JPH08128651A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH08128651A
JPH08128651A JP26697994A JP26697994A JPH08128651A JP H08128651 A JPH08128651 A JP H08128651A JP 26697994 A JP26697994 A JP 26697994A JP 26697994 A JP26697994 A JP 26697994A JP H08128651 A JPH08128651 A JP H08128651A
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JP
Japan
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steam
water
container
high frequency
heating chamber
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Application number
JP26697994A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Tsujimoto
敏之 辻本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高周波及び蒸気による加熱に有効
な安全で使いやすい蒸気発生器の容器を提供することを
目的とする。 【構成】 加熱室8に着脱自在に収納できる蒸気容器9
と周囲フランジ14部に着脱自在に載置される蓋11と
蒸気容器9内に納められた吸水体10と蒸気容器9の中
央に蒸気開口12が設けられている。蒸気容器9内底部
には凹凸部分21が施され吸水体10と蒸気容器9の底
部が密着しない構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波で被加熱物を加熱
するための高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の高周波加熱装置、特に電
子レンジは、超高速の加熱装置として用の供されている
反面、加熱後の被加熱物の変質も指摘されている。例え
ば、被加熱物が食品の場合、加熱により食品に含まれる
水分が食品外へ発散され、仕上がりが乾燥状態となり、
食味や栄養価を落とすとゆうもので最も有効な手段とし
て水蒸気を印加する方法が採られてきた。
【0003】そこで使い勝手を考慮した蒸気発生手段と
しては図6、図7、図8に示すように加熱庫内2の誘電
体製の蒸気容器3内に水を注入し、内側の吸水体4に水
を吸わせ高周波の印加により水蒸気を発生させ容器3上
部の蓋5で密封されているため内気圧の上昇により開け
られた開口から強制的庫内に蒸気を排出させる構造とし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、後述のような課題があった。
【0005】(1)蒸気容器への注水時水がすぐに吸水
しないため蒸気容器から水が溢れるとか注水に時間がか
かる等の問題があった。
【0006】(2)吸水体からの蒸気発生時、吸水体の
底面部分が密着しているため底面部分からの蒸気が出に
くく蒸気量不足による調理性能低下等の課題があった。
【0007】(3)誤って水の無い状態で加熱をした際
蒸気容器の内側底面と吸水体との部分密着から電界集中
が起こり蒸気容器が発熱し焼けや溶けにつながるという
課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので蒸気容
器からの蒸気発生をスムーズに行うとともに使いやすく
安全性の高い高周波及び蒸気による加熱調理を行う構成
の高周波加熱装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するために、装置本体内に設けた加熱室に対し、高周
波発生手段の発生する高周波を加熱室内に照射する構成
と、加熱室内で、高周波発生手段と被加熱物との間に誘
電体材料によって形成した蒸気容器を着脱自在に収納
し、蒸気容器内側の吸水体と接する底面が凹凸の形状が
施された上に水を吸収する吸水体を設け、この吸水体に
は蒸気を発生するための水を吸収させて設け、更に、吸
水体は被加熱物に対向する面より隔離して設け、又、蒸
気容器の被加熱物への対向面に設けた開口部から蒸気を
庫内に放出する構成を設け、高周波及び蒸気によって加
熱調理を行う構成とした。
【0010】
【作用】加熱室内に設けた誘電体材料よりなる蒸気容器
は内部に水の吸水体収容しており、含まれている水に対
し、高周波の印加が行われた場合、単に水を高周波で加
熱する場合に比べ、沸騰状態における気泡の大きさが抑
えられ、突沸現象を無くすことが出来る。更に、水面が
直接被加熱物に面した従来の装置に比べ、被加熱物に対
向する面から水の存在する吸水体部分を隔離すること
で、被加熱物は高周波の加熱の間、沸騰水の飛散により
濡れる事もなく、蒸気成分だけが印加されるようにな
り、沸騰水による濡れが許容されない被加熱物に対して
も、蒸気と高周波の双方による加熱が可能となる。更に
被加熱物に対する高周波の印加状態が、蒸気容器が高周
波発生手段と被加熱物の間に介在することで、加熱室内
に発生する定在波モードを弱勢化する。
【0011】そこで、第1の手段により、誤って吸水体
の水が無い状態で加熱した場合吸水体及び蒸気容器が負
荷となり加熱の対象となる。その場合水の無い吸水体の
一部と蒸気容器が部分的に密着している場合、電界集中
が発生し蒸気容器の焼けや溶けに至るもので蒸気容器の
内部底面に凹凸を施す事により吸水体と蒸気容器の間に
均一な誘電率の低い空気層ができることで電界が集中せ
ず緩和されるものである。更に吸水体の下面に外気とつ
ながる空気層を持つため吸水体の下面からの蒸気放出が
活発に行われ被加熱物に対し蒸気が十分与えることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。図1より図5は、本実施例の高周波加熱装置を
示している。図1は本発明の実施例を示すもので、加熱
室内で蒸気を発生する高周波加熱装置の側方断面図であ
る。
【0013】誘電体製の蒸気容器9は加熱室8の側壁部
に設けられた棚レール13に着脱自在に載置されて、加
熱室内に収納できる寸法で、略中央部に加熱室8内への
蒸気の放出に掛かる矩形の蒸気開口12を有する。蒸気
開口12は複数個の小穴を加熱室の前後、左右に対し、
対称となるように配している。蒸気容器9の周囲と、蒸
気開口12部にはフランジ14、16が設けられる。蒸
気容器9の周囲のフランジ14は内周部を1段低くし、
この低くした部分15全周当接する誘電体製の蓋11が
着脱自在に載置されている。蒸気開口12部のフランジ
14は周囲のフランジ14の1段低くした部分16より
低くし、蓋11の内面との間に隙間を設けている。蒸気
容器9の底部には蒸気開口12のフランジよりも大き
く、くり抜いた開口17を持つ水の吸水体10を配置し
ている。
【0014】本発明の実施例における、蒸気の発生に掛
かる構成を図2、図3に示す。蒸気容器9の内側底部に
凹凸部分21を設け、蒸気容器9と吸水体10との間に
空気層を作る形状を有している。図2においては凸部分
21を高さ2mmの直線のリブ状にしたもので、蒸気容
器9の周囲からの水を注入した際水が瞬時に吸水体10
の裏面に流れる形状にした例である。又、他の実施例を
図4、図5に示す。図4は凹凸部分23を高さ2mmの
直線のリブを放射状に配置した形状で図1の加熱室2の
上部のアンテナ22の回転に合わせた形状のため電界の
強い蒸気容器9の中央に水を注入しやすい形状にした例
である。
【0015】図5は凹凸部分24を高さ2mmの円状リ
ブを中央のフランジを取り巻くように配置され余分な水
が蒸気容器9の底に溜まっている場合など周囲へのふき
こぼれがしにくい構造をした例である。
【0016】更に、吸水体10は誘電体の繊維からな
り、水の吸収力が強く、高周波の印加に耐えるアラミッ
ド繊維を使用している。加熱装置本体は加熱室8外に設
けたマグネトロン18からなる高周波発生手段と加熱室
8上面に設けた加熱室8への電波の照射に掛かる上開口
19を導波管20で結び、加熱室8内への電波の照射を
可能にしている。
【0017】以上の構成で、次の操作と動作が行なわれ
る。使用者は、蒸気容器9を加熱室8より取り出し、蒸
発に掛かる水を、蓋11を外し、吸水体10部に注入す
る。水はフランジ14、16の間で吸水体10内に浸潤
して行く。実施例では、約300mlの水を吸水体10
に吸収させている。次に使用者はこの蒸気容器9を加熱
室8内に装填し先ず被加熱物7を装填せずに加熱動作を
行う。加熱室8内に照射された電波は吸水体10に吸収
された水を加熱、水の温度上昇と共に、水蒸気が蒸気容
器9内に発生する。発生した蒸気は蓋11とフランジ1
4の隙間を通って蒸気開口12へ到達する。蒸気容器9
内の、湿度が高まるにつれ内気圧でこの蒸気開口12か
ら、加熱室8に水蒸気が放出される。実施例の場合、高
周波加熱出力が1400Wの場合で約2分の動作を行う
と、加熱室8内に水蒸気が充満する。
【0018】この状態で被加熱物7を装填、加熱動作を
行う。被加熱物7は蒸気容器9部分を通過した電波が印
可される。大略で言えば、被加熱物7には、水蒸気の発
生に使用される電波エネルギー分が差し引かれた高周波
エネルギーが印可されると言える。又、電波の質の面か
ら言えば、加熱室8内に発生する定在波が蒸気容器9へ
吸収される分、弱勢化され、被加熱物7に対しより定在
波モードの強弱の少ない電波が照射されることになり、
単なる高周波加熱装置に比べ加熱ムラの少ない電波とい
える。
【0019】こうして被加熱物7には水蒸気と電波の双
方が印可、両面からの加熱が行われる。電波により、被
加熱物7は内部も同時に加熱されるが、加熱に従い、被
加熱物7内に発生した水蒸気が被加熱物7表面より外部
に放出されんとする。一方、蒸気容器9で発生した水蒸
気は加熱室8内に放出され、被加熱物表面を包含し、被
加熱物7からの水分の蒸発を防ぐ。
【0020】
【発明の効果】以上のように、蒸気容器の内側の吸水体
と接する面に凹凸形状を施し吸水体を浮かせることによ
り以下の効果が得られる。
【0021】(1)蒸気容器への水の注水時蒸気容器内
側底面と吸水体との隙間ができるため注水した水が瞬時
に底面に分散し吸水体の下面全体からムラなく吸水させ
る事ができる。更に注水時間の短縮や注水時の水こぼし
を防げる等の利点がある。
【0022】(2)注水量過多の場合余分な水を吸水体
と蒸気容器の内側底部の凹凸により浮いた隙間から素早
く排出する事ができる。
【0023】(3)加熱による蒸気放出時吸水体が凹凸
によって持ち上げられているので吸水体の両面から蒸気
を放出する事ができるので蒸気量を安定して庫内に送り
込む事ができる。
【0024】(4)吸水体を凹凸によって浮かす事によ
り誤って吸水体の水無しで加熱した場合でも吸水体と蒸
気容器が密着せず電界集中を緩和し蒸気容器の焼けや溶
けを防止できる。
【0025】以上の効果から吸水体を浮かせる為の凹凸
は実使用時においても作業効率がよく蒸気放出を活発に
行い調理を安定して行うための重要な役割をするもので
ある。また水の入れ忘れなどの誤使用においても電界集
中を緩和し蒸気容器の焼け等の発生を防止する安全性の
高い高周波加熱装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の側
面断面図
【図2】本発明の一実施例における蒸気容器の上面図
【図3】本発明の一実施例における蒸気容器と側面断面
【図4】本発明の一実施例における蒸気容器の上面図
【図5】本発明の一実施例における蒸気容器の上面図
【図6】従来の高周波加熱装置の側面断面図
【図7】従来の蒸気容器の上面図
【図8】従来の蒸気容器の側面断面図
【符号の説明】 8 加熱室 9 蒸気容器 10 吸水体 11 蓋 12 蒸気開口 13 棚レール 14 フランジ 17 開口 18 マグネトロン 19 上開口 20 ドウハカン 21 凹凸部分 22 アンテナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室と、前記加熱室へ電波を照射するよ
    うに結合された高周波発生手段を備え、前記加熱室内に
    は、前記高周波発生手段と被加熱物との間に低誘電材料
    によって形成した蓋付きの蒸気容器を着脱自在に収納
    し、前記蒸気容器内には水を吸収する吸水体を設け、前
    記吸水体には蒸気を発生するための水を吸収させて設
    け、前記蓋あるいは蒸気容器に設けた開口部から蒸気を
    加熱室内に放出する構成とし、前記容器内側の吸水体と
    接する底面は凹凸の形状が施され吸水体と容器内側の底
    面が密着しない構造を特徴とする高周波加熱装置。
JP26697994A 1994-10-31 1994-10-31 高周波加熱装置 Pending JPH08128651A (ja)

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