JPH08124965A - 多層配線基板と半導体チップの接続方法 - Google Patents
多層配線基板と半導体チップの接続方法Info
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- JPH08124965A JPH08124965A JP6264181A JP26418194A JPH08124965A JP H08124965 A JPH08124965 A JP H08124965A JP 6264181 A JP6264181 A JP 6264181A JP 26418194 A JP26418194 A JP 26418194A JP H08124965 A JPH08124965 A JP H08124965A
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- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
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- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K1/092—Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/4007—Surface contacts, e.g. bumps
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
接続不良が少なく、接続密度が高く、接続信頼性の高い
多層配線基板と半導体チップの接続方法を提供するこ
と。 【構成】 配線層を形成した基板上に、配線層を介して
ビアポストを形成した後、絶縁層によりビアポストを覆
う。配線層およびビアポストの表面上には接着層である
酸化銅(CuO)の針状結晶が形成されている。次に、
ビアポストの頭だしを行い、かつ絶縁層とビアポストの
上端面とにより平坦面を形成する。さらに、同様な工程
を繰り返して、多層配線基板を形成する。その後、絶縁
層のエッチングを行うとともに、エッチングにより露出
した部分の酸化銅(CuO)の針状結晶が除去される。
このため、ビアポストの一部が、露出する。この露出部
がバンプ29として機能する。そして、半導体チップと
多層配線基板との接続を、半導体チップ33上に形成さ
れているパッドとバンプとを接続することにより行う。
多層配線基板と半導体チップの接続方法を提供するこ
と。 【構成】 配線層を形成した基板上に、配線層を介して
ビアポストを形成した後、絶縁層によりビアポストを覆
う。配線層およびビアポストの表面上には接着層である
酸化銅(CuO)の針状結晶が形成されている。次に、
ビアポストの頭だしを行い、かつ絶縁層とビアポストの
上端面とにより平坦面を形成する。さらに、同様な工程
を繰り返して、多層配線基板を形成する。その後、絶縁
層のエッチングを行うとともに、エッチングにより露出
した部分の酸化銅(CuO)の針状結晶が除去される。
このため、ビアポストの一部が、露出する。この露出部
がバンプ29として機能する。そして、半導体チップと
多層配線基板との接続を、半導体チップ33上に形成さ
れているパッドとバンプとを接続することにより行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多層配線基板と半導
体チップの接続方法に関する。
体チップの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層配線基板と半導体チップの接
続は、バンプを介して行っている。例えば、多層配線基
板において、絶縁層を介して積層する上下の配線層間の
導通を絶縁層に形成される孔(ビアホールまたはヴィア
ホールとも称する。)を通して行う。このようにして配
線層間の導通を行った後、最表層の配線にスパッタやめ
っき等でパッド層を形成する。その後、半田バンプ等が
形成された半導体チップをフェイスダウン接続する。
続は、バンプを介して行っている。例えば、多層配線基
板において、絶縁層を介して積層する上下の配線層間の
導通を絶縁層に形成される孔(ビアホールまたはヴィア
ホールとも称する。)を通して行う。このようにして配
線層間の導通を行った後、最表層の配線にスパッタやめ
っき等でパッド層を形成する。その後、半田バンプ等が
形成された半導体チップをフェイスダウン接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多層配線基板と
半導体チップの接続方法では、配線層に厚みがあるた
め、配線層上に形成される絶縁層の厚さに、ばらつきが
生じる。このため、配線層が積層されるたびに、上側と
なる表面層(以下、最表層ともいう。)での平坦度が損
なわれていく。そのため、素子を実装するとき、半導体
チップに形成された半田バンプ等と最表層の配線に形成
されたパッドとの間の距離が一定ではなくなり、従っ
て、両者の間に接続不良が生じたりする。
半導体チップの接続方法では、配線層に厚みがあるた
め、配線層上に形成される絶縁層の厚さに、ばらつきが
生じる。このため、配線層が積層されるたびに、上側と
なる表面層(以下、最表層ともいう。)での平坦度が損
なわれていく。そのため、素子を実装するとき、半導体
チップに形成された半田バンプ等と最表層の配線に形成
されたパッドとの間の距離が一定ではなくなり、従っ
て、両者の間に接続不良が生じたりする。
【0004】また、この接続不良を避けるために、半田
を多量につけた半田バンプ等を半導体チップに形成する
と、半田バンプの占有面積が広がるため接続密度が低下
してしまう。
を多量につけた半田バンプ等を半導体チップに形成する
と、半田バンプの占有面積が広がるため接続密度が低下
してしまう。
【0005】また、半導体チップに形成された半田バン
プ等と最表層の配線に形成されたパッドとの距離が一定
ではないため、半田バンプとパッドとの接続部に応力が
不均一に生じ、接続の信頼性が低下してしまう。
プ等と最表層の配線に形成されたパッドとの距離が一定
ではないため、半田バンプとパッドとの接続部に応力が
不均一に生じ、接続の信頼性が低下してしまう。
【0006】従って、接続不良が少なく、接続密度が高
く、接続信頼性の高い多層配線基板と半導体チップの接
続方法が望まれていた。
く、接続信頼性の高い多層配線基板と半導体チップの接
続方法が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の多
層配線基板と半導体チップとを接続すの1つの方法によ
れば、(a)基板上に形成されている下層配線層上にビ
アポストを形成する工程と、(b)下層配線層とビアポ
ストとを覆うように基板上に絶縁層を形成する工程と、
(c)絶縁層をその上面側から除去していってビアポス
トの上端面の頭出しを行い、続いてビアポストの上端面
と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理して、全体とし
て基板表面と対向する平坦面を形成する工程と、(d)
平坦面上に上層配線層を形成する工程と、(e)上層配
線層上にビアポストを形成する工程と、(f)必要なら
ば(b)から(e)の工程をN(Nは1以上の整数)回
繰り返した後、(b)および(c)の工程を行う工程
と、(g)ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを導体を介して接続する工程とを含むことを特徴とす
る。
層配線基板と半導体チップとを接続すの1つの方法によ
れば、(a)基板上に形成されている下層配線層上にビ
アポストを形成する工程と、(b)下層配線層とビアポ
ストとを覆うように基板上に絶縁層を形成する工程と、
(c)絶縁層をその上面側から除去していってビアポス
トの上端面の頭出しを行い、続いてビアポストの上端面
と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理して、全体とし
て基板表面と対向する平坦面を形成する工程と、(d)
平坦面上に上層配線層を形成する工程と、(e)上層配
線層上にビアポストを形成する工程と、(f)必要なら
ば(b)から(e)の工程をN(Nは1以上の整数)回
繰り返した後、(b)および(c)の工程を行う工程
と、(g)ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを導体を介して接続する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0008】この接続方法の好適実施例では、少なくと
もビアポストの側面に、絶縁層との密着性を良くするた
めの接着層を形成するのが良く、さらに残存した絶縁層
を、その表面から厚みの一部分にわたり少なくとも上層
配線層を露出させることなく、エッチングした後、ビア
ポストの上端面と半導体チップ上の電極とを導体を介し
て接続するのが良い。
もビアポストの側面に、絶縁層との密着性を良くするた
めの接着層を形成するのが良く、さらに残存した絶縁層
を、その表面から厚みの一部分にわたり少なくとも上層
配線層を露出させることなく、エッチングした後、ビア
ポストの上端面と半導体チップ上の電極とを導体を介し
て接続するのが良い。
【0009】また、多層配線基板と半導体チップとを接
続すのもう1つの方法によれば、(a)基板上に形成さ
れている下層配線層上にビアポストを形成する工程と、
(b)下層配線層とビアポストとを覆うように基板上に
絶縁層を形成する工程と、(c)絶縁層をその上面側か
ら除去していってビアポストの上端面の頭出しを行い、
続いてビアポストの上端面と残存した絶縁層の表面とを
平坦化処理して、全体として基板表面と対向する平坦面
を形成する工程と、(d)平坦面上に上層配線層を形成
する工程と、(e)上層配線層上にビアポストを形成す
る工程と、(f)必要ならば(b)から(e)の工程を
N(Nは1以上の整数)回繰り返した後、(c)および
(c)の工程を行う工程と、(g)残存した絶縁層を、
その表面から厚みの一部分にわたり少なくとも上層配線
層を露出させることなく、エッチングする工程と、
(h)ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極とを
異方性導電性膜を介して接続する工程とを含むことを特
徴とする。
続すのもう1つの方法によれば、(a)基板上に形成さ
れている下層配線層上にビアポストを形成する工程と、
(b)下層配線層とビアポストとを覆うように基板上に
絶縁層を形成する工程と、(c)絶縁層をその上面側か
ら除去していってビアポストの上端面の頭出しを行い、
続いてビアポストの上端面と残存した絶縁層の表面とを
平坦化処理して、全体として基板表面と対向する平坦面
を形成する工程と、(d)平坦面上に上層配線層を形成
する工程と、(e)上層配線層上にビアポストを形成す
る工程と、(f)必要ならば(b)から(e)の工程を
N(Nは1以上の整数)回繰り返した後、(c)および
(c)の工程を行う工程と、(g)残存した絶縁層を、
その表面から厚みの一部分にわたり少なくとも上層配線
層を露出させることなく、エッチングする工程と、
(h)ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極とを
異方性導電性膜を介して接続する工程とを含むことを特
徴とする。
【0010】この接続方法の好適実施例では、最上層の
配線層以外の配線層上に形成されたビアポストの側面
に、絶縁層との密着性を良くするための接着層を形成す
るのが良い。
配線層以外の配線層上に形成されたビアポストの側面
に、絶縁層との密着性を良くするための接着層を形成す
るのが良い。
【0011】
【作用】上述したこの発明の多層配線基板と半導体チッ
プとの接続方法によれば、多層配線基板を形成すると
き、同一の配線層上に設けられたビアポストの上端面を
同一の高さで平坦化処理が行われている。従って、最上
層の配線層に形成したビアポストの上端面間では高低差
がないため、半導体チップの電極(パッド)位置に合わ
せた距離間隔でビアポストを設計通りに位置決め形成で
きる。また、この平坦化処理が施されたビアポストは、
多層配線基板と半導体チップとを接続する場合、従来は
半導体チップ側に設けていたバンプに代わるバンプとし
て機能させることができる。従って、半導体チップ上に
形成されたパットと最上層の配線層上に設けられたバン
プとの距離は一定となる。
プとの接続方法によれば、多層配線基板を形成すると
き、同一の配線層上に設けられたビアポストの上端面を
同一の高さで平坦化処理が行われている。従って、最上
層の配線層に形成したビアポストの上端面間では高低差
がないため、半導体チップの電極(パッド)位置に合わ
せた距離間隔でビアポストを設計通りに位置決め形成で
きる。また、この平坦化処理が施されたビアポストは、
多層配線基板と半導体チップとを接続する場合、従来は
半導体チップ側に設けていたバンプに代わるバンプとし
て機能させることができる。従って、半導体チップ上に
形成されたパットと最上層の配線層上に設けられたバン
プとの距離は一定となる。
【0012】その結果、半導体チップを多層配線基板に
実装するときの接続不良を低減することが可能となる。
また、半導体チップ側にバンプを設ける必要がなく、ビ
アポスト自体をバンプとして利用できるので、半導体チ
ップのパッド間距離、従ってビアポスト間距離の短縮を
図ることができ、よって接続密度を高くすることも可能
となる。さらに、接続信頼性の向上を図ることも可能に
なる。
実装するときの接続不良を低減することが可能となる。
また、半導体チップ側にバンプを設ける必要がなく、ビ
アポスト自体をバンプとして利用できるので、半導体チ
ップのパッド間距離、従ってビアポスト間距離の短縮を
図ることができ、よって接続密度を高くすることも可能
となる。さらに、接続信頼性の向上を図ることも可能に
なる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。これら図面において、各構成成分は、この発
明が理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ、およ
び配置関係を概略的に示してあるにすぎない。また、断
面のハッチング等は一部分を除き省略する。
説明する。これら図面において、各構成成分は、この発
明が理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ、およ
び配置関係を概略的に示してあるにすぎない。また、断
面のハッチング等は一部分を除き省略する。
【0014】図1(A)〜(C)、図2(A)〜
(E)、図3(A)および(B)は、第1実施例の接続
方法を説明するための工程図であり、各工程段階での図
は、断面切口を概略的に示す断面図で示してある。
(E)、図3(A)および(B)は、第1実施例の接続
方法を説明するための工程図であり、各工程段階での図
は、断面切口を概略的に示す断面図で示してある。
【0015】先ず、基板11上に、下層配線層13を形
成する(図1(A))。基板11として、例えば、セラ
ミックス基板やプリント配線基板などが用いられる。ま
た、下層配線層13は、例えば、銅(Cu)を用い、め
っきによるウェットプロセスで形成される場合は、無電
解めっき、ホトリソ工程、エッチング、電解めっきを経
て作製される。また、スパッタなどのドライプロセスに
より作製しても良い。
成する(図1(A))。基板11として、例えば、セラ
ミックス基板やプリント配線基板などが用いられる。ま
た、下層配線層13は、例えば、銅(Cu)を用い、め
っきによるウェットプロセスで形成される場合は、無電
解めっき、ホトリソ工程、エッチング、電解めっきを経
て作製される。また、スパッタなどのドライプロセスに
より作製しても良い。
【0016】次に、基板11と下層配線層13とを覆う
ように、例えば厚さ25μmの感光性レジスト(例え
ば、ヘキスト社製 LP−10(商品名))を形成した
後、感光性レジストのパターニングを行い、下層配線層
13上にビアポストを形成するための、例えば直径50
μmの開口(ビアホールまたはヴィアホールとも称す
る。)15を作製する(図1(B))。なお、図中17
はパターニング済み感光性レジスト膜を示す。
ように、例えば厚さ25μmの感光性レジスト(例え
ば、ヘキスト社製 LP−10(商品名))を形成した
後、感光性レジストのパターニングを行い、下層配線層
13上にビアポストを形成するための、例えば直径50
μmの開口(ビアホールまたはヴィアホールとも称す
る。)15を作製する(図1(B))。なお、図中17
はパターニング済み感光性レジスト膜を示す。
【0017】次に、開口15内に、例えば、銅(Cu)
を用い、電解めっきを1〜2時間行うことにより直径5
0μm、高さ25μmの第1ビアポスト19を形成した
後、パターニング済み感光性レジスト膜17を除去する
(図1(C))。パターニング済み感光性レジスト膜1
7の除去は、例えばアセトンを用いたボイル洗浄やアセ
トンを用いた超音波洗浄により行う。
を用い、電解めっきを1〜2時間行うことにより直径5
0μm、高さ25μmの第1ビアポスト19を形成した
後、パターニング済み感光性レジスト膜17を除去する
(図1(C))。パターニング済み感光性レジスト膜1
7の除去は、例えばアセトンを用いたボイル洗浄やアセ
トンを用いた超音波洗浄により行う。
【0018】次に、第1ビアポスト19の表面および下
層配線層13の表面に第1絶縁層23との密着性をよく
するための接着層21を形成する(図2(A))。接着
層21は、例えばBO処理液(エバラ電産製 エレクト
ロブライト#499(商品名))を用いて、BO処理を
行うことにより形成される。BO処理プロセスは、
(1)アルカリ洗浄、(2)水洗、(3)中和、酸洗
浄、(4)水洗、(5)ソフトエッチ、(6)水洗、
(7)プリディップ、(8)BO処理、(9)水洗、
(10)湯洗、(11)乾燥の工程により行われる。そし
て、BO処理により、ビアポスト19および下層配線層
13上に酸化銅(CuO)の針状結晶が成長する。Cu
Oの針状結晶が形成すると、アンカー効果、つまり表面
上に凹凸ができることにより面積が広くなるための投錨
効果により、後に形成される第1絶縁層23として使用
する樹脂との密着性が向上する。さらに、酸化銅(Cu
O)の針状結晶は、酸に溶解し易いため還元処理を行
い、耐酸性を向上させる。還元処理は、先ず、亜鉛粉末
を40g/m2 の割合で塗布し、その後、約30℃の硫
酸(20wt%)に1分程浸した後、水洗することによ
り行う。また、CuOの針状結晶は、例えば、BF処理
液(日立化成工業社製)を用いて、BF処理により形成
することもできるし、クロム酸を用いて、クロメート処
理により形成することもできる。また、接着剤を用い
て、第1ビアポストおよび下層配線層13と第1絶縁層
23との密着性を向上することもできる。接着層21
は、必ずしも必要ではないが、少なくとも、第2ビアポ
ストの側面に形成されていればより良い。さらに、第1
ビアポスト19の側面や配線層(下層配線層13、上層
配線層27)上に接着層21を形成することにより接続
信頼性は向上する。
層配線層13の表面に第1絶縁層23との密着性をよく
するための接着層21を形成する(図2(A))。接着
層21は、例えばBO処理液(エバラ電産製 エレクト
ロブライト#499(商品名))を用いて、BO処理を
行うことにより形成される。BO処理プロセスは、
(1)アルカリ洗浄、(2)水洗、(3)中和、酸洗
浄、(4)水洗、(5)ソフトエッチ、(6)水洗、
(7)プリディップ、(8)BO処理、(9)水洗、
(10)湯洗、(11)乾燥の工程により行われる。そし
て、BO処理により、ビアポスト19および下層配線層
13上に酸化銅(CuO)の針状結晶が成長する。Cu
Oの針状結晶が形成すると、アンカー効果、つまり表面
上に凹凸ができることにより面積が広くなるための投錨
効果により、後に形成される第1絶縁層23として使用
する樹脂との密着性が向上する。さらに、酸化銅(Cu
O)の針状結晶は、酸に溶解し易いため還元処理を行
い、耐酸性を向上させる。還元処理は、先ず、亜鉛粉末
を40g/m2 の割合で塗布し、その後、約30℃の硫
酸(20wt%)に1分程浸した後、水洗することによ
り行う。また、CuOの針状結晶は、例えば、BF処理
液(日立化成工業社製)を用いて、BF処理により形成
することもできるし、クロム酸を用いて、クロメート処
理により形成することもできる。また、接着剤を用い
て、第1ビアポストおよび下層配線層13と第1絶縁層
23との密着性を向上することもできる。接着層21
は、必ずしも必要ではないが、少なくとも、第2ビアポ
ストの側面に形成されていればより良い。さらに、第1
ビアポスト19の側面や配線層(下層配線層13、上層
配線層27)上に接着層21を形成することにより接続
信頼性は向上する。
【0019】次に、下層配線層13と第1ビアポスト1
9とを覆うように基板11上に第1絶縁層23を形成す
る(図2(B))。第1絶縁層23は、例えばエポキシ
樹脂を用いて、スピンコーティング法により約25μm
の厚さに形成する。また、第1絶縁層23として、BT
樹脂やポリイミドなどを用いることもできるし、他の方
法として、ドライフィルムをラミネートすることにより
第1絶縁層23を形成することもできるし、印刷やバー
コーティングなどを用いて形成することもできる。
9とを覆うように基板11上に第1絶縁層23を形成す
る(図2(B))。第1絶縁層23は、例えばエポキシ
樹脂を用いて、スピンコーティング法により約25μm
の厚さに形成する。また、第1絶縁層23として、BT
樹脂やポリイミドなどを用いることもできるし、他の方
法として、ドライフィルムをラミネートすることにより
第1絶縁層23を形成することもできるし、印刷やバー
コーティングなどを用いて形成することもできる。
【0020】次に、第1絶縁層23をその上面側から除
去していき、第1ビアポスト19の上端面の頭出しを行
う。続いて第1ビアポスト19の上端面と残存した第1
絶縁層の表面とに対し平坦化処理を行って、両者で全体
として第1平坦面25aを形成する(図2(C))。こ
の実施例では、この除去と平坦化処理とを、例えばバフ
研磨機を用いて行う。なお、図中19a、23aは、平
坦化済み第1ビアポスト、平坦化済み第1絶縁層をそれ
ぞれ示している。複数設けられた平坦化済み第1ビアポ
スト19aの上端面は平坦化処理されているので、それ
ぞれの上端面間では高低差がなく、それぞれの第1ビア
ポストは同一の高さとなっている。
去していき、第1ビアポスト19の上端面の頭出しを行
う。続いて第1ビアポスト19の上端面と残存した第1
絶縁層の表面とに対し平坦化処理を行って、両者で全体
として第1平坦面25aを形成する(図2(C))。こ
の実施例では、この除去と平坦化処理とを、例えばバフ
研磨機を用いて行う。なお、図中19a、23aは、平
坦化済み第1ビアポスト、平坦化済み第1絶縁層をそれ
ぞれ示している。複数設けられた平坦化済み第1ビアポ
スト19aの上端面は平坦化処理されているので、それ
ぞれの上端面間では高低差がなく、それぞれの第1ビア
ポストは同一の高さとなっている。
【0021】さらに、必要ならば上述の配線層を形成し
てから平坦面を形成するまでの各工程を同様に行うこと
により、第2平坦面25bを形成する。なお、図中19
b,23b,27は、平坦化済み第2ビアポスト、平坦
化済み第2絶縁層、上層配線層を示している。この平坦
化済み第2ビアポスト19bも、平坦化済み第1ビアポ
スト19aと同様に、同一の高さとなっている。
てから平坦面を形成するまでの各工程を同様に行うこと
により、第2平坦面25bを形成する。なお、図中19
b,23b,27は、平坦化済み第2ビアポスト、平坦
化済み第2絶縁層、上層配線層を示している。この平坦
化済み第2ビアポスト19bも、平坦化済み第1ビアポ
スト19aと同様に、同一の高さとなっている。
【0022】次に、残存している絶縁層、すなわちこの
場合には平坦化済み第2絶縁層23bのエッチングを行
う(図2(E))。このエッチングは平坦化済み第2絶
縁層23bの表面から厚みの一部分にわたり行う。そこ
で、平坦化済み第2絶縁層23bのエッチングは、例え
ば、過マンガン酸カリウム水溶液を用いて、サーキュボ
ジット 200 MBL プロセスにより行われる。こ
のプロセスは、樹脂の膨潤、過マンガン酸カリウム水溶
液による樹脂のエッチング、中和の3つの工程からな
り、各工程には、シプレイファーイースト社製の溶液が
用いられる。なお、中和の工程おいて、絶縁層がエッチ
ングされた結果、露出した酸化銅(CuO)の針状結晶
が除去される。絶縁層および酸化銅(CuO)の針状結
晶が除去されたビアポストは、バンプ29として機能さ
せることができる。従って、バンプは均一な高さであ
る。なお、図中23cはエッチング済み第2絶縁層であ
る。なお、第2絶縁層のエッチングは、必ずしも行う必
要はないが、エッチングを行うことにより、半田めっき
31の形成が容易になり、多層配線基板35と半導体チ
ップ33の接続が容易になる。
場合には平坦化済み第2絶縁層23bのエッチングを行
う(図2(E))。このエッチングは平坦化済み第2絶
縁層23bの表面から厚みの一部分にわたり行う。そこ
で、平坦化済み第2絶縁層23bのエッチングは、例え
ば、過マンガン酸カリウム水溶液を用いて、サーキュボ
ジット 200 MBL プロセスにより行われる。こ
のプロセスは、樹脂の膨潤、過マンガン酸カリウム水溶
液による樹脂のエッチング、中和の3つの工程からな
り、各工程には、シプレイファーイースト社製の溶液が
用いられる。なお、中和の工程おいて、絶縁層がエッチ
ングされた結果、露出した酸化銅(CuO)の針状結晶
が除去される。絶縁層および酸化銅(CuO)の針状結
晶が除去されたビアポストは、バンプ29として機能さ
せることができる。従って、バンプは均一な高さであ
る。なお、図中23cはエッチング済み第2絶縁層であ
る。なお、第2絶縁層のエッチングは、必ずしも行う必
要はないが、エッチングを行うことにより、半田めっき
31の形成が容易になり、多層配線基板35と半導体チ
ップ33の接続が容易になる。
【0023】次に、バンプ29の半田めっき31を行っ
た後(図3(A))、半導体チップ33を多層配線基板
35にフェイスダウン接続する(図3(B))。半導体
チップ33と多層配線基板35との接続は、半導体チッ
プ33上に形成されているパッド37とバンプ29とを
接続することにより行う。
た後(図3(A))、半導体チップ33を多層配線基板
35にフェイスダウン接続する(図3(B))。半導体
チップ33と多層配線基板35との接続は、半導体チッ
プ33上に形成されているパッド37とバンプ29とを
接続することにより行う。
【0024】このような方法により、多層配線基板と半
導体チップとを接続すると、半導体チップ上に形成され
たパットとバンプとの距離は一定となる。その結果、半
導体チップを多層配線基板に実装するときの接続不良を
低減することが可能となる。また、平坦性の良い基板が
形成できることから、配線も微細にすることが可能にな
り、接続部のサイズも小さくできる。その結果、接続密
度を高くすることも可能となる。また、接続信頼性の向
上を図ることも可能になる。さらに、多層配線基板と半
導体チップとを接続した後、封止樹脂を半導体チップ3
3と多層配線基板35との間に均一に注入することがで
きるため、接続信頼性において良い効果が得られる。
導体チップとを接続すると、半導体チップ上に形成され
たパットとバンプとの距離は一定となる。その結果、半
導体チップを多層配線基板に実装するときの接続不良を
低減することが可能となる。また、平坦性の良い基板が
形成できることから、配線も微細にすることが可能にな
り、接続部のサイズも小さくできる。その結果、接続密
度を高くすることも可能となる。また、接続信頼性の向
上を図ることも可能になる。さらに、多層配線基板と半
導体チップとを接続した後、封止樹脂を半導体チップ3
3と多層配線基板35との間に均一に注入することがで
きるため、接続信頼性において良い効果が得られる。
【0025】図4(A)〜(D)は、第2実施例の接続
方法を概略的に示す断面図である。
方法を概略的に示す断面図である。
【0026】第1実施例と同様な方法により、多層配線
基板35を形成する(図4(A))。しかし、第2ビア
ポストの表面および上層配線層27の表面には、接着層
21は形成されていない。従って、平坦化済み第2ビア
ポスト19bと平坦化済み第2絶縁層23bとの密着性
は良くない。このため、平坦化済み第2絶縁層23bの
エッチングを行う場合、エッチング液が平坦化済み第2
ビアポスト19bの周囲に染み込む。そして、ビアポス
ト周辺エッチング部41が形成される(図4(B))。
基板35を形成する(図4(A))。しかし、第2ビア
ポストの表面および上層配線層27の表面には、接着層
21は形成されていない。従って、平坦化済み第2ビア
ポスト19bと平坦化済み第2絶縁層23bとの密着性
は良くない。このため、平坦化済み第2絶縁層23bの
エッチングを行う場合、エッチング液が平坦化済み第2
ビアポスト19bの周囲に染み込む。そして、ビアポス
ト周辺エッチング部41が形成される(図4(B))。
【0027】次に、異方性導電性膜(以下、ACFと称
する場合がある。)43を平坦化済み第2ビアポスト1
9bの上端面上に接着し(図4(C))、その後、半導
体チップ33を熱圧着し、多層配線基板35と半導体チ
ップ33を接続する。この場合、ACFとして、例えば
エポシキ系の樹脂中に、プラスチック球に金めっきした
導電ボールを均一に分散させたものを用い、ACF43
が軟化する約150℃で、約3×105 kg/m2 の圧
力で約10秒間圧着した後、約230℃で約18×10
5 kg/m2 の圧力で約45秒間熱圧着する。そして、
熱圧着の方向にだけ導通するようになる。なお、図中4
5は熱圧着済みACFである。
する場合がある。)43を平坦化済み第2ビアポスト1
9bの上端面上に接着し(図4(C))、その後、半導
体チップ33を熱圧着し、多層配線基板35と半導体チ
ップ33を接続する。この場合、ACFとして、例えば
エポシキ系の樹脂中に、プラスチック球に金めっきした
導電ボールを均一に分散させたものを用い、ACF43
が軟化する約150℃で、約3×105 kg/m2 の圧
力で約10秒間圧着した後、約230℃で約18×10
5 kg/m2 の圧力で約45秒間熱圧着する。そして、
熱圧着の方向にだけ導通するようになる。なお、図中4
5は熱圧着済みACFである。
【0028】このような方法により、多層配線基板と半
導体チップとを接続すると、半導体チップ上に形成され
たパットとバンプとの距離は一定となる。その結果、半
導体チップを多層配線基板に実装するときの接続不良を
低減することが可能となる。また、平坦性の良い基板が
形成できることから、配線も微細にすることが可能にな
り、接続部のサイズも小さくできる。その結果、接続密
度を高くすることも可能となる。また、接続信頼性の向
上を図ることも可能になる。さらに、ACFの熱圧着に
より多層配線基板と半導体チップを接続する場合であっ
ても、ビアポスト周辺エッチング部にACFが流れ込む
ため、半導体チップの外側へのACFの流れ出しを防止
することが可能である。
導体チップとを接続すると、半導体チップ上に形成され
たパットとバンプとの距離は一定となる。その結果、半
導体チップを多層配線基板に実装するときの接続不良を
低減することが可能となる。また、平坦性の良い基板が
形成できることから、配線も微細にすることが可能にな
り、接続部のサイズも小さくできる。その結果、接続密
度を高くすることも可能となる。また、接続信頼性の向
上を図ることも可能になる。さらに、ACFの熱圧着に
より多層配線基板と半導体チップを接続する場合であっ
ても、ビアポスト周辺エッチング部にACFが流れ込む
ため、半導体チップの外側へのACFの流れ出しを防止
することが可能である。
【0029】この発明は、上述した実施例に限定される
ものではないことは明らかである。
ものではないことは明らかである。
【0030】例えば、この実施例では2つの配線層が形
成されている配線基板と半導体チップの接続方法につい
て説明したが、3層以上の配線層が形成されている配線
基板についても同様に用いることができる。
成されている配線基板と半導体チップの接続方法につい
て説明したが、3層以上の配線層が形成されている配線
基板についても同様に用いることができる。
【0031】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の多層配線基板と半導体チップとの接続方法によれ
ば、多層配線基板を形成するとき、同一の配線層上に設
けられたビアポストの上端面を同一の高さで平坦化処理
が行われている。従って、最上層の配線層に形成したビ
アポストの上端面間では高低差がないため、半導体チッ
プの電極(パッド)位置に合わせた距離間隔でビアポス
トを設計通りに位置決め形成できる。また、この平坦化
処理が施されたビアポストは、多層配線基板と半導体チ
ップとを接続する場合、従来は半導体チップ側に設けて
いたバンプに代わるバンプとして機能させることができ
る。従って、半導体チップ上に形成されたパットと最上
層の配線層上に設けられたバンプとの距離は一定とな
る。
発明の多層配線基板と半導体チップとの接続方法によれ
ば、多層配線基板を形成するとき、同一の配線層上に設
けられたビアポストの上端面を同一の高さで平坦化処理
が行われている。従って、最上層の配線層に形成したビ
アポストの上端面間では高低差がないため、半導体チッ
プの電極(パッド)位置に合わせた距離間隔でビアポス
トを設計通りに位置決め形成できる。また、この平坦化
処理が施されたビアポストは、多層配線基板と半導体チ
ップとを接続する場合、従来は半導体チップ側に設けて
いたバンプに代わるバンプとして機能させることができ
る。従って、半導体チップ上に形成されたパットと最上
層の配線層上に設けられたバンプとの距離は一定とな
る。
【0032】その結果、半導体チップを多層配線基板に
実装するときの接続不良を低減することが可能となる。
また、半導体チップ側にバンプを設ける必要がなく、ビ
アポスト自体をバンプとして利用できるので、半導体チ
ップのパッド間距離、従ってビアポスト間距離の短縮を
図ることができ、よって接続密度を高くすることも可能
となる。さらに、接続信頼性の向上を図ることも可能に
なる。
実装するときの接続不良を低減することが可能となる。
また、半導体チップ側にバンプを設ける必要がなく、ビ
アポスト自体をバンプとして利用できるので、半導体チ
ップのパッド間距離、従ってビアポスト間距離の短縮を
図ることができ、よって接続密度を高くすることも可能
となる。さらに、接続信頼性の向上を図ることも可能に
なる。
【図1】(A)〜(C)は第1実施例の接続方法の工程
を概略的に示す断面図である。
を概略的に示す断面図である。
【図2】(A)〜(E)は第1実施例の接続方法の図1
に続く工程を概略的に示す断面図である。
に続く工程を概略的に示す断面図である。
【図3】(A)、(B)は第1実施例の接続方法の図2
に続く工程を概略的に示す断面図である。
に続く工程を概略的に示す断面図である。
【図4】(A)〜(D)は第2実施例の接続方法の工程
を概略的に示す断面図である。
を概略的に示す断面図である。
11:基板 13:下層配線層 15:開口 17:パターニング済みレジスト膜 19:第1ビアポスト 19a:平坦化済み第1ビアポスト 19b:平坦化済み第2ビアポスト 21:接着層 23:第1絶縁層 23a:平坦化済み第1絶縁層 23b:平坦化済み第2絶縁層 23c:エッチング済み第2絶縁層 25a:第1平坦面 25b:第2平坦面 27:上層配線層 29:バンプ 31:半田めっき 33:半導体チップ 35:多層配線基板 37:パット 41:ビアポスト周辺エッチング部 43:異方性導電性膜(ACF) 45:熱圧着済みACF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中久木 穂 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 多層配線基板の複数の配線層をビアポス
トを介して半導体チップに接続するに当り、最上層配線
層上に形成される前記ビアポストをバンプとして用い、
前記ビアポストと前記半導体チップ上の電極とを導体を
介して接続する工程を含むことを特徴とする多層配線基
板と半導体チップの接続方法。 - 【請求項2】 多層配線基板と半導体チップとを接続す
るに当たり、 (a)基板上に形成されている下層配線層上にビアポス
トを形成する工程と、 (b)前記下層配線層と前記ビアポストとを覆うように
前記基板上に絶縁層を形成する工程と、 (c)前記絶縁層をその上面側から除去していって前記
ビアポストの上端面の頭出しを行い、続いて前記ビアポ
ストの上端面と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理し
て、全体として前記基板表面と対向する平坦面を形成す
る工程と、 (d)前記平坦面上に上層配線層を形成する工程と、 (e)前記上層配線層上にビアポストを形成する工程
と、 (f)必要ならば(b)から(e)の工程をN(Nは1
以上の整数)回繰り返した後、(b)および(c)の工
程を行う工程と、 (g)前記ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを導体を介して接続する工程とを含むことを特徴とす
る多層配線基板と半導体チップの接続方法。 - 【請求項3】 多層配線基板と半導体チップとを接続す
るに当たり、 (a)基板上に形成されている下層配線層上にビアポス
トを形成する工程と、 (b)少なくとも前記ビアポストの側面に、絶縁層との
密着性を良くするための接着層を形成する工程と、 (c)前記下層配線層と接着層形成済みビアポストとを
覆うように前記基板上に前記絶縁層を形成する工程と、 (d)前記絶縁層をその上面側から除去していって前記
ビアポストの上端面の頭出しを行い、続いて前記ビアポ
ストの上端面と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理し
て、全体として前記基板表面と対向する平坦面を形成す
る工程と、 (e)前記平坦面上に上層配線層を形成する工程と、 (f)前記上層配線層上にビアポストを形成する工程
と、 (g)必要ならば(b)から(f)の工程をN(Nは1
以上の整数)回繰り返した後、(b)から(d)までの
工程を行う工程と、 (h)前記ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを導体を介して接続する工程とを含むことを特徴とす
る多層配線基板と半導体チップの接続方法。 - 【請求項4】 多層配線基板と半導体チップとを接続す
るに当たり、 (a)基板上に形成されている下層配線層上にビアポス
トを形成する工程と、 (b)前記下層配線層と前記ビアポストとを覆うように
前記基板上に絶縁層を形成する工程と、 (c)前記絶縁層をその上面側から除去していって前記
ビアポストの上端面の頭出しを行い、続いて前記ビアポ
ストの上端面と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理し
て、全体として前記基板表面と対向する平坦面を形成す
る工程と、 (d)前記平坦面上に上層配線層を形成する工程と、 (e)前記上層配線層上にビアポストを形成する工程
と、 (f)必要ならば(b)から(e)の工程をN(Nは1
以上の整数)回繰り返した後、(b)および(c)の工
程を行う工程と、 (g)前記残存した絶縁層を、その表面から厚みの一部
分にわたり少なくとも前記上層配線層を露出させること
なく、エッチングする工程と、 (h)前記ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを導体を介して接続する工程とを含むことを特徴とす
る多層配線基板と半導体チップの接続方法。 - 【請求項5】 多層配線基板と半導体チップとを接続す
るに当たり、 (a)基板上に形成されている下層配線層上にビアポス
トを形成する工程と、 (b)少なくとも前記ビアポストの側面に、絶縁層との
密着性を良くするための接着層を形成する工程と、 (c)前記下層配線層と接着層形成済みビアポストとを
覆うように前記基板上に前記絶縁層を形成する工程と、 (d)前記絶縁層をその上面側から除去していって前記
ビアポストの上端面の頭出しを行い、続いて前記ビアポ
ストの上端面と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理し
て、全体として前記基板表面と対向する平坦面を形成す
る工程と、 (e)前記平坦面上に上層配線層を形成する工程と、 (f)前記上層配線層上にビアポストを形成する工程
と、 (g)必要ならば(b)から(f)の工程をN(Nは1
以上の整数)回繰り返した後、(b)から(d)までの
工程を行う工程と、 (h)前記残存した絶縁層を、その表面から厚みの一部
分にわたり少なくとも前記上層配線層を露出させること
なく、エッチングする工程と、 (i)前記ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを導体を介して接続する工程とを含むことを特徴とす
る多層配線基板と半導体チップの接続方法。 - 【請求項6】 多層配線基板と半導体チップとを接続す
るに当たり、 (a)基板上に形成されている下層配線層上にビアポス
トを形成する工程と、 (b)前記下層配線層と前記ビアポストとを覆うように
前記基板上に絶縁層を形成する工程と、 (c)前記絶縁層をその上面側から除去していって前記
ビアポストの上端面の頭出しを行い、続いて前記ビアポ
ストの上端面と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理し
て、全体として前記基板表面と対向する平坦面を形成す
る工程と、 (d)前記平坦面上に上層配線層を形成する工程と、 (e)前記上層配線層上にビアポストを形成する工程
と、 (f)必要ならば(b)から(e)の工程をN(Nは1
以上の整数)回繰り返した後、(b)および(c)の工
程を行う工程と、 (g)前記残存した絶縁層を、その表面から厚みの一部
分にわたり少なくとも前記上層配線層を露出させること
なく、エッチングする工程と、 (h)前記ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを異方性導電性膜を介して接続する工程とを含むこと
を特徴とする多層配線基板と半導体チップの接続方法。 - 【請求項7】 多層配線基板と半導体チップとを接続す
るに当たり、 (a)基板上に形成されている下層配線層上にビアポス
トを形成する工程と、 (b)少なくとも前記ビアポストの側面に、絶縁層との
密着性を良くするための接着層を形成する工程と、 (c)前記下層配線層と接着層形成済みビアポストとを
覆うように前記基板上に前記絶縁層を形成する工程と、 (d)前記絶縁層をその上面側から除去していって前記
ビアポストの上端面の頭出しを行い、続いて前記ビアポ
ストの上端面と残存した絶縁層の表面とを平坦化処理し
て、全体として前記基板表面と対向する平坦面を形成す
る工程と、 (e)前記平坦面上に上層配線層を形成する工程と、 (f)前記上層配線層上にビアポストを形成する工程
と、 (g)必要ならば(b)から(f)の工程をN(Nは1
以上の整数)回繰り返した後、(c)および(d)の工
程を行う工程と、 (h)前記残存した絶縁層を、その表面から厚みの一部
分にわたり少なくとも前記上層配線層を露出させること
なく、エッチングする工程と、 (i)前記ビアポストの上端面と半導体チップ上の電極
とを異方性導電性膜を介して接続する工程とを含むこと
を特徴とする多層配線基板と半導体チップの接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6264181A JPH08124965A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 多層配線基板と半導体チップの接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6264181A JPH08124965A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 多層配線基板と半導体チップの接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124965A true JPH08124965A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17399597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6264181A Pending JPH08124965A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 多層配線基板と半導体チップの接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124965A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998020542A1 (en) * | 1996-11-01 | 1998-05-14 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Electronic parts device |
US6285079B1 (en) | 1998-06-02 | 2001-09-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device employing grid array electrodes and compact chip-size package |
KR20030003027A (ko) * | 2001-06-28 | 2003-01-09 | 산요 덴키 가부시키가이샤 | 반도체 장치와 그 제조 방법 |
US6525414B2 (en) | 1997-09-16 | 2003-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device including a wiring board and semiconductor elements mounted thereon |
CN111148373A (zh) * | 2018-11-06 | 2020-05-12 | 欣兴电子股份有限公司 | 电路板制造方法 |
US11419222B2 (en) | 2018-10-29 | 2022-08-16 | Unimicron Technology Corp. | Method of manufacturing circuit board |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6264181A patent/JPH08124965A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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