JPH0813102B2 - 電荷潜像による記録再生装置における読取り素子の位置制御方式 - Google Patents

電荷潜像による記録再生装置における読取り素子の位置制御方式

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JPH0813102B2
JPH0813102B2 JP63114127A JP11412788A JPH0813102B2 JP H0813102 B2 JPH0813102 B2 JP H0813102B2 JP 63114127 A JP63114127 A JP 63114127A JP 11412788 A JP11412788 A JP 11412788A JP H0813102 B2 JPH0813102 B2 JP H0813102B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電荷潜像による記録再生装置における読取り
素子の位置制御方式に関する。
(従来の技術) 近年になって高画質・高解像度の再生画像に対する要
望が高まるのに応じて、テレビジョン方式についても、
いわゆるEDTV、HDTVなどの新しい諸方式が提案されて来
ていることも周知のとおりであるが、高画質・高解像度
の再生画像が得られるようにするためには、高画質・高
解像度の再生画像を再生させうるような映像信号を発生
させることのできる撮像装置が必要とされるが、撮像素
子として撮像管が使用されている撮像装置においては、
撮像管における電子ビーム径の微小化に限界があるため
に、電子ビーム径の微小化による高解像度化が望めない
こと、及び、撮像管のターゲット容量はターゲット面積
と対応して増大するものであるために、ターゲット面積
の増大による高解像度化も実現することができないこ
と、また、例えば動画の撮像装置の場合には高解像度化
に伴って映像信号の周波数帯域が数十MHz〜数百MHz以上
にもなるためにS/Nの点で問題になる、等の理由によっ
て、撮像装置により高画質・高解像度の再生画像を再生
させうるような映像信号を発生させることは困難であ
る。
このように、従来の撮像装置はそれの構成のために不
可欠な撮像素子の存在によって、高画質・高解像度の再
生画像を再生させうるような映像信号を良好に発生させ
ることはできなかったが、前記の点を解決するために、
本出願人社会では先に、光−光変換素子を用いた撮像装
置によって高解像度の光学像を得るとともに、その光学
像を光−電荷変換素子を用いて電荷蓄積層を有する記録
媒体に高解像度を有する電荷像として記録させるように
した撮像型記録再生装置、すなわち、被写体の光学像が
撮像レンズを介して入射される透明電極と、前記した透
明電極を透過した被写体の光学像が与えられる光導電層
部材と、前記した透明電極との間に電界を形成させるた
めの電極を備えるとともに光導電層部材と前記の電極と
の間の電界と対応して発生した電荷を保持する電荷保持
層を有する記録媒体{記録媒体は、例えば電荷保持層と
して機能する絶縁層と電極との積層構造のものであり、
前記した絶縁層はその上に付着した電荷を長時間にわた
って保持できるような極めて高い絶縁抵抗値を有するよ
うな材料(例えばシリコン樹脂)を用いて作られる}
と、前記した記録媒体における電荷保持層部材に保持さ
れている電荷パターンを、その電荷パターンが形成され
ている面と前記の電極との間の電位差に基づいて読出す
手段とからなる電荷潜像による撮像型記録再生装置につ
いての提案を行っている。
また、近年、各種の情報信号を高い記録密度で記録す
ることについての要望が高まるのにつれて、色々な構成
原理や動作原理に基づいて作られた記録媒体を用いて情
報信号の高密度記録再生が行われるようになったことは
周知のとおりであり、例えば、記録媒体の信号面に情報
信号に応じた凹凸を形成させて情報信号の記録を行い、
記録された情報信号を光学的な手段によって再生するよ
うにしたり、あるいは静電容量値の変化の検出によって
再生するようにした記録再生装置は、映像信号や音声信
号の記録再生用として既に実用されており、また、各種
の技術分野における高密度記録再生の要求に応じるため
に、記録媒体の記録層に情報信号によって強度変調され
た記録用ビームを照射することにより、記録媒体におけ
る記録層に情報信号に応じた物理変化あるいは化学変化
を生じさせて情報信号の記録が行われるようにした記録
媒体についても研究が行われるようになった。
そして、近年、安定な動作を行う半導体レーザが容易
に得られるようになったのに伴い、レーザ光を用いて高
密度記録再生を行うようにした各種の光ディスクが既に
実用化されたり、あるいは実用化のための研究開発が行
われている現状にあることは周知のとおりであり、幾何
学的な凹部あるいは凸部として形成されているピットに
より情報信号が記録された原盤から大量に複製された記
録済み光ディスク(再生専用の光ディスク)が、例えば
ビデオ・ディスクやコンパクト・ディスク等として、一
般の家庭にも普及し始めている他、1回だけユーザが追
加して記録できる光ディスク(追記型光ディスク)や消
去可能な光ディスクなどが、例えばオフィス用ファイル
メモリ、その他の用途での実用化のために盛んに研究開
発が行われており、これまでに追記型の光ディスクある
いは消去可能な光ディスクとしても、それらものにおけ
る記録層がレーザ光ビームのスポットの加熱作用によ
り、どのような物理的な変化で情報信号の記録が行われ
るのかに着目して分類した場合に、ピット形成型、泡あ
るいは凹凸形成型、光磁気型、相変化型(熱エネルギに
より光の透過率,反射率,吸収率等に変化が生じる熱変
態型)等のように大別できる各種形式のものが提案され
ている他、記録,再生動作が光以外のエネルギを用いて
行われるようにする記録媒体についての提案も多くなさ
れており、それらの記録媒体を用いた記録再生装置につ
いても各種の提案がなされている。
前記した従来の各種の記録媒体を用いた記録再生装置
では、高密度記録を行うための装置の構成が複雑、か
つ、大掛かりなものになっており、また、消去可能な記
録媒体も前述のように従来から提案されてはいるが、そ
れが例えば磁気記録媒体の場合には消去が容易である反
面、高密度記録の点に問題があり、それが例えば光ディ
スクの場合には高密度記録が容易であるが簡単な手段で
消去が行えないという問題点があった。
前記の問題点を解決するために本出願人会社では、レ
ーザ光束が入射される透明電極と、前記の透明電極を透
過したレーザ光束が入射される光導電層部材と、前記し
た透明電極との間に電界を形成させるための電極を備え
るとともに光導電層部材と前記の電極との間の電界と対
応して発生した電荷を保持する電荷保持層を有する記録
媒体{記録媒体は、例えば電荷保持層として機能する絶
縁層と電極との積層構造のものであり、前記した絶縁層
はその上に付着した電荷を長時間にわたって保持できる
ような極めて高い絶縁抵抗値を有するような材料(例え
ばシリコン樹脂)を用いて作られる}と、前記した光導
電層部材と前記の電極との間の電界を記録の対象にされ
る情報信号に応じて変化させて、前記の記録媒体におけ
る電荷保持層に記録の対象にされる情報信号と対応する
電荷パターンを発生させる手段と、前記した記録媒体に
おける電荷保持層に保持されている電荷パターンを、そ
の電荷パターンが形成されている面と前記の電極との間
の電位差に基づいて読出す手段とからなる電荷潜像によ
る記録再生装置についての提案も行っている。
そして、前記した電荷潜像による撮像型記録再生装置
や電荷潜像による記録再生装置において、電荷潜像の形
態によって記録媒体の記録再生領域に記録されている記
録情報の読取りに際しては、例えば、記録媒体における
電荷潜像を静電誘導によって取出す電極を含んで構成さ
れている読取り素子、あるいは透明電極と1次電気光学
効果を示す物質で作られている光変調材層と誘電体ミラ
ーとの積層構造からなる光学的な電荷検出ヘッドを介し
て記録媒体にレーザ光束を照射し、前記した光学的な電
荷検出ヘッドから出力された光の偏光の状態を光の強度
変化に変換した後に光電変換を行って電気信号として取
出すように構成されている読取りヘッドなどが用いられ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、電荷潜像による撮像型記録再生装置あるい
は電荷潜像による記録再生装置において記録媒体の記録
再生領域に電荷潜像により記録されている情報信号が、
例えば各色の細条片が予め定められた繰返し順序に規則
正しく配列されることによって構成されている色分解縞
状フィルタによって色分解された各色の画像情報であ
り、かつ、前記の記録再生領域に記録されている各色の
画像情報が色分解縞状フィルタにおける各色の細条片の
配列の態様と同様に記録媒体の記録再生領域内に配列さ
れている状態の場合、あるいは、記録媒体の記録再生領
域内に記録されている情報信号の記録態様が、前記した
色分解縞状フィルタにより色分解縞状フィルタにおける
各色の細条片の配列に従って記録媒体の記録再生領域内
に配列されている状態と同様に、情報信号が所定の配列
態様で記録されているような場合などにおける記録媒体
からの情報信号の読取りに際しては、読取り素子による
記録媒体に記録されている情報信号の読取りの態様が、
記録媒体に記録されている情報信号の配列の態様に従っ
て正確に行われなければ、再生された情報信号中に誤差
が発生することになる。
そのために、記録媒体からの情報信号の読取りに際し
ては、読取り素子による情報信号の読取り動作が記録媒
体に記録されている情報信号の配列の態様に従って正確
に行われるような読取り素子の位置制御が必要とされ
る。
(問題点を解決する手段) 本発明は情報信号が電荷潜像の形態で記録されている
記録媒体の記録再生領域からの情報信号の読取りが、読
取り素子による線状の主走査及び前記の主走査の方向に
対して直交する方向に記録媒体と相対的に移動される副
走査とによって行われるようになされている電荷潜像に
よる記録再生装置における読取り素子の位置制御方式で
あって、記録媒体における情報信号の記録再生領域に対
して行われる読取り素子の主走査方向における記録再生
領域の両側に予め読取り素子の位置基準情報を記録して
おき、前記した読取り素子の位置基準情報の再生出力を
用いて読取り素子の位置を制御するようにした電荷潜像
による記録再生装置における読取り素子の位置制御方式
を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の電荷潜像による記
録再生装置における読取り素子の位置制御方式の具体的
な内容について詳細に説明する。
第1図は撮像型記録再生装置の一例の概略構成を示す
側面図、第2図は記録媒体における情報信号の記録再生
領域に対して行われる読取り素子の主走査方向における
記録再生領域の両側に予め記録されている読取り素子の
位置基準情報と、記録再生領域と、記録再生領域から情
報信号の読取りを行う読取り素子との関係を説明するた
めの平面図、第3図は記録媒体の記録再生領域に電荷潜
像により記録されている情報信号が、例えば各色の細条
片が予め定められた繰返し順序に規則正しく配列されて
構成されている色分解縞状フィルタによって色分解され
た各色の画像情報であり、かつ、前記の記録再生領域に
記録されている各色の画像情報が色分解縞状フィルタに
おける各色の細条片の配列の態様と同様に記録媒体の記
録再生領域内に配列されている状態の場合における情報
信号の記録再生領域に対して行われる読取り素子の主走
査方向における記録再生領域の両側に予め記録されてい
る読取り素子の位置基準情報と、記録再生領域と、記録
再生領域から情報信号の読取りを行う読取り素子との関
係を説明するための平面図、第4図及び第5図は光学的
なマスクの平面図、第6図は記録媒体円盤の平面図、第
7図は本発明の電荷潜像による記録再生装置における読
取り素子の位置制御方式の動作を説明するための信号波
形例図、第8図乃至第10図は電荷潜像による記録再生装
置に使用される読取り素子の構成例や動作説明用の図で
ある。
第1図は記録再生対象の光学像と対応する電荷像を記
録媒体D(第1図示の例では記録媒体円盤Dとして示さ
れている)における電荷潜像形成部材CHLの記録再生領
域に記録させるように構成した撮像型記録再生装置の概
略構成を示している図であり、第1図中に例示されてい
る記録媒体円盤Dは導電性材料で構成された電極Etと電
荷保持層として機能する絶縁層からなる電荷潜像形成部
材CHL(第1図示の構成例では、記録媒体円盤Dの基板
に兼用されている)。なお、記録媒体Dの形態としては
回転円盤に限られないことは勿論である。
前記した記録媒体Dの電荷潜像形成部材CHLは、それ
に付着した電荷を長時間にわたって保持できるような極
めて高い絶縁抵抗値を有するような材料(例えばシリコ
ン樹脂)を用いて作られる。そして、この記録媒体Dは
図示されていない回転駆動機構によって回転軸または回
動軸3が図中の矢印R方向に回転または回動されること
によって、記録媒体円盤Dにおける電荷潜像形成部材CH
Lには被写体Qの光学像と対応する個別の電荷像がそれ
ぞれ個別の記録再生領域領域に順次に記録されて行くよ
うになされるのである。
すなわち、第1図に示されている撮像型記録再生装置
において、被写体Qからの光は撮像レンズLを介して、
ガラス基板BPと、透明電極Etwと、光透過部分と光遮断
部分とによって形成された所定のパターンを有する光学
的なマスクPMPと、光導電層部材PCEとを積層して構成さ
せてある光学像−電荷像変換部材における光導電層部材
PCEに結像される。前記した光学的なマスクPMPは、被写
体Qと光導電層部材PCEとの間の光路中のどの部分に設
けられてもよい。
第4図及び第5図は前記した光学的なマスクPMPのそ
れぞれ異なる構成例のものの概略を示す平面図であり、
第4図及び第5図において4は光学的なマスクにおける
光遮断部分を示しており、また、第4図に示す光学的な
マスクPMPにおいて5及び61〜68,71〜78の各部分は光透
過部分であり、他方、第5図に示す光学的なマスクPMP
において、Fは赤(R),緑(G),青(B)の各色の
細条片が予め定められた繰返し順序に規則正しく配列さ
れた構成の色分解縞状フィルタであり、また、61R〜65
R,71R〜75Rの各部分は光透過部分である。
前記した光学像−電荷像変換部材における電極Etw
と、記録媒体円盤Dにおける電極Etとの間には、図示さ
れていない電源から一定の電圧が加えられているから、
光学的なマスクPMPを介して光学像が結像された光導電
層部材PCEの電気抵抗は、それに結像された光学像と対
応して変化しているものとなる。
それで、前記した第4図に示されているような光学的
なマスクPMPが使用されている撮像型記録再生装置にお
いては、光学像−電荷像変換部材の端面、すなわち光導
電層部材PCEの端面における光学的なマスクPMPの光透過
部分5と対応する部分には被写体Qの光学像に対応して
いる電荷像パターンが現われ、また、前記した第5図に
示されているような光学的なマスクPMPが使用されてい
る撮像型記録再生装置においては、光学像−電荷像変換
部材の端面、すなわち光導電層部材PCEの端面における
光学的なマスクPMPにおける色分解縞状フィルタFの部
分Fと対応する部分には被写体Qの光学像を色分解した
状態の光学像に対応している電荷像パターンが現われ
る。
それにより記録媒体円盤Dにおける電荷潜像形成部材
CHLには、光学像−電荷像変換部材の端面、すなわち光
導電層部材PCEの端面に現われた電荷像パターンに対応
した電荷潜像による記録再生領域RZが第2図または第3
図に示されるようなものとして形成されることになる。
前記のように記録媒体Dの記録再生領域RZに対して記
録動作が行われている状態においては光学像−電荷像変
換部材の端面、すなわち光導電層部材PCEの端面と記録
媒体円盤Dにおける電荷潜像形成部材CHLの表面とは密
着した状態または両者が微小な間隔を隔てて対向してい
る状態となされるが、今、例えば、記録媒体Dの記録再
生領域RZにおけるある一つの記録再生領域RZ1に対する
記録動作が終了して、次の記録再生領域RZ2の位置まで
記録媒体円盤Dが回転される際のように、1つの記録再
生領域から次の記録再生領域にまで記録媒体円盤Dが移
動される際には、光学像−電荷像変換部材の端面、すな
わち光導電層部材PCEの端面と記録媒体円盤Dにおける
電荷潜像形成部材CHLの表面が離隔した状態になされる
のである。第6図は記録媒体円盤Dを回動させながら被
写体の光学像に対応している電荷潜像による記録再生領
域RZ1,RZ2…を記録媒体円盤Dに順次に形成させた場合
を例示したものである。
第2図に示されている記録再生領域RZにおいて、5Pは
第4図に示されている光学的なマスクPMPの光透過部分
5を透過した被写体Qの光学像に対応している電荷像パ
ターンが記録されている部分であり、また、第2図に示
されている記録再生領域RZにおける61P〜66P,71P〜76P
の各部分は、第4図に示されている光学的なマスクPMP
の光透過部分61〜68,71〜78を透過した光に対応して形
成された電荷像パターンが記録されている部分である。
前記した第4図に示されている光学的なマスクPMPの
光透過部分61〜68,71〜78を透過する光が一定の光量の
光となるように光学的なマスクPMPにおける光透過部分6
1〜68,71〜78の部分がバイアス光だけで照射されるよう
にしておくことは望ましい実施例である。
また、第3図に示されている記録再生領域RZにおい
て、Z(R),Z(G),Z(B)…は第5図に示されてい
る光学的なマスクPMPの色分解縞状フィルタFの各色の
細条片部分R,G,B…を透過した被写体Qの光学像の色分
解された状態の光学像の電荷像パターンが記録されてい
る部分であり、また、第3図に示されている記録再生領
域RZにおける61RP〜64RP,71RP〜74RPの各部分は、第5
図に示されている光学的なマスクPMPの光透過部分61R〜
64R,71R〜74Rを透過した光に対応して形成された電荷像
パターンが記録されている部分である。
前記した第5図に示されている光学的なマスクPMPの
光透過部分61R〜65R,71R〜75Rを透過する光が一定の光
量の光となるように光学的なマスクPMPにおける光透過
部分61R〜65R,71R〜75Rの部分がバイアス光だけで照射
されるようにしておくことは望ましい実施例である。
前記した第2図及び第3図にそれぞれ示されている電
荷像パターンにおいて、第4図に示されている光学的な
マスクPMPの光透過部分61〜68,71〜78を透過した光によ
って、第2図に示されている記録再生領域RZにおける61
P〜66P,71P〜76Pの各部分に形成された電荷像パターン
は、記録再生領域RZに対して行われる読取り素子の主走
査方向における記録再生領域の両側に予め記録された読
取り素子の位置基準情報として用いられるのであり、ま
た、第5図に示されている光学的なマスクPMPの光透過
部分61R〜65R,71R〜75Rを透過した光によって第3図に
示されている記録再生領域RZにおける61RP〜64RP,71RP
〜74RPの各部分に形成された電荷像パターンは、記録再
生領域RZに対して行われる読取り素子の主走査方向にお
ける記録再生領域の両側に予め記録された読取り素子の
位置基準情報として用いられるのであり、前記した読取
り素子の位置基準情報は記録媒体Dからの記録情報の読
取り動作時において後述のように読取り素子の位置制御
情報として使用されるのである。
第1図乃至第5図を参照して行って来たこれまでの説
明においては、記録媒体Dに被写体の光学像に対応する
電荷像を記録する際に、光学的なマスクPMPを用いるこ
とにより、記録媒体Dからの記録情報の読取り動作時に
おいて読取り素子の位置制御情報として使用される電荷
像パターンを記録再生領域RZに対して行われる読取り素
子の主走査方向における記録再生領域の両側に予め記録
させるようにしていたが、前記した読取り素子の位置基
準情報は例えば記録媒体D自体に予め所定のパターンの
電極を設けて、それを読取り素子の位置基準情報として
用いるようにしたり、あるいは光学像−電荷像変換部材
における透明電極Et自体が所定のパターンを有する光学
的なマスク、あるいは電気的なマスクとして用いられる
ように透明電極Et自体を加工したり、もしくは例えば、
前記した光学像−電荷像変換部材における光導電層部材
PCEの端面と記録媒体Dにおける電荷潜像形成部材CHLの
表面との間に所定のパターンを有する静電遮蔽マスクを
設置して、記録媒体Dからの記録情報の読取り動作時に
読取り素子の位置制御情報として使用できるような電荷
像パターンが記録再生領域RZに対して行われる読取り素
子の主走査方向における記録再生領域の両側に予め記録
されるようにしてもよいのである。
また、これまでの説明において記録媒体円盤Dに対し
て記録されるのは被写体Qの光学像と対応している電荷
像であるとされていたが、記録媒体Dに電荷像の形態で
記録されるべき情報信号の種類を問わないことは勿論で
ある。
さて、第2図または第3図に示されているように、記
録媒体Dに記録された情報の読出しに当っては、記録媒
体Dの記録再生領域RZにおいて読取り素子DAの主走査方
向における記録再生領域RZの両側に予め記録されている
読取り素子の位置基準情報を用いて、読取り素子の位置
制御を行いながら再生動作が行われるのであるが、次
に、第2図及び第3図に示されている読取り素子EDAと
して、一例に配列されている複数の電極により記録媒体
の表面電荷を主走査方向に順次に検出して出力できるよ
うな構成のものを使用して再生動作が行われる場合を例
にして説明する。
第8図は被検出体Oとして示されている記録媒体にお
ける電荷像の電位分布と対応する電気信号を検出できる
機能を有する読取り素子EDAの一例の概略構成を示すブ
ロック図であり、また、第9図と第12図及び第15図は検
出用電極を設けて構成されている読取り素子の構成例を
示す図、第10図は動作説明用の波形図、第11図及び第13
図ならびに第14図は動作説明用の一部の側面図、第16図
は動作説明用の斜視図である。
第8図においてED1,ED2,ED3…EDnは微小な相互間隔で
等間隔に配列されている微小な電圧検出用電極であり、
これらの電圧検出用電極ED1,ED2,ED3…EDnは、それぞれ
個別の接続線1,l2,l3…lnによって電圧検出用電界効
果トランジスタDF1,DF2,DF3…DFnのゲート電極に接続さ
れている。
前記した各電圧検出用電界効果トランジスタDF1,DF2,
DF3…DFnのドレイン電極は動作用電源Vに対して共通に
接続されていて、一定の電圧が供給されており、また、
前記した各電圧検出用電界効果トランジスタDF1,DF2,DF
3…DFnのソース電極は、それぞれ個別のスイッチング用
電界効果トランジスタSF1,SF2,SF3…SFnにおける対応す
るもののドレイン電極に接続されており、さらに前記の
個別のスイッチング用電界効果トランジスタSF1,SF2,SF
3…SFnにおける各ソース電極は共通に接続されて出力端
子1に接続されている。第8図中のRlは負荷抵抗を示し
ている。
前記の個別のスイッチング用電界効果トランジスタSF
1,SF2,SF3…SFnにおける各ゲート電極には、シフトレジ
スタSRからスイッチングパルスP1,P2,P3…Pnが供給され
ているが、前記したシフトレジスタSRから出力されるス
イッチングパルスP1,P2,P3…Pnは、第10図に例示されて
いる波形図から明らかなように、シフトレジスタSRのク
ロック端子2に供給されている第10図の(a)に示され
ているクロック信号Pcによって、第10図(b)〜(d)
に例示されているように時間軸上でP1→P2→P3→…のよ
うに順次にシフトレジスタSRから出力されるから、前記
した個別のスイッチング用電界効果トランジスタSF1,SF
2,SF3…SFnの内の選択された次々の1個のものが時間軸
上で順次にオンの状態にされて行く。
それで、それぞれ個別の接続線1,l2,l3…lnによっ
て電圧検出用電界効果トランジスタDF1,DF2,DF3…DFnの
ゲート電極に接続されている複数の電圧検出用電極ED1,
ED2,ED3…EDnに生じている被検出体Oとして示されてい
る記録媒体の複数個所における個々の個所の表面電位と
対応する電圧は、前記した複数の電圧検出用電界効果ト
ランジスタDF1,DF2,DF3…DFnのソース側から、それぞれ
対応する個別のスイッチング用電界効果トランジスタSF
1,SF2,SF3…SFnのドレインに供給されているから、前記
したシフトレジスタSRからスイッチングパルスP1,P2,P3
…が順次に出力されるのに従って次々にオンの状態にさ
れる個別のスイッチング用電界効果トランジスタSF1,SF
2,SF3…SFnのソース側からは、被検出体Oとして示され
ている記録媒体の複数個所における個々の個所の表面電
位と対応して静電誘導によって個別の電圧検出用電極ED
1,ED2,ED3…EDnに生じた電圧と対応している電圧が、時
間軸上に直列的に出力端子1に送出されることになる。
したがって、例えば第9図示のように複数の電圧検出
用電極ED1,ED2,ED3…EDnが1直線上に配列しているよう
に設けられている読取り素子と被検出体Oとして示され
ている記録媒体とを、前記した複数の電圧検出用電極ED
1,ED2,ED3…EDnが整列している方向と直交する方向に相
対的に移動させると、被検出体Oとして示されている記
録媒体に形成されている2次元的な電荷像と対応してい
る時系列的な電気信号が出力端子1に送出されることに
なる。
第9図示の読取り素子は、複数の電圧検出用電極ED1,
ED2,ED3…EDnや接続線1〜lnなどを周知の薄膜技術に
よって基体BPに形成させた構成態様のものである(この
点は第12及び第15図示の読取り素子についても同様であ
る)。
なお、電圧検出用電界効果トランジスタのゲート電極
が電圧検出用の電極に兼用されている構成のものであっ
てもよいのである。
前記した第8図に示されている被検出体Oとして示さ
れている記録媒体の電荷像の電位分布と対応する電気信
号を検出できる機能を有する読取り素子EDAでは、被検
出体Oとして示されている記録媒体の表面電位と対応す
る電圧を静電誘導現像によって微小な大きさの電圧検出
用電極に発生させるようにしているために、電圧検出用
電極ED1,ED2,ED3…EDnと電圧検出用電界効果トランジス
タDF1,DF2,DF3…DFnとの間を接続している接続線1,l
2,l3…lnに、外部の電界に基づいて静電誘導により電圧
が発生した場合には被検出体Oとして示されている記録
媒体の電荷像と正確に対応している電気信号を発生でき
ないことになるが、この点は第11図及び第12図に示され
ているように電圧検出用電極ED1,ED2,ED3…EDnと電圧検
出用電界効果トランジスタDF1,DF2,DF3…DFnとの間を接
続している接続線1,l2,l3…lnに、外部の電界に基づ
いて静電誘導により電圧が発生しないように接続1,l
2,l3…lnの部分に静電遮蔽Sを施せばよい。第11図中に
おけるブロックEDCは、例えば第8図中の電圧検出用電
界効果トランジスタDF1〜DFn、スイッチング用電界効果
トランジスタSF1〜SFn、シフトレジスタSR、負荷抵抗Rl
などを含んで構成されている回路部分と対応するような
構成を有する回路を示している。
また、前記した読取り素子によって被検出体Oとして
示されている記録媒体の表面電位分布を高い分解能で検
出しようとする場合には、当然のことながら読取り素子
に設けられるべき極めて微小な面積を有する複数の電圧
検出用電極ED1,ED2,ED3…が極めて微小な間隔で整列さ
れている状態のものとなされるために、ある特定な電圧
検出用電極によって検出されるべき被検出体Oとして示
されている記録媒体の表面の電荷による電界が、第13図
中の点線図示のように隣接する電圧検出用電極でも検出
されるようになり、そのために被検出体Oとして示され
ている記録媒体の電荷像と正確に対応している電気信号
を発生できないことになることも起こるが、この点は第
14図及び第15図に示されているように、ある特定な電圧
検出用電極によって検出されるべき被検出体Oとして示
されている記録媒体の表面の電荷による電界が、その電
圧検出用電極に隣接している電圧検出用電極では検出さ
れないように、隣接する電圧検出用電極の間の部分に静
電遮蔽Sを施すような構成とすれば解決でき、被検出体
Oとして示されている記録媒体の電荷像と正確に対応し
ている電気信号を発生させることができるのである。
前述した被検出体Oとして示されている記録媒体の電
荷像の電位分布と対応する電気信号を検出できる機能を
有する読取り素子EDAは、電圧検出用電極を被検出体O
として示されている記録媒体における表面に接近させ
て、電圧検出用電極に被検出体Oとして示されている記
録媒体の表面電位から静電誘導によって電圧を発生させ
るようにしているものであるから、電圧検出用電極と被
検出体Oとして示されている記録媒体の表面との距離が
変化すると、電圧検出用電極に被検出体Oとして示され
ている記録媒体の表面電位から静電誘導によって発生す
る電圧値が変動することになるが、被検出体Oとして示
されている記録媒体の表面と電圧検出用の電極との距離
が、被検出体Oとして示されている記録媒体と電圧検出
用の電極とが第16図中の矢印Y方向に相対的に移動され
ても一定に保持されるように、電圧検出用電極を設けて
ある読取り素子EDAと被検出体Oとして示されている記
録媒体の表面との間に第16図示のようにスペーサSP1,SP
2を介在させれば前記の問題点も解決できる。
これまでの説明から明らかなように、第8図示のよう
な構成の読取り素子を用いて記録媒体の表面に電荷像の
形態で記録された情報を主走査しながら副走査して読取
れば、記録媒体の電荷像はその電荷像と対応する時系列
的な電気信号として容易、かつ、正確に取出すことがで
きるのである。
さて、第1図乃至第6図を参照して既述したように、
記録媒体Dにおける電荷潜像形成部材CHLの記録再生領
域RZに対して行われる読取り素子の主走査方向における
記録再生領域の両側に予め記録された読取り素子の位置
基準情報は、例えば第8図以降の各図を参照して説明し
たような構成態様の読取り素子EDAによって読取られる
と、第2図(または第3)中の記録再生領域RZに対して
左側に示されている読取り素子の位置基準情報は、例え
ば第7図の(a)に示されているような信号Slとして再
生され、また、第2図(または第3)中の記録再生領域
RZに対して右側に示されている読取り素子の位置基準情
報は、例えば第7図の(b)に示されているような信号
Srとして再生される。
すなわち、記録媒体Dにおける電荷潜像形成部材CHL
の記録再生領域RZに記録されている情報信号の読取りを
行うために、第2図及び第3図示のようにX方向に主走
査を行う読取り素子EDAと記録媒体Dとを前記した主走
査の方向Xと直交するY方向に相対的に移動させると、
読取り素子EDAは記録媒体Dの記録再生領域RZから記録
情報を読取ると同時に、記録媒体Dの記録再生領域RZの
両側に記録されている読取り素子の位置基準情報を信号
Sl,Srとして再生する。
そして、前記した読取り素子EDAによって記録再生領
域RZの両側から読取られた読取り素子の位置基準情報に
基づいて得られる第7図の(a),(b)に示されてい
る2つの信号Sl,Srは、記録再生領域RZの縦横の方向に
対して記録媒体Dの情報信号の読取り用の読取り素子ED
Aの主走査方向がどのような方向であるのかに応じて、
第7図の(a),(b)に示されている2つの信号Sl,S
rの位相は第7図(a),(b)中に示されている横方
向の矢印の方向に変化し、また読取り素子と記録媒体D
の表面との距離に応じて、第7図の(a),(b)に示
されている2つの信号Sl,Srの大きさは第7図の
(a),(b)中に示されている縦方向の矢印の方向に
変化する。
それで、本発明の電荷潜像による記録再生装置におけ
る読取り素子の位置制御方式においては、前記した読取
り素子EDAによって読取られた信号中から前記した記録
媒体Dの記録再生領域RZの両側に記録されている読取り
素子の位置基準情報と対応する2つの信号Sl,Srを抽出
し、その抽出された2信号Sl,Srを位相比較器に供給し
て位相比較を行い、前記の位相比較器から出力された誤
差信号に基づいて作られた位置制御信号を読取り素子を
回動させるように駆動変位するアクチュエータに供給し
て読取り素子を回動的に駆動変位させ、読取り素子EDA
によって読取られた前記した読取り素子の位置基準情報
と対応する2つの信号Sl,Srが同相の状態になるように
する閉ループの自動制御系を構成し、その閉ループの自
動制御系の動作によって読取り素子EDAの主走査方向の
方向を規制するための位置制御を行うとともに、また、
前記した読取り素子EDAによって読取られた信号中から
抽出された読取り素子の位置基準情報と対応する2つの
信号Sl,Srをそれぞれ別個の電圧比較回路に供給して、
前記の信号Sl,Srの電圧をそれぞれ予め定められた同一
の基準電圧と比較し、前記の各電圧比較回路から出力さ
れた誤差信号に基づいて作られた2つの位置制御信号
を、記録媒体Dの表面からの読取り素子の各端部の高さ
を変化させるように駆動変位する2つのアクチュエータ
に個別に供給して、読取り素子EDAと記録媒体Dの面と
の距離が予め定められた所定の値となるように読取り素
子EDAを駆動変位させ、読取り素子EDAと記録媒体Dの表
面との距離が所定の一定の値になされるようにする閉ル
ープの自動制御系を構成し、その閉ループの自動制御系
の動作によって読取り素子EDAの記録媒体Dの面からの
高さを所定の値に保持させるようにするための位置制御
を行うようにするのである。
読取り素子EDAの主走査方向を規制するための自動位
置制御動作は、例えば、第2図の場合については記録媒
体Dの記録再生領域RZの両側に記録されている読取り素
子の位置基準情報61P,71Pと対応する2つの信号Sl,Srの
位相差が零となるような態様(読取り素子の位置基準情
報を示す図面符号における数字の1の桁が同じものと対
応する2つの信号Sl,Srの位相差が零となるような態
様)で行われ、また、例えば第3図の場合については記
録媒体Dの記録再生領域RZの両側に記録されている読取
り素子の位置基準情報61RP,71RPと対応する2つの信号S
l,Srの位相差が零となるような態様(読取り素子の位置
基準情報を示す図面符号における数字の1の桁が同じも
のと対応する2つの信号Sl,Srの位相差が零となるよう
な態様)で行われるのである。
なお、第3図示の例のように、記録媒体Dの記録再生
領域RZの両側に記録されている読取り素子の位置基準情
報が、色分解縞状フィルタFにおける特定な色細条片と
対応して設けられるというように、記録媒体Dの記録再
生領域RZの両側に記録されている読取り素子の位置基準
情報が絶対位相情報を示している場合には、その位相情
報を用いて各原色信号の読取り位置の位置決めを正確に
行うことができる。
また、記録媒体Dの記録再生領域RZの両側に記録され
ている読取り素子の位置基準情報が、色分解縞状フィル
タFにおける色細条片の間隔とは無関係な間隔で設けら
れても、記録媒体Dの記録再生領域RZの両側に記録され
ている読取り素子の位置基準情報が相対位相情報として
用いられてその位相情報を用いて読取り素子EDAの位置
制御が良好に行うことができるのであり、前記した記録
媒体Dの記録再生領域RZの両側に記録されている読取り
素子の位置基準情報のY方向の間隔は、その読取り素子
の位置基準情報を使用して読取り素子EDAの主走査方向
の規制が所定の精度において良好に行われうるものとな
るように任意に定められていればよいのである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本
発明の電荷潜像による記録再生装置における読取り素子
の位置制御方式は情報信号が電荷潜像の形態で記録され
ている記録媒体の記録再生領域からの情報信号の読取り
が、読取り素子による線状の主走査及び前記の主走査の
方向に対して直交する方向に記録媒体と相対的に移動さ
れる副走査とによって行われるようになされている電荷
潜像による記録再生装置における読取り素子の位置制御
方式であって、記録媒体における情報信号の記録再生領
域に対して行われる読取り素子の主走査方向における記
録再生領域の両側に予め読取り素子の位置基準情報を記
録しておき、前記した読取り素子の位置基準情報の再生
出力を用いて読取り素子の位置を制御するようにした電
荷潜像による記録再生装置における読取り素子の位置制
御方式であるから、この本発明の電荷潜像による記録再
生装置における読取り素子の位置制御方式では記録媒体
における記録再生領域の両側に記録しておいた読取り素
子の位置基準情報の再生出力を用いて読取り素子の位置
制御を行って、読取り素子の主走査方向に対する位置規
制と、読取り素子と記録媒体との間隔とが自動制御され
て、電荷潜像による撮像型記録再生装置あるいは電荷潜
像による記録再生装置において記録媒体の記録再生領域
に電荷潜像により記録されている情報信号が、例えば各
色の細条片が予め定められた繰返し順序に規則正しく配
列されることによって構成されている色分解縞状フィル
タによって色分解された各色の画像情報であり、かつ、
前記の記録再生領域に記録されている各色の画像情報が
色分解縞状フィルタにおける各色の細条片の配列の態様
と同様に記録媒体の記録再生領域内に配列されている状
態の場合、あるいは、記録媒体の記録再生領域内に記録
されている情報信号の記録態様が、前記した色分解縞状
フィルタにより色分解縞状フィルタにおける各色の細条
片の配列に従って記録媒体の記録再生領域内に配列され
ている状態と同様に、情報信号が所定の配列態様で記録
されているような場合などにおける記録媒体からの情報
信号の読取りも、記録媒体に記録されている情報信号の
配列の態様に従って正確に行うことができ、また、読取
り素子と記録媒体との間隔も常に自動的に所定の間隔に
保持することができるので、本発明によれば既述した問
題点は良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は撮像型記録再生装置の一例の概略構成を示す側
面図、第2図は記録媒体における情報信号の記録再生領
域に対して行われる読取り素子の主走査方向における記
録再生領域の両側に予め記録されている読取り素子の位
置基準情報と、記録再生領域と、記録再生領域から情報
信号の読取りを行う読取り素子との関係を説明するため
の平面図、第3図は記録媒体の記録再生領域に電荷潜像
により記録されている情報信号が、例えば各色の細条片
が予め定められた繰返し順序に規則正しく配列されて構
成されている色分解縞状フィルタによって色分解された
各色の画像情報であり、かつ、前記の記録再生領域に記
録されている各色の画像情報が色分解縞状フィルタにお
ける各色の細条片の配列の態様と同様に記録媒体の記録
再生領域内に配列されている状態の場合における情報信
号の記録再生領域に対して行われる読取り素子の主走査
方向における記録再生領域の両側に予め記録されている
読取り素子の位置基準情報と、記録再生領域と、記録再
生領域から情報信号の読取りを行う読取り素子との関係
を説明するための平面図、第4図及び第5図は光学的な
マスクの平面図、第6図は記録媒体円盤の平面図、第7
図は本発明の電荷潜像による記録再生装置における読取
り素子の位置制御方式の動作を説明するための信号波形
例図、第8図乃至第16図は電荷潜像による記録再生装置
に使用される読取り素子の構成例や動作説明用の図であ
る。 1……出力端子、3……回転軸または回動軸、4……光
不透過部分、5,61〜68,71〜78,61R〜65R,71R〜75R……
光透過部分、61RP〜64RP,71RP〜74RP……光学的なマス
クPMPの光透過部分61R〜64R,71R〜74Rを透過した光に対
応して形成された電荷像パターンが記録されている部
分、Q……被写体、L……撮像レンズ、BP……ガラス基
板、Etw……透明電極、PMP……光透過部分と光遮断部分
とによって形成された所定のパターンを有する光学的な
マスク、PCE……光導電層部材、F……赤(R),緑
(G),青(B)の各色の細条片が予め定められた繰返
し順序に規則正しく配列された構成の色分解縞状フィル
タ、RZ,RZ1,RZ2……記録媒体Dの記録再生領域、Z
(R),Z(G),Z(B)……光学的なマスクPMPの色分
解縞状フィルタFの各色の細条片部分R,G,B……を透過
した被写体Qの光学像の色分解された状態の光学像の電
荷像パターンが記録されている部分、ED,ED1,ED2,ED3…
EDn……電圧検出用電極、1,l2,l3〜ln……接続線、DF
1,DF2,DF3…DFn……電圧検出用電界効果トランジスタ、
SF1,SF2,SF3〜SFn……スイッチング用電界効果トランジ
スタ、Rl……負荷抵抗、SR……シフトレジスタ、S……
静電遮蔽のための導電物質層、O……被検出体、BP……
基体、IL……絶縁物質層、D……記録媒体(記録媒体円
盤)、Et……電極、CHL……電荷保持層として機能する
絶縁層からなる電荷潜像形成部材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅倉 伝 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 古屋 正人 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号が電荷潜像の形態で記録されてい
    る記録媒体の記録再生領域からの情報信号の読取りが、
    読取り素子による線状の主走査及び前記の主走査の方向
    に対して直交する方向に記録媒体と相対的に移動される
    副走査とによって行われるようになされている電荷潜像
    による記録再生装置における読取り素子の位置制御方式
    であって、記録媒体における情報信号の記録再生領域に
    対して行われる読取り素子の主走査方向における記録再
    生領域の両側に予め読取り素子の位置基準情報を記録し
    ておき、前記した読取り素子の位置基準情報の再生出力
    を用いて読取り素子の位置を制御するようにした電荷潜
    像による記録再生装置における読取り素子の位置制御方
  2. 【請求項2】読取り素子の主走査方向における記録再生
    領域の両側に予め記録されていた読取り素子の位置基準
    情報の再生出力の位相差情報によって読取り素子の位置
    を制御するようにした請求項1に記載の電荷潜像による
    記録再生装置における読取り素子の位置制御方式
  3. 【請求項3】読取り素子の主走査方向における記録再生
    領域の両側に予め記録されていた読取り素子の位置基準
    情報の再生出力の強度情報によって読取り素子の位置を
    制御するようにした請求項1に記載の電荷潜像による記
    録再生装置における読取り素子の位置制御方式
JP63114127A 1988-05-11 1988-05-11 電荷潜像による記録再生装置における読取り素子の位置制御方式 Expired - Lifetime JPH0813102B2 (ja)

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