JPH08128498A - アクティブ除振装置 - Google Patents

アクティブ除振装置

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Publication number
JPH08128498A
JPH08128498A JP26665094A JP26665094A JPH08128498A JP H08128498 A JPH08128498 A JP H08128498A JP 26665094 A JP26665094 A JP 26665094A JP 26665094 A JP26665094 A JP 26665094A JP H08128498 A JPH08128498 A JP H08128498A
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JP
Japan
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actuator
active
active vibration
vibration isolation
vibration isolator
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Application number
JP26665094A
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English (en)
Inventor
Masaki Kurihara
雅樹 栗原
Ikumori Ootake
生司 大竹
Tadashi Otaka
正 大高
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、電子顕微鏡装置のように、
機器本体の絶対加速度ではなく、その部材間の相対変位
を問題としている場合には、床振動に対して、アクティ
ブ除振装置に支持された定盤とこの定盤に搭載された機
器の加速度を検出し、このデータに基づいて上下方向に
加力できるように配置したアクチュエータを制御して、
機器の高さ方向の2点間の相対加速度を低減する高精度
でかつ安価なアクティブ除振装置を提供することにあ
る。 【構成】 ばね部材と振動減衰部材とからなるパッシブ
除振部材と、これに並列に設けた上下方向に加力できる
複数本のアクチュエータ3と、機器46の振動を検出し
てアクチュエータ3を制御するコントローラ12とから
構成される。 【効果】 本発明によれば、床振動に対して、機器の部
材間の相対変位を大幅に低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブ除振装置に係
り、特に、精密機器を床振動に対して振動的に絶縁し、
機器の部材間の相対変位あるいは相対加速度を低減する
のに好適なアクティブ除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子顕微鏡装置のような精密機器では、
一般に、機器が設置される床面の振動が原因で画像精度
あるいは性能が低下する恐れがあるため、除振装置で支
持された定盤上に設置される。除振装置としては、水平
方向および上下方向に剛性の低い弾性体のばね部材、例
えば、コイルばね、空気ばね、もしくは防振ゴムなど
と、減衰効果を有する粘性ダンパ等の振動減衰部材との
組み合わせが用いられることが多い。
【0003】除振装置は、床面からの微振動を振動絶縁
することによって、定盤およびこれに搭載された機器の
応答の絶対加速度を低減(除振)する装置である。しか
しながら、パッシブ除振装置は必ず固有振動数を持ち、
しかもその固有振動数を下げるには限度がある。一般
に、パッシブ除振装置の固有振動数は、1〜3Hz程度
となり、1.5〜4Hz以下の床振動に対しては、パッ
シブ除振装置による振動絶縁効果は得られない。これが
パッシブ除振装置の問題点である。
【0004】そこで、このような問題点を解決する方法
として、床振動の微振動に対して、定盤の振動を能動的
に抑制する方法が考えられ、この方法の従来技術として
は、例えば、特開平1−307537号公報、および特
開平2−228712号公報に記載されているように、
アクチュエータを用い、定盤上の絶対加速度等をフィー
ドバックして能動的に定盤の振動の絶対加速度を抑制す
るアクティブ除振装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アクティブ除振装置に
おける従来技術の原理によれば、床振動に対して機器を
搭載する定盤の振動を大幅に低減する効果が得られる
が、しかしながら、高精度な振動制御を行おうとする
と、定盤の水平方向、上下方向および回転方向の6自由
度の絶対加速度を抑制するためには、少なくとも8軸の
アクチュエータが必要であり、さらに、この多入力多出
力の制御を効果的に実行するために、振動を検出する検
出器、この検出器によるデータに基づいてアクチュエー
タを制御するために高速に演算することのできるDSP
(Digital Signal Processor)、検出器のアナログデー
タをディジタルデータに変換するA/D変換器、DSP
のディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換
器等を用いたディジタル制御方式が採用されている。
【0006】従って、アクティブ除振装置は非常に高価
な装置となってしまう問題点がある。さらに、従来のア
クティブ除振装置の問題点は、除振装置に搭載される精
密機器の振動特性を考慮していないために、高精度な除
振・制振性能が制約されてしまうことである。
【0007】さて、電子顕微鏡装置のような精密機器で
は、機器本体の絶対加速度ではなく、電子銃あるいは対
物レンズと試料との間のように、機器のある部材間の相
対変位のみを高精度に低減できれば良い場合が多い。
【0008】本発明の目的は、定盤とこの定盤に搭載さ
れた機器の振動データを検出することによって、機器の
ある部材間の相対振動量(相対変位あるいは相対加速
度)を高精度に低減する安価なアクティブ除振装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアクティブ除振装置は、機器を搭載する定
盤を、ばね部材からなるパッシブ除振部材と、前記定盤
を上下方向へ加力するアクチュエータとを並列に配置し
て支持し、前記アクチュエータを前記機器の振動に基づ
いて制御することにより、前記機器の部材間の相対変位
を低減することを特徴とするものである。
【0010】具体的には、ばね部材と振動減衰部材とか
らなるパッシブ除振部材と、これに並列に設けられた上
下方向用のアクチュエータ部材とから構成されるアクテ
ィブ除振部材と、定盤と精密機器の加速度あるいは変位
を検出できる検出器を配置し、この検出データに基づい
てアクチュエータ部材を制御するコントローラからなる
アクティブ除振装置を設けることによって上記目的を達
成することができる。
【0011】すなわち、パッシブ除振部材は精密機器を
支持すると共に、水平方向の絶対加速度の除振を行う。
アクチュエータ部材としては、積層型圧電素子とこれの
高さを調整する高さ調整部材を用いるほかに、床振動が
制御対象外の高振動数成分を含む場合には、これを除去
するための高振動数成分遮断部材をも用いる。このアク
チュエータ部材を、検出器のデータを用いて精密機器の
部材間の水平方向の相対加速度あるいは、相対変位、並
びに上下方向の絶対加速度を抑制するように、コントロ
ーラで制御することによって上記目的は達成される。
【0012】
【作用】一般的に、パッシブ除振装置による電子顕微鏡
装置等の精密機器の支持は、その重心高さ、並びに重心
を通る鉛直面に対する対称位置では行われていないた
め、水平方向もしくは上下方向に加振されると、これら
の方向の振動と回転振動は連成することになる。また、
パッシブ除振装置による水平、および上下方向の固有振
動数は、機器本体の固有振動数より、十分に低く設定さ
れるため、床振動入力に対しても、その応答は、機器が
ほぼ剛体で、除振装置が変形する振動モードが主体的と
なり、並進モードと回転モードとが合わさった振動モー
ドとなる。このとき、機器の電子銃などの内部構造部材
と試料が載る試料台との間の相対変位は、除振装置の傾
斜による回転振動モードが起因する高さ方向に不等分布
の慣性力によって生じる機器構造体等の変形が支配的と
なる。
【0013】そこで、本発明の上記構成によれば、特
に、定盤と機器の複数点の水平方向の振動状態を検出す
る加速度計の検出器と、上下方向用のアクチュエータ部
材が配置されている定盤上の各点の上下方向の振動状態
を検出する加速度計あるいは変位計の検出器とからの信
号を用いることにより、ディジタルコントローラで上下
方向用アクチュエータを制御し、上下方向の絶対加速
度、さらに、今問題としている機器の内部構造部材と試
料台との間の相対加速度あるいは相対変位を抑制するよ
うに、すなわち、機器の高さ方向の加速度分布が均一に
なるように、定盤の傾斜を抑制することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。まず、本発明の一実施例を図1、図
2および図3により説明する。図1に示した実施例は、
電子顕微鏡装置46に本発明のアクティブ除振装置を適
用した例である。この実施例では、床1上に設置された
架台2上に複数個のアクティブ除振部材3が設けられて
いる。
【0015】図3に示されるように、このアクティブ除
振部材3は、水平方向および上下方向に除振効果のある
パッシブ除振部材33と、これに並列に設けられた上下
方向用のアクチュエータ部材34とから構成されてい
る。この複数個のアクティブ除振部材3は定盤4を支持
する。さらに、定盤4上に電子顕微鏡装置46の本体が
搭載される。
【0016】電子顕微鏡装置46の電磁レンズホルダ9
内には、電子ビームを放射する電子銃10と、電子ビー
ムを収束させる電磁レンズとが設けられており、電磁レ
ンズホルダ9内は、真空ポンプ5bにより真空にされ
る。また、チャンバー6内にある試料台8を、チャンバ
ー6の外部から任意の水平および上下方向に移動させる
ためのステージ7がチャンバー6に設けられており、チ
ャンバー6内は真空ポンプ5aにより真空にされる。
【0017】また、図1に示すように、アクティブ除振
部材3を制御するために、例えば、アクティブ除振部材
3に設置されている定盤4上の点の上下方向の加速度、
もしくは変位等、および制御対象の電子顕微鏡装置46
本体の振動モード等の振動パラメータを把握するための
加速度等を検出する検出器11を、必要に応じて複数個
設け、さらに、チャンバー6内の試料台8の加速度を検
出する検出器11を設けている。
【0018】これらの検出器11からの信号は、A/D
変換器14を通してDSP(ディジタル・シグナル・プ
ロセッサー)部材15に入力され、このDSP部材15
には、アクティブ除振部材3のアクチュエータ部材34
を制御する実行用プログラムが書き込まれており、DS
P部材で高速に計算された信号は、D/A変換器16、
増幅器17を経て、アクチュエータ部材34を制御す
る。なお、計算機13はアクチュエータ部材34の制御
開始、終了、DSP部材15に実行用プログラムを書き
込み、修正および制御状態の監視を行う際のモニタ等の
機能を持つ。
【0019】また、図2に示した実施例は、パッシブ除
振装置18を有する電子顕微鏡装置46全体を、架台2
の下部から、本発明によるアクティブ除振部材3で支持
したものである。
【0020】次に、図3により、本発明におけるアクテ
ィブ除振部材の実施例を説明する。アクティブ除振部材
3は、主にパッシブ除振部材33と、これに並列に設け
られた上下方向用のアクチュエータ部材34とから構成
される。本実施例では、防振ゴムや積層ゴムなどのゴム
部材21が、スペーサ部材20を介して下部板部材19
上に取付けられている。
【0021】さらに、アクチュエータ部材34の基本構
成は、能動的伸縮部材としての積層型圧電素子29、高
さ調整部材23および高振動数成分遮断部材31からな
る。積層型圧電素子29は両端にブロック部材28a、
28bが取付けられ、ブロック部材28aは、下部板部
材19に捩込まれた高さ調整部材23上に、スラスト軸
受け部材25を介して支持される。高さ調整部材23の
上部に設けられた凸部材に挿入された心出し部材35
は、高さ調整部材23の水平方向に設けられた穴部に差
し込まれた押し部材36により、ブロック部材28aの
溝部にはめ合わされる。
【0022】また、スラスト軸受け部材24は、多数の
ボールベアリング26と、これらを収納しているケーシ
ング部材25と、このケーシング部材25に埋め込まれ
たリング状の磁石部材27とから構成される。ケーシン
グ部材25はリング状をしており、水平面に対して半割
れ構造となっている。ケーシング部材25の断面は、ボ
ールベアリング26がケーシング部材25から外にでな
いように、凹形となっている。そして、この凹形部のつ
ば部とボールベアリング26との間には適当な間隙を設
けて、架台2と定盤4との水平方向の相対変位を吸収で
きるようにしている。
【0023】そのために、アクチュエータ部材34の高
さ調整時において、ボールベアリング26は、ケーシン
グ部材25に埋め込まれたリング状の磁石部材27によ
り、凹形部の中央に位置させることができ、また、心出
し部材35によって、ボールベアリング26から上部に
位置する積層型圧電素子29等の水平方向の位置決めが
可能となる。
【0024】アクチュエータ部材34の高さ調整は、高
さ調整部材23を回転させることによって行う。すなわ
ち、高さ調整部材23を回転させると、下部板部材19
に捩込まれた高さ調整部材23が上下し、このとき、ス
ラスト軸受け部材24により、ブロック部材28aに上
下変位のみを与えて、積層型圧電素子29へのねじり荷
重の伝達を防止できる。
【0025】高さ調整部材23により押し上げられた積
層型圧電素子29は、ブロック部材28b、高振動数成
分遮断部材31a、さらに補強部材32を介して定盤4
に適当な荷重になるまで押し付られる。高さ調整後には
ナット部材22により固定する。さらに、押し部材36
を高さ調整部材23から外して、心出し部材35を下げ
ることによって、ブロック部材28bの水平移動に対す
る拘束を解除する。これにより、スラスト軸受け部材2
4のボールベアリング26と、ケーシング部材25との
間には間隙があるので、アクチュエータ部材34は定盤
4の水平移動を拘束しなくなり、パッシブ除振部材33
による水平方向の除振効果が得られる。
【0026】なお、高振動数成分遮断部材31aは、床
振動のうち制御対象外の高振動数成分を除去するために
用いられている。また、ブロック部材28bには積層型
圧電素子29を保護するカバー部材30が設けられてい
る。また、能動的伸縮部材として、本実施例では、積層
型圧電素子を用いているが、磁歪アクチュエータを用い
ることもできる。
【0027】次に、図1および図3を用いて、本実施例
の作用を説明する。床振動により、アクティブ除振部材
3で支持される定盤4と電子顕微鏡装置46本体とは、
水平、上下方向に加振されるが、一般に、電子顕微鏡装
置46は重心で支持されていないため、定盤4には水平
面に対して傾斜する振動モードが加わる。その結果、例
えば、電磁レンズホルダ9内の電子銃10と試料台8と
の間に、相対変位が生じようとする。
【0028】このとき、アクチュエータ部材34が配置
されている定盤4の各点の上下方向の加速度もしくは変
位、および制御対象の電子顕微鏡装置46の水平方向の
加速度等を検出する検出器11、並びに電子銃10およ
び試料台8の水平方向の加速度等を検出する検出器11
の出力信号が、A/D変換器14を通してDSP部材1
5に入力され、この信号、並びに電子銃10と試料台8
との間の相対変位あるいは相対加速度とアクチュエータ
のパワーの2乗値等を評価関数として、この評価関数を
最小にするように決定したフィードバックゲインを用い
て、DSP部材15はアクチュエータ部材34による制
御力に対応した電圧を瞬時に計算し、この計算された制
御電圧は、D/A変換器16およびを増幅器17を通し
て、アクチュエータ部材34を駆動する。
【0029】このアクチュエータ部材34による制御力
は、電子銃10と試料台8との相対変位あるいは相対加
速度を低減するように、定盤4の傾斜を抑制する。な
お、スラスト軸受け部材24に設けた間隙により、積層
型圧電素子29は水平方向の荷重を受けないようにする
ことができる。
【0030】なお、通常の除振機器系においては、水平
方向と、鉛直軸を含む回転方向の振動が連成するため、
フィードバックゲインを決定する際の評価関数として、
水平方向の絶対振動量を考慮することによって、上下方
向のアクチュエータだけで水平方向の絶対振動量を抑制
することは可能である。
【0031】図4に、アクティブ除振部材の別の実施例
を示す。このアクティブ除振部材は図3のアクティブ除
振部材3において、中空なゴム部材21を用いるととも
に、スペース部材20を容器形状にして、その中に粘性
流体37を満たし、ゴム部材21の定盤4側部に棒部材
38を取付け、この棒部材38の先端が粘性流体37に
浸されるようにする。そのため、床振動によって棒部材
38と粘性流体37間の相対変位が粘性抵抗力を発生さ
せ、この粘性抵抗力は減衰効果として作用し、パッシブ
な振動減衰部材を構成する。
【0032】さらに、図5から図8に、それぞれ別の実
施例を示す。図5に示した実施例は、図4のアクティブ
除振部材3におけるパッシブな振動減衰部材として、ゴ
ム部材の上下方向の両端間に粘弾性部材39を設けたも
のである。
【0033】また、図6に示した実施例は、パッシブ除
振部材33としてコイルばね部材41と粘弾性部材39
を用いたものである。コイルばね部材41は高振動数成
分の除振効果が少ないため、ゴム等の弾性体を用いた高
振動成分遮断部材31bと、この高振動成分遮断部材3
1bを保護するために金属製のリング部材42とを設け
ている。
【0034】図7に示した実施例は、コイルばね部材4
1、並びに粘性流体37と棒部材38を用いた振動減衰
部材からなるパッシブ除振部材33を構成したものであ
る。
【0035】また、図8に示した実施例は、コイルばね
部材41と棒部材38を、粘性流体37を満たした容器
部材43内に配置したものである。これにより、コイル
ばね部材41および棒部材38は、粘性流体37ととも
に振動減衰部材を構成する。
【0036】また、図9に、さらに別の実施例を示す。
図9に示した実施例は、パッシブ除振部材33の中空の
ゴム部材21の中央に、図3に示したアクチュエータ部
材34を配置することによって、一体型のコンパクトな
アクティブ除振部材3としたものである。
【0037】なお、高さ調整部材23は、積層型圧電素
子29を適当な荷重で定盤側に押し付けるための部材で
あり、この際、積層型圧電素子29を荷重計として利用
することが可能である。
【0038】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、床振動入
力を振動絶縁する機器用のアクティブ除振装置におい
て、パッシブ除振部材と上下方向用アクチュエータ部材
とを並列に用いることによって、機器の部材間の相対変
位を大幅に低減させることができるとともに、低コスト
のアクティブ除振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のアクティブ除振装置を電子顕
微鏡装置に適用した一実施例の縦断面図である。
【図2】図2は、本発明のアクティブ除振装置を電子顕
微鏡装置に適用した別の実施例の横断面図である。
【図3】図3は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる独立型のアクティブ除振部材の実施
例の縦断面図である。
【図4】図4は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる独立型のアクティブ除振部材の別の
実施例の縦断面図である。
【図5】図5は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる独立型のアクティブ除振部材の別の
実施例の縦断面図である。
【図6】図6は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる独立型のアクティブ除振部材の別の
実施例の縦断面図である。
【図7】図7は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる独立型のアクティブ除振部材の別の
実施例の縦断面図である。
【図8】図8は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる独立型のアクティブ除振部材の別の
実施例の縦断面図である。
【図9】図9は、本発明のパッシブ除振部材とアクチュ
エータ部材からなる一体型のアクティブ除振部材の実施
例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 床 2 架台 3 アクティブ除振部材 4 定盤 5、5a、5b 真空ポンプ 6 チャンバー 7 ステージ 8 試料台 9 電磁レンズホルダ 10 電子銃 11 検出器 12 コントローラ 13 計算機 14 A/D変換器 15 DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサー) 16 D/A変換器 17 増幅器 18 パッシブ除振装置 19 下部板部材 20 スペーサ部材 21 ゴム部材 22 ナット部材 23 高さ調整部材 24 スラスト軸受け部材 25 ケーシング部材 26 ボールベアリング 27 磁石部材 28、28a、28b ブロック部材 29 積層型圧電素子 30 カバー部材 31、31a、31b 高振動数成分遮断部材 32 補強部材 33 パッシブ除振部材 34 アクチュエータ部材 35 心出し部材 36 押し部材 37 粘性流体 38 棒部材 39 粘弾性部材 40 台座部材 41 コイルばね部材 42 リング部材 43 容器部材 44 上部板部材 46 電子顕微鏡装置

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を搭載する定盤を、ばね部材からな
    るパッシブ除振部材と、前記定盤を上下方向へ加力する
    アクチュエータとを並列に配置して支持し、前記アクチ
    ュエータを前記機器の振動に基づいて制御することによ
    り、前記機器の部材間の相対変位を低減することを特徴
    とするアクティブ除振装置。
  2. 【請求項2】 床と、機器を搭載する定盤との間に設け
    た、弾性体であるばね部材、あるいは前記ばね部材およ
    び振動減衰部材から構成されるパッシブ除振部材と、前
    記定盤を上下方向へ加力するアクチュエータ部材と、前
    記アクチュエータ部材を制御するコントローラとからな
    るアクティブ除振装置において、前記パッシブ除振部材
    と、前記上下方向用アクチュエータ部材とを並列に配置
    し、前記上下方向用アクチュエータ部材として、能動的
    伸縮部材および高さ調整部材、並びに必要に応じて弾性
    体の高振動数成分遮断部材を用いることを特徴とするア
    クティブ除振装置。
  3. 【請求項3】 床と、機器を搭載する定盤との間に設け
    た、弾性体であるばね部材、あるいは前記ばね部材およ
    び振動減衰部材から構成されるパッシブ除振部材と、前
    記定盤を上下方向へ加力するアクチュエータ部材と、前
    記アクチュエータ部材を制御するコントローラとからな
    るアクティブ除振装置において、前記パッシブ除振部材
    のばね部材は中空部を有し、前記中空部に前記上下方向
    用アクチュエータ部材を並列に配置し、前記上下方向用
    アクチュエータ部材として、能動的伸縮部材と高さ調整
    部材、並びに必要に応じて弾性体の高振動数成分遮断部
    材を用いることを特徴とするアクティブ除振装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載のアクティ
    ブ除振装置において、前記アクチュエータ部材に用いる
    能動的伸縮部材は、積層型圧電素子あるいは磁歪アクチ
    ュエータであることを特徴とするアクティブ除振装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3に記載のアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のばね部材
    として、ゴム部材を用いることを特徴とするアクティブ
    除振装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3に記載のアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のばね部材
    として、コイルばね部材を用い、前記コイルばね部材と
    直列に必要に応じて弾性体の高振動数成分遮断部材を設
    けることを特徴とするアクティブ除振装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2または3に記載のアクティ
    ブ除振装置において、前記アクチュエータ部材の高さ調
    整部材のねじ部頭部に、スラスト軸受け部材を直列に設
    け、前記スラスト軸受け部材は、ボールベアリングと、
    前記ボールベアリングに接する上部および下部に配置し
    た二つ割れのケーシング部材とから構成され、前記ケー
    シング部材の上部および下部の部材は、断面凹型のリン
    グ状で、凹型のつば部と前記ボールベアリングとの間に
    適当な間隙を有することを特徴とするアクティブ除振装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2または3に記載のアクティ
    ブ除振装置において、前記アクチュエータ部材の高さ調
    整部材のねじ部頭部に、スラスト軸受け部材を直列に設
    け、前記スラスト軸受け部材は、ボールベアリングと、
    前記ボールベアリングに接する上部および下部に配置し
    た二つ割れのケーシング部材とから構成され、前記ケー
    シング部材の上部および下部の部材は、断面凹型のリン
    グ状で、凹型のつば部と前記ボールベアリングとの間に
    適当な間隙を有し、前記ボールベアリングが前記凹型の
    凹部中央に位置するように、前記ケーシング部材に磁石
    が埋め込まれていることを特徴とするアクティブ除振装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2または3に記載のアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材として中空
    部を有するゴム部材を用い、前記ゴム部材の上部の機器
    側と連結した棒部材を、前記中空部に貫通させ、前記ゴ
    ム部材の下部に設けた容器部材内の粘性流体に挿入する
    ことを特徴とするアクティブ除振装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置において、前記パッシブ除振部材として中
    空部を有するゴム部材を用い、前記中空部に前記ゴム部
    材の上部と下部とで支持される粘弾性部材を設けること
    を特徴とするアクティブ除振装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のコイル
    ばね部材の中央に設けられ、前記コイルばね部材の上部
    の機器側で支持された棒部材を、前記コイルばね部材の
    下部に設けた容器部材内の粘性流体に挿入することを特
    徴とするアクティブ除振装置。
  12. 【請求項12】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のコイル
    ばね部材を、前記コイルばね部材の下部に設けた容器部
    材内の粘性流体に挿入することを特徴とするアクティブ
    除振装置。
  13. 【請求項13】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のコイル
    ばね部材を、前記コイルばね部材の中央の上部と下部と
    で粘弾性体により支持することを特徴とするアクティブ
    除振装置。
  14. 【請求項14】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置において、前記アクティブ部材の高さ調整
    部材により、前記アクチュエータ部材に用いた積層型圧
    電素子を適当な荷重で定盤側と床側との間に押し付ける
    際、前記積層型圧電素子を荷重計として用いることを特
    徴とするアクティブ除振装置。
  15. 【請求項15】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置において、前記パッシブ除振部材と前記ア
    クチュエータ部材とにより、電子顕微鏡装置の本体を搭
    載する定盤もしくは電子顕微鏡の最下部を、直接支持す
    ることを特徴とするアクティブ除振装置。
  16. 【請求項16】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置を有することを特徴とする電子ビーム露光
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項1、2または3に記載のアクテ
    ィブ除振装置を有することを特徴とする縮小投影露光装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286503A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Hitachi High-Technologies Corp 荷電粒子線装置
JP2008052946A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Jeol Ltd ビーム応用装置
JP2008052947A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Jeol Ltd 荷電粒子ビーム装置

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