JPH08130084A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JPH08130084A JPH08130084A JP26774294A JP26774294A JPH08130084A JP H08130084 A JPH08130084 A JP H08130084A JP 26774294 A JP26774294 A JP 26774294A JP 26774294 A JP26774294 A JP 26774294A JP H08130084 A JPH08130084 A JP H08130084A
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- induction coil
- plate
- heat
- induction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誘導コイル温度の検出感度及び安全性が高い
誘導加熱調理器を提供する。 【構成】 温度検知板11の固定部12からは所定角度傾斜
した連絡部13及び本体14が延設してあり、本体14と固定
部12とは平行である。本体14の連絡部13近傍には、側面
視が略コ字状となるように成形された嵌合部15が本体14
の全幅にわたって設けてあり、嵌合部15に温度検出器16
の感温部17が嵌合されている。固定具20は、嵌合部15の
長手方向の長さと略同じであり、嵌合部15の幅より広い
寸法である長方形の板状の中間部21と、該中間部21の両
端に設けられた足部22,22とを備えており、該足部22,
22は直角に曲げられている。そして、本体14の嵌合部15
に嵌合された温度検出器16の感温部17に固定具20の中間
部21を当接させ、両足部22,22を嵌合部15の背面に曲げ
ることによって、温度検出器16を温度検知板11に固定す
る。
誘導加熱調理器を提供する。 【構成】 温度検知板11の固定部12からは所定角度傾斜
した連絡部13及び本体14が延設してあり、本体14と固定
部12とは平行である。本体14の連絡部13近傍には、側面
視が略コ字状となるように成形された嵌合部15が本体14
の全幅にわたって設けてあり、嵌合部15に温度検出器16
の感温部17が嵌合されている。固定具20は、嵌合部15の
長手方向の長さと略同じであり、嵌合部15の幅より広い
寸法である長方形の板状の中間部21と、該中間部21の両
端に設けられた足部22,22とを備えており、該足部22,
22は直角に曲げられている。そして、本体14の嵌合部15
に嵌合された温度検出器16の感温部17に固定具20の中間
部21を当接させ、両足部22,22を嵌合部15の背面に曲げ
ることによって、温度検出器16を温度検知板11に固定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導により導電性
の容器を誘導加熱し、該容器内の調理物を加熱調理する
誘導加熱調理器に関する。
の容器を誘導加熱し、該容器内の調理物を加熱調理する
誘導加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は特開昭57−107590号に記載された
従来の誘導加熱調理器を示す模式的側断面図であり、図
中41は箱状の基台である。基台41の上面には開口42が開
設してあり、その裏面には前記開口42を閉塞し、導電性
の容器44を保持する耐熱性の保持板43が固定してある。
保持板43の下方には架台45が保持板43から所定距離を隔
ててこれと対向するように取付けてあり、架台43の上面
には導線を渦巻き状に複数巻回した誘導コイル46が設け
てある。架台45の下方には前記誘導コイル46に高周波電
流を与えるインバータ47が設置してあり、インバータ47
からの給電によって、誘導コイル46は高周波磁束を発生
して保持板43上に載置された容器44を誘導加熱し、容器
44内の調理物を加熱調理する。
従来の誘導加熱調理器を示す模式的側断面図であり、図
中41は箱状の基台である。基台41の上面には開口42が開
設してあり、その裏面には前記開口42を閉塞し、導電性
の容器44を保持する耐熱性の保持板43が固定してある。
保持板43の下方には架台45が保持板43から所定距離を隔
ててこれと対向するように取付けてあり、架台43の上面
には導線を渦巻き状に複数巻回した誘導コイル46が設け
てある。架台45の下方には前記誘導コイル46に高周波電
流を与えるインバータ47が設置してあり、インバータ47
からの給電によって、誘導コイル46は高周波磁束を発生
して保持板43上に載置された容器44を誘導加熱し、容器
44内の調理物を加熱調理する。
【0003】一方、誘導コイル46と保持板43との間には
誘導コイル46の温度を検知すべく、平板状の温度検知板
49の一端が誘導コイル46と略平行に配設してあり、誘導
コイル46の熱によって昇温してこれを他端へ伝えるよう
になっている。なお、温度検知板49は高熱伝導材料であ
るアルミニウム製である。温度検知板49の他端はインバ
ータ47の近傍に位置するように曲成されており、その端
部付近には感温素子又はサーモスタット等の温度検出器
50が取付けてある。基台41の側面にはファン48がインバ
ータ47に対向して取付けてあり、ファン48によって前記
インバータ47が冷却されるようになっている。
誘導コイル46の温度を検知すべく、平板状の温度検知板
49の一端が誘導コイル46と略平行に配設してあり、誘導
コイル46の熱によって昇温してこれを他端へ伝えるよう
になっている。なお、温度検知板49は高熱伝導材料であ
るアルミニウム製である。温度検知板49の他端はインバ
ータ47の近傍に位置するように曲成されており、その端
部付近には感温素子又はサーモスタット等の温度検出器
50が取付けてある。基台41の側面にはファン48がインバ
ータ47に対向して取付けてあり、ファン48によって前記
インバータ47が冷却されるようになっている。
【0004】温度検出器50は温度検出板49によって伝え
られた誘導コイル46の温度を検出し、該温度が所定温度
以上になったとき、リード線51を介してインバータ47の
出力を停止させるようになっている。また、温度検出器
50は、インバータ47の周囲温度を検出し、周囲温度が所
定値以上になったとき、ファン48の故障によってインバ
ータ47が冷却されなくなったとして前同様にインバータ
47の出力を停止させる。
られた誘導コイル46の温度を検出し、該温度が所定温度
以上になったとき、リード線51を介してインバータ47の
出力を停止させるようになっている。また、温度検出器
50は、インバータ47の周囲温度を検出し、周囲温度が所
定値以上になったとき、ファン48の故障によってインバ
ータ47が冷却されなくなったとして前同様にインバータ
47の出力を停止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誘導加熱調理器にあっては、平板状の温度検知板に温度
検出器が取付けてあるため、温度検出器は一面でしか温
度検知板に接触しておらず、検出感度が低いという問題
があった。
誘導加熱調理器にあっては、平板状の温度検知板に温度
検出器が取付けてあるため、温度検出器は一面でしか温
度検知板に接触しておらず、検出感度が低いという問題
があった。
【0006】一方、温度検知板は、アルミニウムといっ
た電気伝導度があまり高くない材料を用いた場合、誘導
コイルの磁界を強く発生する部分に配置されると、それ
自身が誘導加熱されて誘導コイルの熱を正確に導伝する
ことができない。そのため、誘導コイルから所定距離を
隔てて熱伝導板を配置し、誘導コイルが発生する磁界の
影響を減じている。しかし、そのような配置では誘導コ
イルの熱は正確に導伝されず、また前記熱を導伝するま
でに長時間を要し、誘導コイルが過熱して破損する虞が
あった。
た電気伝導度があまり高くない材料を用いた場合、誘導
コイルの磁界を強く発生する部分に配置されると、それ
自身が誘導加熱されて誘導コイルの熱を正確に導伝する
ことができない。そのため、誘導コイルから所定距離を
隔てて熱伝導板を配置し、誘導コイルが発生する磁界の
影響を減じている。しかし、そのような配置では誘導コ
イルの熱は正確に導伝されず、また前記熱を導伝するま
でに長時間を要し、誘導コイルが過熱して破損する虞が
あった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは熱伝導板に温度検出
器を嵌合させる凹部を形成することによって、誘導コイ
ル温度の検出感度が高い誘導加熱調理器を提供すること
にある。また、架台の一面に誘導コイルが、また他面に
磁性体が設けてあり、前記磁性体の架台と反対側に熱伝
導板を配置することによって、誘導コイルが発生する磁
界に影響されることなく、誘導コイルの温度を短時間で
正確に検出して安全性が高い誘導加熱調理器を提供する
ことを他の目的とする。
であって、その目的とするところは熱伝導板に温度検出
器を嵌合させる凹部を形成することによって、誘導コイ
ル温度の検出感度が高い誘導加熱調理器を提供すること
にある。また、架台の一面に誘導コイルが、また他面に
磁性体が設けてあり、前記磁性体の架台と反対側に熱伝
導板を配置することによって、誘導コイルが発生する磁
界に影響されることなく、誘導コイルの温度を短時間で
正確に検出して安全性が高い誘導加熱調理器を提供する
ことを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る誘導加熱
調理器は、磁界を発生する誘導コイルの近傍に熱伝導板
の一端が配置してあり、その他端は前記誘導コイルから
離隔させてあり、該熱伝導板の他端付近に取付けられた
温度検出器によって熱伝導板の温度を検出するようにな
してある誘導加熱調理器において、前記熱伝導板の温度
検出器の取付け部分には、該温度検出器を嵌合させる凹
部が形成してあることを特徴とする。
調理器は、磁界を発生する誘導コイルの近傍に熱伝導板
の一端が配置してあり、その他端は前記誘導コイルから
離隔させてあり、該熱伝導板の他端付近に取付けられた
温度検出器によって熱伝導板の温度を検出するようにな
してある誘導加熱調理器において、前記熱伝導板の温度
検出器の取付け部分には、該温度検出器を嵌合させる凹
部が形成してあることを特徴とする。
【0009】第2発明に係る誘導加熱調理器は、第1発
明に加えて、前記凹部を覆う熱伝導部材を備えることを
特徴とする。
明に加えて、前記凹部を覆う熱伝導部材を備えることを
特徴とする。
【0010】第3発明に係る誘導加熱調理器は、架台の
一面に誘導コイルが、また他面に磁性体が設けてあり、
前記誘導コイルの近傍に熱伝導板の一端が配置してあ
り、その他端は前記誘導コイルから離隔させてあり、該
熱伝導板の他端付近に取付けられた温度検出器によって
熱伝導板の温度を検出するようになしてある誘導加熱調
理器において、前記熱伝導板は、前記磁性体の架台と反
対側に配置してある部分と、そこから前記誘導コイルへ
延設された部分とを具備することを特徴とする。
一面に誘導コイルが、また他面に磁性体が設けてあり、
前記誘導コイルの近傍に熱伝導板の一端が配置してあ
り、その他端は前記誘導コイルから離隔させてあり、該
熱伝導板の他端付近に取付けられた温度検出器によって
熱伝導板の温度を検出するようになしてある誘導加熱調
理器において、前記熱伝導板は、前記磁性体の架台と反
対側に配置してある部分と、そこから前記誘導コイルへ
延設された部分とを具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1発明の誘導加熱調理器にあっては、その一
端が誘導コイルの近傍に配置してあり、他端は前記誘導
コイルから離隔させてある熱伝導板の他端付近に、温度
検出器を嵌合させる凹部が形成してあるため、該凹部に
嵌合された温度検出器は熱伝導板から受熱する面積が増
大する。また、凹部によって、熱伝導板へ温度検出器を
取付ける場合に、その位置決めが容易になる。
端が誘導コイルの近傍に配置してあり、他端は前記誘導
コイルから離隔させてある熱伝導板の他端付近に、温度
検出器を嵌合させる凹部が形成してあるため、該凹部に
嵌合された温度検出器は熱伝導板から受熱する面積が増
大する。また、凹部によって、熱伝導板へ温度検出器を
取付ける場合に、その位置決めが容易になる。
【0012】第2発明の誘導加熱調理器にあっては、温
度検出器は熱伝導板に形成された凹部を覆う熱伝導部材
からも受熱するため、温度検出器の受熱面積が更に増大
する。また、熱伝導部材によって温度検出器を熱伝導板
に固定し得る。これによって、ネジ止め等を行うことな
く温度検出器が熱伝導板に簡単に固定される。
度検出器は熱伝導板に形成された凹部を覆う熱伝導部材
からも受熱するため、温度検出器の受熱面積が更に増大
する。また、熱伝導部材によって温度検出器を熱伝導板
に固定し得る。これによって、ネジ止め等を行うことな
く温度検出器が熱伝導板に簡単に固定される。
【0013】第3発明の誘導加熱調理器にあっては、架
台の一面に磁性体が、また他面に誘導コイルが設けてあ
り、熱伝導板は前記磁性体の架台と反対側に配置してあ
るため、誘導コイルが発生する磁界の影響を受けない。
また、熱伝導板から誘導コイルへ延設された部分も磁性
体によって誘導コイルからの影響が十分低減される。そ
のため、誘導コイルの磁界を強く発生し、過熱が生じ易
い部分に熱伝導板を配置することによって、熱伝導板は
短時間で正確に誘導コイルの熱を導伝し、温度検出器に
よってそれが検出される。
台の一面に磁性体が、また他面に誘導コイルが設けてあ
り、熱伝導板は前記磁性体の架台と反対側に配置してあ
るため、誘導コイルが発生する磁界の影響を受けない。
また、熱伝導板から誘導コイルへ延設された部分も磁性
体によって誘導コイルからの影響が十分低減される。そ
のため、誘導コイルの磁界を強く発生し、過熱が生じ易
い部分に熱伝導板を配置することによって、熱伝導板は
短時間で正確に誘導コイルの熱を導伝し、温度検出器に
よってそれが検出される。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図4は本発明に係る誘導加熱調理
器を示す部分側断面図であり、図中1は基台である。基
台1の上部は開口2が開設してあり、開口2の周囲には
枠部材3が固定してある。枠部材3上には耐熱性であり
導電性の容器を保持する天板4が開口2を閉塞するよう
に取付けてあり、天板4と枠部材3との間には緩衝部材
5,5が介装してある。天板4の下方には、板状の架台
6が天板4から所定距離を隔ててそれと平行に取付けて
あり、架台6上には導線を渦巻き状に複数巻回した誘導
コイルが設けてある。架台6の端部には後述する温度検
知板11及び温度検出器を備える温度検出装置10が取付け
てあり、該温度検出装置10によって誘導コイル7の温度
が検出されるようになっている。
て具体的に説明する。図4は本発明に係る誘導加熱調理
器を示す部分側断面図であり、図中1は基台である。基
台1の上部は開口2が開設してあり、開口2の周囲には
枠部材3が固定してある。枠部材3上には耐熱性であり
導電性の容器を保持する天板4が開口2を閉塞するよう
に取付けてあり、天板4と枠部材3との間には緩衝部材
5,5が介装してある。天板4の下方には、板状の架台
6が天板4から所定距離を隔ててそれと平行に取付けて
あり、架台6上には導線を渦巻き状に複数巻回した誘導
コイルが設けてある。架台6の端部には後述する温度検
知板11及び温度検出器を備える温度検出装置10が取付け
てあり、該温度検出装置10によって誘導コイル7の温度
が検出されるようになっている。
【0015】基台1内の底部にはインバータ等を備える
電装装置8が設けてあり、該電装装置8から誘導コイル
7に高周波電流が与えられる。これによって誘導コイル
7は高周波磁界を発生して天板4上に載置された容器を
誘導加熱し、該容器内の調理物が加熱調理される。電装
装置8の上部には板状の放熱フィン8aが突設してあり、
また基台1の側面には冷却ファン9が取付けてある。そ
して、冷却ファン9によって吸入された外気は前記放熱
フィン8aにその長手方向に当接しつつこれを冷却し、基
台1の冷却ファン9に対向する面から排出される。
電装装置8が設けてあり、該電装装置8から誘導コイル
7に高周波電流が与えられる。これによって誘導コイル
7は高周波磁界を発生して天板4上に載置された容器を
誘導加熱し、該容器内の調理物が加熱調理される。電装
装置8の上部には板状の放熱フィン8aが突設してあり、
また基台1の側面には冷却ファン9が取付けてある。そ
して、冷却ファン9によって吸入された外気は前記放熱
フィン8aにその長手方向に当接しつつこれを冷却し、基
台1の冷却ファン9に対向する面から排出される。
【0016】図5は図4に示した架台6の平面図であ
る。架台6上の縁部近傍には、略クランク形をした帯状
の温度検知板11(図4参照)の一端が固定してあり、該
温度検知板11の他端は誘導コイル7の半径上の略中央に
位置させてある。この温度検知板11の材料は銅又はアル
ミニウム等の電気伝導度が高い材料である。温度検知板
11の他端近傍上には矩形状の押付部材18が固定してあ
り、押付部材18は天板4(図4参照)に当接されて温度
検知板11の他端を誘導コイル7に押し付けるようになっ
ている。誘導コイル7と温度検知板11との間には絶縁シ
ート25が介装してあり、温度検知板11は誘導コイル7を
短絡させることなくその熱を導伝する。
る。架台6上の縁部近傍には、略クランク形をした帯状
の温度検知板11(図4参照)の一端が固定してあり、該
温度検知板11の他端は誘導コイル7の半径上の略中央に
位置させてある。この温度検知板11の材料は銅又はアル
ミニウム等の電気伝導度が高い材料である。温度検知板
11の他端近傍上には矩形状の押付部材18が固定してあ
り、押付部材18は天板4(図4参照)に当接されて温度
検知板11の他端を誘導コイル7に押し付けるようになっ
ている。誘導コイル7と温度検知板11との間には絶縁シ
ート25が介装してあり、温度検知板11は誘導コイル7を
短絡させることなくその熱を導伝する。
【0017】温度検知板11の固定端側には側面視がコ字
状となるように成形した嵌合部15が設けてあり、該嵌合
部15に感温素子又はサーモスタット等の温度検出器16の
感温部17が嵌合して固定具20によって固定してある。温
度検知板11によって誘導コイル7から導伝された熱は温
度検出器16の感温部17にて検出され、これが所定温度以
上であった場合、温度検出器16は誘導コイル7への給電
を停止させるようになっている。
状となるように成形した嵌合部15が設けてあり、該嵌合
部15に感温素子又はサーモスタット等の温度検出器16の
感温部17が嵌合して固定具20によって固定してある。温
度検知板11によって誘導コイル7から導伝された熱は温
度検出器16の感温部17にて検出され、これが所定温度以
上であった場合、温度検出器16は誘導コイル7への給電
を停止させるようになっている。
【0018】図1は温度検出装置の分解斜視図であり、
図2及び図3は温度検出装置を示す平面図及び側面図で
ある。温度検知板11の固定部12にはネジ穴12a が開設し
てあり、該ネジ穴12a にネジを挿入して架台に固定され
るようになっている。固定部12からは所定角度傾斜した
連絡部13及び本体14が延設してあり、本体14と固定部12
とは平行である。本体14の連絡部13近傍には、側面視が
略コ字状となるように成形された嵌合部15が本体14の全
幅にわたって設けてあり、本体14の端部近傍上には矩形
状の押付部材18が固定される。そして前記嵌合部15に温
度検出器16の感温部17が嵌合され、感温部17は固定具20
によって本体14に固定される。
図2及び図3は温度検出装置を示す平面図及び側面図で
ある。温度検知板11の固定部12にはネジ穴12a が開設し
てあり、該ネジ穴12a にネジを挿入して架台に固定され
るようになっている。固定部12からは所定角度傾斜した
連絡部13及び本体14が延設してあり、本体14と固定部12
とは平行である。本体14の連絡部13近傍には、側面視が
略コ字状となるように成形された嵌合部15が本体14の全
幅にわたって設けてあり、本体14の端部近傍上には矩形
状の押付部材18が固定される。そして前記嵌合部15に温
度検出器16の感温部17が嵌合され、感温部17は固定具20
によって本体14に固定される。
【0019】固定具20は、前記嵌合部15の長手方向の長
さと略同じであり、嵌合部15の幅より広い寸法である長
方形の板状の中間部21と、該中間部21の両端に設けられ
た足部22,22とを備えている。両足部22,22は直角に曲
げられおり、固定具20は正面視が略コ字状である。な
お、固定具20は温度検知板11と同じ材料である。そし
て、本体14の嵌合部15に嵌合された温度検出器16の感温
部17に固定具20の中間部21を当接させ、両足部22,22の
端部を嵌合部15の背面に曲げることによって、温度検出
器16を温度検知板11に固定する。これによって、温度検
出器16の感温部17は6方向から受熱する。また、ねじ止
め又は半田付け等を行うことなく、温度検出器16を温度
検知板11に容易に固定することができる。
さと略同じであり、嵌合部15の幅より広い寸法である長
方形の板状の中間部21と、該中間部21の両端に設けられ
た足部22,22とを備えている。両足部22,22は直角に曲
げられおり、固定具20は正面視が略コ字状である。な
お、固定具20は温度検知板11と同じ材料である。そし
て、本体14の嵌合部15に嵌合された温度検出器16の感温
部17に固定具20の中間部21を当接させ、両足部22,22の
端部を嵌合部15の背面に曲げることによって、温度検出
器16を温度検知板11に固定する。これによって、温度検
出器16の感温部17は6方向から受熱する。また、ねじ止
め又は半田付け等を行うことなく、温度検出器16を温度
検知板11に容易に固定することができる。
【0020】図6は本発明の他の実施例を示す部分側断
面図であり、架台6の下面に温度検出装置10を取付けて
ある。なお、図中、図4と対応する部分には同じ符号を
付し、その説明を省略する。複数の穴が開設してある架
台6の下面には温度検出装置10の温度検知板11がネジ11
a によって固定してあり、温度検知板11に設けられた嵌
合部15に温度検出器16を内嵌して固定具20によって固定
してある。温度検知板11の本体14には延設部19が立設し
てあり、延設部19は架台6の穴を貫通して架台6上に装
着された誘導コイル7に絶縁シート25を介して当接して
ある。
面図であり、架台6の下面に温度検出装置10を取付けて
ある。なお、図中、図4と対応する部分には同じ符号を
付し、その説明を省略する。複数の穴が開設してある架
台6の下面には温度検出装置10の温度検知板11がネジ11
a によって固定してあり、温度検知板11に設けられた嵌
合部15に温度検出器16を内嵌して固定具20によって固定
してある。温度検知板11の本体14には延設部19が立設し
てあり、延設部19は架台6の穴を貫通して架台6上に装
着された誘導コイル7に絶縁シート25を介して当接して
ある。
【0021】図7は図6の温度検出装置を示す斜視図で
ある。温度検知板11の固定部12にはネジ穴12a が開設し
てあり、該ネジ穴12a にネジを挿入して架台に固定され
るようになっている。温度検知板11の本体14の連絡部13
近傍には本体14の幅方向に側面視が略コ字状となるよう
に成形された嵌合部15が設けてある。該嵌合部15に温度
検出器16の感温部17が嵌合してあり、温度検出器16は固
定具20によって本体14に固定されている。本体14の連絡
部13とは逆側の縁部には延設部19の腕部19a が立設して
あり、腕部19a の先端には誘導コイルに当接する当接部
19b が設けてある。
ある。温度検知板11の固定部12にはネジ穴12a が開設し
てあり、該ネジ穴12a にネジを挿入して架台に固定され
るようになっている。温度検知板11の本体14の連絡部13
近傍には本体14の幅方向に側面視が略コ字状となるよう
に成形された嵌合部15が設けてある。該嵌合部15に温度
検出器16の感温部17が嵌合してあり、温度検出器16は固
定具20によって本体14に固定されている。本体14の連絡
部13とは逆側の縁部には延設部19の腕部19a が立設して
あり、腕部19a の先端には誘導コイルに当接する当接部
19b が設けてある。
【0022】図8は図6に示した架台6の下面を示す平
面図であり、図9は図8の部分断面図である。架台6の
下面には該架台6の中央から放射状に複数のリム6a,6
a,…が等間隔となるように形成してあり、またリム6
a,6a,…間の中間に短寸の小リム6b,6b,…がそれぞ
れ形成してある。これらリム6a,6a,…及び小リム6b,
6b,…で囲まれた部分にはそれぞれ磁性体31,31,…が
配設してあり、該磁性体31,31,…によって誘導コイル
7が発生する誘導磁界のパターンが改善されると共に、
誘導コイル7の下方に設置された電装装置8(図6参
照)が前記誘導磁界から遮蔽される。
面図であり、図9は図8の部分断面図である。架台6の
下面には該架台6の中央から放射状に複数のリム6a,6
a,…が等間隔となるように形成してあり、またリム6
a,6a,…間の中間に短寸の小リム6b,6b,…がそれぞ
れ形成してある。これらリム6a,6a,…及び小リム6b,
6b,…で囲まれた部分にはそれぞれ磁性体31,31,…が
配設してあり、該磁性体31,31,…によって誘導コイル
7が発生する誘導磁界のパターンが改善されると共に、
誘導コイル7の下方に設置された電装装置8(図6参
照)が前記誘導磁界から遮蔽される。
【0023】温度検知板11の固定部12は架台6の下面縁
部にネジ11a によって固定してある。温度検知板11の本
体14はリム6aで囲まれた部分に配設された磁性体31に沿
って配置してあり、温度検知板11は磁性体31によって誘
導コイル7の磁界に影響されないようになっている。こ
れによって、温度検知板11は高熱伝導性であるアルミニ
ウム材料を用いることができるため、熱の導伝が高く、
誘導コイル7の温度の検出に要する時間が短い。本体14
の他端は誘導コイル7の半径上の略中央に位置してお
り、他端近傍には誘導コイル7へ延設する延設部19が設
けてある。延設部19は架台6に開設された穴を貫通し、
絶縁シート25を介して誘導コイル7に当接しており、誘
導コイル7の熱を本体14へ導伝する。なお、図8の如
く、延設部19は磁性体31の近傍に配置してあるため、誘
導コイル7の磁界の影響は磁性体31によって十分低減さ
れ、延設部19は誘導コイル7の熱を正確に導伝する。
部にネジ11a によって固定してある。温度検知板11の本
体14はリム6aで囲まれた部分に配設された磁性体31に沿
って配置してあり、温度検知板11は磁性体31によって誘
導コイル7の磁界に影響されないようになっている。こ
れによって、温度検知板11は高熱伝導性であるアルミニ
ウム材料を用いることができるため、熱の導伝が高く、
誘導コイル7の温度の検出に要する時間が短い。本体14
の他端は誘導コイル7の半径上の略中央に位置してお
り、他端近傍には誘導コイル7へ延設する延設部19が設
けてある。延設部19は架台6に開設された穴を貫通し、
絶縁シート25を介して誘導コイル7に当接しており、誘
導コイル7の熱を本体14へ導伝する。なお、図8の如
く、延設部19は磁性体31の近傍に配置してあるため、誘
導コイル7の磁界の影響は磁性体31によって十分低減さ
れ、延設部19は誘導コイル7の熱を正確に導伝する。
【0024】なお、本実施例では温度検知板に設けた嵌
合部の形状を側面視が略コ字状になしてあるが、本発明
はこれに限らず、側面視がループ状等,温度検出器の形
状に応じて適宜な形状にしてもよいことはいうまでもな
い。
合部の形状を側面視が略コ字状になしてあるが、本発明
はこれに限らず、側面視がループ状等,温度検出器の形
状に応じて適宜な形状にしてもよいことはいうまでもな
い。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る誘導
加熱調理器にあっては、温度検出器の受熱面積が増大す
るため、熱伝導板及び誘導コイルの温度検出感度が向上
する。また、熱伝導板へ誘導コイルを取付ける場合に位
置決めが容易であるため、組立効率が向上する。
加熱調理器にあっては、温度検出器の受熱面積が増大す
るため、熱伝導板及び誘導コイルの温度検出感度が向上
する。また、熱伝導板へ誘導コイルを取付ける場合に位
置決めが容易であるため、組立効率が向上する。
【0026】第2発明に係る誘導加熱調理器にあって
は、温度検出器の受熱面積が更に増大し、熱伝導板及び
誘導コイルの温度検出感度が更に向上する。また、ネジ
止め等を行うことなく温度検出器を熱伝導板に簡単に固
定することができるため、熱伝導板への温度検出器の固
定作業の自動化が容易であり、固定作業効率が向上す
る。
は、温度検出器の受熱面積が更に増大し、熱伝導板及び
誘導コイルの温度検出感度が更に向上する。また、ネジ
止め等を行うことなく温度検出器を熱伝導板に簡単に固
定することができるため、熱伝導板への温度検出器の固
定作業の自動化が容易であり、固定作業効率が向上す
る。
【0027】第3発明に係る誘導加熱調理器にあって
は、誘導コイルの磁界を強く発生し、過熱が生じ易い部
分に熱伝導板を配置することによって、熱伝導板は短時
間で正確に誘導コイルの熱を導伝し、温度検出器によっ
てそれが検出されるため、誘導コイルの過熱が防止さ
れ、安全性が高い等、本発明は優れた効果を奏する。
は、誘導コイルの磁界を強く発生し、過熱が生じ易い部
分に熱伝導板を配置することによって、熱伝導板は短時
間で正確に誘導コイルの熱を導伝し、温度検出器によっ
てそれが検出されるため、誘導コイルの過熱が防止さ
れ、安全性が高い等、本発明は優れた効果を奏する。
【図1】温度検出装置の分解斜視図である。
【図2】温度検出装置を示す平面図である。
【図3】温度検出装置を示す側面図である。
【図4】本発明に係る誘導加熱調理器を示す部分側断面
図である。
図である。
【図5】図4に示した架台の平面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す部分側断面図であ
る。
る。
【図7】図6の温度検出装置を示す斜視図である。
【図8】図6に示した架台の下面を示す平面図である。
【図9】図8の部分断面図である。
【図10】従来の誘導加熱調理器を示す模式的側断面図
である。
である。
1 基台 4 天板 6 架台 7 誘導コイル 10 温度検出装置 11 温度検知板 12 固定部 13 連絡部 14 本体 15 嵌合部 16 温度検出器 17 感温部 20 固定具
Claims (3)
- 【請求項1】 磁界を発生する誘導コイルの近傍に熱伝
導板の一端が配置してあり、その他端は前記誘導コイル
から離隔させてあり、該熱伝導板の他端付近に取付けら
れた温度検出器によって熱伝導板の温度を検出するよう
になしてある誘導加熱調理器において、 前記熱伝導板の温度検出器の取付け部分には、該温度検
出器を嵌合させる凹部が形成してあることを特徴とする
誘導加熱調理器。 - 【請求項2】 前記凹部を覆う熱伝導部材を備える請求
項1記載の誘導加熱調理器。 - 【請求項3】 架台の一面に誘導コイルが、また他面に
磁性体が設けてあり、前記誘導コイルの近傍に熱伝導板
の一端が配置してあり、その他端は前記誘導コイルから
離隔させてあり、該熱伝導板の他端付近に取付けられた
温度検出器によって熱伝導板の温度を検出するようにな
してある誘導加熱調理器において、 前記熱伝導板は、前記磁性体の架台と反対側に配置して
ある部分と、そこから前記誘導コイルへ延設された部分
とを具備することを特徴とする誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26774294A JP2983859B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26774294A JP2983859B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130084A true JPH08130084A (ja) | 1996-05-21 |
JP2983859B2 JP2983859B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17448946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26774294A Expired - Fee Related JP2983859B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983859B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011086522A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器およびその取付け方法ならびにそれを用いた厨房装置 |
JP2011103284A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-05-26 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器およびその取付け方法ならびにそれを用いた厨房装置 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26774294A patent/JP2983859B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011086522A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器およびその取付け方法ならびにそれを用いた厨房装置 |
JP2011103284A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-05-26 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器およびその取付け方法ならびにそれを用いた厨房装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2983859B2 (ja) | 1999-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |