JPH08125978A - 映像信号方式変換回路 - Google Patents
映像信号方式変換回路Info
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Abstract
号から標準テレビジョン信号方式の映像信号と第2の映
像信号方式による映像信号を変換出力し、何れの映像信
号方式の映像信号に対しても、複製防止のための映像信
号修飾を施すことができる映像信号変換回路を提供す
る。 【構成】 信号変換マトリックス回路と標準テレビジョ
ン方式による映像信号のための時間遅延素子からなる濾
波回路とを設け、第1の映像信号方式によるディジタル
映像信号を、映像信号方式とは相異なる第2の映像信号
方式に変換し、映像信号方式による出力の際には、濾波
回路の時間遅延素子を遅延回路として用い、この出力と
標準テレビジョン信号方式による映像信号とを切り換え
て出力する。また、この変換において、第2の信号方式
の映像信号への変換途中或いは変換後に、複製防止のた
めの映像信号修飾を施すように構成する。
Description
から、標準テレビジョン信号と、相異なる映像信号方式
の映像信号を生成し、フィルタ回路の遅延素子で時間遅
れ量を調整して出力し、いずれの映像信号に対しても複
製防止のための映像信号修飾を行うよう構成した映像信
号方式変換回路に関する。
テレビジョン信号方式による映像出力であった。しかし
ながら、市場によっては、近年の高画質化またはシステ
ム或いは機器の構成及び接続などの要求に対応して、標
準テレビジョン信号方式のみならず、例えば、輝度・色
差信号或いはRGB信号などの標準テレビジョン信号方
式とは相異なる映像信号方式を扱う映像機器が出現して
いる。
な、映像信号を記録再生する装置の普及により、映像ソ
フトの著作権保護の観点から、例えば、マクロビジョン
社の映像信号修飾方法(米国特許第4631603号,
第4577216号,第4819098号)による複製
防止の方法が知られている。このような映像信号修飾に
よる複製防止は標準テレビジョン信号方式に対して施さ
れ、信号方式変換の際に施される場合が多いが、非標準
テレビジョン信号については実施された例がない。
応すべく、非標準テレビジョン信号方式に対応した信号
方式変換をも行うことが、必要となった。また非標準テ
レビジョン信号などに対して何ら著作権保護を行わない
のは知的所有権保護の点から、明らかに不都合を生じ
る。そこで、非標準テレビジョン信号方式の映像信号に
対しても複製防止の映像信号修飾を施す必要が生じた。
第1の映像信号方式によるディジタル映像信号から標準
テレビジョン信号方式の映像信号と第2の映像信号方式
による映像信号を変換出力し、該何れの映像信号方式の
映像信号に対しても、複製防止のための映像信号修飾を
施すことができる映像信号変換回路を提供することにあ
る。
に、この発明は、信号変換マトリックス回路と標準テレ
ビジョン方式による映像信号のための時間遅延素子から
なる濾波回路とを設け、第1の映像信号方式によるディ
ジタル映像信号を、該映像信号方式とは相異なる第2の
映像信号方式に変換し、該映像信号方式による出力の際
には、該濾波回路の時間遅延素子を遅延回路として用
い、該出力と標準テレビジョン信号方式による映像信号
とを切り換えて出力する。また、上記変換において、第
2の信号方式の映像信号への変換途中或いは変換後に、
複製防止のための映像信号修飾を施すように構成する。
第1の映像信号方式によるディジタル映像信号から標準
テレビジョン信号方式の映像信号と第2の映像信号方式
による映像信号を変換出力することができ、何れの映像
信号方式の映像信号に対しても、複製防止のための映像
信号修飾を施すことが可能になる。
する。以下の実施例においては、第1の映像信号方式が
時系列化されたディジタル輝度信号及び色差信号で、変
換される第2の映像信号方式がアナログ信号形式であ
り、標準のテレビジョン信号は主にNTSC方式である
場合で、複製防止の方法としてマクロビジョン方式を用
いた場合を例に挙げて説明する。より具体的には、第1
の映像信号方式がCCIR−601規格による、ディジ
タル映像信号ストリームの場合であって、第2の映像信
号方式がアナログのYUV信号で、標準テレビジョン信
号出力として、輝度信号、色信号、コンポジット信号の
形態をとる場合を例にこの発明を説明する。
一実施例を示す構成図であって、1、2、3、7、8、
19、20、21、49は信号入力端子、4はクロック
発生回路、5は同期信号発生回路、6はマトリックス回
路、9、10、11、27はラッチ回路、12は遅延回
路、13、14、38、39、40は信号補間回路、1
5、16、17は信号レベル変換回路、18はマイクロ
コンピュータ(図示せず)からの指令を受けるシリアル
信号回路、22、23、24、28、31、34、3
6、41、42、50、51、52はセレクタであり、
選択信号Sが「1」の場合には入力Bが、選択信号Sが
「0」の場合は入力Aが出力Oに出力される、25、2
6は複数の時間遅延素子等からなる濾波回路、29、3
0はマルチプライヤー(乗算)回路、32、37、4
3、44は加算回路、33は複製防止のために映像信号
を修飾する信号を発生する複製防止信号発生回路、35
は同期信号傾斜発生回路、53、54、55はDA変換
回路、56、57、58は出力回路である。図2は、入
力端子1または7に入力される、CCIR−601規格
によるディジタル映像信号ストリームの信号波形図であ
る。
る場合について説明する。図1で、入力端子2からシス
テムの基準となるクロック信号が、入力端子3からシス
テムの状態を初期化するリセット信号が入力され、クロ
ック信号発生回路4によってシステム各部にクロック信
号とリセット信号が供給される(図示せず)。マイクロ
コンピュータ(図示せず)からは、入力端子19、2
0、21を介してモード設定信号などがシリアル信号回
路に入力され、システム各部のモードを設定する(一部
のみ図示)。入力端子1または7から、図2に示される
信号が入力される。図2の8ビットモード或いは16ビ
ットモードは入力端子8の信号によって切り換えられ、
マトリックス回路6に入力される。
10、11によって、時系列から各々信号Y、Cb、C
rを分離され、ラッチ回路10、11の出力は信号補間
回路13、14により輝度信号の画素数と同一数に補間
される。輝度信号Yは信号補間回路13、14における
信号の時間遅延を補正するために、遅延回路12におい
て所定の時間だけ遅延を受ける。遅延回路12及び信号
補間回路13、14の出力は信号レベル変換回路によ
り、信号処理に適した信号のレベルに変換されると同時
に所定の係数を乗じられることで、YUV信号に変換さ
れる。レベル信号変換回路16、17の出力U、Vは、
帯域制限のための濾波回路25、26に供給される。
方法(米国特許第4631603号,第4577216
号,第4819098号)による複製防止の方法では、
輝度信号にそのパルス高が、映像信号レベルを越え或い
はペデスタルレベルと相等しい範囲で変化するパルスを
印加し、映像信号記録再生装置のAGCの誤動作を惹起
する。更には所定の水平同期信号期間の内、複数の水平
同期信号期間のみ色信号処理の基準となる色副搬送波の
位相を逆転せしめることで、映像信号記録再生装置の色
信号処理回路の誤動作を惹起するなどの方法が採られ
る。
生回路33よりセレクタ22、23、24、28を制御
して色信号の修飾を図る。それに応じた遅延を輝度信号
に与えるべく、輝度信号はラッチ回路27で遅延され
る。ラッチ回路27及びセレクタ28の出力はマルチプ
ライヤー回路29、30で色副搬送波発生回路(図示せ
ず)からの余弦波信号cos 、正弦波信号sin と乗ぜら
れ、加算回路32で加算されて、色信号に変換される。
35及びセレクタ36により同期信号を付加される。更
に、ここで複製防止信号発生回路33からの前述のパル
ス信号と加算回路37で加算される。こうして複製防止
信号により映像信号の修飾が完成する。これらの修飾は
マイクロコンピュータ(図示せず)からのモード設定に
より、付加または解除の設定が可能である。
は信号補間回路38、40により画素補間された後、輝
度信号はセレクタ50を経由してDA変換回路53でア
ナログ信号に変換され、出力端子56に出力される。色
信号は加算回路43でオフセット値を加算された後、セ
レクタ52を経由してDA変換回路55でアナログ信号
に変換され、出力端子58から出力される。また輝度信
号と色信号はセレクタ41、42を通って、加算回路4
4に供給され、ここでコンポジット信号となり、セレク
タ51を経由してDA変換回路54に入り、アナログ信
号に変換された後、出力端子57から出力される。ここ
で、セレクタ50、51、52はDA変換回路53、5
4、55のテスト用の信号入力との選択を行うもので、
通常使用では常時入力Aが選択される。
信号を出力する場合の動作について説明する。同じく図
1で、入力端子2からシステムの基準となるクロック信
号が、入力端子3からシステムの状態を初期化するリセ
ット信号が入力され、クロック信号発生回路4によって
システム各部にクロック信号とリセット信号が供給され
る(図示せず)。マイクロコンピュータ(図示せず)か
らは、入力端子19、20、21を介してモード設定信
号などがシリアル信号回路に入力され、システム各部の
モードを設定する(一部のみ図示)。ここで通常の場合
と異なるのは、YUV信号出力を行うべく、制御信号Y
UVが「1」に設定されることである。入力端子1また
は7から、図2に示される信号が入力される。図2の8
ビットモード或いは16ビットモードは入力端子8の信
号によって切り換えられ、マトリックス回路6に入力さ
れる。
10、11によって、時系列から各々信号Y、Cb、C
rを分離され、ラッチ回路10、11の出力は信号補間
回路13、14により輝度信号の画素数と同一数に補間
される。輝度信号Yは信号補間回路13、14における
信号の時間遅延を補正するために、遅延回路12におい
て所定の時間だけ遅延を受ける。遅延回路12及び信号
補間回路13、14の出力は信号レベル変換回路によ
り、信号処理に適した信号のレベルに変換されると同時
に所定の係数を乗じられることで、YUV信号に変換さ
れる。
複製防止信号による映像信号修飾ができないばかりか、
輝度信号に対する後段での信号処理と色差信号に対する
信号処理とが異なるために、輝度信号と色差信号との時
間的な整合が崩れることになる。そこで、この発明で
は、YUV信号出力時には使われない濾波回路25、2
6の時間遅延素子を用いて、輝度信号と色差信号の時間
的整合を確保する。
る濾波回路25の一構成例を示す。同様に濾波回路26
も類似の構成で実現することが可能である。このような
濾波回路はディジタルフィルタの一般的な構成例である
ので、ここではこの発明に関する動作について説明する
にとどめ、本来の濾波回路としての動作の説明は割愛す
る。同図において、59、60は入力端子、61は出力
端子、62、63、64、65、66、67、68、6
9、70、71は時間遅延素子、72、73、74、7
5、76、77、78、79、80は加算回路、81、
82、83、84、85、86、87、88、89は係
数器、90、91はセレクタである。
延素子62などを通ることで時間遅延を受ける。本来は
該時間遅延された信号に係数を掛け、加算などすること
で、所望の濾波特性を達成する。この発明では、これら
の時間遅延素子を遅延回路として用いる。このため、入
力端子59に「1」のレベル信号を印加し、セレクタ9
0、91を切り換えることで、時間遅延素子を直列に接
続し直す。その動作は、同図より明らかである。ここで
は、仮に10の時間遅延素子を用いた濾波回路におい
て、直列に9段の時間遅延素子を接続した例を挙げて説
明したが、システム構成はこれに限られない。即ち、標
準テレビジョン信号に対する所望の特性を得るのに、時
間遅延素子の数は上記に限らず、また直接に接続する時
間遅延素子の数も、また上記に限定するものではなく、
標準テレビジョン信号に対して用いられる時間遅延素子
の数を越えない範囲であれば良い。このように構成する
ことで、後段の時間遅延量の差異を吸収することができ
る。
より得られたYUV信号は、時間遅延を調整する、濾波
回路25、26に入力され、後段をも含めた時間遅延量
の差を吸収できうるだけの時間遅延を与えられて出力さ
れる。該出力は、一方は直接信号補間回路に、他方は複
製防止のための映像信号修飾を施した信号とを選択す
る、セレクタ31に入力される。ここで、複製防止のた
めの映像信号修飾を行わない場合には、濾波回路26の
出力が直接出力され、複製防止のための映像信号修飾を
行う場合には、濾波回路26、セレクタ28を経由した
信号が出力される。セレクタ31の出力は、セレクタ3
4に入力され、選択されて、セレクタ34の出力とな
り、信号補間回路40に入力される。輝度信号に関して
は、通常の場合と同様なので、説明を省略する。
はセレクタ41で選択され、セレクタ42で選択され
た、オフセット値と加算回路44で加算され、セレクタ
51を介してDA変換回路54に供給され、アナログ信
号となって、出力端子57より出力される。また信号補
間回路40で信号補間された信号は、加算回路43にお
いてオフセット値と加算され、セレクタ52を介してD
A変換回路55に供給され、アナログ信号となって出力
端子58より出力される。
の差異について簡単に説明する。図1から明らかなよう
に、輝度信号と色差信号の処理の差は、主にセレクタ或
いは加算回路を経ているかいなかであり、夫々の構成要
素における時間遅延量は高々数クロックないしは10数
クロック程度である。一方、標準テレビジョン信号に対
する濾波回路の特性は、画質に直接影響することもあっ
て、一般的に輝度信号と色差信号の時間遅延量の差異に
比較して、それ以上の時間遅延素子を必要とする。
ば、時系列化されたディジタル輝度信号及び色差信号の
第1の映像信号方式の映像信号から、標準テレビジョン
信号と非標準テレビジョン信号としてYUV信号を、な
んらの時間遅延素子を追加すること無く出力することが
でき、何れの映像信号出力に対しても、複製防止の映像
信号修飾を施すことができる。
施例について説明する。第2の実施例においても、第1
の実施例と同様、第1の映像信号方式がCCIR−60
1規格による、ディジタル映像信号ストリームの場合で
あって、第2の映像信号方式がアナログのYUV信号
で、標準テレビジョン信号出力として、輝度信号、色信
号、コンポジット信号の形態をとる場合を例に挙げて説
明する。
差異は、第2のマトリックス回路45によって、RGB
信号をも選択出力可能とし、このRGB信号に対して
も、複製防止の映像信号修飾を施すことを可能にした点
にある。YUV信号からRGB信号を生成する方法は周
知であるので、ここでの説明は割愛する。
ば、時系列化されたディジタル輝度信号及び色差信号の
第1の映像信号方式の映像信号から、標準テレビジョン
信号と非標準テレビジョン信号としてRGB信号を、な
んらの時間遅延素子を追加すること無く出力することが
でき、何れの映像信号出力に対しても、複製防止の映像
信号修飾を施すことができる。
時系列化されたディジタル輝度信号及び色差信号であ
り、第2の映像信号方式をアナログ信号形式で、標準テ
レビジョン信号方式がNTSC方式である場合で、複製
防止の方法としてマクロビジョン方式を用いる場合の例
について述べてきたが、この発明はこれに限らず、映像
信号形式は上記実施例から適宜変更が可能であり、この
発明は有効である。また上記実施例では、複製防止のた
めの映像信号修飾方式として、マクロビジョン方式を例
に挙げて説明したが、この発明はこれに限らず、他の映
像信号修飾による方式を用いた場合においても、その有
効性は減殺されない。
の映像信号方式による映像信号から標準テレビジョン信
号方式の映像信号と第2の映像信号方式による映像信号
を変換出力することができ、該何れの映像信号方式の映
像信号に対しても、複製防止のための映像信号修飾を施
すことが可能になる。
例を示すブロック図である。
明する信号波形図である。
らなる濾波回路の一構成例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 信号変換マトリックス回路と標準テレビ
ジョン方式による映像信号のための複数の時間遅延素子
からなる濾波回路とを具備し、該マトリックス回路によ
り、第1の映像信号方式によるディジタル映像信号を、
該映像信号方式とは相異なる第2の映像信号方式に変換
し、該映像信号方式による出力の際には、該濾波回路の
時間遅延素子を遅延回路として用い、該出力と標準テレ
ビジョン信号方式による映像信号とを切り換えて出力す
ることを特徴とする映像信号方式変換回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の映像信号方式変換回路
において、 複製防止のための映像信号修飾回路を具備し、標準テレ
ビジョン信号方式に対して、または第2の映像信号方式
による映像信号に対しても、該映像信号修飾回路によ
り、複製防止の信号修飾を行うことを特徴とする映像信
号方式変換回路。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の映像信
号方式変換回路において、 第1の映像信号方式が、時系列化された輝度・色差信号
であり、第2の映像信号方式をアナログ信号形式の映像
信号とする映像信号方式変換回路。
Priority Applications (12)
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EP95307506A EP0710020B1 (en) | 1994-10-25 | 1995-10-23 | Video signal format converting circuit |
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EP01102650A EP1119195B1 (en) | 1994-10-25 | 1995-10-23 | Digital reproducing apparatus |
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Family Applications (1)
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EP (3) | EP1130914B1 (ja) |
JP (1) | JP3072699B2 (ja) |
KR (2) | KR100411699B1 (ja) |
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