JPH08125480A - 整合回路、整合方法 - Google Patents
整合回路、整合方法Info
- Publication number
- JPH08125480A JPH08125480A JP26391594A JP26391594A JPH08125480A JP H08125480 A JPH08125480 A JP H08125480A JP 26391594 A JP26391594 A JP 26391594A JP 26391594 A JP26391594 A JP 26391594A JP H08125480 A JPH08125480 A JP H08125480A
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- Japan
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- terminal
- circuit
- reactance
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インピーダンス整合が可能な範囲を拡張す
る。 【効果】 リアクタンス素子11a、12aの一方を入
力端RF INに接続し、その他端のどちらか一方をス
イッチ13a、14aで出力端RF OUTへ接続す
る。又、リアクタンス素子11b、12bの一方を出力
端RF OUTに接続し、その他端のどちらか一方をス
イッチ13b、14bで入力端RF INへ接続する。
る。 【効果】 リアクタンス素子11a、12aの一方を入
力端RF INに接続し、その他端のどちらか一方をス
イッチ13a、14aで出力端RF OUTへ接続す
る。又、リアクタンス素子11b、12bの一方を出力
端RF OUTに接続し、その他端のどちらか一方をス
イッチ13b、14bで入力端RF INへ接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インピーダンスの整合
回路及び整合方法に関するものである。
回路及び整合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波信号を扱う回路、例えばアンテ
ナ、ケーブル、増幅器等を接続する場合、インピーダン
スの整合をとって損失や歪みが生じないようにする必要
がある。このために、接続する2つの回路間に適当なリ
アクタンス回路を介在させ、一方の回路から見たインピ
ーダンスがその回路のリアクタンス分を打ち消し、且つ
抵抗分が等しくなるようにするものが用いられる。
ナ、ケーブル、増幅器等を接続する場合、インピーダン
スの整合をとって損失や歪みが生じないようにする必要
がある。このために、接続する2つの回路間に適当なリ
アクタンス回路を介在させ、一方の回路から見たインピ
ーダンスがその回路のリアクタンス分を打ち消し、且つ
抵抗分が等しくなるようにするものが用いられる。
【0003】図2は、上記した整合のための従来の回路
例を示すもので、リアクタンス素子21、22と切換器
23から成っている。この回路で、RF OUT端子に
接続したインピーダンスZL=R+jXをRF IN側か
ら見たインピーダンスが純抵抗になり、且つその抵抗値
が所定値となるようにスイッチ23の位置と、リアクタ
ンス素子21、22を与えれば整合をとることができ
る。
例を示すもので、リアクタンス素子21、22と切換器
23から成っている。この回路で、RF OUT端子に
接続したインピーダンスZL=R+jXをRF IN側か
ら見たインピーダンスが純抵抗になり、且つその抵抗値
が所定値となるようにスイッチ23の位置と、リアクタ
ンス素子21、22を与えれば整合をとることができ
る。
【0004】図3は、図2に示した従来回路の整合範囲
を示すもので、これは図2のリアクタンス素子21を容
量性、同素子22を誘導性としたときである。同図
(a)はスイッチ23を接点23a側にしたとき、
(b)はスイッチ23を接点23b側にしたときであ
り、いずれも斜線の部分が整合範囲である。ここで、図
のR0は整合したときRF IN側からみた抵抗値であ
り、縦・横軸は共にこのR0を単位としている。この図
のように、スイッチ23がなくどちらか一方に固定する
と整合範囲が制限されてしまうが、スイッチで切り換え
ることでR>0の全領域で整合を可能にしている。
を示すもので、これは図2のリアクタンス素子21を容
量性、同素子22を誘導性としたときである。同図
(a)はスイッチ23を接点23a側にしたとき、
(b)はスイッチ23を接点23b側にしたときであ
り、いずれも斜線の部分が整合範囲である。ここで、図
のR0は整合したときRF IN側からみた抵抗値であ
り、縦・横軸は共にこのR0を単位としている。この図
のように、スイッチ23がなくどちらか一方に固定する
と整合範囲が制限されてしまうが、スイッチで切り換え
ることでR>0の全領域で整合を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来回路によ
れば、全てのインピーダンスに対する整合がとれるが、
そのためには容量性、誘導性リアクタンス共に任意の値
を実現する必要があり、実用上は整合不能、あるいは極
めて大型なリアクタンス素子を必要とする、などの問題
がある。
れば、全てのインピーダンスに対する整合がとれるが、
そのためには容量性、誘導性リアクタンス共に任意の値
を実現する必要があり、実用上は整合不能、あるいは極
めて大型なリアクタンス素子を必要とする、などの問題
がある。
【0006】本発明の目的は、実用的に実現可能な素子
により、より広い範囲のインピーダンスに対して整合を
行える整合回路及び整合方法を提供するにある。
により、より広い範囲のインピーダンスに対して整合を
行える整合回路及び整合方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一端が共
に入力端子に接続された第1及び第2のリアクタンス素
子と、上記第1のリアクタンス素子の他端を出力端に接
続するか接地するかを切り換えるための第1のスイッチ
と、上記第2のリアクタンス素子の他端を接地するか出
力端に接続するかを切り換えるため第2のスイッチとか
ら成る整合回路を開示する。
に入力端子に接続された第1及び第2のリアクタンス素
子と、上記第1のリアクタンス素子の他端を出力端に接
続するか接地するかを切り換えるための第1のスイッチ
と、上記第2のリアクタンス素子の他端を接地するか出
力端に接続するかを切り換えるため第2のスイッチとか
ら成る整合回路を開示する。
【0008】更に本発明は、その一端が共に出力端子に
接続された第1及び第2のリアクタンス素子と、上記第
1のリアクタンス素子の他端を入力端に接続するか接地
するかを切り換えるための第1のスイッチと、上記第2
のリアクタンス素子の他端を接地するか入力端に接続す
るかを切り換えるため第2のスイッチとから成る整合回
路を開示する。
接続された第1及び第2のリアクタンス素子と、上記第
1のリアクタンス素子の他端を入力端に接続するか接地
するかを切り換えるための第1のスイッチと、上記第2
のリアクタンス素子の他端を接地するか入力端に接続す
るかを切り換えるため第2のスイッチとから成る整合回
路を開示する。
【0009】
【作用】2つのリアクタンス素子の接続方法をスイッチ
で切り換えて従来とは異なる回路構成とすることによ
り、同一インピーダンスの整合に必要なリアクタンス素
子の値が従来回路とは異なってくる。従ってより実現し
やすいリアクタンス素子を用いることができ、実際上の
整合可能範囲を拡大できる。
で切り換えて従来とは異なる回路構成とすることによ
り、同一インピーダンスの整合に必要なリアクタンス素
子の値が従来回路とは異なってくる。従ってより実現し
やすいリアクタンス素子を用いることができ、実際上の
整合可能範囲を拡大できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明する。図
1は本発明の実施例を示す整合回路で、同図(a)はリ
アクタンス素子11a、12aとスイッチ13a、14
aから成っている。ここでスイッチ13a、14bは連
動して切り換えられるものである。一方、図1(b)は
リアクタンス素子11b、12bとスイッチ13b、1
4bから成っていて、スイッチ13b、14bは連動し
て切り換えられるものである。
1は本発明の実施例を示す整合回路で、同図(a)はリ
アクタンス素子11a、12aとスイッチ13a、14
aから成っている。ここでスイッチ13a、14bは連
動して切り換えられるものである。一方、図1(b)は
リアクタンス素子11b、12bとスイッチ13b、1
4bから成っていて、スイッチ13b、14bは連動し
て切り換えられるものである。
【0011】図4は、図1(a)の回路を用いたときの
整合範囲(斜線を施した部分)を示し、図5は、図1b
の回路を用いたときの整合範囲を示すものである。これ
らの図ではいずれも整合時の抵抗値R0が縦・横軸の単
位として表されている。そして図1(a)では、リアク
タンス素子11aが誘導性、リアクタンス素子12aが
容量性であり、図4(a)はスイッチ13a、14aが
図示の位置にある場合、図4(b)はスイッチ13a、
14aが図示とは逆に切り換えられた場合もある。一
方、図1(b)では、リアクタンス素子11b及び12
bがそれぞれ容量性及び誘導性であり、図5(a)はス
イッチ13b、14bが図示の位置にある場合、図5
(b)はスイッチ13b、14bが図示とは逆に切り換
えられた場合である。
整合範囲(斜線を施した部分)を示し、図5は、図1b
の回路を用いたときの整合範囲を示すものである。これ
らの図ではいずれも整合時の抵抗値R0が縦・横軸の単
位として表されている。そして図1(a)では、リアク
タンス素子11aが誘導性、リアクタンス素子12aが
容量性であり、図4(a)はスイッチ13a、14aが
図示の位置にある場合、図4(b)はスイッチ13a、
14aが図示とは逆に切り換えられた場合もある。一
方、図1(b)では、リアクタンス素子11b及び12
bがそれぞれ容量性及び誘導性であり、図5(a)はス
イッチ13b、14bが図示の位置にある場合、図5
(b)はスイッチ13b、14bが図示とは逆に切り換
えられた場合である。
【0012】これらの図で、例えばR>R0の場合は図
5(a)(これは従来の図3(a)と同じ)と図5
(b)は全てのリアクタンス値Xに対して整合可能であ
るが同一の負荷ZL=R+jXの整合を実現するリアク
タンス素子の値は異なる。従って、この例では図1
(b)の切換回路を用いれば、より実現可能なリアクタ
ンス素子を選べる方にスイッチ13b、14bを切り換
えることで、実際に整合可能な範囲を拡大できる効果が
ある。
5(a)(これは従来の図3(a)と同じ)と図5
(b)は全てのリアクタンス値Xに対して整合可能であ
るが同一の負荷ZL=R+jXの整合を実現するリアク
タンス素子の値は異なる。従って、この例では図1
(b)の切換回路を用いれば、より実現可能なリアクタ
ンス素子を選べる方にスイッチ13b、14bを切り換
えることで、実際に整合可能な範囲を拡大できる効果が
ある。
【0013】R<R0の場合は、同様にして図1(a)
の回路と図1(b)の回路も利用できる。この場合も実
現可能なリアクタンスを選べる回路とスイッチの切り換
えで、実際に整合可能な範囲を拡大できる。
の回路と図1(b)の回路も利用できる。この場合も実
現可能なリアクタンスを選べる回路とスイッチの切り換
えで、実際に整合可能な範囲を拡大できる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、整合範囲の拡大、整合
範囲の重複がはかられ、より確実な整合が得られる効果
がある。
範囲の重複がはかられ、より確実な整合が得られる効果
がある。
【図1】本発明の整合回路の一実施例を示す図である。
【図2】従来の整合回路を示す図である。
【図3】図2の整合回路の整合回路を示す図である。
【図4】図1(a)の整合回路の整合範囲を示す図であ
る。
る。
【図5】図1(b)の整合回路の整合範囲を示す図であ
る。
る。
11a、12a リアクタンス素子 11b、12b リアクタンス素子 13a、14a スイッチ 13b、14b スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 その一端が共に入力端子に接続された第
1及び第2のリアクタンス素子と、上記第1のリアクタ
ンス素子の他端を出力端に接続するか接地するかを切り
換えるための第1のスイッチと、上記第2のリアクタン
ス素子の他端を接地するか出力端に接続するかを切り換
えるため第2のスイッチとから成る整合回路。 - 【請求項2】 その一端が共に出力端子に接続された第
1及び第2のリアクタンス素子と、上記第1のリアクタ
ンス素子の他端を入力端に接続するか接地するかを切り
換えるための第1のスイッチと、上記第2のリアクタン
ス素子の他端を接地するか入力端に接続するかを切り換
えるため第2のスイッチとから成る整合回路。 - 【請求項3】 2個のリアクタンス素子の一端を共に入
力端に接続し、上記2個のリアクタンス素子の他端の1
つが出力端に接続されているときはもう1つを接地する
ように切り換えて出力端に接続されたインピーダンスの
整合を行うことを特徴とする整合方法。 - 【請求項4】 2個のリアクタンス素子の一端を共に出
力端に接続し、上記2個のリアクタンス素子の他端の1
つが入力端に接続されているときはもう1つを接地する
ように切り換えて出力端に接続されたインピーダンスの
整合を行うことを特徴とする整合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26391594A JPH08125480A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 整合回路、整合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26391594A JPH08125480A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 整合回路、整合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125480A true JPH08125480A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17396040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26391594A Pending JPH08125480A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 整合回路、整合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08125480A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010116897A1 (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-14 | 株式会社村田製作所 | 複合電子部品 |
JP2014530543A (ja) * | 2011-09-13 | 2014-11-17 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | 複数の構成を有するインピーダンス整合回路 |
WO2017022370A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 株式会社村田製作所 | アンテナ整合回路、アンテナ回路、フロントエンド回路および通信装置 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP26391594A patent/JPH08125480A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010116897A1 (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-14 | 株式会社村田製作所 | 複合電子部品 |
JP2014530543A (ja) * | 2011-09-13 | 2014-11-17 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | 複数の構成を有するインピーダンス整合回路 |
WO2017022370A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 株式会社村田製作所 | アンテナ整合回路、アンテナ回路、フロントエンド回路および通信装置 |
CN107710607A (zh) * | 2015-07-31 | 2018-02-16 | 株式会社村田制作所 | 天线匹配电路、天线电路、前端电路以及通信装置 |
JPWO2017022370A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-02-22 | 株式会社村田製作所 | アンテナ整合回路、アンテナ回路、フロントエンド回路および通信装置 |
US20180159220A1 (en) * | 2015-07-31 | 2018-06-07 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna matching circuit, antenna circuit, front-end circuit, and communication apparatus |
US10424841B2 (en) | 2015-07-31 | 2019-09-24 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna matching circuit, antenna circuit, front-end circuit, and communication apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |