JPH0813003B2 - アナログ―デイジタル変換装置 - Google Patents

アナログ―デイジタル変換装置

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JPH0813003B2
JPH0813003B2 JP61176980A JP17698086A JPH0813003B2 JP H0813003 B2 JPH0813003 B2 JP H0813003B2 JP 61176980 A JP61176980 A JP 61176980A JP 17698086 A JP17698086 A JP 17698086A JP H0813003 B2 JPH0813003 B2 JP H0813003B2
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充正 久保
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ティアツク株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーデイオ信号等のアナログ信号を、デイ
ザ(dither)信号の加算及び減算を伴なつてデイジタル
信号に変換するためのアナログ−デイジタル変換装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
オーデイオ信号のPCM記録再生において、量子化雑音
(量子化出力と入力標本値との差)が問題になる。特に
入力信号レベルが低く量子化ステツプ数が少ない場合に
は、量子化雑音は入力と強い相関を有し、雑音というよ
りも入力信号の一種の歪(高次高調波)となる。また、
入力信号レベルが高くても、極くゆつくり変化する信号
に対しては、量子化ステツプが変化する毎に不快な雑音
が発生する。又、A/Dコンバータ自体の量子化ステツプ
にもバラツキがあり、A/D変換時に非線型な歪を発生す
る。上述の如き問題を解決するために、デイザと呼ばれ
る白色性雑音を入力信号に加えてA/D変換し、しかる後
デイサを減算することは公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、アナログ情報信号にアナログデイザを加算
すると、この加算値がA/D変換器の許容入力最大レベル
よりも大きくなる可能性がある。デイザ加算情報信号の
最大値に適合する加算器及びA/D変換器を用意すれば、
問題が生じないが、加算器及びA/D変換器のコストが高
くなる。一方、加算器の出力及びA/D変換器の入力を一
定値に制限すれば、アナログ情報信号のダイナミツクレ
ンジがデイザの分だけ狭くなる。
上述の如き問題を解決するために、本件出願人は、特
願昭60−152772号で入力アナログ情報レベルが高い時に
デイザの加算を停止する方法を提案した。この方法によ
れば、情報信号とデイザとの加算値が所定値以上になる
ことが阻止される。しかし、阻止している期間にデイザ
加算及び減算の効果を得ることができない。
そこで、本発明の目的は、アナログ情報信号のレベル
が高い時にもデイザ加算及び減算の効果を得ることがで
きるアナログ−デイジタル変換装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明は、実施例を示す図
面の符号を参照して説明すると、アナログ情報信号(A
1)を順次にサンプリングして出力するためのサンプル
ホールド回路(2)と、ディジタルディザを発生するデ
ィジタルディザ発生器(4)と、前記ディジタルディザ
発生器(4)に接続され、前記ディジタルディザ発生器
(4)から発生した前記ディジタルディザの最上位ビッ
トの上に少なくとも1個の論理の“0"を付加して2の補
数コードで正の値に相当するデータ(Ba)を出力するビ
ット付加回路(4a)と、前記ビット付加回路(4a)に接
続され、前記ビット付加回路(4a)の出力データ(Ba)
の2の補数信号(Bb)であって2の補数コードで負の値
を有するものを形成する2の補数回路(5)と、前記ビ
ット付加回路(4a)と前記2の補数回路(5)とに接続
され、前記ビット付加回路(4a)の出力データ(Ba)と
前記2の補数回路(5)で形成された前記2の補数信号
(Bb)とを択一的に選択して出力するための切り換え回
路(6)と、前記切り換え回路(6)の出力をアナログ
信号に変換してアナログディザ信号(B1)を出力するも
のであって、2の補数コードのディジタル信号をアナロ
グ信号に変換するように形成されたディジタル−アナロ
グ変換器(7)と、前記サンプルホールド回路(2)と
前記ディジタル−アナログ変換器(7)に接続され、前
記アナログ情報信号(A1)に前記アナログディザ信号
(B1)を加算したアナログディザ加算情報信号(A1+B
1)を形成するための加算器(3)と、前記アナログデ
ィザ加算情報信号(A1+B1)と前記アナログディザ信号
(B1)とを時分割多重で又は個別にディジタル信号に変
換してディジタルディザ加算情報信号(A2+B2)とディ
ジタルディザ信号(B2)とを得るためのアナログ−ディ
ジタル変換手段と、前記ディジタルディザ加算情報信号
(A2+B2)から前記ディジタルディザ信号(B2)を減算
する減算手段と、前記アナログディザ加算情報信号(A1
+B1)のレベルが所定レベルを越えたか又は越える可能
性がある高レベル状態であるか否かを判定し、前記高レ
ベル状態でない時には前記ビット付加回路(4a)の出力
データ(Ba)を選択し、前記高レベル状態の時には前記
2の補数信号(Bb)を選択するように前記切り換え回路
(6)を制御するレベル判定回路(12又は12a)とを有
することを特徴とするアナログ−ディジタル変換装置に
係わるものである。
なお、本発明に関係する2の補数コード(2′s comp
lement code)とオフセツト・バイナリ・コード(offse
t binary code)と10進法で示す信号レベルとの関係を
4ビツトのデータで例示すると次の通りである。
〔作 用〕 本発明のディジタルディザ発生器(4)からは、特に
正負の制限が付けられないでディジタルディザが発生す
る。ビット付加回路(4a)はディジタルディザ発生器
(4)の出力の最上位ビット(MSB)の上に少なくとも
1個の論理の“0"を付加するので、このビット付加回路
(4a)の出力は2の補数コードの信号として取扱う場合
に正の値を示す。従って、ビット付加回路(4a)は2の
補数コードの正の値を示す信号を形成する回路として機
能している。2の補数回路(5)において入力信号を2
の補数に変換すると、2の補数コードで負の値を表わす
出力が得られる。即ち、2の補数回路5の入力は常に最
上位ビットに論理の“0"を有する信号であるので、これ
を2の補数回路(5)で2の補数コードに変換すると最
上位ビットに論理の“1"を有する信号となる。この最上
位ビットに論理の“1"を有する信号は2の補数コードで
負の値を示す。切り換え回路(6)はアナログ情報信号
のレベルが高い時に2の補数回路(5)の出力即ち2の
補数コードで負の値を選択し、アナログ情報信号のレベ
ルが低い時にビット付加回路(4a)の出力即ち2の補数
コードで正の値を選択する。従って、アナログ情報信号
のレベルが高い時には負のアナログディザ信号が加算器
(3)で加算されることになり、結果としてアナログ情
報信号からアナログディザ信号を減算することになり、
加算器(3)の出力が許容上限レベルを越えることがな
い。また、アナログ情報信号のレベルが低い時には正の
アナログディザ信号が加算器(3)で加算される。従っ
て、本発明によればアナログ情報信号のレベルの高い時
でもアナログ・ディジタル変換においてディザを利用す
る効果を得ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を説明する。
(第1の実施例) 第1図に示す第1の実施例に係わるオーデイオ信号に
対応する情報アナログ信号をデイジタル信号に変換する
装置は、例えば0〜20kHz程度のオーデイオ信号から成
るアナログ情報信号の入力ライン(1)にサンプルホー
ルド回路(2)が接続されている。このサンプルホール
ド回路(2)は情報信号A1を一定の周期でサンプリング
し、これにより得られるサンプルをホールドして出力す
るものであり、この出力端子はアナログ加算器(3)の
一方の入力端子に接続されている。
(4)はデイジタルデイザ発生器であり、実質的にラ
ンダム12に12ビツトのデイジタル信号をサンプル・ホー
ルド回路(2)のサンプリング周波数と同一の88.2kHz
のサンプリング周波数で発生する回路である。このデイ
ザ発生器(4)は、M系列(Maximal−length Pulse Se
quences)擬似ランダムパルス発生回路から成り、アナ
ログの白色性雑音をデイジタル信号に変換したものと実
質的に同じものを出力する。
デイザ発生器(4)に接続された4ビツト付加回路
(4a)は、12ビツトのデイジタルデイザのMSB(the Mos
t Significant Bit)の上に論理“0"の内容の4ビツト
を付加し、16ビツトのデイザを出力するものである。こ
のデイジタルデイザは2の補数コードを正のレベルのデ
ータに対応している。
4ビツト付加回路(4a)に接続された2の補数回路
(5)は、16ビツトのデイザの2の補数を出力するもの
である。この入力は2の補数コードで正のレベルのデー
タであるので、この出力は2の補数コードの負のレベル
のデータに対応する。
4ビツト付加回路(4a)と2の補数回路(5)とに接
続された切り換え回路(6)は、マルチプレクサ(mult
iplexer)から成り、デイザ信号Baとその2の補数Bbと
のいずれか一方を選択するものである。
切り換え回路(6)に接続されたデイジタル−アナロ
グ変換器即ちD/A変換器(7)は2の補数コードに対応
したアナログ出力を得るものであり、デイジタルデイザ
信号Ba又はこの2の補数Bbに対応したアナログデイザ信
号B1を発生するものである。即ち、このD/A変換器
(7)は、2の補数コードの正レベル信号であるデイザ
信号Baが入力している時には、正のアナログ出力を発生
し、2の補数コードの負レベル信号である2の補数信号
Bbが発生している時には負のアナログ出力を発生するも
のである。このD/A変換器(7)の出力端子は、加算器
(3)の他方の入力端子とA/D変換器(9)とに接続さ
れている。なお、D/A変換器(7)は、サンプルホール
ド回路(2)から出力されるアナログ情報信号A1のサン
プリング周期に同期してアナログデイザ信号B1(0〜f
/2Hz但し、fsはサンプリング周波数)を出力するよう
に構成されている。
加算器(3)に接続されている第1のA/D(アナログ
・デイジタル)変換器(8)は、加算器(3)から得ら
れるアナログデイザ加算情報信号A1+B1を例えば、16ビ
ツトのデイジタル信号A2+B2に変換するものである。D/
A変換器(7)に接続されている第2のA/D変換器(9)
はアナログデイザ信号B1をデイジタル信号に変換し、デ
イザ信号(白色性雑音)に対応するランダムなデイジタ
ル信号即ちデイジタルデイザ信号B2を出力するものであ
る。
(10)はデイジタル減算器であり、一方の入力端子が
第1のA/D変換器(8)の出力端子に接続され、他方の
入力端子が第2のA/D変換器(9)の出力端子に接続さ
れ、第1のA/D変換器(8)から得られるデイザ加算情
報信号(A2+B2)から第2のA/D変換器(9)から得ら
れるデイザ信号(B1)を減算し、出力ライン(11)にア
ナログ情報信号A1に対応したデイジタル情報信号A2を送
出する。
(12)はレベル判定回路であり、電圧比較器(13)の
一方の入力端子を加算器(3)の出力端子に接続し、他
方の入力端子を基準電圧源(14)に接続することによつ
て構成されている。基準電圧源(14)の基準電圧レベル
VRは、第1のA/D変換器(8)の許容最大レベルVMと等
しく設定されている。勿論、VRをVMよりも少し低いレベ
ルに設定しても差し支えない。比較器(13)は、アナロ
グデイザ加算情報信号(A1+B1)のレベルが基準電圧VR
以上になつた時に低レベルから高レベルに転換する。比
較器(13)の出力端子は切り換え回路(6)に接続され
ているので、比較器(13)の出力が高レベルになると、
切り換え回路(6)は2の補数回路(5)の出力を選択
する。
第2図は第1図の2の補数回路(5)及び切り換え回
路(6)を詳しく示す。2の補数回路(5)は、デイザ
発生器(4)の各出力ラインa1〜a16に接続されたNOT回
路N1〜N16と、NOT回路N1〜N16で反転した信号1を加算
する加算回路(15)とから成り、デイザ信号Baを2の補
数信号Bbに変換して出力する。
切り換え回路(6)はMSB〜LSBの各ビツトに対応して
16の切り換えスイツチS1〜S16を含み、出力ラインC1〜C
16が接点aによつてデイザ信号ラインa1〜a16に接続さ
れ、接点bによつて2の補数信号ラインb1〜b16に接続
されるように構成されている。なお、スイツチS1〜S16
は常時は接点aに投入されているが、比較器(13)の出
力が高レベルになつたことに応答して接点bに投入され
る。切り換え回路(6)は機械的スイツチで原理的に示
されているが、実際には電子スイツチで構成されてい
る。
(動作) 今、加算器(3)の一方の入力端子にアナログ情報信
号A1が入力し、他方の入力端子にアナログデイザ信号B1
が入力し、これ等の加算出力であるアナログデイザ加算
情報信号A1+B1のレベルが基準電圧VR以上にならない場
合には、従来の動作と同一であり、アナログデイザ加算
情報信号A1+B1は第1のA/D変換器(8)でデイジタル
デイザ加算情報信号A2+B2に変換され、アナログデイザ
信号B1は第2のA/D変換器(9)でデイジタルデイザ信
号B2に変換され、それぞれ減算器(10)に送られ、ここ
でA2+B2−B2のデイジタル減算が行われ、デイジタル信
号A2が得られる。
ところで、本発明に係わる2の補数回路(5)を使用
しないで、加算器(3)にアナログ情報信号A1とアナロ
グデイザ信号B1とを入力させ、この加算値A1+B1が加算
器の許容出力レベル及び/又はA/D変換器(8)の許容
入力レベルを越えた場合には、アナログ情報信号A1に対
応したデイジタル情報信号A2を得ることが不可能にな
る。しかし、本実施例の方式によれば、上述の如き問題
が解決される。次にこれを詳しく説明する。
今、4ビツト付加回路(4a)から2の補数コードにお
ける最大のデイザ信号Baが発生し、この値が 〔0000111111111111〕 であり、これが2の補数コードに従うD/A変換器(7)
でアナログ信号に変換されると、正の最大振幅のアナロ
グデイザ信号B1が情報信号A1に加算される。情報信号A1
の交流波形の正の振幅レベルが低いために、加算値A1
B1がA/D変換器(8)の正の許容最大レベルを越えない
場合には、このままA/D変換される。また、情報信号A1
の負の振幅がA/D変換器(8)の負の許容最大レベルと
同一又は近い値であつても、アナログデイザ信号B1が正
の信号であるため、A1+B1の負側の振幅が高くならず、
逆に低くなる。従つて、A1+B1信号の負の振幅がA/D変
換器(8)の負側の許容範囲外になることはない。
一方、上記の最大のデイジタルデイザ信号Baに対応す
るアナログデイザ信号B1を加えるために、加算値A1+B1
がA/D変換器(8)の正の許容最大入力レベルに対応す
る基準電圧VR以上になつたとすれば、比較器(13)の出
力が高レベルに転換し、切り換え回路(6)によつて2
の補数Bbが選択される。上述の最大デイジタルデイザ信
号の2の補数は 〔111100000000000001〕 であり、これは2の補数コードの負のレベル信号であ
る。このため、2の補数コードのD/A変換器(7)から
は負のアナログデイザ信号B1が得られる。この結果、加
算値(A1+B1)の正方向の振幅が、デイザ信号Baをその
まま使用した場合に比較して低くなり、A/D変換器
(8)の許容最大レベルを越えなくなる。なお、1サン
プリング周期の最初においてA1+B1のレベルがVRよりも
高いことが判定され、直ちに2の補数が選択されるた
め、同一サンプリング期間のその後においてVRを越えな
い加算信号A1+B1を得ることができる。そこで、A/D変
換器(8)(9)からデータを1サンプリング期間の初
めの部分よりも後の部分で出力させ、減算器(10)にお
いて正常な減算を行う。
最大のデイジタルデイザ信号以外の信号が発生してい
る場合において、A1+B1≧VRの状態が生じても、上述と
同一の動作で2の補数が選択される。即ち、4ビツト付
加回路(4a)で上位4ビツトを“0"にしたデイザ信号Ba
はあらゆる値において2の補数コードにおける正のレベ
ルを示す。一方、このデイザ信号Baの2の補数信号Bb
は、2の補数コードの負のレベルを示す。従つて、2の
補数が選択された時には、D/A変換器(7)から必ず負
のアナログ信号が送出され、加算値A1+B1の振幅が低下
する。
2の補数が切り換え回路(6)で選択されると、加算
器(3)において2の補数に対応するアナログデイザ信
号が加算されると共に、減算器(10)において2の補数
に対応する値が減算されるので、2の補数に切り換えた
ことによる問題は全く生じない。
上述から明らかな如く、本実施例によれば、デイザの
加算を行つているのにも拘らず、アナログ情報信号A1
最大レベルをA/D変換器(8)の許容最大入力レベルと
同じにすることが可能になる。なお、デイザ信号B1のレ
ベルを最大値を、A/D変換器(8)の正の許容最大入力
レベルから負の許容最大入力レベルまでのダイナミック
レンジの1/2にすることができる。
〔第2の実施例〕 次に、第3図に示す本発明の第2の実施例に係わるA/
D変換方式を説明する。但し、第1図と共通する部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。この第3図
では、コストの低減及びA/D変換誤差に基づく減算誤差
の発生の防止のために、1つのA/D変換器(8)によつ
てA1+B1と、B1との両方をA/D変換している。このため
に、サンプルホールド回路(2)と加算器(3)との間
に多重化用ゲート回路(21)が設けられている。このゲ
ート回路(21)は1サンプリング期間の1部においてア
ナログ情報信号A1を抽出して加算器(3)の一方の入力
端子に与えるものである。加算器(3)のもう一方の入
力としてアナログデイザ信号B1が常に入力しているの
で、アナログ情報信号A1が入力している期間にはA1+B1
の出力が得られ、その他の期間にはB1の出力が得られ
る。A/D変換器(8)はA1+B1とB1とを時分割でそれぞ
れA/D変換する。A/D変換器(8)の出力の分岐ラインの
メモリ(22)は、B1に対応するデイジタルデイザ信号B2
を選択的に読み込み、A2+B2の出力期間に同期して読み
出す。これにより、減算器(10)からA2+B2−B2=A2
出力が得られる。メモリ(22)からB2が出力されていな
い期間のデータは不要なものであるから、減算器(10)
の出力ラインに接続されたサンプリングゲート(23)に
よつてA2のみを抽出する。この第3図の時分割多重処理
の方式は、特願昭60−152772号に開示した方法と実質的
に同じである。 この方式によつても、最大レベルの時
に2の補数を使用する効果が第1図の場合と全く同様に
得られる。
〔第3の実施例〕 第4図は第1図の一部を変形したA/D変換方式を示
す。この第4図ではレベル判定回路(12a)がアナログ
情報信号A1のラインに接続されている。この判定回路
(12a)は、デイジタルデイザ信号Baの最大値に対応す
るアナログデイザ信号のレベルをB1M、A/D変換器(8)
の最大許容入力レベルをVRとした場合に、A1>VR−B1M
の状態を検出し、切り換え回路(6)を2の補数選択状
態に制御している。これにより、アナログ情報信号のレ
ベルの高い領域においてもデイザの加算、減算の効果を
得ることができる。
〔変形例〕
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例え
ば次の変形例が可能なものである。
(1) 第3図において、ゲート(21)を加算器(3)
の入力側に設けずに、加算器(3)の出力側に設け、出
力側で(A1+B1)とB1との時分割多重信号を形成しても
よい。
(2) 第3図のメモリ(22)にA2+B2を書き込むよう
にしてもよい。
(3) 第3図の減算器(10)にA2+B2をゲートで抽出
して入力させ、A2+B2−B2の演算を行うようにしてもよ
い。
(4) ライン(1)にステレオ信号を入力させ、加算
器(3)の出力段で分離するようにしてもよい。
(5) デイジタルデイザ発生器(4)をアナログデイ
ザ発生器とA/D変換器との組み合せで構成してもよい。
[発明の効果] 上述から明らかなように本発明によれば、アナログ情
報信号のレベルが高い時であってもディザの加算を中断
することが不要になり、アナログ・ディジタル変換にお
けるディザを利用する効果を常に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わるA/D変換方式を
示すブロツク図、 第2図は第1図の2の補数回路及び切り換え回路を詳し
く示す回路図、 第3図は第2の実施例のA/D変換方式を示す回路図、 第4図は第3の実施例のA/D変換方式を示す回路図であ
る。 (3)……加算器、(4)……デイジタルデイザ発生
器、(5)……2の補数回路、(6)……デイザ切り換
え回路、(7)……D/A変換器、(8)……第1のA/D変
換器、(9)……第2のA/D変換器、(10)……減算
器、(12)……レベル判定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ情報信号(A1)を順次にサンプリ
    ングして出力するためのサンプルホールド回路(2)
    と、 ディジタルディザを発生するディジタルディザ発生器
    (4)と、 前記ディジタルディザ発生器(4)に接続され、前記デ
    ィジタルディザ発生器(4)から発生した前記ディジタ
    ルディザの最上位ビットの上に少なくとも1個の論理の
    “0"を付加して2の補数コードで正の値に相当するデー
    タ(Ba)を出力するビット付加回路(4a)と、 前記ビット付加回路(4a)に接続され、前記ビット付加
    回路(4a)の出力データ(Ba)の2の補数信号(Bb)で
    あって2の補数コードで負の値を有するものを形成する
    2の補数回路(5)と、 前記ビット付加回路(4a)と前記2の補数回路(5)と
    に接続され、前記ビット付加回路(4a)の出力データ
    (Ba)と前記2の補数回路(5)で形成された前記2の
    補数信号(Bb)とを択一的に選択して出力するための切
    り換え回路(6)と、 前記切り換え回路(6)の出力をアナログ信号に変換し
    てアナログディザ信号(B1)を出力するものであって、
    2の補数コードのディジタル信号をアナログ信号に変換
    するように形成されたディジタル−アナログ変換器
    (7)と、 前記サンプルホールド回路(2)と前記ディジタル−ア
    ナログ変換器(7)に接続され、前記アナログ情報信号
    (A1)に前記アナログディザ信号(B1)を加算したアナ
    ログディザ加算情報信号(A1+B1)を形成するための加
    算器(3)と、 前記アナログディザ加算情報信号(A1+B1)と前記アナ
    ログディザ信号(B1)とを時分割多重で又は個別にディ
    ジタル信号に変換してディジタルディザ加算情報信号
    (A2+B2)とディジタルディザ信号(B2)とを得るため
    のアナログ−ディジタル変換手段と、 前記ディジタルディザ加算情報信号(A2+B2)から前記
    ディジタルデイザ信号(B2)を減算する減算手段と、 前記アナログディザ加算情報信号(A1+B1)のレベルが
    所定レベルを越えたか又は越える可能性がある高レベル
    状態であるか否かを判定し、前記高レベル状態でない時
    には前記ビット付加回路(4a)の出力データ(Ba)を選
    択し、前記高レベル状態の時には前記2の補数信号(B
    b)を選択するように前記切り換え回路(6)を制御す
    るレベル判定回路(12又は12a)と を有することを特徴とするアナログ−ディジタル変換装
    置。
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