JPH08270721A - 免震機能付きアクティブ除振装置 - Google Patents

免震機能付きアクティブ除振装置

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JPH08270721A
JPH08270721A JP7072638A JP7263895A JPH08270721A JP H08270721 A JPH08270721 A JP H08270721A JP 7072638 A JP7072638 A JP 7072638A JP 7263895 A JP7263895 A JP 7263895A JP H08270721 A JPH08270721 A JP H08270721A
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JP
Japan
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active vibration
vibration isolation
seismic isolation
vibration
active
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Application number
JP7072638A
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English (en)
Inventor
Masaki Kurihara
雅樹 栗原
Ikumori Ootake
生司 大竹
Hitoshi Isoya
仁 礒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床振動外力に対する高性能な除振効果だけで
なく、地震外力に対しても搭載した機器の損傷を防止で
きるように、パッシブ除振部材とアクチュエータ部材を
並列に設けることによって、地震時にはアクチュエータ
部材を切り離して、パッシブ除振部材を地震応答加速度
を低減できる免震部材として用いることを可能にした安
価なアクティブ除振装置を提供する。 【構成】 ばね部材47と振動減衰部材とからなるパッ
シブ除振部材4と、これに並列に設けた上下方向に加力
できる、しかもアクチュエータの高さを変えることがで
きる複数本のアクチュエータ部材5と、機器等の振動を
検出してアクチュエータ部材を制御するコントローラと
から構成される。 【効果】 床振動外力に対して除振効果が得られると共
に、地震外力に対して、精密機器の応答加速度を大幅に
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブ除振装置に係
り、特に、精密機器を床振動に対して振動的に絶縁し、
地震時にも加速度低減効果を有するのに好適な免震機能
付きアクティブ除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子顕微鏡装置のような精密機器では、
一般に、機器が設置される床面の振動が原因で画像精度
あるいは性能が低下する恐れがあるため、除振装置で支
持された定盤上に設置される。除振装置としては、水平
方向および上下方向に剛性の低い弾性体のばね部材、例
えば、コイルばね、空気ばね、もしくは防振ゴムなど
と、減衰効果を有する粘性ダンパ等の振動減衰部材との
組み合わせが用いられることが多い。
【0003】除振装置は床面からの微振動を振動絶縁す
ることによって、定盤およびこれに搭載された機器の応
答の絶対加速度を低減(除振)する装置である。しかし
ながら、パッシブ除振装置は必ず固有振動数を持ち、し
かもその固有振動数を下げるには限度がある。一般に、
パッシブ除振装置の固有振動数は1〜3Hz程度とな
り、1.5〜4Hz以下の床振動に対しては、パッシブ
除振装置による振動絶縁効果は得られない。これがパッ
シブ除振装置の問題点である。
【0004】そこで、このような問題点を解決する方法
として、床振動の微振動に対して定盤の振動を能動的に
抑制する方法が考えられ、この方法の従来技術として
は、例えば、特開平1−307537号公報および特開
平2−228712号公報に記載されているように、ア
クチュエータを用い、定盤上の絶対加速度等をフィード
バックして、能動的に定盤の振動の絶対加速度を抑制す
るアクティブ除振装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アクティブ除振装置に
おける従来技術の原理によれば、床振動に対して機器を
搭載する定盤の振動を大幅に低減する効果が得られる
が、しかしながら、地震の場合のような大きな床振動に
対しては、アクティブ除振装置のアクチュエータのスト
ロークでは対応できない。というのは、通常、問題にし
ているような、微動が常に継続する常時微動による床振
動では、振動レベルがμmオーダーであるのに対して、
地震に対するアクティブ除振装置のアクチュエータの必
要なストロークはcmオーダーであり、常時微動時のア
クチュエータにおける変位分解能と、地震時の最大発生
変位とは104 以上のオーダーの相違があるため、これ
を両立するアクチュエータは限られており、もしこれを
実現できたとしてもアクティブ除振装置は非常に高価な
ものとなる。
【0006】本発明の目的は、常時微動に対する除振性
能と地震動に対する免震性能とを両立させ、しかも安価
な免震機能付きアクティブ除振装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、床と機器との間に配置されたパッシブ除振
部材および上下方向用アクチュエータ部材と、前記上下
方向用アクチュエータ部材を制御するコントローラとか
らなる免震機能付きアクティブ除振装置において、前記
パッシブ除振部材と前記上下方向用アクチュエータ部材
とが並列に配置され、前記上下方向用アクチュエータ部
材には、前記コントローラにより制御される伸縮部材お
よび高さ調整部材が用いられることを特徴とするもので
ある。
【0008】また、前記上下方向用アクチュエータ部材
には、必要に応じて弾性体の高振動数成分遮断部材が用
いられていることを特徴とし、前記パッシブ除振部材
は、弾性体であるばね部材、あるいは前記ばね部材と振
動減衰部材とから構成されているものである。
【0009】すなわち、上記目的は、地震時にも免震性
能が発揮できるように、搭載される機器を考慮して決定
される固有周期を長周期化し、しかも大きな相対変位を
許容できるばね部材と振動減衰部材とからなるパッシブ
除振部材と、これに並列に設けられた上下方向用のアク
チュエータ部材から構成されるアクティブ除振部材と、
定盤および精密機器、必要があれば床の加速度あるいは
変位を検出できる検出器を配置し、この検出データに基
づいてアクチュエータ部材を制御するコントローラと、
さらに、アクチュエータを支持し、ねじ部を有する高さ
調整部材と、高さ調整部材を回転させるモータ部材から
なるアクティブ除振装置を設けることによって達成され
る。
【0010】
【作用】一般的に、例えば電子顕微鏡装置のような精密
機器では、機器本体の絶対加速度ではなく、電子銃ある
いは対物レンズと試料間のように、機器のある部材間の
相対変位のみを高精度に低減できれば良い。
【0011】そこで、本発明の上記構成を採用すること
により、例えば、機器を支持する定盤や、機器の複数点
の水平方向の振動状態を検出する加速度計の検出器と、
上下方向用のアクチュエータ部材が配置されている定盤
上の各点の上下方向の振動状態を検出する加速度計ある
いは変位計の検出器とからの信号を用いて、コントロー
ラで上下方向用アクチュエータを制御することによっ
て、上下方向の絶対加速度、さらに、今問題としている
機器の内部構造部材と試料台間の相対加速度あるいは相
対変位を抑制するように、定盤の傾斜を抑制することが
可能となる。
【0012】一方、地震が発生すると、除振用のアクチ
ュエータはストロークが小さいため、パッシブ除振部材
の変位を妨害してしまう。そこで、コントローラを用い
て地震の発生が検出された加速度により時々刻々モニタ
ーし、地震発生が判定された場合、コントローラからモ
ータ部材を起動させ、モータ部材の回転をアクチュエー
タ部材を支持している高さ調整部材の本体に伝達して、
高さ調整部材本体の位置を下げることによって、アクチ
ュエータ部材を除振台から切り離して、パッシブ除振部
材が自由に変形できるようにする。長周期化されている
パッシブ除振部材は、地震時の精密機器の地震応答加速
度を大幅に低減し、精密機器の破損を防止することが可
能となる。
【0013】地震終了の判定は検出している機器あるい
は床の加速度により行うことができ、地震終了の判定
後、コントローラからモータ部材を駆動する信号を出し
て、そのモータ部材の回転を高さ調整部材本体に伝達し
て、高さ調整部材の位置を上げる。そしてアクチュエー
タ部材として圧電素子を用いている場合は、除振台から
の反力を圧電素子が発生する電圧から求めることができ
る。この反力が所定の荷重になったところで、モータ部
材を停止することによって、また、アクティブ除振装置
として用いることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。まず、本発明の一実施例を図1およ
び図2により説明する。図1に示すように、本実施例
は、電子顕微鏡装置23に本発明のアクティブ除振装置
を適用した例である。この実施例では、床1上に設置さ
れた設置板2上に複数個のアクティブ除振部材3が設け
られている。
【0015】さらに、図2に示されるように、このアク
ティブ除振部材3は、水平方向と上下方向に除振効果の
あるパッシブ除振部材4と、これに並列に設けられた上
下方向用のアクチュエータ部材5から構成される。この
複数個のアクティブ除振部材は定盤6を支持する。さら
に、定盤6上に電子顕微鏡装置23が搭載される。
【0016】電子顕微鏡装置23の本体は、テーブル部
材16に設置されており、このテーブル部材16は、も
ともと電子顕微鏡装置23に内蔵されているパッシブ除
振装置15によって支持され、パッシブ除振装置15は
架台14上に配置されている。電子顕微鏡装置23の電
磁レンズホルダ20内には、電子ビームを放射する電子
銃21と、電子ビームを収束させる電磁レンズとが設け
られており、電磁レンズホルダ20内は真空ポンプ22
bにより真空にされる。また、チャンバー17内にある
試料台19を、チャンバー17の外部から任意の水平お
よび上下方向に移動させるためのステージ18がチャン
バー17に設けられており、チャンバー17内は真空ポ
ンプ22aにより真空にされる。
【0017】また、アクティブ除振部材3のアクチュエ
ータ部材5を制御するために、例えば、図1に示すよう
に、設置板2の上下方向の加速度、およびアクティブ除
振部材3に支持される定盤6上の点の上下方向の加速
度、もしくは変位等を検出する検出器7、および制御対
象の電子顕微鏡装置23本体の振動を把握するための加
速度等を検出する検出器7a、7bを必要に応じて複数
個設ける。
【0018】これらの検出器7、7a、7bからの信号
は、コントローラ8の入力部であるA/D変換器10を
通してDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサー)
部材11に入力され、このDSP部材11にはアクティ
ブ除振部材3のアクチュエータ部材5を制御する実行用
プログラムが書き込まれており、DSP部材11で高速
に計算された信号はD/A変換器12、増幅器13を経
て、アクチュエータ部材5を制御する。なお、計算機9
はアクチュエータ部材5の制御開始、終了、DSP部材
11に実行用プログラムを書き込み、修正および制御状
態の監視を行う際のモニタ等の機能を持つ。
【0019】次に、図2により、本発明のアクティブ除
振部材3の実施例を詳述する。アクティブ除振部材3
は、主にパッシブ除振部材4と、これに並列に設けられ
た上下方向用のアクチュエータ部材5とから構成され
る。本実施例では、コイルばね部材47の両端が台座部
材46aと46bとの間に設けられ、さらに、減衰機能
を有する粘弾性部材48がコイルばね部材47の中央に
配置される。
【0020】また、アクチュエータ部材5の基本構成
は、積層型圧電素子34、高さ調整部材25、スラスト
軸受け部材29および高振動数成分遮断部材36であ
る。積層型圧電素子34は、両端にブロック部材35
a、35bが取付けられ、下部のブロック部材35a
は、ユニバーサルジョイント部材31を介して、上部板
部材30で支持される。上部板部材30はスラスト軸受
け部材29を介して高さ調整部材25の移動部材32に
よって支持される。
【0021】高さ調整部材25は、移動部材32、筒型
支持部材24、モータ部材43、直動軸部材38、直動
軸受け部材40、プーリ部材41a、41b、ベルト部
材42、下部軸受け部材39等からなっている。移動部
材32の凸部にはねじ部が設けられており、このねじ部
は筒型支持部材24の中央部に捩込まれる。さらに、筒
型支持部材24の中央下部には下部軸受け部材39が設
けられており、そして移動部材32の凸部の中央穴部に
は直動軸受け部材40が設けられている。下部軸受け部
材39と直動軸受け部材40とによって直動軸部材38
が支持されている。
【0022】この直動軸部材38の一部にプーリ部材4
1aが設けられ、さらに、モータ部材43は支持部材4
4を介して筒型支持部材24に固定されており、このモ
ータ部材43の軸にはプーリ部材41bが設けられ、モ
ータ部材43の回転力を直動軸部材38に伝えるため
に、2つのプーリ部材41aと41bとの間にはベルト
部材42が設けられる。このベルト部材42が配置可能
にするため、筒型支持部材24には切り欠き部が設けら
れる。移動部材32が筒型支持部材24に捩込まれて下
方に移動して、筒型支持部材24に接触する際の衝撃力
を抑えるために、弾性体のストッパ部材45が筒型支持
部材24の上部に設けられる。
【0023】また、スラスト軸受け部材29は、多数の
ボールベアリング27と、これらを収納しているケーシ
ング部材26と、このケーシング部材26に埋め込まれ
たリング状の磁石部材28とから構成される。ケーシン
グ部材26はリング状をしており、水平面に対して半割
れ構造となっている。
【0024】ケーシング部材26の断面は、ボールベア
リング27がケーシング部材26から外にでないよう
に、凹形となっている。そして、この凹形部のつば部と
ボールベアリング27との間には、適当な間隙を設け
て、設置板2と定盤6との水平方向の相対変位を吸収で
きるようになっている。そのために、アクチュエータ部
材5の高さ調整時において、ボールベアリング27は、
ケーシング部材26に埋め込まれたリング状の磁石部材
28により、凹形部の中央に位置させることができる。
【0025】アクチュエータ部材5の高さ調整は、移動
部材32を回転させることによって行う。すなわち、モ
ータ部材43を回転させると、モータ部材43の軸に設
けられたプーリ部材41bが、ベルト部材42、プーリ
部材41aを介して、直動軸部材38に回転力が伝達さ
れるため、この回転力により、移動部材32が回転させ
られると、移動部材32の凸部の設けられたねじ部によ
って、移動部材32は筒型支持部材24を上下に移動す
ることが可能となる。
【0026】したがって、積層型圧電素子34は、ブロ
ック部材35a、上部板部材30、スラスト軸受け部材
29などをを介して、上下方向に移動することができ
る。このとき、スラスト軸受け部材29により、積層型
圧電素子34には上下変位のみが与えられ、ねじり荷重
の伝達を防止することができる。高さ調整部材25によ
り押し上げられた積層型圧電素子34は、ブロック部材
35b、高振動数成分遮断部材36、さらに補強部材3
7を介して定盤6に適当な荷重になるまで押し付けられ
る。
【0027】なお、弾性体のOリング部材33は、ブロ
ック部材35aを安定に支持するために設けられてい
る。また、高振動数成分遮断部材36は、床振動のうち
制御対象外の高振動数成分を除去するために用いられて
いる。また、ブロック部材35bには、積層型圧電素子
34を保護するカバーが設けられている。なお、本実施
例では、積層型圧電素子を用いて説明してきたが、積層
型圧電素子に代えて、磁歪素子あるいはリニアモータを
用いてもよい。
【0028】次に、図3および図4を用いて、この実施
例の作用を説明する。まず、床振動外力の場合には、ア
クティブ除振部材3で支持される定盤6と電子顕微鏡装
置23本体とは、水平、上下方向に加振されるが、一般
に、電子顕微鏡装置23は重心で支持されていないた
め、定盤4には水平面に対して傾斜する振動モードが加
わる。その結果、例えば、電磁レンズホルダ20の内の
電子銃21と試料台19との間に、相対変位が生じよう
とする。
【0029】このとき、アクチュエータ部材5が配置さ
れている定盤6の各点の上下方向の加速度もしくは変
位、並びに制御対象の電子顕微鏡装置23の水平方向の
加速度等を検出する検出器7、7a、7bなどの出力信
号が、A/D変換器10を通してDSP部材11に入力
され、DSP部材11はアクチュエータ部材5による制
御力に対応した電圧を瞬時に計算し、この計算された制
御電圧は、D/A変換器12および増幅器13を通し
て、アクチュエータ部材5を駆動する。
【0030】このアクチュエータ部材5による制御力
は、例えば、電磁レンズ20の頂部に設けた検出器7a
と試料台19と同等の位置におけるチャンバーに設けた
検出器7bとの間の相対変位あるいは相対加速度を低減
するように、定盤6の傾斜を抑制する。なお、スラスト
軸受け部材29に設けた間隙により、積層型圧電素子3
4は水平方向の荷重を受けないようにすることができ
る。
【0031】次に、地震外力が発生した場合、設置板2
もしくは定盤6上に設けた検出器7等により、ある許容
値以上の振動量が検出されたときには、DSP部材11
からモータ部材43の電源を入れ、モータ部材43を移
動部材32が下がる方向に回転させ、設定された変位分
まで移動部材32を下げる。
【0032】図3は移動部材32が下げられた状態を示
している。さらに、図4は検出器が加速度計の場合を例
にして地震外力が発生した際のモータ部材43の制御方
法を示す流れ図であり、また、地震外力による影響が許
容値以下になったときには、自動的にアクティブな除振
状態にするための制御方法を示している。
【0033】アクチュエータ部材5が、図5のような状
態になれば、定盤6はアクチュエータ部材5から切り離
されて、パッシブ除振部材4のみによって支持されるこ
とになり、パッシブ除振部材4に免震設計(すなわち、
地震外力を考慮して、搭載される精密機器とから決定さ
れる固有周期が長周期化されるように、コイルばね部材
47のせん断と鉛直方向のばね定数の設計をし、しかも
それぞれの方向に大きな変形を許容できるように設計)
を施すことによって、電子顕微鏡装置23は地震外力に
より、比較的大きな変位で揺すられるが、電子顕微鏡装
置23には大きな地震荷重が加わらないため、電子顕微
鏡装置23本体は損傷を受けることはない。
【0034】図5は、図2のパッシブ除振部材5におい
て、定盤6側の周りに内部円筒部材49、設置板2側の
周りには外部円筒部材50、さらに内部円筒部材49の
外側もしくは外部円筒部材50の内側には、弾性体の緩
衝部材51を設けたものである。
【0035】さらに、図6は、アクチュエータ部材5を
下げて免震状態にされており、パッシブ除振部材4が地
震外力により水平力を受けてせん断変形をした状態を示
したものである。なお、このときのパッシブ除振部材4
に設けられている振動減衰部材である粘弾性部材48
は、パッシブ除振部材4の過大な変位を抑制するように
作用する。さらに、地震外力がパッシブ除振部材4の許
容変位以上になったときには、図6の場合は、内部円筒
部材49が外部円筒部材50の内側に設けられた緩衝部
材51に受けとめられることによって、定盤上に搭載さ
れている精密機器に大きな衝撃力が加わらないようにな
っている。
【0036】図7にはアクチュエータ部材5の別の実施
例を示す。本実施例は、図2のアクチュエータ部材5に
おいて、移動部材32のスラスト軸受け部材29を支持
している板部を円盤状にし、しかも円盤の周りに歯車部
52を設けている。移動部材32の歯車部52とかみ合
う歯車部53の軸部は、回転力は伝達するが、上下方向
には拘束しない直動軸受け部材40と直動軸部材38と
から構成され、直動軸部材38は、モータ部材43の軸
に接合され、モータ部材43は筒型支持部材24に取付
けられている。
【0037】また、歯車部53の上部および下部には、
移動部材32の歯車部の上部面と下部面を挟み付ける挟
み部材54が設けられており、地震外力が発生した場合
には、モータ部材43が回転すると、直動軸部材38も
回転し、これに取付けられた歯車部53が直動軸受け部
材40を介して回転させられるので、移動部材32も回
転し、筒型支持部材24に捩込まれていく。このとき、
移動部材32は下がっていくが、直動軸受け部材40と
直動軸部材38によって、上下方向には拘束力を受けな
い。
【0038】さらに、図8に別の実施例を示す。図8の
実施例は、図7のアクチュエータ部材5のモータ部材4
3の軸に直接、歯車部53を設けたものである。ただ
し、移動部材32の歯車部52は移動部材32の上下方
向のストローク分厚くなっている。なお、この実施例で
は、アクチュエータ部材5において、ユニバーサルジョ
イント部材31が移動部材32に設けられている。
【0039】また、図9および図10に、それぞれ別の
実施例を示す。図9の実施例は、図5のアクチュエータ
部材5をそのまま適用し、パッシブ除振部材4の減衰要
素として、粘弾性部材の代わりに、外部円筒部材50の
中に、高粘性流体56を満たして、その中に内部円筒部
材49に固定した棒部材55を挿入したものである。
【0040】床振動外力および地震外力によりパッシブ
除振部材4全体が床2に対して相対変位を生じることに
よって、棒部材55およびコイルばね部材47が、高粘
性流体56を排除しようとしたときに発生する高粘性流
体56の粘性抵抗力により、振動減衰効果が生じる。
【0041】図10の実施例は、図9と同様に、図5の
アクチュエータ部材5を適用しているが、パッシブ除振
部材4としては、積層ゴム57と粘弾性部材48とを組
み合わせたものである。本実施例によっても、上述した
実施例と同様の振動減衰効果がある。
【0042】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、パッシブ
除振部材と上下方向用アクチュエータ部材とを並列に設
けたアクティブ除振装置において、地震時であることを
検出した信号の大きさにより判断して、自動的にアクチ
ュエータ部材をこれが支持している定盤から切り離し、
パッシブ除振部材を免震部材として用いることによっ
て、地震外力による精密機器の損傷を防止することので
きるアクティブ除振装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクティブ除振装置を電子顕微鏡装置
に適用した実施例の縦断面図である。
【図2】本発明のパッシブ除振部材とアクチュエータ部
材からなるアクティブ除振部材の実施例の縦断面図であ
る。
【図3】図2のアクティブ除振部材のアクチュエータ部
材を下げた状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明におけるアクチュエータ部材の高さ調整
部材をモータ部材によって下げる場合と上げる場合の制
御方法の流れ図である。
【図5】本発明のパッシブ除振部材に緩衝部材を設けた
場合のアクティブ除振部材の実施例の縦断面図である。
【図6】図5の実施例において地震外力によって変位し
た状態を示す縦断面図である。
【図7】アクティブ除振部材の別の実施例の縦断面図で
ある。
【図8】アクティブ除振部材の別の実施例の縦断面図で
ある。
【図9】アクティブ除振部材の別の実施例の縦断面図で
ある。
【図10】アクティブ除振部材の別の実施例の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 床 2 設置板 3 アクティブ除振部材 4 パッシブ除振部材 5 アクチュエータ部材 6 定盤 7、7a、7b 検出器 8 コントローラ 9 計算機 10 A/D変換器 11 DSP部材 12 D/A変換器 13 増幅器 14 架台 15 パッシブ除振装置 16 テーブル部材 17 チャンバー 18 ステージ 19 試料台 20 電磁レンズ 21 電子銃 22a、22b 真空ポンプ 23 電子顕微鏡 24 筒型支持部材 25 高さ調整部材 26 ケーシング部材 27 ボールベアリング 28 磁石部材 29 スラスト軸受け部材 30 上部板部材 31 ユニバーサルジョイント部材 32 移動部材 33 Oリング部材 34 積層型圧電素子 35a、35b ブロック部材 36 高振動数成分遮断部材 37 補強部材 38 直動軸部材 39 下部軸受け部材 40 直動軸受け部材 41a、41b プーリ部材 42 ベルト部材 43 モータ部材 44 支持部材 45 ストッパ部材 46a、46b 台座部材 47 コイルばね部材 48 粘弾性部材 49 内部円筒部材 50 外部円筒部材 51 緩衝部材 52 移動部材の歯車部 53 歯車部材 54 挟み部材 55 棒部材 56 高粘性流体 57 積層ゴム

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床と機器との間に配置されたパッシブ除
    振部材および上下方向用アクチュエータ部材と、前記上
    下方向用アクチュエータ部材を制御するコントローラと
    からなるアクティブ除振装置において、前記パッシブ除
    振部材と前記上下方向用アクチュエータ部材とが並列に
    配置され、前記上下方向用アクチュエータ部材には、前
    記コントローラにより制御される伸縮部材および高さ調
    整部材が用いられることを特徴とする免震機能付きアク
    ティブ除振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記上下方向用アクチュエータ部材
    には、必要に応じて弾性体の高振動数成分遮断部材が用
    いられていることを特徴とする免震機能付きアクティブ
    除振装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記パッシブ除振部材は、弾性体で
    あるばね部材、あるいは前記ばね部材と振動減衰部材と
    から構成されていることを特徴とする免震機能付きアク
    ティブ除振装置。
  4. 【請求項4】 床と機器との間に配置された、弾性体で
    あるばね部材あるいはこのばね部材と振動減衰部材とか
    ら構成されるパッシブ除振部材と、上下方向に駆動力を
    与える上下方向用アクチュエータ部材と、検出した振動
    状態に基づいて前記上下方向用アクチュエータ部材を制
    御するコントローラとからなるアクティブ除振装置にお
    いて、前記パッシブ除振部材と前記上下方向用アクチュ
    エータ部材とが並列に配置され、前記上下方向用アクチ
    ュエータ部材には、前記コントローラにより制御される
    伸縮部材および高さ調整部材と、必要に応じて弾性体の
    高振動数成分遮断部材とが用いられていることを特徴と
    する免震機能付きアクティブ除振装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記高さ調整部材が、ねじ部を有す
    る移動部材と、前記ねじ部が捩込まれる筒型支持部材
    と、前記移動部材の中央部に設けられた直動軸受け部材
    と、前記筒型支持部材の下部に設けられた軸受け部材
    と、これらで両端を支持される直動軸部材と、前記筒型
    支持部材に設けられたモータ部材と、前記モータ部材の
    回転力を直動軸部材に伝達する2つのプーリ部材および
    ベルト部材と、前記移動部材と伸縮部材との間に設けら
    れたベアリング部材とから構成されることを特徴とする
    免震機能付きアクティブ除振装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記高さ調整部材が、ねじ部および
    歯車部を有する移動部材と、前記ねじ部が捩込まれる筒
    型支持部材と、前記筒型支持部材に設けられたモータ部
    材と、前記モータ部材の軸に結合された直動軸部材と、
    前記直動軸部材の回転力を伝達し、かつ軸方向には拘束
    しない直動軸受け部材を中心に有し、かつ移動部材の歯
    車部とかみ合う歯車部材と、前記歯車部材に設けられ、
    前記歯車部材が移動部材と共に上下方向に移動できるよ
    うに、前記歯車部の上面および下面を挟み付ける挟み部
    材とから構成されることを特徴とする免震機能付きアク
    ティブ除振装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記コントローラは、前記床、機
    器、あるいは機器を支持する部材に設けた振動検出器か
    らの信号が、所定の許容値以上になった場合に、モータ
    部材の電源を入れて、前記高さ調整部材の高さを下げる
    ことを特徴とする免震機能付きアクティブ除振装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記コントローラは、前記床、機
    器、あるいは機器を支持する部材に設けた振動検出器か
    らの信号が所定の許容値以上になり、前記高さ調整部材
    の高さがモータ部材によって下げられている状態で、前
    記振動検出器の信号が前記許容値以下になった場合に、
    再度、前記モータ部材によって前記高さ調整部材の高さ
    を上げて、アクティブ除振が可能な状態に戻すことを特
    徴とする免震機能付きアクティブ除振装置。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の免震機能付きアクティブ
    除振装置において、前記伸縮部材と前記高さ調整部材と
    の間に、スラスト軸受け部材を設け、前記スラスト軸受
    け部材は、ボールベアリングと前記ボールベアリングに
    接する上部および下部に配置したケーシング部材とから
    構成され、前記ケーシング部材の上部および下部の部材
    はリング状で凹型断面を有し、かつ前記凹型のつば部と
    前記ボールベアリングとの間に間隙を設けたことを特徴
    とする免震機能付きアクティブ除振装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記高さ調整部材のねじ部頭部に
    スラスト軸受け部材を直列に設け、前記スラスト軸受け
    部材は、ボールベアリングと前記ボールベアリングに接
    する上部および下部に配置したケーシング部材とから構
    成され、前記ケーシング部材の上部および下部の部材は
    リング状で凹型断面を有し、かつ前記凹型のつば部と前
    記ボールベアリングとの間に間隙を設け、前記ボールベ
    アリングが前記凹部の中央に位置するように、前記ケー
    シング部材に磁石を設けたことを特徴とする免震機能付
    きアクティブ除振装置。
  11. 【請求項11】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記伸縮部材として、積層型圧電
    素子、磁歪素子、あるいはリニアモータのいずれかが用
    いられることを特徴とする免震機能付きアクティブ除振
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記伸縮部材を支持するベアリン
    グ部材あるいは移動部材に、ユニバーサルジョイント部
    材およびOリング部材を設けたことを特徴とする免震機
    能付きアクティブ除振装置。
  13. 【請求項13】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のばね部材
    として、コイルばね部材を用いることを特徴とする免震
    機能付きアクティブ除振装置。
  14. 【請求項14】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材のばね部材
    として、ゴム部材を用いることを特徴とする免震機能付
    きアクティブ除振装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載の免震機能
    付きアクティブ除振装置において、前記パッシブ除振部
    材の周囲に、互いに遊嵌する内部筒状部材および外部筒
    状部材が設けられ、これら内外の筒状部材間に緩衝部材
    が設けられていることを特徴とする免震機能付きアクテ
    ィブ除振装置。
  16. 【請求項16】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記高さ調整部材により、積層型
    圧電素子を前記床側と前記機器側との間で上下方向に押
    し付ける際、前記積層型圧電素子を荷重計として用いる
    ことを特徴とする免震機能付きアクティブ除振装置。
  17. 【請求項17】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材および前記
    上下方向用アクチュエータ部材を、前記床もしくは床上
    の設置板と、前記機器搭載用のテーブル部材を支持する
    定盤との間に配置したことを特徴とする免震機能付きア
    クティブ除振装置。
  18. 【請求項18】 請求項4記載の免震機能付きアクティ
    ブ除振装置において、前記パッシブ除振部材および前記
    上下方向用アクチュエータ部材を、前記機器搭載用のテ
    ーブル部材もしくは前記機器自体に配置したことを特徴
    とする免震機能付きアクティブ除振装置。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のうちいずれかに
    記載の免震機能付きアクティブ除振装置を有することを
    特徴とする電子描画装置または縮小投影露光装置等の半
    導体製造装置。
  20. 【請求項20】 床と機器との間にパッシブ除振部材お
    よび上下方向用アクチュエータ部材を介在させ、前記上
    下方向用アクチュエータ部材による上下方向の駆動力に
    よって、前記機器の振動を能動的に抑制するアクティブ
    除振方法において、前記パッシブ除振部材と前記上下方
    向用アクチュエータ部材とを並列に配置し、前記上下方
    向用アクチュエータ部材として、検出した振動状態に基
    づいてコントローラにより制御される伸縮部材および高
    さ調整部材を用いることを特徴とするアクティブ除振方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のアクティブ除振方法
    において、前記上下方向用アクチュエータ部材に、必要
    に応じて弾性体の高振動数成分遮断部材を用いることを
    特徴とするアクティブ除振方法。
  22. 【請求項22】 請求項20記載のアクティブ除振方法
    において、前記パッシブ除振部材を、弾性体であるばね
    部材、あるいはこのばね部材と振動減衰部材とから構成
    することを特徴とするアクティブ除振方法。
  23. 【請求項23】 請求項20記載のアクティブ除振方法
    において、前記高さ調整部材に、請求項5または6に記
    載の高さ調整部材を適用することを特徴とするアクティ
    ブ除振方法。
  24. 【請求項24】 請求項20記載のアクティブ除振方法
    において、前記コントローラに、請求項7または8に記
    載のコントローラを適用することを特徴とするアクティ
    ブ除振方法。
  25. 【請求項25】 請求項20記載のアクティブ除振方法
    において、前記上下方向用アクチュエータ部材に、請求
    項9または10に記載のスラスト軸受け部材を設けるこ
    とを特徴とするアクティブ除振方法。
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