JPH08131501A - シャワーシステム - Google Patents

シャワーシステム

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Publication number
JPH08131501A
JPH08131501A JP6273638A JP27363894A JPH08131501A JP H08131501 A JPH08131501 A JP H08131501A JP 6273638 A JP6273638 A JP 6273638A JP 27363894 A JP27363894 A JP 27363894A JP H08131501 A JPH08131501 A JP H08131501A
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JP
Japan
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state
hot water
switch
wake
setting means
Prior art date
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Application number
JP6273638A
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English (en)
Inventor
Toshiya Watanabe
俊哉 渡邊
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人の脳波に基づき、人の心理状態または生理
状態を判定し、人が望む快適なシャワー空間を自動的に
創り出す。 【構成】 人が希望する環境を設定する状態設定手段2
1と、人の脳波を検出する脳波検出手段20で得られた
脳波情報に基づき、人の現在の心理状態または生理状態
を評価する快適性評価手段22とが設けられている。ま
た状態設定手段21からの出力と快適性評価手段22か
らの出力とを比較する比較判定手段23と、この比較判
定手段23からの出力に基づいて照明装置16および給
湯装置13または湯水混合装置14を制御する制御手段
24とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個人が望む快適な心理
状態または生理状態になるように、現在置かれている環
境下での心理状態または生理状態を脳波情報に基づいて
判定しながら、機器を制御することによって、個人が望
む快適なシャワー空間を創り出すシャワーシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のシャワーシステムは無かっ
た。
【0003】快適なシャワー空間を創造するものとして
は、例えば図26に示すようなものがあった。
【0004】浴室1と、浴室1内に設けたシャワー2
と、シャワー2から出湯する湯の温度を調節するため、
湯と水の混合を調節する混合栓3と、シャワー2に湯を
供給する室外に設けられた給湯機4と、給湯機から出湯
する湯の温度を設定する浴室1内に設けたリモコン5
と、浴室1内を照らす照明装置6と、照明装置6の照度
を設定するコントローラ7から構成されていた。
【0005】上記構成により、シャワー2から出湯され
る湯の温度が不快であると感じた場合には、出湯する湯
の温度を変更するため、手動で混合栓3を調節したり、
あるいは給湯機4のリモコン5で温度設定をしなければ
ならなかった。また浴室1内の照明が不快であると感じ
た場合は、快適な照度を得るために、浴室1の外にある
照明装置6のコントローラ7で照度の変更をしなければ
ならなかった。
【0006】また、一般的に、人の発する脳波の周波数
によって、その人の心理状態や生理状態が判定できるこ
とはよく知られている。例えば、0.5〜4Hzの周波
数の脳波はδ波と呼ばれ深い睡眠状態、また5〜8Hz
の周波数の脳波はθ波と呼ばれ浅い睡眠状態、また8〜
10Hzの周波数の脳波はSlowα波と呼ばれ眠気・
くつろぎ状態、また10〜14Hzの周波数の脳波はF
astα波と呼ばれリラックス状態、さらに14〜30
Hzの周波数の脳波はβ波と呼ばれ覚醒状態にあると判
定できると言われている。
【0007】このような脳波を用いて機器を制御するも
のとしては、例えば、リクライニング装置として図27
に示すようなものがあった。
【0008】このリクライニング装置は、角度調節可能
なベッド8と、人体から発生する信号を検知する生体信
号検知手段9と、生体信号検知手段9からの信号に基づ
き人体の覚醒レベルを判定する判定手段10と、判定手
段10からの信号に基づきベッド8の角度を調節する角
度調節手段11から構成されていた。
【0009】上記構成により、ベッド8に寝ている人の
覚醒レベルを脳波を用いて判定手段10で判定し、覚醒
のレベルに応じてベッド8の角度を角度調節手段11に
よって調節していた(例えば、特開昭63−22271
1号公報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図26に示したような構成では、シャワー2から出湯す
る湯の温度が不快である場合には、眠りたいと思ってい
ていても、わざわざ手間の掛かる温度設定を混合栓3や
リモコン5でしなければならず、眠気を催す環境を創る
ことはできなかった。寒い季節においては、わざわざ寒
い浴室1の外に設けられたコントローラ7を操作しに出
ることは不快極まりない環境であった。このように快適
な環境を得るためには、様々な設定を設備機器毎にそれ
ぞれ設定しなければならず、心理的に望む環境を得るに
はほど遠い状態にあった。
【0011】また図27に示したような構成では、眠り
たいと思っていても寝つけない場合には、脳波信号とし
てはβ波が出ており、判定手段10では覚醒していると
判定し、ベッド8の角度は眠りたいのにも関わらず覚醒
している状態に調節されてしまうことになる。その結
果、益々寝つけなくなってしまうことになっていた。
【0012】本発明のシャワーシステムは、このような
従来の課題を解決するもので、現時点における脳波情報
だけに基づいて機器を制御するのでは無く、個人が望む
生理状態または心理状態を設定し、現在の個人の生理状
態または心理状態を脳波に基づいて評価し、個人が望む
状態と現在の個人の状態とを比較して、設定した生理状
態または心理状態になったかどうか、また設定した生理
状態または心理状態に向かいつつあるかどうかを判定
し、その判定によって照明装置または給湯装置を自動で
制御し、最終的に個人が望む生理状態または心理状態に
することにより、面倒でかつ環境創造に悪影響を及ぼす
機器の設定や操作の手間を省き、快適なシャワー空間を
創り出すことを第1の目的としている。
【0013】本発明の第2の目的は、シャワーを利用し
ている人の心理状態または生理状態を、希望した覚醒状
態に快適に導くことである。
【0014】本発明の第3の目的は、シャワーを利用し
ている人の心理状態または生理状態を、希望した睡眠状
態に快適に導くことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明のシャワーシステムの第1の技術手段
は、希望する心理状態または生理状態を設定する状態設
定手段と、シャワーを使用している人の脳波を検出する
脳波検出手段と、脳波検出手段から得られた脳波情報に
基づいて現在置かれている環境下での心理状態または生
理状態を評価する快適性評価手段と、快適性評価手段か
ら得られた心理状態または生理状態と状態設定手段にお
いて設定された心理状態または生理状態とを比較する比
較判定手段と、比較判定手段で得られた情報に基づいて
照明装置およびシャワーに湯を供給する給湯装置または
湯水混合装置を制御する制御手段を備えたものである。
【0016】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第2の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、照度が時間とともに強
くなるように照明装置の出力を制御する制御手段を備え
たものである。
【0017】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第3の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、照度が時間的に変動す
るように照明装置の出力を制御する制御手段を備えたも
のである。
【0018】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第4の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、照度が時間的に変動す
るとともに、その変動幅が時間とともに大きくなるよう
に照明装置の出力を制御する制御手段を備えたものであ
る。
【0019】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第5の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、給湯する湯の温度が時
間とともに高くなるように給湯装置または湯水混合装置
を制御する制御手段を備えたものである。
【0020】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第6の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、給湯する湯の温度が時
間的に変動するように給湯装置または湯水混合装置を制
御する制御手段を備えたものである。
【0021】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第7の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、給湯する湯の温度が時
間的に変動するとともに、その変動幅が時間とともに大
きくなるように給湯装置または湯水混合装置を制御する
制御手段を備えたものである。
【0022】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第8の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、給湯する湯の流量が時
間とともに大きくなるように給湯装置または湯水混合装
置を制御する制御手段を備えたものである。
【0023】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第9の技術手段は、本発明のシャ
ワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手段
は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有し、
覚醒スイッチを選択した場合は、給湯する湯の流量が時
間的に変動するように給湯装置または湯水混合装置を制
御する制御手段を備えたものである。
【0024】また第2の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第10の技術手段は、本発明のシ
ャワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手
段は選択項目として覚醒状態に導く覚醒スイッチを有
し、覚醒スイッチを選択した場合は、給湯する湯の流量
が時間的に変動するとともに、その変動幅が時間ととも
に大きくなるように給湯装置または湯水混合装置を制御
する制御手段を備えたものである。
【0025】また第3の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第11の技術手段は、本発明のシ
ャワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手
段は選択項目として睡眠状態に導く誘眠スイッチを有
し、誘眠スイッチを選択した場合は、照度が時間ととも
に弱くなるように照明装置の出力を制御する制御手段を
備えたものである。
【0026】また第3の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第12の技術手段は、本発明のシ
ャワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手
段は選択項目として睡眠状態に導く誘眠スイッチを有
し、誘眠スイッチを選択した場合は、初期に設定した照
明装置から発光する色が異なる誘眠用照明装置に切り替
えるように照明装置を制御する制御手段を備えたもので
ある。
【0027】また第3の目的を達成するために、本発明
のシャワーシステムの第13の技術手段は、本発明のシ
ャワーシステムの第1の技術手段において、状態設定手
段は選択項目として睡眠状態に導く誘眠スイッチを有
し、誘眠スイッチを選択した場合は、給湯する湯の温度
が時間とともに低くなるように給湯装置または湯水混合
装置を制御する制御手段を備えたものである。
【0028】
【作用】本発明は、上記の第1の技術手段によって、シ
ャワーを使用する人が、状態設定手段において、自分が
希望する心理状態または生理状態、例えば覚醒、リラッ
クス、誘眠等の項目の中から選択し設定を行う。また脳
波検出手段によって脳波を検出し、脳波情報に基づい
て、現在の環境においての心理状態または生理状態を快
適性評価手段において評価する。比較判定手段において
は、状態設定手段で設定した心理状態または生理状態
と、快適性評価手段で評価した現在の心理状態または生
理状態とを比較する。即ち比較判定手段においては、現
在の心理状態または生理状態が、状態設定手段に設定し
た個人が望んだ心理状態または生理状態になったかどう
か、または近づいたかどうかを判定する。制御手段にお
いては、比較判定手段において比較判定された結果に基
づいて照明装置および給湯機などの給湯装置または自動
混合水栓などの湯水混合装置の制御を行う。これを繰り
返すことによって、個人が置かれている環境は、徐々に
希望する環境に近づき、最終的に個人が望む快適なシャ
ワー空間を創り出すことができる。
【0029】また本発明の第2の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段は照明装置を制御し、照明装置の照度を時
間とともに強くすることによって、徐々に視覚的な刺激
を与えることで、精神的に安定した状態を保ちつつ、徐
々に覚醒状態に導くことができる。
【0030】また本発明の第3の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段は照明装置を制御し、照明装置の照度を時
間的に変動させることによって、視覚的に強い刺激を与
えることで、覚醒状態に速やかに導くことができる。
【0031】また本発明の第4の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押することによっ
て、制御手段は照明装置を制御し、照明装置の照度を時
間的に変動させつつ、その照度の変動幅を時間とともに
大きくすることによって、視覚的に強くかつ精神的に安
定した状態を保ちつつ速やかに覚醒状態に導くことがで
きる。
【0032】また本発明の第5の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段が給湯装置または湯水混合装置を制御し、
シャワーに給湯される湯の温度を時間とともに高くする
ことによって、温熱作用による血流増加作用を徐々に与
えることで、体内の循環器の働きを徐々に高めるととも
に、循環器に負担を与えることなく徐々に覚醒状態に導
くことができる。
【0033】また本発明の第6の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段が給湯装置または湯水混合装置を制御し、
シャワーに給湯される湯の温度を時間的に変動させるこ
とによって、血行促進を高め、速やかに覚醒状態に導く
ことができる。
【0034】また本発明の第7の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段が給湯装置または湯水混合装置を制御し、
シャワーに給湯される湯の温度を時間的に変動させつ
つ、その温度の変動幅を時間とともに大きくすることに
よって、高い血行促進の効果を図り、循環器に負担を与
えることなく、速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0035】また本発明の第8の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段が給湯装置または湯水混合装置を制御し、
シャワーに給湯される湯の流量を時間とともに大きくす
ることによって、皮膚の痛点を刺激することで、徐々に
覚醒状態に導くことができる。
【0036】また本発明の第9の技術手段においては、
状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによっ
て、制御手段が給湯装置または湯水混合装置を制御し、
シャワーに給湯される湯の流量を時間的に変動させるこ
とによって、マッサージ作用を与えるとともに、皮膚の
痛点を刺激し、速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0037】また本発明の第10の技術手段において
は、状態設定手段において覚醒スイッチを押すことによ
って、制御手段が給湯装置または湯水混合装置を制御
し、シャワーに給湯される湯の流量を時間的に変動させ
つつ、その流量の変動幅を時間とともに大きくすること
によって、マッサージ作用を与えるとともに、皮膚の痛
点を刺激し、不快感無く速やかに覚醒状態に導くことが
できる。
【0038】また本発明の第11の技術手段において
は、状態設定手段において誘眠スイッチを押すことによ
って、制御手段が照明装置を制御し、照明装置の照度が
時間とともに弱くすることによって、視覚的な刺激を徐
々に抑えることで、徐々に精神を安定させ、睡眠状態に
導くことができる。
【0039】また本発明の第12の技術手段において
は、状態設定手段において誘眠スイッチを押すことによ
って制御手段が照明装置を制御し、初期に設定していた
照明装置から別の設定していた照明装置とは色の異なる
誘眠用の照明装置に切り替えることによって、色彩感覚
的に誘眠状態に導くことができる。
【0040】また本発明の第13の技術手段において
は、状態設定手段において誘眠スイッチを押すことによ
って制御手段が給湯装置まはた湯水混合装置を制御し、
シャワーに給湯される湯の温度を時間とともに低くする
ことによって、温熱作用による血流増加作用を徐々に抑
えること、また皮膚の痛点への刺激を徐々に抑えること
で、徐々に覚醒状態に導くことができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。同一の構成要素には同一の符号を付けている。
尚、実施例ではシャワー12に湯を供給する装置とし
て、給湯装置13ならびに湯水混合装置14を代表して
給湯機15を使用する場合のものを示す。
【0042】図1は、本発明のシャワーシステムの第1
の技術手段の一実施例の要部構成図である。図中の点線
は信号線を示している。
【0043】16はシャワー12を備えた浴室17内を
照らす照明装置であり、15はシャワー12に湯を供給
する給湯機であり、18は給湯機15の湯の初期または
標準の温度を設定するリモコンである。19はシャワー
12を使用する人間であり、20はシャワー12を使用
する人間19から発せられる脳波を検出する脳波検出手
段である。21はシャワー12を使用する人間19が希
望する心理状態または生理状態を設定する状態設定手段
である。22は脳波検出手段20で得られた脳波情報に
基づいて現在の環境下においてシャワー12を使用して
いる人間19の心理状態または生理状態を評価する快適
性評価手段である。23は比較判定手段であり、快適性
評価手段22で得られた心理状態または生理情報と状態
設定手段21で設定された心理状態または生理情報との
比較を行う。24は比較判定手段23で行われた比較の
結果に基づいて照明装置16および給湯機15を制御す
る制御手段である。
【0044】状態設定手段21には、選択できる項目と
して誘眠のスイッチ25、リラックスのスイッチ26、
覚醒のスイッチ27の3つのスイッチを備えている。
【0045】上記構成において、シャワー12を使用し
ようとする人19は、希望する心理状態または生理状態
として、状態設定手段21に設けたスイッチ25、2
6、27の何れかを選択する。給湯機15の標準の出湯
温度の設定をリモコン18で設定し、シャワー12を浴
びる。
【0046】脳波検出手段20がシャワー12を使用し
ている人19が発する脳波を検出し、得られた脳波情報
を快適性評価手段22に送る。快適性評価手段22で
は、送られてきた脳波を周波数分析し、最も強度の強い
周波数を見つけ出す。比較判定手段23では、状態設定
手段21で設定されたスイッチに応じて、10Hz以下
は眠気・くつろぎ状態、また10〜14Hzはリラック
ス状態、さらに14Hz以上は覚醒状態のように3つの
周波数帯に脳波の周波数を割り当て、快適性評価手段2
2で得られた周波数がどの割り当てた周波数帯に入るか
を判定することによって、状態設定手段21で設定され
た心理状態または生理状態にあるかどうかを判定する。
【0047】もし快適性評価手段22で評価された脳波
の周波数が、状態設定手段21で設定された心理状態ま
たは生理状態に相当する周波数内にある場合には、比較
判定手段23は既に快適な環境になっていると判断し、
現在の給湯機15から給湯される湯の温度または流量を
維持するように制御手段24は給湯機15を制御し、現
在の照明装置16の出力を維持するように照明装置16
を制御する。
【0048】また快適性評価手段22で評価された脳波
の周波数が、状態設定手段21で設定された心理状態ま
たは生理状態に相当する周波数より高い周波数帯にある
場合には、比較判定手段23は使用者19が望んでいる
心理状態または生理状態よりも覚醒状態にあると判断
し、リモコン18で設定された給湯機15から給湯され
る湯の温度を下げたり流量を小さくするように制御手段
24は給湯機15を制御し、照明装置16の出力も現在
より下げるように照明装置16を制御する。
【0049】また快適性評価手段22で評価された脳波
の周波数が、状態設定手段21で設定された心理状態ま
たは生理状態に相当する周波数より低い周波数帯にある
場合には、比較判定手段23は使用者19が望んでいる
心理状態または生理状態よりも眠気状態にあると判断
し、リモコン18で設定された給湯機15から給湯され
る湯の温度や流量を上げるように制御手段24は給湯機
15を制御し、照明装置16の出力も現在より上げるよ
うに制御手段24は照明装置16を制御する。
【0050】このような構成により、上記の制御を時間
経過とともに繰り返し行うことにより、面倒な給湯機1
5や照明装置16の設定変更をわざわざ行う事無く、個
人19が望む快適な環境を創り出し、徐々に望む心理状
態または生理状態に導くことができる。
【0051】図2は、本発明のシャワーシステムの第2
の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の実
施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心理
状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く制
御を行う覚醒スイッチ27を備え、照度が時間とともに
強くなるように照明装置16を制御する制御手段28を
備えたことである。そしてこれ以外の構成は上記第1の
実施例と同じであり、同一符号を付け詳細な説明を省略
する。
【0052】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段28は照明装置16の出力が初
期に設定した出力から時間経過とともに大きくなるよう
に制御を行い、浴室17内の照度が初期の設定から徐々
に強くなるようにする。図3に制御手段28による照明
装置16の制御例として時間と照明装置16の出力の関
係を示す。
【0053】このような構成によって、徐々に視覚的な
刺激を与え、精神的に安定した状態を保ちつつ覚醒状態
に導くことができる。
【0054】図4は、本発明のシャワーシステムの第3
の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の実
施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心理
状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く制
御を行う覚醒スイッチ27を備え、照度が時間的に変動
するように照明装置16を制御する制御手段29を備え
たことである。そしてこれ以外の構成は上記第1の実施
例と同じであり、同一符号を付け詳細な説明を省略す
る。
【0055】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段29は照明装置16の出力が初
期に設定した出力を最大値として時間的に変動するよう
に制御を行う。図5に制御手段29による照明装置16
の制御例として時間と照明装置16の出力の関係を示
す。
【0056】このような構成によって、視覚的に強い刺
激を与えることで、覚醒状態に速やかに導くことができ
る。また変動する出力値と変動周期の間に、1/fのゆ
らぎ則を適用すれば、さらに快適に覚醒状態に導くこと
ができる。
【0057】図6は、本発明のシャワーシステムの第4
の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の実
施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心理
状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く制
御を行う覚醒スイッチ27を備え、照度が時間的に変動
するとともにその変動幅が時間とともに大きくなるよう
に照明装置16を制御する制御手段30を備えたことで
ある。そしてこれ以外の構成は上記第1の実施例と同じ
であり、同一符号を付け詳細な説明を省略する。
【0058】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段30は照明装置16の出力が初
期に設定した出力を最大値として時間的に変動するとと
もに、時間とともにその変動幅が徐々に大きくなるよう
に制御を行う。図7に制御手段30による照明装置16
の制御例として時間と照明装置16の出力の関係を示
す。
【0059】このような構成によって、徐々に照度の変
動幅を大きくすることによって、精神的に安定した状態
を保ちつつ速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0060】図8は、本発明のシャワーシステムの第5
の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の実
施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心理
状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く制
御を行う覚醒スイッチ27を備え、シャワー12から出
湯する湯の温度が時間とともに高くなるように給湯機1
5を制御する制御手段31を備えたことである。そして
これ以外の構成は上記第1の実施例と同じであり、同一
符号を付け詳細な説明を省略する。
【0061】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段31は給湯機15から出湯する
湯の温度が初期に設定した温度から時間経過とともに高
くなるように制御を行うようにする。図9に制御手段3
1による給湯機15の制御例として時間と湯温の関係を
示す。
【0062】このような構成によって、温熱作用による
血流増加作用を徐々に与えることで、体内の循環器の働
きを徐々に高めるとともに、循環器に負担を与えること
なく徐々に覚醒状態に導くことができる。
【0063】図10は、本発明のシャワーシステムの第
6の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の
実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心
理状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く
制御を行う覚醒スイッチ27を備え、シャワー12から
出湯する湯の温度が時間的に変動するように給湯機15
を制御する制御手段32を備えたことである。そしてこ
れ以外の構成は上記第1の実施例と同じであり、同一符
号を付け詳細な説明を省略する。
【0064】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段32は給湯機15から出湯する
湯の温度が初期の設定値を最大値として時間的に変動す
るように制御を行う。図11に制御手段32による給湯
機15の制御例として時間と湯温の関係を示す。
【0065】このような構成によって、血行促進を高
め、速やかに覚醒状態に導くことができる。また変動す
る出力値と変動周期の間に、1/fのゆらぎ則を適用す
れば、さらに快適に覚醒状態に導くことができる。
【0066】図12は、本発明のシャワーシステムの第
7の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の
実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心
理状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く
制御を行う覚醒スイッチ27を備え、シャワー12から
出湯する湯の温度が時間的に変動するとともにその変動
幅が時間とともに大きくなるように給湯機15を制御す
る制御手段33を備えたことである。そしてこれ以外の
構成は上記第1の実施例と同じであり、同一符号を付け
詳細な説明を省略する。
【0067】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段33は給湯機15から出湯する
湯の温度が初期の設定値を中心として時間的に変動する
とともに、時間とともにその変動幅が徐々に大きくなる
ように制御を行う。図13に制御手段33よる給湯機1
5の制御例として時間と湯温の関係を示す。
【0068】このような構成によって、高い血行促進の
効果を図り、循環器に負担を与えることなく、速やかに
覚醒状態に導くことができる。
【0069】図14は、本発明のシャワーシステムの第
8の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の
実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心
理状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く
制御を行う覚醒スイッチ27を備え、シャワー12から
出湯する湯の流量が時間とともに大きくなるように給湯
機15を制御する制御手段34を備えたことである。そ
してこれ以外の構成は上記第1の実施例と同じであり、
同一符号を付け詳細な説明を省略する。
【0070】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ46
を選択すると、制御手段48は給湯機47から出湯する
湯の流量が初期に設定した流量から時間経過とともに大
きくなるように制御を行うようにする。図15に制御手
段34による給湯機15の制御例として時間と流量の関
係を示す。
【0071】このような構成によって、皮膚の痛点を刺
激することで、徐々に覚醒状態に導くことができる。
【0072】図16は、本発明のシャワーシステムの第
9の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段の
実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する心
理状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導く
制御を行う覚醒スイッチ27を備え、シャワー12から
出湯する湯の流量が時間的に変動するように給湯機15
を制御する制御手段35を備えたことである。そしてこ
れ以外の構成は上記第1の実施例と同じであり、同一符
号を付け詳細な説明を省略する。
【0073】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段35は給湯機15から出湯する
湯の流量が初期の設定値を最大値として時間的に変動す
るように制御を行う。図17に制御手段35による給湯
機15の制御例として時間と流量の関係を示す。
【0074】このような構成によって、マッサージ作用
を与えるとともに、皮膚の痛点を刺激し、速やかに覚醒
状態に導くことができる。また変動する流量と変動周期
の間に、1/fのゆらぎ則を適用すれば、さらに快適に
覚醒状態に導くことができる。
【0075】図18は、本発明のシャワーシステムの第
10の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段
の実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する
心理状態または生理状態の選択項目として覚醒状態に導
く制御を行う覚醒スイッチ27を備え、シャワー12か
ら出湯する湯の流量が時間的に変動するとともにその変
動幅が時間とともに大きくなるように給湯機15を制御
する制御手段36を備えたことである。そしてこれ以外
の構成は上記第1の実施例と同じであり、同一符号を付
け詳細な説明を省略する。
【0076】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において覚醒スイッチ27
を選択すると、制御手段36は給湯機15から出湯する
湯の流量が初期の設定値を中心として時間的に変動する
とともに、時間とともにその変動幅が徐々に大きくなる
ように制御を行う。図19に制御手段36による給湯機
15の制御例として時間と流量の関係を示す。
【0077】このような構成によって、マッサージ作用
を与えるとともに、皮膚の痛点を刺激し、不快感を与え
る無く速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0078】図20は、本発明のシャワーシステムの第
11の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段
の実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する
心理状態または生理状態の選択項目として睡眠状態に導
く制御を行う誘眠スイッチ25を備え、照度が時間とと
もに弱くなるように照明装置16の出力を制御する制御
手段37を備えたことである。そしてこれ以外の構成は
上記第1の実施例と同じであり、同一符号を付け詳細な
説明を省略する。
【0079】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において誘眠スイッチ25
を選択すると、制御手段37は照明装置16からの出力
が初期に設定した出力から時間経過とともに弱くなるよ
うに制御を行い、浴室17内の照度が初期の設定から徐
々に弱くなるようにする。図21に制御手段37による
照明装置16の制御例として時間と照明装置16の出力
の関係を示す。
【0080】このような構成によって、視覚的な刺激を
徐々に抑えることで、徐々に精神を安定させ、睡眠状態
に導くことができる。
【0081】図22は、本発明のシャワーシステムの第
12の技術手段の一実施例であり、上記第1の技術手段
の実施例と異なる点は、状態設定手段21は、希望する
心理状態または生理状態の選択項目として睡眠状態に導
く制御を行う誘眠スイッチ25を備え、発光色が初期に
設定した照明装置16とは異なる、別の青系統の発光色
を有する誘眠用の照明装置38に切り替えるように制御
する制御手段39を備えたことである。そしてこれ以外
の構成は上記第1の実施例と同じであり、同一符号を付
け詳細な説明を省略する。
【0082】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において誘眠スイッチ25
を選択すると、制御手段39は初期の照明装置16から
誘眠用の照明装置38に切り替えるように制御を行い、
浴室17内を照らす照明の色を眠気を催すような誘眠用
の照明に切り替える。またこの切り替えは瞬時でなく徐
々に初期の設定の照明装置16から誘眠用の照明装置3
8に切り替えるように制御する。図23に制御手段38
による照明装置16と誘眠用照明装置38の制御例とし
て時間と照明装置16と誘眠用照明装置38の出力の関
係を示す。
【0083】このような構成によって、色彩感覚的に誘
眠状態に導くことができる。図24は、本発明のシャワ
ーシステムの第13の技術手段の一実施例であり、上記
第1の技術手段の実施例と異なる点は、状態設定手段2
1は、希望する心理状態または生理状態の選択項目とし
て睡眠状態に導く制御を行う誘眠スイッチ25を備え、
シャワー12から出湯する湯の温度が時間とともに低く
なるように給湯機15を制御する制御手段40を備えた
ことである。そしてこれ以外の構成は上記第1の実施例
と同じであり、同一符号を付け詳細な説明を省略する。
【0084】上記構成において、シャワー12を使用す
る人19が状態設定手段21において誘眠スイッチ25
を選択すると、制御手段40は給湯機15から出湯する
湯の温度が初期に設定した温度から時間経過とともに低
くなるように制御を行うようにする。図25に制御手段
40による給湯機15の制御例として時間と湯温の関係
を示す。
【0085】このような構成によって、温熱作用による
血流増加作用を徐々に抑えること、また皮膚の痛点への
刺激を徐々に抑えることで、徐々に覚醒状態に導くこと
ができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明のシャワーシステム
によれば、次のような効果が得られる。
【0087】請求項1記載の発明によれば、脳波に基づ
いて快適性を評価することによって、面倒な給湯機や照
明装置の設定変更をわざわざ行う事無く、個人が望む快
適な環境を創り出し、徐々に望む心理状態または生理状
態に導くことができる。
【0088】請求項2記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、徐々に照明装置の出力を強くし照度を強め
ることによって、徐々に視覚的な刺激を与え、精神的に
安定した状態を保ちつつ覚醒状態に導くことができる。
【0089】請求項3記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、照明装置の照度を時間的に変動させること
によって、視覚的に強い刺激を与えることで、覚醒状態
に速やかに導くことができる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、照明装置の照度を時間的に変動させるとと
もに、その変動幅を徐々に大きくすることによって、精
神的なショックを与える事無く安定した状態を保ちつ
つ、速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0091】請求項5記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯する
湯の温度を徐々に高めることによって、温熱作用による
血流増加作用を徐々に与えることで、体内の循環器の働
きを徐々に高めるとともに、循環器に負担を与えること
なく徐々に覚醒状態に導くことができる。
【0092】請求項6記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯する
湯の温度を時間的に変動させることによって、血行促進
を高め、速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0093】請求項7記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯する
湯の温度を時間的に変動させるとともに、その変動幅を
徐々に大きくすることによって、高い血行促進の効果を
図り、循環器に負担を与えることなく、速やかに覚醒状
態に導くことができる。
【0094】請求項8記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯する
湯の流量を徐々に大きくすることによって、皮膚の痛点
を刺激することで、徐々に覚醒状態に導くことができ
る。
【0095】請求項9記載の発明によれば、覚醒状態に
導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯する
湯の流量を時間的に変動させることによって、マッサー
ジ作用を与えるとともに、皮膚の痛点を刺激し、速やか
に覚醒状態に導くことができる。
【0096】請求項10記載の発明によれば、覚醒状態
に導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯す
る湯の流量を時間的に変動させるとともに、その変動幅
を徐々に大きくすることによって、マッサージ作用を与
えるとともに、皮膚の痛点を刺激し、不快感を与えるこ
と無く速やかに覚醒状態に導くことができる。
【0097】請求項11記載の発明によれば、睡眠状態
に導くために、徐々に照明装置の出力を強くし照度を弱
めることによって、徐々に視覚的な刺激を抑え、精神的
に安定した状態を保ちつつ睡眠状態に導くことができ
る。
【0098】請求項12記載の発明によれば、睡眠状態
に導くために、初期に設定した照明装置から発光色が異
なる別の誘眠用の照明装置に切り替えることによって、
色彩感覚的に誘眠状態に導くことができる。
【0099】請求項13記載の発明によれば、睡眠状態
に導くために、給湯装置または湯水混合装置から出湯す
る湯の温度を徐々に低めることによって、温熱作用によ
る血流増加作用を徐々に抑えること、また皮膚の痛点へ
の刺激を徐々に抑えることで、徐々に覚醒状態に導くこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシャワーシステ
ムの要部構成図
【図2】本発明の第2の実施例におけるシャワーシステ
ムの要部構成図
【図3】同シャワーシステムの制御特性図
【図4】本発明の第3の実施例におけるシャワーシステ
ムの要部構成図
【図5】同シャワーシステムの制御特性図
【図6】本発明の第4の実施例におけるシャワーシステ
ムの要部構成図
【図7】同シャワーシステムの制御特性図
【図8】本発明の第5の実施例におけるシャワーシステ
ムの要部構成図
【図9】同シャワーシステムの制御特性図
【図10】本発明の第6の実施例におけるシャワーシス
テムの要部構成図
【図11】同シャワーシステムの制御特性図
【図12】本発明の第7の実施例におけるシャワーシス
テムの要部構成図
【図13】同シャワーシステムの制御特性図
【図14】本発明の第8の実施例におけるシャワーシス
テムの要部構成図
【図15】同シャワーシステムの制御特性図
【図16】本発明の第9の実施例におけるシャワーシス
テムの要部構成図
【図17】同シャワーシステムの制御特性図
【図18】本発明の第10の実施例におけるシャワーシ
ステムの要部構成図
【図19】同シャワーシステムの制御特性図
【図20】本発明の第11の実施例におけるシャワーシ
ステムの要部構成図
【図21】同シャワーシステムの制御特性図
【図22】本発明の第12の実施例におけるシャワーシ
ステムの要部構成図
【図23】同シャワーシステムの制御特性図
【図24】本発明の第13の実施例におけるシャワーシ
ステムの要部構成図
【図25】同シャワーシステムの制御特性図
【図26】従来のシャワーシステムの要部を示す立体構
成図
【図27】従来の脳波を利用したシステムの要部構成を
示す外観斜視図
【符号の説明】
12 シャワー 13 給湯装置 14 湯水混合装置 15 給湯機 16 照明装置 20 脳波検出手段 21 状態設定手段 22 快適性評価手段 23 比較判定手段 24 制御手段 25 誘眠スイッチ 27 覚醒スイッチ 28、29、30、31、32、33、34、35、3
6、37、39、40制御手段 38 誘眠用照明装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61M 21/02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人が希望する心理状態または生理状態を設
    定する状態設定手段と、シャワーを使用している人の脳
    波を検出する脳波検出手段と、前記脳波検出手段から得
    られた脳波情報に基づいて現在置かれている環境下での
    心理状態または生理状態を評価する快適性評価手段と、
    前記快適性評価手段から得られた心理状態または生理状
    態と前記状態設定手段において設定された心理状態また
    は生理状態とを比較する比較判定手段と、前記比較判定
    手段で得られた情報に基づいて照明装置およびシャワー
    に湯を供給する給湯装置または湯水混合装置を制御する
    制御手段とを備えたシャワーシステム。
  2. 【請求項2】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、照度が時間とともに強くなるように照明装置の
    出力を制御する制御手段を有した請求項1記載のシャワ
    ーシステム。
  3. 【請求項3】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、照度が時間的に変動するように照明装置の出力
    を制御する制御手段を有した請求項1記載のシャワーシ
    ステム。
  4. 【請求項4】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、照度が時間的に変動するとともに、その変動幅
    が時間とともに大きくなるように照明装置の出力を制御
    する制御手段を有した請求項1記載のシャワーシステ
    ム。
  5. 【請求項5】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、給湯する湯の温度が時間とともに高くなるよう
    に給湯装置または湯水混合装置を制御する制御手段を有
    した請求項1記載のシャワーシステム。
  6. 【請求項6】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、給湯する湯の温度が時間的に変動するように給
    湯装置または湯水混合装置を制御する制御手段を有した
    請求項1記載のシャワーシステム。
  7. 【請求項7】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、給湯する湯の温度が時間的に変動するととも
    に、その変動幅が時間とともに大きくなるように給湯装
    置または湯水混合装置を制御する制御手段を有した請求
    項1記載のシャワーシステム。
  8. 【請求項8】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、給湯する湯の流量が時間とともに大きくなるよ
    うに給湯装置または湯水混合装置を制御する制御手段を
    有した請求項1記載のシャワーシステム。
  9. 【請求項9】状態設定手段は選択項目として覚醒状態に
    導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択した
    場合は、給湯する湯の流量が時間的に変動するように給
    湯装置または湯水混合装置を制御する制御手段を有した
    請求項1記載のシャワーシステム。
  10. 【請求項10】状態設定手段は選択項目として覚醒状態
    に導く覚醒スイッチを有し、前記覚醒スイッチを選択し
    た場合は、給湯する湯の流量が時間的に変動するととも
    に、その変動幅が時間とともに大きくなるように給湯装
    置または湯水混合装置を制御する制御手段を有した請求
    項1記載のシャワーシステム。
  11. 【請求項11】状態設定手段は選択項目として睡眠状態
    に導く誘眠スイッチを有し、前記誘眠スイッチを選択し
    た場合は、照度が時間とともに弱くなるように照明装置
    の出力を制御する制御手段を有した請求項1記載のシャ
    ワーシステム。
  12. 【請求項12】状態設定手段は選択項目として睡眠状態
    に導く誘眠スイッチを有し、前記誘眠スイッチを選択し
    た場合は、初期に設定した照明装置から発光する色が異
    なる誘眠用の照明装置に切り替えるように照明装置を制
    御する制御手段を有した請求項1記載のシャワーシステ
    ム。
  13. 【請求項13】状態設定手段は選択項目として睡眠状態
    に導く誘眠スイッチを有し、前記誘眠スイッチを選択し
    た場合は、給湯される湯の温度が時間とともに低くなる
    ように給湯装置または湯水混合装置を制御する制御手段
    を有した請求項1記載のシャワーシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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