JPH03133072A - 端子接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、主として各種スイッチ、表示灯、タイマー等
における外部端子に、接続電線を接続用コネクタ金具に
より着脱自在に且つワンタンチ操作で接続するための端
子接続装置に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、斯かるスイッチ等の外部端子に接続電線を半田付
けすることなく挿入操作によりワンタッチで接続でき、
且つワンタッチで取り外せる端子接続装置として、分解
斜視図を示した第７図並びに縦断面図を示した第８図の
ようなポジティブ・ロック・コネクタと称せられる雌形
コネクタがある。

このコネクタば、導電性コネクタ金具１と絶縁性ケース
体２とから構成されている。コネクタ金具１は、１枚の
導電板を加工して形成され、接続電線３の絶縁被覆の押
え部４、接続電線３の芯線の圧着部５、両側からそれぞ
れ中央部に湾曲された形状の一対のコンタクト部６、こ
の両コンタクト部６の中央部分を切り起こして形設され
たレバ一部７および該レバ一部７の近傍部位に５設され
た係止突部８を備えている。２ 一方、ケース体２は、合成樹脂により矩形筒状となった
本体部９の一辺から引張片１０が延設された形状に一体
形成されている。コネクタ金具１が、ケース体２に対し
第７図の１点鎖線矢印方向に挿入されることにより抜脱
することな（内装され、コネクタが構成されている。

そして、このコネクタを外部端子１１に対し第７図の実
線矢印で示すように外嵌させると、第８図に示すように
、外部端子１１にコンタクト部６が圧接し、外部端子１
１にコネクタ金具１を介し接続電線３が電気的接続され
るとともに、係止突部８が外部端子１１の円孔１２に係
入することによって、電線３は、第８図のＡ矢印方向へ
の引張力に対・し抜脱することなく保持される。また、
メンテナンス等に際して電線３を取り外す場合には、引
張片１０を第８図のＡ矢印方向に引っ張ると、ケース体
２が、コネクタ金具１に対し該金具がストッパー面１４
．１５に当接するまで第８図のＡ矢印方向に移動し、ケ
ース体２の押圧傾斜面１３がレバ一部７の先端に摺接し
て該レバ一部７を第８図のＢ矢印方向に押し下げるため
、係止突部８が円孔１２から抜脱してコネクタ金具１と
外部端子１１との係合が解除され、コネクタ、従って接
続電線３が外部端子１１から取り外される。

〈発明が解決しようとする課題〉 然し乍ら、前記コネクタは、コネクタ金具１とケース体
２との二部材から構成されて電線接続具としては比較的
高価であり′、このコネクタを、押釦スイッチ等の例え
ば６個の外部端子１１への接続電線３の接続に対し個々
に使用すると、相当のコスト高となる問題がある。

また、機器等の外部端子１１の全てに接続電線３を接続
しないことが多々あり、このような場合には、未使用の
外部端子１１が露呈されたままになって非常に危険であ
るため、これら外部端子を被覆する保護カバーを必要と
する。

そこで、第９図に示すような全ての外部端子１１を同時
に被覆できる形状の保護カバー１６が用いられることが
ある。ところが、この保護力４＜−１６を用いる場合に
は、先ず接続すべき全ての接続電線３を保護カバー１６
に一旦挿通させ、この各接続電線３をそれぞれ半田付は
等により外部端子１１に接続した後に、保護カバー１６
を一点鎖線で示すように押釦スイッチ等の機器１７に被
着し、且つ熱圧着手段等により固定する手順で行なわれ
る。

従って、接続作業が非常に煩雑となって多くの時間を要
し、また、メンテナンス時には前述の接続時の逆の手順
で所要の接続電線３を取り外さなければならない。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、多数の接続電線の接続に際してもさほどコス
ト高とならず、且つ容易に取り付けおよび取り外しでき
、然も、別部材を要することなく未使用の端子を露呈し
ないよう保護できるような端子接続装置を提供すること
を技術的課題とするものである。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上記課題を達成するための技術的手段として
、端子接続装置を以下のように構成した。

即ち、機器から突出された複数個の外部端子に対し個々
に着脱自在に挿着する複数個の導電性コネクタ金具と、
前記機器の外面に摺動自在に外嵌する筒状の外形となっ
た単一の絶縁性端子カバーとから構成され、前記コネク
タ金具に１．接続電線に電気的接続状態に固着する取付
部と、挿入される外部端子に圧接するコンタクト部と、
中間部に外部端子の孔に係入する係止突部が形成され且
つ自由端部が側方に突出された弾性片とを一体形成し、
前記端子カバーの内部に、仕切壁を形成して前記外部端
子とコネクタ金具とを対に個別に収納する複数個の収納
孔を配設し、且つ各収納孔のそれぞれの一内面に、前記
機器側への移動時にのみ前記自由端部に摺接して前記弾
性片を前記係止突部が前記孔から抜脱するよう変形させ
る押圧傾斜面を形成したことを特徴として構成されてい
る。

また、前記端子カバーの機器取付側の内面に、該機器の
外面の凹部に挿抜自在に係入する係合突起を形成するこ
ともできる。

〈作用〉 接続電線を端子に接続するに際し、先ず、接続すべき各
電線のそれぞれの先端部に、コネクタ金具をその取付部
を固着してそれぞれ取り付ける。

そして、端子カバーを、機器の所定個所に外嵌し、端子
カバーに係合突起を設けた場合にはこの係合突起を機器
の凹部に係合させて機器に対し位置決めし且つ抜は止め
する。このとき、各収納孔にそれぞれ端子が遊挿される
。

続いて、接続電線を接続すべき各端子が収納されている
各収納孔に、接続電線に取り付いたコネクタ金具を挿入
し、且つコネクタ金具に端子を挿入させていくと、係止
突部が端子の孔に対向した時点で、僅かに撓まっていた
弾性片の復元力により係止突部が孔に係入し、コネクタ
金具が抜脱すること・なく端子に取り付き、接続電線が
コネクタ金具を介し端子に電気的接続される。

従って、端子カバーを予め機器に外嵌した状態において
各接続電線を外部端子にコネクタ金具を介して接続でき
るので、接続作業を容易に且つ迅速に行うことができる
。また、コネクタ金具が挿着された外部端子を含む全て
の外部端子を単一の端子カバー内に収納できるので、未
使用の端子を被覆する保護カバー等が不要となる。

更に、メンテナンス等において接続電線を外部端子から
取り外す場合には、端子カバーを機器側に摺動させると
、各収納孔の押圧傾斜面３４が、側方に突出している弾
性片の自由端部に摺接してこれを押圧するので、弾性片
が撓んで係止突部が端子の孔から抜脱し、全てのコネク
タ金具の各端子との係合が同時に解除され、所要の接続
電線をそのまま引っ張ることにより端子から取り外せる
。

〈実施例〉 以下、本発明の好ましい一実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。

第１図乃至第６図は本、発明の一実施例を示し、第１図
および第２図はそれぞれ接続ロック状態および接続解除
状態の切断正面図、第３図は接続ロック状態の切断左側
面図、第４図は第１図の一部の拡大図、第５図はコネク
タ金具の斜視図、第６図は端子カバーの斜視図である。

これらの図において、第７図乃至第９図と同一のもには
同一の符号を付しである。

本発明の端子接続装置は、個々の接続電ｖＡ３に取り付
けられる複数個のコネクタ金具２０と、機器１７の全て
の端子１１を同時に被覆し且つ全てのコネクタ金具２０
の端子１１に対するロック解除を同時に行う端子カバー
３０とから構成されている。

コネクタ金具２０は、第５図に示すように、従来のコネ
クタ金具１と同様に１枚の導電板を加工して形成され、
接続電線３の絶縁被覆の押え部２１および接続電ｖＡ３
の芯線の圧着部２２は従来のコネクタ金具１とほぼ同様
の形状になっている。そして、コンタクト部２３は一側
から中央部にコ字状に湾曲された形状になっており、他
側は、一端近傍部分のみ中央部にコ字状に湾曲されてコ
ンタクト部２４が形設されているとともに、このコンタ
クト部２４の先端から中間部分に至る弾性片２５が延設
され、この弾性片２５の自由端部が直交方向に延びて作
動片２６が形成され、且つ弾性片２５の内方側中間部に
鉤状の係止突部２７が突設されている。また、作動片２
６は中央部に穿設された挿通孔２８を挿通して先端部が
外面側に導出されている。

一方、端子カバー３０は、合成樹脂により一体形成され
ており、第６図に示すように、接続電線３を接続すべき
機器１７の端子１１の導出部分の外面に外嵌できる筒形
状の外形を有し、この外嵌する側の対向壁の端部にそれ
ぞれ切欠き３１が形成されて機器１７に容易に摺動でき
る弾性をもたせている。これの筒心方向の反対側内部に
は格子状の仕切壁３２が形成されて機器１７の各端子１
１が個別に遊挿する収納孔３３が形設され、且つ各収納
孔３３のそれぞれの所定の一面に、第４図に明示するよ
うに押圧傾斜面３４が一体形成されている。また、対向
壁の端部近傍の内面には、第３図および第４図に示すよ
うに、機器１７の凹部４０に係入する係合突起３５が設
けられ、−外側面に操作用の摘み片３６が外方に突設さ
れている。尚、保合突起３５は、第６図に示す２個とこ
れに対向して設けられた２個との計４個が形成されてお
り、これに対応して機器１７の外面に凹部４０が形成さ
れ、この係合突起３５が凹部４０に係合して端子カバー
３０が機器１７に脱落することなく取り付いている。ま
た、第３図に示すように、摘み片３６の内面に係止突起
３７が形成されていて、この係止突起３７が機器１７の
後面に当接して端子カバー３０が前方に妄動して第２図
の状態になるのを阻止している。

次に前記実施例の作用について説明する。接続電線３を
端子１１に接続するに際し、先ず、接続すべき各電線３
のそれぞれの先端部に、その絶縁被覆を押え部２１に且
つ芯線を圧着部２２にそれぞれ固着させて個々にコネク
タ金具２０を取り付ける。そして、端子カバー３０を、
機器１７の所定個所に外嵌し且つ第３図に示すように各
係合突起３５を機器１７の外面の凹部４０に係合させる
とともに係止突起３７を機器１７の後面に当接させるこ
とにより、機器１７に対し位置決めする。

このとき、各収納孔３３にそれぞれ端子１１が遊挿され
る。

続いて、接続電線３を接続すべき各端子１１が収納され
ている各収納孔３３に、接続電線３に取り付いたコネク
タ金具２０を挿入し、且つコネクタ金具２０に端子１１
を挿入させていくと、係止突部２７が端子１１の円孔１
２に対向した時点で、僅かに撓められていた弾性片２５
の復元力により係止突部２７が第１図に示すように円孔
１２に係入し、コネクタ金具２０が抜脱することなく端
子１１に取り付き、接続電線３がコネクタ金具２０を介
し端子１１に電気的接続される。

このように、端子カバー３０を予め機器１７に外嵌した
状態において、第７図並びに第８図に示したコネクタと
同様の挿着手段により各接Ｖｔｔ線３を端子１１に接続
できるので、接続作業を容易に且つ迅速に行うことがで
きる。然も、第１図および第３図から明らかなように、
端子１１に取り付いたコネクタ金具２０だけでなく、未
使用の端子１１も単一の端子カバー３０内に収納され、
別部材を用いることなく安全構造となる。

また、メンテナンス等において接続電線３を端子１１か
ら取り外す場合には、摘み片３６にドライバー等の工具
を挿し込んで外方に引っ張って係止突起３７を機器１７
の後面から側面に引き出し、その後に機器１７側に加圧
すると、各係合突起３５が凹部４０から離脱して、端子
カバー３０が、第２図に示すように仕切壁３２が機器１
７の後面に当接するまで機器１７側に摺動する。この端
子カバー３０の摺動時に、各収納孔３３の押圧傾斜面３
４が、挿通孔２８から突出している作動片２６に摺接し
て該作動片２６を押圧するので、弾性片２５が撓められ
て係止突部２７が端子１１の円孔１２から抜脱し、全て
のコネクタ金具２０の各端子１１への係合が同時に解除
され、所要の接続電線３をそのまま引っ張ることにより
端子１１から取り外せる。

尚、本発明は前記説明並びに図面の内容にのみ限定され
るものではな（、請求の範囲を逸脱しない限り種々の変
形例を包含し得る。例えば、前記実施例では角形の押釦
スイッチにおける端子への電線の接続について説明した
が、複数の端子を備えた機器に電線を接続する殆んどの
場合に適用でき、丸形の表示灯に適用する場合には、表
示灯の外面に、凹部から連続してガイド溝を設け、この
ガイド溝に端子カバーの保合突起を摺動させて端子カバ
ーと機器との相互の回り止め構造とすればよい。

〈発明の効果〉 以上のように本発明の端子接続装置によれば、機器の複
数の端子にそれぞれ接続電線を接続するに際して、接続
すべき電線と同数のコネクタ金具と、これら各コネクタ
金具のケース体となる単一の端子カバーのみでよく、従
来のコネクタ金具に個々にケース体を組み合わせるコネ
クタに比し安価となり、然も、端子カバーにより未使用
の端子をも露呈することなく隠蔽できるので、保護部材
を別途必要としなく、相当のコストダウンを達成するこ
とができる。

また、取り扱い上において、端子カバーを予め機器に取
り付けた状態でコネクタ金具を端子に挿着でき、更に、
端子カバーの機器側への移動により全てのコネクタ金具
と端子との係合を同時に解除できるので、電線の接続作
業やメンテナンスを容易に且つ迅速に行うことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の接続ロック状態の切断正面
図、 第２図は第１図の接続ロックを解除した状態の切断正面
図、 第３図は第１図の切断左側面図、 第４図は第１図の一部の拡大図、 第５図は上記一実施例のコネクタ金具の斜視図、第６図
は同上の端子カバーの斜視図、 第７図は従来の端子接続装置を構成するコネク・夕の分
解斜視付図、 第８図は第７図の組立状態の縦分解図、第９図は従来の
他の端子接続装置の分解平面図である。 ３・・・接続電線 １・・・外部端子 ２・・・・円孔（外部端子の孔） ０−・・・コネクタ金具 ２・・・−・芯線圧着部（取付部） ４・・−・コンタクト部 ５−弾性片 ６−・−作動片（弾性片の自由端部） ７−・係止突部 〇一端子カバー ２−仕切壁 ３−収納孔 ４・・−押圧傾斜面 ５・・・係合突起 ７−係止突起 〇−凹部 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機器から突出された複数個の外部端子に対し個々
   に着脱自在に挿着する複数個の導電性コネクタ金具と、
   前記機器の外面に摺動自在に外嵌する筒状の外形となっ
   た単一の絶縁性端子カバーとから構成され、前記コネク
   タ金具に、接続電線に電気的接続状態に固着する取付部
   と、挿入される外部端子に圧接するコンタクト部と、中
   間部に外部端子の孔に係入する係止突部が形成され且つ
   自由端部が側方に突出された弾性片とを一体形成し、前
   記端子カバーの内部に、仕切壁を形成して前記外部端子
   とコネクタ金具とを対に個別に収納する複数個の収納孔
   を配設し、且つ各収納孔のそれぞれの一内面に、前記機
   器側への移動時にのみ前記自由端部に摺接して前記弾性
   片を前記係止突部が前記孔から抜脱するよう変形させる
   押圧傾斜面を形成したことを特徴とする端子接続装置。
2. （２）前記端子カバーの機器取付側の内面に、該機器の
   外面の凹部に挿抜自在に係入する係合突起を形成すると
   ともに、前記端子カバーの内面に、機器の端面に当接す
   る係止突起を形成したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の端子接続装置。