JPH08131027A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH08131027A
JPH08131027A JP6278046A JP27804694A JPH08131027A JP H08131027 A JPH08131027 A JP H08131027A JP 6278046 A JP6278046 A JP 6278046A JP 27804694 A JP27804694 A JP 27804694A JP H08131027 A JPH08131027 A JP H08131027A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプールの回転方向へのがたつきを減らす。 【構成】 スピニングリール1は、リール本体2とロー
タ3とスプール4とスプール軸8とドラグ機構7とを備
えている。スプール軸8は、スプール4に固定されてス
プール4から後方に延びピニオンギア12を貫通する軸
本体と、軸本体の後端に設けられ軸本体より大径の摺動
部材65とを有している。リアドラグ機構7は、ブッシ
ュ61と摩擦係合部66とを有している。ブッシュ61
は、リール本体2に相対回転自在に支持され、摺動部材
65を相対回転不能にかつスプール軸方向に移動自在に
支持する。摩擦係合部66は、ブッシュ61をリール本
体2に対して摩擦係合により相対回転不能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピニングリール、特
に、スプール軸を相対回転自在に支持するブッシュを有
するスピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、釣り
糸が巻かれるスプールとを有している。さらに、スピニ
ングリールは、スプールをリール本体に対して回転不能
に固定しつつ所定以上の力が作用するとスプールの回転
を許容するドラグ機構を備えている。ドラグ機構がリー
ル本体の後部に設けられたリアドラグタイプのスピンニ
グリールでは、スプールに固定されたスプール軸が後方
に向かって長く延びてピニオンギアを貫通し、その後端
はドラグ機構内に延びている。そして、ドラグ機構のブ
ッシュによって相対回転不能にかつ軸方向に移動自在に
支持されている。ドラグ機構のブッシュは、リール本体
に対して摩擦係合が可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にスピニングリー
ルでは、糸巻き取り時にスプール軸が前後動するため
に、スプール軸とブッシュとの間に所定の隙間が必要に
なる。その隙間によって、スプール軸がブッシュに対し
て回転方向にがたつきやすくなる。スプールががたつく
と、ハンドル操作時等におけるフィーリングが悪化す
る。
【0004】本発明の目的は、スプールの回転方向への
がたつきを減らすことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールは、釣り竿に装着されるものであり、リール本体
とマスターギアとピニオンギアとロータとスプールとス
プール軸とドラグ機構とを備えている。リール本体は、
ハンドルを有し、釣り竿に装着可能である。マスターギ
アはハンドルと一体回転する。ピニオンギアは、リール
本体の前部に回転自在に支持され、マスターギアと噛合
してハンドルによって回転させられる。ロータはピニオ
ンギアと一体回転する。スプールはロータの前部に配置
されている。スプール軸は、スプールに固定されてスプ
ールから後方に延びピニオンギアを貫通する軸本体と、
軸本体の後端に設けられ軸本体より大径の摺動部とを有
している。ドラグ機構は、リール本体に相対回転自在に
支持され摺動部を相対回転不能にかつスプール軸方向に
移動自在に支持するブッシュと、ブッシュをリール本体
に対して摩擦係合により相対回転不能にするための摩擦
係合部とを有する。
【0006】発明2に係るスピニングリールは、発明1
のスピニングリールにおいて、軸本体と摺動部とは相対
回転不能に固定された別部材から構成されている。発明
3に係るスピニングリールは、発明2のスピニングリー
ルにおいて、軸本体と摺動部とは互いに対して傾き可能
に固定されている。
【0007】
【作用】発明1に係るスピニングリールでは、スプール
の軸本体の後端に軸本体より大径の摺動部が固定されて
おり、この摺動部がブッシュに対し相対回転不能にかつ
スプール軸に移動可能に支持されている。摺動部とブッ
シュとの間には、両者を相対的に摺動させるために径方
向の隙間が確保されている。このため、両者は、相対回
転不能に連結されてはいるものの、周方向にガタを生じ
る。このガタが、たとえば少なくとも1mm必要である
とした場合、ガタを径の小さい箇所で確保する場合に比
較して径の大きい箇所で確保した方が、角度的には小さ
くなる。
【0008】本発明では、摺動部は軸本体より大径であ
るために、スプール軸が小径のままブッシュに支持され
ていた従来例に比べてスプール軸の回転方向のがたつき
は少なくなる。さらに、スプール軸の軸本体の径は従来
と同様であるので、スプール軸が貫通するピニオンギア
を大径化する必要がない。発明2に係るスピニングリー
ルでは、軸本体と摺動部とが相対回転不能に固定された
別部材から構成されているので、たとえば摺動部にブッ
シュとの摩擦係数が低い部材を採用して、摺動を滑らか
にできる。
【0009】発明3に係るスピニングリールでは、軸本
体と摺動部とが互いに対して傾き可能に固定されている
ので、たとえばスプール軸がブッシュに対して傾いて挿
入された場合でも、斜め方向の位置ずれを調整できる。
【0010】
【実施例】図1に示す本発明の一実施例としてのスピニ
ングリール1は、主に、図示しないハンドルを備えたリ
ール本体2と、リール本体2の前部に回転自在に支持さ
れたロータ3と、ロータ3の前部に配置され釣り糸を巻
き取るためのスプール4とを備えている。
【0011】リール本体2はボディ2aを有しており、
ボディ2aの上部にはスピニングリールを釣り竿に取り
付けるための取付部2bが形成されている。ボディ2a
の内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機
構5と、スプール4を回転軸線に沿って前後方向に移動
させることによりスプール4に釣り糸を均一に巻き取る
ためのレベルワインド駆動機構6とが設けられている。
さらに、リール本体2のボディ2aの後部には、リアド
ラグ機構7が設けられている。スプール4に固定された
スプール軸8は、ロータ3およびボディ2a内を貫通す
るように後方に延び、後端部はリアドラグ機構7に係合
している(後述)。
【0012】ロータ駆動機構5は、図示しないハンドル
が固定された軸10とともに回転するマスターギア11
と、このマスターギア11と噛み合うピニオンギア12
(歯部は図示略)とを有している。ピニオンギア12は
筒状に形成されており、その前部はロータ3の中心部を
貫通してスプール4側に延びている。ピニオンギア12
は、ボディ2aに支持されたボールベアリング13によ
って回転自在に支持されている。そして、ピニオンギア
12の中心部には、スプール軸8が回転軸心に沿って前
後方向に移動自在に貫通している。ピニオンギア12の
内径とスプール軸8の外径との間には、所定の隙間が確
保されている。
【0013】レベルワインド駆動機構6は、軸10の回
転をスプール軸8に前後方向への運動として伝える機構
である。ここでは、レベルワインド駆動機構6の詳細に
ついては説明を省略する。ロータ3は、円筒部30と、
円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1アー
ム部31および第2アーム部32とを有している。円筒
部30と両アーム部31,32とは一体成形されてい
る。円筒部30の前部には前壁33が形成されており、
この前壁33の中央部にはボス33aが形成されてい
る。ボス33aの中心部には貫通孔が形成されており、
この貫通孔をピニオンギア12の前部およびスプール軸
8が貫通している。また、前壁33を貫通したピニオン
ギア12の先端部にはネジが形成されており、このネジ
にナット34が螺合している。なお、ピニオンギア12
とロータ3とは相対回転不能に固定されている。
【0014】第1アーム部31の先端(前方側)の内側
には第1ベール支持部材40が揺動自在に取り付けら
れ、第2アーム部32の先端の内側には第2ベール支持
部材43が揺動自在に取り付けられている。図1から明
らかなように、第1ベール支持部材40は第1アーム部
31に対して外側に傾いて延び、第2ベール支持部材4
3は第2アーム支持部材32に対して内側に傾いて延び
ている。すなわち、両ベール支持部材40,43の揺動
軸は、回転軸芯に対して垂直ではなく、傾いている。
【0015】そして、図2に詳細に示すように、第1ベ
ール支持部材40の根元部分は、固定カラー51により
揺動自在に支持されている。固定カラー51はビス50
により第1アーム部31に固定されている。固定カラー
51は、第1ベール支持部材40を支持する支持面51
aと、ビス50が貫通する孔51bとを有している。支
持面51aは両ベール支持部材40,43の揺動軸と平
行であり、孔51bは回転軸芯に対して垂直に形成され
ている。なお、第2ベール支持部材側も、同様な構造と
なっており、固定カラー53及び取り付け用のビス52
が装着されている。
【0016】このような固定カラーを用いることによ
り、揺動軸を回転軸芯に対して傾けて配置した場合で
も、従来のロータを製造する金型をそのまま用いること
が可能になる。また、第1ベール支持部材40の先端に
は釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ4
1が装着されている。ラインローラ41の内側には、図
3に示すように、ローラ部分より大径のアーム固定軸カ
バー42が設けられている。アーム固定軸カバー42か
らは、第2ベール支持部材43に向かってベール45が
延びている。なお、アーム固定軸カバー42の内側(ス
プール4側)の外周部は、面取りのされていない平坦面
42aとなっている。また、アーム固定軸カバー42の
内側後部は、傾斜した面取り部42bとなっており、ス
プール4の折曲げフランジ部4c(後述)との接触を防
止している。
【0017】スプール4はロータ3の第1アーム部31
および第2アーム部32の間に配置されている。このス
プール4は、図1に示すように、後端側に形成された筒
状のスカート部4aと、スカート部4aの前方側に形成
された糸巻胴部4bと、糸巻胴部4bの先端に固定され
た折曲げフランジ部4cとを有している。折曲げフラン
ジ部4cの外周側は内側に折り曲げられている。スカー
ト部4a内部にはロータ3の円筒部30が配置されてい
る。糸巻胴部4bの中心にはスプール軸8の先端が挿入
されており、スプール4とスプール軸8とはピン57に
より固定されている。スプール軸8の先端は糸巻胴部4
bから突出している。このスプール軸8の先端にはワン
タッチボタン54が装着されている。ワンタッチボタン
54の回りにはワンタッチボタンカラー55が配置され
ている。ワンタッチボタンカラー55は、スプール4の
糸巻胴部4bに螺合して、ワンタッチボタン54を係止
している。ワンタッチボタンカラー55と折曲げフラン
ジ部4cの折曲げ部との間にはカラーリング56が挿入
されている。このカラーリング56は、弾性部材からな
り、表面には糸の番号が円周方向に並んで記されてい
る。また、ワンタッチボタンカラー55の外周側表面に
は、たとえば△印等の印が記されている。これにより、
カラーリング55を回転させて現在使用中の糸の号数を
△印に合わせることができ、糸の号数を覚えておく必要
がなくなる。また、カラーリング56は弾性部材で圧縮
されて配置されているため、ワンタッチボタンカラー5
5と折曲げフランジ部4cとの間の隙間がなくなり、こ
れらの間への糸噛みが防止される。
【0018】図5に詳細に示すリアドラグ機構7は、主
に、円筒状のブッシュ61と、2枚の第1摩擦プレート
67と3枚の第2摩擦プレート68とから構成された摩
擦係合部66と、摩擦押し付け用のコイルスプリング7
0と、支持部材71と、固定キャップ72とから構成さ
れている。ブッシュ61はボールベアリング69により
リール本体2の後部に回転自在に支持されている。ブッ
シュ61の中心部の貫通孔は、断面が八角形状となって
おり、その孔に、スプール軸8の摺動部材65(図6)
が所定の隙間をあけて相対回転不能に挿入されている。
この摺動部材65は、筒状であり、内部にスプール軸8
の本体後端8aが挿入され、両者はピン63により相対
回転不能に固定されている。
【0019】ブッシュ61の後部外周にはスプラインが
形成されており、このスプラインには第1摩擦プレート
67の内周部が係合している。第1摩擦プレート67の
両面には摩擦フェーシングが装着されている。2枚の第
1摩擦プレート67と3枚の第2摩擦プレート68とは
交互に配置されている。第2摩擦プレート68は、ボデ
ィ2aの後部に形成された筒状突出部2cの内側に形成
されたスプライン溝に外周部が係合している。筒状の支
持部材71に支持されたコイルスプリング70は、第1
摩擦プレート67と第2摩擦プレート68とを互いに付
勢している。これにより、ブッシュ61はリール本体2
に対して摩擦係合により相対回転不能となっている。固
定キャップ72は、筒状突出部2cの外周に形成された
ネジ溝に外周側から螺合しており、支持部材71を所定
の位置に留めている。このように、固定キャップ72の
締め付け量を調整することによって、摩擦係合部66を
構成する各プレートへの押圧力を変更でき、ドラグ力を
調節可能である。なお、固定キャップ72は支持部材7
1に対してボルト73によって固定されている。
【0020】次に、主に糸巻取り動作に着目して本実施
例の動作を説明する。糸巻取り時には、ベール45を糸
巻取り姿勢側に起こす。この状態で図示しないハンドル
を回転させると、この回転力は軸10およびマスターギ
ア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピ
ニオンギア12に伝達されたトルクはピニオンギア12
の前部を介してロータ3に伝達される。一方、軸10の
トルクはレベルワインド機構6によりスプール軸8に対
する前後方向への運動に変換される。すなわち、スプー
ル4は往復動作を行う。この結果、ベール45およびラ
インローラ41によってスプール4に案内された糸は、
糸巻胴部4bに前後方向に均一に巻き取られる。
【0021】図3に示すように、糸Wはアーム固定軸カ
バー42の内側から第1ベール支持部材40側に入って
くる。この糸Wは、面取りのされていない円筒面42a
部分を通って延びるため、引っ掛かることなくスムーズ
にラインローラ41側に移動可能である。次に、リアド
ラグ機構7の動作について説明する。
【0022】たとえばハンドルによって糸を巻き上げて
いるときに魚が大きな力で糸を引き込んだ場合、スプー
ル4がその力によって回転させられようとする。この力
は、スプール軸8を介してブッシュ61に伝達される。
そして、この力が、摩擦係合部66の摩擦力を越えると
スプール4は回転させられる。ここで、摺動部材65と
ブッシュ61との間には、両者を相対的に摺動させるた
めに径方向に所定の隙間を確保することが必要である。
このため、両者は、相対回転不能に連結されてはいるも
のの、円周方向にガタを生じる。このガタは、径の大き
さにかかわらずほぼ一定と考えられる。このとき、その
ガタが径の小さい箇所で生じている場合と、径の大きい
箇所で生じている場合とでは、角度のガタに換算すると
異なる。すなわち、径の大きい箇所でガタが生じている
場合は、それと同様のガタが径の小さい箇所で生じてい
る場合より角度的には小さい。
【0023】このことから明らかなように、本実施例で
は、摺動部材65は軸本体より大径であるために、スプ
ール軸がそのままブッシュに支持されていた従来例に比
べてスプール軸8の回転方向のがたつきは少なくなる。
さらに、スプール軸8の軸本体と摺動部材65とが別部
材であるために、摺動部材にブッシュ61との摩擦係数
が低い材料を用いることができ、その結果スプール軸8
の摺動が滑らかになる。
【0024】また、ブッシュ61がボールベアリング6
9によってリール本体2に支持されているため、ブッシ
ュ61が回転するときの回転むらが抑えられる。また、
スプール軸8に摺動部材65を設けることで、スプール
軸8全体の径を大きくする必要がなくなっている。スプ
ール軸8全体の径を大きくすると、ピニオンギア12も
大きくする必要が生じる。 〔他の実施例〕 (1)スプール軸8と摺動部材65とを互いに対して傾
き可能に固定してもよい。図7に示す例では、摺動部材
65には外側に向かって径が大きくなるテーパ状孔65
aが形成されている。スプール軸8の本体後端8aは摺
動部材65の中心孔に対して隙間を空けて配置されてい
る。ピン63は、スプール軸8の本体後端8aに固定さ
れており、摺動部材65のテーパ状孔65aに挿入され
ている。この場合、スプール軸8がブッシュ(図示せ
ず)に対して傾いて挿入された場合でも、軸本体が摺動
部材65に対して偏位して斜め方向の位置ずれを調整す
る。
【0025】(2)摺動部材をピンで構成してもよい。
図8および図9に示す例では、摺動部材165はスプー
ル軸の本体後端8aに固定されたピンである。ブッシュ
161には、本体後端8aが配置されるより径の大きい
孔161aが形成されている。孔161aには、軸方向
に伸び摺動部材165の両端が挿入された2本の溝16
1bが形成されている。摺動部材165と溝161bと
の係合により、本体後端8aはブッシュ161に対して
軸方向に摺動自在にかつ相対回転不能に支持されてい
る。溝161bの幅は摺動部材165より長くなってお
り、その結果摺動部材165および本体後端8aはブッ
シュ161に対して図の上下方向に相対移動可能になっ
ている。
【0026】この実施例では、前記実施例の効果に加え
て、本体後端8aがブッシュ161に対して図の上下方
向に位置ずれして配置されても、摺動部材165が相対
移動して径方向の位置ずれを調整する。 (3)本発明は、ドラグ機構とスプール軸とが同軸芯で
ないスピニングリールにも採用可能である。
【0027】
【発明の効果】発明1に係るスピニングリールでは、摺
動部が軸本体より大径であるために、スプール軸がその
ままブッシュに支持されていた従来例に比べてスプール
軸の回転方向のがたつきが少なくなる。さらに、スプー
ル軸全体を大径化していないため、スプール軸が貫通す
るピニオンギアを大径化する必要がない。
【0028】発明2に係るスピニングリールでは、軸本
体と摺動部とが相対回転不能に固定された別部材からな
るので、たとえば摺動部にブッシュとの摩擦係数が低い
部材を採用して、摺動を滑らかにできる。発明3に係る
スピニングリールでは、軸本体と摺動部とが互いに対し
て傾き可能に固定されているので、スプール軸がブッシ
ュに対して傾いて挿入された場合でも、斜め方向の位置
ずれを調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのスピニングリールの
縦断面概略図。
【図2】第1ベール支持部材の一部断面斜視図。
【図3】ラインローラの側面図。
【図4】スプール4の一部縦断面図。
【図5】リアドラグ機構の縦断面図。
【図6】摺動部材の縦断面図。
【図7】他の実施例における、スプール軸と摺動部材と
の固定を示す縦断面図。
【図8】他の実施例における、スプール軸とブッシュと
の係合を示す縦断面図。
【図9】図8のIX−IX断面図。
【符号の説明】
1 スピニングリール 2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 7 リアドラグ機構 8 スプール軸 65,165 摺動部材 61,161 ブッシュ 66 摩擦係合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿に装着されるスピニングリールであっ
    て、 ハンドルを有し、釣竿に装着可能なリール本体と、 前記ハンドルと一体回転するマスターギアと、 前記リール本体の前部に回転自在に支持され、前記マス
    ターギアと噛合して前記ハンドルによって回転させられ
    るピニオンギアと、 前記ピニオンギアと一体回転するロータと、 前記ロータの前部に配置されたスプールと、 前記スプールに固定されて前記スプールから後方に伸
    び、前記ピニオンギアを貫通する軸本体と、前記軸本体
    の後端に設けられ前記軸本体より大径の摺動部とを有す
    るスプール軸と、 前記リール本体に相対回転自在に支持され前記摺動部を
    相対回転不能にかつスプール軸方向に移動可能に支持す
    るブッシュと、前記ブッシュを前記リール本体に対して
    摩擦係合により相対回転不能にするための摩擦係合部と
    を有するドラグ機構と、を備えたスピニングリール。
  2. 【請求項2】前記軸本体と前記摺動部とは相対回転不能
    に固定された別部材からなる、請求項1に記載のスピニ
    ングリール。
  3. 【請求項3】前記軸本体と前記摺動部とは互いに対して
    傾き可能に固定されている、請求項2に記載のスピニン
    グリール。
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