JPH08125524A - 出力回路及び入力回路 - Google Patents

出力回路及び入力回路

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JPH08125524A
JPH08125524A JP6257824A JP25782494A JPH08125524A JP H08125524 A JPH08125524 A JP H08125524A JP 6257824 A JP6257824 A JP 6257824A JP 25782494 A JP25782494 A JP 25782494A JP H08125524 A JPH08125524 A JP H08125524A
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current
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potential
transistor
resistor
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JP6257824A
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Inventor
Yasunobu Nakase
泰伸 中瀬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電位の発振を生ずることがなく、出力端
子のインピーダンスが増大することもない小振幅の出力
回路を得る。 【構成】 NMOSトランジスタN0 のゲートには出力
信号Vinが与えられ、そのソースには電位VEE(<0)
が与えられる。また抵抗R1 の一端は接地され、他端は
NMOSトランジスタN0 のドレインに接続されてい
る。カレントミラー回路M1 はPMOSトランジスタP
0 のドレインに流れる電流iをA0 倍した電流A0 ・i
をPMOSトランジスタP1 のドレインに流す。カレン
トミラー回路M3 ,M2 はPMOSトランジスタP1
ドレインに流れる電流A0 ・iをA21 倍した電流A
2 1 0 ・iを出力端子4に与える。 【効果】 フィードバック回路を用いないので出力が発
信しない。出力段のトランジスタがONしているので出
力インピーダンスが高くなることが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は入出力回路、特にCM
OSトランジスタを用いた小振幅の出力回路及び入力回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランジスタの微細化にともない半導体
集積回路(IC)の動作速度は年々上昇している。集積
回路内部のデータ処理能力の増加は必然的に外部と集積
回路間の大量のデータ入出力を必要とする。
【0003】大量のデータを入出力するためには、入出
力線たる伝送線を増加すれば良い。しかし、その増加に
伴い消費電力が増大し、また集積回路の物理的な大きさ
の制限上、入出力線をむやみに増加することはできな
い。
【0004】他の解決策として、入出力回路の高速化が
考えられる。しかし、今日一般に採用されているプッシ
ュプル型CMOS回路では、その出力回路の高速化に問
題がある。
【0005】先ず第1に、伝送線の充放電が発生するノ
イズに関する問題である。このノイズは充放電の高速化
に伴い増大するので、データ入出力の高速化はノイズ量
の増大を招来し、周辺ICの動作に悪影響を及ぼす。
【0006】第2に、従来は伝送線が終端処理されない
ことによる問題である。伝送線に与えられた値(電位)
が“H”から“L”へ、あるいはその逆に遷移すると
き、出力信号が伝送線の終端部分で反射されてしまう。
そのため、出力電位が乱れ、伝送線の電位が確定するま
でに一定の時間が必要となり、この一定時間内に次のデ
ータを出力する事はできない。
【0007】上記の第1の問題点は出力電位の振幅を小
さくし、これによってノイズ発生量を小さくすることで
解決できる。また、第2の問題点は伝送線を抵抗で終端
する事で解決できる。そしてこれらの手法はECL(Em
itter Coupled Logic )と呼ばれるバイポーラトランジ
スタを用いた出力回路においては既に実施されている。
【0008】図8は従来のECL出力回路を示す回路図
である。IC101は出力回路1aを備えており、出力
端子4を介して外部に出力電流IO を与える。出力回路
1aはIC101において出力信号Vinを受けて出力電
流IO を出力端子4に与える。
【0009】出力回路1aはエミッタが共通に接続され
た一対のトランジスタを有しており、これらのトランジ
スタのベースにはそれぞれ出力信号Vinと、基準電位V
BBとがそれぞれ与えられている。それぞれのコレクタは
一対の抵抗によって接地されており、エミッタは電流I
CSを引き抜く電流源に接続されている。
【0010】ベースに基準電位VBBが与えられているト
ランジスタに接続されている抵抗Rは出力トランジスタ
0 のベースにも接続されており、出力トランジスタQ
0 のコレクタは接地され、エミッタが出力端子4に接続
されている。そして出力端子4はオープンエミッタ構成
を有している。
【0011】出力端子4には伝送線5を介して負荷容量
P 及び終端抵抗RT が接続されている。これらの負荷
容量CP 及び終端抵抗RT は終端電位VTT(例えば−2
Vに設定される)。
【0012】基準電位VBBは出力信号Vinの“H”レベ
ルと“L”レベルの中間の電位に設定されるので、出力
信号Vinが“H”レベルの時には抵抗Rには出力トラン
ジスタQ0 のベース電流iのみが流れる。出力トランジ
スタQ0 のベース・エミッタ間電圧をVBE(Q0)とする
と、この時の出力端子4の電位(出力電位)は VOH=−R・i−VBE(Q0)…式(1) となる。
【0013】一方、出力信号Vinが“L”レベルの時に
は抵抗Rに電流源が引き抜く電流ICSも流れるので、出
力電位は VOL=−R・(i+ICS)−VBE(Q0)…式(2) となる。
【0014】今、出力トランジスタQ0 の電流増幅率を
FE(Q0)とすると、i=IO /hFE(Q0)であるから、式
(1)は VOH=−R・IO /hFE(Q0)−VBE(Q0)…式(3) である。
【0015】勿論、終端抵抗RT の値によって、例えば
25Ωにしたり50Ωにしたりすると出力電流IO の大
きさも変化するため、出力トランジスタQ0 のベース電
流iも変化する。そのためVBE(Q0)も変化するが、その
変化量はベース電流iの変化量の対数に比例するために
僅かである。また、ベース電流iの変化も出力電流IO
の変化の1/hFE(Q0)である。
【0016】よってhFE(Q0)の値を大きく採ることによ
り、終端抵抗の値によらず、出力電流IO の変化によら
ずに電位VOH,VOLをそれぞれ“H”,“L”レベルと
して設定することができる。このレベルは抵抗Rによっ
て設定することができ、しかも両者の差であるR・ICS
を容易に設定することもできる。例えば出力電位の
“H”,“L”の電位差は0.8Vに設定される。
【0017】一方、CMOS回路においても、近年これ
らの対策を講じた出力回路が開発されるようになってき
た。図9は従来のCMOS出力回路を示す回路図であ
る。IC102は出力回路1bを備えており、出力端子
4を介して外部に出力電位VOを与える。出力回路1b
はIC102において出力信号Dを受けて出力電位VO
を出力端子4に与える。
【0018】出力回路1bは出力信号Dに対応してEC
Lの“H”レベルであるVOH(例えば−0.95V)及
び“L”レベルであるVOL(例えば−1.7V)の一方
がスイッチで切り換えられて与えられる反転入力端と、
出力端子4に接続された非反転入力端とを含むオペアン
プ2を備えている。更に、ソースが接地され、、ゲート
にオペアンプ2の出力端から電位VG が与えられ、ドレ
インが出力端子4に接続されたPMOSトランジスタQ
1 を備えている。そして出力端子4はオープンドレイン
構成を採っているので、終端抵抗RT を介して終端電位
TTに接続されることで出力電位VO が決定する。
【0019】オペアンプ2は出力電位VO とVOH(或い
はVOL)との差の定数倍を電位Vとして出力する。例
えば出力信号Dが“H”を示すものであった場合、オペ
アンプ2の電圧利得をAとしてV=A(VO
OH)である。もしVO がVOHよりも低く、VO −VOH
<0であればVG は低くなり、PMOSトランジスタQ
1 の流す電流を大きくする方向に制御する。逆にVO
OHよりも高く、VO −VOH>0であればVG は高くな
り、PMOSトランジスタQ1 の流す電流を小さくする
方向に制御する。そして電圧利得Aが大きいほど、VO
とVOHの差に敏感な制御を行うことができ、より正確に
ECLレベルとの互換性を実現することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な構成
においてはオペアンプによるフィードバック回路を用い
ているので、電圧利得A及び負荷容量CP の組み合わせ
によって出力電位VO が発振する可能性がある。負荷容
量CP の大きさがいかほどであるかはシステム全体がど
のように構成されるかに依って異なり、あらゆる場合を
予測して対策をたてるのは現実的ではない。即ち、負荷
容量CP の大きさに拘らずに発振しないよにするには、
電圧利得Aを十分小さくしておく必要があり、その場合
には正確なECLレベルが実現できなくなるばかりでな
く、終端抵抗RT の大きさが代わると“H”レベル及び
“L”レベルの変化も大きくなって出力レベルを一定に
保つことができなくなるという問題が生じる。
【0021】また、フィードバック回路を用いているこ
とは、出力電位VO がVOH(或いはVOL)になるように
補正を繰り返すため、これが確定するまでの時間遅れが
大きくなるという問題点をも招来する。
【0022】図10はECLとの互換性にこだわらずに
データ信号の小振幅化を図った出力回路の回路図であ
る。IC103は出力回路1cを備え、出力回路1cは
IC103の内部において出力信号Vinを受けて出力端
子4に出力電位を与える。
【0023】出力端子4は伝送線5を介して負荷容量C
P 及び終端抵抗RT のそれぞれの一端に接続されてお
り、これらの負荷容量CP 及び終端抵抗RT のそれぞれ
の他端は終端電位VTT(例えば2Vに設定される)に接
続されている。そのため、出力端子4がオープンドレイ
ン構成を採っていても出力電位が決定される。
【0024】今、出力信号Vinが“L”を示す電位0V
(接地電位)であったとき、トランジスタQ2 がON
し、トランジスタQ3 がオフするので、トランジスタQ
6 のゲートには電位VDD(>0)が与えられ、トランジ
スタQ6 もONする。その結果出力端子4の電位(出力
電位)はほぼ接地電位まで低下し、“L”を出力する事
になる。
【0025】逆に、出力信号Vinが“H”を示す電位V
DDであったときにはトランジスタQ3 がONし、トラン
ジスタQ4 がオフするので出力端子4の電位は終端抵抗
Tを介して終端電位VTTにまでプルアップされる。
【0026】ところで、既述のように伝送線の負荷容量
P はシステムの構成により異なるので、伝送線の特性
インピーダンスと終端抵抗RT との整合を完全に採るこ
とは事実上不可能である。そして伝送線5の特性インピ
ーダンスと終端抵抗RT との整合が完全でない場合に
は、伝送線の電位変化は終端で一部反射されて出力回路
1cに戻ってくる。
【0027】もしも出力回路1cがトランジスタQ2
3 ,Q6 のみから構成されていると、出力電位が
“L”から“H”になるとき、トランジスタQ6 は完全
にOFFしているため、出力端子4から見た出力回路1
cのインピーダンスは無限大となっている。このため、
終端部で反射された信号は出力端子4で更に反射されて
伝送線5にリンギングと呼ばれる現象が生じる。
【0028】これを防止するため、出力回路1cにはト
ランジスタQ4 ,Q5 及び遅延回路が設けられている。
出力が“L”から“H”に遷移する時、トランジスタQ
5 を一定時間ONさせ、トランジスタQ3 ,Q4 と共に
出力端子4から見た出力回路1cのインピーダンスを低
下させている。しかし、故意に出力回路の動作を遅くす
る事は高速化と相反するものであることは明かである。
【0029】図11はIC103の出力を受ける入力回
路の回路図である。IC104は入力回路6を備え、入
力端子7を介して伝送線5に与えられた信号(IC10
3の出力)を受ける。入力回路6はIC104の内部に
おいて参照電位Vref を受け、入力端子7に与えられた
信号の論理レベルを判断して入力信号Vdataを出力す
る。参照電位Vref は入力端子7に与えられた信号の
“H”レベルと“L”レベルとの中間の電位に設定され
る。
【0030】入力回路6においてトランジスタQ8 〜Q
11は電流スイッチを構成しており、参照電位Vref と入
力端子7に与えられる電位(入力電位)とを比較して、
トランジスタQ8 ,Q9 のうち低い方が与えられている
ゲートを有する方により多く電流が流れる。トランジス
タQ7 は入力電位が“L”の場合のみ定常電流を与える
ことにより消費電流の抑制を図っている。
【0031】この様な構成では参照電位Vref をIC1
04内部で生成する必要がある。若しくはIC104の
外部から受け取る必要がある。しかし、IC104内部
で生成する場合にはプロセスのばらつきに起因するトラ
ンジスタのパラメータの変動により、参照電位Vref
ばらつき、動作マージンが小さくなって望ましくない。
【0032】また、IC104の外部から受け取る場合
にはノイズの影響を受け易くなり、やはり動作マージン
が小さくなって望ましくない。
【0033】この発明は上記の問題点を解決するために
為されたもので、出力電位の発振を生ずることがない小
振幅の出力回路を提供することを目的としている。また
出力端子のインピーダンスが増大することもない、小振
幅の出力回路を提供することをも目的としている。ま
た、参照電位の不要な入力回路を提供することをも目的
としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、(a)固定電位を与える電位点と、
(b)第1及び第2の論理のいずれか一方を呈する入力
電位を受ける入力端子と、(c)出力電流を与える出力
端子と、(d)前記入力電位によって第1の電流を流す
か否かが制御される第1の電流源と、(e)前記電位点
に接続された一端と、前記第1の電流源に接続された他
端とを有する第1の抵抗と、(f)前記第1の抵抗の他
端に接続されたソースと、前記出力端子に共通に接続さ
れたゲート及びドレインとを有し、自身の前記ソースと
前記ドレインとの間に、前記第1の電流と比較して小さ
い第2の電流を流す第1のMOSトランジスタと、
(g)前記第2の電流を倍率G(>1)で増幅し、前記
出力端子に与える電流増幅回路とを備える出力回路であ
る。
【0035】この発明のうち請求項2にかかるものは請
求項1記載の出力回路であって、前記電流増幅回路は
(g−1)前記第2の電流のG倍の電流を流し、前記出
力端子に接続された出力トランジスタを含む第1のカレ
ントミラー回路を有する。
【0036】この発明のうち請求項3にかかるものは請
求項2記載の出力回路であって、前記電流増幅回路は
(g−2)前記第1のMOSトランジスタと共に第2の
カレントミラー回路を構成し、第3の電流を流す第2の
MOSトランジスタを更に有する。そして、前記第1の
カレントミラー回路は前記第2のカレントミラー回路に
接続され、前記第3の電流は前記第1の電流と比較して
小さい。
【0037】この発明のうち請求項4にかかるものは請
求項3記載の出力回路であって、(h)前記第1の抵抗
に並列接続されたダイオードを更に備える。そして、前
記ダイオードがクランプするクランプ電圧は前記第1の
抵抗において前記第2の電流が生じさせる電圧降下より
も大きい。
【0038】この発明のうち請求項5にかかるものは請
求項4記載の出力回路であって、前記クランプ電圧はほ
ぼ0.8Vである。
【0039】この発明のうち請求項6にかかるものは請
求項5記載の出力回路であって、前記第1の電位は接地
電位に等しく、前記第1のMOSトランジスタのゲート
・ソース間電圧はほぼ0.8Vである。
【0040】この発明のうち請求項7にかかるものは請
求項2記載の出力回路であって、(h)前記入力電位に
よって第3の電流を流すか否かが制御される第2の電流
源を更に備える。そして、前記電流増幅回路は(g−
2)前記電位点に接続された一端と、前記第2の電流源
に接続された他端とを有する第2の抵抗と、(g−3)
前記第2の抵抗の他端に接続されたソースと、前記第1
のMOSトランジスタの前記ゲートに接続されたゲート
と、前記第1のカレントミラー回路に接続されたドレイ
ンとを有し、自身の前記ソースと前記ドレインとの間
に、前記第1の電流と比較して小さい第4の電流を流す
第2のMOSトランジスタとを更に有する。
【0041】この発明のうち請求項8にかかるものは請
求項7記載の出力回路であって、前記第1の抵抗の抵抗
値は前記第2の抵抗の抵抗値よりも大きい。
【0042】この発明のうち請求項9にかかるものは請
求項7記載の出力回路であって、(i)前記第1の抵抗
に並列接続された第1のダイオードと、(j)前記第2
の抵抗に並列接続された第2のダイオードとを更に備え
る。そして、前記第1のダイオードがクランプするクラ
ンプ電圧は前記第1の抵抗において前記第2の電流が生
じさせる電圧降下よりも大きく、前記第2のダイオード
がクランプするクランプ電圧は前記第2のMOSトラン
ジスタが流す電流が前記第2の抵抗において生じさせる
電圧降下よりも大きい。
【0043】この発明のうち請求項10にかかるものは
請求項2記載の出力回路であって、前記出力トランジス
タがNMOSトランジスタである。
【0044】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、(a)互いに異なる固定電位を与える第1及び第2
の電位点と、(b)第1及び第2の論理のいずれか一方
を呈する入力電位を受ける入力端子と、(c)前記第1
の電位点に接続された一端と、他端を含む第1の抵抗
と、(d)前記第2の電位点に接続された一端と、他端
を含む第2の抵抗と、(e)前記第1の抵抗の前記他端
に接続されたドレインと、前記第2の抵抗の前記他端に
接続されたソースと、前記入力端子に接続されたゲート
とを含む入力MOSトランジスタと、(f)前記入力M
OSトランジスタの前記ドレインに接続された第1の入
力端と、前記入力端子に接続された第2の入力端とを含
む電流スイッチとを備えた入力回路である。
【0045】
【作用】この発明のうち請求項1にかかる出力回路にお
いては、入力電位が第1の論理を呈する場合に第1の抵
抗には第1の電流及び第2の電流が流れる。一方、入力
電位が第2の論理を呈する場合に第1の抵抗には第1の
電流は流れない。そして何れの場合も出力電流の1/
(G+1)だけ第2の電流が流れる。
【0046】入力電位に対応して出力電流も変動する
が、その変動の1/(G+1)だけしか第2の電流が変
動しないので、第1のMOSトランジスタのゲート・ソ
ース間電圧は入力電位の論理によらずほぼ一定値をと
る。従って、入力電位の遷移によって生じる出力端子に
おける電位(出力電位)の遷移の量はほぼ第1の抵抗に
おいて第1の電流が生じさせる電圧降下によって決定す
る。
【0047】この発明のうち請求項2にかかる出力回路
においては、入力電位の論理に依らず、出力トランジス
タは常時ONしている。
【0048】この発明のうち請求項3にかかる出力回路
においては、第3の電流も第2の電流と同様に第1の抵
抗において電圧降下を生じさせるが、第1の電流と比較
して小さいため、出力電位の遷移の量はほぼ第1の抵抗
において第1の電流が生じさせる電圧降下によって決定
する。
【0049】この発明のうち請求項4にかかる出力回路
においては、入力電位が第1の論理を呈する場合にダイ
オードがクランプ電圧を支える。一方、入力電位が第2
の論理を呈する場合にはダイオードには電流が流れな
い。
【0050】この発明のうち請求項5にかかる出力回路
においては、クランプ電圧がECLレベルの2つの論理
に対応する電位の差にほぼ等しい。
【0051】この発明のうち請求項6にかかる出力回路
においては、入力電位が第2の論理を呈する場合におけ
る出力電位をECLレベルの“H”レベルに設定する。
【0052】この発明のうち請求項7にかかる出力回路
においては、第4の電流は第2の電流を所定の倍率で増
幅した電流である。第1の抵抗には第2の電流が流れる
が、第4の電流は流れない。
【0053】この発明のうち請求項8にかかる出力回路
においては、第2のMOSトランジスタのサイズを大き
くしなくても、第4の電流を第2の電流よりも大きくす
ることができる。
【0054】この発明のうち請求項9にかかる出力回路
においては、入力電位が第1の論理を呈する場合に第1
ダイオード及び第2のダイオードがそれぞれ自身のクラ
ンプ電圧を支える。一方、入力電位が第2の論理を呈す
る場合には第1ダイオード及び第2のダイオードのいず
れにも電流が流れない。
【0055】この発明のうち請求項10にかかる出力回
路においては、出力トランジスタの電流駆動能力が、こ
れにPMOSトランジスタを用いた場合と比較して大き
くなる。
【0056】この発明のうち請求項11にかかる入力回
路においては、入力MOSトランジスタのドレインにお
いて、入力端子に与えられた電位に対応する論理と相補
的な論理に対応する電位が得られる。
【0057】
【実施例】
A.出力回路に関する実施例: (a−1)第1実施例:図1はこの発明の第1実施例に
かかる出力回路10aの構成を示す回路図である。出力
回路10aはIC105aにおいて備えられており、I
C105aの内部で発生している出力信号Vinを受けて
出力電流を出力端子4に与える。
【0058】IC105aは出力端子4及びこれに接続
された伝送線5を介し、負荷容量CP の一端及び終端抵
抗RT の一端が接続されている。これらの負荷容量CP
の他端及び終端抵抗RT の他端は終端電位VTT(例えば
−2Vに設定される。)が与えられている。
【0059】出力回路10aは、出力信号Vinが与えら
れるゲートを有するNMOSトランジスタN0 を備えて
おり、そのソースには電位VEE(<0)が与えられてい
る。また、出力回路10aは抵抗R1 を備えており、そ
の一端は接地され、他端はNMOSトランジスタN0
ドレインに接続されている。
【0060】出力回路10aは更にカレントミラー回路
1 〜M3 を備えている。カレントミラー回路M1 は、
PMOSトランジスタP0 ,P1 から構成される。PM
OSトランジスタP0 ,P1 のソースは共通してNMO
SトランジスタN0 のドレインに接続され、またPMO
SトランジスタP0 ,P1 のゲートは共通して出力端子
4に接続されている。そしてPMOSトランジスタP0
のドレインは出力端子4に、PMOSトランジスタP1
のドレインはカレントミラー回路M3 に接続されてい
る。カレントミラー回路M1 はPMOSトランジスタP
0 のドレインに流れる電流iをA0 倍した電流A0 ・i
をPMOSトランジスタP1 のドレインに流す。
【0061】カレントミラー回路M3 はPMOSトラン
ジスタP1 のドレインに流れる電流A0 ・iをA1 倍し
た電流A1 0 ・iをカレントミラー回路M2 に出力す
る。
【0062】カレントミラー回路M3 は一対のNMOS
トランジスタN1 ,N2 によって構成されている。即ち
NMOSトランジスタN1 のゲート及びドレイン、並び
にNMOSトランジスタN2 のゲートが共通してPMO
SトランジスタP1 のドレインに接続される。そしてN
MOSトランジスタN1 ,N2 のソースには共通して電
位VEEが与えられ、NMOSトランジスタN2 のドレイ
ンから電流A1 0 ・iが得られる。
【0063】カレントミラー回路M2 はNMOSトラン
ジスタN2 のドレインに流れる電流A1 0 ・iをA2
倍した電流A2 1 0 ・iを出力端子4に出力する。
カレントミラー回路M2 は一対のPMOSトランジスタ
2 ,P3 によって構成されている。即ちPMOSトラ
ンジスタP2 のゲート及びドレイン、並びにPMOSト
ランジスタP3 のゲートが共通してNMOSトランジス
タN2 のドレインに接続される。そしてPMOSトラン
ジスタP2 ,P3 のソースには共通して接地され、PM
OSトランジスタP3 のドレインから電流A2 1 0
・iが得られる。ここでG=A2 1 0 とおいて、出
力端子4から伝送線5に流れる電流は IO =(G+1)・i…式(4) となる。
【0064】一般にMOSトランジスタの流す電流値は
そのゲート長Lに反比例し、ゲート幅Wに比例する。従
って、上記のような倍率A2 ,A1 ,A0 は、それぞれ
のトランジスタのサイズを適切に設定することによって
得ることができる。
【0065】また、出力端子4はオープンドレイン構成
を有している。従って、出力端子4における出力電位V
O は、負荷容量CP 及び終端抵抗RT 並びに終端電位V
TTに依存して決定する。換言すれば、負荷容量CP 及び
終端抵抗RT 並びに終端電位VTTが設定され、これを考
慮して出力電位VO が所定のレベルになるような出力電
流IO が設定される。例えばECLレベルで出力電位V
O を出力する場合には、その“H”レベルが−0.95
V以上となるように設定される。
【0066】今、出力信号Vinが接地電位0Vであった
とする。するとNMOSトランジスタN0 のドレインは
抵抗R1 から電流Iを引き抜こうとする。即ちこの場合
にはNMOSトランジスタN0 が電流Iを流す電流源と
して機能する。一方、抵抗R1 にはカレントミラー回路
1 によって(1+A0 )・iL の電流が流れている。
ここでiL は、出力信号Vinが接地電位0Vであった場
合にPMOSトランジスタP0 に流れる電流を示す。従
って、出力電位VO は VOL=−R1 {(1+A0 )・iL +I}−VgL …式(5) と表すことができる。ここで、VgL は出力信号Vin
接地電位0Vであった場合におけるPMOSトランジス
タP0 のゲート・ソース間電圧の絶対値である。このと
きの出力電流IO は IOL=(G+1)・iL …式(6) である。
【0067】一方、出力信号Vinが電位VEEであった場
合にはNMOSトランジスタN0 はオフする。従って、
抵抗R1 にはカレントミラー回路M1 によって(1+A
0 )・iH の電流のみが流れている。ここでiH は、出
力信号Vinが電位VEEであった場合にPMOSトランジ
スタP0 に流れる電流を示す。従って、出力電位VOは VOH=−R1 (1+A0 )・iH −VgH …式(7) と表すことができる。ここで、VgH は出力信号Vin
電位VEEであった場合におけるPMOSトランジスタP
0 のゲート・ソース間電圧の絶対値である。このときの
出力電流IO は IOH=(G+1)・iH …式(8) である。
【0068】既述のように、負荷容量CP 及び終端抵抗
T 並びに終端電位VTTを考慮して、出力電位VO が所
定のレベルになるような出力電流IO が設定される。式
(3),(7),(8)から理解されるように、(G+
1)/(1+A0 )が従来の技術のhFE(Q0)に対応して
いる。従って、従来の技術においてhFE(Q0)を大きく採
るのと同様に、(G+1)/(1+A0 )を大きく採る
ことにより、iL とiH との差を小さくすることができ
る。VgL とVgH との差も小さくすることができる。
このようにすることにより、 VOH−VOL=R1 ・I…式(9) となり、出力電流IO の変化によらずに、従って終端抵
抗RT の値によらず、電位VOH,VOLをそれぞれ
“H”,“L”レベルとして設定することができる。こ
のレベルの差はR1 によって容易に設定することができ
る。例えば出力電位の“H”,“L”の電位差を0.8
Vに設定することができる。
【0069】しかも、倍率A0 を大きくせず、NMOS
トランジスタN0 の流す電流Iの大きさを(1+A0
H ,(1+A0 )iL よりも十分大きく採ると、式
(5)は VOL=−R1 ・I−VgL …式(10) となる。よって、VgH を(従ってVgL を)ほぼ0.
8Vに設定すれば、電位VOH,VOLをECLレベルに適
合させることができる。
【0070】このようなゲート・ソース間電圧Vgの制
御は、スレッショルド電圧の絶対値Vthと、流れる電流
i(これはiH ,iL にほぼ等しい)とを考慮して、ゲ
イン定数βを以下のように設定することで可能である。
【0071】β=i/(Vg−Vth2 …式(11) 一方、ゲイン定数βはW/Lに比例するので、PMOS
トランジスタP0 のゲートサイズを調整することでVg
をほぼ0.8Vに設定することが可能である。
【0072】抵抗R1 はCMOSトランジスタを形成す
るプロセス(CMOSプロセス)において、MOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域を用いて容易に構成す
ることができるため、出力回路10aはCMOSプロセ
スにおいて構成することができる。そして出力電位VO
が発振することがない。また、常にPMOSトランジス
タP3 がONしているので出力端子4のインピーダンス
が増大することもない。従って伝送線5と終端抵抗RT
とが完全に整合していないときでもリンギング現象を小
さく抑えることができる。
【0073】(a−2)第2実施例:図2はこの発明の
第2実施例にかかる出力回路10bの構成を示す回路図
である。出力回路10bはIC105bにおいて備えら
れており、IC105bの内部で発生している出力信号
inを受けて出力電流を出力端子4に与える。出力回路
10bは出力回路10aの抵抗R1 に並列にダイオード
1 を追加して設けた構成を備えている。ダイオードD
1 は、抵抗R1 の両端の電圧をクランプする機能を有し
ており、そのアノードが接地され、カソードがNMOS
トランジスタN0 のドレインに接続されている。
【0074】今、出力信号Vinが接地電位0Vであった
とすると、ダイオードD1 と抵抗R1 の並列接続には電
流I+(1+A0 )・iL が流れる。しかし、ダイオー
ドD1 はそのクランプ電圧VCLを支えるので、出力電位
O は VOL=−VgL −VCL…式(12) となる。
【0075】従ってVOLは抵抗R1 及び電流Iの値に依
存しない。第1実施例で既述のように抵抗R1 はソース
・ドレイン領域を用いて形成するが、その値はプロセス
ばらつきが大きい。また、NMOSトランジスタN0
電流駆動力も同様である。従って、抵抗R1 及び電流I
の値に依存しないでVOLを決定できることで、これらの
ばらつきを排除することができる。
【0076】式(12)と式(10)を比較することに
より、VCLは0.8V程度に設定すれば良いことが解
る。
【0077】このようなクランプ電圧を有するダイオー
ドD1 はPN接合を含むものとして構成される。図3は
CMOSプロセスにおいてかかるPN接合を含むダイオ
ードを構成する例を示す断面図である。
【0078】P型基板1にNウエル2を選択的に形成
し、Nウエル2内に一対のP型のソース・ドレイン領域
3を選択的に形成する。一方、Nウエル2が形成されな
いP型基板1においては一対のN型のソース・ドレイン
領域4を選択的に形成する。そして一対のP型のソース
・ドレイン領域3の挟む領域の上方にはゲート5が、一
対のN型のソース・ドレイン領域4の挟む領域の上方に
はゲート6が、それぞれ設けられる。この様にして、N
ウエル2、ソース・ドレイン領域3及びゲート5がPM
OSトランジスタを、P型基板1、ソース・ドレイン領
域4及びゲート6がNMOSトランジスタを、それぞれ
構成する。この場合において、ダイオードD1 はソース
・ドレイン領域3をアノードとして、Nウエル2をカソ
ードとして構成される。
【0079】勿論、上記のMOSトランジスタの構成要
素の導電型を反対にした場合にはダイオードD1 はソー
ス・ドレイン領域3をカソードとして、Nウエル2をア
ノードとして構成される。
【0080】(a−3)第3実施例:図4はこの発明の
第3実施例にかかる出力回路11の構成を示す回路図で
ある。出力回路11はIC106において備えられてお
り、IC106の内部で発生している出力信号Vinを受
けて出力電流を出力端子4に与える。出力回路11は出
力回路10bに対し、更にNMOSトランジスタN3
抵抗R2 、ダイオードD2 を付加した構成を備えてい
る。また、出力回路10bとは異なり、PMOSトラン
ジスタP1 のソースはPMOSトランジスタP0 のソー
スには接続されていない。
【0081】出力回路11において、NMOSトランジ
スタN3、抵抗R2 、ダイオードD2 は、それぞれNM
OSトランジスタN0 、抵抗R1 、ダイオードD1 と同
様に接続されている。即ち、NMOSトランジスタN3
のゲートには出力信号Vinが与えられ、ソースには電位
EEが与えられ、ドレインは抵抗R2 とダイオードD2
との並列接続を介して接地されている。ダイオードD2
のアノードは接地され、カソードはPMOSトランジス
タP0 に接続されている。
【0082】PMOSトランジスタP1 のソースはPM
OSトランジスタP0 のソースには接続されていないた
め、PMOSトランジスタP0 ,P1 はカレントミラー
回路を構成してはいないが、電流増幅回路M4 を構成し
ている。
【0083】例えば、NMOSトランジスタN3、抵抗
2 、ダイオードD2 を、それぞれNMOSトランジス
タN0 、抵抗R1 、ダイオードD1 と同様に設計した場
合には、PMOSトランジスタP1 のソースにはPMO
SトランジスタP0 のソースと等しい電位が与えられ
る。従って、電流増幅回路M4 はPMOSトランジスタ
0 ,P1 のサイズの比を調整することにより、カレン
トミラー回路M1 と同様に、カレントミラー回路M2
対してNMOSトランジスタN0 に流れる電流iのA0
倍の電流A0 ・iを流すことができる。
【0084】しかし、第2実施例とは異なり、抵抗R1
には電流A0 ・iが流れない。従って、出力端子4にお
ける電位は式(5),(7)からそれぞれ VOH=−R1 (iH +I)−VgH …式(13) VOL=−R1 ・iL −VgL …式(14) となる。よって、従来の技術におけるhFE(Q0)に対応す
るのは(G+1)という値であり、Gの値を第1実施例
の場合よりも小さくしても、従来の技術と同様にしてE
CLレベルの論理を出力することができる。例えば第1
実施例において(G+1)/(1+A0 )を100程度
にしなければならず、A0 が1程度であった場合には、
Gは200程度にする必要がある。しかし、第3実施例
においては(G+1)を100程度にする必要があり、
倍率Gは100程度で十分である。
【0085】このように倍率Gを低くすることができる
ので、カレントミラー回路M2 ,M3 における電流増幅
の倍率を大きくする必要がない。従って、一方のトラン
ジスタのサイズを小さくして倍率を稼ぐ必要もないの
で、電流駆動能力を小さくして動作速度が損なわれるこ
ともない。また他方のトランジスタのサイズを大きくし
てゲート容量を増加させることもないので、遅延時間が
増大することもない。
【0086】更に、第3実施例においては抵抗R1 ,R
2 の値を異ならせることにより、動作速度の改善を図る
ことができる。出力信号Vinが接地電位の場合にはNM
OSトランジスタN0 ,N3 には電流が流れない。そこ
でPMOSトランジスタP0,P1 に流れる電流をそれ
ぞれi0 ,i1 、ゲート・ソース間電圧の絶対値をそれ
ぞれVg(P0),Vg(P1)とおくと i1 ・R2 +Vg(P1)=i0 ・R1 +Vg(P0)…式(15) となる。ここでPMOSトランジスタP0 ,P1 のサイ
ズを等しくして、ゲイン定数βが共通の値を有している
と、式(15)は i1 ・R2 +(i1 /β)1/2 =i0 ・R1 +(i0 /β)1/2 …式(16) と書ける。従って抵抗R1 の値を抵抗R2 の値よりも大
きくすることにより、PMOSトランジスタP0 ,P1
のサイズを等しくしても、電流i1 を電流i0 よりも大
きくすることができる。従って、電流増幅は行われるも
のの、一方のトランジスタのサイズを小さくする必要が
なく、電流駆動能力を低下させないので動作速度を損な
うこともない。
【0087】(a−4)第4実施例:図5はこの発明の
第4実施例にかかる出力回路12の構成を示す回路図で
ある。出力回路12はIC107において備えられてお
り、IC107の内部で発生している出力信号Vinを受
けて出力電流を出力端子4に与える。出力回路12は出
力回路11と極性を反転した構成を備えている。ここで
は終端電位VTTは正であり、出力信号Vinは接地電位若
しくは正の電位VDDを採る。
【0088】PMOSトランジスタP5 ,P4 はそれぞ
れ出力回路11のNMOSトランジスタN0 ,N3 に対
応しており、それぞれのゲートには出力信号Vinが与え
られる。PMOSトランジスタP5 ,P4 のソースには
共通して電位VDDが与えられている。そしてPMOSト
ランジスタP5 のドレインは抵抗R1 及びダイオードD
1 の並列接続を介して接地され、PMOSトランジスタ
4 のドレインは抵抗R2 及びダイオードD2 の並列接
続を介して接地されている。
【0089】また、PMOSトランジスタP5 のドレイ
ンにはNMOSトランジスタN0 のソースが、PMOS
トランジスタP4 のドレインにはNMOSトランジスタ
1のソースが、それぞれ接続されている。そしてNM
OSトランジスタN0 ,N1は電流増幅回路M5 を形成
しており、これは出力回路11の電流増幅回路M4 に対
応している。電流増幅回路M5 のNMOSトランジスタ
0 のゲート及びドレイン、並びにNMOSトランジス
タN1 のゲートは共通して出力端子4に接続されてい
る。
【0090】電流増幅回路M5 のNMOSトランジスタ
1 のドレインはカレントミラー回路M1 に接続されて
いる。但し、カレントミラー回路M1 は出力回路10
a,10bにおいて用いられていた場合とは接続のされ
方が異なっており、カレントミラー回路M1 を構成する
PMOSトランジスタP0 ,P1 のソースには共通して
電位VDDが与えられている。そしてPMOSトランジス
タP1 のゲート及びドレイン、並びにPMOSトランジ
スタP0 のゲートが共通して電流増幅回路M5 のNMO
SトランジスタN1 のドレインに接続されている。
【0091】カレントミラー回路M1 のPMOSトラン
ジスタP0 のドレインはカレントミラー回路M6 に接続
されている。カレントミラー回路M6 は共通に接地され
たソースを有する2つのNMOSトランジスタN4 ,N
5 から構成されており、その出力は出力端子4に与えら
れる。
【0092】以上の様に構成される出力回路12の出力
電位Vo に関してはその“H”レベルをECLレベルの
“L”レベルの絶対値に等しく(約1.7V)、“L”
レベルをECLレベルの“H”レベルの絶対値に等しく
(約0.9V)設定することができる。
【0093】出力回路12は出力回路11と比較すると
PMOSトランジスタよりもNMOSトランジスタの方
が多い。一般にNMOSトランジスタはPMOSトラン
ジスタと比較してその電流駆動能力が約2倍大きい。特
に最終段のトランジスタにNMOSトランジスタN5
用いるので、そのトランジスタサイズは出力回路11の
最終段のトランジスタであるPMOSトランジスタP3
の約半分で済む。従って、最終段における寄生容量を小
さくすることができ、より高速な動作及び消費電力の抑
制を実現することができる。
【0094】B.入力回路に関する実施例: (b−1)第5実施例:図6はこの発明の第5実施例に
かかる入力回路13の構成を示す回路図である。出力回
路13はIC108において備えられており、入力端子
7を介して伝送線5に接続されている。そして伝送線5
に与えられた電位を入力信号VdataとしてIC108の
内部に与える。IC108は第2実施例や第3実施例に
示された出力回路10b,11が伝送線5に与える電位
を入力する機能を有する。
【0095】入力端子7にはPMOSトランジスタP9
のゲートが接続され、PMOSトランジスタP9 のソー
スは抵抗R3 を介して接地され、ドレインは抵抗R4
介して終端電位VTT(<0)を与える点に接続されてい
る。
【0096】入力回路13はPMOSトランジスタ
6 ,P7 、NMOSトランジスタN6,N7 ,N8
ら構成される電流スイッチを備えている。PMOSトラ
ンジスタP6 ,P7 のソースは共通して接地され、PM
OSトランジスタP6 のゲート及びドレインはPMOS
トランジスタP7 のゲートに共通して接続されている。
PMOSトランジスタP6 ,P7 はそれぞれNMOSト
ランジスタN6 ,N7 の負荷トランジスタとして機能す
る。
【0097】NMOSトランジスタN6 ,N7 のソース
は共通してNMOSトランジスタN8 のドレインに接続
されている。NMOSトランジスタN8 のゲートは接地
され、ソースには電位VEE(<0)が与えられており、
NMOSトランジスタN8 は電流源として機能する。
【0098】NMOSトランジスタN6 のゲートはPM
OSトランジスタP9 のドレインに、NMOSトランジ
スタN7 のゲートは入力端子7に、それぞれ接続されて
いる。そしてNMOSトランジスタN7 のドレインの電
位が論理反転されて入力信号Vdataとなる。
【0099】入力端子7に与えられる電位の内、“H”
レベルに対応するものは、式(7)において、第1実施
例等で導入された近似(A0 がそれほど大きくなく、i
H が小さい)を取り入れて VOH=−VgH …式(17) となる。一方、“L”レベルに対応するものは、式(1
2)においてVgL とVgH がほぼ等しいとの近似を用
いて VOL=−VgH −VCL…式(18) となる。
【0100】今、入力端子7に式(17)で表される電
位VOHが与えられた場合、PMOSトランジスタP9
ONし始める。そしてPMOSトランジスタP9 に流れ
る電流は小さい。この場合、抵抗R4 における電圧降下
は V(R4)=VgH −Vth(P9)…式(19) となる。但し、Vth(P9)はPMOSトランジスタP9
スレッショルド電圧の絶対値である。
【0101】よってNMOSトランジスタN6 のゲート
電位は VG(N6) =(VgH −Vth(P9))・R4 /R3 +VTT…式(20) となる。一方、NMOSトランジスタN7 のゲートには
−VgH が与えられているので、VG(N6) を式(18)
で表されるVOLに等しくすれば、電流スイッチの動作に
よって入力信号Vdataが得られることになる。そのよう
なVG(N6) の調整はR4 /R3 の比を適当に設定するこ
とで実現できる。例えばVgH −Vth(P9)=0.3V、
OL=−1.7V、VTT=−2.0VのときにはR4
3 =1と設定すれば良い。
【0102】入力端子7に式(18)で表される電位V
OLが与えられた場合には、PMOSトランジスタP9
強くONしようとするが、これに流れる電流が増加する
ほど抵抗R3 によって大きな電圧降下が生じる。このた
め、抵抗R3 を十分大きな値にしておいてPMOSトラ
ンジスタP9 のゲート・ソース間電圧をVth(P9)よりも
余り大きくならないようにすることができる。この時の
ゲート・ソース間電圧をVth(P9)と近似すると、NMO
SトランジスタN6 のゲート電位は VG(N6) =(abs(VOL )−Vth(P9))・R4 /R3 +VTT …式(21) となる(記号“abs”は絶対値を示す)。
【0103】例えばR4 /R3 =1と設定された場合に
th(P9)=0.6Vであれば、VG(N6) =−0.9Vと
なり、これはVOHにほぼ等しくなる。よって電流スイッ
チの動作によって入力信号Vdataが得られることにな
る。
【0104】以上のように第5実施例によれば、参照電
位Vref をIC108の内部において生成することな
く、抵抗R4 ,R3 をPMOSトランジスタP9 と併せ
て用いることによって、入力端子7に与えられた信号と
相補的な信号を入力回路13において生成することがで
きる。従って、余分な配線をプリント基板に設ける必要
がなく、コストを低減することができる。また、入力端
子7に与えられた信号とその相補的な信号を比較して電
流スイッチが動作するので、動作マージンを大きくする
ことができるという利点がある。
【0105】(b−2)第6実施例:図7はこの発明の
第6実施例にかかる入力回路14の構成を示す回路図で
ある。入力回路14はIC109において備えられてお
り、入力端子7を介して伝送線5に接続されている。そ
して伝送線5に与えられた電位を入力信号Vdataとして
IC109の内部に与える。IC108は第4実施例に
おいて示された出力回路12が伝送線5に与える電位を
入力する機能を有する。
【0106】入力回路14は従来の技術において示され
た入力回路6に対し、NMOSトランジスタN9 、抵抗
5 ,R6 を付加し、そのゲートがPMOSトランジス
タQ8 のゲートに接続されていたPMOSトランジスタ
7 を、接地されたゲートを含むPMOSトランジスタ
8 に置換している。そしてPMOSトランジスタQ9
のゲートには参照電位Vref が与えられているのではな
く、NMOSトランジスタN9 のドレインが接続されて
いる。
【0107】見方を変えれば、入力回路14は入力回路
13の極性を反転した構成を備えている。終端電位VTT
は正であり、電位VEEの代わりに電位VDDが与えられて
いる。そしてPMOSトランジスタPMOSトランジス
タP9 ,P6 ,P7 、NMOSトランジスタN6
7 ,N8 のそれぞれに対応してNMOSトランジスタ
9 ,Q11,Q10、PMOSトランジスタQ9 ,Q8
8 が設けられている。また抵抗R3 ,R4 に対応して
それぞれ抵抗R5 ,R6 が設けられている。
【0108】従ってその動作は極性が反転するだけで第
5実施例と同様であり、同様の効果を奏する。
【0109】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる出力回
路においては、フィードバックを用いないので、出力電
位が発振することがない。
【0110】この発明のうち請求項2にかかる出力回路
においては、出力端子のインピーダンスを抑制すること
ができ、出力端子に伝送線を介して負荷を接続した場合
に、整合が不完全であってもリンギングを抑制すること
ができる。
【0111】この発明のうち請求項3にかかる出力回路
においては、出力トランジスタが流す電流を第1の抵抗
に流さず、小さな電流のみを第1の抵抗に流すので、出
力電流を大きくしても出力電位が受ける影響は小さい。
【0112】この発明のうち請求項4にかかる出力回路
においては、第1の電流が所定の値に制御されない場合
においても、出力電位の遷移の量を一定にすることがで
きる。その量はクランプ電圧にほぼ等しい。
【0113】この発明のうち請求項5にかかる出力回路
においては、入力電位が第2の論理を呈する場合におけ
る出力電位をECLレベルの一方の論理に対応する電位
に設定することにより、ECLレベルのいずれの論理に
対応する出力電位をも出力することができる。
【0114】この発明のうち請求項6にかかる出力回路
においては、ECLレベルのいずれの論理に対応する出
力電位をも出力することができる。
【0115】この発明のうち請求項7にかかる出力回路
においては、第4の電流を第1のカレントミラー回路が
増幅することにより、出力電流を得ることができる。そ
の場合において第1の抵抗には第4の電流が流れないの
で、倍率Gを低く抑えることができる。従って、トラン
ジスタサイズを大きくする必要がなく、動作速度を改善
することができる。
【0116】この発明のうち請求項8にかかる出力回路
においては、トランジスタの電流駆動力を低下させない
ので、動作速度を改善することができる。
【0117】この発明のうち請求項9にかかる出力回路
においては、第1の電流及び第3の電流が所定の値に制
御されない場合においても、出力電位の遷移の量を一定
にすることができる。
【0118】この発明のうち請求項10にかかる出力回
路においては、出力トランジスタにPMOSトランジス
タを用いた場合と比較してトランジスタサイズが小さく
て済むので、その寄生容量が低減する。そのため、動作
速度が向上し、消費電力を抑制することができる。
【0119】この発明のうち請求項11にかかる入力回
路においては、参照電位を入力回路の外部で生成するこ
となく、電流スイッチを機能させる。しかも電流スイッ
チにおいては、参照電位と入力端子に与えられる電位と
を比較するのではなく、互いに相補的な電位を比較する
ので、動作マージンを大きく採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の構成を示す回路図で
ある。
【図2】 この発明の第2実施例の構成を示す回路図で
ある。
【図3】 この発明の第2実施例の構成を示す断面図で
ある。
【図4】 この発明の第3実施例の構成を示す回路図で
ある。
【図5】 この発明の第4実施例の構成を示す回路図で
ある。
【図6】 この発明の第5実施例の構成を示す回路図で
ある。
【図7】 この発明の第6実施例の構成を示す回路図で
ある。
【図8】 従来の出力回路の構成を示す回路図である。
【図9】 従来の出力回路の構成を示す回路図である。
【図10】 従来の出力回路の構成を示す回路図であ
る。
【図11】 従来の入力回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
4 出力端子、7 入力端子、A0 ,A1 ,A2 ,G
倍率,N0 〜N9 ,Q10,Q11 NMOSトランジス
タ、P0 〜P9 ,Q8 ,Q9 PMOSトランジスタ、
TT 終端電位、Vin 出力信号、R1 〜R6 抵抗、
1 ,D2 ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/0948

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)固定電位を与える電位点と、 (b)第1及び第2の論理のいずれか一方を呈する入力
    電位を受ける入力端子と、 (c)出力電流を与える出力端子と、 (d)前記入力電位によって第1の電流を流すか否かが
    制御される第1の電流源と、 (e)前記電位点に接続された一端と、前記第1の電流
    源に接続された他端とを有する第1の抵抗と、 (f)前記第1の抵抗の他端に接続されたソースと、前
    記出力端子に共通に接続されたゲート及びドレインとを
    有し、自身の前記ソースと前記ドレインとの間に、前記
    第1の電流と比較して小さい第2の電流を流す第1のM
    OSトランジスタと、 (g)前記第2の電流を倍率G(>1)で増幅し、前記
    出力端子に与える電流増幅回路とを備える出力回路。
  2. 【請求項2】 前記電流増幅回路は(g−1)前記第2
    の電流のG倍の電流を流し、前記出力端子に接続された
    出力トランジスタを含む第1のカレントミラー回路を有
    する請求項1記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記電流増幅回路は(g−2)前記第1
    のMOSトランジスタと共に第2のカレントミラー回路
    を構成し、第3の電流を流す第2のMOSトランジスタ
    を更に有し、 前記第1のカレントミラー回路は前記第2のカレントミ
    ラー回路に接続され、 前記第3の電流は前記第1の電流と比較して小さい請求
    項2記載の出力回路。
  4. 【請求項4】 (h)前記第1の抵抗に並列接続された
    ダイオードを更に備え、 前記ダイオードがクランプするクランプ電圧は前記第1
    の抵抗において前記第2の電流が生じさせる電圧降下よ
    りも大きい、請求項3記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 前記クランプ電圧はほぼ0.8Vである
    請求項4記載の出力回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の電位は接地電位に等しく、前
    記第1のMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧は
    ほぼ0.8Vである請求項5記載の出力回路。
  7. 【請求項7】 (h)前記入力電位によって第3の電流
    を流すか否かが制御される第2の電流源を更に備え、 前記電流増幅回路は(g−2)前記電位点に接続された
    一端と、前記第2の電流源に接続された他端とを有する
    第2の抵抗と、(g−3)前記第2の抵抗の他端に接続
    されたソースと、前記第1のMOSトランジスタの前記
    ゲートに接続されたゲートと、前記第1のカレントミラ
    ー回路に接続されたドレインとを有し、自身の前記ソー
    スと前記ドレインとの間に、前記第1の電流と比較して
    小さい第4の電流を流す第2のMOSトランジスタとを
    更に有する請求項2記載の出力回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の抵抗の抵抗値は前記第2の抵
    抗の抵抗値よりも大きい、請求項7記載の出力回路。
  9. 【請求項9】 (i)前記第1の抵抗に並列接続された
    第1のダイオードと、 (j)前記第2の抵抗に並列接続された第2のダイオー
    ドとを更に備え、 前記第1のダイオードがクランプするクランプ電圧は前
    記第1の抵抗において前記第2の電流が生じさせる電圧
    降下よりも大きく、 前記第2のダイオードがクランプするクランプ電圧は前
    記第2のMOSトランジスタが流す電流が前記第2の抵
    抗において生じさせる電圧降下よりも大きい、請求項7
    記載の出力回路。
  10. 【請求項10】 前記出力トランジスタはNMOSトラ
    ンジスタである、請求項2記載の出力回路。
  11. 【請求項11】 (a)互いに異なる固定電位を与える
    第1及び第2の電位点と、 (b)第1及び第2の論理のいずれか一方を呈する入力
    電位を受ける入力端子と、 (c)前記第1の電位点に接続された一端と、他端を含
    む第1の抵抗と、 (d)前記第2の電位点に接続された一端と、他端を含
    む第2の抵抗と、 (e)前記第1の抵抗の前記他端に接続されたドレイン
    と、前記第2の抵抗の前記他端に接続されたソースと、
    前記入力端子に接続されたゲートとを含む入力MOSト
    ランジスタと、 (f)前記入力MOSトランジスタの前記ドレインに接
    続された第1の入力端と、前記入力端子に接続された第
    2の入力端とを含む電流スイッチとを備えた入力回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007166174A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Oki Electric Ind Co Ltd 出力回路
JP2010004026A (ja) * 2008-05-22 2010-01-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 光電変換装置、及び当該光電変換装置を具備する電子機器

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