JPH08130521A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JPH08130521A
JPH08130521A JP6266635A JP26663594A JPH08130521A JP H08130521 A JPH08130521 A JP H08130521A JP 6266635 A JP6266635 A JP 6266635A JP 26663594 A JP26663594 A JP 26663594A JP H08130521 A JPH08130521 A JP H08130521A
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JP
Japan
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video signal
recording
data
control
signal
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Application number
JP6266635A
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English (en)
Inventor
Tokuichi Ito
徳一 伊藤
Hiroyuki Fujita
裕之 藤田
Yuichi Kojima
雄一 小島
Atsuo Matsuyama
敦男 松山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to EP95307753A priority patent/EP0711073B1/en
Priority to DE69534834T priority patent/DE69534834T2/de
Priority to KR1019950039518A priority patent/KR100401400B1/ko
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Priority to DE69536013T priority patent/DE69536013D1/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放送局のシステムのような映像信号の品質や同
期に関する制約が厳しいシステムの構築に適した映像信
号記録再生装置を実現する。 【構成】映像信号用同期信号に同期して映像信号の入力
が可能な映像信号高能率符号化装置10と、映像信号用
同期信号に同期して復元映像信号を出力することが可能
な映像信号復号装置13と、映像信号高能率符号化装置
の出力データを映像信号用同期信号に同期して記録再生
するデータ蓄積装置12と、データ伝送用媒体を複数接
続して映像信号用同期信号に同期して回線交換を行う回
線交換装置12と、映像信号用同期信号に同期して映像
信号高能率符号化装置10、データ蓄積装置12および
回線交換装置11の制御を実行する同期システム制御実
行装置16と、同期システム制御実行装置16に上位応
用システムから発せられる制御命令を伝達する制御命令
伝達装置15を用いてシステムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル映像信号を記
録、再生する装置に関し、高能率符号化装置及び復号装
置、ディスク等のデータ蓄積装置、高速のデータ伝送媒
体、回線交換装置等と多数用いて、特に大規模な高品質
映像信号記録再生システムを構築し、それを基準となる
基準同期信号に同期させて動作させるための技術とし
て、たとえば放送局における映像信号のサーバーシステ
ム等を実現するために適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば放送局において、ニュー
ス映像を製作するにあたり、ビデオテープレコーダを内
蔵したカメラ等で収録された素材映像は、デープの状態
で個別に管理される。そして、編集者が必要に応じて素
材映像が記録されたテープを編集室のビデオテープレコ
ーダを用いて再生し、再生した複数の素材映像の組合わ
せにより実際に放送するニュース映像を別個のテープ上
に製作していた。
【0003】しかしながら、素材映像の管理をそれが記
録されているテープの状態のままで行う場合、特に単一
のニュース映像の製作に多数の素材映像を使用するよう
な場合には、多数の素材映像の中から必要なものを選択
するための業務効率が悪く、また素材映像が収録されて
いるテープの保管場所から編集室への運搬の必要もあ
り、さらに複数の編集者による素材映像の共用も容易で
はない。また、テープ上に製作されたニュース映像は、
一般にそれぞれ送出用のビデオテープレコーダまたはそ
れを内蔵するカートマシンに人的資源により運搬され装
填されるが、送出段におけるニュース映像の管理や送出
順序の入替え等の操作も効率的かつ信頼性高く行うこと
が容易ではなかった。したがって、素材映像や放送用映
像の一元的管理と運用や、素材映像の共用を容易とす
る、コンピューティングシステムで用いられるようない
わゆるサーバーシステムの実現が望まれている。
【0004】図5に、コンピューティングシステムで用
いられるサーバーシステムと類似の概念で映像信号用の
サーバーシステム500を構成する一例を示す。図5に
示すように、このサーバーシステム500は、コンピュ
ータの基本要素であるCPU501、ROM502、R
AM503と、高速のバス504、デバイスインタフェ
ース505−1〜505−mを介して接続されるデータ
蓄積装置506−1〜506−m、入出力インタフェー
ス507−1〜507−nを介して接続される映像信号
高能率符号化装置508−1〜508−n、およびそれ
に対応する映像信号復号装置509−1〜509−nで
基本的に構成される。そして、さらに上位の応用システ
ムが別個のコンピュータ上に実現されている場合、LA
N510とシステム500を接続するためのLAN用イ
ンタフェース511が装備される。
【0005】システム500において、映像信号記録時
には、入力映像信号S50は、映像信号高能率符号化装
置508において高能率符号化されて高能率符号化映像
データS51となり、入出力インタフェース507を介
して高速のバス504に転送される。バス504に転送
された高能率符号化映像データは、通常データ流量制御
等のためにRAM503への一次的な蓄積がなされた
後、再びバス504に転送され、デバイスインタフェー
ス505を介してデータ蓄積装置506に記録される。
【0006】一方、映像信号再生時には、データ蓄積装
置506に蓄積されていた高能率符号化映像データは、
デバイスインタフェース505を介して再生された後、
高速のバス504に転送される。バス504に転送され
た高能率符号化映像データは、記録時と同様に、データ
流量制御等のためRAM503への一時的な蓄積がなさ
れた後、再びバス504に転送され、入出力インタフェ
ース507を経由して映像信号復号装置509の入力デ
ータS52となる。映像信号復号装置509は、入力デ
ータS52から映像信号S53を復号してシステム50
0から出力する。
【0007】上記記録および再生を行うにあたり、入出
力インタフェース507−1〜507−n、バス50
4、デバイスインタフェース505−1〜505−mは
いずれも応用システムからの命令をLAN510、LA
N用インタフェース511、バス504、RAM503
を介して伝達されたCPU501の制御下において動作
する。なお、動作命令が応用システムではなく、映像信
号の入出力側から供給される場合は、図5中に破線で示
すような入出力インタフェース507に接続される制御
線S54が必要である。この場合、制御線S54より供
給される命令は、入出力インタフェース507、バス5
04、RAM503を介してCPU501に伝達され、
CPU501による制御に反映されるように構成され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上、一例としてコン
ピューティングシステムで用いられている従来技術の延
長線上での映像信号用サーバーシステム構成について述
べたが、上述するような構成で放送局において扱う高品
質の映像信号の記録再生を前提とするサーバーシステム
を実現することは、以下の理由により必ずしも好適では
ない。
【0009】まず、第1に放送局で使用可能な水準の高
品質の映像信号を扱う上で障害となる点としては、バス
のデータ転送能力の不足によるシステム規模およびその
拡張性についての制約が挙げられる。現行テレビジョン
映像信号をディジタル化して得られるデータの速度は1
00メガビット/秒以上であり、これを高能率符号化し
て得られる映像信号高能率符号化データも、編集加工に
よる劣化を前提とすれば、たとえばCCIR勧告723
に記載されているように、30メガビット/秒すなわち
4メガバイト/秒程度となる。ここで、たとえば、8人
の編集者が素材映像を共有して、同時に2素材をアクセ
スするいわゆるABロールの編集を行うことを可能とす
るシステムを実現しようとすれば、RAM503を介す
ることも考慮に入れてバス504上には3(同時2素材
の再生と1編集映像の記録)×2(RAMへの往復)×
8(編集者数)の48本の映像信号高能率符号化データ
が同時に存在することになる。したがって、バスには映
像信号高能率符号化データのみのために192メガバイ
ト/秒の実効転送速度が求められることとなる。さら
に、入出力インタフェースへの転送は瞬断なくなされな
ければならないという放送局用映像信号サーバーシステ
ム固有の制約もあり、バスおよびRAMの制御を行うC
PUの処理能力も問題となる。加えて、一般的な高性能
コンピュータにおけるバスの物理的転送速度が100メ
ガバイト/秒程度であり、たかだか8人程度の編集者が
素材映像を共有することを可能とするシステム規模であ
っても、その実現は技術的に必ずしも容易ではない。ま
たあえて実現するとしても、専用のハードウエアの構築
が必要であり、コスト的にも合理的ではない。
【0010】第2に放送局で使用可能なシステムを実現
する上で障害となる点としては、システムの外部同期に
対する同期従属性が挙げられる。通常、放送局内システ
ムにおいては、映像信号用の基準同期信号に厳密に同期
して映像信号の伝送や送出が行われるため、既存装置と
の接続を容易とするためにも、サーバーシステムの映像
信号入出力は基準同期信号に同期してなされることが必
要であるが、基本的に非同期で動作するコンピュータを
核に捉えたシステムでこれを実現することが必ずしも容
易ではない。すなわち、データの転送と交換を非同期の
バスとRAMを用いて行う構成では、本来基準同期信号
に同期して入出力がなされる映像のデータがシステム内
で必然的に非同期の系を通過することになり、同期非同
期変換が必要となる。そのため、装置の規模やコストの
増大を招く。
【0011】第3に放送局で使用可能なシステムを実現
する上で障害となる点としては、上述したデータの転送
と交換を非同期のバスとRAMを用いて行う処理や同期
非同期変換の処理において生じるシステム遅延による運
用上の障害が挙げられる。システム遅延については、編
集作業等において遅延の絶対量の大きさが問題となる
他、タイムラインを前提としたシステムオートメーショ
ンにおいて遅延量が固定されるか否かも問題となる。遅
延の絶対量については、たとえば図5の構成では、再生
時にデバイスインタフェース505−1〜505−m、
RAM503、入出力インタフェース507−1〜50
7−nの3か所でメモリを用いたデータ流量の制御が必
要であるため、編集作業で求められる応答性能を満たす
ことは基本的に困難であり、また遅延量の固定について
は、システムの根幹が非同期で動作するため、保障する
ことが容易ではない。
【0012】第4に放送局で使用可能なシステムを実現
する上で障害となる点としては、データ蓄積手段の故障
に備える等のためにデータ蓄積手段間の高速なデータ転
送が必要である場合、前述したバスの能力の問題等によ
り、転送速度を十分に確保できないことが挙げられる。
また、図5の構成では、異なるサーバーシステムのデー
タ蓄積間でのデータ転送は、LAN510を経由して行
われることとなるが、既存のLANではたとえばイーサ
ネットの転送能力が10メガビット/秒程度であり、転
送に多くの時間を要することになって実用に耐えない。
【0013】第5に放送局で使用可能なシステムを実現
する上で障害となる点としては、サーバーシステムへの
データの記録と再生が、たとえばシステム外部の制御装
置からの制御によりなされる場合に、前述した同期や遅
延の問題等が生じることが挙げられる。これを実現する
ためには、たとえば図5に破線で示すような専用の制御
線S54を入出力インタフェース507−1〜507−
nに接続する必要があるが、この場合、制御命令はバス
504を介してCPU501に伝達され再びバス504
を介してデバイスインタフェース505−1〜505−
mと入出力インタフェース507−1〜507−nを伝
達されるため、命令自体の伝達に遅延を生じてしまうこ
ととなる。また、仮に遅延のない制御が可能であって
も、データについてのシステム遅延の問題が解決されて
いなければ実用的な動作は期待できない。
【0014】第6に放送局で使用可能なシステムを実現
する上で障害となる点としては、従来技術の延長線上の
コンピュータ技術を核とするサーバーシステムでは、デ
ータの転送と交換がバスおよびRAMを使用して行われ
るため、上述するようなバスの能力の問題等により、劣
化のないベースバンドディジタル映像信号の転送や交換
が困難であり、全ての映像信号に対して高能率符号化を
適用せざるを得ないことが挙げられる。高能率符号化
は、ハードウエア資源の有効利用のためには優れた技術
ではあるが、高能率符号化の適用によって映像信号の品
質に問題を生じる素材映像も確立的に存在するため、稀
ではあっても映像信号の品質が放送局で許容できない水
準となることが起こり得る。
【0015】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、放送局のシステムにおい
て、放送局の業務規模や、同一の局であってもシステム
を適用する業務の種類により必要となるサーバーシステ
ムの規模も機能も異なり、加えて規模も機能も変更が容
易である構成が望まれることを考慮に入れ、システムの
規模およびその拡張性についての制約が少ないシステム
を容易かつ安価に構成できる映像信号記録再生装置を提
供することにある。
【0016】また、本発明の第2の目的は、通常放送局
内システムにおいて、映像信号用の基準同期信号に厳密
に同期して映像信号の伝送や送出が行われ、既存装置と
の接続を容易にする必要があることを考慮に入れ、外部
同期に対する同期属性の高いシステムを容易かつ安価に
構成でき、たとえば映像のデーダが基準同期信号に同期
して入出力されることを考慮して、システム内部におけ
るデータの転送と交換も基準同期信号に同期して行うこ
とができる映像信号記録再生装置を提供することにあ
る。
【0017】また、本発明の第3の目的は、システム内
部で遅延を生じる箇所を極力削減でき、制御を司る部分
の応答能力を十分に高めることができる装置、具体的に
は、データの転送と交換を同期で行うことができ、同期
非同期変換の処理が必要な箇所を削減でき、同期信号に
同期して動作するシステムを実現できる映像信号記録再
生装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の第4の目的は、データ蓄積
装置間のデータ転送がシステムの使用者に感知されずに
なされ、データの転送と交換を高速にかつ独立に行うこ
とが可能で、しかも他の処理に及ぼす影響が少ない映像
信号記録再生装置を提供することにある。
【0019】また、本発明の第5の目的は、外部からの
制御命令の伝達を高速に行うことができる映像信号記録
再生装置を提供することにある。
【0020】また、本発明の第6の目的は、少なくとも
データの転送および交換に関して、劣化のないベースバ
ンドディジタル映像信号の状態でも自在に行え、併せて
既存のシステムや装置との接続性が容易な映像信号記録
再生装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の映像信号記録再生装置は、基準同期信号に
同期して映像信号を入力する少なくとも一つの映像信号
入力手段と、上記映像信号入力手段により入力された映
像信号を基準同期信号に同期して記録再生可能な少なく
とも一つのデータ蓄積手段と、基準同期信号に同期し
て、上記映像信号入力手段と上記データ蓄積手段との間
の複数のデータ伝送用媒体、並びに上記データ蓄積手段
と再生映像信号の出力ラインとの間の複数のデータ伝送
用媒体を交換可能な回線交換手段と、映像信号の記録時
には、記録命令に応じて上記回線交換手段に所定の回線
を設定させ、基準同期信号に基づき上記データ蓄積手段
を制御して設定した回線を伝送された入力映像信号を記
録させ、再生時には、再生命令に応じて上記回線交換手
段に所定の回線を設定させ、基準同期信号に基づき上記
データ蓄積手段を制御して映像データを再生させて、設
定した回線に送出させる制御手段とを有する。
【0022】より具体的には、符号化能率可変で映像信
号用同期信号に同期して映像信号の入力が可能な映像信
号入力(高能率符号化)手段と、その映像信号高能率符
号化手段に対応する映像信号用基準同期信号に同期して
復元映像信号を出力することが可能な映像信号復号手段
と、映像信号高能率符号化手段の最高の出力データ速度
のデータを映像信号用基準同期信号に同期して記録再生
することが可能でかつ記録再生速度可変なデータ蓄積手
段と、データ伝送用媒体を複数接続して映像信号用基準
同期信号に同期して回線交換を行うことが可能な回線交
換手段と、映像信号用基準同期信号に同期して上記映像
信号高能率符号化手段と映像信号復号手段とデータ蓄積
手段と回線交換手段の制御を実行することが可能な同期
システム制御実行手段と、同期システム制御実行手段に
上位応用システムから発せられる制御命令を伝達するこ
とが可能な制御命令伝達手段とを用いてシステムを構成
して、制御の流れと信号の流れを基本的に分離し、制御
系に関しては、上位応用システムの命令を受け付ける制
御命令伝達手段と、拡張が容易でかつ基準同期信号に同
期して動作する同期システム制御実行手段を別個に設け
て接続し、同期システム制御実行手段と多数の映像信号
高能率符号化手段、映像信号復号手段、データ蓄積手
段、回線交換手段を接続することにより、それらを基準
同期信号に同期して制御を行うことを可能とすると共
に、制御能力の面でシステム規模の柔軟性と拡張性を持
たせることを可能とし、信号系に関しては、映像信号高
能率符号化手段、データ伝送用媒体、回線交換手段、デ
ータ伝送用媒体、データ蓄積手段、データ伝送用媒体、
回線交換手段、データ伝送用媒体、映像信号復号手段の
順に接続して、基準同期信号に同期してデータの転送と
交換を可能とすることとし、さらにデータ蓄積手段のイ
ンタフェースを除いてデータの流量の制御が不要な構成
を可能として遅延に関する問題の軽減を図ることを可能
とした。
【0023】また、本発明においては、データ蓄積手
段、データ伝送用媒体、回線交換手段、データ伝送用媒
体、データ蓄積手段に順に接続して、データ蓄積手段間
のデータ転送を、データ蓄積手段およびデータ伝送媒体
のデータ転送能力の上限の速度で高速かつ他の処理に与
える影響なく独立に行うことを可能とした。また、本発
明においては、同期システム制御実行手段内に任意のデ
バイス間を結ぶ制御信号用回線を設定する機能を設け、
その機能を使用して制御信号の論理的な交換を行い、上
位応用システムを経由せずに制御信号用回線を介して下
位システムに含まれる任意のデバイス間の制御命令の伝
達および下位システム外部からの制御命令の高速な伝達
を可能とした。また、本発明においては、映像信号用同
期信号に同期してベースバンドディジタル映像信号の記
録再生が可能な映像信号記録再生手段と、ベースバンド
ディジタル映像信号の伝送が可能なデータ伝送用媒体
と、その交換が可能な回線交換手段とを使用し、それら
を同期システム制御実行手段により制御し、ベースバン
ドディジタル映像信号の記録再生が高能率符号化映像デ
ータ記録再生と同様に同一のシステムでなされることを
可能とした。
【0024】
【作用】本発明の映像信号記録再生装置によれば、たと
えば映像信号の記録時には、上位応用システムから発せ
られる記録制御命令が制御命令伝達手段によって同期シ
ステム制御実行手段に伝達され、同期システム制御実行
手段が伝達された命令に従って映像信号高能率符号化手
段の符号化能率の設定、および回線交換手段の制御によ
る映像信号高能率符号化手段とデータ蓄積手段を接続す
る回線の設定を実行した後に、映像信号用基準同期信号
を参照してデータ蓄積手段を制御する。これにより、入
力映像信号は設定された符号化能率で高能率符号化され
て高能率符号化映像データとなり、設定された回線によ
って伝送されてデータ蓄積装置に記録される。
【0025】映像信号の再生時には、上位応用システム
から発せられる再生制御命令が制御命令伝達手段によっ
て同期システム制御実行手段に伝達され、同期システム
制御実行手段が伝達された命令に従って回線交換手段の
制御によるデータ蓄積手段と映像信号復号手段を接続す
る回線の設定を実行した後に、映像信号用基準同期信号
を参照してデータ蓄積手段を制御する。これにより、蓄
積されていた高能率符号化映像データが再生され、設定
された回線を用いて映像信号復号装置に伝送され、映像
信号復号装置で復元された映像信号が映像信号用基準同
期信号に同期して出力される。
【0026】また、上位応用システムから発せられるデ
ータ蓄積手段間のデータ転送命令が制御命令伝達手段に
よって同期システム制御実行手段に伝達され、同期シス
テム制御実行手段が伝達された命令に従って回線交換手
段の制御による送信側データ蓄積手段と受信側データ蓄
積手段を接続する回線の設定を実行した後に、映像信号
用基準同期信号を参照して両データ蓄積手段を制御す
る。これにより、データ蓄積手段間の高能率符号化デー
タの転送が設定された回線のデータ伝送速度以下でかつ
データ蓄積手段のデータ記録再生速度以下の任意の速度
で行われる。
【0027】さらに、上位応用システムから発せられる
下位システム内制御設定命令が制御命令伝達手段によっ
て同期システム制御実行手段に伝達され、同期システム
制御実行手段が伝達された命令に従って同期システム制
御実行手段内に、任意のデバイス間を結ぶ制御信号用回
線を設定され、設定された制御信号用回線を介して下位
システムに含まれるデバイス間の実時間制御命令の転送
が行われる。
【0028】さらにまた、上位応用システムから発せら
れる記録再生制御命令が制御命令伝達手段によって同期
システム制御実行手段に伝達され、同期システム制御実
行手段が伝達された命令に従って回線交換手段の制御に
よりベースバンドディジタル映像信号の記録再生が可能
な映像信号記録再生手段とベースバンド映像信号入出力
の間を接続する回線の設定を実行した後に、映像信号用
同期信号を参照して映像信号記録再生手段を制御する。
これにより、映像信号用同期信号に同期してベースバン
ドディジタル映像信号の記録再生が行われる。
【0029】
【実施例】図1は、本発明に係る映像信号記録再生装置
としての映像信号用サーバーシステムの第1の実施例を
示すブロック図である。
【0030】図1において、ディジタル化された入力映
像信号S10は、符号化能率可変な映像信号高能率符号
化装置10−1〜10−nにそれぞれ入力され、高能率
符号化されて高能率符号化映像データS11aとなる。
各映像信号高能率符号化装置10−1〜10−nにおけ
る符号化能率については、同期システム制御実行装置1
6による制御信号S12により、あらかじめ設定されて
いる。また、高能率符号化装置10−10−nが入力映
像信号S10からクロックおよびフレームタイミングを
抽出して内部で用いるものとすれば、結果的に映像信号
用同期信号に同期して映像信号の入力を行うことが可能
となる。
【0031】高能率符号化映像データS11aは、放送
局用のルーティングスイッチャ等の回線交換装置11に
入力される。回線交換装置11では、回線交換先が同期
システム制御実行装置16による制御信号S13により
設定されている。したがって、回線交換装置11に入力
された高能率符号化映像データS11aは、設定された
経路をもって接続された所定のデータ蓄積装置12に、
入力高能率符号化映像データS11bとして伝搬され
る。高能率符号化映像データS11bは、同期システム
制御実行装置16による制御信号S14によってそれぞ
れ個別に制御されるデータ蓄積装置12−1〜12−n
に記録される。
【0032】データ蓄積装置12−1〜12−nは、た
とえば図2に示すように、データおよび制御形式変換装
置121と汎用のディスク装置122とで構成される。
図2において、ベースバンドディジタル映像信号を伝送
することが可能なデータ伝送用媒体によって伝送される
高能率符号化映像データS11bは、データおよび制御
形式変換装置121に入力され、ディスク装置122に
入力可能な形式に変換される。一方、ディスク装置12
2から再生されたデータは、データおよび制御形式変換
装置121に入力され、記録時と同等のデータ形式に変
換され、ベースバンドディジタル映像信号を伝送するこ
とが可能なデータ伝送用媒体によって伝送される再生高
能率符号化映像データS15となる。このデータおよび
制御形成変換装置121は、その制御形式が同期システ
ム制御実行装置16による制御信号S14に応じて、デ
ィスク装置122を制御可能な形式に変換される。
【0033】このような構成とすることにより、データ
および制御形式変換装置121と汎用のディスク装置1
22は、通常データと制御信号が混在する汎用の接続線
S120を介して接続することが可能であり、汎用のデ
ィスク装置122を用いた符号化映像データの記録再生
が可能となる。また、このような構成とすることによ
り、データ蓄積装置12は、ディスク装置122の最大
データ転送速度の範囲内で、記録再生速度を可変とする
ことも可能である。なお、ディスク装置122として
は、たとえば光磁気ディスク装置等が適用可能である。
【0034】再生高能率符号化映像データS15aは、
記録時と同様に回線交換装置11に入力される。回線交
換装置11では、回線交換先が同期システム制御実行装
置16による制御信号S13により設定されている。し
たがって、回線交換装置11に入力された再生高能率符
号化映像データS15aは、設定された経路をもって接
続された所定の映像信号復号装置13−1〜13−n
に、高能率符号化映像データS15bとして伝搬され
る。高能率符号化映像データS15bは、映像信号復号
装置13−1〜13−nにおいて、復元映像信号S16
に復号されシステム外、たとえば編集装置に出力され
る。図1の例では、映像信号復号装置13に制御信号は
入力されていないが、これは通常この種の復号装置が符
号化能率の変化に自動的に追従するように構成されてい
るためである。
【0035】また、本システムの制御系に関しては、ま
ず、単一または複数のコンピュータによって構成される
上位応用システム14から発せられる複数の独立した制
御命令S17aが、LANを経由して汎用の通信規約
(プロトコル)に準拠した形で通常1台のコンピュータ
で構成される制御命令伝達装置15に順次伝達される。
制御命令伝達装置15は、同期システム制御実行装置1
6との通信を可能とするためのプロトコル変換を行って
得られた制御命令S17bを同期システム制御実行装置
16に伝達する。
【0036】同期システム制御実行装置16は、たとえ
ば図3に示すように,複数のコンピュータ(以下、CP
Uユニットと称する)160−1〜160−nで構成さ
れる。各CPUユニット160−1〜160−nは、そ
れぞれ通信用インタフェース161、コンピュータの基
本構成要素であるCPU162,ROM163,RAM
164、および制御用インタフェース165がCPU1
62の制御下で動作するバス166に接続された形態で
基本的に構成される。複数のCPUユニット160−1
〜160−nは、通信用バス167と通信用インタフェ
ース161との接続によって結合され、通信用バス16
7は制御命令S17bの伝達のために制御命令伝達装置
15に接続される。
【0037】各CPUユニット160−1〜160−n
において、制御用インタフェース165には映像信号用
基準同期信号S18が供給される。制御用インタフェー
ス165は、それぞれ数台の被制御装置の制御を受け持
つように構成され、たとえば図1に示す制御信号S1
2,S13,S14のような複数の制御信号の入出力が
可能な制御線168を有する構成とされる。映像信号用
基準同期信号S18を、図3に示すように、通信用イン
タフェース161にも供給し、通信の高速化や通信のた
めに生ずる遅延時間の固定化に役立てても良い。また、
映像信号用基準同期信号S18に加えて局内タイムコー
ド等何らかの時刻情報も供給して、タイムラインに基づ
く制御を可能としても良い。
【0038】図3の構成においては、まず、制御命令S
17bが制御命令伝達装置15から通信用バス167に
供給される。各CPUユニット160−1〜160−n
の通信用インタフェース161は、それぞれが処理すべ
き制御命令を通信用バス167から取り込み、内部のバ
ス166に伝達する。内部バス166に取り込まれた制
御命令は、実際にデバイスを制御する実時間制御用の命
令に変換され、制御用インタフェース165に転送され
る。制御用インタフェース165では、映像信号用基準
同期信号S18を参照して、たとえばフレーム周期内の
正確なタイミングで各デバイスと通信することにより、
たとえば図1で示すところの制御信号S12,S13,
S14による制御を実現して、映像信号高能率符号化装
置10−1〜10−nにおける符号化能率の設定、回線
交換装置11の制御による映像信号高能率符号化装置1
0−1〜10−nあるいは映像信号復号装置13−1〜
13−nとデータ蓄積装置12−1〜12−nに接続す
る回線の設定あるいはその交換、記録再生におけるデー
タ蓄積装置12の動作制御を行う。
【0039】このような構成において、通信用バス16
7と通信用インタフェース161、および制御用インタ
フェース165を映像信号用基準同期信号S18に同期
させて動作させることとし、さらに、CPU162,R
OM163,RAM164における処理を限定すれば、
同期システム制御実行装置16内部における制御に関す
るシステム遅延量のフレーム期間単位での固定化は容易
に行える。また、制御用インタフェース165は、映像
信号用基準同期信号S18へ同期して正確なタイミング
で制御信号を発信することを優先することになるため、
各デバイスによって異なりかつ正確さが要求される制御
信号のタイミングに関する条件を容易に満足させること
が可能となる。また、通信用バス167の通信容量のみ
について余裕を持たせるようにすることで、CPUユニ
ット160の増設による同期システム制御実行装置16
の拡張も容易に行えるため、同期システム制御実行装置
16の制御下に入るデバイスや装置の数量の柔軟性は保
たれ、結果としてシステム規模の拡張性が保たれること
となる。
【0040】また、上位応用システム14からデータ蓄
積装置間のデータ転送命令が発せられた場合、以下に示
すような動作が行われる。すなわち、上位応用システム
14から発せられる蓄積装置間データ転送制御命令S1
7aは、制御命令伝達装置15に伝達され、そこで同期
システム制御実行装置16との通信を可能とするための
プロトコル変換される。同期システム制御実行装置16
は、プロトコル変換されて得られた制御命令S17bに
従い、映像信号用基準同期信号を参照して再生側のデー
タ蓄積装置12(a)、回線交換装置11、記録側のデ
ータ蓄積装置12(b)を適切なタイミングで制御し
て、データ蓄積装置12間のデータ転送を実行すること
となる。データ蓄積装置12間のデータ転送時には、再
生側のデータ蓄積装置12(a)は制御信号S14によ
って制御され、蓄積されていたデータを再生して再生デ
ータ列S15bを出力する。再生データ列S15bは、
放送局用のルーティングスイッチャ等の回線交換装置1
1に入力され、制御信号S13によってあらかじめ設定
されたように交換されて、記録側のデータ蓄積装置12
(b)に接続され、その入力データS11bとなる。入
力データS11bは、制御信号S14によって制御され
るデータ蓄積装置12(b)に記録される。
【0041】また、図3に示す同期システム制御実行装
置16の任意のデバイス間を結制御信号用回線を設定す
る機能を用いて制御信号の論理的な交換を行うことによ
り、上位応用システム14を経由することなく制御信号
用回線を介して下位システムに含まれる任意のデバイス
間の制御命令の伝達および下位システム外部からの制御
命令の高速な伝達を実現できる。この場合、以下に示す
ような動作が行われる。
【0042】たとえば上位応用システム14から発せら
れる制御命令伝達用論理回線設定命令S17aが、制御
命令伝達装置15に伝達され、それを受けた同期システ
ム制御実行装置16の通信用バス167の管理機能を有
する制御命令伝達装置15が、CPUユニット160−
1の通信用インタフェース161とCPUユニット16
0−2の通信用インタフェース161が専有できる通信
用バス167のタイムスロットを割り当てるとこによ
り、制御命令伝達用論理回線の設定が可能である。そし
て、CPUユニット160−1とCPUユニット160
−2との間の制御命令の伝達を行う場合、まず、CPU
ユニット161−1の制御用インタフェース165に接
続された装置から入力される制御信号は、内部バス16
6に供給され、CPU162の管理下でただちに通信用
インタフェース161に転送される。通信用インタフェ
ース161は、転送された制御命令を通信用バス167
に送出する。通信用バス167に送出された制御命令
は、CPUユニット160−2の通信用インタフェース
161によってCPUユニット160−2の内部バス1
66に転送され、CPU162の管理下でただちに通信
用インタフェース161に転送され、そこからCPUユ
ニット160−2の制御用インタフェース165に接続
された装置に供給されることとなる。
【0043】上述したシステムを採用することにより、
同期システム制御実行装置16内部における制御に関す
るシステム遅延量のフレーム期間単位での固定化は容易
に行える。また、制御用インタフェース165が映像信
号用基準同期信号S18へ同期して正確なタイミングで
制御信号を発信することを優先して各デバイスによって
異なりかつ正確さが要求される制御信号のタイミングに
関する条件を容易に満足させ、フレーム期間単位のシス
テム遅延があっても被制御デバイスが支障なく動作する
こととなる。
【0044】また、上述するシステム以外にも、同一の
制御用インタフェース165に接続されるデバイス間で
の制御命令の伝達も図3の構成で実施可能である。この
場合は、たとえば制御側(マスタ)のデバイスからの制
御命令S161は、制御用インタフェース165に入力
され、バス166およびRAM164を介して、再び制
御用インタフェース165に戻され、制御用インタフェ
ース165は映像信号用基準同期信号S18を参照して
上述したと同様に、正確なタイミングで制御命令S16
2を発することとなる。
【0045】図4は、本発明に係る映像信号記録再生装
置としての映像信号用サーバーシステムの第2の実施例
を示すブロック図である。本第2の実施例では、図1で
示す第1の実施例の構成に加えて、システムの回線交換
装置11にディジタルベースバンド映像信号入力S2
0、およびディジタルベースバンド映像信号出力S21
を付加し、データ蓄積装置12と同列に、たとえば通常
のディジタルビデオテープレコーダ20を配置して、同
一のシステム内で、ディジタルベースバンド映像信号と
高能率符号化映像データの双方の記録と再生を行うよう
に構成されている。
【0046】また、一旦ディジタルベースバンド映像信
号のままでディジタルビデオテープレコーダ20に記録
を行い、必要に応じて再生して映像信号高能率符号化装
置10を用いて高能率符号化を行い、データ蓄積装置1
2に記録して利用するようなことも可能である。
【0047】また、制御に関しては、データ蓄積装置1
2とディジタルビデオテープレコーダ20を置き換え、
映像信号高能率符号化装置10−1〜10−nおよび映
像信号復号装置13−1〜13−nの制御を除けば、上
述した第1の実施例の場合と同様に行うことが可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像信号
記録再生装置によれば、主に制御システムの規模の柔軟
性が得られることにより、システムの規模およびその拡
張性についての制約が従来よりも大幅に少ないシステム
の容易かつ安価な構成を実現できる。その結果、たとえ
ば放送局のシステムにおいて、放送局の業務規模や、同
一の局であってもシステムを適用する業務の種類によ
り、最適な規模のサーバーシステムの構築が可能とな
り、加えてその規模や機能の変更も容易に行うことが可
能となる。
【0049】また、本発明によれば、映像信号用の基準
同期信号に厳密に同期して映像信号の入出力やシステム
内部におけるデータの転送と交換が行われるため、放送
局内システムにおいて既存装置やシステムとの整合性が
高いシステムの構築を従来より容易に行うことが可能と
なる。
【0050】また、本発明によれば、システム内部で遅
延を生じる箇所を極力削減でき、かつその遅延の固定量
化が可能なシステム構成が得られるため、高い制御応答
能力が必要な放送局用システムの構築を従来より容易に
行うことが可能となる。
【0051】また、本発明によれば、データ蓄積装置間
のデータ転送がシステムの使用者に感知されずになされ
るように、データの転送と交換を高速にかつ独立に行う
ことが容易であるため、放送局内のシステムにおいて映
像信号の複写作業等を従来より効率的に行うことが可能
となる。
【0052】また、本発明によれば、外部制御命令自体
が直接的に交換される機能を設けて制御命令の伝達を高
速に行うことが可能であるため、放送局内における編集
等で高速の応答が要求されるシステムの構成を従来より
容易に行うことが可能となる。
【0053】さらに、本発明によれば、データの転送と
交換に関して、劣化のないベースバンドディジタル映像
信号の状態でも自在に行えるようなシステム構成とする
ことが可能であるため、たとえば一旦ディジタルベース
バンド映像信号のままでディジタルビデオテープレコー
ダに記録を行い、必要に応じて再生して用途に応じた映
像品質が得られる符号化能率で高能率符号化を行い利用
するような従来にない合理的なシステム運用も容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号記録再生装置の第1の実
施例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ蓄積装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る同期システム制御実行装置の構成
例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る映像信号記録再生装置の第2の実
施例を示すブロック図である。
【図5】コンピューティングシステムで用いられるサー
バーシステムと類似の概念で映像信号用のサーバーシス
テムを構成する一例を示す図である。
【符号の説明】
10−1〜10−n…映像信号高能率符号化装置 11…回線交換装置 12−1〜12−n…データ蓄積装置 121…データおよび制御形式変換装置 122…ディスク装置 13−1〜13−n…映像信号復号装置 14…応用システム 15…制御命令伝達装置 16…同期システム制御実行装置 160−1〜160−n…CPUユニット 161…通信用インタフェース 162…CPU 163…ROM 164…RAM 165…制御用インタフェース 166…バス 167…通信用バス 168…制御線 20…ディジタルテープレコーダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/93 H04N 5/93 A (72)発明者 松山 敦男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準同期信号に同期して映像信号を入力
    する少なくとも一つの映像信号入力手段と、 上記映像信号入力手段により入力された映像信号を基準
    同期信号に同期して記録再生可能な少なくとも一つのデ
    ータ蓄積手段と、 基準同期信号に同期して、上記映像信号入力手段と上記
    データ蓄積手段との間の複数のデータ伝送用媒体、並び
    に上記データ蓄積手段と再生映像信号の出力ラインとの
    間の複数のデータ伝送用媒体を交換可能な回線交換手段
    と、 映像信号の記録時には、記録命令に応じて上記回線交換
    手段に所定の回線を設定させ、基準同期信号に基づき上
    記データ蓄積手段を制御して設定した回線を伝送された
    入力映像信号を記録させ、再生時には、再生命令に応じ
    て上記回線交換手段に所定の回線を設定させ、基準同期
    信号に基づき上記データ蓄積手段を制御して映像データ
    を再生させて、設定した回線に送出させる制御手段とを
    有する映像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記映像信号入力手段は、入力映像信号
    に対する符号化を行う請求項1記載の映像信号記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】 上記映像信号入力手段は、符号化能率可
    変に構成され、 上記制御手段は、映像信号の記録時に記録命令に応じて
    上記映像信号入力手段の符号化能率を設定する請求項2
    記載の映像信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記データ蓄積手段は、上記映像信号入
    力手段の最高の出力データ速度のデータを基準同期信号
    に同期して記録再生することが可能で、かつ記録再生速
    度可変に構成されている請求項1、2または3記載の映
    像信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記回線交換手段に接続され、ベースバ
    ンドディジタル映像信号を伝送可能なデータ伝送容量を
    有するデータ伝送用媒体を備え、 上記回線交換手段に対して、上記データ蓄積手段に並列
    に基準同期信号に同期してベースバンドディジタル映像
    信号の記録再生が可能な映像信号記録再生手段が接続さ
    れ、 上記制御手段は、映像信号記録再生手段および回線交換
    手段を制御して、当該データ伝送用媒体を介するベース
    バンドディジタル映像信号の記録再生を行う請求項1、
    2、3または4記載の映像信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記映像信号入力手段に対応する基準同
    期信号に同期して、上記データ蓄積手段により再生され
    た映像信号を復号する少なくと一つの映像信号復号手段
    を有する請求項2、3、4または5記載の映像信号記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、複数の独立した命令毎
    に独立に少なくとも上記回線交換手段およびデータ蓄積
    手段の制御を行う請求項1、2、3、4、5または6記
    載の映像信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、データ蓄積手段間のデ
    ータ転送命令を受けて、上記回線交換手段に、送信側と
    なるデータ蓄積手段と受信側となるデータ蓄積手段とを
    接続する回線を設定させ、基準同期信号に基づいて両デ
    ータ蓄積手段のデータの読み出しおよび記録制御を行う
    請求項1乃至7のうちいずれかに記載の映像信号記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記データ蓄積手段間
    の映像信号の転送を、設定した回線のデータ転送速度以
    下で、かつデータ蓄積手段のデータ記録再生速度以下の
    任意の速度で行うように制御する請求項8記載の映像信
    号記録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、映像信号の記録再生
    時に、下位システム内制御信号用回線設定命令を受け
    て、任意のデバイス間を結ぶ制御信号用回線を設定し、
    この制御信号用回線を介して下位システムに含まれるデ
    バイス間で制御信号の伝達を行う請求項1乃至9のうち
    いずれかに記載の映像信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、基準同期信号に同期
    して少なくと上記データ蓄積手段および回線交換手段の
    制御を実行することが可能な同期システム制御実行手段
    と、上記同期システム制御実行手段に上位応用システム
    から発せられる制御命令を伝達する制御命令伝達手段と
    からなる請求項1乃至10のうちいずれかに記載の映像
    信号記録再生装置。
  12. 【請求項12】 符号化能率可変で基準同期信号に同期
    して映像信号の入力が可能な少なくと一つの映像信号符
    号化手段と、 上記映像信号符号化手段に対応する基準同期信号に同期
    して復元映像信号を出力することが可能な少なくと一つ
    の映像信号復号手段と、 映像信号符号化手段の最高の出力データ速度のデータを
    基準同期信号に同期して記録再生することが可能でかつ
    記録再生速度可変な少なくと一つのデータ蓄積手段と、 データ伝送用媒体を複数接続して基準同期信号に同期し
    て回線交換を行うことが可能な回線交換手段と、 基準同期信号に同期して少なくとも上記映像信号符号化
    手段、上記データ蓄積手段、および回線交換手段の制御
    を実行することが可能な同期システム制御実行手段と、
    上記同期システム制御実行手段に上位応用システムから
    発せられる制御命令を伝達することが可能な制御命令伝
    達手段とを備え、 映像信号の記録時には、上位応用システムから発せられ
    る記録制御命令を制御命令伝達手段が同期システム制御
    実行手段に伝達し、同期システム制御実行手段が伝達さ
    れた命令に従って映像信号符号化手段の符号化能率の設
    定、および回線交換手段の制御による映像信号符号化手
    段とデータ蓄積手段を接続する回線の設定を実行した後
    に基準同期信号を参照してデータ蓄積手段を制御して設
    定された回線によって伝送される符号化映像データをデ
    ータ蓄積手段に記録し、 映像信号の再生時には、上位応用システムから発せられ
    る再生制御命令を制御命令伝達手段が同期システム制御
    実行手段に伝達し、同期システム制御実行手段が伝達さ
    れた命令に従って回線交換手段の制御によるデータ蓄積
    手段と映像信号復号手段を接続する回線の設定を実行し
    た後に基準同期信号を参照してデータ蓄積手段を制御し
    て蓄積されていた符号化映像データを再生して設定され
    た回線を用いて映像信号復号手段に伝送し、映像信号復
    号手段で復元される映像信号を基準同期信号に同期させ
    て出力する映像信号記録再生装置。
  13. 【請求項13】 映像信号の記録時には、上位応用シス
    テムから発せられる複数の独立な記録制御命令を制御命
    令伝達手段が同期システム制御実行手段に順次伝達し、
    同期システム制御実行手段が伝達された複数の独立した
    命令毎に並列かつ独立に映像信号符号化手段の符号化能
    率の設定、および回線交換手段の制御による映像信号高
    能率符号化手段とデータ蓄積手段を接続する複数の回線
    の設定を実行した後に、基準同期信号を参照してデータ
    蓄積手段を制御して設定された回線によって伝送される
    符号化映像データをデータ蓄積手段に記録し、 映像信号の再生時には、上位応用システムから発せられ
    る複数の独立な再生制御命令を制御命令伝達手段が同期
    システム制御実行手段に伝達し、同期システム制御実行
    手段が伝達された複数の独立した命令毎に順次独立に回
    線交換手段の制御によるデータ蓄積手段と映像信号復号
    手段を接続する回線の設定を実行した後に基準同期信号
    を参照してデータ蓄積手段を制御して蓄積されていた符
    号化映像データを再生して設定された回線を用いて映像
    信号復号手段に伝送し、映像信号復号手段で復元される
    映像信号を基準同期信号に同期させて出力する請求項1
    2記載の映像信号記録再生装置。
  14. 【請求項14】 上位応用システムから発せられるデー
    タ蓄積手段間のデータ転送命令を制御命令伝達手段が同
    期システム制御実行手段に伝達し、同期システム制御実
    行手段が伝達された命令に従って回線交換手段の制御に
    よる送信側データ蓄積手段と受信側データ蓄積手段を接
    続する回線の設定を実行した後に、基準同期信号を参照
    して両データ蓄積手段を制御して設定された回線による
    データ蓄積手段間の符号化データの転送を設定された回
    線のデータ伝送速度以下でかつデータ蓄積手段のデータ
    記録再生速度以下の任意の速度で行う請求項12または
    請求項13記載の映像信号記録再生装置。
  15. 【請求項15】 映像信号の記録再生時に、上位応用シ
    ステムから発せられる下位システム内制御信号用回線設
    定命令を制御命令伝達手段が同期システム制御実行手段
    に伝達し、同期システム制御実行手段が伝達された命令
    に従って同期システム制御実行手段内に任意のデバイス
    間を結ぶ制御信号用回線を設定し、設定した該制御信号
    用回線を介して下位システムに含まれるデバイス間で制
    御信号の伝達がなされる請求項12、13または14記
    載の映像信号記録再生装置。
  16. 【請求項16】 上記回線交換手段に接続され、ベース
    バンドディジタル映像信号を伝送可能なデータ伝送容量
    を有するデータ伝送用媒体を備え、 上記回線交換手段に対して、上記データ蓄積手段に並列
    に基準同期信号に同期してベースバンドディジタル映像
    信号の記録再生が可能な映像信号記録再生手段が接続さ
    れ、 上記同期システム制御実行手段は、映像信号記録再生手
    段および回線交換手段を制御して、ベースバンドディジ
    タル映像信号の記録再生を行う請求項12、13、14
    または15記載の映像信号記録再生装置。
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