JPH08130621A - 記録制御装置 - Google Patents

記録制御装置

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Publication number
JPH08130621A
JPH08130621A JP6267561A JP26756194A JPH08130621A JP H08130621 A JPH08130621 A JP H08130621A JP 6267561 A JP6267561 A JP 6267561A JP 26756194 A JP26756194 A JP 26756194A JP H08130621 A JPH08130621 A JP H08130621A
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JP
Japan
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signal
recording
clock
block
transfer
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Pending
Application number
JP6267561A
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English (en)
Inventor
Shuichi Nakano
修一 中野
Akihiro Asada
昭広 浅田
Tomoo Kobori
智生 小堀
Kagehiro Yamamoto
景宏 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡便で安価な構成によって各種の記録
ヘッドに対し、同等な印字速度で記録制御ができるよう
にする。 【構成】 図示しない記録ヘッドでは、複数の記録素子
がm個(ここでは、m=4)のブロックに分割され、ス
トローブ信号生成部14は、1ライン毎に、ストローブ
信号14a,14b,14c,14dを順番に出力す
る。所定のストローブ信号に同期した転送要求信号制御
部20からの転送要求信号20aにより、DMAC4が
ラインメモリ3から、ラッチ回路をもつ記録ヘッドで
は、1ライン毎に1ライン分ずつ、ラッチ回路をもたな
い記録ヘッドでは、1ライン毎に1/2ライン分を2回
ずつ画像データ4bを読み出し、P/S変換部23でシ
リアルの記録データ信号21aとなって出力端子22か
ら記録ヘッドに供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリやプリン
タなどの2値画像を記録する記録印字装置に用いられて
好適な記録制御装置に係り、特に、複数の記録素子がm
個のブロックに分割され、各ブロックの記録素子を時分
割的に通電制御する記録ヘッドを制御する記録制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えばファクシミリ装置では、
まず、送信側装置において、画像(送信原稿)をライン
センサ(CCDセンサ,密着センサなど)により原稿送
り方向に対して垂直方向に走査(主走査)し、濃度レベ
ルを画素単位にサンプリング及び2値化処理を施して2
値画像データを得、これをライン単位で順次符号化し、
回線を通じて送信する。受信側装置においては、受信し
たデータを2値画像データに復号化し、これをラインバ
ッファ(画像データをライン単位で蓄積するメモリ装
置)に蓄積した後、これから読み出した画信号(2値画
像信号)を記録ヘッドへ転送して印字を行なう。
【0003】以上の一連の動作を、送信側装置で原稿
を、受信側装置で記録紙を夫々送りながら(副走査)、
行なうことにより、2次元画像の読取り及び記録ができ
るようにしている このような用途に用いられる記録ヘッドとして、従来、
次のような構成のものが知られている。即ち、記録制御
装置から転送される記録データを保持するラッチ回路が
設けられている記録ヘッドと、かかるラッチ回路が設け
られていない記録ヘッドである。
【0004】ラッチ回路が設けられている記録ヘッド
は、例えば、記録制御装置から転送される記録データを
一時的に保持するシフトレジスタと、シフトレジスタに
保持された記録データを取り込んでラッチ信号によって
保持するラッチ回路と、ラッチ回路に保持された記録デ
ータの各ビットに対応して記録素子を通電制御するゲー
ト回路と、記録を行なうこれら記録素子とから構成され
ている。
【0005】かかる記録ヘッドにおいては、記録中の記
録データがラッチ回路で保持されているため、記録動作
中に記録制御装置から上記シフトレジスタに記録データ
が転送されても、記録中のデータが破壊されることはな
い。
【0006】このように、ラッチ回路が設けられている
記録ヘッドでは、記録動作中に記録ヘッドへの記録デー
タの転送を行なう制御方法が従来より知られている。
【0007】これに対して、ラッチ回路が設けられてい
ない記録ヘッドは、例えば、記録制御装置から転送され
る記録データを保持するシフトレジスタと、このシフト
レジスタに保持された記録データの各ビットに対応して
記録素子を通電制御するゲート素子と、記録を行なうこ
れら記録素子とから構成されるものであり、ラッチ回路
を有していない。
【0008】このような記録ヘッドにおいては、記録制
御装置から記録動作を行なっている記録ヘッドのシフト
レジスタへ記録データの転送を行なうと、記録中のデー
タが破壊される。このようなラッチ回路が設けられてい
ない記録ヘッドの制御方法として、記録動作が終了する
まで記録データの転送を行なわずに、記録動作が終了し
てから記録ヘッドへ記録データの転送を行なう制御方法
などが従来より知られている。このような制御方法にお
いては、記録ヘッドへ記録データを転送するための待ち
時間が生じ、ラッチ回路が設けられている記録ヘッドの
制御方法と比較すると、記録速度が遅くなる。
【0009】以上説明したラッチ回路が設けられている
記録ヘッドとラッチ回路が設けられていない記録ヘッド
の2種類の記録ヘッドを制御する記録制御装置の1例
が、例えば、特開平6−115138号公報に記載され
ている。
【0010】また、ラッチ回路が設けられていない記録
ヘッドの他の制御方法としては、複数に分割されたブロ
ックのうちの記録動作を行なっていないブロックに対し
て記録データの転送を行なうようにした方法が知られて
おり、これにより、記録中のデータを破壊することがな
いし、また、記録ヘッドへ記録データを転送するための
待ち時間が生じない。従って、ラッチ回路が設けられて
いる記録ヘッドと同等の速度で記録が可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】プリンタやファクシミ
リを構成する際に、コストや性能などの要件から、製品
化時期において最適の記録ヘッドを用いる必要がある。
また、製品の商品展開の過程において、適切な記録ヘッ
ドに適時対応していく必要がある。このために、条件と
して、上記各種の記録ヘッド全てに対して対応すること
が必要となる。また、その際、各これらのいずれの記録
ヘッドを用いても、記録速度に差がないことが必要であ
る。
【0012】かかる問題に対処するために、従来では、
夫々の種類の記録ヘッドに対して専用の記録制御装置を
設けていた。即ち、ラッチ回路が設けられている記録ヘ
ッドに対応した記録制御装置と、ラッチ回路が設けられ
ていない記録ヘッドに対応し、複数の分割されたブロッ
クのうち記録動作を行なっていないブロックに対して記
録データの転送を行なう記録制御装置とを夫々設けてい
た。
【0013】しかしながら、特に、ラッチ回路が設けら
れていない記録ヘッドにおけるブロックの構成は多様で
あり、記録制御装置では、ブロックの構成毎にそれ専用
の制御回路を設ける必要があり、この結果、記録制御装
置の規模が増大化し、コストも上昇するという問題があ
った。しかも、このような構成にすると、これまでとは
異なる新しい構成の記録ヘッドが登場した場合、これに
対応することが困難であるという問題もある。
【0014】また、特に、ラッチ回路が設けられていな
い記録ヘッドでは、そのブロック構成の多様さに伴っ
て、ストローブ信号の入力端子数やクロックの入力端子
数も、また、多様であり、各信号の出力端子数が各種記
録ヘッドが必要とする個数を満たすようにすると、出力
端子数が非常に多くなり、記録制御装置を集積回路化す
る場合などにおいては、パッケージのピン数が増えて実
装面積が増大化するし、また、コストも上昇するという
問題があった。
【0015】さらに、特に、ラッチ回路が設けられてい
ない記録ヘッドでは、記録データを時分割転送する必要
があるため、ソフトウェアが転送動作を開始するタイミ
ングが難しいという問題もあった。
【0016】本発明の第1の目的は、かかる問題を解消
し、前述した各種記録ヘッドに対して統一的な制御方式
によって制御することにより、比較的簡便で安価な構成
で各種の記録ヘッドに対応でき、かつ、各種記録ヘッド
を同等な印字速度で制御可能とした記録制御装置を提供
することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、出力端子数を低減
し、集積回路化した場合などでは、集積回路のパッケー
ジを小さく、かつ安価に構成することができるようにし
た記録制御装置を提供することにある。
【0018】本発明の第3の目的は、各種記録ヘッドに
おいて、転送開始に最適なタイミングで記録ライン同期
信号を出力することにより、制御するソフトウェアの負
担を軽減することができるようにした記録制御装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、複数の記録素子がm個(但し、m
は整数、かつm≧1)のブロックに分割され、これらm
個のブロックを時分割で通電制御するストローブ信号を
入力する第1〜第mのストローブ入力端子と、記録素子
で記録する記録データを入力する記録データ入力端子
と、記録データの取り込みタイミングを定める1つ以上
のクロック入力端子とを有する記録ヘッドを制御するも
のであって、各ブロックに対する最大通電時間を定める
1ブロック時間長を設定する1ブロック時間長設定手段
と、1ブロック時間長を第1〜第m+k(但し、kは整
数、かつk≧0)まで順にカウントし、第a(但し、a
は整数、かつm+k≧a≧0)である旨を示すブロック
番号を出力するブロック番号生成手段と、第1〜第n
(但し、nは整数、かつn≧m)のストローブ出力端子
に接続され、夫々ブロック番号が1,2,3,……,n
のときに第1,第2,第3,……,第nのストローブ出
力端子に出力するストローブ信号をアクティブにするス
トローブ信号生成手段と、ブロック番号生成手段で生成
される複数のブロック番号のうちいずれのブロック番号
で記録ヘッドへのデータ転送を行なうかを設定する転送
ブロック番号設定手段と、ブロック番号生成手段で生成
されたブロック番号と転送ブロック番号設定手段より出
力されるブロック番号とを比較する転送ブロック比較手
段と、記録ヘッドへの記録データの送出に同期したクロ
ックを出力するクロック生成手段とを有する構成とし、
複数のクロック出力端子のうち、いずれのクロック出力
端子よりクロック生成手段から供給されたクロックを出
力するかを設定するクロック出力端子設定手段と、複数
のクロック出力端子に接続され、クロック生成手段から
供給されたクロックを、クロック出力端子設定手段の設
定値に対応するクロック出力端子より出力する第1のク
ロック出力端子選択手段を設ける。
【0020】または、複数のクロック出力端子に接続さ
れ、クロック生成手段から供給されたクロックを、ブロ
ック番号生成手段から供給されるブロック番号に対応し
て、予め割り当てたクロック出力端子より出力する第2
のクロック出力端子選択手段を設ける。
【0021】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、記録ヘッドのブロック数mを設定するヘッドブロッ
ク数設定手段と、ヘッドブロック数設定手段の設定値m
がm<nのとき、(n−m)個のストローブ出力端子の
うちの少なくとも1つからクロックを出力するようにし
た第3のクロック出力端子選択手段を設ける。
【0022】または、クロック出力端子及びストローブ
出力端子のうちいずれから、クロック生成手段から供給
されたクロックを出力するかを設定するクロック出力端
子設定手段と、クロック出力端子設定手段の設定値に対
応して、クロック生成手段から供給されたクロックを対
応する端子に出力する第4のクロック出力端子選択手段
を設ける。
【0023】上記第3の目的を達成するために、本発明
は、ブロック番号生成手段から供給されたブロック番号
のうち、いずれのブロック番号で記録ライン同期信号を
出力するかを設定する記録ライン同期タイミング設定手
段と、ブロック番号生成手段から供給されたブロック番
号と記録ライン同期タイミング設定手段から供給された
ブロック番号とを比較する記録ライン同期タイミング比
較手段と、記録ライン同期タイミング比較手段の出力が
一致を表わすとき、その旨を示す記録ライン同期信号を
出力する記録ライン同期信号出力手段を設ける。
【0024】
【作用】本発明によれば、ブロック番号生成手段は、1
ブロック時間長設定手段に設定された1ブロック時間長
を第1〜第(m+k)(但し、kは整数、かつk≧0)
まで順にカウントし、第a(但し、aは整数、かつm+
k≧a≧0)である旨を示すブロック番号を出力する。
ストローブ信号生成手段は第1〜第n(但し、nは整
数、かつn≧m)のストローブ出力端子に接続されてお
り、夫々ブロック番号が1,2,3,……,nのときに
第1,第2,第3,……,第nのストローブ出力端子に
出力するストローブ信号をアクティブにする。転送ブロ
ック番号設定手段には、記録ヘッドへのデータ転送を行
なうべきブロック番号区間が設定される。ブロック番号
比較手段は、ブロック番号生成手段が出力するブロック
番号と転送ブロック番号設定手段に設定された値を比較
し、これらが一致するとき、その旨を示す信号を出力す
る。ブロック番号比較手段の出力する信号が一致を表わ
すとき、クロック生成手段から出力されるクロックに同
期して記録ヘッドへ記録データの転送が行われる。
【0025】従って、任意のブロック番号区間で記録ヘ
ッドへ記録データの転送を行なうことが可能である。
【0026】これにより、ラッチ回路が設けられている
記録ヘッドに対しては勿論のこと、ラッチ回路を有さな
いために、転送されるブロックに供給されるストローブ
信号がアクティブであると、記録データが破壊されるよ
うな記録ヘッドに対しても、ブロック番号設定手段に適
切なブロック番号を設定することにより、記録シーケン
ス中に記録ヘッドへ記録データの転送を行なうことが可
能となる。
【0027】また、本発明によれば、第1のクロック出
力端子選択手段が、クロック出力端子設定手段に設定さ
れた設定値に従って、複数のうちから選択されたクロッ
ク出力端子へ、クロック出力生成手段から供給されたク
ロックを出力する。または、第2のクロック出力端子選
択手段が、ブロック番号生成手段から供給されたブロッ
ク番号に対応して複数のうちから選択されたクロック出
力端子へ、クロック出力生成手段から供給されたクロッ
クを出力する。
【0028】これにより、前記の記録ヘッドに加えて、
さらに、複数のクロック入力端子を有する記録ヘッドも
制御が可能となる。
【0029】また、本発明によれば、第3のクロック出
力端子選択手段が、ヘッドブロック数設定手段に設定さ
れた記録ヘッドのブロック数mがストローブ信号出力端
子数nに対してm<nの場合、(n−m)個のストロー
ブ出力端子のうちの少なくとも1つからクロックを出力
する。または、第4のクロック出力選択手段が、ヘッド
ブロック数設定手段に設定された記録ヘッドのブロック
数mがストローブ信号出力端子数nに対してm<nの場
合、(n−m)個のストローブ出力端子のうちの少なく
とも2つからクロックを出力する。
【0030】これにより、出力端子数を削減することが
可能となる。
【0031】さらに、本発明によれば、記録ライン同期
タイミング比較手段は、ブロック番号生成手段から供給
されたブロック番号のうちのいずれのブロック番号で記
録ライン同期信号を出力するかを設定する記録ライン同
期タイミング設定手段の設定値と、ブロック番号生成手
段から供給されたブロック番号を比較し、その比較結果
が一致を表わすとき、その旨を示す信号を出力する。記
録ライン同期信号出力手段は、記録ライン同期タイミン
グ比較手段の出力が一致を表わすとき、記録ライン同期
信号を出力する。
【0032】従って、記録ライン同期タイミング設定手
段に設定するブロック番号を、各記録ヘッドにおける転
送開始に最適なタイミングで記録ライン同期信号を出力
するように設定することにより、各記録ヘッドが適切な
タイミングから転送動作を開始することが可能となる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0034】図1は本発明による記録制御装置の第1の
実施例を示すブロック図であり、1はシステム制御部
(以下、MPUという)、2は情報記憶装置(ここで
は、ROMとする)、3はラインメモリ、4は転送制御
部(以下、DMACという)、5は1ライン長設定レジ
スタ、6はライン開始信号生成部、7は1ライン長クロ
ック生成部、8はラッチ信号生成部、9はラッチ信号出
力端子、10はブロック時間長設定レジスタ、11はブ
ロック番号生成部、12はブロック番号クロック生成
部、13は1ストローブ長設定レジスタ、14はストロ
ーブ信号生成部、15−1〜15−4はストローブ信号
出力端子、18は転送ブロック設定レジスタ、19は転
送ブロック比較部、20は転送要求信号制御部、21は
パラレル/シリアル変換部(以下、P/S変換部とい
う)、22は記録データ出力端子、23はシリアル転送
クロック生成部、24はシリアル転送基本クロック生成
部、25−3はクロック出力端子、32は転送ブロック
Write信号、33はP/S変換部Write信号、34はデー
タバスである。
【0035】図1において、ROM2には、MPU1を
駆動するためのシステムプログラムなどの情報が格納さ
れている。ラインメモリ3は画像データを蓄積するため
のものである。
【0036】1ライン長設定レジスタ5は1ライン時間
長を設定するためのものである。ライン開始信号生成部
6は1ライン長設定レジスタ5に設定された1ライン時
間長の先頭タイミングでライン開始信号6aを出力す
る。1ライン長クロック生成部7はライン開始信号生成
部6が1ライン時間長を計測するためのクロック7aを
出力する。ラッチ信号生成部8は1ライン開始信号6a
をトリガにしてラッチ信号8aを出力し、このラッチ信
号8aはラッチ信号出力端子9から出力される。
【0037】ブロック時間長設定レジスタ10は1ブロ
ック時間長を設定するためのものである。ブロック番号
生成部11はこの1ブロック時間長を計測し、その計測
値(以下、これを1ブロック長という)の信号11bを
出力し、また、この1ブロック長を単位として1から
(m+a)まで順にカウントし、そのカウント値(以
下、これをブロック番号という)の信号11aを出力す
る。ブロック番号クロック生成部12はブロック番号生
成部11が1ブロック時間長を計測するためのクロック
12aを出力する。1ストローブ長設定レジスタ13は
1ストローブ時間長を設定するためのものである。スト
ローブ信号生成部14は、ブロック番号生成部11から
供給されるブロック番号信号11aに対応したストロー
ブ信号出力端子15−1〜15−4に、1ストローブ長
設定レジスタ13に設定された値13aに応じた時間長
のストローブ信号14a〜14dを出力する。
【0038】転送ブロック設定レジスタ18は、ブロッ
ク番号生成部11から供給されるブロック番号信号11
aが示すブロック番号がいずれのときに、記録ヘッドへ
のデータ転送を行なうかを設定するためのものである。
転送ブロック比較部19はブロック番号生成部11から
供給されるブロック番号信号11aと転送ブロック設定
レジスタ18から供給される転送ブロック設定値18a
を比較し、これらが一致のとき、その旨を表わす一致信
号19aを出力する。転送要求信号制御部20は転送要
求信号20aを出力する。P/S変換部21は、並列的
に書き込まれた画像データ4bを1ビット単位で順にシ
フトして直列的な画像データ信号にパラレル/シリアル
変換(以下、P/S変換という)し、記録データ信号2
1aとして記録データ出力端子22から出力する。シリ
アル転送基本クロック生成部24は記録データ信号21
aのシリアル転送を行なうための基本クロック24aを
出力する。シリアル転送クロック生成部23は、P/S
変換部21に画像データが並列的に書き込まれたとき、
この画像データのビット数に応じたシリアル転送クロッ
ク信号23aを出力し、このシリアル転送クロック23
aをP/S変換部21に供給するとともに、クロック出
力端子25−3からも出力する。
【0039】さらに、転送ブロックWrite信号32は転
送ブロック設定レジスタ18への書込みパルスであり、
P/S変換部Write信号33はP/S変換部21への書
込みパルスである。
【0040】次に、この実施例の各部の動作について説
明するが、まず、この実施例の一連の動作シーケンスの
繰返し周期を規定する1ライン開始信号生成部6の動作
について、図2を用いて説明する。なお、図2は図1の
各部の信号を示すタイミングチャートであって、図1に
対応する信号に同一符号をつけている。
【0041】1ライン開始信号生成部6は、1ライン長
クロック生成部7から供給される1ライン長クロック7
aの立下りエッジをカウントし、そのカウント値が1ラ
イン長設定レジスタ5に設定された1ライン長設定値5
aと一致する毎に、立下りパルスとしての1ライン開始
信号6aを出力する。従って、このライン開始信号生成
部6からは、1ライン時間長を周期とする1ライン開始
信号6aを出力する。
【0042】1ライン長設定レジスタ5は、図示しない
が、MPU1からの1ライン長設定値を取り込む第1の
レジスタとこれを出力する第2のレジスタとで構成さ
れ、第1のレジスタに取り込まれたこの設定値が、1ラ
イン開始信号6aの立下りエッジ直前で第2のレジスタ
に転送され、1ライン開始信号生成部6に1ライン長設
定値5aとして出力される。
【0043】この実施例では、この1ライン開始信号6
aをトリガパルスとして、後述するように、ラッチ信号
8aの生成、ストローブ信号14a〜14dの生成、画
像データの転送タイミング制御が1ライン時間長周期毎
に行なわれる。
【0044】ラッチ信号生成部8は1ライン開始信号6
aの立下りエッジでトリガされ、立下りパルスとしての
ラッチ信号8aを発生する。このラッチ信号8aはラッ
チ信号出力端子9から出力される。
【0045】次に、記録ヘッドの通電制御を行なうスト
ローブ信号の生成の動作について説明する。
【0046】図3は図1におけるブロック番号生成部1
1の一具体例を示すブロック図であって、111は1ブ
ロック長カウンタ、112は一致検出回路、113はブ
ロック番号カウンタ、114はORゲートである。
【0047】図3に示すように、この具体例は、1ブロ
ック長カウンタ111と一致検出回路112とブロック
番号カウンタ113とORゲート114とから構成され
ているが、以下、この具体例の動作を図2を用いて説明
する。
【0048】1ブロック長カウンタ111は、ブロック
番号クロック生成部12(図1)から供給されるブロッ
ク番号クロック12aの立下りエッジをカウントし、そ
のカウント値を1ブロック長信号11bとして出力す
る。一致検出回路112はこの1ブロック長信号11b
と1ブロック長設定レジスタ10(図1)からの1ブロ
ック長設定値10aとを比較し、両者が一致したとき、
その旨を示す一致パルス112aを発生してブロック番
号カウンタ113と、ORゲート114を介して1ブロ
ック長カウンタ111とに供給する。1ブロック長カウ
ンタ111は、この一致パルス112aが供給される
と、次のブロック番号クロック12aの立下りエッジで
リセットされ、再びブロック番号クロック12aの立下
りエッジで値1からカウントする。かかる動作を繰り返
すことにより、一致検出回路112は一致パルス112
aを1ブロック長単位で周期的に出力する。ここでは、
1ブロック長設定値を値1としており、従って、1ブロ
ック長信号11bは、1ブロック長単位で値1,0を繰
り返す。
【0049】ブロック番号カウンタ113は一致回路1
12からの一致パルス112aの立下りエッジをカウン
トし、ブロック長毎に順次0,1,2,……と変化する
カウント値をブロック番号信号11aとして出力する。
ここでは、このブロック番号信号11aの値(ブロック
番号)を順にBLKa,BLKb,BLKc,……とし
ている。
【0050】また、ブロック番号カウンタ113は1ラ
イン開始信号生成部6(図1)からの1ライン開始信号
6aによってリセットされ、1ライン時間長毎にそのカ
ウント値が0,1,2,……と順次変化する。また、1
ライン開始信号6aはORゲート114を介して1ブロ
ック長カウンタ111もリセットする。これにより、1
ブロック長カウンタ111は、リセットされる毎に、ブ
ロック番号クロック112aの立下りエッジをカウント
し始める。
【0051】図4は図1におけるストローブ信号生成部
14の一具体例を示すブロック図であって、141は比
較回路、142はデコーダ、143ー1〜143ー4は
NANDゲートである。
【0052】同図において、この具体例は、比較回路1
41,デコーダ142及びNANDゲート143−1〜
143−4により構成されているが、その動作を図2を
用いて説明する。
【0053】比較回路141は、1ストローブ長設定レ
ジスタ13(図1)から供給される1ストローブ長設定
値13aとブロック番号生成部11(図1)から供給さ
れる1ブロック長信号11bとを比較し、図2に示すよ
うに、1ストローブ長設定値13aが1ブロック長信号
11bより大であるとき、その旨を示す信号14aをN
ANDゲート143−1〜143−4に供給する。デコ
ーダ142はブロック番号生成部11(図1)からのブ
ロック番号信号11aをデコードし、ブロック番号信号
11aが0のとき真であることを示す信号をNANDゲ
ート143−1に、1のとき真であることを示す信号を
NANDゲート143−2に、2のとき真であることを
示す信号をNANDゲート143−3に、……夫々供給
する。NANDゲート143−1〜143−4は夫々、
デコーダ142からのブロック番号信号11aのデコー
ド値と比較回路141からの比較結果がともに真のと
き、順にストローブ信号14a,14b,14c,14
dをアクティブにする。
【0054】次に、記録ヘッドの各記録素子において、
記録させるか否かを制御する記録データの転送の動作に
ついて説明する。
【0055】まず、画像データの転送を行なうDMAC
4(図1)を制御する転送要求信号20aの生成動作に
ついて説明する。
【0056】図5は図1における転送ブロック比較部1
9の一具体例を示すブロック図であって、191は一致
検出回路、192はリセット・セット型フリップフロッ
プ回路(以下、RSラッチという)、193はANDゲ
ート、194は信号遅延回路である。
【0057】同図において、転送ブロック比較部19
は、一致検出回路191とRSラッチ192とANDゲ
ート193と信号遅延回路194とで構成されている。
【0058】一致検出回路191はブロック番号生成部
11(図1)から供給されるブロック番号信号11aと
転送ブロック設定レジスタ18(図1)から供給される
転送ブロック設定値18aを比較し、両者が一致のと
き、その旨を示す一致信号をANDゲート193に供給
する。RSラッチ192は、データバス34(図1)を
介して転送ブロックWrite信号32が供給されたとき、
セットされて転送ブロックWrite信号32を保持し、そ
の旨を示す高レベルの保持信号をANDゲート193に
供給する。ANDゲート193は、一致検出回路191
から一致信号が供給され、かつRSラッチ192から転
送ブロックWrite信号の保持信号が供給されたとき、こ
の旨を示す信号を出力し、この信号は信号遅延回路19
4で遅延されて転送ブロック一致信号19aとして出力
されるとともに、この転送ブロック一致信号19aはR
Sラッチ192をリセットする。
【0059】このように、転送ブロック比較部19は転
送ブロック設定レジスタ18に値が設定された時点から
比較を行ない、転送ブロック一致信号19aを出力した
直後にRSラッチ192をリセットして比較を停止する
という、ワンショット動作を行なう。
【0060】図6は図1における転送要求信号制御部2
0の一具体例を示すブロック図であって、201,20
2はRSラッチ、203はNORゲートである。
【0061】同図において、転送要求信号制御部20
は、RSラッチ201,202とNORゲート203と
で構成されている。
【0062】RSラッチ201は、転送ブロック比較部
19(図1)から転送ブロック一致信号19aが供給さ
れると、これによってセットされてこの転送ブロック一
致信号19aを保持し、その旨を示す高レベルの信号を
NORゲート203に供給する。また、RSラッチ20
2は、シリアル転送クロック生成部23(図1)から後
述するビット数カウントアップ信号23bが供給される
と、これによってセットされてビット数カウントアップ
信号23bを保持し、その旨を示す高レベルの信号をN
ORゲート203にする。RSラッチ201,202
は、データバス34(図1)からP/S変換部Write信
号33が供給されると、リセットされる。NORゲート
203は、RSラッチ201,202の少なくとも一方
から高レベルの信号が供給されると、転送を要求する旨
の低レベルの転送要求信号20aを出力する。
【0063】このように、転送要求信号制御部20は、
転送ブロック一致信号19aあるいはビット数カウント
アップ信号23bが供給されたとき、転送要求信号20
aを出力し、P/S変換部21に画像データが書き込ま
れたとき(このとき、P/S変換部Write 信号33が供
給される)、転送要求信号20aをリセットする。
【0064】次に、DMAC4から転送された画像デー
タ信号をP/S変換して記録ヘッドへ転送する動作を行
なうP/S変換部21,シリアル転送クロック生成部2
3(図1)について説明する。
【0065】図7はP/S変換部21及びシリアル転送
クロック生成部23の一具体例を示すブロック図であっ
て、211はシフトレジスタ、231はRSラッチ、2
32はANDゲート、233はビット数カウンタであ
る。
【0066】同図において、P/S変換部21はシフト
レジスタ211で構成され、シリアル転送クロック生成
部23は、RSラッチ231とANDゲート232とビ
ット数カウンタ233とで構成されている。
【0067】シリアル転送クロック生成部23におい
て、RSラッチ231は、データバス34(図1)から
P/S変換部Write信号33を供給されると、セットさ
れてP/S変換部Write信号33を保持し、このアクテ
ィブの旨を示す高レベルの信号を発生してANDゲート
232に供給する。ANDゲート232は、RSラッチ
231の出力信号がアクティブであるとき、シリアル転
送クロック生成部24(図1)から供給されるシリアル
転送基本クロック信号24aを通過させ、RSラッチ2
31の出力信号がアクティブでないとき、シリアル転送
基本クロック信号24aを遮断する。ビット数カウンタ
233はANDゲート232を通過したシリアル転送ク
ロック信号23aの立下りエッジをカウントし、画像デ
ータ4bのビット数に対応した個数の立下りエッジをカ
ウントしたとき、その旨を示すビット数カウントアップ
信号23bを出力する。また、RSラッチ231は、こ
のビット数カウントアップ信号23bによってリセット
される。
【0068】一方、P/S変換部21では、シフトレジ
スタ211は、データバス34(図1)からP/S変換
部Write信号33が供給されると、画像データ信号4b
をデータバス34から取り込んで保持し、まず、保持し
た画像データの最上位ビットを画像データ信号21aと
して出力する。そして、シリアル転送クロック生成部2
3からシリアル転送クロック信号23aが供給される毎
に、その立下りエッジのタイミングで、保持した画像デ
ータのビット列を上位に順に1ビットずつシフトし、シ
フトされる毎に、最上位ビットとなった画像データ4b
のビットを記録データ信号21aとして出力する。
【0069】このように、シリアル転送クロック生成部
23は、P/S変換部21に画像データ4bが書き込ま
れたとき、画像データ4bのビット数に対応した個数の
立下りエッジを有するシリアル転送クロック信号23a
を出力し、P/S変換部21は、書き込まれた画像デー
タ4bをシリアル転送クロック信号23aに同期してP
/S変換する。
【0070】以上説明したこの第1の実施例での記録制
御の動作シーケンス(記録シーケンス)を図8のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0071】図8に示すように、k番目のライン(以
下、第kラインという。但し、kは整数、k≧0。以
下、他のラインについても同様である)の1ライン開始
信号6aの直後に、MPU1が転送ブロック設定レジス
タ18に転送を開始するべきブロック番号(ここでは、
ブロックb)を設定する。転送ブロック比較部19は、
ブロック番号生成部11が出力するブロック番号信号1
1aと転送ブロック設定レジスタ18が出力する転送ブ
ロック設定値18aが一致したとき、第kラインの転送
ブロック一致信号19aを出力する。転送要求信号制御
部20は、この転送ブロック一致信号19aが供給され
ると、転送要求信号20aを生成してDMAC4に供給
する。DMAC4は、この転送要求信号20aが供給さ
れると、ラインメモリ3から画像データ4bを読み出
し、P/S変換部Write信号33を出力する。P/S変
換部21は、このP/S変換部Write信号33に同期し
て画像信号4bを書き込む。転送要求信号制御部20
は、このP/S変換部Write信号33が供給されると、
転送要求信号20aのDMAC4への供給を停止する。
【0072】シリアル転送クロック生成部23は、P/
S変換部Write信号33が供給されると、画像データ4
bのビット数に対応した個数の立下りエッジを有するシ
リアル転送クロック信号23aを出力する。P/S変換
部21は書き込まれた画像データ4bをシリアル転送ク
ロック信号23aに同期してP/S変換し、記録データ
信号21aとして出力する。また、シリアル転送クロッ
ク生成部23は、画像データ4bのビット数に対応した
立下りエッジを有するシリアル転送クロック信号23a
を出力すると、ビット数カウントアップ信号23bを転
送要求信号制御部20へ出力する。転送要求信号制御部
20は、このビット数カウントアップ信号23bが供給
されると、再び転送要求信号20aをDMAC4へ出力
する。
【0073】以上のように、転送要求信号制御部20
は、P/S変換部21に画像データ4bが書き込まれた
とき、転送要求信号20aをリセットし、また、記録デ
ータ信号21aがシリアル転送クロック23aに同期し
て出力されたとき、転送要求信号20aをDMAC4に
供給する。この動作を繰り返すことにより、ラインメモ
リ3からP/S変換部21に画像データ4bが連続適に
転送される。
【0074】また、DMAC4は、予めMPU1によっ
て決められた1ライン分の画像データ4bの転送が終了
したと判定すると、転送終了の旨を示す立下りパルスと
しての転送終了信号4aをMPU1に供給する。
【0075】次に、異なる構成の記録ヘッドに対するこ
の実施例の制御動作について説明する。
【0076】図9はラッチ回路が設けられた記録ヘッド
の一具体例を示すブロック図であって、36は記録デー
タ入力端子、37−3はクロック入力端子、38−1〜
38〜4はシフトレジスタ、39はラッチ信号入力端
子、40−1〜40−4はラッチ回路、41−1〜41
−4はストローブ信号入力端子、42−1〜42−4は
ゲート回路、43−1〜43−4は記録素子、45は電
源端子である。
【0077】同図において、記録データ入力端子36か
らは、各記録素子43−1〜43−4によって記録させ
るか否かを示す記録データ信号が入力される。クロック
入力端子37−3からは記録データ信号を取り込むクロ
ック信号が入力される。シフトレジスタ38−1〜38
〜4はクロック信号の立下りエッジで記録データ信号を
取り込み、かつ取り込んだ記録データ信号を1ビットず
つシフトする。ラッチ信号入力端子39からは、記録デ
ータ信号をシフトレジスタ38−1〜38−4からラッ
チ回路40−1〜40−4に取り込むためのラッチ信号
が入力され、これらラッチ回路40−1〜40−4は夫
々、ラッチ信号の立下りエッジで夫々シフトレジスタ3
8−1〜38−4に保持された記録データ信号を取り込
む。ゲート回路42−1〜42−4は夫々、ストローブ
信号入力端子41−1〜41−4から供給されるストロ
ーブ信号がアクティブのとき、ラッチ回路40−1〜4
0−4に保持された記録データ信号のうち、記録させる
旨の記録データ信号を保持したビットに対応した記録素
子43−1〜43−4を通電する。記録素子43−1〜
43−4は、ここでは、発熱体とし、電源端子45から
電流が供給される。
【0078】かかる記録ヘッドを用いた場合のこの実施
例の制御動作について、先に示した図8を用いて説明す
る。
【0079】図1において、ラッチ信号出力端子9は図
9のラッチ信号入力端子39に、ストローブ信号出力端
子15−1〜15−4は図9のストローブ信号入力端子
41−1〜41−4に、クロック出力端子25−3は図
9のクロック入力端子37−3に、記録データ出力端子
22は図9の記録データ入力端子36に夫々接続されて
いる。
【0080】まず、記録シーケンスに入る前に、MPU
1は、1ライン長設定レジスタ5と1ストローブ長設定
レジスタ13と1ブロック長設定レジスタ10とに記録
動作を行なうための最適な値を設定し、また、DMAC
4に転送に必要な設定(転送数の設定など)を行なう。
【0081】記録シーケンスに入ると、図8に示す第k
ラインの先頭のタイミングで、1ライン開始信号生成部
6が1ライン開始信号6aをラッチ信号生成部8とブロ
ック番号生成部11とMPU1とに供給する。ラッチ信
号生成部8は、1ライン開始信号6aが供給されると、
ラッチ信号8aを出力する。そこで、図9において、ラ
ッチ回路40−1〜40−4はこのラッチ信号8aの立
下りエッジで夫々シフトレジスタ38−1〜38−4に
保持されているつ前のライン(図示しない第(k−1)
ライン)の記録データを取り込む。また、図1におい
て、ブロック番号生成部11は、図8に示す第kライン
で、1ライン開始信号6aが供給されたとき、ブロック
番号信号11aをリセットし、再びブロック番号信号1
1aを1ブロック長単位で0,1,2,……と順次変化
させる(以下、これらブロック番号をBLKa,BLK
b,BLKc,……という)。
【0082】ストローブ信号生成部14は、第kライン
で、供給されるブロック番号信号11aがBLKa,B
LKb,BLKc,BLKdの順で変化するにつれて、
ストローブ信号14a,14b,14c,14dの順に
1ストローブ長設定レジスタ13に設定された時間長ず
つアクティブにする。そこで、図9において、ゲート回
路42−1〜42−4は夫々、ストローブ信号14a〜
14dがアクティブのとき、ラッチ回路40−1〜40
−4に保持された記録データのうち記録させる旨の記録
データを保持したビットに対応する記録素子43−1〜
43−4に通電する。記録素子43−1〜43−4のか
かる通電状態で印字が行なわれる。MPU1は、1ライ
ン開始信号6aが供給されると、図8に示す第kライン
で、転送ブロック設定レジスタ18に画像データを転送
すべきブロック番号(ここでは、BLKb)を設定す
る。
【0083】図1において、図8に示す第kラインで、
転送ブロック比較部19は、ブロック番号信号生成部1
1が出力するブロック番号信号11aがBLKbのと
き、転送ブロック一致信号19aを出力する。転送要求
信号制御部20は、転送ブロック一致信号19aが供給
されると、転送要求信号20aを出力する。DMAC4
は、この転送要求信号20aを供給されると、1ライン
分(ここでは、4ブロック分)の画像データ4bをライ
ンメモリ3から読み出し、P/S変換部21へ書き込
む。また、これと同時に、P/S変換部Write信号33
が転送要求信号制御部20とシリアル転送クロック生成
部23とに供給される。転送要求信号制御部20は、こ
のP/S変換部Write信号33が供給されると、転送要
求信号20aをリセットする。
【0084】シリアル転送クロック生成部23は、P/
S変換部Write信号33が供給されると、図8に示すよ
うに、画像データのビット数に対応した個数の立下りエ
ッジを有するシリアル転送クロック信号23aを出力
し、P/S変換部21は書き込まれた画像データ4bを
このシリアル転送クロック信号23aに同期してP/S
変換し、シリアルの記録データ信号21aとして出力す
る。
【0085】そこで、図9において、シフトレジスタ3
8−1〜38−4は、記録データ信号21aをシリアル
転送クロック信号23aの立下りエッジのタイミングで
取り込む。シフトレジスタ38−1〜38−4に取り込
まれた記録データの各ビットは、図8に示す次の第(k
+1)ラインで、ラッチ信号8aの立上りエッジのタイ
ミングでラッチ回路40−1〜40−4に同時に取り込
まれ、夫々図8に示す第(k+1)ラインでストローブ
信号14a〜14dが順にアクティブとなることによ
り、ラッチ回路40−1,40−2,40−3,40−
4の順に印字される。
【0086】また、図1において、シリアル転送クロッ
ク生成部23は、画像データのビット数に対応した立下
りエッジを有するシリアル転送クロック信号23aを出
力すると、その旨を示すビット数カウントアップ信号2
3bを出力する。転送要求信号制御部20は、このビッ
ト数カウントアップ信号23bが供給されると、図8に
示すように、再び転送要求信号20aを出力する。
【0087】このようにして、シフトレジスタ38−1
〜38−4への記録データ信号4bの転送と次のライン
での印字が行なわれる。DMAC4は、予めMPU1に
よって決められた1ライン分の画像データ4bの転送を
終了したと判定すると、図8に示す第kラインで、転送
終了信号4aを出力する。そして、次に1ライン開始信
号6aが供給されると、MPU1は、1ライン開始信号
6aが供給されると、転送ブロック設定レジスタ18に
記録データの転送を行なうべきタイミングのブロック番
号を設定し、次の第(k+1)ラインで同様の制御動作
を行なう。
【0088】各ラインでは、シフトレジスタ38−1〜
38−4への記録データの転送が行なわれるが、このと
き、1つ前のラインの記録データがラッチ回路40−
1,40−2,40−3,40−4にラッチされて印字
がなされているので、この印字中の記録データが転送さ
れてくる記録データによって破壊されることがない。
【0089】図10はラッチ回路が設けられていない記
録ヘッドの一具体例を示すブロック図であって、44−
1〜44−4はANDゲートであり、図9に対応する部
分には同一符号をつけている。
【0090】同図において、ANDゲート44−1〜4
4−4は夫々、ストローブ信号入力端子41−1〜41
−4から供給されるストローブ信号が非アクティブの場
合のみ、クロック入力端子37−3から供給されるクロ
ック信号を通過してシフトレジスタ38−1〜38−4
に供給する。
【0091】この実施例の記録制御装置が、図10に示
すこの記録ヘッドに対するこの実施例の制御動作につい
て、図11を用いて説明する。但し、図11はこの制御
動作を示すタイミングチャートであって、図1に対応す
る信号には同一符号を付けている。
【0092】図1において、ストローブ信号出力端子1
5−1〜15−4は図10のストローブ信号入力端子4
1−1〜41−4に、クロック出力端子25−3は図1
0のクロック入力端子37−3に、記録データ出力端子
22は図10の記録データ入力端子36に夫々接続され
ている。
【0093】まず、記録シーケンスに入る前に、MPU
1は、1ライン長設定レジスタ5と1ストローブ長設定
レジスタ13と1ブロック長設定レジスタ10とに記録
動作を行なうための最適な値を設定し、また、DMAC
4に転送に必要な設定(転送数の設定など)を行なう。
この場合、1ストローブ長設定レジスタ13に設定され
る値は図9に示した記録ヘッドの場合と同様であるが、
1ブロック長設定レジスタ10に設定される値は図9に
示した記録ヘッドの場合の1/2である。
【0094】記録シーケンスに入ると、図11に示す第
kラインの先頭のタイミングで、1ライン開始信号生成
部6からブロック番号生成部11とMPU1とに1ライ
ン開始信号6aが供給される。ブロック番号生成部11
は、図11に示す第kラインで、1ライン開始信号6a
が供給されると、ブロック番号信号11aをリセット
し、しかる後、1ブロック長単位でBLKa,BLK
b,BLKc,……と順次変化させる。
【0095】ストローブ信号生成部14は、図11に示
す第kラインで、ブロック番号信号11aがBLKa,
BLKb,BLKc,BLKdの順に変化するにつれ
て、ストローブ信号14a,14b,14c,14dの
順に1ストローブ長設定レジスタ13に設定された時間
長ずつアクティブにする。
【0096】図10において、ゲート回路42−1〜4
2−4は、ストローブ信号14a〜14dが順にアクテ
ィブになるにつれて、シフトレジスタ38−1,38−
2,38−3,38−4の順にそこに保持されている記
録データを対応する記録素子43−1〜43−4に供給
して通電させる。記録素子43−1〜43−4は通電状
態で印字を行なう。
【0097】以上の動作は、図9に示したラッチ回路が
設けられた記録ヘッドの場合と同様である。
【0098】一方、これとともに、図1において、MP
U1は、1ライン開始信号6aが供給されると、図11
に示す第kラインで、転送ブロック設定レジスタ18に
画像データ4bを転送すべきタイミングのブロック番号
(ここでは、BLKb)を設定する。
【0099】転送ブロック比較部19は、ブロック番号
信号生成部11からのブロック番号信号11aがBLK
bであるとき、図11に示す第kラインで、転送ブロッ
ク一致信号19aを出力する。転送要求信号制御部20
は、この転送ブロック一致信号19aが供給されると、
転送要求信号20aを出力する。DMAC4は、この転
送要求信号20aが供給されると、画像データ4bをラ
インメモリ3から読み出し、P/S変換部Write信号3
3に同期してP/S変換部21へ書き込む。この場合、
メモリ3から読み出される画像データ4bのデータ量
は、図9に示した記録ヘッドの場合の1/2(即ち、2
ブロック分)である。
【0100】また、これと同時に、P/S変換部Write
信号33が転送要求信号制御部20とシリアル転送クロ
ック生成部23に供給される。転送要求信号制御部20
は、P/S変換部Write信号33が供給されると、図1
1に示す第kラインで、転送要求信号20aをリセット
する。シリアル転送クロック生成部23は、P/S変換
部Write信号が供給されると、図11に示す第kライン
で、画像データ4bのビット数に対応した個数の立下り
エッジを有するシリアル転送クロック信号23aを出力
する。P/S変換部21は書き込まれた画像データ4b
をシリアル転送クロック信号23aに同期してP/S変
換し、記録データ信号21aとして出力する。
【0101】図11に示す第kラインで、このとき、ス
トローブ信号14bのみがアクティブであるので、図1
0において、ANDゲート44−1〜44−4のうちの
ANDゲート44−2のみがクロック信号23aを遮断
する。このストローブ信号14bがアクティブである期
間、まず、シフトレジスタ38−3に1ブロック分の記
録データ信号21aがシリアル転送クロック信号23a
の立下りエッジで取り込まれ(この場合、シフトレジス
タ38−1にも取り込まれるが、これは関係ない)、次
に、シフトレジスタ38−3に取り込まれた記録データ
信号21aがシフトレジスタ38−4に転送され、これ
と同時に、次の1ブロック長分の記録データ信号21a
がシフトレジスタ38−3に取り込まれる。即ち、スト
ローブ信号14bがアクティブである期間に、シフトレ
ジスタ38−3,38−4に1ブロック分ずつ記録デー
タ信号21aが取り込まれる。そして、図11に示す第
kラインに、次のストローブ信号14cがアクティブの
期間シフトレジスタ38−3の記録データが、さらに、
次のストローブ信号14dがアクティブの期間シフトレ
ジスタ38−4の記録データが夫々印字される。
【0102】また、図1において、シリアル転送クロッ
ク生成部23は、図7で説明したように、この2ブロッ
ク分の画像データ4bのビット数に対応した立上りエッ
ジを有するシリアル転送クロック信号23aを出力する
と、ビット数カウントアップ信号23bも出力する。転
送要求信号制御部20は、このビット数カウントアップ
信号23bが供給されると、図11に示す第kライン
で、再び転送要求信号20aを出力する。
【0103】このようにして、図11に示す第kライン
で、シフトレジスタ38−3,38−4への記録データ
信号21aの転送及び印字が行われる。
【0104】DMAC4は、予めMPU1によって決め
られた2ブロック分の画像データ4bの転送を終了した
と判定すると、図11に示した第kラインで転送終了信
号4aを出力する。MPU1は、この転送終了信号4a
が供給されると、図11に示す第kラインで転送ブロッ
ク設定レジスタ18に画像データを転送すべきタイミン
グのブロック番号(ここでは、BLKd)を設定する。
【0105】そこで、転送ブロック比較部19は、転送
ブロック設定レジスタ18に設定されているブロック番
号がBLKdであるから、ブロック番号信号生成部11
からのブロック番号信号11aがBLKdのとき、転送
ブロック一致信号19aを図11に示す第kラインで出
力する。転送要求信号制御部20は、この転送ブロック
一致信号19aが供給されると、図11に示す第kライ
ンで転送要求信号20aを出力する。DMAC4は、こ
の転送要求信号20aが供給されると、次の2ブロック
分の画像データ4bをラインメモリ3から読み出し、図
11に示す第kラインでP/S変換部21に書き込む。
【0106】これと同時に、P/S変換部Write信号3
3が転送要求信号制御部20とシリアル転送クロック生
成部23とに供給される。転送要求信号制御部20は、
このP/S変換部Write信号33が供給されると、図1
1に示す第kラインで転送要求信号20aをリセットす
る。シリアル転送クロック生成部23は、P/S変換部
Write信号33が供給されると、図11に示す第kライ
ンで、画像データのビット数に対応した個数の立上りエ
ッジを有するシリアル転送クロック信号23aを出力す
る。P/S変換部21は、書き込まれた画像データをシ
リアル転送クロック信号23aに同期してP/S変換
し、図11に示す第kラインで記録データ信号21aを
出力する。
【0107】このとき、図11に示すように、ストロー
ブ信号14−a〜14−dのうちのストローブ信号14
dのみがアクティブであるので、図10において、AN
Dゲート44−1〜44−4のうちANDゲート44−
4のみクロック信号23aを遮断する。従って、上記の
シフトレジスタ38−3,38−4野場合と同様にし
て、シフトレジスタ38−1,38−2に1ブロック分
ずつ記録データ信号21aがシリアル転送クロック信号
23aの立上りエッジで取り込まれ、夫々図11に示す
次の第(k+1)ラインで、ストローブ信号14a,1
4bがアクティブのときに印字される。
【0108】また、図1において、シリアル転送クロッ
ク生成部23は、画像データのビット数に対応した立上
りエッジを有するシリアル転送クロック信号23aを出
力すると、ビット数カウントアップ信号23bを出力す
る。転送要求信号制御部20は、このビット数カウント
アップ信号23bが供給されると、再び転送要求信号2
0aを出力する。DMAC4は、予めMPU1によって
決められた2ブロック分の画像データ4bの読出しが終
了したと判定すると、転送終了信号4aを出力し、MP
U1は、この転送終了信号4aにより、再び記録データ
の転送を行なうべきブロック番号BLKbを設定し、以
下同様の制御動作が行なわれる。
【0109】このようにして、ラインメモリ3からは1
/2ライン(2ブロック)分ずつが像データ4bの読出
しが行なわれ、記録ヘッドでは、印字が行なわれていな
い2つのシフトレジスタにこの記録データ4bが取り込
まれる。従って、記録がなされている記録データが破壊
されることがない。また、この取り込まれた記録データ
は、これが取り込まれるときに行なわれている記録デー
タの印字が終了すると、直ちに印字が行なわれるから、
待ち時間も生ずることがない。
【0110】以上、説明した第1の実施例によれば、ス
トローブ信号14a〜14dのアクティブ区間を定める
ブロック番号信号11aと転送ブロック設定レジスタ1
8に設定されたブロック番号が一致した場合に、記録ヘ
ッドへの記録データの転送が行なわれるので、任意のブ
ロック番号区間において、記録ヘッドへ記録データの転
送を行なうことが可能である。
【0111】これにより、図9に示すようなラッチ回路
が設けられた記録ヘッドに対しては勿論のこと、図10
に示すようなラッチ回路が設けられていない記録ヘッド
に対しても、記録シーケンス中に記録ヘッドへの記録デ
ータの転送を行なうことが可能である。従って、この実
施例では、上記各種の記録ヘッドに対して記録制御が可
能である。
【0112】また、この実施例では、ラッチ回路が設け
られていない記録ヘッドを制御する場合においても、記
録データの転送を行なうための待ち時間が生じることな
く、ラッチ回路が設けられた記録ヘッドと同等の速度で
印字が可能である。
【0113】さらに、この実施例において、MPU1は
記録データ信号4bの転送動作を開始させるために、転
送ブロック設定レジスタ18にブロック番号を設定す
る、という動作だけを行なうだけでよく、MPU1が記
録ヘッドへの記録データの転送開始タイミングの条件判
定を行なう必要はない。従って、制御するソフトウェア
の負担が少ないことになる。
【0114】なお、図1におけるブロック番号生成部1
1、ストローブ信号生成部12、転送ブロック比較部1
9、転送要求信号制御部20、P/S変換部21及びシ
リアル転送クロック生成部23夫々の具体例を図3,図
4,図5,図6,図7を用いて説明したが、勿論、これ
ら装置はかかる具体例に限るものでなく、同じ機能を持
つ別の回路構成のものとしてもよく、同様な効果を得る
ことができる。
【0115】また、この実施例では、ラインメモリ3か
らの転送にDMAC4とデータバス34を用いた場合に
ついて説明したが、勿論、画像データの転送装置として
はこれに限るものでなく、MPU1が画像データ4bの
転送を行なったり、あるいはローカルバスとより簡便な
転送装置で転送を行なったりするなど他の転送装置を用
いてもよく、同様の効果を得ることができる。
【0116】さらに、この実施例では、記録ヘッドへの
記録データの転送装置をP/S変換部21とシリアル転
送クロック生成部23からなるものとしたが、勿論、記
録ヘッドへのデータの転送装置はこれに限るものでな
く、シリアル通信機能をもつ専用の装置を用いるなど他
の転送装置を用いてもよく、同様の効果を得られる。
【0117】さらにまた、この実施例では、記録ヘッド
への記録データの転送をシリアル転送を用いて行なった
が、勿論、記録ヘッドへの転送方法はこれのみに限るも
のでなく、パラレル転送可能な記録ヘッドならばパラレ
ル転送を行なうなどの他の転送方法を用いてもよく、同
様の効果を得ることができる。
【0118】さらにまた、この実施例はハードウェアを
用いて構成されたものとしたが、勿論、これに限るもの
でなく、ソフトウェアを用いて構成するなど他の構成を
用いてもよく、同様の効果を得ることができる。
【0119】さらにまた、この実施例では、記録ヘッド
の記録素子として発熱体を用いるものであったが、勿
論、これに限るものでなく、例えば圧電素子など他の記
録素子を用いる記録ヘッドにおいても、同様の効果を得
ることができる。
【0120】さらにまた、この実施例では、記録ヘッド
の構成としてライン型の記録ヘッドとしたが、勿論、こ
れに限るものでなく、例えば、複数ラインから構成され
る記録ヘッドなど他の構成を用いて時分割印字を行なう
記録ヘッドにおいても、同様の効果を得ることができ
る。
【0121】図12は本発明による記録制御装置の第2
の実施例を示すブロック図であって、25ー1,25ー
2はクロック出力端子、26はクロック出力設定レジス
タ、28はシリアル転送クロック出力選択部であり、図
1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を
省略する。
【0122】図12において、クロック出力設定レジス
タ26は、2つのクロック出力端子25ー1,25ー2
のうちのどちらからシリアル転送クロック生成部23か
らのシリアル転送クロック23aを出力するかを設定す
る。シリアル転送クロック出力選択部28は、クロック
出力設定レジスタ26に設定された値がCLK1のと
き、シリアル転送クロック信号生成部23から供給され
るシリアル転送クロック23aをクロック出力端子25
ー1に出力し、また、クロック出力設定レジスタ26に
設定された値がCLK2のとき、シリアル転送クロック
生成部23から供給されるシリアル転送クロック23a
をクロック出力端子25ー2に出力する。
【0123】図13はラッチ回路が設けられていない記
録ヘッドの他の具体例を示すブロック図であって、37
ー1,37ー2は記録データを取り込むためのクロック
信号の入力端子(即ち、クロック入力端子)であり、図
10に対応する部分には同一符号をつけている。
【0124】この記録ヘッドの図12に示す実施例によ
る制御動作を図14を用いて説明する。なお、図14は
図12の各部の信号を示すタイミングチャートであっ
て、図12に対応する信号には同一符号をつけている。
【0125】図12において、ストローブ信号出力端子
15ー1,15ー2は図13のストローブ信号入力端子
41ー1,41ー2に、クロック出力端子25ー1,2
5ー2は図13のクロック入力端子37ー1,37ー2
に、記録データ出力端子22は図13の記録データ入力
端子36に夫々接続されている。
【0126】まず、記録シーケンスに入る前に、MPU
1は、1ライン長設定レジスタ5と1ストローブ長設定
レジスタ13と1ブロック長設定レジスタ10とに記録
動作を行なうための最適な値を設定し、また、DMAC
4に転送に必要な設定(転送数の設定など)を行なう。
【0127】記録シーケンスに入ると、図14に示すよ
うに、第kラインの先頭のタイミングで、1ライン開始
信号生成部6が1ライン開始信号6aをブロック番号生
成部11とMPU1とに供給する。ブロック番号生成部
11は、図14に示す第kラインで、この1ライン開始
信号6aが供給されると、ブロック番号信号11aをリ
セットし、しかる後、1ブロック長単位でBLKa,B
LKb,……と順次変化させる。
【0128】ストローブ信号生成部14は、図14に示
す第kラインで、ブロック番号信号11aが夫々BLK
a,BLKbのときに、ストローブ信号14a,14b
を夫々1ストローブ長設定レジスタ13に設定された時
間長ずつアクティブにする。
【0129】そこで、図13において、ゲート回路42
ー1,42ー2は夫々、ストローブ信号14a,14b
がアクティブであるとき、シフトレジスタ38ー1,3
8ー2に保持されている記録データを夫々に対応する記
録素子43ー1,43ー2に供給して通電させる。記録
素子43ー1,43ー2はこの通電状態で印字を行な
う。
【0130】一方、図12において、MPU1は、1ラ
イン開始信号6aが供給されると、図14に示す第kラ
インで、転送ブロック設定レジスタ18に画像データを
転送すべきタイミングのブロック番号(ここでは、BL
Ka)を設定し、これと同時に、クロック出力設定レジ
スタ26にシリアル転送クロック23aを出力するべき
クロック出力端子25−1または25−2を指定する値
26a(ここでは、CLK2)を設定する。
【0131】転送ブロック比較部19は、ブロック番号
信号生成部11からのブロック番号信号11aがBLK
aのとき、図14に示す第kラインで転送ブロック一致
信号19aを出力する。転送要求信号制御部20は、こ
の転送ブロック一致信号19aが供給されると、図14
に示す第kラインで転送要求信号20aを出力する。D
MAC4は、転送要求信号20aが供給されると、1/
2ライン分の画像データ4bをラインメモリ3から読み
出し、図14に示す第kラインで、P/S変換部Write
信号33に同期してP/S変換部21に書き込む。ま
た、これと同時に、P/S変換部Write信号33が転送
要求信号制御部20とシリアル転送クロック生成部23
とに供給される。
【0132】転送要求信号制御部20は、P/S変換部
Write信号33が供給されると、図14に示す第kライ
ンで転送要求信号20aをリセットする。シリアル転送
クロック生成部23は、P/S変換部Write信号33が
供給されると、画像データ4bのビット数に対応した個
数の立上りエッジを有するシリアル転送クロック信号2
3aを出力する。シリアル転送クロック出力選択部28
は、図14に示す第kラインで、クロック出力設定レジ
スタ26からのクロック出力設定値26aがCLK2の
とき、シリアル転送クロック生成部23から供給される
シリアル転送クロック信号23aを、図14に示す第k
ラインで、クロック信号28bとしてクロック出力端子
25ー2に出力する。
【0133】P/S変換部21は書き込まれた画像デー
タ4bをシリアル転送クロック信号23aに同期してP
/S変換し、図14に示す第kラインで、記録データ信
号21aとして出力する。
【0134】そこで、図13において、シフトレジスタ
38ー2は、記録データ信号21aをシリアル転送クロ
ック信号28bの立上りエッジのタイミングで取り込
み、図14に示す第kラインで、ストローブ信号14b
がアクティブのときにゲート回路42−2がオンし、記
録素子43−2で印字される。
【0135】また、図12において、シリアル転送クロ
ック生成部23は、画像データ4bのビット数に対応し
た立上りエッジを有するシリアル転送クロック信号23
aを出力すると、ビット数カウントアップ信号23bも
出力する。転送要求信号制御部20は、ビット数カウン
トアップ信号23bが供給されると、図14に示す第k
ラインで再び転送要求信号20aを出力する。
【0136】以上のようにして、シフトレジスタ38ー
2への1/2ライン分の記録データ信号21aの転送と
その印字が行なわれる。DMAC4は、予めMPU1に
よって決められた1/2ライン分の画像データ4bの転
送が終了したと判定すると、図14に示す第kラインで
転送終了信号4aを出力する。
【0137】MPU1は、この転送終了信号4aが供給
されると、図14に示す第kラインで転送ブロック設定
レジスタ18に画像データ4bを転送すべきタイミング
のブロック番号(ここでは、図14に示すBLKb)を
設定し、クロック出力設定レジスタ26にシリアル転送
クロック23aを出力するべきクロック出力端子を指定
する値26a(ここでは、CLK1)を設定する。
【0138】転送ブロック比較部19は、ブロック番号
信号生成部11からのブロック番号信号11aがBLK
bになるとき、図14に示す第kラインで転送ブロック
一致信号19aを出力する。転送要求信号制御部20
は、この転送ブロック一致信号19aが供給されると、
図14に示す第kラインで転送要求信号20aを出力す
る。DMAC4は、この転送要求信号20aが供給され
ると、次の1/2ライン分の画像データ4bをラインメ
モリ3から読み出し、図14に示す第kラインでP/S
変換部Write信号33に同期してP/S変換部21に書
き込む。また、これと同時に、P/S変換部Write信号
33が転送要求信号制御部20とシリアル転送クロック
生成部23とに供給される。転送要求信号制御部20
は、P/S変換部Write信号33が供給されると、図1
4に示す第kラインで転送要求信号20aの出力を停止
する。
【0139】シリアル転送クロック生成部23は、P/
S変換部Write信号33が供給されると、画像データの
ビット数に対応した個数の立上りエッジを有するシリア
ル転送クロック信号23aを出力する。シリアル転送ク
ロック出力選択部28は、図14に示す第kラインで、
クロック出力設定レジスタ26からのクロック出力設定
値26aがCLK1であるとき、シリアル転送クロック
生成部23から供給されるシリアル転送クロック信号2
3aを、図14に示す第kラインで、クロック信号28
aとしてクロック出力端子25ー1に出力する。P/S
変換部21は書き込まれた画像データ4bをシリアル転
送クロック信号23aに同期してP/S変換し、図14
に示す第kラインで記録データ信号21aとして出力す
る。
【0140】そこで、図13において、この記録データ
信号21aがシリアル転送クロック信号28aの立上り
エッジのタイミングでシフトレジスタ38ー1に取り込
まれ、図14に示す第(k+1)ラインで示すストロー
ブ信号14aがアクティブのときにゲート回路42−1
がオンし、記録素子43−1で印字される。
【0141】また、図1において、シリアル転送クロッ
ク生成部23は、画像データ4bのビット数に対応した
立上りエッジを有するシリアル転送クロック信号23a
を出力すると、ビット数カウントアップ信号23bも出
力する。転送要求信号制御部20は、このビット数カウ
ントアップ信号23bが供給されると、図14に示すよ
うに、再び転送要求信号20aを出力する。
【0142】以上のようにして、シフトレジスタ38ー
1への1/2ライン分の記録データ信号21aの転送と
印字が行なわれる。また、DMAC4は、予めMPU1
によって決められた1/2ライン分の画像データ4bの
転送が終了したと判定すると、図14に示す第kライン
で転送終了信号4aを出力する。
【0143】以上のようにして、この実施例は図13に
示した記録ヘッドの記録制御を行なう。
【0144】この一連の動作中、MPU1は、1ライン
開始信号6aが供給されると、転送ブロック設定レジス
タ18に記録データの転送を行なうべきブロック番号を
設定し、クロック出力設定レジスタ26にシリアル転送
クロック出力選択部28からシリアル転送クロック23
aを出力すべきクロック出力端子25−1または25−
2を決める値を設定し、次に、MPU1に転送終了信号
4aが供給されると、再び記録データの転送を行なうべ
きブロック番号を設定し、クロック出力設定レジスタ2
6にシリアル転送クロック出力選択部28からシリアル
転送クロックを出力すべきクロック出力端子25−1ま
たは25−2を決める値を設定する、という手順で動作
する。
【0145】以上のように、この実施例では、任意のス
トローブ信号のアクティブ区間で記録ヘッドへの記録デ
ータの転送を行なうことが可能であり、かつ、任意のク
ロック出力端子25−1,25−2からシリアル転送ク
ロック23aを出力することができる。従って、図13
に示したようなラッチ回路を有さずに複数のクロック入
力端子を有する記録ヘッドについても、図9や図10に
示した記録ヘッドと同様の制御を行なうことができる。
【0146】また、説明は省略するが、この実施例が図
9に示したラッチ回路が設けられた記録ヘッド、あるい
は図10に示したラッチ回路が設けられていない記録ヘ
ッドに対して同様な制御が可能であることは、例えば、
クロック出力端子25ー1にクロック入力端子37ー3
を接続し、他の端子は夫々図1に示した第1の実施例と
同様に接続し、クロック出力設定レジスタ26に常にC
LK1を設定するなどの例により明らかである。
【0147】従って、この実施例では、図1に示した第
1の実施例での効果に加えて、さらに、多種の記録ヘッ
ドを制御が可能であるという効果も得られる。
【0148】また、この実施例では、図12に示すよう
に、2つのクロック出力端子25−1,25−2を有す
るものであったが、勿論、これに限定されるものでな
く、記録ヘッドのクロック入力端子数に対応した端子数
に容易に拡張可能であることはいうまでもない。
【0149】また、第1の実施例の補足で説明した他の
構成を用いても、同様の効果を得られることはいうまで
もない。
【0150】図15は本発明による記録制御装置の第3
の実施例を示すブロック図であり、図12に対応する部
分には同一符号をつけている。
【0151】同図において、この実施例においては、図
12におけるクロック出力選択レジスタ26が用いられ
ておらず、このため、シリアル転送クロック出力選択部
28には、図12でのクロック出力選択信号26aの代
わりに、ブロック番号生成部11で生成されるブロック
番号信号11aが供給される。ここで、図14に示すよ
うに、クロック出力選択信号26aはブロック番号信号
11aとほぼ同じものであり、ブロック番号信号がBL
Ka,BLKbであるとき、クロック出力選択信号26
aがCLK2,CLK1であることを示すものである。
【0152】図16は、図13に示した記録ヘッドを使
用し、この実施例の出力端子と記録ヘッドの入力端子の
接続が図12に示した第2の実施例と全く同様として、
この実施例の動作を示すタイミングチャートであり、図
15に対応する部分には同一符号をつけている。
【0153】図15及び図16から明らかなように、シ
リアル転送クロック出力選択部28はシリアル転送クロ
ック生成部23からのシリアル転送クロック信号23a
を、ブロック番号信号11aがBLKaのときクロック
出力端子25ー2に、ブロック番号信号11aがBLK
bのときクロック出力端子25ー1に夫々出力する。こ
れ以外の点については、先の実施例と同様である。
【0154】これによると、任意のストローブ信号のア
クティブ区間で記録ヘッドに記録データを転送すること
が可能であり、かつ、アクティブであるストローブ信号
に対応したクロック出力端子25−1または25−2か
らシリアル転送クロック28aまたは28bを出力する
ことができる。これにより、図13に示した複数のクロ
ック入力端子を有する記録ヘッドを制御することができ
る。
【0155】また、説明は省略するが、この実施例は、
図9に示すラッチ回路が設けられた記録ヘッド、あるい
は図10に示すラッチ回路が設けられていない記録ヘッ
ドに対しても、第1の実施例と全く同様な制御が可能な
ことは明らかである。従って、この実施例では、図12
に示した第2の実施例と同様の効果が得られ、これに加
えて、さらに、ソフトウェアの負担が図12に示した第
2の実施例より軽減される。
【0156】さらに、この実施例では、図15に示すよ
うに、2つのクロック出力端子を有するが、勿論、これ
に限定されるものでなく、記録ヘッドのクロック入力端
子数に対応した複数の端子数に容易に拡張可能であるこ
とはいうまでもない。
【0157】さらにまた、第1の実施例の補足で説明し
た他の構成を用いても、同様の効果を得られることはい
うまでもない。
【0158】図17は本発明による記録制御装置の第4
の実施例を示すブロック図であって、16はブロック数
設定レジスタ、17はストローブ/クロック選択部であ
り、図15に対応する部分には同一符号をつけている。
【0159】図17において、ブロック数設定レジスタ
16は記録ヘッドのブロック数mを設定する。ストロー
ブ/クロック選択部17は、ブロック数設定レジスタ1
6に設定されたブロック数mが、ストローブ信号出力端
子数nに対して、m=nであるとき、ストローブ信号1
4c,14dを出力し、m<nであるときに、(n−
m)個のストローブ信号出力端子からシリアル転送クロ
ック28a,28bを出力する。
【0160】ここでは、図示するように、ストローブ信
号出力端子15−1,15−2,15−3,15−4が
設けられているから、ストローブ信号出力端子数nは4
である。
【0161】次に、異なる構成の記録ヘッドに対応した
この実施例での制御動作について説明する。
【0162】図9や図10に示した記録ヘッドを制御す
る場合には、図17でのストローブ信号出力端子15ー
1〜15ー4がストローブ信号入力端子41ー1〜41
ー4に、図17でのクロック出力端子25ー3がクロッ
ク入力端子37ー3に、図17での記録データ出力端子
22が記録データ入力端子36に夫々接続される。
【0163】図17において、MPU1がブロック数設
定レジスタ16に記録ヘッドのブロック数m(ここで
は、m=4)を設定すると、m=nであるから、ストロ
ーブ/クロック選択部17により、ストローブ信号出力
端子15ー3,15ー4に夫々ストローブ信号14c,
14dが出力される。
【0164】これにより、図15に示した第3の実施例
と同様の構成となり、この第4の実施例においても、図
9や図10に示した記録ヘッドを制御可能であることは
明らかである。
【0165】この第4の実施例が図13に示した記録ヘ
ッドを制御する場合には、図17でのストローブ信号出
力端子15ー1,15ー2がストローブ信号入力端子4
1ー1,41ー2に、図17でのストローブ信号出力端
子15ー3,15ー4がクロック入力端子37ー1,3
7ー2に、図17での記録データ出力端子22が記録デ
ータ入力端子36に夫々接続される。
【0166】図17において、MPU1がブロック数設
定レジスタ16に記録ヘッドのブロック数m(ここで
は、m=2)を設定すると、m<nであるから、ストロ
ーブ/クロック選択部17により、ストローブ信号出力
端子15ー3,15ー4に夫々シリアル転送クロック出
力選択部28からのシリアル転送クロック28a,28
bが出力される。
【0167】これにより、図12に示した第2の実施例
と同様の構成となり、この第4の実施例においても、図
13に示した記録ヘッドを制御可能であることは明らか
である。
【0168】以上説明したように、この第4の実施例に
おいては、記録ヘッドのブロック数mとストローブ信号
出力端子数nを比較し、m<nである場合、ストローブ
/クロック選択部17により、ストローブ信号出力端子
15−3,15−4にシリアル転送クロック28a,2
8bが出力される。従って、(n−m)個のストローブ
信号出力端子のうちの少なくとも1つからシリアル転送
クロック28a,28bを出力することができ、この結
果、出力端子数が削減され、この実施例を集積回路化し
た場合などにおいては、出力ピン数を削減できる。
【0169】また、この実施例では、4つのストローブ
信号出力端子15−1〜15−4を有し、図9と図10
に示す4つのブロックをもつ記録ヘッドと図13に示す
2つのブロックをもつ記録ヘッドとについて説明した
が、勿論、ストローブ信号出力端子数や記録ヘッドのブ
ロック数はこれに限るものでなく、ブロック数の異なる
複数の記録ヘッドに対応する記録制御装置であれば適用
可能であることはいうまでもない。
【0170】さらに、この実施例では、記録ヘッドのブ
ロック数mをブロック数設定レジスタ16に設定し、ス
トローブ/クロック選択部17がこの記録ヘッドのブロ
ック数mとストローブ信号出力端子数nとを比較した
が、勿論、これらブロック数mと出力端子数nとの比較
手段はこれに限るものでなく、例えば、MPU1がm,
nを比較し、その比較結果をブロック数設定レジスタ1
6に設定し、ブロック数設定レジスタ16から供給され
た比較結果を示す信号によってストローブ/クロック選
択部17を制御するように構成しても、同様の結果が得
られることはいうまでもない。
【0171】さらにまた、この実施例では、シリアル転
送クロック出力選択部28がブロック番号信号11aに
よってシリアル転送クロック23aを出力するクロック
出力端子を選択したが、勿論、シリアル転送クロック出
力選択部28の制御はこれに限るものでなく、図12に
示した第2の実施例と同様に、クロック出力選択レジス
タ26を設けて選択するように構成にしても、同様の効
果が得られることはいうまでもない。
【0172】さらにまた、図1に示した第1の実施例の
補足説明で挙げた他の構成を用いても、同様の効果を得
られることはいうまでもない。
【0173】図18は本発明による記録制御装置の第5
の実施例を示すブロック図であって、27はクロック出
力/ブロック数設定レジスタであり、図17に対応する
部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0174】図18において、クロック出力/ブロック
数設定レジスタ27には、ブロック数mとシリアル転送
クロック23aを出力するクロック出力端子が設定され
る。ストローブ/クロック選択部17は、後述するクロ
ック出力/ブロック数設定レジスタ27に設定されたク
ロック出力端子とブロック数mがストローブ信号出力端
子数nに対してm>nである場合、ストローブ信号14
c,14dをストローブ信号出力端子15−3,15−
4に出力し、設定されたブロック数mがストローブ信号
出力端子数nに対してm<nである場合、クロック出力
/ブロック数設定レジスタ27に設定指示されているク
ロック出力端子(即ち、ストローブ信号出力端子15−
3または15−4)に、シリアル転送クロック生成部2
3からのシリアル転送クロック23aを出力する。
【0175】なお、ここでは、ストローブ信号出力端子
15−1〜15−4が設けられているから、ストローブ
信号出力端子数nは4である。
【0176】次に、異なる構成の記録ヘッドに対応した
この実施例での制御動作について説明する。
【0177】図9や図10に示した記録ヘッドを制御す
る場合には、図18でのストローブ信号出力端子15−
1〜15−4が夫々ストローブ信号入力端子41−1〜
41−4に接続され、図18でのクロック出力端子25
−3がクロック入力端子37−3に、図18での記録デ
ータ出力端子22が記録データ入力端子36に夫々接続
される。
【0178】図18において、MPU1がクロック出力
/ブロック数設定レジスタ27に記録ヘッドのブロック
数m(ここでは、m=4)を設定すると、m≧nである
から、ストローブ信号出力端子15−3,15−4に夫
々ストローブ信号14c,14dが出力される。
【0179】そこで、図1に示した第1の実施例と同様
の構成となり、この実施例が図9や図10に示した記録
ヘッドを制御可能であることは明らかである。
【0180】この実施例が図13に示した記録ヘッドを
制御する場合には、図18でのストローブ信号出力端子
15−1,15−2がストローブ信号入力端子41−
1,41−2に、図18でのストローブ信号出力端子1
5−3,15−4がクロック入力端子37−1,37−
2に、図18での記録データ出力端子22が記録データ
入力端子36に夫々接続される。
【0181】図18において、MPU1がクロック出力
/ブロック数設定レジスタ27に記録ヘッドのブロック
数m(ここでは、m=2)を設定すると、m<nである
から、ストローブ信号出力端子15−3,15−4のう
ちクロック出力/ブロック数設定レジスタ27に設定さ
れた情報で指定されるクロック出力端子(即ち、ストロ
ーブ信号出力端子15−3または15−4)から、シリ
アル転送クロック生成部23から供給されたシリアル転
送クロック信号23aが出力される。
【0182】そこで、図12に示した第2の実施例と同
様の構成となり、この実施例が図13に示した記録ヘッ
ドを制御可能であることは明らかである。
【0183】以上のように、この実施例では、記録ヘッ
ドのブロック数mとストローブ信号出力端子数nとを比
較し、m<nの場合、ストローブ/クロック選択部17
がストローブ信号出力端子15−3または15−4にシ
リアル転送クロック23aを出力する。従って、(n−
m)個のストローブ信号出力端子のうち、少なくとも2
つの端子からシリアル転送クロック23aを出力するこ
とが可能であり、図17に示した第4の実施例と同様の
効果が得られる。
【0184】また、この実施例では、4つのストローブ
信号出力端子15−1〜15−4を有して2つのブロッ
クを有する記録ヘッドを制御するようにしたが、勿論、
ストローブ信号出力端子数はこれに限るものでなく、ブ
ロック数の異なる複数の記録ヘッドに対応する記録制御
装置であれば、同様の効果を得られることはいうまでも
ない。
【0185】さらに、第1の実施例の補足説明で挙げた
他の構成を用いても、同様の効果を得られることはいう
までもない。
【0186】図19は本発明による記録制御装置の第6
の実施例を示すブロック図であって、29は記録ライン
同期信号設定レジスタ、30は記録ライン同期信号比較
部、31は記録ライン同期信号生成部、35は記録ライ
ン同期信号であり、図17に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。
【0187】図19において、記録ライン同期信号設定
レジスタ29は、ブロック番号生成部11が出力するブ
ロック番号信号11aがいずれのときに後述する記録ラ
イン同期信号29aを出力するのかを指示する記録ライ
ン同期信号設定値が設定される。記録ライン同期信号比
較部30は、ブロック番号信号11aと記録ライン同期
信号設定レジスタ29が出力する記録ライン同期信号設
定値29aが一致するとき、その旨を示す一致信号30
aを出力する。記録ライン同期信号生成部31は、記録
ライン同期信号比較部30からの一致信号30aが一致
を示すとき、立下りパルスとしての記録ライン同期信号
35を出力する。
【0188】次に、この実施例での図10に示した記録
ヘッドの制御動作を図20を用いて説明する。但し、図
20は図19における各信号を示すタイミングチャート
であって、図19に対応する信号には同一符号をつけて
いる。
【0189】まず、記録シーケンスに入る前に、MPU
1は記録ライン同期信号設定レジスタ29に記録ライン
同期信号を出力するべきタイミングのブロック番号(こ
こでは、BLKcとする)を設定する。
【0190】記録シーケンスに入ると、図20に示す第
kラインで、ブロック番号信号11aがBLKcになる
と、記録ライン同期信号比較部30は一致を示す一致信
号30aを出力する。記録ライン同期信号生成部31は
記録ライン同期信号比較部30からの一致信号30aが
一致を表わすとき、図20に示す第kラインで記録ライ
ン同期信号35を出力し、MPU1に供給する。MPU
1は、記録ライン同期信号35が供給されると、図20
に示す第kラインで、転送ブロック設定レジスタ18に
転送を開始するべきタイミングのブロック番号(ここで
は、BLKd)を設定する。
【0191】転送ブロック比較部19は、ブロック番号
信号生成部11からのブロック番号信号11aがBLK
dになると、図20に示す第kラインで転送ブロック一
致信号19aを出力する。転送要求信号制御部20は、
この転送ブロック一致信号19aが供給されると、図2
0に示す第kラインで転送要求信号20aを出力する。
DMAC4は、この転送要求信号20aが供給される
と、1/2ライン分の画像データ4bをラインメモリ3
から読み出し、P/S変換部21に書き込む。また、こ
れと同時に、P/S変換部Write信号33が転送要求信
号制御部20とシリアル転送クロック生成部23とに供
給される。転送要求信号制御部20は、P/S変換部Wr
ite 信号33が供給されると、図20に示す第kライン
で転送要求信号20aをリセットする。
【0192】シリアル転送クロック生成部23は、P/
S変換部Write信号33が供給されると、図20に示す
第kラインで、画像データ4bのビット数に対応した個
数の立上りエッジを有するシリアル転送クロック信号2
3aを出力する。P/S変換部21は書き込まれた画像
データ4bをシリアル転送クロック信号23aに同期し
てP/S変換し、図20に示す第kラインで記録データ
信号21aとして出力する。
【0193】ここで、図20に示す第kラインでは、ス
トローブ信号14dがアクティブになると、図10に示
したゲート回路44−1〜44−4のうちゲート回路4
4−4のみシリアル転送クロック信号23aを遮断す
る。従って、図10に示したシフトレジスタ38−1,
38−2に、記録データ信号21aが1/4ライン分ず
つシリアル転送クロック信号23aの立上りエッジで取
り込まれる。シフトレジスタ38−1,38−2に取り
込まれた記録データは夫々、図11に示す第(k+1)
ラインでストローブ信号14a,14bがアクティブの
ときに記録素子43−1,43−2で印字される。
【0194】また、図19において、シリアル転送クロ
ック生成部23は、画像データ4bのビット数に対応し
た立上りエッジを有するシリアル転送クロック信号23
aを出力すると、ビット数カウントアップ信号23bも
出力する。転送要求信号制御部20は、このビット数カ
ウントアップ信号23bが供給されると、図11に示す
第kラインで再び転送要求信号20aを出力する。
【0195】以上のようにして、シフトレジスタ38−
1,38−2への1/2ライン分の記録データ信号21
aの転送と印字が行われる。DMAC4は、予めMPU
1によって決められた1/2ライン分の画像データ4b
の転送が終了したと判定すると、図20に示した第kラ
インで転送終了信号4aを出力する。
【0196】MPU1は、この転送終了信号4aが供給
されると、図11に示したのと同様にして、第kライン
で、転送ブロック設定レジスタ18に次の1/2ライン
分の画像データ4bを転送すべきタイミングのブロック
番号(ここでは、BLKb)を設定する。
【0197】転送ブロック比較部19は、次の第(k+
1)ラインで、ブロック番号信号生成部11の出力する
ブロック番号信号11aがBLKbになると、転送ブロ
ック一致信号19aを出力する。転送要求信号制御部2
0は、転送ブロック一致信号19aが供給されると、図
16に示したのと同様に、第(k+1)ラインで転送要
求信号20aを出力する。DMAC4は、この転送要求
信号20aが供給されると、1/2ライン分の画像デー
タ4bをラインメモリ3から読み出し、P/S変換部2
1に書き込む。また、これと同時に、P/S変換部Writ
e信号33が転送要求信号制御部20とシリアル転送ク
ロック生成部23とに供給される。転送要求信号制御部
20は、このP/S変換部Write信号33が供給される
と、図20に示す第(k+1)ラインで転送要求信号2
0aをリセットする。
【0198】シリアル転送クロック生成部23は、P/
S変換部Write信号33が供給されると、図20に示す
第(k+1)ラインで1/2ライン分の画像データ4b
のビット数に対応した個数の立上りエッジを有するシリ
アル転送クロック信号23aを出力する。P/S変換部
21は書き込まれた画像データ4bをシリアル転送クロ
ック信号23aに同期してP/S変換し、図20に示す
第(k+1)ラインで記録データ信号21aを出力す
る。
【0199】ここで、図20に示す第(k+1)ライン
で、ストローブ信号14bがアクティブになると、図1
0において、ゲート回路44−1〜44−4のうちゲー
ト回路44−2のみがクロック信号23aを遮断する。
従って、図10に示したシフトレジスタ38−3,38
−4に記録データ信号21aが1/4ライン分ずつシリ
アル転送クロック信号23aの立上りエッジで取り込ま
れる。シフトレジスタ38−3,38−4に取り込まれ
た記録データは夫々、図20に示す第(k+1)ライン
でストローブ信号14c,14dがアクティブのときに
記録素子43−3,43−4で印字される。
【0200】また、シリアル転送クロック生成部23
は、画像データ4bのビット数に対応した立上りエッジ
を有するシリアル転送クロック信号23aを出力する
と、ビット数カウントアップ信号23bを出力する。転
送要求信号制御部20は、このビット数カウントアップ
信号23bが供給されると、図20に示すように、再び
転送要求信号20aを出力する。
【0201】以上のようにして、シフトレジスタ38−
3,38−4への記録データ信号21aの転送と印字が
行われる。DMAC4は、予めMPU1によって決めら
れた1/4ライン分の画像データの転送が終了したと判
定すると、図20に示すように、転送終了信号4aを出
力する。
【0202】以上のように、この実施例は、図10に示
した記録ヘッドの制御を行なう。
【0203】この一連の動作中、MPU1は、記録ライ
ン同期信号35が供給されると、転送ブロック設定レジ
スタ18に記録データ4bの転送を行なうべきタイミン
グのブロック番号を設定し、次に転送終了信号4aが供
給されると、再び次の1/4ライン分の記録データ4b
の転送を行なうべきタイミングのブロック番号を設定す
る、という手順で動作する。
【0204】また、説明は省略するが、この実施例は、
図13に示したラッチ回路が設けられていない記録ヘッ
ドに対しても、例えば、記録ライン同期信号35をブロ
ック番号がBLKbのときに出力するように設定するこ
とにより、同様な制御が可能であることは明らかであ
る。
【0205】さて、図10や図13に示したようなラッ
チ回路が設けられていない記録ヘッドでは、記録ヘッド
のブロックに時分割して記録データ4bを転送するた
め、図11や図14に示したように、1ライン分の記録
データ4bの転送動作が2ライン間にわたって行なわれ
る。このため、1ラインの開始を示す1ライン開始信号
6aは必ずしも転送動作を開始するために最適なタイミ
ングではなく、1ライン開始信号6aをトリガにして記
録シーケンスを制御すると、不都合な場合がある。
【0206】以下、このような場合の一例について説明
する。
【0207】例えば、ファクシミリにおいては、画像デ
ータの圧縮を行なうために、画像の情報量によってファ
クシミリ間の1ライン伝送時間が変化する。従って、こ
の実施例をこのような用途に適用し、かつこの実施例の
記録速度に対してファクシミリ間の伝送速度が下回った
場合、記録シーケンスと記録休止シーケンスが1ライン
時間長単位で混在することになり、MPU1の動作手順
に記録シーケンスと記録休止シーケンスを判定するため
の手順が必要となる。
【0208】そこで、まず、記録シーケンスと記録休止
シーケンスの判定手順を行なう場合の図17に示した第
4の実施例でのMPU1の動作の手順を説明する。
【0209】図21はかかる記録シーケンスと記録休止
シーケンスを判定するための手順を入れた場合の、図1
7におけるMPU1の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【0210】図21において、1ライン開始信号6aが
供給するまで待機し、1ライン開始信号6aが供給され
ると(ステップ101)、現在1ラインを印字中が否か
判定し(ステップ102)、印字中でないときには、ス
テップ105に移る。印字中のときには、転送ブック設
定レジスタ33にBLKbを設定し(ステップ10
3)、転送終了信号4aが供給されるまで待機する(ス
テップ104)。転送終了信号4aが供給されると、ス
テップ105に移る。ステップ105では、次のライン
が記録シーケンスのときか否かを判定し、休止シーケン
スのときには、ステップ101に移るが、記録シーケン
スのときには、転送ブロック設定レジスタ18にBLK
dを設定し(ステップ106)、ステップ101に戻っ
て次の手順へ移る。
【0211】このように、図17に示した第4の実施例
では、MPU1が1ライン開始信号をトリガにして動作
を開始するため、1ライン分の記録データの記録ヘッド
への転送が2ライン間にわたって行なわれると、現ライ
ンを印字中か否か判定するステップが必要となる。
【0212】次に、記録シーケンスと休止シーケンスの
判定手順を行なう場合の図19に示した第6の実施例で
のMPU1の動作の手順を、図22を用いて説明する。
【0213】MPU1は、記録ライン同期信号35を待
ち、記録ライン同期信号35が供給されると(ステップ
201)、次のラインが記録シーケンスか否か判定し
(ステップ202)、休止シーケンスのときには、ステ
ップ201に移る。次のラインが記録シーケンスのとき
には、転送ブロック設定レジスタ18にBLKdを設定
し(ステップ203)、転送終了信号4aの供給を待つ
(ステップ204)。転送終了信号4aが供給されたと
きには、転送ブック設定レジスタ18にBLKbを設定
し(ステップ205)、ステップ201に戻る。
【0214】以上説明したように、この実施例において
は、記録ライン同期信号設定レジスタ29に設定するブ
ロック番号を、各記録ヘッドにおける転送開始に最適な
タイミングで記録ライン同期信号35を出力するように
設定することにより、各記録ヘッドで適切なタイミング
から転送動作を開始することが可能となる。従って、図
17に示した第4の実施例での効果に加えて、図10や
図13に示したようなラッチ回路が設けられていない記
録ヘッドを制御する場合において、よりソフトウェアの
負担が軽減される、という効果が得られる。
【0215】また、この実施例では、シリアル転送クロ
ック出力選択部29がブロック番号信号11aによって
シリアル転送クロック23aを出力するクロック出力端
子を選択するようにしたが、勿論、シリアル転送クロッ
ク出力選択部28の制御はこれに限るものでなく、図1
2に示した第2の実施例のように、クロック出力選択レ
ジスタ26を設けて選択するように構成にしてもよく、
同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0216】さらに、図1に示した第1の実施例の補足
説明で挙げた他の構成を用いても、同様の効果を得られ
ることはいうまでもない。
【0217】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的簡便で安価な手段でもって各種の記録ヘッドを制
御することが可能である。
【0218】また、本発明によれば、ラッチ回路が設け
られていない記録ヘッドを制御する場合においても、記
録データの転送を行なうための待ち時間を生じることな
く、ラッチ回路が設けられた記録ヘッドと同等の速度で
印字が可能である。
【0219】さらに、本発明によれば、MPUは、転送
動作を開始させるために、転送ブロック番号設定手段に
ブロック番号を設定する、という動作だけを行なうだけ
でよく、MPUが記録ヘッドへの記録データの転送開始
タイミングの条件判定を行なう必要がないので、制御す
るソフトウェアの負担が少ない。
【0220】さらにまた、本発明によれば、出力端子数
が削減され、集積回路化した場合などにおいては、集積
回路のパッケージを小さくして安価な構成とすることが
可能である。
【0221】さらにまた、本発明によれば、各記録ヘッ
ドにおいて最適なタイミングで記録ライン同期信号を出
力することにより、制御するソフトウェアの負担をさら
に軽減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録制御装置の第1の実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す記録制御装置の各部の動作を示すタ
イミング・チャートである。
【図3】図1におけるブロック番号生成部の一具体例を
示す構成図である。
【図4】図1におけるストローブ信号生成部の一具体例
を示す構成図である。
【図5】図1における転送ブロック比較部の一具体例を
示す構成図である。
【図6】図1における転送要求信号制御部の一具体例を
示す構成図である。
【図7】図1におけるシリアル転送クロック生成部及び
シリアル転送基本クロック生成部の一具体例を示す構成
図である。
【図8】図1に示す記録制御装置の記録シーケンスの一
具体例を示すタイミングチャートである。
【図9】ラッチ回路が設けられた記録ヘッドの一例を示
すブロック図である。
【図10】ラッチ回路が設けられていない記録ヘッドの
一例を示すブロック図である。
【図11】図10に示した記録ヘッドに対する図1に示
す記録制御装置の記録シーケンスの一具体例を示すブロ
ック図である。
【図12】本発明による記録制御装置の第2の実施例を
示すブロック図である。
【図13】ラッチ回路が設けられていない記録ヘッドの
他の例を示すブロック図である。
【図14】図13に示した記録ヘッドに対する図2に示
す記録制御装置の記録シーケンスの一具体例を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明による記録制御装置の第3の実施例を
示すブロック図である。
【図16】図15に示す記録制御装置の記録シーケンス
の一具体例を示すタイミングチャートである。
【図17】本発明による記録制御装置の第4の実施例を
示すブロック図である。
【図18】本発明による記録制御装置の第5の実施例を
示すブロック図である。
【図19】本発明による記録制御装置の第6の実施例を
示すブロック図である。
【図20】図19に示す記録制御装置の記録シーケンス
を示すタイミング・チャートである。
【図21】図17におけるMPUの記録シーケンスの手
順の一具体例を示すフローチャートである。
【図22】図19におけるMPUの記録シーケンスの手
順の一具体例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 MPU 2 ROM 3 ラインメモリ 4 DMAC 5 1ライン長設定レジスタ 6 1ライン開始信号生成部 7 1ライン長クロック生成部 8 ラッチ信号生成部 9 ラッチ信号出力端子 10 1ブロック長設定レジスタ 11 ブロック番号生成部 12 ブロック番号クロック生成部 13 1ストローブ長設定レジスタ 14 ストローブ信号生成部 15−1〜15ー4 ストローブ信号出力端子 16 ブロック数設定レジスタ 17 ストローブ/クロック選択部 18 転送ブロック設定レジスタ 19 転送ブロック比較部 20 転送要求信号制御部 21 P/S変換部 22 記録データ出力端子 23 シリアル転送クロック生成部 24 シリアル転送基本クロック生成部 25−1〜25−3 シリアル転送クロック出力端子 26 クロック出力選択レジスタ 27 クロック出力/ブロック数設定レジスタ 28 シリアル転送クロック出力選択部 29 記録ライン同期信号設定レジスタ 30 記録ライン同期信号比較部 31 記録ライン同期信号比較部 32 記録ライン同期信号 33 転送ブロック設定Write信号 34 P/S変換部Write信号 35 データバス 36 記録データ入力端子 37−1〜37−3 クロック入力端子 38−1〜38−4 シフトレジスタ 39 ラッチ信号入力端子 40−1〜40−4 ラッチ回路 41−1〜41−4 ストローブ信号入力端子 42−1〜42−4 ゲート回路 43−1〜43−4 発熱体 44−1〜44−4 ゲート素子 45 電源端子 111 1ブロック長カウンタ 112 一致検出回路 113 ブロック番号カウンタ 114 ORゲート 141 比較回路 142 デコーダ 143−1〜143−4 NANDゲート 191 一致検出回路 192 RSラッチ 193 ANDゲート 194 信号遅延回路 201,202 RSラッチ 203 NORゲート 211 シフトレジスタ 231 RSラッチ 232 ANDゲート 233 ビット数カウンタ 4a 転送終了信号 5a 1ライン長設定値 6a 1ライン開始信号 7a 1ライン長クロック 8a ラッチ信号 10a 1ブロック長設定値 11a ブロック番号信号 112a 1ブロック設定値一致信号 11b 1ブロック長信号 12a ブロック番号クロック 13a 1ストローブ長設定値 141a ストローブ長設定値比較 14a〜14d ストローブ信号 18a 転送ブロック設定値 19a 転送ブロック設定値一致信号 20a 転送要求信号 21a 記録データ信号 23a シリアル転送クロック信号 26a クロック出力設定値 27a,27b シリアル転送クロック信号 28a 記録ライン同期信号設定値 32 記録ライン同期信号 33 転送ブロック設定Write信号 34 P/S変換部Write信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 景宏 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所マルチメディアシステム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子がm個(mは1以上の整
    数)のブロックに分割され、該m個のブロックを時分割
    で通電制御するストローブ信号を入力する第1〜第mの
    ストローブ入力端子と、各記録素子で記録するための記
    録データを入力する記録データ入力端子と、該記録デー
    タの取り込みタイミングを定めるクロックを入力する1
    以上のクロック入力端子とを有する記録ヘッドを制御す
    る記録制御装置において、 該各ブロックに対する最大通電時間を定める1ブロック
    時間長を設定する1ブロック時間長設定手段と、 該1ブロック時間長を第1〜第(m+k)(但し、kは
    整数、かつk≧0)まで順にカウントし、第a(aは整
    数、かつm+k≧a≧0)である旨を示すブロック番号
    を出力するブロック番号生成手段と、 第1〜第n(但し、nは整数、かつn≧m)のストロー
    ブ出力端子に接続され、夫々ブロック番号が1,2,
    3,……,nのときに第1,第2,第3,……,第nの
    該ストローブ出力端子に出力するストローブ信号をアク
    ティブにするストローブ信号生成手段と、 該ブロック番号生成手段で生成される複数のブロック番
    号のうち、いずれのブロック番号のときに該記録ヘッド
    へのデータ転送を行なうかを設定する転送ブロック番号
    設定手段と、 該ブロック番号生成手段で生成されたブロック番号と該
    転送ブロック番号設定手段より出力されるブロック番号
    とを比較する転送ブロック比較手段と、 該記録ヘッドへの記録データの送出に同期したクロック
    を出力するクロック生成手段を有し、 該転送ブロック番号比較手段での比較結果が一致の旨の
    とき、該記録ヘッドへの記録データの転送を行なうこと
    を特徴とする記録制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 複数の前記クロックの出力端子のうち、いずれのクロッ
    ク出力端子より前記クロック生成手段から供給されたク
    ロックを出力するかを設定するクロック出力端子設定手
    段と、 複数のクロック出力端子に接続され、前記クロック生成
    手段から供給されたクロックを、前記クロック出力端子
    設定手段の設定値に対応するクロック出力端子から出力
    するクロック出力端子選択手段とを設けたことを特徴と
    する記録制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 複数の前記クロック出力端子に接続され、前記クロック
    生成手段から供給されたクロックを、前記ブロック番号
    生成手段から供給されたブロック番号に対応して、予め
    割り当てたクロック出力端子より出力するクロック出力
    端子選択手段を設けたことを特徴とする記録制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、 記録ヘッドのブロック数mを設定するヘッドブロック数
    設定手段と、 該ヘッドブロック数設定手段の設定値mがm<nのと
    き、(n−m)個のストローブ出力端子のうち、少なく
    とも1つの端子からクロックを出力するようにしたクロ
    ック出力端子選択手段とを設けたことを特徴とする記録
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3において、 前記クロック出力端子及びストローブ出力端子のうち、
    いずれの端子より前記クロック生成手段から供給された
    クロックを出力するかを設定するクロック出力端子設定
    手段と、 前記クロック出力端子設定手段の設定値に対応して、前
    記クロック生成手段から供給されたクロックを対応する
    端子に出力するクロック出力端子選択手段とを設けたこ
    とを特徴とする記録制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、 前記ブロック番号生成手段から供給されたブロック番号
    のうちのいずれのブロック番号の区間で記録ライン同期
    信号を出力するかを設定する記録ライン同期タイミング
    設定手段と、 前記ブロック番号生成手段から供給されたブロック番号
    と前記記録ライン同期タイミング設定手段から供給され
    たブロック番号とを比較する記録ライン同期タイミング
    比較手段と、 前記記録ライン同期タイミング比較手段の出力が一致を
    表わすとき、その旨を示す記録ライン同期信号を出力す
    る記録ライン同期信号出力手段とを設けたことを特徴と
    する記録制御装置。
JP6267561A 1994-10-31 1994-10-31 記録制御装置 Pending JPH08130621A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8002370B2 (en) 2004-04-07 2011-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Serial data transfer method, electric device, and printing apparatus

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