45〜0.80μmの円形
    又は楕円形の孔を多数有し,また上記メンブレンフィル
    ターを透過させるにあたっては,その上流側より上記エ
    マルジョンに1〜4kg/cm2 の加圧を行うことを特
    徴とするエマルジョンの油水分離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において,上記分離水に
    は,エマルジョン中に含有されている界面活性剤が含有
    されていることを特徴とするエマルジョンの油水分離方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記分離水
    は,洗浄液,クーラント液等の工業用液体を構成する水
    分として再利用することを特徴とするエマルジョンの油
    水分離方法。
  4. 【請求項4】 濾過タンクと,該濾過タンク内に立設し
    た筒状のメンブレンフィルター及び該メンブレンフィル
    ターの周囲に配置した環状のバッファプレートとよりな
    り,また,該バッファプレートの上端はメンブレンフィ
    ルターの上端よりも高い位置にあり,また,上記メンブ
    レンフィルターにはその下端部にエマルジョンを送入す
    るための送入パイプが接続してあり,また,上記バッフ
    ァプレートの外周と濾過タンクの内壁との間の外室には
    水と油が乳化状態で存在するエマルジョンから分離され
    た分離水を排出するための分離水パイプを接続してあ
    り,更に上記濾過タンクの上部には上記エマルジョンか
    ら分離された排油を排出するための排油パイプを接続し
    てなり,かつ,上記メンブレンフィルターは,孔径0.
    45〜0.80μmの円形又は楕円形の孔を多数有する
    ことを特徴とするエマルジョンの油水分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記外室には上記分
    離水中の残存油の油粒子を凝集させて,浮上させるため
    のコアレッサーを有することを特徴とするエマルジョン
    の油水分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において,上記濾過タン
    クの上部には,浮上した上記排油の油面を検出する油面
    検出センサを配置してなることを特徴とするエマルジョ
    ンの油水分離装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか1項において,
    上記分離水パイプにはメンブレンフィルターを逆洗する
    ための逆洗水パイプを,一方上記送入パイプには逆洗水
    排出パイプを接続してなることを特徴とするエマルジョ
    ンの油水分離装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか1項において,
    上記外室における上記分離水パイプを接続した部分の上
    部には,逆洗水の吹き上がりを防止するための邪魔板を
    配設してなることを特徴とするエマルジョンの油水分離
    装置。
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