JPH08124679A - エレクトロ・ルミネッセンス装置 - Google Patents

エレクトロ・ルミネッセンス装置

Info

Publication number
JPH08124679A
JPH08124679A JP6260391A JP26039194A JPH08124679A JP H08124679 A JPH08124679 A JP H08124679A JP 6260391 A JP6260391 A JP 6260391A JP 26039194 A JP26039194 A JP 26039194A JP H08124679 A JPH08124679 A JP H08124679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light emitting
thin film
thickness
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6260391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Takeda
和也 武田
Toshio Matsumoto
敏男 松本
Tokio Mizukami
時雄 水上
Akio Kuwabara
昭夫 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIMESU KK
IBM Japan Ltd
Original Assignee
AIMESU KK
IBM Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIMESU KK, IBM Japan Ltd filed Critical AIMESU KK
Priority to JP6260391A priority Critical patent/JPH08124679A/ja
Publication of JPH08124679A publication Critical patent/JPH08124679A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K2102/00Constructional details relating to the organic devices covered by this subclass
    • H10K2102/301Details of OLEDs
    • H10K2102/302Details of OLEDs of OLED structures
    • H10K2102/3023Direction of light emission
    • H10K2102/3026Top emission
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/844Encapsulations

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ジュール熱による発光の劣化を改善し、耐環境
特性が優れたエレクトロ・ルミネッセンス装置を提供。 【構成】ガラス基板501上に形成された金属薄膜50
2に接して電子注入カソード層503が形成され、電子
注入カソード層上にエレクトロルミネッセンス発光層5
04及びホール注入アノード層506が形成され、上記
電子注入カソード層、エレクトロ・ルミネッセンス発光
層及びホール注入アノード層の積層体の外側表面が透光
性の保護膜508により封止されている。基板は絶縁層
を表面に有する金属基板、可撓性有機材料の基板、又は
ガラス基板・金属薄膜は光を反射させる導電性金属。電
子注入カソード層の材料はカルシウム、リチウム及びマ
グネシウムからな群から選択の1つの材料。材料の厚さ
は100Å乃至500Å、発光層の材料はトリスー(8
−ヒドロキシ−キノリーノ)アルミニウム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラット・パネル表示
装置として使用される有機薄膜エレクトロ・ルミネッセ
ンス(EL)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1987年に発表されたEastman Kodak
社のC.W.Tang等の研究報告以来(C.W.Tang and S.A.Van
slyke, "Organic Electroluminescent Diodes", Appl.
Phys. Lett., Vol.51,12, pp.913-915, Sept. 1987),有
機薄膜ELデバイスの研究及び開発は、活発に行われて
いる。それらの有機薄膜ELデバイスの構造は、”光電
相互変換機能をもつ有機薄膜の最近の発達”筒井 哲
夫、安達 千波矢、斉藤省吾、応用物理、第59巻、第
12号、第1580ー1592頁の論文で、singlehete
ro‐A型(SHーA)、single hetero‐B型(SH−
B)、およびdouble hetero型(DH)の3種類に大別
され、図1、図2及び図3に示すような構造を有する。
【0003】図1に示すSH−A型では、ガラス基板2
01の上に、ホール注入層となるアノードとして透明性
のIndium Tin 0xide(ITO)層202、ホール輸送
層203、発光層となる電子輸送層204、主にMgA
g共蒸着合金で作られる電子注入層となるカソード20
5が積層構成される。
【0004】図2に示すSH−B型では、ガラス基板3
01の上に、ホール注入層となるアノードとしてITO
層302、発光層となるホール輸送層302、電子輸送
層304、主にMgAg共蒸着合金で作られる電子注入
層となるカソードが積層構成される。
【0005】図3に示すDH型では、ガラス基板401
の上に、ホール注入層となるアノードとしてITO層4
02、ホール輸送層403、両性輸送性を有する材科で
作られた発光層404、電子輸送層405、主にMgA
g共蒸着合金で作られる電子注入層となるカソード40
6が順次積層構成される。
【0006】図1乃至3に示した構造を保護する方法の
一つについて説明すると、GeO(酸化ゲルマニウム)
又はLiF(フッ化リチウム)の蒸着膜でパッシベーシ
ョンした後に、更に紫外線接着剤を使用してガラスを付
ける方法がある。カソード層及びアノード層に対する電
気的接続は、異方性導電性ゴム若しくは導電性接着剤を
使用して行うことが出来、又はコネクタ若しくはクリッ
プ等を直接接触させることもできる。
【0007】上記3種類の構造とも、すべて、発光のメ
カニズムが電場印加による電子とホールの二重注入とそ
の再結合であるため、この種のデバイスはキャリア注入
型と呼ばれている。高効率にEL発光をさせるために
は、キャリア注入効率の高い材料が有利であることが知
られている。すなわち、ホール注入層となるアノード層
としては、ホール輸送層ヘホールを効率良く注入させる
ために仕事関数の高い材料が良く、一方、電子注入層と
なるカソード層としては電子輸送層へ電子を効率良く注
入させるために仕事関数の低い材料が適するとされてい
る。
【0008】ELデバイス用の層は、少なくともアノー
ド層若しくはカソード層の一方が透明でなければ、光を
外部に放射することがてきないため、透光性を有するI
TOが広く採用されている。ITOの仕事関数は4.1
eVであるとの文献報告があり(G.Gustafsson, Y.Cao,
G.M.Treacy, F.Klavetter, N.Colaneri, and A.J.Hee
ger,"Flexible Light-Emitting Diodes Made from Solu
ble Conducting Polymers", Nature, Vol.357, pp.477-
479, June, 1992)、仕事関数が高いため主にアノード層
に使用される。一方、カソード層は、ITOよりも低い
仕事関数をもつ材料であることが必要で、なるべく値の
低いものが望まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来型の有機薄膜EL
デバイスの問題点を列挙すると次の通りである。
【0010】(1)従来型の有機薄膜ELデバイスで
は、電子注入カソード層205、305、406がEL
デバイスの最外部にある構造となっている。前述のよう
に、電子注入カソード層205、305、406は、電
子注入効率を上げるために仕事関数の低い材料、言い換
えれば、化学的に活性で酸化し易い材料で作られる。し
たがって、これを最外部に配置するのは、Elデバイス
自体の使用環境下での機能安定性を考えると好ましいも
のではない。
【0011】機能安定性を改良するために、従来型の有
機薄膜Elデバイスでは電子注入カソード層205、3
05、406を成膜する際、Ag等の化学的に安定した
金属を低仕事関数の材料に加えて共蒸着させることが一
般的である。この場合、複数の蒸着源が必要になる上、
共蒸着量の制御が必要となり、成膜プロセスが複雑にな
らざるを得ない。
【0012】(2)有機薄膜ELデバイスは、キャリア
注入型の発光であるため、EL発光に変換されない電気
エネルギーはジュール熱に変換される。このジュール熱
のため、デバイスの温度が上昇して、デバイスを構成す
る有機薄膜材料のガラス転移点を越えると急速に発光が
劣化する。デバイスの長寿命化のためには、ジュール熱
の発生を減らすことが基本的解決策であるが、EL発光
効率を100%にすること、すなわちジュール熱の発生
を零にすることは、現実には不可能である。したがっ
て、発生したジュール熱を効率良く外部へ発散させるこ
とが二次的対策として重要である。従来型の有機薄膜E
Lデバイスの構造では、放熱経路として主に考えられる
のは、発熱源からガラス基板201、301若しくは4
01への熱伝導と、ガラス基板201、301、若しく
は401から使用環境の空気中への熱伝達である。とこ
ろが、常温でのガラスの熱伝導率は約1W/m/Kであ
り、金属材料に比べて著しく劣る。これは、代表的な金
属材料であるアルミニウム(k=237W/m/K)、
Cu(k=402W/m/K),Ag(k=427W/
m/K)と比較すると、二桁以上も低い値である。この
ことは、仮に金属と同等の熱伝導率を有するような基板
が使用できれば、EL発光の劣化を改善できることを示
す。しかしながら、従来型の有機薄膜ELデバイスで
は、その構造上基板は透光性でなければならないため
に、金属のような高熱伝導性の材料を使用することは不
可能である。
【0013】(3)基板201、301及び401の材
料としては、光を外部に放出するために、透明なガラス
若しくは透明なポリエチレンテレフタレート等のポリマ
ー・フィルムに限定されている。
【0014】(4)大きな発光面を持つELデバイスで
は、EL発光強度の面内分布が均一であることが望まれ
る。面内発光強度分布を均一にするための条件は、層を
十分な膜厚値で、かつ均一に成膜することである。従来
型の有機薄膜ELデバイスでは、電子注入層205、3
05、405を成膜する方法として、真空蒸着法が一般
に採用されている。しかしながら、真空蒸着法で厚い膜
を付着しようとする場合、プロセス時間が長くなる。
又、大きな発光面に対して均一な膜厚に付着するのは困
難である。メッキなどの湿式成膜法は、高厚膜化と高均
一化の両方の点で有利であるが、直下に有機薄膜が存在
している従来型のELデバイスでは採用できない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも電
子注入カソード層、エレクトロ・ルミネッセンス発光層
及びホール注入アノード層を有するエレクトロ・ルミネ
ッセンス装置に関し、そしてこの装置において、基板上
に形成された金属薄膜に接して電子注入カソード層が形
成され、該電子注入カソード層の上にエレクトロルミネ
ッセンス発光層及びホール注入アノード層が形成され、
上記電子注入カソード層、上記エレクトロ・ルミネッセ
ンス発光層及び上記ホール注入アノード層の積層体の外
側表面が、透光性の保護膜により封止されている。
【0016】上記基板は、絶縁層を表面に有する金属基
板、可撓性有機材料の基板、又はガラス基板である。
【0017】上記金属薄膜は、光を反射させる導電性金
属である。
【0018】上記電子注入カソード層の材料は、カルシ
ウム、リチウム及びマグネシウムからなる群から選択さ
れた1つの材料である。
【0019】上記電子注入カソード層の材料の厚さは、
100Å乃至5000Åである。上記発光層の材料は、
トリスー(8ーヒドロキシーキノリーノ)アルミニウム
である。
【0020】上記発光層の材料の厚さは、100Å乃至
1000Åである。
【0021】上記エレクトロ・ルミネッセンス発光層及
び上記ホール注入アノード層の間にはホール輸送層が設
けられ、該ホール輸送層の材料は、N,N’ージフェニ
ル−N,N’−ビス(3ーメチルーフェニル)ー1、
1’ービフェニルー4、4’ージアミンである。
【0022】上記ホール輸送層の厚さは、100Å乃至
1000Åである。
【0023】上記ホール注入アノード層の材料は、ポリ
アニリンである。
【0024】
【実施例】図4は、ジュール熱を効率的に放散してEL
発光の劣化を解消し、しかも外部雰囲気の影響を受け易
い電子注入層をデバイスのうち、外部雰囲気から一番遠
い内部に配置して電子注入層の機能を長期に亘って安定
化させる本発明のエレクトロルミネッセンス(EL)発
光装置100の実施例を示す。
【0025】図4のEL発光装置100において、基板
101は、非透光性の熱伝導性が高い材料で形成され
る。そしてこの高熱伝導性金属基板の表面は、厚さが約
1000Åの酸化膜のような電気的絶縁層101’で覆
われている。図1乃至図3の従来のEL発光装置では、
EL発光層からの光は、ガラス基板201、301若し
くは401を通過して外部に放出され、従って、これら
の基板は、透光性でなければならなかったのに対して、
図4及び図5の本発明のEL発光装置では、光は基板1
01若しくは501を介して外部に放出されるのではな
く、透光性の保護膜108若しくは508を介して外部
に放出され、そしてジュール熱を効率的に外部に発散さ
せるように金属薄膜102若しくは502の材料及び厚
さを選択できるので、基板101及び501の材料は、
従来の装置に比較して、自由に選択されることが出来
る。従って、本発明においては、基板101若しくは5
01は、放熱性に優れた厚い金属基板若しくは薄い可撓
性の金属箔、セラミック基板、可撓性のポリイミドのよ
うな可撓性のポリマー・フィルム基板、そして従来使用
されていたガラス基板等のうちの任意の基板を、このE
L発光装置の用途に応じて自由に選択することが出来、
従って、EL発光装置の使用分野を著しく広げることが
出来る。放熱性が金属に比較して低い基板を使用する場
合には、金属薄膜102若しくは502の断面積を増大
することにより放熱効果を高めることが出来る。このよ
うに本発明によると可撓性の基板をも使用することが出
来るので、曲面状のEL発光装置を実現することが出来
る。但し、一つの金属基板上に複数個のEL発光装置を
独立して選択的に動作させるように形成する場合には、
金属基板上に絶縁層を形成し、そしてこの絶縁層上に金
属薄膜102若しくは502を形成することが必要であ
る。これとは異なり、金属基板上に単一のEL発光装置
を形成して、全面発光を行わせる場合には、絶縁層は不
要である。金属材料として、熱伝導性の良い銅、アルミ
ニウム等を使用できる。
【0026】基板101の絶縁層101’上には、外部
との接続配線として働く金属薄膜102が所定のパター
ンで形成される。この金属薄膜102は、EL発光層1
05からの光をアノード層107及び透光性保護膜10
8の方向に反射する反射膜として働く材料で形成され
る。この金属薄膜102は、外部との接続配線として十
分な導電度を与え、そして、反射膜として働くに十分な
厚さを有する。この金属薄膜102は、Au(金)、A
g(銀)、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、Cr
(クロム)等で形成され、そして厚さは、蒸着の場合に
は約1000Åであり、そしてメッキの場合には約5μ
mである。
【0027】この金属薄膜102の上に、電子注入層と
しての機能を有するカソード層103を、仕事関数の低
い金属で形成する。カソード層の材料は、Ca(カルシ
ウム),Li(リチウム)、Mg(マグネシウム)であ
り、蒸着により厚さ約1000Åに形成されて金属薄膜
102に対してオーミックに接続する。カソード層10
3の厚さは、100Å乃至5000Åである。100Å
よりも薄くなると均一な膜厚が得られず、そして500
0Åより厚くなるとプロセス時間がかかりすぎてコスト
的に無駄であることが判った。
【0028】カソード層103の下側の表面は、耐環境
性の点で優れた金属薄膜102により保護され、そして
カソード層103の上側の表面は、以下に述べる各層1
04、105、106、107及び108により保護さ
れているので、仕事関数の低い材料(カルシウム(ψ=
2.9eV)、リチウム(ψ=2.93eV)、そして
マグネシウム(ψ=3.66eV))を、単体で使用す
ることが出来る。これに比べて、従来は前述のように、
機能安定性を改良するために、電子注入カソード層20
5、305、406を成膜する際、Ag等の化学的に安
定した金属を低仕事関数の材料に加えて共蒸着させるこ
とが一般的である。この場合、複数の蒸着源が必要にな
る上、共蒸着量の制御が必要となり、成膜プロセスが複
雑になるという欠点を生じる。
【0029】次いで、カソード層103の上に、電子輸
送層として働く、電子輸送性に優れた有機薄膜104を
形成する。次に、有機薄膜104の上に、ホール及び電
子に対する輸送性の優れたEL発光層として働く有機薄
膜105を形成する。電子輸送層104の材料として、
100Å乃至1000Åの厚さのトリアゾール誘導体若
しくは100Å乃至1000Åの厚さのオキサジアゾー
ル誘導体を使用することが出来る。EL発光層105の
材料として、100Å乃至1000Åの厚さのヨウロピ
ウム錯体を使用することが出来る。
【0030】又、有機薄膜104として、トリスー(8
ーヒドロキシーキノリーノ)アルミニウム(tris-(8-hy
droxy-quinolino) aluminum )(Alqと呼ばれる)を使用
することが出来る。トリスー(8ーヒドロキシーキノリ
ーノ)アルミニウムは、電子輸送層及びEL発光層の両
方の機能を有するので、この材料を電子輸送層104と
して、使用する場合には、EL発光層105を使用する
必要はない。
【0031】真空蒸着法でトリスー(8ーヒドロキシー
キノリーノ)アルミニウム(tris-(8-hydroxy-quinolin
o) aluminum )薄膜504を膜厚約500Åに成膜し
た。このAlq薄膜104の厚さは、100Å乃至10
00Åである。厚さが 100Åよりも薄いと、十分な
機能が得られず、1000Åよりも厚くなると、印加電
圧が数10ボルトとなり実用的でなくなることが判っ
た。この実施例では、薄膜104の厚さは、約500Å
である。
【0032】次に、ホール輸送性に優れたホール輸送層
106を形成する。このホール輸送層106の材料は、
N,N’ージフェニル−N,N’−ビス(3ーメチルー
フェニル)ー1、1’ービフェニルー4、4’ージアミ
ン(N,N'-diphenyl‐N,N'-bis(3-methyl-phenyl)-1,
1'-bipheny1‐4,4'diamine)(TPDという)であ
る。この材料は、蒸着法により付着される。このTPD
薄膜106の厚さは、100Å乃至1000Åである。
厚さが 100Åよりも薄いと、十分な機能が得られ
ず、1000Åよりも厚くなると、印加電圧が数10ボ
ルトとなり実用的でなくなることが判った。この実施例
では、TPD薄膜106の厚さは、約500Åである。
【0033】上述のように、トリスー(8ーヒドロキシ
ーキノリーノ)アルミニウムの層104を使用する場合
には、これが電子輸送層及び発光層を兼ねるので、改め
て発光層105を付着する必要がなく、従って、この層
104の上にホール輸送層106が直接付着される。電
子輸送層104としてのみ働く前記トリアゾール誘導体
若しくはオキサジアゾール誘導体を使用する場合には、
これの上に発光層105として働くヨウロピウム錯体を
付着し、そしてこの発光層105の上に、TPDのホー
ル輸送層106を付着する。
【0034】次に、有機薄膜106の上に、ホール注入
効率に優れ、且つEL発光を透過するの十分な透光性の
導電性ポリマー材料のアノード層107を形成する。こ
のアノード層107の材料は、可溶性ポリアニリン(po
ly aniline)(PANIと呼ぶ)であり、PANI薄膜107成
膜は、ディップ・コート法若しくはスピン・コート法に
より行うことが出来る。薄膜107の膜厚は、0.5乃
至5μmである。0.5μmよりも薄いと導電性が低く
なって均一な塗布が困難となり、そして5μmよりも厚
いと透光性が低下することが判った。この実施例では、
薄膜506の厚さは、約1μm(ミクロン)である。ポ
リアニリンは、従来使用されてきたITOよりもホール
注入効率が高く、そして本発明は、この様に注入効率の
高いポリアニリンをディップ・コート若しくはスピン・
コートで形成することを可能とする。
【0035】次に、電子注入層103、電子輸送層10
4、発光層105、ホール輸送層106及びホール注入
層107の構造体を外部雰囲気から保護するために、密
封性の透光性の保護膜108を、この構造体の外側表面
に形成する。この保護膜108は、例えばポリエチレン
テレフタレート・フィルムを重ねて、周囲を接着剤によ
り封止することにより形成される。
【0036】このEL発光装置100を動作させるため
に、電子注入カソード層103には電源109のマイナ
ス端子が接続され、そしてホール注入アノード層107
には、電源109のプラス端子が接続される。電子注入
カソード層103及びホール注入アノード層107に対
する電気的接続は、これらの層に導体を直接接触させて
行うことが出来、又は異方性導電性ゴム若しくは導電接
着剤を使用して行うことが出来る。
【0037】図4のEL発光装置100では、EL発光
に変換されないエネルギーによって生じるジュール熱
は、熱伝導性の高い金属薄膜102及び金属基板101
を介して外部に放熱される。これにより、EL発光デバ
イスの発光効率を著しく改善する。更に、電子注入層1
03の面積の広い上下の表面のうち下側の表面は、金属
薄膜102及び金属基板101を介して外部雰囲気から
遮断されており、そして上側の表面は、電子輸送層10
4、発光層105、ホール輸送層106、ホール注入層
107及び保護層108を介して外部雰囲気から遮断さ
れており、そしてこの電子注入層103の非常に薄い両
端部は、保護層により外部雰囲気から遮断されている。
この様に電子注入層103の大きな面積を占める上面及
び下面が完全に外部雰囲気から遮断されるために、電子
注入層103は、長期に亘り安定した動作を行うことが
出来、これによりEL発光装置の動作を安定化させる。
これに対して、従来は、電子注入層の大面積の上面が保
護層を介して外部雰囲気に近接していたために、この電
子注入層の劣化が生じ易く、長期に亘る安定したEL発
光動作を行うことが出来なかった。
【0038】そして図4のEL発光装置100装置で
は、発光光線は、透光性の透明保護膜108を介して外
部に放出される。発光層105から電子輸送層104及
び電子注入層103を介して下方に進む光は、反射性の
金属薄膜102により反射されて、各層を通過した後に
保護膜108を介して放出される。これにより、発光効
率が改善される。
【0039】図4の装置100は、単一の発光素子であ
るとして説明したが、接続用の金属薄膜102を図4の
紙面に平行な方向に配列された複数本の行方向導体とし
て形成し、そしてこの行方向導体のそれぞれに整列させ
て電子注入カソード層103を形成し、そしてホール注
入層107を図4の紙面に垂直な複数本の列方向の導体
として形成し、そして、行方向導体を行ドライバにより
選択的に駆動し、そして列方向導体を列ドライバにより
駆動して各交点で選択的に発光させるすることにより、
図4の装置100は、マトリクス状のEL表示装置とし
て働くことが出来る。
【0040】又、前述のように、外部接続用の金属薄膜
102の厚さを、十分な放熱を行えるような厚さにする
ならば、基板101として、ガラス、プラスチック・シ
ート、セラミック等の他の低熱伝導性の絶縁材料を使用
することが出来る。
【0041】図5は、ジュール熱を効率的に放散してE
L発光の劣化を解消し、しかも外部雰囲気の影響を受け
易い電子注入カソード層を、外部雰囲気から一番遠い場
所に配置して電子注入層の機能を長期に亘って安定化さ
せる本発明のエレクトロルミネッセンス(EL)発光装
置の他の実施例即ちEL発光装置500を示す。
【0042】無アルカリ・ガラス基板501の上に、外
部との接続配線としてAg薄膜502を形成する。金属
の種類としては、Agのほかに、Au(金)、Cu
(銅),アルミニウムなどの高い導電率を有する材料が
使用可能である。このAg薄膜502の成膜は、メッキ
などの湿式成膜法、若しくは蒸着などの乾式成膜法のい
ずれをも使用でき、膜厚は、外部接続配線として十分な
導電度を達成し、かつ、光反射皮膜として十分な金属光
沢を示し、更にジュール熱の放散を行うに十分な熱伝導
性を達成する厚さである。この金属薄膜の厚さは、約5
μmである。
【0043】Ag薄膜502の上に、真空蒸着法により
Ca(カルシウム)を積層して、電子注入層であるカソ
ード層503を形成する。カソード層の材料として、カ
ルシウムのほかに、Li(リチウム)若しくはMg(マ
グネシウム)を使用することが出来る。これらは、Ag
薄膜に対してオーミックに接続する。カソード層503
の厚さは、100Å乃至5000Åである。100Åよ
りも薄くなると均一な膜厚が得られず、そして5000
Åより厚くなるとプロセス時間がかかりすぎてコスト的
に無駄であることが判った。図5の実施例の場合には、
カソード層503の厚さは約2000Åである。
【0044】カソード層103は、シャドウマスクなど
を使用して、一般的に使用されている”日”の字の形の
7セグメントのパターンに形成することが出来、又は、
前述の縦横方向の格子パターンに形成されることが出来
る。
【0045】カソード層503の上に、真空蒸着法でト
リスー(8ーヒドロキシーキノリーノ)アルミニウム
(tris-(8-hydroxy-quinolino) aluminum )薄膜504
を膜厚約500Åに成膜する。このAlq薄膜504の
厚さは、100Å乃至1000Åである。厚さが 10
0Åよりも薄いと、十分な機能が得られず、1000Å
よりも厚くなると、印加電圧が数10ボルトとなり実用
的でなくなることが判った。この実施例では、薄膜50
4の厚さは、約500Åである。このAlq薄膜504
は、電子輸送層とEL発光層を兼ねた機能を有する。
【0046】Alq薄膜504の上に、ホール輸送層と
して、N,N’ージフェニル−N,N’−ビス(3ーメ
チルーフェニル)ー1、1’ービフェニルー4、4’ー
ジアミン(N,N'-diphenyl‐N,N'-bis(3-methyl-pheny
l)-1,1'-bipheny1‐4,4'-diamine)薄膜505を、真
空蒸着法により膜厚約500Åに成膜する。このTPD
薄膜505の厚さは、100Å乃至1000Åである。
厚さが 100Åよりも薄いと、十分な機能が得られ
ず、1000Åよりも厚くなると、印加電圧が数10ボ
ルトとなり実用的でなくなることが判った。この実施例
では、TPD薄膜505の厚さは、約500Åである。
【0047】TPD薄膜505の上に、可溶性ポリ・ア
ニリン(poly aniline)(PANIと呼ぶ)を積層し、ホー
ル注入層であるアノード層506を成膜する。PANI薄膜
506の成膜は、ディップ・コート法若しくはスピン・
コート法により行うことが出来る。薄膜506の膜厚
は、0.5乃至5μmである。0.5μmよりも薄いと
導電性が低くなって均一な塗布が困難となり、そして5
μmよりも厚いとコスト高となることが判った。この実
施例では、薄膜506の厚さは、約1μmである。
【0048】次に、電子注入層503、電子輸送層兼発
光層504、ホール輸送層505及びホール注入層50
6の構造を外部雰囲気から密封するために、透光性の保
護膜508を、この構造体の外側表面に形成する。保護
膜508は、透光性のポリエチレンテレフタレート・フ
ィルムであり、周囲を接着剤により封止することにより
形成される。そして光はこの保護膜508を通過して外
部に放出される。
【0049】直流電源507のマイナス端子が外部接続
配線であるAg薄膜502を介してカソード層503に
接続され、そしてプラスの端子がアノード層506に接
続され、これにより、カソード層503及びアノード層
506の間に数Vから10数Vの直流電圧を印加する
と、EL発光が発生される。
【0050】図5のEL発光装置500では、EL発光
に変換されないエネルギーが生じるジュール熱は、主に
放熱板兼外部引き出し配線として働く熱伝導性のAg金
属薄膜502を介して外部に放熱される。これにより、
EL発光デバイスの発光効率を著しく改善する。更に、
電子注入層503の面積の広い上下の表面のうち下側の
表面は、Ag薄膜502及びガラス基板501を介して
外部雰囲気から遮断されており、そして上側の表面は、
電子輸送層兼発光層504、ホール輸送層505、ホー
ル注入層506及び保護層508を介して外部雰囲気か
ら遮断されており、そしてこの電子注入層503の非常
に薄い両端部だけが保護層508により外部雰囲気から
遮断されている。この様に電子注入層503の大きな面
積を占める上面及び下面が完全に外部雰囲気から遮断さ
れるために、電子注入層503は、長期に亘り安定した
動作を行うことが出来、これによりEL発光装置の動作
を安定化させる。
【0051】又、図5の装置500は、単一の発光素子
であるとして説明したが、接続用の金属薄膜502を図
5の紙面に平行な方向に配列された複数本の行方向導体
として形成し、そしてホール注入層506を図5の紙面
に垂直な複数本の列方向の導体として形成し、そして、
行方向導体を行ドライバにより選択的に駆動し、そして
列方向導体を列ドライバにより駆動することにより、図
5の装置500は、マトリクス状のEL表示装置として
働くことが出来る。
【0052】図5の装置500は、マトリクス状のEL
表示装置を想定して、基板501を従来使用されてきた
ガラスで形成したが、この基板の材料として、ガラス以
外の材料を使用出来る。例えば、ポリイミドのようなフ
レキシブル(可撓性)材料を基板として使用して、この
ポリイミドの表面に、熱伝導性が高く、導電率が高く且
つ光を反射するAu,Cu若しくはアルミニウムを膜状
に付着し、そしてこの上に図5の各層を形成することが
出来る。これにより、長期の使用の間動作が安定した曲
面状のEL発光表示装置を実現することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は次のような効果を生じる。
【0054】(1)基板の材料と形状が自在に選択でき
る。例えば、曲面を有する金属板若しくは、可撓性のポ
リイミドのような絶縁材料も基板として使用可能であ
る。
【0055】(2)基板に熱伝導性に優れた材料を使用
すれば、ELデバイス駆動時に発生するジュール熱が効
率良く放熱されてEL発光の劣化が改善される。
【0056】(3)カソード層の大きな表面積の両面
が、上記各層及び、外部引き出し配線層若しくは基板に
より外部雰囲気から完全に遮断されているために、耐環
境特性が優れており、そしてこれにより、最外部に電子
注入層が配置されていたために、発光動作が不安定とな
った従来のEL発光デバイスの問題点を解決することが
出来る。
【0057】(4)仕事関数の極めて低い材料をカソー
ド層の材料として自由に選択できる。この結果、EL発
光効率の向上を実現する。
【0058】(5)電子注入層であるカソード層の形成
には、従来は、このカソードが装置の最外部に配置され
ていたために、外部雰囲気の影響を受けにくくするため
にAgなどの耐食性の高い金属を共蒸着する必要があっ
たが、本発明ではこのような必要性を排除できる。これ
により、製造プロセスを簡略化できる。
【0059】(6)電子注入層とは別に、外部接続用の
金属配線層が設けられているために、この金属配線層の
成膜方法を自由に選択することが出来る。例えば、メッ
キ法若しくは金属箔圧着法などの膜を均一に付着できる
方法を使用でき、大きな発光面を有するEL発光装置で
要求される面内発光強度分布の均一化が容易に実現でき
る。
【0060】(7)EL発光装置の各層を可撓性の材料
で形成することが出来る。例えば、基板としてポリマー
・フィルムを使用し、外部接続配線用の金属薄膜として
圧延銅を使用し、カソード層としてカルシウムを使用
し、キャリア輸送層若しくは発光層として有機薄膜を使
用し、アノード層として導電性ポリマーを使用すると、
可撓性に優れたEL発光装置を実現できる。
【0061】(8)アノード層を構成する導電性ポリマ
ーを付着する工程として、スピン・コート若しくはディ
ップ・コート法を使用できるので、従来型の装置で使用
されているITOの形成工程に比べて、工程が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のSH−A型のEL発光装置を示す図であ
る。
【図2】従来のSH−B型のEL発光装置を示す図であ
る。
【図3】従来のDH型のEL発光装置を示す図である。
【図4】本発明に従うEL発光装置の一つの実施例を示
す図である。
【図5】本発明に従うEL発光装置の他の実施例を示す
図である。
【符号の説明】
101、501・・・基板 101’・・・・・・絶縁層 102、502・・・金属薄膜 103、503・・・カソード層 104、504・・・電子輸送層 105、・・・・・・発光層 106、505・・・ホール輸送層 107、506・・・アノード層 108、508・・・保護層
フロントページの続き (72)発明者 水上 時雄 神奈川県藤沢市桐原町3番地 株式会社ア イメス内 (72)発明者 桑原 昭夫 神奈川県藤沢市桐原町3番地 株式会社ア イメス内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも電子注入カソード層、エレクト
    ロ・ルミネッセンス発光層及びホール注入アノード層を
    有するエレクトロ・ルミネッセンス装置において、 基板上に形成された金属薄膜に接して形成された電子注
    入カソード層と、 該電子注入カソード層の上に形成されたエレクトロルミ
    ネッセンス発光層及びホール注入アノード層と、上記電
    子注入カソード層、上記エレクトロ・ルミネッセンス発
    光層及び上記ホール注入アノード層の積層体の外側表面
    を封止する透光性の保護膜とを有するエレクトロ・ルミ
    ネッセンス装置。
  2. 【請求項2】上記基板は、絶縁層を表面に有する金属基
    板、可撓性有機材料の基板、又はガラス基板であること
    を特徴とする請求項1記載のエレクトロ・ルミネッセン
    ス装置。
  3. 【請求項3】上記金属薄膜は、光を反射させる導電性金
    属であることを特徴とする請求項1又は2記載のエレク
    トロ・ルミネッセンス装置。
  4. 【請求項4】上記電子注入カソード層の材料は、カルシ
    ウム、リチウム及びマグネシウムからなる群から選択さ
    れた1つの材料であることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のエレクトロ・ルミネッセンス装置。
  5. 【請求項5】上記電子注入カソード層の材料の厚さは、
    100Å乃至5000Åであることを特徴とする請求項
    4記載のエレクトロ・ルミネッセンス装置。
  6. 【請求項6】上記発光層の材料は、トリスー(8ーヒド
    ロキシーキノリーノ)アルミニウムであることを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載のエレクトロ・ルミネ
    ッセンス装置。
  7. 【請求項7】上記発光層の材料の厚さは、100Å乃至
    1000Åであることを特徴とする請求項6記載のエレ
    クトロ・ルミネッセンス装置。
  8. 【請求項8】上記エレクトロ・ルミネッセンス発光層及
    び上記ホール注入アノード層の間に、N,N’ージフェ
    ニル−N,N’−ビス(3ーメチルーフェニル)ー1、
    1’ービフェニルー4、4’ージアミンで形成されたホ
    ール輸送層を設けたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、又は6記載のエレクトロ・ルミネッセンス装
    置。
  9. 【請求項9】上記ホール輸送層の厚さは、100Å乃至
    1000Åであることを特徴とする請求項8記載のエレ
    クトロ・ルミネッセンス装置。
  10. 【請求項10】上記ホール注入アノード層の材料は、ポ
    リアニリンであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、6、又は8記載のエレクトロ・ルミネッセンス装
    置。
JP6260391A 1994-10-25 1994-10-25 エレクトロ・ルミネッセンス装置 Pending JPH08124679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260391A JPH08124679A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 エレクトロ・ルミネッセンス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260391A JPH08124679A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 エレクトロ・ルミネッセンス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08124679A true JPH08124679A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17347275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6260391A Pending JPH08124679A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 エレクトロ・ルミネッセンス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08124679A (ja)

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0946958A1 (en) * 1996-08-12 1999-10-06 The Trustees Of Princeton University Non-polymeric flexible organic light-emitting device and method of manufacture
JP2000164359A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Idemitsu Kosan Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
EP1021070A1 (en) * 1999-01-14 2000-07-19 TDK Corporation Organic electroluminescent device
JP2000268954A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発光素子
EP1071144A2 (en) * 1999-07-23 2001-01-24 Sel Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. EL display device and a method of manufacturing the same
WO2001063975A1 (fr) * 2000-02-25 2001-08-30 Seiko Epson Corporation Dispositif organique el et procede de fabrication
JP2002015859A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Sony Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2002050470A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Toppan Printing Co Ltd エレクトロルミネッセンス素子
JP2002093586A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置およびその作製方法
JP2002117971A (ja) * 2000-08-04 2002-04-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置およびその作製方法
US6392340B2 (en) 1998-02-27 2002-05-21 Sanyo Electric Co., Ltd. Color display apparatus having electroluminescence elements
WO2002063929A1 (fr) * 2001-02-08 2002-08-15 Nec Corporation Dispositif électroluminescent organique
WO2002087287A1 (fr) * 2001-04-19 2002-10-31 Hitachi,Ltd. Panneau electroluminescent, visualiseur d'image et procede permettant de les produire
JP2002541631A (ja) * 1999-04-07 2002-12-03 マイクロエミッシブ ディスプレイズ リミティド 光電子工学的表示装置
JP2003109772A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Victor Co Of Japan Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
US6630784B2 (en) 1998-02-27 2003-10-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Electroluminescence display apparatus having an opaque anode electrode and manufacturing method thereof
JP2004111324A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Fuji Photo Film Co Ltd 発光素子
JP2004522264A (ja) * 2001-03-02 2004-07-22 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ 二重ドープ層燐光有機発光装置
JP2005235733A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Samsung Sdi Co Ltd 表面が改質された有機膜層を用いる有機電界発光ディスプレーデバイス及びこれの製造方法
JP2006040580A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Ams:Kk 有機el素子の製法
KR100721562B1 (ko) * 2004-12-03 2007-05-23 삼성에스디아이 주식회사 마그네슘-칼슘 막인 캐소드를 구비하는 유기전계발광소자및 그의 제조방법
US7239084B2 (en) 2003-03-25 2007-07-03 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Organic EL device and liquid crystal display
WO2005053050A3 (en) * 2003-11-25 2008-01-31 Eastman Kodak Co Oled display having thermally conductive layer
WO2008037654A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-03 Saes Getters S.P.A. Organic light emitting display and process for its manufacturing
JP2009525579A (ja) * 2006-02-03 2009-07-09 エルジー・ケム・リミテッド 有機発光素子の製造方法およびこれによって製造された有機発光素子
JP2010073678A (ja) * 2008-08-22 2010-04-02 Sumitomo Chemical Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2010140980A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Sony Corp 機能性有機物素子及び機能性有機物装置
WO2010082241A1 (ja) * 2009-01-16 2010-07-22 シャープ株式会社 有機el素子およびその製造方法
US7854640B2 (en) 2000-08-04 2010-12-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP2012079707A (ja) * 1999-09-03 2012-04-19 Three M Innovative Properties Co 大面積有機電子デバイス
CN103178083A (zh) * 2011-12-23 2013-06-26 株式会社半导体能源研究所 发光装置以及其制造方法
US8962382B2 (en) 2006-02-03 2015-02-24 Lg Chem, Ltd. Fabrication method for organic light emitting device and organic light emitting device fabricated by the same method
JP2016506015A (ja) * 2012-11-14 2016-02-25 エルジー・ケム・リミテッド 透明導電性膜およびこれを含む有機発光素子

Cited By (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015084332A (ja) * 1996-08-12 2015-04-30 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ 非ポリマー可撓性有機発光デバイス
EP0946958A1 (en) * 1996-08-12 1999-10-06 The Trustees Of Princeton University Non-polymeric flexible organic light-emitting device and method of manufacture
US6888306B2 (en) 1996-08-12 2005-05-03 The Trustees Of Princeton University Vacuum deposited, non-polymeric flexible organic light emitting devices
US7247073B2 (en) 1996-08-12 2007-07-24 The Trustees Of Princeton University Vacuum deposited, non-polymeric flexible organic light emitting devices
EP0946958A4 (en) * 1996-08-12 2002-07-24 Univ Princeton NON-POLYMER BENDING ORGANIC LIGHT-EMITTING COMPONENT
US6951495B2 (en) 1998-02-27 2005-10-04 Sanyo Electric Co., Ltd. Display apparatus having electroluminescence elements
US6392340B2 (en) 1998-02-27 2002-05-21 Sanyo Electric Co., Ltd. Color display apparatus having electroluminescence elements
US6630784B2 (en) 1998-02-27 2003-10-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Electroluminescence display apparatus having an opaque anode electrode and manufacturing method thereof
US6580214B2 (en) 1998-02-27 2003-06-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Color display apparatus having electroluminescence elements
JP2000164359A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Idemitsu Kosan Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
EP1021070A1 (en) * 1999-01-14 2000-07-19 TDK Corporation Organic electroluminescent device
JP2000268954A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発光素子
JP2002541631A (ja) * 1999-04-07 2002-12-03 マイクロエミッシブ ディスプレイズ リミティド 光電子工学的表示装置
EP1071144A3 (en) * 1999-07-23 2006-04-26 Sel Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. EL display device and a method of manufacturing the same
US7456037B2 (en) 1999-07-23 2008-11-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. EL display device and a method of manufacturing the same
EP1071144A2 (en) * 1999-07-23 2001-01-24 Sel Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. EL display device and a method of manufacturing the same
JP2012079707A (ja) * 1999-09-03 2012-04-19 Three M Innovative Properties Co 大面積有機電子デバイス
US6869635B2 (en) 2000-02-25 2005-03-22 Seiko Epson Corporation Organic electroluminescence device and manufacturing method therefor
US7898170B2 (en) 2000-02-25 2011-03-01 Seiko Epson Corporation Organic electroluminescence device and manufacturing method therefor
US7427832B2 (en) 2000-02-25 2008-09-23 Seiko Epson Corporation Organic electroluminescence device and manufacturing method therefor
WO2001063975A1 (fr) * 2000-02-25 2001-08-30 Seiko Epson Corporation Dispositif organique el et procede de fabrication
JP4144687B2 (ja) * 2000-02-25 2008-09-03 セイコーエプソン株式会社 有機el装置の製造方法
JP2002015859A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Sony Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス表示装置
US7854640B2 (en) 2000-08-04 2010-12-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP4566475B2 (ja) * 2000-08-04 2010-10-20 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置の作製方法
JP2002117971A (ja) * 2000-08-04 2002-04-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置およびその作製方法
JP2002050470A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Toppan Printing Co Ltd エレクトロルミネッセンス素子
JP2002093586A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置およびその作製方法
JP2002237390A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Nec Corp 有機elデバイス
US7465963B2 (en) 2001-02-08 2008-12-16 Samsung Sdi Co., Ltd. Organic EL device
WO2002063929A1 (fr) * 2001-02-08 2002-08-15 Nec Corporation Dispositif électroluminescent organique
JP2004522264A (ja) * 2001-03-02 2004-07-22 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ 二重ドープ層燐光有機発光装置
US7633094B2 (en) 2001-04-19 2009-12-15 Hitachi, Ltd. Electroluminescence display panel, image display, and method for manufacturing them
WO2002087287A1 (fr) * 2001-04-19 2002-10-31 Hitachi,Ltd. Panneau electroluminescent, visualiseur d'image et procede permettant de les produire
JP2003109772A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Victor Co Of Japan Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2004111324A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Fuji Photo Film Co Ltd 発光素子
US7239084B2 (en) 2003-03-25 2007-07-03 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Organic EL device and liquid crystal display
WO2005053050A3 (en) * 2003-11-25 2008-01-31 Eastman Kodak Co Oled display having thermally conductive layer
JP2005235733A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Samsung Sdi Co Ltd 表面が改質された有機膜層を用いる有機電界発光ディスプレーデバイス及びこれの製造方法
JP2006040580A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Ams:Kk 有機el素子の製法
US8569945B2 (en) 2004-12-03 2013-10-29 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emitting device having cathode including a magnesium-calcium layer and method for fabricating the same
KR100721562B1 (ko) * 2004-12-03 2007-05-23 삼성에스디아이 주식회사 마그네슘-칼슘 막인 캐소드를 구비하는 유기전계발광소자및 그의 제조방법
JP2009525579A (ja) * 2006-02-03 2009-07-09 エルジー・ケム・リミテッド 有機発光素子の製造方法およびこれによって製造された有機発光素子
JP4824776B2 (ja) * 2006-02-03 2011-11-30 エルジー・ケム・リミテッド 有機発光素子の製造方法およびこれによって製造された有機発光素子
US8962382B2 (en) 2006-02-03 2015-02-24 Lg Chem, Ltd. Fabrication method for organic light emitting device and organic light emitting device fabricated by the same method
WO2008037654A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-03 Saes Getters S.P.A. Organic light emitting display and process for its manufacturing
JP2010073678A (ja) * 2008-08-22 2010-04-02 Sumitomo Chemical Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2010140980A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Sony Corp 機能性有機物素子及び機能性有機物装置
WO2010082241A1 (ja) * 2009-01-16 2010-07-22 シャープ株式会社 有機el素子およびその製造方法
CN103178083A (zh) * 2011-12-23 2013-06-26 株式会社半导体能源研究所 发光装置以及其制造方法
US9443918B2 (en) 2011-12-23 2016-09-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
US9680115B2 (en) 2011-12-23 2017-06-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and manufacturing method thereof
CN107275338A (zh) * 2011-12-23 2017-10-20 株式会社半导体能源研究所 发光装置以及其制造方法
US10043989B2 (en) 2011-12-23 2018-08-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and manufacturing method thereof
US10541372B2 (en) 2011-12-23 2020-01-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and manufacturing method thereof
JP2016506015A (ja) * 2012-11-14 2016-02-25 エルジー・ケム・リミテッド 透明導電性膜およびこれを含む有機発光素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08124679A (ja) エレクトロ・ルミネッセンス装置
US6366017B1 (en) Organic light emitting diodes with distributed bragg reflector
US7309956B2 (en) Top-emitting OLED device with improved-off axis viewing performance
JP5638176B2 (ja) 有機電子デバイス用の金属化合物−金属多層電極
US7400090B1 (en) Display devices with reflectivity-influencing electrode
TWI363579B (en) Organic light emitting device having improved stabiltiy
US20070222370A1 (en) Flexible Electroluminescent Devices
JP3125777B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及びパネル
US20070222371A1 (en) Top-emitting OLED device with improved stability
JP2001052878A (ja) 透明カソード及びそれを含む有機発光ダイオード
KR20130052637A (ko) 스택형 유기 전자 발광 장치
WO2013168619A1 (ja) 有機el装置及びその製造方法
US7170224B2 (en) Electrode for organic light emitting device and organic light emitting device comprising the same
US20050236973A1 (en) Electroluminescent assembly
KR20100063730A (ko) 유기 전계발광 소자
JP2003109770A (ja) 有機発光ダイオードデバイス及びその製造方法
JP2006502544A (ja) 電気的な制御が可能なエレクトルミネセンス・タイプのデバイスとその接続手段
JP2005513737A (ja) 電子およびオプトエレクトロニクス・デバイス用の電極構造
JP4872805B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JPH10214683A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP3885440B2 (ja) 光電変換素子及びその製造方法
JPH07111192A (ja) 有機薄膜型電界発光素子
TW595260B (en) Structure and manufacturing method of dual display transparent OLED
JPH101664A (ja) 発光素子、ディスプレイおよびバックライト
JP2007149546A (ja) 導電性基板