JPH08128878A - タンクレベルの監視方法及び装置 - Google Patents

タンクレベルの監視方法及び装置

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JPH08128878A
JPH08128878A JP7230120A JP23012095A JPH08128878A JP H08128878 A JPH08128878 A JP H08128878A JP 7230120 A JP7230120 A JP 7230120A JP 23012095 A JP23012095 A JP 23012095A JP H08128878 A JPH08128878 A JP H08128878A
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level
alarm
tank
pump
time
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JP7230120A
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Masayuki Sugiyama
正幸 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ発停時の過渡的な状態であっても適切な
警報点で警報監視を行ない、且つ定常時の急激なレベル
変動の警報監視を可能とすることにある。 【解決手段】給水、給油系統等の循環ラインに吐出ポン
プを有するタンクの槽内レベルを連続式レベル計により
計測されたレベル計測信号を取込んで槽内レベルを監視
するタンクレベルの監視方法において、ポンプの起動直
後の非定常時にレベル計測信号をもとに槽内レベルがレ
ベル警報点以下にならない下限値を求めて警報下限値を
設定し、次いでポンプの連続運転が一定時間経過後の定
常時にはあるインターバル毎にそのインターバル内で実
レベルをサンプリングしてその平均値からレベル基準値
を求めて警報上、下限値を設定し、さらにポンプの停止
直後の非定常時に槽内レベルがレベル警報点以上になら
ない上限値を求めて警報上限値を設定切換えして槽内レ
ベルを監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水、給油系統等
の循環ラインに吐出ポンプを有するタンクの槽内レベル
を監視するタンクレベルの監視方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば給油を必要とする機械や給水を必
要とする設備に給水を行う場合、図5に示すように給油
又は給水槽1より吐出ポンプ2により調節弁3を介して
設備4に給油又は給水した後、その油又は水を再び給油
又は給水槽1に戻す循環系ライン5が形成されている。
【0003】従来、このような循環ラインに吐出ポンプ
を有するタンクの槽内レベルを監視するには、図5に示
すように給油又は給水槽1の所定の位置に差圧計や超音
波レベル計等の連続レベル計6を設け、この連続レベル
計6で計測されたレベル計測信号を監視装置7に入力し
て図6のタイムチャートに示す如くタンクレベルの監視
を行なっている。 (1)図6に示すように吐出ポンプの発停時と定常時と
における上/下限警報値がそれぞれ常に一定に設定され
ている。従って、ポンプ起動時等の過渡的な状態では計
測レベルが下限警報点以下となると警報信号を発生して
しまうため、下限警報点以下となる計測信号に対して警
報信号が発生しないようにマスキングする等の処置を行
っていた。 (2)循環系ラインが給油ラインの場合、機械等への給
油消費等により長期的な戻り量が変化するが、通常大容
量のタンクの場合、定常時における警報は経時的な液補
給レベルまでの低下警報の他に油漏れ等に起因する急激
な(微分的な)レベル変動も監視したいニーズが高まっ
ている。しかし、従来のタンクレベル監視方法では、長
期的な戻り量変化に応じた警報点の設定変更機能を有し
ていないため、急激なレベル変動に対しては監視できな
いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のタン
クレベル監視方法においては、警報点が操業中の定常状
態で設定されたものだけを用いていたため、吐出ポンプ
の起動や停止時における過渡的な状態ではレベルが安定
するまで、アラーム信号をマスキングする等の処理を行
なっていたが、本来吐出ポンプの起動や停止時等の過渡
的な状態に応じた別の警報点があるべきところ適切な警
報点への変更ができないという問題があった。
【0005】また、長期的な戻り量の変化を考慮した定
常時の油漏れ等に起因する急激なレベル変動を監視した
いというニーズに対応できないという問題があった。本
発明は、ポンプ発停時の過渡的な状態であっても適切な
警報点で警報監視を行ない、定常時戻り量の変化に起因
した経時的なレベル低下に合わせた適切な警報点を持つ
ことにより、定常時の油漏れ等に起因する急激なレベル
変動の警報監視が可能なタンクレベルの監視方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段によりタンクレベルを監視
するものである。請求項1に対応する発明は、給水、給
油系統等の循環ラインに吐出ポンプを有するタンクの槽
内レベルを連続式レベル計により計測されたレベル計測
信号を取込んで槽内レベルを監視するタンクレベルの監
視方法において、前記ポンプの起動直後の非定常時に前
記連続式レベル計より取込まれるレベル計測信号をもと
に槽内レベルがレベル警報点以下にならない下限値を求
めて警報下限値を設定し、次いで一定時間経過後の定常
時にはある基準値を警報上、下限値として前記ポンプを
連続運転し、さらに前記ポンプの停止直後の非定常時に
前記連続式レベル計より取込まれるレベル計測信号をも
とに槽内レベルがレベル警報点以上にならない上限値を
求めて警報上限値を設定して槽内レベルを監視すること
を特徴としている。
【0007】また請求項2に対応する発明は、、給水、
給油系統等の循環ラインに吐出ポンプを有するタンクの
槽内レベルを連続式レベル計により計測されたレベル計
測信号を取込んで槽内レベルを監視するタンクレベルの
監視方法において、前記ポンプの起動直後の非定常時に
前記連続式レベル計より取込まれるレベル計測信号をも
とに槽内レベルがレベル警報点以下にならない下限値を
求めて警報下限値を設定し、次いで前記ポンプの連続運
転が一定時間経過後の定常時にはあるインターバル時間
毎にそのインターバル内で前記連続式レベル計より取込
まれるレベル計測信号をサンプリングしてその平均値を
インターバルレベル基準値とすると共にそれにあるパラ
メータを加味して警報上、下限値を設定し、さらに前記
ポンプの停止直後の非定常時に前記連続式レベル計より
取込まれるレベル計測信号をもとに槽内レベルがレベル
警報点以上にならない上限値を求めて警報上限値を設定
して槽内レベルを監視することを特徴としている。
【0008】請求項3に対応する発明は、上記請求項2
に対応する発明のタンクレベルの監視方法において、定
常時間からポンプ停止時に至る過程で液補給を行うとき
は液補給開始時点から液補給終了時点までの液補給時間
に警報信号をマスキングし、液補給終了時点でレベル計
測信号をサンプリングしてその平均値からインターバル
時間内のレベル基準値を求め、新たな警報点を決めて槽
内レベルを監視することを特徴としている。
【0009】請求項4に対応する発明は、給水、給油系
統等の循環ラインに吐出ポンプを有するタンクの槽内レ
ベルを連続式レベル計により計測されたレベル計測信号
を取込んで槽内レベルを監視するタンクレベルの監視装
置において、ポンプ停止時、ポンプ起動時、ポンプ運転
時及びポンプ停止時における一連のタンクレベルの変動
パターンに基いて前記ポンプ起動時及びポンプ停止時の
槽内レベルがレベル警報点以下にならない下限値及びレ
ベル警報点以上にならない上限値を求める第1の演算手
段と、前記タンクレベルの変動パターンに基いて前記ポ
ンプ起動後の定常状態として前記槽内レベルの警報点の
上限値及び下限値を求める第2の演算手段と、前記ポン
プの起動又は停止指令が入力されると一定時間カウント
するタイマと、前記ポンプが起動すると前記タイマより
一定時間出力される時間信号により槽内レベルが前記第
1の演算手段により求められたレベル警報点以下になら
ない下限値に切換え、一定時間経過すると前記第2の演
算手段により求められた槽内レベルの警報点の上限値及
び下限値に切換え、前記ポンプが停止すると前記タイマ
より一定時間出力される時間信号により槽内レベルが前
記第1の演算手段により求められたレベル警報点以上に
ならない上限値に切換える切換手段と、この切換手段よ
り出力される槽内レベルの警報点の上、下限値に基いて
警報点を自動変更する警報点自動変更処理手段とを備え
る。
【0010】請求項5に対応する発明は、上記タンクレ
ベルの監視装置において、第2の演算部に対して定常状
態時の槽内レベルを周期的にある時間サンプリングした
レベル移動平均値をその周期内の基準レベルと見做して
レベル警報点の上、下値を適正な値に演算変更する機能
を備える。
【0011】請求項6に対応する発明は、上記タンクレ
ベルの監視装置において、定常時間からポンプ停止時に
至る過程で液補給信号が入力されると前記警報点自動変
更処理手段により自動変更された警報点に対して液補給
開始時点から液補給終了時点までの液補給時間に警報信
号をマスキングするアラームマスキング処理手段を設け
る。
【0012】従って、請求項1及び請求項4に対応する
発明のタンクレベルの監視方法及び装置にあっては、ポ
ンプ起動直後及び停止直後の非定常時においても槽内レ
ベルがレベル警報点以下にならない下限値及びレベル警
報点以上にならない上限値の設定が可能となるので、ポ
ンプ起動時や停止時の過渡的な状態であっても適切な警
報点で警報監視を行なうことができる。
【0013】また、請求項2及び請求項5に対応する発
明のタンクレベルの監視方法及び装置にあっては、上記
作用に加えて、ポンプの連続運転が一定時間経過後の定
常時にはあるインターバル時間毎にそのインターバル内
で使用するレベル警報点としてレベル計測信号をサンプ
リングしてその平均値をインターバルレベル基準値とす
ると共にそれにあるパラメータを加味して警報上、下限
値の設定が可能となるので、定常時戻り量の変化に起因
した経時的なレベル低下に合わせた適切な警報点によ
り、定常時の油漏れ等に起因する急激なレベル変動の警
報監視を行うことができる。
【0014】さらに、請求項3及び請求項6に対応する
発明のタンクレベルの監視方法及び装置にあっては、上
記作用に加えて定常時間からポンプ停止時に至る過程で
液補給を行っても液補給開始時点から液補給終了時点ま
での液補給時間に警報信号をマスキングし、スムーズに
停止時の過渡的な状態に対して適切な警報点の設定によ
り警報監視を行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明によるタンクレベルの
監視装置の一実施の形態を示すブロック構成図である。
【0016】図1において、11はポンプ停止時、ポン
プ起動時、ポンプ運転時及びポンプ停止時における一連
のタンクレベルの変動パターンに基いてポンプ停止中の
警報点の上限値及び下限値を求めるポンプ停止中の警報
演算部、12は前記タンクレベルの変動パターンに基い
てポンプ起動時及びポンプ停止時の槽内レベルがレベル
警報点以下にならない下限値及びレベル警報点以上にな
らない上限値を求める非定常部警報演算部(以下第1の
演算部と呼ぶ)、13は前記タンクレベルの変動パター
ンに基いてポンプ起動後の定常状態として前記槽内レベ
ルの警報点の上限値及び下限値を求める定常部警報演算
部(以下第2の演算部と呼ぶ)である。
【0017】ここで、第2の演算部13は定常状態時の
槽内レベルを周期的にある時間サンプリングしたレベル
移動平均値をその周期内の基準レベルと見做してレベル
警報点の上、下値を適正な値に演算変更する機能を備え
ている。
【0018】また、14はポンプの起動又は停止指令が
入力されると一定時間カウントするタイマ処理部、15
はポンプが起動するとタイマ処理部14より一定時間出
力される信号により槽内レベルが第1の演算部12によ
り求められたレベル警報点以下にならない下限値に切換
え、一定時間経過すると第2の演算部13により求めら
れた槽内レベルの警報点の上限値及び下限値に切換え、
ポンプが停止するとタイマ14より一定時間出力される
指令により槽内レベルが第1の演算部12により求めら
れたレベル警報点以上にならない上限値に切換える警報
レベル切換部である。
【0019】さらに、16は警報レベル切換部15より
出力される槽内レベルの警報点の上、下限値に基いて警
報点を自動変更する警報点自動変更処理部、17は定常
時間からポンプ停止時に至る過程で液補給信号が入力さ
れると警報点自動変更処理部16により自動変更された
警報点に対して液補給開始時点から液補給終了時点まで
の液補給時間に警報信号をマスキングするアラームマス
キング処理部である。
【0020】次に上記のように構成されたタンクレベル
の監視装置の作用を図2に示すタイムチャートにより説
明する。いま、ポンプ起動信号がタイマ処理部14に入
力されると、このタイマ処理部14から警報レベル切換
部15に一定時間第1の演算部12の出力を選択すべく
指令が与えられる。
【0021】すると、警報レベル切換部15では第1の
演算部12で求められたタンクレベルの出力警報点の下
限値を警報点自動変更処理部16に渡す。この警報点自
動変更処理部16では、図2に示すように警報下限値2
1の設定を(イ)から(ハ)に自動変更する。この場
合、(ハ)は(イ)からα1分引いた値とする。α1はポ
ンプ容量等にて決定される。
【0022】ポンプ起動後、一定時間t1 (t1 はポン
プ特性のカーブにより決定される、安定するまでの時間
とレベル変動の安定する時間により決定される。)経過
すると警報レベル切換部15では、第1の演算部12の
出力から第2の演算部13の出力を選択し、警報点自動
変更処理部16に渡す。すると、この警報点自動変更処
理部16は上限警報値22を(ロ)から(ニ)に、下限
警報値21を(ハ)から(ホ)にそれぞれ自動変更す
る。このときの上限警報値22は(ロ)からα2分引い
た値とする。
【0023】上記警報点が定常時のイニシャルのポイン
トとなるが、その後はx時間毎にy分間z秒毎にレベル
サンプリングを行い、その移動平均値をx時間インター
バルのレベル基準値23とし、それに+α3 したものを
上限値、−α4 したものを下限値とする。
【0024】また、ポンプ停止指令がタイマ処理部14
に入力すると、このタイマ処理部14から警報レベル切
換部15に一定時間第1の演算部12の出力を選択すべ
く指令が与えられる。
【0025】すると、警報レベル切換部15では第1の
演算部12で求められたタンクレベルの出力警報点の下
限値を警報点自動変更処理部16に渡す。この警報点自
動変更処理部16では、図2に示すようにポンプ停止時
は戻り量によるレベル上昇を考慮して上限値を(ヘ)か
ら(チ)に切換え、ポンプ停止後t2 時間経過後下限値
を(ト)から(リ)に切換える。このようにして設定さ
れる警報点がポンプ停止時の非定常警報点となる。
【0026】この場合、上記警報点の自動変更中に液補
給が行われた場合警報をマスキングする機能を備え、無
意味な警報が無駄に発報しないように考慮してある。こ
のように上記のような構成のタンクレベルの監視装置に
よれば、ポンプ発停時の非定常部警報演算部(第1の演
算部)12とポンプ起動後(t1 後)の定常部警報演算
部(第2の演算部)13と液補給中にマスキングするア
ラームマスキング処理部16とが総合的に機能すること
でシステムの状態に応じた最適な警報点に自動変更する
ことができる。
【0027】従って、システム状態に応じた最適な警報
点を演算し、自動変更することができ給油系統等の循環
ラインに掃出ポンプを有するタンクに対して精度のよい
タンクレベルの監視を行うことができる。
【0028】次にタンクレベルの監視方法の第1の例を
図3に示すタイムチャートにより説明する。いま、図5
に示すタンク1の槽内レベルが連続レベル計6により計
測され、そのレベル計測信号が監視装置7に入力されて
いるものとする。このとき、監視装置7内の警報レベル
点としては、ポンプ2が起動されていないので、図3に
示すように警報下限値(イ)及び警報上限値(ロ)に設
定されている。
【0029】このような状態にあるとき、t1 時点でポ
ンプ起動指令を受けると、ポンプ起動直後の非定常時間
では連続式レベル計より取込まれるレベル計測信号をも
とに槽内レベルがレベル警報点以下にならない下限値を
求め、警報下限値(イ)から警報下限値(ハ)に設定切
換えされ、下限値警報チェックを続行する。この場合、
警報下限値(ハ)は警報下限値(イ)からxを引いた値
である。
【0030】次にポンプ2の連続運転が一定時間経過し
てt2 時点になると、まずレベル警報点の上、下限値が
イニシャル値(ニ),(ホ)に切換えられる。その後、
ta時間毎のインターバルでtb分間tc秒毎に連続式
レベル計より取込まれるレベル計測信号から実レベルの
サンプリングを行い、その平均値をインターバル時間
(ta)内のレベル基準値Lsとし、それにあるパラメ
ータ+α1 を加味して警報上限値(ヘ)、パラメータ−
α1 を加味して警報下限値(ト)として設定して警報監
視を実行する。
【0031】次のインターバル時(ta時間)も同様に
レベル基準値を算出し、それに対する警報上下限値を求
めて警報レベル点を設定する。一方、t3 時点でポンプ
停止指令を受けるとポンプの停止直後の非定常時間では
連続式レベル計より取込まれるレベル計測信号をもとに
演算を実行して、まず警報上限値(ヘ)から警報上限値
(チ)に設定切換えられ、一定時間経過してt4 時点に
なると、連続停止にて警報下限値(ト)から警報下限値
(リ)に設定切換えられる。
【0032】このように第1の例では、図3から分かる
ようにポンプ起動時及び停止時の過渡的非定常状態時に
おいても、有効な警報上限値、警報下限値と定常時に有
効な警報値を個別に設定可能である。
【0033】また、定常時はあるインターバル時間毎に
そのインターバル内で使用するレベル警報点をレベル基
準値を算出することで演算決定しており、長期的な戻り
量の変化を考慮した定常時の油の漏洩等に起因する急激
なレベル変動を警報したいというニーズに対応できる。
【0034】次に本発明によるタンクレベルの監視方法
の第2の例を示す図4に示すタイムチャートにより説明
する。第2の例では、定常時間からポンプ停止時に至る
過程で液補給シーケンスを含む場合の例であり、このと
きは液補給開始時点ts から液補給終了時点te までの
液補給時間帯には警報信号をマスキングするようにした
もので、それ以外は第1の例と同じであるが、液補給終
了時点でレベル計測信号をサンプリングしてその平均値
からインターバル時間内のレベル基準値Lsを求め、新
たな警報点を決めている。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるタンクレ
ベルの監視方法及び装置によれば、給水、給油系統等の
循環ラインに吐出ポンプを有するタンクの槽内レベルを
連続式レベル計により計測されたレベル計測信号を取込
んで槽内レベルを監視するタンクレベルの監視方法にお
いて、ポンプの起動時及び停止時に応じたレベル警報点
と定常時に応じた適切なレベル警報点とをそれぞれ求め
て、その警報点に設定切換えするようにしたので、プロ
セス負荷に適応した過渡的精度、定常的精度を共に向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタンクレベルの監視装置の実施の
形態を示すブロック図。
【図2】同実施の形態の作用を説明するためのタイムチ
ャートを示す図。
【図3】本発明によるタンクレベルの監視方法の第1の
例を説明するためのタイムチャートを示す図。
【図4】本発明によるタンクレベルの監視方法の第2の
例を説明するためのタイムチャートを示す図。
【図5】タンクの槽内レベルが警報監視される給水、給
油系統等の吐出ポンプを有する循環ラインを示す系統
図。
【図6】従来のタンクレベルの監視方法を説明するため
のタイムチャートを示す図。
【符号の説明】 1……給油又は給水槽、2……吐出ポンプ、3……調節
弁、4……給油を要する機械又は給水を要する設備、5
……循環系ライン、6……レベル計測計、7……監視装
置,11……ポンプ停止中の警報演算部、12……非定
常部警報演算部、13……定常部警報演算部、14……
タイマ処理部、15……警報レベル切換部、16……警
報点自動変更処理部、17……アラームマスキング処理
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水、給油系統等の循環ラインに吐出ポ
    ンプを有するタンクの槽内レベルを連続式レベル計によ
    り計測されたレベル計測信号を取込んで槽内レベルを監
    視するタンクレベルの監視方法において、 前記ポンプの起動直後の非定常時に前記連続式レベル計
    より取込まれるレベル計測信号をもとに槽内レベルがレ
    ベル警報点以下にならない下限値を求めて警報下限値を
    設定し、次いで一定時間経過後の定常時にはある基準値
    を警報上、下限値として前記ポンプを連続運転し、さら
    に前記ポンプの停止直後の非定常時に前記連続式レベル
    計より取込まれるレベル計測信号をもとに槽内レベルが
    レベル警報点以上にならない上限値を求めて警報上限値
    を設定して槽内レベルを監視することを特徴とするタン
    クレベルの監視方法。
  2. 【請求項2】 給水、給油系統等の循環ラインに吐出ポ
    ンプを有するタンクの槽内レベルを連続式レベル計によ
    り計測されたレベル計測信号を取込んで槽内レベルを監
    視するタンクレベルの監視方法において、 前記ポンプの起動直後の非定常時に前記連続式レベル計
    より取込まれるレベル計測信号をもとに槽内レベルがレ
    ベル警報点以下にならない下限値を求めて警報下限値を
    設定し、次いで前記ポンプの連続運転が一定時間経過後
    の定常時にはあるインターバル毎にそのインターバル内
    で前記連続式レベル計より取込まれるレベル計測信号を
    サンプリングしてその平均値をインターバルレベル基準
    値とすると共にそれにあるパラメータを加味して警報
    上、下限値を設定し、さらに前記ポンプの停止直後の非
    定常時に前記連続式レベル計より取込まれるレベル計測
    信号をもとに槽内レベルがレベル警報点以上にならない
    上限値を求めて警報上限値を設定して槽内レベルを監視
    することを特徴とするタンクレベルの監視方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のタンクレベルの監視方法
    において、定常時間からポンプ停止時に至る過程で液補
    給を行うときは液補給開始時点から液補給終了時点まで
    の液補給時間に警報信号をマスキングし、液補給終了時
    点でレベル計測信号をサンプリングしてその平均値から
    インターバル時間内のレベル基準値を求め、新たな警報
    点を決めて槽内レベルを監視することを特徴とするタン
    クレベルの監視方法。
  4. 【請求項4】 給水、給油系統等の循環ラインに吐出ポ
    ンプを有するタンクの槽内レベルを連続式レベル計によ
    り計測されたレベル計測信号を取込んで槽内レベルを監
    視するタンクレベルの監視装置において、 ポンプ停止時、ポンプ起動時、ポンプ運転時及びポンプ
    停止時における一連のタンクレベルの変動パターンに基
    いて前記ポンプ起動時及びポンプ停止時の槽内レベルが
    レベル警報点以下にならない下限値及びレベル警報点以
    上にならない上限値を求める第1の演算手段と、前記タ
    ンクレベルの変動パターンに基いて前記ポンプ起動後の
    定常状態として前記槽内レベルの警報点の上限値及び下
    限値を求める第2の演算手段と、前記ポンプの起動又は
    停止指令が入力されると一定時間カウントするタイマ
    と、前記ポンプが起動すると前記タイマより一定時間出
    力される時間信号により槽内レベルが前記第1の演算手
    段により求められたレベル警報点以下にならない下限値
    に切換え、一定時間経過すると前記第2の演算手段によ
    り求められた槽内レベルの警報点の上限値及び下限値に
    切換え、前記ポンプが停止すると前記タイマより一定時
    間出力される時間信号により槽内レベルが前記第1の演
    算手段により求められたレベル警報点以上にならない上
    限値に切換える切換手段と、この切換手段より出力され
    る槽内レベルの警報点の上、下限値に基いて警報点を自
    動変更する警報点自動変更処理手段とを備えたことを特
    徴とするタンクレベルの監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のタンクレベルの監視装置
    において、第2の演算手段は定常状態時の槽内レベルを
    周期的にある時間サンプリングしたレベル移動平均値を
    その周期内の基準レベルと見做してレベル警報点の上、
    下値を適正な値に演算変更する機能を備えたことを特徴
    とするタンクレベルの監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のタンクレベルの監視装置
    において、定常時間からポンプ停止時に至る過程で液補
    給信号が入力されると前記警報点自動変更処理手段によ
    り自動変更された警報点に対して液補給開始時点から液
    補給終了時点までの液補給時間に警報信号をマスキング
    するアラームマスキング処理手段を設けたことを特徴と
    するタンクレベルの監視装置。
JP7230120A 1994-09-08 1995-09-07 タンクレベルの監視方法及び装置 Pending JPH08128878A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6320655B1 (ja) * 2016-09-05 2018-05-09 株式会社ヤマデン センサ
JP2022083222A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 Necプラットフォームズ株式会社 判定装置、判定システム、判定方法、及びプログラム

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JP6320655B1 (ja) * 2016-09-05 2018-05-09 株式会社ヤマデン センサ
JP2022083222A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 Necプラットフォームズ株式会社 判定装置、判定システム、判定方法、及びプログラム

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