JPH08124609A - 電気器具への給電線の接続装置 - Google Patents

電気器具への給電線の接続装置

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JPH08124609A
JPH08124609A JP26296494A JP26296494A JPH08124609A JP H08124609 A JPH08124609 A JP H08124609A JP 26296494 A JP26296494 A JP 26296494A JP 26296494 A JP26296494 A JP 26296494A JP H08124609 A JPH08124609 A JP H08124609A
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JP
Japan
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power supply
supply line
electric
wire
cover
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Withdrawn
Application number
JP26296494A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Takagi
光弘 高城
Akitaka Hamaguchi
章孝 濱口
Masaaki Nakamura
正明 中村
Tsunaichi Hasegawa
綱一 長谷川
Yutaka Kato
豊 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給電線のサイズが異なっても電線ホルダーに
給電線を高い係止強度で接続できるようにする。 【構成】 電気器具の電源線9が接続される電源接続部
10と屋内配線された給電線1が接続される給電接続部
11を有する器具端子台12と、複数の芯線5を突出さ
せて給電線1の絶縁被覆2を剥離した先端部を挿着保持
する電線ホルダー3とから成る電気器具への給電線の接
続装置に関する。電線ホルダー3を、各芯線5を挿通さ
せる芯線挿通筒4を外方へ突出して設けたホルダー本体
6と、芯線挿通筒4に芯線5を挿通させた給電線1の先
端部を挟み込むように閉じられる一対のカバー板7とで
形成する。各カバー板7の対向する内面にカバー板7を
閉じた際に給電線1の絶縁被覆2に食い込む係止爪8を
突設する。係止爪8を先端が尖る錐形に形成すると共に
係止爪8の給電線1の挿入方向を向く面を給電線1の長
手方向に対して垂直な垂直面8aに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明器具など屋内に設
置される電気器具に屋内配線された給電線を直接接続す
るために用いられる電気器具への給電線の接続装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】照明器具など屋内に設置される電気器具
に給電するにあたって、電源コンセントに照明器具の電
源線を接続することによっておこなうのではなく、電気
器具に器具端子台を設けておき、器具端子台の電源接続
部に電気器具の電源線を接続すると共に器具端子台の給
電接続部に屋内配線された給電線を接続することによっ
て、電気器具を屋内に施工する際に給電線を電気器具に
直接接続することがおこなわれている。
【0003】そしてこの器具端子台の給電接続部に給電
線を差し込んで接続するにあたって、給電線として3芯
など複数の芯線を有する給電線を用いる場合、複数の芯
線の向く方向を同時に位置決めして給電接続部に差し込
んで接続することは難しいために、図17に示すよう
に、給電線1の絶縁被覆2を剥離した先端部を電線ホル
ダー3で挿着保持すると共に、電線ホルダー3に複数突
出させて設けた芯線挿通筒4に各芯線5を通して突出さ
せることによって、各芯線5の突出方向を電線ホルダー
3で位置決めし、器具端子台の給電接続部への芯線5の
接続を容易におこなうことができるようにしたものが本
出願人によって提案されている。尚、図17の例では、
芯線5が撚り線で形成されている場合は芯線5に剛性が
ないために、芯線5の先端に差し込みピン5aを取り付
けて芯線5の一部を構成させ、この差し込みピン5aを
芯線挿通筒4に通して突出させるようにしてある。
【0004】この電線ホルダー3は、複数本の芯線挿通
筒4を外方へ突出して設けたホルダー本体6と、ホルダ
ー本体6の両側に設けられた一対のカバー板7,7とで
形成されるものであり、芯線挿通筒4に芯線5を挿通さ
せた状態で両カバー板7を閉じて結合させることによっ
て、給電線1の絶縁被覆2を剥離した先端部を挟み込む
ようにしてある。そして各カバー板7の対向する内面に
は円錐形の係止爪8が突設してあり、両カバー板7を閉
じる際にこの係止爪8を絶縁被覆2に食い込ませて係止
させることによって、給電線1に張力負荷が作用しても
張力をこの係止爪8による係止で除去し、給電線1の抜
けを防止するようにしている。
【0005】ここで、給電線1として径が異なるサイズ
のものを用いる場合、例えば3.5mm2 のサイズD1
と5.5mm2 のサイズD2 の2種類の給電線1を用い
る場合、同等の高い係止力で張力除去効果を得るため
に、図17のものでは、突出寸法の異なる2種類の係止
爪8b,8cを給電線1の長手方向に沿って設けるとい
う工夫をしている。すなわち、サイズD1 が小さい給電
線1を用いる場合は、図17(a)に示すように突出寸
法の大きい係止爪8bを絶縁被覆2に食い込ませて係止
させ、サイズD2 が大きい給電線1を用いる場合は、図
17(b)に示すように突出寸法の小さい係止爪8cを
絶縁被覆2に食い込ませて係止させ、係止爪8の食い込
み寸法が同じになるようにして同等の張力除去効果が得
られるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図17のように突出寸
法の異なる2種類の係止爪8b,8cを給電線1の長手
方向に沿って設ける場合、サイズD1 が小さい給電線1
のときは図17(a)のように絶縁被覆2に突出寸法の
大きい係止爪8bを食い込ませるために、絶縁被覆2を
剥がす段むき長さL1 を短くし、またサイズD2 が大き
い給電線1のときは図17(b)のように絶縁被覆2に
突出寸法の小さい係止爪8cのみを食い込ませるため
に、絶縁被覆2を剥がす段むき長さL2 を長くする必要
がある。しかし、このように給電線1のサイズに応じて
段むき長さを変えるにあたって、段むき長さを間違えて
絶縁被覆2を剥がす危険性があり、例えばサイズD1
小さい給電線1の絶縁被覆2を図17(b)のような長
い段むき長さL2 で剥がすと、絶縁被覆2に突出寸法の
大きい係止爪8bを食い込ませることができず、係止強
度が低くなって張力除去が低下するおそれがあるという
問題が生じるものであった。
【0007】また、器具端子台は電気器具の取付板に固
定されるが、取付板に裏面から通したタッピングねじで
取り付ける方式がおこなわれているだけであり、器具端
子台の表側からビスで取り付けることはできず、器具端
子台の取付けの方式が制限されるという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、給電線
のサイズが異なっても電線ホルダーに給電線を高い係止
強度で接続することができる電気器具への給電線の接続
装置を提供することを目的とし、また器具端子台を電気
器具の取付板に2種類の方式で取り付けることができる
電気器具への給電線の接続装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気器具の電
源線9が接続される電源接続部10及び、屋内配線され
た複数の芯線5を有する給電線1が接続される給電接続
部11を有する器具端子台12と、上記複数の芯線5を
突出させて給電線1の絶縁被覆2を剥離した先端部を挿
着保持する電線ホルダー3とから成る電気器具への給電
線の接続装置において、電線ホルダー3を、複数の各芯
線5を挿通させる芯線挿通筒4を外方へ突出して設けた
ホルダー本体6と、ホルダー本体6の両側に設けられ芯
線挿通筒4に芯線5を挿通させた給電線1の先端部を挟
み込むように閉じられる一対のカバー板7とで形成し、
各カバー板7の対向する内面にカバー板7を閉じた際に
給電線1の絶縁被覆2に食い込む係止爪8を突設し、係
止爪8を先端が尖る錐形に形成すると共に係止爪8の給
電線1の挿入方向を向く面を給電線1の長手方向に対し
て垂直な垂直面8aに形成して成ることを特徴とするも
のである。
【0009】上記電線ホルダー3において、電線挿入筒
4を覆ってホルダー本体6に脱着自在に装着される保護
キャップ13を設けることができる。また本発明は、上
記器具端子台12において、器具端子台12のハウジン
グ15に、電気器具の取付板14に器具端子台12を固
定するためのビス16を通すビス通孔17と、電気器具
の取付板14に器具端子台12を固定するためのタッピ
ングねじ18をねじ込むためのタッピング穴19とをそ
れぞれ設けるようにしてある。
【0010】上記器具端子台12において、電源接続部
10の外方を覆ってハウジング15に電源線カバー20
を取着すると共に電源接続部10に接続された電源線9
を通す開口部21を電源線カバー20に設け、電気器具
の取付板14に設けた電源線9が通される開口窓22の
内周に嵌め込まれる覆い片23を電源線カバー20の開
口部21に延設することができる。
【0011】
【作用】電気器具の電源線9が接続される電源接続部1
0及び、屋内配線された複数の芯線5を有する給電線1
が接続される給電接続部11を有する器具端子台12
と、上記複数の芯線5を突出させて給電線1の絶縁被覆
2を剥離した先端部を挿着保持する電線ホルダー3とか
ら成る電気器具への給電線の接続装置において、電線ホ
ルダー3を、複数の各芯線5を挿通させる芯線挿通筒4
を外方へ突出して設けたホルダー本体6と、ホルダー本
体6の両側に設けられ芯線挿通筒4に芯線5を挿通させ
た給電線1の先端部を挟み込むように閉じられる一対の
カバー板7とで形成し、各カバー板7の対向する内面に
カバー板7を閉じた際に給電線1の絶縁被覆2に食い込
む係止爪8を突設し、係止爪8を先端が尖る錐形に形成
すると共に係止爪8の給電線1の挿入方向を向く面を給
電線1の長手方向に対して垂直な垂直面8aに形成して
いるために、給電線1に張力が作用した際に給電線1の
抜けを防止する作用は絶縁被覆2に食い込む係止爪8の
垂直面8aでおこなわれ、高い係止強度を得ることがで
きる。このために、給電線1のサイズが小さく係止爪8
の食い込みが浅くとも電線ホルダー3に給電線1を高い
係止強度で接続することができる。
【0012】上記電線ホルダー3において、電線挿入筒
4を覆ってホルダー本体6に脱着自在に装着される保護
キャップ13を設けることによって、電線ホルダー3の
芯線挿通筒4から突出する芯線5を保護キャップ13で
保護することができる。また、上記器具端子台12にお
いて、器具端子台12のハウジング15に、電気器具の
取付板14に器具端子台12を固定するためのビス16
を通すビス通孔17と、電気器具の取付板14に器具端
子台12を固定するためのタッピングねじ18をねじ込
むためのタッピング穴19とをそれぞれ設けることによ
って、取付板14の裏側からタッピングねじ18で止め
る方式と、取付板14の表側からビス16で止める方式
で器具端子台12の取付けをおこなうことができる。
【0013】上記器具端子台12において、電源接続部
10の外方を覆ってハウジング15に電源線カバー20
を取着すると共に電源接続部10に接続された電源線9
を通す開口部21を電源線カバー20に設け、電気器具
の取付板14に設けた電源線9が通される開口窓22の
内周に嵌め込まれる覆い片23を電源線カバー20の開
口部21に延設することによって、取付板14の開口窓
22の端縁を電源線カバー20の覆い片23で覆うこと
ができ、開口窓22の端縁の角部で電源線9の絶縁被覆
が傷つくことを防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図2
乃至図9は電線ホルダー3の一実施例を示すものであ
り、図2及び図3のようにホルダー本体6の両側に屈曲
自在なヒンジ薄片30を介してカバー板7,7を一体に
設けることによって、透明ポリプロピレン樹脂など電気
絶縁性を有する透明樹脂の成形品で形成してある。ホル
ダー本体6の外面には複数(図の実施例では3つ)の芯
線挿通筒4が突出して設けてあり、図4(b)のように
各芯線挿通筒4の先端面及びホルダー本体6の内面で開
口する芯線挿入孔31が形成してある。ホルダー本体6
の各カバー板7に対向する外面には図2(a)や図3
(b)に示すように係合突部35が突設してある。
【0015】カバー板7は両側縁及び先端縁の内面に側
板片37を設けて側板片37で三方が囲まれるように形
成してある。この一対のカバー板7,7のうち一方のカ
バー板7には、図3(a)や図4(c)に示すようにそ
の先部の両側縁に弾性脚片32を内側へ突出して設ける
と共に各弾性脚片32の先端の内面に係合突片33が突
設してあり、他方のカバー板7の先部の両側の外面に図
2(b)や図3(a)、図4(a)に示すように係合凹
部34が設けてある。また各カバー板7の基部側の端部
の内面に前記係合突部35と対応する位置において係合
穴36が凹設してある。
【0016】さらに各カバー板7の先端縁の箇所の側板
片37には略半円状の半割り開口38が設けてあり、各
カバー板7の内面には係止爪8が突設してある。係止爪
8は図2(a)や図3(b)に示すように電線ホルダー
3に挿着される給電線1の長手方向に沿う複数箇所にお
いて同じ高さで突出するように設けてあり、図の実施例
では3箇所に一対ずつ設けるようにしてある。この係止
爪8は図4(a)(b)にみられるように先端が尖る角
錘形に形成してあるが、図2(a)や図3(b)にみら
れるように給電線1の挿入方向を向く面はカバー板7と
垂直な、つまり給電線1の挿入方向に対して垂直な垂直
面8aとして形成してある。
【0017】上記のように作製される電線ホルダー3に
挿着される給電線1としては例えば3芯のVVFケーブ
ルが用いられるものであり、先端部の絶縁被覆2を段む
きして剥がすことによって、芯線5の先端部が露出させ
るようにしてある。芯線5が撚り線で形成されている場
合は芯線5に剛性がないので、図10に示すように芯線
5の先端に金属製の差し込みピン5aを取り付けて芯線
5の一部を構成させるようにしてある。勿論、芯線5が
銅線など剛性を有するものであれば、差し込みピン5a
を取り付けるような必要はない。
【0018】この給電線1を電線ホルダー3に挿着する
にあたっては、まず給電線1の複数の各芯線5の先端部
(差し込みピン5a)を電線ホルダー3のホルダー本体
6の裏側から芯線挿入孔31に挿通して各芯線挿通筒4
の先端から突出させる。次にこの状態でヒンジ薄片30
を屈曲させて両側の各カバー板7を内側へ回動させ、両
カバー板7を側板片37同士が当接するように閉じる。
給電線1は両カバー板7の後端の半割り開口38から導
出される。そしてこのように両カバー板7を閉じると、
図6に示すように一方のカバー板7の弾性脚片32に設
けた係合突片33が他方のカバー板7の係合凹部34に
弾性的に引っ掛け係合し、さらに各カバー板7の係合穴
36にホルダー本体6の係合突部35が挿入係合し、両
カバー板7を結合させることができる。またこのように
両カバー板7を閉じると、図1(a)に示すように給電
線1の絶縁被覆2に係止爪8が食い込み、給電線1に張
力負荷が作用しても張力をこの係止爪8の食い込みによ
る係止で除去することができ、給電線1が電線ホルダー
3から抜けることを防止することができる。
【0019】ここで、給電線1に図1の矢印方向の張力
が作用した際に給電線1の抜けを防止する作用は、絶縁
被覆2に食い込む係止爪8の垂直面8aでおこなわれる
ことになる。この垂直面8aは給電線1の長手方向(張
力の作用する矢印方向)に対して垂直であるために、食
い込みよる係止強度を高く得ることができるものであ
り、給電線1のサイズ(径)が小さく係止爪8の食い込
みが浅くとも電線ホルダー3に給電線1を高い係止強度
で挿着することができる。従って、給電線1のサイズが
大きい場合も(図1に実線で示す)、サイズが小さい場
合も(図1に鎖線で示す)、絶縁被覆2を剥がす段むき
寸法を同じにして総ての係止爪8を絶縁被覆2に食い込
ませるようにすることによって、係止爪8の食い込みが
深い場合でも浅い場合でも高い係止強度で電線ホルダー
3に給電線1を高い係止強度で挿着することができ、給
電線1のサイズが異なっても絶縁被覆2の段むき長さを
変える必要がなくなるものである。
【0020】図5乃至図8において13は透明ポリプロ
ピレン樹脂など電気絶縁性を有する透明樹脂の成形品で
形成し保護キャップであり、この保護キャップ13は図
5のように一端面が嵌合口41として開口する偏平な直
方体の箱状に形成してある。嵌合口41の内周の断面形
状や寸法は電線ホルダー3のホルダー本体6の外周の断
面形状や寸法と略等しくなるように形成してあり、嵌合
口41の開口端縁の両側には凹欠部42が設けてある。
また保護キャップ13の外面には保持ベルト43が一体
に延設してあり、保持ベルト43の先端に引っ掛け突片
44が突設してある。この引っ掛け突片44をカバー板
7に設けた引っ掛け孔45に差し込んで引っ掛けること
によって、図8のように保持ベルト43を介して保護キ
ャップ13を電線ホルダー3に保持させ、保護キャップ
13が失われないようにしてある。
【0021】そしてこの電線ホルダー3を図7に示すよ
うに芯線挿通筒4を覆うように被せてホルダー本体6の
外周に嵌合口41を嵌めることによって、電線ホルダー
3に保護キャップ13を脱着自在に装着することがで
き、芯線挿通筒4から突出する給電線1の芯線5を保護
することができるものである。従って、給電線1が使用
されないときに芯線5に塵埃や水滴等が付着して、芯線
5の表面の電気導電性が低下することを防ぐことができ
るものであり、また芯線挿通筒4から突出する芯線5が
折れ曲がったりすることを保護キャップ13で防ぐこと
ができるものである。また、嵌合口41に設けた凹欠部
42にヒンジ薄片30が収まることによって、隙間が生
じることなくホルダー本体6の外周に嵌合口41を嵌め
ることができるようにしてある。
【0022】図11は器具端子台12の一例を示すもの
であり、器具端子台12のハウジング15はユリア樹脂
などの樹脂成形品で作製したボディ51とカバー52と
で偏平な直方体形状に形成してある。ハウジング15の
一方の端部は電気器具の電源線9を接続する電源接続部
10として形成してあり、電源線差し込み口10aをハ
ウジング15のこの一方の端面において開口させてあ
る。ハウジング15の他方の端部は給電線1を接続する
給電接続部11として形成してあり、給電線差し込み口
11aをハウジング15のこの他方の端面において開口
させてある。図の実施例では電源接続部10と給電接続
部11はそれぞれ2箇所に設けてある。
【0023】ハウジング15内の各電源接続部10と各
給電接続部11との間はそれぞれ導電部材53を収める
収納部54として形成してある。一対の各収納部54は
隔壁55で仕切られた3つの室54aからなっている。
また導電部材53は3本の端子板56と各端子板56の
端部内に収容された錠ばね57とで速結端子構造に形成
してあり、一対の導電部材53は端子板56間に導電板
58を架設して連結してある。そして各導電部材53は
各収納部54の室54aに端子板56を嵌め込むことに
よって、ハウジング15内に取り付けるようにしてあ
る。
【0024】ハウジング15内に取り付けた各導電部材
53の鎖錠ばね57に対応する箇所においてカバー52
には開口部60,61が設けてあり、各開口部60,6
1に解除釦62,63が装着してある。そしてボディ5
1にカバー52を重ねてカシメ鋲66を打つことによっ
て、ボディ51とカバー52を一体に結合させて図12
や図13のようなハウジング15を作製することができ
るものである。
【0025】またこのハウジング15において、ボディ
51からカバー52を貫通して上下の両面で開口するビ
ス通孔17が図12(a)(b)(c)に示すように穿
設してあり、またボディ51にその下面に開口するタッ
ピング穴19が図12(a)(b)(c)に示すように
凹設してある。図12において64はアース端子、65
は位置決め用突部である。
【0026】上記のように作製される器具端子台12は
照明器具などの屋内設置の電気器具に設けた取付板14
に固定することによって、電気器具に取り付けるように
してある。取付板14に器具端子台12を固定するにあ
たっては、図14に示すように、取付板14にその裏面
側からタッピングねじ18を通しておこなう場合には、
このタッピングねじ18をタッピング穴19にねじ込む
ことによっておこなうことができ、また表面側からビス
16を通しておこなう場合には、このビス16をビス通
孔17に通して取付板14のねじ孔(図示省略)にねじ
込んだり、ナット(図示省略)と螺合させたりしておこ
なうことができる。このように、器具端子台12の取付
板14への固定は、タッピングねじ18を用いて取付板
14の裏面側からおこなう方式と、ビス16を用いて取
付板14の表側からおこなう方式との二つの方式でおこ
なうことができるものである。
【0027】そして上記の器具端子台12に給電線1を
接続して電気器具に給電をおこなうにあたっては、先
ず、器具端子台12の電源接続部10に電気器具の電源
線9を接続する。電源接続部10への電源線9の接続
は、図1に示すように、電源線差し込み孔10aに電源
線9を挿入し、端子板56の上片68と鎖錠ばね57と
の間に電源線9を差し込むことによっておこなうことが
できる。鎖錠ばね57は全体が略C字状でその一端をU
字状に曲成して押圧片57aとすると共に他端を係止片
57bとしてあり、端子板56の上片68と鎖錠ばね5
7との間に電源線9が差し込まれると、上片68に押圧
片57aで電源線9を弾性的に接触させて導電部材53
に電源線9を接続できるようになっており、電源線9を
引き抜く方向に力を加えると係止片57bの先端が電源
線9に食い込み、電源線9が抜けないようになってい
る。電源線9を抜くときには、解除釦62を押して係止
片57bの先端を押し下げて、電源線6への係止片57
bの係止を解除させることによっておこなうことができ
る。
【0028】次に、器具端子台12の給電接続部11に
屋内配線された給電線1を接続する。給電接続部11へ
の給電線1の接続は、図1に示すように、電線ホルダー
3の芯線挿通筒4及びその先端から突出する芯線5を給
電接続部11の給電線差し込み孔11aに挿入し、端子
板56の上片68と鎖錠ばね57との間に給電線1を差
し込むことによって、上記電源線9の場合と同様にして
導電部材53に接続させるようにしておこなうことがで
きる。また上記電源線9の場合と同様に給電線1の抜け
は鎖錠ばね57の係止片57bによって防止されるよう
になっているが、給電線1を抜くときには、解除釦63
を押して係止片57bの先端を押し下げて、給電線1へ
の係止片57bの係止を解除させることによっておこな
うことができる。尚、上記のように器具端子台12の給
電接続部11に電線ホルダー3を差し込んで接続するに
あたって、給電接続部11の給電線差し込み孔11aに
設けたガイド溝74に電線ホルダー3の中央の電線挿通
筒4に設けたガイド凸部75がガイドされて差し込まれ
ることによって、上下逆の向きで差し込まれないように
してある。
【0029】このように器具端子台12の給電接続部1
1に給電線1を接続するにあたって、給電線1の複数の
芯線5はそれぞれ芯線挿通筒4を通すことによって突出
する方向が位置決めされているために、給電接続部11
の各給電線差し込み孔11aに対して各芯線5を同時に
差し込むことができ、給電接続部11への給電線1の接
続作業が容易になるものである。またこの接続作業は絶
縁体である電線ホルダー3を掴んでおこなうことができ
るために、作業を安全におこなうことができるものであ
る。
【0030】図15は電源線カバー20を示すものであ
り、2面が取付口69と開口部21として開口した偏平
な立方体形状にポリプロピレン等の樹脂成形品で作製し
てある。電源線カバー20の取付口69の両側部には先
端の内面に係合片70を設けた弾性係合脚71が設けて
ある。また電源線カバー20の開口部21の先端縁には
その内側縁に沿って覆い片23が突設してある。
【0031】器具端子台12の電源接続部10の外面は
図13に示すように凹段部72として形成してあり、電
源線カバー20の取付口69をこの凹段部72の外面に
嵌め込むと共に凹段部72において電源接続部10の両
側面に設けた係合凹部73に弾性係合脚71の係合片7
0を弾性的に係合させることによって、図1に示すよう
に電源接続部10の外方を覆って器具端子台12のハウ
ジング15に電源線カバー20を取り付けるようにして
ある。このように電源線カバー20を取り付けることに
よって、電源接続部10に接続した電源線9を保護する
ことができるものである。
【0032】そして図16に示すように器具端子台12
の電源接続部10に接続した電源線9は取付板14に切
り欠いて設けた開口窓22を通して電気器具に導入され
ているが、器具端子台12に電源線カバー20を取り付
けることによって、電源線カバー20の開口部21に設
けた覆い片23がこの開口窓22の内周縁に差し込まれ
るようになっている。一般に金属板で形成される取付板
14の開口窓22に通した電源線9が開口窓22の角部
に接触すると、その絶縁被覆が傷ついて絶縁性に問題が
生じるおそれがあるが、このように開口窓22の内周を
電源線カバー20の覆い片23で覆うことによって電源
線9が開口窓22に接触することを防止して、その絶縁
被覆が傷つくことを未然に防ぐことができるものであ
る。
【0033】
【発明の効果】上記のように本発明は、電気器具の電源
線が接続される電源接続部及び、屋内配線された複数の
芯線を有する給電線が接続される給電接続部を有する器
具端子台と、上記複数の芯線を突出させて給電線の絶縁
被覆を剥離した先端部を挿着保持する電線ホルダーとか
ら成る電気器具への給電線の接続装置において、電線ホ
ルダーを、複数の各芯線を挿通させる芯線挿通筒を突出
して設けたホルダー本体と、ホルダー本体の両側に設け
られ芯線挿通筒に芯線を挿通させた給電線の先端部を挟
み込むように閉じられる一対のカバー板とで形成し、各
カバー板の対向する内面にカバー板を閉じた際に給電線
の絶縁被覆に食い込む係止爪を突設し、係止爪を先端が
尖る錐形に形成すると共に係止爪の給電線の挿入方向を
向く面を給電線の長手方向に対して垂直な垂直面に形成
するようにしたので、給電線に張力が作用した際に給電
線の抜けを防止する作用は絶縁被覆に食い込む係止爪の
垂直面でおこなわれ、高い係止強度を得ることができる
ものであり、給電線のサイズが異なって係止爪の食い込
みが深い場合でも浅い場合でも高い係止強度で電線ホル
ダーに給電線を高い係止強度で挿着することができ、給
電線のサイズが異なっても絶縁被覆の段むき長さを変え
る必要がなくなるものである。
【0034】本発明は上記電線ホルダーにおいて、電線
挿入筒を覆ってホルダー本体に脱着自在に装着される保
護キャップを設けたので、電線ホルダーの芯線挿通筒か
ら突出する芯線を保護キャップで保護することができ、
芯線の表面の電気導電性が低下したり芯線が折れ曲がっ
たりすることを防ぐことができるものである。また本発
明は上記器具端子台において、器具端子台のハウジング
に、電気器具の取付板に器具端子台を固定するためのビ
スを通すビス通孔と、電気器具の取付板に器具端子台を
固定するためのタッピングねじをねじ込むためのタッピ
ング穴とをそれぞれ設けたので、取付板にタッピングね
じで止める方式と、取付板にビスで止める方式で器具端
子台の取付けをおこなうことができるものであり、2方
式で器具端子台を取り付けることができるものである。
【0035】さらに上記器具端子台において、電源接続
部の外方を覆ってハウジングに電源線カバーを取着する
と共に電源接続部に接続された電源線を通す開口部を電
源線カバーに設け、電気器具の取付板に設けた電源線が
通される開口窓の内周に嵌め込まれる覆い片を電源線カ
バーの開口部に延設するようにしたので、取付板の開口
窓の端縁を電源線カバーの覆い片で覆うことができるも
のであり、開口窓の端縁の角部で電源線の絶縁被覆が傷
つくことを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
正面断面図、(b)は平面断面図である。
【図2】同上の電線ホルダーの一例を示すものであり、
(a)は開いた状態の正面図、(b)は開いた状態の側
面図である。
【図3】同上の電線ホルダーの一例を示すものであり、
(a)は図2(a)のイ−イ線断面図、(b)は開いた
状態の背面図である。
【図4】同上の電線ホルダーの一例を示すものであり、
(a)は図2(a)のロ−ロ線断面図、(b)は図2の
中央横断面図、(c)は図2のハ−ハ線断面図である。
【図5】同上の電線ホルダーと保護キャップの一例の斜
視図である。
【図6】同上の電線ホルダーの一例の閉じた状態の斜視
図である。
【図7】同上の電線ホルダーの一例を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図であ
る。
【図8】同上の電線ホルダーと保護キャップの一例の正
面図である。
【図9】同上の電線ホルダーの一例を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図10】同上に用いる給電線の一例を示す斜視図であ
る。
【図11】同上の器具端子台の一例の分解斜視図であ
る。
【図12】同上の器具端子台の一例を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、
(d)は側面図である。
【図13】同上の器具端子台と電源線カバーの一例の斜
視図である。
【図14】同上の取付板への器具端子台の取付けを示す
正面図である。
【図15】同上の電源線カバーの一例を示すものであ
り、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は底面
図、(d)は側面図、(e)は断面図である。
【図16】同上の取付板への器具端子台の取付け状態を
示す断面図である。
【図17】従来例を示すものであり、(a),(b)は
断面図である。
【符号の説明】
1 給電線 2 絶縁被覆 3 電線ホルダー 4 芯線挿通筒 5 芯線 6 ホルダー本体 7 カバー板 8 係止爪 9 電源線 10 電源接続部 11 給電接続部 12 器具端子台 13 保護キャップ 14 取付板 15 保護キャップ 16 ビス 17 ビス通孔 18 タッピングねじ 19 タッピング穴 20 電源線カバー 21 開口部 22 開口窓 23 覆い片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 綱一 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 (72)発明者 加藤 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気器具の電源線が接続される電源接続
    部及び、屋内配線された複数の芯線を有する給電線が接
    続される給電接続部を有する器具端子台と、上記複数の
    芯線を突出させて給電線の絶縁被覆を剥離した先端部を
    挿着保持する電線ホルダーとから成る電気器具への給電
    線の接続装置において、電線ホルダーを、複数の各芯線
    を挿通させる芯線挿通筒を突出して設けたホルダー本体
    と、ホルダー本体の両側に設けられ芯線挿通筒に芯線を
    挿通させた給電線の先端部を挟み込むように閉じられる
    一対のカバー板とで形成し、各カバー板の対向する内面
    にカバー板を閉じた際に給電線の絶縁被覆に食い込む係
    止爪を突設し、係止爪を先端が尖る錐形に形成すると共
    に係止爪の給電線の挿入方向を向く面を給電線の長手方
    向に対して垂直な垂直面に形成して成ることを特徴とす
    る電気器具への給電線の接続装置。
  2. 【請求項2】 上記電線ホルダーにおいて、電線挿入筒
    を覆ってホルダー本体に脱着自在に装着される保護キャ
    ップを設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の電
    気器具への給電線の接続装置。
  3. 【請求項3】 上記器具端子台において、器具端子台の
    ハウジングに、電気器具の取付板に器具端子台を固定す
    るためのビスを通すビス通孔と、電気器具の取付板に器
    具端子台を固定するためのタッピングねじをねじ込むた
    めのタッピング穴とをそれぞれ設けて成ることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の電気器具への給電線の接続
    装置。
  4. 【請求項4】 上記器具端子台において、電源接続部の
    外方を覆ってハウジングに電源線カバーを取着すると共
    に電源接続部に接続された電源線を通す開口部を電源線
    カバーに設け、電気器具の取付板に設けた電源線が通さ
    れる開口窓の内周に嵌め込まれる覆い片を電源線カバー
    の開口部に延設して成ることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の電気器具への給電線の接続装置。
JP26296494A 1994-10-26 1994-10-26 電気器具への給電線の接続装置 Withdrawn JPH08124609A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8152540B2 (en) 2007-10-16 2012-04-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Connector terminal protection cap and harness assembly
CN104752845A (zh) * 2013-12-26 2015-07-01 瑞统科技股份有限公司 电连接器
WO2020213703A1 (ja) * 2019-04-17 2020-10-22 住友電装株式会社 コネクタ付通信ケーブル、及びコネクタアセンブリ

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