JPH08130619A - データ記憶装置 - Google Patents

データ記憶装置

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JPH08130619A
JPH08130619A JP26943594A JP26943594A JPH08130619A JP H08130619 A JPH08130619 A JP H08130619A JP 26943594 A JP26943594 A JP 26943594A JP 26943594 A JP26943594 A JP 26943594A JP H08130619 A JPH08130619 A JP H08130619A
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data
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JP26943594A
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Shuhei Yamamoto
修平 山本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 データを保存する記憶手段を備え、この記憶
手段の保存データを呼び出して出力する装置において、
記憶手段に各データが保存された時期を記憶する保存時
期記憶手段、時間を計る計時手段、残存容量増加処理手
段による処理時期を記憶する処理時期記憶手段、および
残存容量増加処理手段を備える。残存容量増加処理手段
は、保存時期記憶手段、計時手段および処理時期記憶手
段の情報に基づき(S5・2・8・10)、記憶手段に
保存されているデータのうちから上記処理時期が到来し
ているデータを検出し(S9・11)、このデータに対
して記憶手段の残存容量を増加させるための処理(S1
4・15)を行う。 【効果】 使用者に負担を強いることなく、記憶手段の
限られた記憶容量内において、必要なデータを効率良く
保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル複写
機に画像データ記憶部として備えられるデータ記憶装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のディジタル複写機には、
容量の大きい記憶媒体を備え、入力された画像データを
上記記憶媒体に蓄積していく一方、適宜その画像データ
を記憶媒体から取り出し、可視像として出力できるよう
にしたものがある。このような装置においては、限られ
た記憶容量を効率良く利用し、その記憶容量内において
必要な画像データを効率良く蓄積していく必要がある。
このため、記憶媒体に記憶されている画像データについ
ては、新たな画像データの入力等に応じて、複写機の使
用者が、相対的に重要度の低い画像データに対して、デ
ータ圧縮を行いあるいはその画像データを消去している
のが現状である。
【0003】ここで、画像データの記憶機能を備えた装
置におけるデータ圧縮の技術としては、下記のものが提
案されている。例えば特開平4−277980号公報に
は、画像データを読み取って記憶する装置において、画
像が縦長である場合には、この画像を90度回転させて
横長のデータとした後にデータ圧縮を行うことにより、
記憶すべきデータ量が少なくて済むようにしたものが開
示されている。また、特開平2−100769号公報に
は、並列処理方式の画像表示装置において、圧縮画像デ
ータのデータサイズに応じて、その読み出し処理の単位
データ量を最適な大きさに制御することにより、データ
サイズが様々な画像について並列処理の高速性を最大限
に発揮させて表示時間を短縮できるようにした装置が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、記憶媒体へ
の新たな画像データの入力より、記憶媒体の残存記憶容
量が少なくなったとき、あるいは記憶データのオーバー
フローが生じたときに、装置の使用者が、記憶媒体に既
に記憶されている画像データについて相対的な重要度を
判定し、重要度の低いものから順にデータ圧縮する作
業、あるいは消去する作業を行うことは、使用者にとっ
て大きな負担となる。また、上記の両公報に開示されて
いるデータ圧縮の技術は、単にデータ圧縮の一手法を示
したものに過ぎず、これらよっては上記の問題を解決す
ることができない。
【0005】従って、本発明は、使用者に負担を強いる
ことなく、限られた記憶容量を効率良く利用し、その記
憶容量内において必要なデータを効率良く保持すること
ができるデータ記憶装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明のデータ記憶装置は、入力された
データを記憶して保存する記憶手段を備え、この記憶手
段に保存されているデータを呼び出して出力するデータ
記憶装置において、上記記憶手段、例えばハードディス
ク装置に各データが保存された時期を記憶する保存時期
記憶手段と、時間を計る計時手段と、残存容量増加処理
手段による処理を行うべき処理時期を記憶する処理時期
記憶手段と、上記保存時期記憶手段、計時手段および処
理時期記憶手段の情報に基づき、上記記憶手段に保存さ
れているデータのうちから上記処理時期が到来している
データを検出し、このデータに対して記憶手段の残存容
量を増加させるための処理、例えば圧縮処理または消去
処理を行う残存容量増加処理手段とを備えていることを
特徴としている。
【0007】また、請求項2の発明のデータ記憶装置
は、請求項1の発明のデータ記憶装置において、上記記
憶手段からの各データの呼出頻度を計測する呼出頻度計
測手段と、上記処理時期記憶手段に記憶されている処理
時期を、上記呼出頻度の高いデータのものが延長される
ように変更する処理時期変更手段とを備えていることを
特徴としている。
【0008】また、請求項3の発明のデータ記憶装置
は、請求項1または2の発明のデータ記憶装置におい
て、上記記憶手段から呼び出されたデータを可視化して
出力する出力装置、例えばディジタル複写機に備えら
れ、この出力装置によるデータの可視化出力ができない
ときに、上記残存容量増加処理手段の処理動作が行われ
ることを特徴としている。
【0009】また、請求項4の発明のデータ記憶装置
は、入力されたデータを記憶して保存する記憶手段を備
え、この記憶手段に保存されているデータを呼び出して
出力するデータ記憶装置において、上記記憶手段に新規
に保存されるデータの量を検出する新規保存データ量検
出手段と、上記記憶手段の残存容量を検出する残存容量
検出手段と、これら新規保存データ量検出手段と残存容
量検出手段との情報に基づいて、新規のデータを記憶手
段に保存可能であるか否かを判定する判定手段と、新規
のデータを記憶手段に保存不可能であるとき、新規のデ
ータを保存するのに必要なだけの残存容量が得られるよ
うに、上記記憶手段に保存されているデータに対して記
憶手段の残存容量を増加させるための処理を行う残存容
量増加処理手段とを備えていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、記憶手段に保存され
ているデータのうち、処理時期が到来しているデータ、
即ち記憶手段に保存された時期が古く、重要度が相対的
に低いとみなし得るデータに対して、記憶手段の残存容
量を増加させるための処理、例えば圧縮処理または消去
処理が自動的に行われる。従って、本発明のデータ記憶
装置では、使用者に負担を強いることなく、限られた記
憶容量を効率良く利用し、その記憶容量内において必要
なデータを効率良く保持することができる。
【0011】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
による作用に加え、処理時期記憶手段に記憶されている
処理時期が、記憶手段からの呼出頻度が高いデータのも
のについては延長されるように変更されるので、相対的
に重要度の高いデータを適切に判別し、その重要度が高
いデータについては圧縮または消去等の処理を加えるこ
となく、元の状態のまま迅速に取り出せる状態で保存す
ることができる。
【0012】即ち、例えば消去されたデータは取り出す
ことができず、また保存さていも圧縮されたデータは、
呼び出された場合にデータ伸長の処理が必要となり、そ
の分、データの出力が遅くなる。従って、相対的に重要
度が高いデータについては、記憶手段の残存容量を増加
させるための圧縮または消去等の処理を加えることなく
保存しておくことにより、限られた記憶容量の記憶手段
内においてデータを効率良く保存することが可能とな
る。
【0013】尚、上記処理時期の延長期間を非常に長期
あるいは無限大に設定することにより、実質的にそのデ
ータについての圧縮または消去等の処理を禁止すること
も可能である。
【0014】請求項3の構成によれば、請求項1または
2の構成による作用に加え、本データ記憶装置が備えら
れた出力装置によるデータの可視化出力、例えばディジ
タル複写機によるコピー出力ができないとき、例えば電
源スイッチON直後のウォームアップ時、画質調整時、
あるいはトナー補給時に、残存容量増加処理手段の処理
動作が行われるので、上記出力装置の稼働率の低下を防
止することができる。
【0015】請求項4の構成によれば、記憶手段の残存
容量が少なくて新規のデータを記憶手段に保存不可能で
あるときには、新規のデータを保存するのに必要なだけ
の残存容量が得られるように、記憶手段に保存されてい
るデータに対して、圧縮または消去等の、記憶手段の残
存容量を増加させるための処理が行われる。
【0016】従って、本発明のデータ記憶装置では、使
用者に負担を強いることなく、記憶手段に保存されてい
るデータに対する影響を最少限に抑えた状態で、即ち限
られた記憶容量を効率良く利用して、その記憶容量内に
おいて必要なデータを効率良く保持することができる。
【0017】新規のデータを記憶手段に保存する際に記
憶手段の残存容量が不足する場合において、記憶手段に
保存されているデータへの影響を最少限に抑えるために
は、新規のデータの保存に必要な分だけ、記憶手段の残
存容量を確保すればよい。しかしながら、これを記憶手
段の各保存データについての圧縮あるいは消去等により
使用者が行うことは、多大な時間と労力を必要とし、使
用者に大きな負担となる。そこで、本データ記憶装置の
ような構成によれば、この問題が解決される。
【0018】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし図12に基
づいて以下に説明する。本実施例のデータ記憶装置は、
図2に示す出力装置としてのディジタル複写機10に備
えられている。このディジタル複写機10は、スキャナ
部11、レーザプリンタ部12、多段給紙ユニット13
およびソータ14を備えている。
【0019】スキャナ部11は、原稿載置台15、両面
対応自動原稿送り装置(RDF)16およびスキャナユ
ニット20を備えている。多段給紙ユニット13は、第
1ないし第4カセット31〜34を有している。多段給
紙ユニット13では、各段のカセットに収容された用紙
の上から用紙が一枚ずつ送り出され、レーザプリンタ部
12へ向けて搬送される。RDF16は、複数枚の原稿
を一度にセットしておき、自動的に原稿を1枚ずつスキ
ャナユニット20に読み取らせるものである。スキャナ
ユニット20は、原稿を露光するランプリフレクタアセ
ンブリ21、原稿からの反射光像を光電変換素子(CC
D)22に導くための複数の反射ミラー23、および原
稿からの反射光像をCCD22に結像させるためのレン
ズ24を備えている。
【0020】上記スキャナ部11では、原稿載置第15
に載置された原稿を走査する場合、原稿載置台15の下
面に沿ってスキャナユニット20が移動しながら原稿画
像を読み取り、RDF16を使用する場合、RDF16
の下方の所定位置にスキャナユニット20を停止させた
状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読み取るように構
成されている。
【0021】原稿画像をスキャナユニット20で読み取
ることにより得られた画像データは、後述の画像処理部
50へ送られて各種処理が施された後、画像処理部50
のメモリ54に一旦記憶される。このメモリ54内の画
像データは、出力指示に応じてレーザプリンタ部12に
与えられ、用紙上にその画像が形成される。
【0022】レーザプリンタ部12は、手差し原稿トレ
イ25、レーザ書込みユニット26、および画像を形成
するための電子写真プロセス部27を備えている。レー
ザ書込みユニット26は、上記メモリ54からの画像デ
ータに応じたレーザ光を出射する図示しない半導体レー
ザ、レーザ光を等角速度偏光するポリゴンミラー、等角
速度偏光されたレーザ光が電子写真プロセス部27の感
光体ドラム28上で等速度偏光されるように補正するf
−θレンズ等を有している。電子写真プロセス部27
は、周知の態様に従い、感光体ドラム28の周囲に帯電
器、現像器、除電器および定着器29等を配置して構成
されている。
【0023】定着器29より用紙搬送方向の下流側に
は、搬送路30・37、ソータ14、搬送路38および
多段給紙ユニット13が設けられている。搬送路38
は、多段給紙ユニット13において、両面複写の際に使
用する反転搬送路30aと、両面複写および合成複写の
際に使用する両面/合成搬送路30bとに分岐してい
る。また、多段給紙ユニット13には共通搬送路36が
設けられ、この共通搬送路36は搬送路39と合流して
搬送路40に通じている。この搬送路40は両面/合成
搬送路30bおよび搬送路41と合流して感光体ドラム
28と転写器との間の画像成形位置へ通じている。
【0024】従って、上記メモリ54から読み出された
画像データは、レーザ書込みユニット26よりレーザ光
として出力され、感光体ドラム28の表面上に静電潜像
として形成される。この静電潜像は現像器のトナーによ
り可視像化されたトナー像となり、このトナー像は多段
給紙ユニット13から搬送された用紙上に転写された後
定着される。この用紙は、定着器29から搬送路30・
37を介してソータ14へ送られ、あるいは搬送路30
・38を介して反転搬送路30aへ搬送されて両面もし
くは合成複写される。
【0025】また、本ディジタル複写機は、図3に示す
画像処理部50を備えている。この画像処理部50は、
画像データ入力部51、画像データ処理部52、画像デ
ータ出力部53、メモリ54およびCPU(Central Pro
cessing Unit) 55を備えている。
【0026】画像データ入力部51は、CCD部51
a、ヒストグラム処理部51bおよび誤差拡散処理部5
1cを備えている。画像データ入力部51は、図2に示
したCCD22により読み込まれた原稿の画像データを
2値化変換し、2値のディジタル量としてヒストグラム
をとりながら、誤差拡散法により画像データを処理し
て、メモリ54に一旦記憶するように構成されている。
【0027】即ち、CCD部51aでは、画像データの
各画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D(アナロ
グ/ディジタル)変換された後、MTF補正、白黒補正
またはガンマ補正され、256階調(8ビット)のディ
ジタル信号としてヒストグラム処理部51bへ出力され
る。
【0028】ヒストグラム処理部51bでは、CCD部
51aから出力されたディジタル信号が256階調の画
素濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が
得られるとともに、必要に応じて得られたヒストグラム
データはCPU55へ送られ、または画素データとして
誤差拡散処理部51cへ送られる。
【0029】誤差拡散処理部51cでは、疑似中間調処
理の一種である誤差拡散法、即ち2値化の誤差を隣接画
素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部51
aから出力された8ビット/画素のディジタル信号が1
ビット(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度
を忠実に再現するためたの再配分演算が行われる。
【0030】画像データ処理部52は、多値化処理部5
2a・52b、合成処理部52c、濃度変換処理部52
d、変倍処理部52e、画像プロセス部52f、誤差拡
散処理部52gおよび圧縮処理部52hを備えている。
【0031】画像データ処理部52は、入力された画像
データをオペレータが希望する画像データに最終的に変
換する処理部であり、メモリ54に最終的に変換された
出力画像データとして記憶されるまで、この処理部にて
処理するように構成されている。但し、画像データ処理
部52に含まれている上記の各処理部は必要に応じて機
能するものであり、機能しない場合もある。
【0032】即ち、多値化処理部52a・52bでは、
誤差拡散処理部51cで2値化されたデータが再度25
6階調に変換される。合成処理部52cでは、画素毎の
論理演算、即ち論理和、論理積または排他的論理和の演
算が選択的に行われる。この演算の対称となるデータ
は、メモリ54に記憶されている画素データおよびパル
スジェネレータ(PG)からのビットデータである。濃
度変換処理部52dでは、256階調のディジタル信号
に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度
に対する出力濃度の関係が任意に設定される。
【0033】変倍処理部52eでは、指示された変倍率
に応じて、入力される既知データにより補間処理を行う
ことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査方向が変倍処理された後
に主走査方向が変倍処理される。画像プロセス部52f
では、入力された画素データに対して様々な画像処理が
行われ、また特徴抽出等、データ列に対する情報収集が
行われる。誤差拡散処理部52gでは、画像データ入力
部51の誤差拡散処理部51cと同様な処理が行われ
る。圧縮処理部52hでは、ランレングスという符号化
により2値データが圧縮される。また、画像データの圧
縮に関しては、最終的な出力画像データが完成した時点
で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0034】画像データ出力部53は、復元部53a、
多値化処理部53b、誤差拡散処理部53cおよびレー
ザ出力部53dを含んでいる。画像データ出力部53
は、圧縮状態でメモリ54に記憶されている画像データ
を復元し、元の256階調に再度変換し、2値データよ
り滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行
い、レーザ出力部53dへデータを転送するように構成
されている。
【0035】即ち、復元部53aでは、圧縮処理部52
hによって圧縮された画像データが復元される。多値化
処理部53bでは、画像データ処理部52の多値化処理
部52a・52bと同様な処理が行われる。誤差拡散処
理部53cでは、画像データ入力部51の誤差拡散処理
部51cと同様な処理が行われる。レーザ出力部53d
では、図示しないシーケンスコントローラからの制御信
号に基づき、ディジタル画像データがレーザのON/O
FF信号に変換され、レーザがON/OFF状態とな
る。
【0036】尚、画像データ入力部51および画像デー
タ出力部53において扱われるデータは、メモリ54の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
54に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
【0037】また、本ディジタル複写機は、図4および
図5に示すデータ記憶装置60を備えている。尚、図4
にはデータ記憶装置60の基本構成が示され、図5には
これを具体化した構成が示されている。
【0038】図4に示すように、データ記憶装置60
は、制御部61、読取部62、保存部63、圧縮部64
および消去部65を備えている。読取部62は、原稿の
画像データを読み取るものであり、図2に示したスキャ
ナ部11がこれに相当する。
【0039】保存部63は、図5に示すように、I/O
インターフェイス63a、第1メモリ63b、保存時期
記憶手段としての保存時期記憶部63c、および記憶手
段としての第2メモリ63dを備えている。第1メモリ
63bは、半導体メモリからなるRAM(Random Access
Memory)であり、図3に示したメモリ54がこれに相当
する。このメモリ54は、入力された画像データを図3
に示した画像処理部50による処理のために、一時的に
記憶しておく記憶部である。この第1メモリ63bの画
像データは、操作キー61dによる保存指定操作によっ
て第2メモリ63dに保存される。一方、第2メモリ6
3dにからの画像データの印字出力の際には、操作キー
61dによる印字出力操作によって第2メモリ63dか
ら第1メモリ63bに呼び出される。
【0040】保存時期記憶部63cは、画像処理部50
にて処理された画像データが第1メモリ63bから第2
メモリ63dに転送されて保存された時期を記憶してお
くものである。第2メモリ63dは、大容量を有する例
えはハードディスク装置からなり、第1メモリ63bメ
モリから転送された画像データを記憶しておくものであ
る。
【0041】圧縮部64は、圧縮時期計測部64aおよ
び圧縮処理部64bを備えている。圧縮時期計測部64
aは、第2メモリ63dに記憶されている各画像データ
についての圧縮処理を行うべき時期、即ち圧縮時期の到
来を、保存時期記憶部63cに記憶されている保存時期
とタイマ61aの計時とに基づいて計測するものであ
る。上記の圧縮時期は、本実施例において例えば1カ月
に設定されている。圧縮処理部64bは、圧縮処理を行
うべきものとして指定された画像データに対して所定の
データ圧縮を行うものである。
【0042】消去部65は、消去時期計測部65aおよ
び消去処理部65bを備えている。消去時期計測部65
aは、第2メモリ63dに記憶されている各画像データ
についての消去処理を行うべき時期、即ち消去時期の到
来を、保存時期記憶部63cに記憶されている各画像デ
ータの保存時期とタイマ61aの計時とに基づいて計測
するものである。上記の消去時期は、本実施例において
例えば6カ月に設定されている。消去処理部65bは、
消去処理を行うべきものとして指定された画像データを
第2メモリ63dから消去するものである。
【0043】制御部61は、計時手段としてのタイマ6
1a、このタイマ61aと共に呼出頻度計測手段を構成
する呼出回数・時期計測部61b、圧縮・消去制御部6
1cを備えている。タイマ61aは時間の経過を計るも
のである。呼出回数・時期計測部61bは、第2メモリ
63dに保存されている各画像データの呼出し回数とそ
の時期とを、自ら備えるカレンダメモリととタイマ61
aの計時とに基づいて計測するものである。
【0044】圧縮・消去制御部61cは、圧縮時期計測
部64aの計測により圧縮時期に到来したとき、および
消去時期計測部65aの計測により消去時期が到来した
とき、それぞれ、圧縮処理部64bおよび消去処理部6
5bにその処理を行うように指令するものである。ま
た、圧縮・消去制御部61cは、後述のように操作キー
61dから圧縮・消去禁止指定入力が行われた場合、こ
れにより指定された画像データに対して無条件に圧縮お
よび消去を禁止するようになっている。尚、この圧縮・
消去の禁止指定は、使用者が操作キー61dの操作によ
って直接圧縮・消去処理を行った場合は解除される。さ
らに、圧縮・消去制御部61cは、操作キー61dから
の入力に応じて、圧縮時期計測部64aにおける圧縮時
期および消去時期計測部65aにおける消去時期を適宜
変更するようになっている。また、圧縮・消去制御部6
1cには、ディジタル複写機の図示しない操作パネルに
設けられた操作キー61dおよび表示部61eが接続さ
れている。
【0045】そして、本データ記憶装置60において
は、圧縮時期計測部64aおよび消去時期計測部65a
の各々により処理時期記憶手段が構成され、圧縮時期計
測部64a、圧縮処理部64b、消去時期計測部65
a、消去処理部65bおよび圧縮・消去制御部61cに
より残存容量増加処理手段が構成されている。
【0046】ここで、上記圧縮処理部64bで行われる
圧縮処理は、データの冗長性や相関性を利用して例えば
ディジタル表記のデータ長を短縮するものである。音声
や画像情報等のディジタル化データの圧縮では、原情報
中の1次元あるいは2次元での相関を利用してデータ圧
縮を行う種々の方式がある。例えば白黒の2値の画像デ
ータを圧縮する方式としては、MH(modified Huffma
n)方式、MR(modified READ )方式、MMR(modif
ied modified READ)方式等が採用されている。MH方
式は、行方向に1次元的に発生する黒また白の連続する
長さを、発生頻度の高いものほど短く符号化するもので
ある。また、MRおよびMMR方式は、MH方式の1次
元符号化を基本に、2次元方向にも符号化を考慮して圧
縮率を改善するものである。MR方式では、MH方式に
よる1行目の符号化に続いて、2行目からはその差分に
より符号化し、さらに差分符号化の行数(k)を限定
し、k行目毎にMH方式で符号化するものである。
【0047】上記の構成において、ディジタル複写機の
スキャナ部11、即ち読取部62にて読み取られた原稿
の画像データは画像処理部50にて所定の処理が行われ
た後、メモリ54、即ち第1メモリ63bから第2メモ
リ63dに転送されて保存される。また、他の複写機
等、他の装置から通信回線によって転送されてきた画像
データも、第2メモリ63dに保存される。この場合、
第2メモリ63dに記憶された画像データには画像N
o.が設定され、この画像データに関する情報、即ち、
画像No.、保存時期(記憶日)、呼出し頻度・時期、
圧縮・消去属性、画像データ、画像データのデータ量
が、第1メモリ63b、第1メモリ63bおよび呼出回
数・時期計測部61b等に適宜記憶される。
【0048】上記の呼出し頻度・時期は、画像データが
第2メモリ63dに新たに記憶された後、ディジタル複
写機での印字等のために呼び出された頻度、およびその
呼出し時期であり、保存時期記憶部63cの記憶値、呼
出回数・時期計測部61bの計測値、およびタイマ61
aの計数値に基づいて得られる値である。圧縮・消去属
性は、上記呼出し頻度・時期に基づく圧縮・消去処理可
否の判定、および圧縮・消去禁止指定入力に基づいて設
定され、データ記憶装置60の圧縮・消去動作におい
て、各画像データに対する圧縮・消去の可/不可指定を
示すものである。
【0049】上記の圧縮・消去禁止指定入力による圧縮
・消去の不可指定は、次のようにして行われる。例え
ば、第2メモリ63dに画像データ1〜4が記憶されて
いる場合において、操作キー61dの入力操作により記
憶されている画像データのNo.を呼び出すと、表示部
61eには、例えば図6に示す表示が行われる。そこ
で、操作キー61dにより画像データ2・3を半永久的
に圧縮・消去を禁止する画像データとして指定すると、
表示部61eは図7に示す表示に変化し、その画像N
o.が例えば第2メモリ63dに圧縮・消去禁止画像N
o.として記憶される。
【0050】次に、データ記憶装置60における画像デ
ータについての保存動作を図1のフローチャートに基づ
いて説明する。
【0051】先ず、圧縮・消去制御部61cは、ディジ
タル複写機の画像形成動作を制御する図示しない制御部
との通信によって、複写機がコピー動作不可能な状態で
あるか否かを判定する(S1)。このコピー動作不可能
な状態とは、例えば、電源スイッチON直後のウォーム
アップ時、画質調整時、トナー補給時の状態である。
【0052】次に、呼出回数・時期計測部61bに含ま
れているカレンダーメモリからその当日の日付を読み取
る(S2)。次に、画像No.1の数字1を変数nに代入
し(S3)、数字nにて指定されるNo. が圧縮・消去
を行ってもよい画像であるか否か、即ち、圧縮・消去禁
止画像である否かを判定する(S4)。
【0053】この判定において、その画像が圧縮・消去
禁止の画像であればS12へ移行する一方、圧縮・消去
禁止の画像でなければ、その画像の保存時期、即ち記憶
日を保存時期記憶部63cから読み出す(S5)。次
に、この記憶日と呼出回数・時期計測部61bによる計
測値とに基づき、例えば過去の所定期間内においてその
画像が呼び出された頻度が規定値以下であるか否かを判
定する(S7)。
【0054】S7での判定において、上記頻度が規定値
以下でなければ、圧縮・消去不可データであるのでS1
2へ移行する一方、上記頻度が規定値以下であれば、圧
縮・消去不可データでないので、消去時期計測部65a
の計測値によりその画像についての消去時期を確認し
(S8)、その画像が消去時期を超過しているか否か、
即ちその画像について消去時期が到来しているか否かを
判定する(S9)。この判定において、判定結果がYE
Sであれば、その画像を消去処理部65bにより消去し
て(S14)、S12へ移行する。
【0055】また、上記の判定結果がNOであれば、圧
縮時期計測部64aの計測値によりその画像についての
圧縮時期を確認し(S10)、その画像が圧縮時期を超
過しているか否か、即ちその画像について圧縮時期が到
来しているか否かを判定する(S11)。この判定にお
いて、判定結果がYESであれば、その画像を圧縮処理
部64bにより圧縮して(S15)、S12へ移行する
一方、判定結果がNOであれば、そのままS12へ移行
する。
【0056】S12においてはnにn+1を代入して画
像番号を順次変更していき、S4に戻ってそれ以下の動
作を繰り返す。その後、第2メモリ63dに記憶されて
いる全ての画像データについて以上の処理が終了すると
(S13)、動作を終了する。
【0057】上記S5、S6およびS7に示す処理は、
第2メモリ63dに記憶されている所定の画像データに
対して、例えば図8に示すように、呼び出される間隔が
1カ月以内の場合にその呼出し回数をカウントしてい
き、その値が規定値以上、例えば5回以上となったとき
に、S12へ移行してその画像データに対する圧縮・消
去を不可とするものである。
【0058】また、上記S8、S9およびS14の消去
処理は、例えば図9に示すように、画像データの記憶日
から6カ月経過後に、100KBの画像データを消滅さ
せるものである。
【0059】また、上記S10、S11およびS15の
圧縮処理は、例えば図10において、画像データの記憶
日から1カ月経過後に、100KBの画像データを25
KBの画像データに圧縮する処理である。尚、本実施例
においては、圧縮時期と消去時期がそれぞれ記憶日から
1カ月後と6カ月後に設定されているので、圧縮・消去
禁止の指定がなく、かつ呼出し頻度が規定値以下である
所定の画像データに対して、図11に示すように、先ず
記憶日から1カ月後に圧縮が行われ、記憶日から6カ月
後に消去が行われるものとなる。
【0060】尚、上記の圧縮・消去処理は、ディジタル
複写機がS1に示したコピー動作不可状態からコピー動
作可能状態へ移行した場合に中断され、次回のコピー動
作不可状態において引き続き行われる。
【0061】上記のように、本データ記憶装置60で
は、第2メモリ63dに消去時期を超過して記憶されて
いる画像データは消去され、圧縮時期を超過して記憶さ
れている画像データは圧縮されるようになっている。従
って、限られた記憶容量を効率良く利用し、その記憶容
量内において必要な画像データを効率良く蓄積していく
ための処理が自動的に行われるので、使用者の負担を軽
減することができる。
【0062】また、呼出し頻度が規定値を越えている画
像データ、即ち重要度が相対的に高い画像データに対し
ては、圧縮および消去が行われないようになっているの
で、重要な画像データのみを効率良く保存しておくこと
ができる。
【0063】また、非常に重要な画像データについて
は、これを予め消去・圧縮禁止データとして指定可能で
あるので、この画像データについての圧縮および消去を
防止することができ、重要な画像データを確実に保存し
ておくことが可能である。また、上記の圧縮および消去
の処理は、ディジタル複写機のコピー動作不可状態にお
いて行われるので、複写機の稼働率を低減されることも
ない。
【0064】尚、本実施例においては、第2メモリ63
dに記憶されている画像データに対して、圧縮と消去と
を行うものとなっているが、何れか一方のみを行うもの
であってもよい。
【0065】また、消去・圧縮禁止入力によって消去と
圧縮とを禁止するものとなっているが、消去のみの禁止
を指定するものであってもよい。同様に、呼出し頻度が
規定値を越えている場合に、消去と圧縮とを不可とする
ものとしているが、消去のみを不可とするものであって
もよい。さらに、消去を不可とする呼出し頻度の規定値
と圧縮を不可とする呼出し頻度の規定値とが個別に設定
されているものであってもよい。
【0066】また、呼出頻度が規定値以下の画像データ
については、そのときの消去あるいは圧縮時期の到来に
関係なく消去・圧縮処理を行わないものとしているで、
実質的にその画像データについての消去・圧縮処理時期
を延長するものとなっているが、その画像データについ
て、圧縮時期計測部64aおよび消去処理部65bに設
定されている消去・圧縮時期を圧縮・消去制御部61c
の制御により具体的に変更するものであってもよい。
【0067】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図5、
図12および図13に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0068】本実施例のデータ記憶装置60は、図5に
示す構成を備え、図12に示す動作を行うものとなって
いる。尚、図5に示した呼出回数・時期計測部61b
は、呼出時期のみを計測するものでよい。
【0069】本データ記憶装置60は、図12に示すよ
うに、S23において指定されたNo.の画像データが
圧縮・消去禁止データでない場合(S24)、その画像
データの保存時期を読み出した後(S25)、その画像
データについての過去の呼出し時期を求める(S2
6)。次に、その画像データについて過去に呼出し、即
ちコピー画像として出力されたことがあれば、消去時期
と圧縮時期をその呼出し時期を起点とするそれぞれ例え
ば6カ月後と1カ月後に変更する(S36)。そして、
変更後の消去および圧縮時期に基づいてそれ以下の処理
を行う。一方、S27において過去に呼出しがなかった
場合には、当初に設定されている消去および圧縮時期に
基づいてそれ以下の処理を行う。
【0070】尚、S26、S27およびS36以外のS
21〜S25およびS28〜S35の動作は、前記図1
に示したS1〜S5およびS8〜S15の動作と同一で
あり、ここでの説明は省略する。
【0071】例えば上記S26、S27、S36、S3
0およびS35における、過去に呼出しがあった画像デ
ータについての圧縮処理は、図13に示すように、第2
メモリ63dに記憶されている所定の画像が、例えば呼
出し時期より1カ月後に圧縮されるものとなる。
【0072】上記のような動作では、第2メモリ63d
の保存データを当初に設定された圧縮・消去時期に応じ
て単に処理する場合と比較して、第2メモリ63dの限
られた記憶容量内において、使用頻度の高い画像デー
タ、即ち相対的に重要度の高い画像データを保存してお
くことが可能となる。その他の機能については、前記実
施例1に示した通りである。
【0073】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例を
図5および図14に基づいて以下に説明する。尚、説明
の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を有
する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0074】本実施例のデータ記憶装置60は、図5に
示す構成を備え、新規画像データの入力命令があったと
きに、図14に示す動作を行うものとなっている。従っ
て、本データ記憶装置60においては、図5に示した圧
縮時期計測部64a、消去時期計測部65aおよび呼出
回数・時期計測部61bが不要となる。そして、本実施
例においては、圧縮・消去制御部61cにより新規保存
データ量検出手段、残存容量検出手段および判定手段が
構成され、圧縮・消去制御部61cと圧縮処理部64
b、および圧縮・消去制御部61cと消去処理部65b
により各々残存容量増加処理手段が構成されている。
【0075】図14において、新規の画像データについ
ての記憶命令が操作キー61dによって入力されると
(S41)、読取部62によってその画像が読み取ら
れ、得られた画像データが第1メモリ63bに記憶され
る。圧縮・消去制御部61cは、第1メモリ63bに記
憶されている新規に入力された画像データ量を認識し、
第2メモリ63dにこれを記憶するだけの空き容量があ
るか否かを判定する(S42)。
【0076】この判定において、空き容量があればS5
2に移行して、新規の画像データを第2メモリ63dに
記憶させる。一方、空き容量がなければ、表示部61e
に「空き容量不足」のメッセージと不足分の容量を表示
させる(S43)。これに続いて、既存のデータを古い
順に処理することの可否の入力を求めるメッセージを表
示させる(S44)。上記の処理は画像データの圧縮処
理または消去処理である。
【0077】その後、処理可の入力があると(S4
5)、処理すべき画像データのNo.を記憶日の最も古
いデータ(n=1のデータ)に設定し(S46)、その
画像データに対して圧縮または消去の処理を行う(S4
7)。この処理により空き容量が確保されると(S4
8)、S52に移行して新規データを記憶させる。
【0078】一方、空き容量が確保されなければ、順次
古い画像データに対して処理を行い(S49・S4
7)、空き容量が得られると、新規データを記憶させ
る。
【0079】また、S45において処理不可の入力があ
れば、表示部61eに「既存データを圧縮または消去し
て空き容量を作ってください。」というメッセージを表
示させる(S50)。その後、使用者が上記メッセージ
に応じて手動操作により処理を行い、空き容量が確保さ
れると(S51)、新規データを第2メモリ63dに記
憶させる。
【0080】上記の動作は、例えば圧縮処理についてさ
らに具体的に示すと下記のものとなる。この場合、各条
件が下記のように設定されているものとする。 第2メモリ63dの容量:100MB 既存の画像データ数 :10個 古い順に、n=1;10MB、n=2;5MB n=3;6MB、…… 既存の画像データ量合計:95MB 新規画像データの量 :20MB 画像データ圧縮比 :20%(圧縮後のデータ量は
80%) 従って、新規の画像データ(20MB)の保存に要する
容量を得る計算式は以下のようになる。
【0081】現在の第2メモリ63dの空き容量:10
0−95=5(MB) 圧縮後の各画像データ量 n=1:10×0.8=8
(MB) n=2: 5×0.8=4(MB) n=3: 6×0.8=4.8(MB) 即ち、n=3の画像データまでの圧縮により得られる記
憶容量は、5+8+4+4.8=21.8(MB)>20
(MB)となり、第2メモリ63dに20MBの新規の
画像データを記憶することができる。
【0082】尚、上記の動作においては、S44および
S45により、使用者による処理可否の入力に応じた処
理を行うものとなっているが、例えば、S44にて既存
データを古い順に処理する旨の表示を行い、S45にて
例えば所定時間の経過を待ち、この間に使用者により処
理禁止の入力がなかった場合に、処理を実行するように
してもよい。
【0083】上記のように、本実施例のデータ記憶装置
60においては、保存すべき新規の画像データが入力さ
れる毎に、第2メモリ63dにおける既存の画像データ
が圧縮あるいは消去され、この処理が使用者の処理可否
の指令に基づき自動的に行われるので、使用者に負担を
強いることなく、記憶手段に保存されているデータに対
する影響を最少限に抑えた状態で、即ち限られた記憶容
量を効率良く利用して、その記憶容量内において必要な
データを効率良く保持することができる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のデータ
記憶装置は、記憶手段に各データが保存された時期を記
憶する保存時期記憶手段と、時間を計る計時手段と、残
存容量増加処理手段による処理を行うべき処理時期を記
憶する処理時期記憶手段と、上記保存時期記憶手段、計
時手段および処理時期記憶手段の情報に基づき、上記記
憶手段に保存されているデータのうちから上記処理時期
が経過しているデータを検出し、このデータに対して記
憶手段の残存容量を増加させるための処理を行う残存容
量増加処理手段とを備えている構成である。
【0085】これにより、本データ記憶装置は、使用者
に負担を強いることなく、限られた記憶容量を効率良く
利用し、その記憶容量内において必要なデータを効率良
く保持することができるという効果を奏する。
【0086】また、請求項2の発明のデータ記憶装置
は、請求項1の発明のデータ記憶装置において、上記記
憶手段からの各データの呼出頻度を計測する呼出頻度計
測手段と、上記処理時期記憶手段に記憶されている処理
時期を、上記呼出頻度の高いデータのものが延長される
ように変更する処理時期変更手段とを備えている構成で
ある。
【0087】これにより、本データ記憶装置は、請求項
1の発明の効果に加え、相対的に重要度の高いデータを
適切に判別することができ、その重要度の高いデータに
ついては元の状態のまま迅速に取り出せる状態で保存す
ることができるという効果を奏する。
【0088】また、請求項3の発明のデータ記憶装置
は、請求項1または2の発明のデータ記憶装置におい
て、上記記憶手段から呼び出されたデータを可視化して
出力する出力装置に備えられ、この出力装置によるデー
タの可視化出力ができないときに、上記残存容量増加処
理手段の処理動作が行われる構成である。
【0089】これにより、本データ記憶装置は、請求項
1または2の発明の効果に加え、出力装置、例えはディ
ジタル複写機の稼働率の低下を防止することができると
いう効果を奏する。
【0090】また、請求項4の発明のデータ記憶装置
は、記憶手段に新規に保存されるデータの量を検出する
新規保存データ量検出手段と、上記記憶手段の残存容量
を検出する残存容量検出手段と、これら新規保存データ
量検出手段と残存容量検出手段との情報に基づいて、新
規のデータを記憶手段に保存可能であるか否かを判定す
る判定手段と、新規のデータを記憶手段に保存不可能で
あるとき、新規のデータを保存するのに必要なだけの残
存容量が得られるように、上記記憶手段に保存されてい
るデータに対して記憶手段の残存容量を増加させるため
の処理を行う残存容量増加処理手段とを備えている構成
である。
【0091】これにより、本データ記憶装置は、使用者
に負担を強いることなく、記憶手段に保存されているデ
ータに対する影響を最少限に抑えた状態で、即ち限られ
た記憶容量を効率良く利用して、その記憶容量内におい
て必要なデータを効率良く保持することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデータ記憶装置の動作を示
すフローチャートである。
【図2】上記データ記憶装置を備えるディジタル複写機
の全体構造を示す正面図である。
【図3】上記ディジタル複写機が備える画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図4】上記データ記憶装置の基本構成を示すブロック
図である。
【図5】図4に示した構成を具体化して示すブロック図
である。
【図6】図5に示した表示部における画像データNo.
の表示例を示す説明図である。
【図7】上記画像データNo.についての消去禁止指定
の表示例を示す説明図である。
【図8】上記データ記憶装置における呼出し頻度による
消去・圧縮禁止動作の説明図である。
【図9】上記データ記憶装置における消去動作のの説明
図である。
【図10】上記データ記憶装置における圧縮動作のの説
明図である。
【図11】上記データ記憶装置における圧縮動作とこれ
に続く消去動作との説明図である。
【図12】本発明の他の実施例のデータ記憶装置の動作
を示すフローチャートである。
【図13】図12に示したデータ記憶装置における圧縮
動作を示す説明図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例のデータ記憶装置
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ディジタル複写機(出力装置) 60 データ記憶装置 61a タイマ(計時手段、呼出頻度計測手段) 61b 呼出回数・時期計測部(呼出頻度計測手段) 61c 圧縮・消去制御部(新規保存データ量検出手
段、残存容量検出手段、処理時期変更手段、判定手段) 63c 保存時期記憶部(保存時期記憶手段) 63d 第2メモリ(記憶手段) 64a 圧縮時期計測部(処理時期記憶手段、残存容量
増加処理手段) 64b 圧縮処理部(残存容量増加処理手段) 65a 消去時期計測部(処理時期記憶手段) 65b 消去処理部(残存容量増加処理手段、残存容量
増加処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/60

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたデータを記憶して保存する記憶
    手段を備え、この記憶手段に保存されているデータを呼
    び出して出力するデータ記憶装置において、 上記記憶手段に各データが保存された時期を記憶する保
    存時期記憶手段と、 時間を計る計時手段と、 残存容量増加処理手段による処理を行うべき処理時期を
    記憶する処理時期記憶手段と、 上記保存時期記憶手段、計時手段および処理時期記憶手
    段の情報に基づき、上記記憶手段に保存されているデー
    タのうちから上記処理時期が到来しているデータを検出
    し、このデータに対して記憶手段の残存容量を増加させ
    るための処理を行う残存容量増加処理手段とを備えてい
    ることを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 【請求項2】上記記憶手段からの各データの呼出頻度を
    計測する呼出頻度計測手段と、 上記処理時期記憶手段に記憶されている処理時期を、上
    記呼出頻度の高いデータのものが延長されるように変更
    する処理時期変更手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 【請求項3】上記記憶手段から呼び出されたデータを可
    視化して出力する出力装置に備えられ、この出力装置に
    よるデータの可視化出力ができないときに、上記残存容
    量増加処理手段の処理動作が行われることを特徴とする
    請求項1または2に記載のデータ記憶装置。
  4. 【請求項4】入力されたデータを記憶して保存する記憶
    手段を備え、この記憶手段に保存されているデータを呼
    び出して出力するデータ記憶装置において、 上記記憶手段に新規に保存されるデータの量を検出する
    新規保存データ量検出手段と、 上記記憶手段の残存容量を検出する残存容量検出手段
    と、 これら新規保存データ量検出手段と残存容量検出手段と
    の情報に基づいて、新規のデータを記憶手段に保存可能
    であるか否かを判定する判定手段と、 新規のデータを記憶手段に保存不可能であるとき、新規
    のデータを保存するのに必要なだけの残存容量が得られ
    るように、上記記憶手段に保存されているデータに対し
    て記憶手段の残存容量を増加させるための処理を行う残
    存容量増加処理手段とを備えていることを特徴とするデ
    ータ記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313766A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Murata Mach Ltd 画像読取装置および画像読取記録装置
US6917379B1 (en) 1999-03-26 2005-07-12 Seiko Epson Corporation Image data processing system with a remote memory device

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US6917379B1 (en) 1999-03-26 2005-07-12 Seiko Epson Corporation Image data processing system with a remote memory device
JP2001313766A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Murata Mach Ltd 画像読取装置および画像読取記録装置

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